JPH0754548Y2 - 内倒し窓 - Google Patents

内倒し窓

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JPH0754548Y2
JPH0754548Y2 JP6007690U JP6007690U JPH0754548Y2 JP H0754548 Y2 JPH0754548 Y2 JP H0754548Y2 JP 6007690 U JP6007690 U JP 6007690U JP 6007690 U JP6007690 U JP 6007690U JP H0754548 Y2 JPH0754548 Y2 JP H0754548Y2
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重人 小泉
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三協アルミニウム工業株式会社
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【考案の目的】
(産業上の利用分野) この考案は、内倒し窓に関し、とくに水密性能の向上を
図るようにした内倒し窓に関するものである。 (従来の技術) 第4図および第5図は、従来における内倒し窓の構造を
説明する図である。 内倒し窓は、図示しない上枠、下枠101、および左右の
竪枠102,102から成るサッシ枠A内に、下端側を中心に
して屋内側へ回動操作される障子Bを備えている。前記
サッシ枠Aの枠内周には、屋内向きのタイト材103が全
周にわたって設けてある。また、前記障子Bの外周に
は、前記タイト材103に先端部分が接触する密閉用突片1
04が全周にわたって設けてある。この密閉用突片104
は、障子Bの上下左右の框に設けた突片を各々の端部で
連続させることにより形成している。 ここで、障子Bの竪框106においては、その屋内側見付
け面を竪枠102側へ延出させた状態で前記密閉用突片104
が形成してあり、同竪框106の屋外端部には、竪枠102の
屋外側突片102aに接触する水切用フィン107が上下にわ
たって取付けてある。さらに、前記竪枠102には、密閉
用突片104の先端に接触して、障子Bの左右方向の振れ
を防止する振れ止め具108が取付けてある。 (考案が解決しようとする課題) ところが、上記従来の内倒し窓にあっては、激しい風雨
を受けた場合、水切用フィン107が屋内側にめくれた状
態となり、その隙間から吹込まれた雨水が竪框106にお
ける密閉用突片104に付着し、さらに流下した雨水が下
枠101におけるタイト材103の部分に達することとなる。
また、内倒し窓は、外側からの圧力を受けると、障子B
がサッシ枠Aのタイト材103から離れようとする傾向に
ある。 このため、従来の内倒し窓は、先述した雨水の浸入と障
子が屋内側へ押圧される動きとにより、とくに下枠101
におけるタイト材103の部分での水密性が低下する恐れ
があり、このような不具合を解決することが課題になっ
ていた。 (考案の目的) この考案は、上記したような課題に着目して成されたも
ので、サッシ枠の下枠におけるタイト材の部分での水密
性を確実に得ることができる内倒し窓を提供することを
目的としている。
【考案の構成】
(課題を解決するための手段) この考案による内倒し窓は、サッシ枠内に、下端側を中
心にして屋内側へ回動操作される障子を備え、前記サッ
シ枠の枠内周に、屋内向きのタイト材を全周にわたって
備えると共に、前記障子の外周に、前記タイト材に先端
部分が相対向する密閉用突片を全周にわたって備えた内
倒し窓において、前記障子の竪框における密閉用突片の
屋外面下部に、障子閉塞状態で、屋外側への下りの傾斜
面を有し且つ下端が前記タイト材よりも屋外側に延出す
るガイド部材を設け、且つ前記突片の屋外面とガイド部
材の傾斜面を上下に連続状態にした構成としており、上
記構成をもって課題を解決するための手段としている。 (考案の作用) この考案による内倒し窓では、障子の竪框における密閉
用突片の屋外面下部にガイド部材を設けたことにより、
前記突片の屋外面に付着して流れ落ちる水分を、屋外面
に連続状態にある前記ガイド部材の傾斜面に導き、さら
にその水分を、サッシ枠のタイト材よりも屋外側に延出
した前記ガイド部材の下端から落下させるようにしてお
り、水分がサッシ枠の下枠におけるタイト材に達するこ
とが阻止される。 (実施例) 以下、この考案の一実施例を第1図〜第3図に基づいて
説明する。 すなわち、内倒し窓1は、第1図および第2図に示すよ
うに、上枠2、下枠3、および左右の竪枠4,4から成る
サッシ枠A内に、下端側を中心にして屋内側(第1図で
は右側)へ回動操作される障子Bを備えている。この障
子Bは、下枠3の上面に設けた支持用突片3bおよび案内
用ブロック5に、下框6に設けた湾曲片6aを係合し、さ
らに竪枠4と竪框7との間にヒンジアーム(図示略)を
介装することにより、回動可能に保持されている。 前記サッシ枠Aの枠内周には、屋内向きのタイト材8が
全周にわたって設けてある。このタイト材8は、各枠2,
3,4の長手方向に沿って突設され且つ互いの端部が連続
