JP2537767Y2 - 運搬車におけるクレーン装置の取付構造 - Google Patents

運搬車におけるクレーン装置の取付構造

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JP2537767Y2
JP2537767Y2 JP5364191U JP5364191U JP2537767Y2 JP 2537767 Y2 JP2537767 Y2 JP 2537767Y2 JP 5364191 U JP5364191 U JP 5364191U JP 5364191 U JP5364191 U JP 5364191U JP 2537767 Y2 JP2537767 Y2 JP 2537767Y2
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JP
Japan
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frame
crane device
stopper
mounting bracket
crane
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JP5364191U
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正典 赤木
宏文 相沢
孝信 嶋田
Original Assignee
セイレイ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、運搬車におけるクレー
ン装置の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】運搬車には、ダンプ荷台だけを有するダ
ンプ仕様と、ダンプ荷台と共にクレーン装置を有するク
レーン仕様とがあるが、いずれも共用のフレームを使用
している。即ち、クレーン仕様の場合は、ダンプ荷台を
後方へずらせ、空いたスペースにクレーン装置を設置す
るやり方をしている。
【0003】図6はこの場合のクレーン装置の取付けを
示す要部断面図であるが、左右二本設けられているメイ
ンフレーム10の上にクレーン装置12のベース14を
載せ(底面にフレーム10と同じ幅のレール16が溶接
されており、このレール16の部分をフレーム10上に
位置を合わせて重ねる)、フレーム10の下に板18を
当てがって左右二本のボルト20で締めていた。そし
て、この構成を四個所設け、都合八本のボルト20を用
いて固定していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このようなやり方をす
ると、クレーン装置の設置に非常に手間がかかる上、ク
レーン装置に力が加えられたときに前後左右にずれる恐
れもある。従って、この位置ずれを防止するずれ止め構
造を別途取らなければならなかった。本考案は、このよ
うな課題を解決するものであって、簡単な操作で設置で
き、しかも、ずれ止め防止機能を有するクレーン装置の
取付構造を具現したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題の下、本
考案は、クレーン装置を着脱可能に取り付ける運搬車に
おいて、前記クレーン装置が載置される個所の左右二本
のフレームの各々の内側に、このフレームの上方に僅か
突出して前記クレーン装置が左右方向にずれるのを規制
するずれ止め部を有する取付金具を固着してなる運搬車
におけるクレーン装置の取付構造を提供する。
【0006】
【作用】以上の手段をとることにより、取付金具はクレ
ーン装置の少なくとも左右方向のずれ止め機能を有する
ことになる。このことに相まって取付金具一個に対して
は一本のボルトを使用すれば十分である。なお、取付金
具はフレーム上に突出するずれ止め部を有するが、この
ずれ止め部はフレームの内側であり、且つ、その突出量
は僅かであるから、ダンプ仕様のときの荷台の設置には
邪魔にならない。
【0007】
【実施例】図5は運搬車の側面図であるが、この運搬車
は前部に操縦部21を配したフレーム10をクローラ走
行装置22で支持したものである。フレーム10の後部
上方にはフレーム10に設けられる支点軸24回りを回
動する荷台26を設置し、フレーム10との間で介設し
た油圧シリンダ28を伸縮させることで荷台26を昇降
させる。尚、図5の運搬車はクレーン仕様であるが、こ
の場合は、フレーム10の後部に延長フレーム30を継
ぎ足し、支点軸24をこの延長フレーム30に設定す
る。従って、荷台26はその分だけ後方にずらされ、操
縦部22との間にスペースができるから、このスペース
にクレーン装置32を設置する。
【0008】図1はクレーン装置32を設置した場合の
背面断面図、図2は側面図であるが、先ず、クレーン装
置32が設置されるフレーム10の個所に、四個の取付
金具34を予め溶接等によって固着しておく。この取付
金具34はフレーム10の下面から内側面に沿うL字形
をしており、内部にボルト20を挿通して係止できる空
間を有するとともに、上端にフレーム10の上面よりや
