JP6254023B2 - 日射遮蔽装置 - Google Patents

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Description

この発明は、スクリーン等の遮蔽材の移動を案内するガイドレールを備えた日射遮蔽装置に関するものである。
従来、この種の日射遮蔽装置としては、例えば、特許文献1〜3に開示されているようなロールスクリーンがある。
このようなロールスクリーンでは、巻取軸に巻取られた遮蔽材としてのスクリーンが引出操作によって下降し、また、巻取軸から引き出されたスクリーンが巻取操作によって上昇する。
そして、1対のガイドレールがスクリーンの両側に立設されており、巻取軸から引き出されたスクリーンの外縁部が、これらガイドレールの内側に入り込んでいる。
これにより、スクリーンが下降及び上昇するときに、スクリーンの外縁部がガイドレールに沿って動き、スクリーンが昇降方向に沿って案内される。
実開昭59−177699号公報 特開昭62−141290号公報 特公平1−61158号公報
しかし、上記した従来の日射遮蔽装置では、次のような問題がある。
ロールスクリーン等の日射遮蔽装置の中には、遮蔽材であるスクリーンの外縁部をガイドレール内で挟持する抜止機構を備え、スクリーンの外縁部が、風の力やスクリーン前後の気圧差等によって、ガイドレールから外れないようにした装置がある。
この抜止機構は、大きな外力がスクリーンに作用した場合には、スクリーンの破損を防止するために、スクリーンの外縁部に対する挟持力を解放して、スクリーンがガイドレールから抜けるようになっている。
したがって、誤って、大きな外力をスクリーンに加えた場合には、スクリーンはガイドレールから抜けてしまう。
しかし、スクリーンがガイドレールから一度抜けると、ガイドレールに復帰させることは容易ではない。特に、上記のような抜止機構等の機構をガイドレール内に装備しているガイドレールでは、ガイドレール自体を、工具を用いて、窓枠から外した後、ガイドレールを分解する等の作業しなければ、スクリーンを復帰することができず、復帰作業に手間と時間とを要してしまう。
このような問題は、縦型のロールスクリーンだけでなく、プリーツスクリーン、ブラインド装置であっても同様に生じる問題であって、所定の位置に保持されるべき遮蔽材を備える日射遮蔽装置において共通する問題であった。
この発明は、上述した課題を解決するためになされたもので、遮蔽材がガイドレールから抜けた場合に、簡単且つ迅速に復帰させることができるガイドレールを備えた日射遮蔽装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、遮蔽材と、この遮蔽材を引き出し及び引き戻し可能な遮蔽機構と、先端部をこの遮蔽機構の側端部に向けた状態で配設され且つ遮蔽材の一方側に位置する第1ガイド壁と遮蔽材の他方側に位置する第2ガイド壁とこれら第1ガイド壁と第2ガイド壁との間の間隙で成るガイド通路とを有するガイドレールとを備え、遮蔽材の外縁部がこのガイドレールのガイド通路内に入り込んだ日射遮蔽装置であって、ガイドレールの遮蔽機構側の端部に、第2ガイド壁から遮蔽機構の方向に延出する第2誘導壁と、第1ガイド壁から第2誘導壁と同方向に延出する第1誘導壁と、これら第1誘導壁と第2誘導壁との間の間隙で成り且つガイド通路に連通する誘導溝とを有した誘導部を設け、第1誘導壁と第2誘導壁とのいずれか一方を他方よりも長く設定して、遮蔽材が一方側又は他方側へ移動することを阻止する構成とした。
かかる構成により、遮蔽機構によって、遮蔽材を引き出し及び引き戻しさせることができ、かかる引き出し及び引き戻しの操作中においては、ガイド通路内に入り込んだ遮蔽材の外縁部が、ガイドレールによって外れないように保持される。
しかし、予期しない外力が遮蔽材に加わり、外縁部の一部がガイドレールから抜けることがある。かかる場合に、した従来の日射遮蔽装置では、抜けた外縁部の一部を簡単にガイドレールのガイド通路に戻すことができない。
しかしながら、この発明の日射遮蔽装置では、誘導部を備えているため、ガイドレールから抜けた遮蔽材を容易に復帰させることができる。
すなわち、遮蔽材の外縁部がガイドレールのガイド通路から抜けた場合には、遮蔽材全体をガイドレールから押し出して外し、遮蔽材の外縁部を、第2ガイド壁の他方側に位置させる。
かかる状態で、遮蔽材を、遮蔽機構によって引き戻すと、遮光材は、ガイドレールの第2ガイド壁に沿って移動する。そして、遮蔽材の外縁部が、誘導部に至り、第2誘導壁を接触状態で移動すると、最終的に、第2誘導壁の先端から外れる。すると、外縁部に対する第2誘導壁の規制が解除され、外縁部を含む遮蔽材全体が、一方側又は他方側へ移動する。