する嵌着用片2a,3a,4aに取付けられている。他方、障子
Bの外周には、前記タイト材8に先端部分が接触する密
閉用突片9が全周にわたって設けてある。この密閉用突
片9は、上下左右の框に設けた突片(個別の符号を省略
する)を互いの端部で連続させた状態で構成してある。 ここで、障子Bの竪框7においては、その屋内側見付け
面を竪枠4側へ延出させた状態で前記密閉用突片9が形
成してあり、同竪框7の屋外端部には、竪枠4の屋外側
突片4bに接触する水切用フィン11が上下にわたって取付
けてある。 そして、左右の竪框7,7における密閉用突片9,9の屋外面
下部には、竪框7の側面に添ってガイド部材12,12がそ
れぞれ設けてある。 前記ガイド部材12は、第3図にも示すように、屋外側へ
下り勾配を成す傾斜面12aを上面とする傾斜部12bと、こ
の傾斜部12bの下端側に連続する垂下部12cとを備え、密
閉用突片9および竪框7の側面に、ねじ止めあるいは接
着剤の使用により固定してある。このガイド部材12は、
障子閉塞状態において、密閉用突片9の屋外面と傾斜面
12aが上下に連続状態となり、且つ、垂下部12cの下端が
サッシ枠Aのタイト材8よりも屋外側に延出した状態と
なる。また、前記ガイド部材12は、障子閉塞状態におい
て、竪枠4の嵌着用片4aに接触し得る幅寸法を有するも
のであって、これにより障子Bの左右方向に対する振れ
止め具を兼用しており、垂下部12cの側部には、障子B
を閉じる際における左右の嵌着用片4a,4a間への入り込
みを円滑にするためのテーパ面12dが形成してある。 上記の構成を備えた内倒し窓1は、激しい風雨を受けた
とき、水切用フィン11がめくれた状態となり、その隙間
から吹込まれた雨水が竪框7における密閉用突片9に付
着し、なお且つ障子Bがサッシ枠Aのタイト材8から離
れるように押圧されたとしても、第3図中の矢印で示す
ように、前記密閉用突片9の屋外面に付着して流れ落ち
た雨水をガイド部材12の傾斜面12a上に導き、さらにそ
の雨水を、サッシ枠Aのタイト材8よりも屋外側に位置
する垂下部12cの下端から落下させる。したがって、サ
ッシ枠Aの下枠3におけるタイト材8の部分に雨水が達
することがなく、前記タイト材8における水密性が確実
に得られることとなる。 また、上記実施例における内倒し窓1は、ガイド部材12
が障子Bの左右方向に対する振れ止め具を兼用している
ため、従来のような竪枠に設ける振れ止め具(第4図参
照)が不要となり、外観体裁が一段と良好なものにな
る。 なお、この考案による内倒し窓は、詳細な構造が上記実
施例のみに限定されることはなく、例えばガイド部材の
形状等を適宜変更することができる。
【考案の効果】
以上説明してきたように、この考案の内倒し窓によれ
ば、サッシ枠内に、下端側を中心にして屋内側へ回動操
作される障子を備え、前記サッシ枠の枠内周に、屋内向
きのタイト材を全周にわたって備えると共に、前記障子
の外周に、前記タイト材に先端部分が相対向する密閉用
突片を全周にわたって備えた内倒し窓において、前記障
子の竪框における密閉用突片の屋外面下部に、障子閉塞
状態で、屋外側への下りの傾斜面を有し且つ下端が前記
タイト材よりも屋外側に延出するガイド部材を設け、且
つ前記突片の屋外面とガイド部材の傾斜面を上下に連続
状態にしたため、密閉用突片に付着して流れ落ちる水分
を、下枠のタイト材の部分に到達させることなく外部に
排出することができ、これにより、内倒し窓において水
密性の低下が生じ易い下枠のタイト材の部分での水密性
を確実に保ち、内倒し窓の水密性能を著しく高めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例における内倒し窓を説明す
る垂直断面図、第2図は第1図に示す内倒し窓の水平断
面図、第3図は障子に取付けたガイド部材を説明する斜
視図、第4図は従来における内倒し窓を説明する片側省
略の水平断面図、第5図は第4図中のI−I線に基づい
た上側省略の垂直断面図である。 A……サッシ枠、B……障子、1……内倒し窓、7……
竪框、8……タイト材、9……密閉用突片、12……ガイ
ド部材、12a……傾斜面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】サッシ枠内に、下端側を中心にして屋内側
    へ回動操作される障子を備え、前記サッシ枠の枠内周
    に、屋内向きのタイト材を全周にわたって備えると共
    に、前記障子の外周に、前記タイト材に先端部分が相対
    向する密閉用突片を全周にわたって備えた内倒し窓にお
    いて、前記障子の竪框における密閉用突片の屋外面下部
    に、障子閉塞状態で、屋外側への下りの傾斜面を有し且
    つ下端が前記タイト材よりも屋外側に延出するガイド部
    材を設け、且つ前記突片の屋外面とガイド部材の傾斜面
    を上下に連続状態にしたことを特徴とする内倒し窓。
JP6007690U 1990-06-06 1990-06-06 内倒し窓 Expired - Fee Related JPH0754548Y2 (ja)

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