JPH0562697U - 回転窓の止水構造 - Google Patents

回転窓の止水構造

Info

Publication number
JPH0562697U
JPH0562697U JP348092U JP348092U JPH0562697U JP H0562697 U JPH0562697 U JP H0562697U JP 348092 U JP348092 U JP 348092U JP 348092 U JP348092 U JP 348092U JP H0562697 U JPH0562697 U JP H0562697U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
window
outdoor
upper frame
shoji
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP348092U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2562941Y2 (ja
Inventor
孝雄 寺尾
祐司 内藤
徹 小林
Original Assignee
新日軽株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 新日軽株式会社 filed Critical 新日軽株式会社
Priority to JP348092U priority Critical patent/JP2562941Y2/ja
Publication of JPH0562697U publication Critical patent/JPH0562697U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2562941Y2 publication Critical patent/JP2562941Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】回転窓に係り、タイト材を伝わり室内に侵入し
ようとする水を効率よくカットするとともに、窓の開閉
性を良好とする。 【構成】回転窓の上框3Aと上窓枠2Aとの隙間部分に
配設されるタイト材6は、上部側に上窓枠に係合するた
めの係合片6aを有するとともに、下部側に室内外側方
向に二重の舌片6c、6dを有し、これら舌片6c、6
dの内、室外側舌片6cは下方に位置する上框3Aの前
面より室外側位置において室外側に向かう伏角方向に、
障子3の開閉時に上框3Aの上縁が接触しない範囲で延
出させ、また室内側舌片6dは前記下方に位置する上框
3A前面の上方近傍において、該上框3Aとの間に僅か
の隙間δを残した状態で垂下させる。