このとき、第1誘導壁と第2誘導壁のいずれか一方が、他方よりも長く設定されているので、移動する遮蔽材の外縁部が、長い方の誘導壁に当たり、遮蔽材の一方側又は他方側への移動がこの誘導壁によって阻止される。
かかる状態で、遮蔽材をさらに引き戻していくと、遮蔽材は一方側又は他方側に移動することなく、遮蔽機構に静かに戻って静止する。
そして、遮蔽材を遮蔽機構に戻った位置から引き出していくと、遮蔽材の先端側が一方側又は他方側に移動するが、この際も、遮蔽材の先端部が長い方の誘導壁に当たり、遮蔽材の一方側又は他方側への移動がこの誘導壁によって阻止される。
そのまま遮蔽材を引き出していくことで、遮蔽材先端の外縁部が誘導部の誘導溝内に入り込む。そして、この外縁部が、誘導溝によってガイド通路内に誘導される。
かかる状態で、遮蔽材をさらに引き出していくことで、遮蔽材の外縁部のほぼ全体がガイドレールのガイド通路内に入り込み、完全に復帰した状態になる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の日射遮蔽装置において、ガイドレールに設けられた誘導部の第1誘導壁の一面及びこの一面と対向する第2誘導壁の一面の少なくとも一方の面に、誘導溝を先端側からガイド通路側に向かって狭くするように傾斜する傾斜面を設けた構成とする。
かかる構成により、引き出された遮蔽材の外縁部は、誘導部の広い開口から容易に誘導溝内に入り、この誘導溝の傾斜面に誘導されて、ガイド通路内に確実に入り込む。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の日射遮蔽装置において、ガイドレールに設けられた誘導部の第1誘導壁を、第1ガイド壁の端部に取り付ける第1キャップで形成し、誘導部の第2誘導壁を、第2ガイド壁の端部に取り付ける第2キャップで形成した構成とする。
請求項4の発明は、請求項1又は請求項2に記載の日射遮蔽装置において、ガイドレールに設けられた誘導部の第1誘導壁を、第1ガイド壁の端部で形成し、誘導部の第2誘導壁を、第2ガイド壁の端部で形成した構成とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の日射遮蔽装置において、ガイドレールの誘導部の先端が、遮蔽機構に引き戻された遮蔽材に接しない位置にあるように、誘導部又はガイドレールのいずれか一方又は双方の長さを設定することにより、ガイドレールと遮蔽材との干渉を防止する構成とした。
以上詳しく説明したように、この発明の日射遮蔽装置によれば、遮蔽材がガイドレールから抜けた場合に、遮蔽材をガイドレールの外方に外した後、遮蔽機構によって、遮蔽材を引き戻し及び引き出すという操作をするだけで、遮蔽材を簡単且つ迅速にガイドレールに復帰させることができるという優れた効果がある。
特に、請求項2の発明によれば、外れた遮蔽材を、誘導部の傾斜面によって確実に復帰させることができるという効果がある。
さらに、請求項5の発明によれば、誘導部や遮蔽材との干渉を防止することができるので、誘導部や遮蔽材の破損を防ぎ、装置の長寿命化を図ることができる効果がある。
この発明の第1実施例に係る日射遮蔽装置を示す分解斜視図である。 図1に示す日射遮蔽装置の正面図である。 図2の矢視A−A断面図である。 上キャップの斜視図である。 図2の矢視B−B断面図である。 スクリーンがガイドレールの後側に押し出された状態における図2の矢視B−B断面図である。 スクリーンがガイドレールの後側に押し出された状態を示す断面図である。 スクリーンが上キャップまで上昇した状態における図2の矢視C−C断面図である。 スクリーンの振り子運動を説明するための部分断面図である。 スクリーンの振り子運動阻止作用を説明するための部分断面図である。 スクリーンを上キャップを越えて上昇させていく状態を示す部分断面図である。 スクリーンを最上位迄上昇させた状態を示す部分断面図である。 スクリーンの外縁部が上キャップの誘導溝内に入り込む状態を示す部分断面図である。 スクリーンの外縁部がガイドレールのガイド通路内に入り込む状態を示す部分断面図である。 この発明の第2実施例に係るロールスクリーンの要部を示す斜視図である。
以下、この発明の最良の形態について図面を参照して説明する。
(実施例1)
図1は、この発明の第1実施例に係る日射遮蔽装置を示す分解斜視図であり、図2は、図1に示す日射遮蔽装置の正面図である。
図1及び図2に示すように、この実施例の日射遮蔽装置は、ロールスクリーン1であり、図示しない窓枠等に組み付けることができる。なお、図2において、図の表面側がロールスクリーン1の前側であり、室の窓枠等に組み付けられる場合には、この前側が室内側に向けられる。そして、図の裏面側がロールスクリーン1の後側であり、室外側に向けられる。
