JP6588313B2 - 建具 - Google Patents
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Description
本発明の建具を、建物開口部に取り付けられる枠体に対して、障子を内倒し開閉自在に支持する内倒し窓の実施形態を用いて説明する。
本発明の実施形態に係る建具は、図1、2に示すように、建物開口部に配置され上枠11,下枠12及び左、右縦枠13,14を四周に組んでなる枠体1に対して、上框21,下框22及び左右の縦框23,24を四周に組んで内周にガラス等パネルを装着してなる障子2を、障子2の下辺を軸にして室内側に開放する内倒し窓として構成されている。
下枠12は、建物開口部に固定され枠体1の内周面を形成するとともに室外側下方に中空の水切り部を有する下枠本体部121と、下枠本体部121の室内側に立ち上がる中空構造の立上壁122と、立上壁122に取り付けられて上方に延びる下枠補助枠123とから構成されている。
下枠補助枠123は、その上方室内側に障子2を内倒し自在に支持する支持部123aを有するとともに、上方室外側には、室内側面に気密材s1を保持する気密材保持片123bを有している。
障子2を構成する下框22は、障子2の下方外周面を形成し、内周側にガラス間口22aを構成する室外側壁221aを有する下框本体部221と、下框本体部221の外周側室外側端より下方に延設される室外側外周壁222と、下框本体部221の室内側端から下方に設けられる開閉軸受部223と、下框本体部221の室内側内周面に取り付けられてガラス間口を構成する押縁224とから形成されている。
そして、図1(b)に示すように、枠体1の下枠12の支持部123aに対して、障子2の下框22の開閉軸受部223が係止することで、障子2が枠体1に対して内倒し自在に支持され、障子2の上框21に固定されたハンドル6により障子2の開閉操作を行うことができる。
本実施形態にかかる内倒し窓は、枠体1の下枠12の支持部123aに対して、障子2の下框22の開閉軸受部223を開き側から係止することによって障子2を回動自在に支持しており、図2に示すように、下枠12の上面の左右両側には、障子2の外れを防止するための外れ止め部品7,7が設置されている。
そして、本実施形態にかかる内倒し窓の外れ止め部品7,7には、障子2の閉鎖時に障子2が左右方向の適切な位置で閉鎖されるようにガイドするガイド部分を備えている。以下、外れ止め部品7について説明する。
外れ止め部品7は、左右方向に伸びる短尺の部品からなり、内(左)側部分である外れ止め部分71と、外れ止め部分71から外(右)側に伸びる延設部分72と、延設部分72の外(右)側上面に設けられるガイド部分73とにより構成されている。
外れ止め部分71は、図4(a)に示すように断面が略矩形状であって、短尺状の部分であり、下枠12の支持部123aに係止される障子2の開閉軸受部223の室内側に配置されることにより、開閉軸受部223が室内側に向かって(図1の矢印Aの方向に向かって)離脱することを不可能にしている。
外れ止め部分71の上端室外側には、室外側に向かう突条片71a設けられ、開閉軸受部223の回動をスムーズに保ちながら、開閉軸受部223と外れ止め部分71との間隔を小さくして、離脱をより不可能にしている。
ガイド面は、図3(c)、図5(b)に示すように、枠体1の左右に配置される外れ止め部品7,7の間で平行に配置される室内側平行面731,731と、室内側平行面731,731の室外側に連続し室外側、すなわち障子2の閉鎖方向に向かって対向する両ガイド面の間隔が狭くなる傾斜面732,732と、傾斜面732,732の室外側に連続し平行に配置される室外側平行面733,733とにより構成されている。
このとき、図5(b)に示すように、外れ止め部品7のガイド部分73の外周端部と左、右縦枠13,14の内周面との間には間隔tが設けられて固定されている。
これにより、障子2の閉鎖状態において、枠体1に対して障子2が左右方向に位置ずれしたまま閉鎖されることがなく、左、右縦枠13,14に設けた気密材s1に対して障子2の室内側壁232,242の室外側面を的確に当接することができる。
さらに、外れ止め部品7のガイド部分73の外周端部と左、右縦枠13,14の内周面との間に間隔tが設けられることにより、ガイド部分73が外周方向に撓むなど変形することができるので、左、右縦框23,24の室内側壁232,242の外周端が外れ止め部品7のガイド部分73に当接する際の衝撃を和らげることができ、また、左右の外れ止め部品7,7の室外側平行面733,733同士の間隔に誤差が生じて、障子2の左右幅以下となったとしても、障子2が室外側平行面733,733を撓ませて両者の間に挿入されることを可能にしている。
また、外れ止め部品とガイド部分とを一体に形成しているので、外れ止め部品を所望の位置に強固に取り付けることにより、ガイド部分の位置決め行いながら、強固に取り付けることができる。
さらに、ガイド部分の外周と縦枠内周との間に間隔を設けて取り付けてあるので、ガイド部分を枠体に強固に取り付けた場合であっても、障子の左右幅と左右ガイド部分の間隔との誤差をガイド部分が撓むことによって吸収することができ、ガイド部分の取り付けが容易になる。
2 :障子
6 :ハンドル
7 :止め部品
11 :上枠
111 :上枠本体部
112 :室外側垂下壁部
113 :気密材取付壁
12 :下枠
121 :下枠本体部
122 :立上壁
123 :下枠補助枠
123a :支持部
123b :気密材保持片
13 :左縦枠
131 :右縦枠本体部
132 :室外側中空部
133 :右外壁部
134 :気密材取付壁
14 :右縦枠
141 :右縦枠本体部
142 :室外側中空部
143 :右外壁部
144 :気密材取付壁
21 :上框
21a :ガラス間口
211 :上框本体部
212 :上框室内壁部
22 :下框
22a :ガラス間口
221 :下框本体部
221a :室外側壁
222 :室外側外周壁
223 :開閉軸受部
224 :押縁
23 :右縦框
23a :ガラス間口
231 :右縦框本体部
231a :室外側間口壁
232 :室内側壁
233 :押縁
24 :右縦框
24a :ガラス間口
241 :右縦框本体部
241a :室外側間口壁
242 :室内側壁
243 :押縁
61 :ラッチ
62 :ラッチ受け
71 :止め部分
71a :突条片
72 :延設部分
73 :ガイド部分
721 :延設部分本体
722 :カバー部分
731 :室内側平行面
732 :傾斜面
733 :室外側平行面
Claims (1)
- 建物開口部に設置される枠体と、枠体に対して内倒しもしくは外倒し開閉自在に支持される障子と、枠体を構成する両縦枠の内周面に配置され、閉鎖される障子の両側端に当接して障子を案内する左右のガイド部分を有し、
左右のガイド部分は、障子の閉鎖方向に向かって両者の間隔が狭まる傾斜面と、傾斜面の閉鎖方向側に連続する平行面を有し、平行面の間隔は障子の両側端の間隔と略同一である
ことを特徴とする建具
Priority Applications (1)
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JP2015228236A JP6588313B2 (ja) | 2015-11-20 | 2015-11-20 | 建具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015228236A JP6588313B2 (ja) | 2015-11-20 | 2015-11-20 | 建具 |
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JP6588313B2 true JP6588313B2 (ja) | 2019-10-09 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2015228236A Active JP6588313B2 (ja) | 2015-11-20 | 2015-11-20 | 建具 |
Country Status (1)
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2015
- 2015-11-20 JP JP2015228236A patent/JP6588313B2/ja active Active
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