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、障子を回転軸回りに開閉させるようにした回転窓において、特に窓 の開閉性が良好で、壁材、枠材等を伝わり流下する水の処理に優れた回転窓の止 水構造に関する。
【従来の技術】
回転窓として、縦軸回転窓や横軸回転窓が一般に良く知られている。これらの 回転窓は、相対する障子框とその框に対応する窓枠とを支持軸で連結し、支持軸 回りで回転させるようにしたものである。通常、この種の回転窓における雨仕舞 は、一足または二足のタイト材を組み合わせて障子框に取付け、足の先端を窓枠 に接触させて雨仕舞を図っている。 従来、回転窓の四周縁の雨仕舞を図った止水構造(タイト材)としては、たと えば特開昭63−106892号公報、特開平1−82297号公報においては 開示されるものなどがある。
【考案が解決しようとする課題】
回転窓の雨仕舞に一足または二足のタイト材を用いると、障子を閉めるとき、 タイト材の足が窓枠を擦り、回転軸を境にして一方が屋外側を向き、他方が室内 側を向く。屋外に向いた方は、雨仕舞にあまり影響を及ぼすことがないが、図5 のように室内側を向いた方は、外からの外力に弱く、風雨が強いとタイト材10 が鎖線のようにめくれ上がり雨水が侵入する。また、壁面、窓枠を伝わってきた 雨水が前記タイト材6を伝わって室内側に引き込まれ易い状態となっており、か つ毛細管現象によって室内に侵入する場合がある。 また、前記公報等に示されるような従来公知の接触型タイト材は、障子または 窓枠との接触抵抗が大きいため、窓の開閉に際し、ある程度の力を要し、開閉が スムーズに行われない。 そこで、本考案の主たる課題は、タイト材を伝わり流下する水の処理構造に優 れるとともに、さらには窓の開閉性が良好な回転窓を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
前記課題は、障子の相対する框と、その框に対応する窓枠とを回転軸で連結し た回転窓において、少なくとも上框と上窓枠との隙間部分に配設されるタイト材 は、上部側に上窓枠に係合するための係合部を有するとともに、下方側に延出す る室内外方向に二重の舌片を有し、これら舌片の内、室外側舌片は下方に位置す る上框の前面より室外側位置において室外側に向かう伏角方向に延出し、また室 内側舌片は前記下方に位置する上框の前面の上方近傍において該上框との間に僅 かの隙間を残しながら延出していることで解決できる。 障子の開閉性を良好にするために、好ましくは前記タイト材の室外側舌片を、 室外側に向かう伏角方向に、実質的に障子開閉時に上框の上縁が接触しない範囲 で延出させる。
【作用】
本考案に係るタイト材は、形成された二枚の舌片の内、室外側舌片は室外側に 向かう伏角方向に、かつ好ましくは障子開閉時に舌片の下端が上框上縁と接触し ない範囲で延出させる。この室外側舌片は主に水切りの役目を果たす。したがっ て、降雨または壁面を伝ってきた水は、この舌片の先端より確実に落下するため 、該隙間部分から水が侵入することがない。また、障子上框は窓の開閉時に前記 室外側舌片に接触しないため、障子の開閉に伴う接触抵抗がなくなりスムーズな 開閉が確保される。 一方、室内側舌片については、障子閉鎖時に直下の上框に接していないので、 毛細管現象による水の侵入がなくなるとともに、障子の開閉を阻害することがな い。また、前記室外側舌片が庇の役目を果たすため、室内側舌片に隙間があって も容易に水は侵入しないが、強風時などに吹き上げに伴う雨水の侵入があった場 合でも、前記隙間によって上框と上窓枠とを含む障子枠と窓枠との間に等圧空間 が形成されているため、枠内に落下し、最終的に枠外に排出される。
【実施例】
以下、本考案を実施例に基づき詳説する。 実施例は、図3に示す開き窓1に対して適用した例である。前記開き窓1は、 窓枠2内に障子3を建込み、その障子3を丁番5で回転自在に支持したもので、 一般に次のように構成される。 先ず、窓枠2について説明すると、図3および図4に示されるように、上枠2 A、下枠2B、左右縦枠2C、2Dにより構成され、これらの枠が四角形状に組 み立てられている。一方、障子3は、上記枠2A〜2Dと対応関係をもつ上框3 A、下框3B、左右縦框3C、3Dにより前記窓枠2と相似形に組み立てられ、 その組み立てられた障子框内にガラスGが嵌め込まれている。ガラスGは、四周 縁部で後付ビード4、4…によって固定されている。障子3は、縦框3Cに配設 された丁番5によって回動自在に連結されている。なお、11は、障子3の下り 止めである。 次に、本実施例の開き窓1における雨仕舞構造について詳述すると、窓枠2見 込み部の室内側寄り開口縁の全周に渡って、室外側に開口するポケット2a〜2 dが形成され、このポケット2a〜2dを嵌着溝として圧着型のタイト材7、7 …が取付けられており、障子3の閉止時に各框3A〜3Dの室内側面に当接する ことにより雨水等が室内に侵入するのを防止している。 さらに、窓枠2の見込み部の室外側部において、左右縦框3C、3Dと左右窓 枠2C、2Dとの隙間部分は、図4に示されるように、左右縦框3C、3D側に 形成されたビスポケット3c、3dに嵌着するフィン状タイト材8、8が取付け られ、該部分での雨水の侵入が防止されている。また、上框3Aと上窓枠2Aと の隙間については、本考案に係るタイト材6が設けられている。 以下、このタイト材6について図1の拡大図に基づき詳述する。 前記タイト材6は、基体6bの上側に上窓枠2Aのビスポケット2aに対し嵌 着するための係合片6aを有している。この係合片6aは、先端に拡大部を有す るが、挿入抵抗の緩和のために半月状に切り欠かれている。一方、基体6bの下 部側に室内外側方向に二重の舌片6c、6dを有している。これら舌片6c、6 dの内、室外側舌片6cは下方に位置する上框3Aの前面より室外側位置におい て、室外側に向かう伏角方向に延出しており、壁面および上窓枠2Aを伝わり流 下する雨水等が該舌片6c部で確実に水切りされ落下する。また、強風時に吹き 込む雨水を後述詳細の室内側舌片6dとの共同作用によって最小限に留めるとと もに、障子3の開閉抵抗を実質的に無くすために、前記室外側舌片6cの先端位 置は上框3Aの上縁高さ位置と同じとし、障子3の開閉時に上框3Aの上縁が前 記室外側舌片6cに接触しないようにしている。また舌片6cの先端側半分は基 端側より薄肉とし、仮に障子3が接触する場合の接触抵抗を減少させている。 一方、室内側舌片6dは,下方に位置する上框3A前面の上方近傍において、 該上框3Aとの間に僅かの隙間を残しながら垂下しており、上框3Aと上窓枠2 Aとの間の空間Pを外気と等圧の空間としているため、該空間Pに入り込んだ雨 水は、上框3Aに落下し、最終的に縦框3C、3Dを経て下枠2Bから室外側に 排出される。前記隙間δは、0.2〜2mm、好ましくは0.5〜1.5mm程度と される。このように、本考案においては、前記室外側舌片6cおよび室内側舌片 6dがともに、障子3と実質的に接触することなく構成される。なお、基材6b の後端側上面の突起6eは、タイト材6の取付けのガタを防止するために設けら れたものである。 次に、本考案の他の例を図2に示す。前記図1の具体例は、室外側舌片6c、 室内側舌片6dの片長が比較的長い場合について詳述したが、舌片長の大小は何 ら本考案の効果を変えるものでなく、図示の如く、極短長の舌片9c、9dであ っても、同様の効果を奏する。なお、タイト材9aは係合片であり、9eは障子 の開閉に伴ってタイト材9aが障子2に接した場合のガタを抑えるための突起で ある。 なお、前記タイト材6、9の材質としては、合成ゴム、または塩化ビニル樹脂 、ポリエチレン樹脂等のプラスチックを好適に用いることができる。
【考案の効果】
以上詳説のとおり、本考案によれば、タイト材を伝わり室内に侵入しようとす る水を効率よく水切りするため、止水性に優れた構造となるとともに、窓の開閉 性も良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るタイト材の拡大断面図である。
【図2】本考案に係るタイト材の変形例を示す図であ
る。
【図3】本考案に係る開き窓の縦断面図である。
【図4】本考案に係る開き窓の横断面図である。
【図5】従来の接触型タイト材の要部拡大図である。
【符号の説明】
1…開き窓、2…窓枠、3…障子、5…丁番、6…タイ
ト材、6a…係合片、6b…基体、6c…室外側舌片、
6d…室内側舌片、7・8・9…タイト材、G…ガラ
ス、P…等圧空間