や上方に突出するずれ止め部36が形成されたものであ
る。
【0009】このような取付金具34が取り付けられた
フレーム10の個所にクレーン装置32のベース14を
載置し(ベース14の底面にはフレーム10と同じ幅の
レール16が前後方向に向けて取り付けられているか
ら、実際は、このレール16をフレーム10の上に載せ
る)、ボルト20を取付金具34とベース14に設けら
れたボルト挿通部38とに通して固定する。このとき、
取付金具34に形成されたずれ止め部36はベース14
の左右方向のずれを防止する。
【0010】クレーン装置32の位置ずれ防止として
は、以上の構成でほぼ十分であるが(前後方向の位置ず
れはフレーム10と共に取付金具34のずれ止め部36
が摩擦力として働くから)、より絶対的なものを期すな
ら、ベース14の前後方向のずれを規制するずれ止め金
具40をフレーム10の該当する個所に設けておけばよ
い。勿論、このずれ止め金具40はダンプ仕様のときの
荷台26の存在に支障のないように厚みの薄いものでな
ければならない(それで十分目的を果たす)。
【0011】図3は荷台26の要部横断面図であるが、
荷台26のアオリ42を倒したときにクローラ走行装置
22のクローラ44に緩衝しないようにゴム等の緩衝材
46が設けられるが、ここでは、この緩衝材46を荷台
26の底フレーム47かフレーム10に直接取り付けて
なるべく上方に位置するようにする。こうすることで、
クローラ44等に付着する泥、石等の飛散量を少なく
し、この部分の腐食や磨耗が防がれるからである。
【0012】図4はクローラ走行装置22の遊動輪48
の構成を示す要部側面図であるが、遊動輪48はトラッ
クフレーム49に設けられるピン50の回りに揺動可能
なプレート52に二個を単位として取り付けられてい
る。このうち、両端のプレート52はこの部分からクロ
ーラ44が傾斜する関係上揺動角度が大きい。従って、
これを規制するストッパー54が端側に設けられるのが
通常であるが、ここでは、端側の遊動輪48のピン52
からの距離を中央側のそれよりも遠くに位置させ、且
つ、ストッパー54もできるだけ遠くに設定する。こう
することにより、ストッパー54にかかる力が小さくな
り、変形や損傷が少なくなる。
【0013】
【考案の効果】以上、本考案は前記したものであるか
ら、次のような効果が期待できる。 a)一つの取付金具に対しては一本のボルトを用いれば
よいから、クレーン装置の着脱操作が容易、且つ、迅速
である。 b)取付金具にはずれ止め部が形成されているから、位
置ずれ防止機構を別に施す必要がない。 c)ずれ止め金具も固着しておけば、前後左右とも位置
ずれが起こらない。 d)取付金具のずれ止め部はフレームの内側で上方に突
出しており、又、ずれ止め金具の厚みは薄いものである
から、この上に荷台を載せたときにも差し支えない。即
ち、取付金具やずれ止め金具を常設したままで、ダンプ
仕様、クレーン仕様に変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クレーン装置を設置した状態を示す要部の一部
断面背面図である。
【図2】クレーン装置を設置した状態を示す要部の一部
断面側面図である。
【図3】荷台の要部横断面図である。
【図4】クローラ走行装置の要部側面図である。
【図5】運搬車の側面図である。
【図6】従来例におけるクレーン装置取付けを示す要部
の一部断面背面図である。
【符号の説明】
10 フレーム 32 クレーン装置 34 取付金具 36 ずれ止め部 40 ずれ止め金具

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クレーン装置(32)を着脱可能に取り
    付ける運搬車において、前記クレーン装置(32)が載
    置される個所の左右二本のフレーム(10)の各々の内
    側に、このフレーム(10)の上方に僅か突出して前記
    クレーン装置(32)が左右方向にずれるのを規制する
    ずれ止め部(36)を有する取付金具(34)を固着し
    てなる運搬車におけるクレーン装置の取付構造。
  2. 【請求項2】 取付金具(34)の近傍のフレーム(1
    0)上に、クレーン装置(32)が前後方向にずれるの
    を規制するずれ止め金具(40)を固着してなる請求項
    1の運搬車におけるクレーン装置の取付構造。
JP5364191U 1991-06-14 1991-06-14 運搬車におけるクレーン装置の取付構造 Expired - Lifetime JP2537767Y2 (ja)

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JPH0528743U JPH0528743U (ja) 1993-04-16
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JPH0528743U (ja) 1993-04-16

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