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】障子の相対する框と、その框に対応する窓
    枠とを回転軸で連結した回転窓において、少なくとも上
    框と上窓枠との隙間部分に配設されるタイト材は、上部
    側に上窓枠に係合するための係合部を有するとともに、
    下方側に延出する室内外方向に二重の舌片を有し、これ
    ら舌片の内、室外側舌片は下方に位置する上框の前面よ
    り室外側位置において室外側に向かう伏角方向に延出
    し、また室内側舌片は前記下方に位置する上框の前面の
    上方近傍において該上框との間に僅かの隙間を残しなが
    ら延出していることを特徴とする回転窓の止水構造。
  2. 【請求項2】前記タイト材の室外側舌片は、室外側に向
    かう伏角方向に、実質的に障子開閉時に上框の上縁が接
    触しない範囲で延出させた請求項1記載の回転窓の止水
    構造。
JP348092U 1992-02-03 1992-02-03 回転窓の止水構造 Expired - Lifetime JP2562941Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP348092U JP2562941Y2 (ja) 1992-02-03 1992-02-03 回転窓の止水構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP348092U JP2562941Y2 (ja) 1992-02-03 1992-02-03 回転窓の止水構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0562697U true JPH0562697U (ja) 1993-08-20
JP2562941Y2 JP2562941Y2 (ja) 1998-02-16

Family

ID=11558507

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP348092U Expired - Lifetime JP2562941Y2 (ja) 1992-02-03 1992-02-03 回転窓の止水構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2562941Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014058795A (ja) * 2012-09-14 2014-04-03 Lixil Corp

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6124017B2 (ja) * 2014-03-31 2017-05-10 株式会社Lixil サッシ上枠

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014058795A (ja) * 2012-09-14 2014-04-03 Lixil Corp

Also Published As

Publication number Publication date
JP2562941Y2 (ja) 1998-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3257973B2 (ja) 複合窓の排水構造
JPH0562697U (ja) 回転窓の止水構造
JP2005188248A (ja) 引違いサッシ
JP4851929B2 (ja) 窓障子装着型の換気装置
JP2009052364A (ja) 合成樹脂製サッシ
JP2005097928A (ja) 建具
JPH08121853A (ja) ガラリ
JP2007016383A (ja) 断熱スクリーン
JPH0130552Y2 (ja)
JPH0754548Y2 (ja) 内倒し窓
CN219061451U (zh) 一种防水型铝合金窗
JP2991658B2 (ja) カーテンウォールの窓部構造
JP3898955B2 (ja) ドア隅の防水構造
JPS5828148Y2 (ja) サツシ
JPH0115824Y2 (ja)
JPS592297Y2 (ja) サッシ枠における雨仕舞装置
JP6482326B2 (ja) サッシ
JP2503376Y2 (ja) ル―バ―サッシの気・水密装置
JP6088920B2 (ja)
JP2017082443A (ja)
JP2000192749A (ja) 引違いサッシ
JPH0130538Y2 (ja)
JPS6016220Y2 (ja) 雨戸
KR200315127Y1 (ko) 환기창
JPS634161A (ja) バルコニーフロアのフード