このロールスクリーン1は、図1に示すように、遮蔽材としてのスクリーン2と遮蔽機構3と左右のガイドレール4,4とを備えている。
スクリーン2は、窓枠等の外から室内に入り込む日射光を遮光するための矩形形状の生地である。このスクリーン2は、遮蔽機構3の巻取軸30に巻き付けられており、ウェイトバー20が、巻取軸30から垂れ下がったスクリーン2の下端部に取り付けられている。
遮蔽機構3は、上記スクリーン2を、引き出し及び引き戻し、すなわち引き下げ及び引き上げるための機構である。
具体的には、公知の回転機構32が、巻取軸30の右端部に組み付けられ、この巻取軸30が、取付フレーム33に回転自在に取り付けられている。そして、取付フレーム33が、ブラケット34,34を介してベースフレーム35に組み付けられている。
ベースフレーム35は、窓枠等の上枠100(図5参照)に固定するための部材であり、ベースフレーム35をビス35aで上枠100に固定した後、遮蔽機構3のチェーン31を操作することにより、回転機構32を介して巻取軸30を回転させることができる。この巻取軸30を正回転又は逆回転させることにより、スクリーン2を巻き上げ又は巻き戻して、スクリーン2を昇降させることができる。
左右のガイドレール4,4は、スクリーン2の両外縁部2A,2Aを保持して、スクリーン2を昇降方向に案内する長尺状の部材である。
これらガイドレール4,4は、先端部である上端部を遮蔽機構3の側端部側に向けた状態で、遮蔽機構3の左端部及び右端部の下方にそれぞれ立設されており、下キャップ5,誘導部としての上キャップ6が、各ガイドレール4の下端部,遮蔽機構3側の上端部にそれぞれ取り付けられている。
図3は、図2の矢視A−A断面図であり、ガイドレール4の構造を示す。
各ガイドレール4は、ガイドレール本体4Aとレールベース4Bとを有している。レールベース4Bは、図3に示すように、窓枠等の縦枠101に固定され、ガイドレール本体4Aは、レールベース4Bに組み付けられる構造になっている。
各ガイドレール4において、符号41が、第1ガイド壁としての前側ガイド壁であり、この前側ガイド壁41がスクリーン2の一方側としての前側に位置する。そして、符号42が、第2ガイド壁としての後側ガイド壁であり、この後側ガイド壁42がスクリーン2の他方側としての後側に位置する。
これら前側ガイド壁41と後側ガイド壁42との間隙が、スクリーン2の左右両側の外縁部2Aを保持するためのガイド通路40を形成している。
つまり、図2及び図3に示すように、スクリーン2の両外縁部2A,2Aを、ガイドレール4のガイド通路40内に収納することで、スクリーン2の昇降の際に、ガイドレール4がスクリーン2の垂直な上下動を維持する。
なお、図3において、符号45は、抜止機構であり、抜止機構45のパッキン46,46が側部ガイド壁44に前後方向に回転自在に取り付けられている。これにより、スクリーン2の外縁部2Aが、歯部46b,46bの噛み合いによって挟持される。
抜止機構45を簡単に説明すると、通常は、外縁部2Aが、歯部46b,46bの弱い噛み合いによって挟持されているが、風力や気圧差等によって、スクリーン2に対して前又は後方向に張力が加わると、パッキン46,46の湾曲部46a,46aと歯部46b,46bとが一体に回転して、歯部46b,46bの外縁部2Aに対する噛み合い強度が増大し、外縁部2Aを通常よりも強く挟持する。これにより、スクリーン2のガイドレール4からの抜けを防止する。また、歯部46b,46bによる挟持力は、スクリーン2が、手で押すなどの強い外力で前後方向に引っ張られ又は押されると、スクリーン2がガイドレール4から外れるような大きさに設定されている。
このようなガイドレール4の下端部に取り付けられた下キャップ5は、ウェイトバー20とガイドレール4との間の隙間を遮光するための部材であり、窓枠等の下枠102に固定される(図5参照)。下キャップ5は、図2に示すように、ガイドレール4のガイドレール本体4Aを載置固定するための載置部50と、ウェイトバー20の端部とガイドレール4のとの間の前後に配置される1対の遮光部51,51により構成されており、これら載置部50と1対の遮光部51,51とが合成樹脂により一体成形されている。
一方、ガイドレール4の上端部に取り付けられた上キャップ6は、外れたスクリーン2をガイドレール4のガイド通路40内に誘導するための合成樹脂製の部材であり、ガイドレール4の上部を成す。
図4は、上キャップ6の斜視図である。また、図5は、図2の矢視B−B断面図であり、上キャップ6の取付状態を示す。
図4に示すように、上キャップ6は、第1誘導壁としての前側誘導壁61と第2誘導壁としての後側誘導壁62と誘導溝63と規制壁64とを備え、合成樹脂により一体成形されている。
前側誘導壁61は、スクリーン2の前側又は後側への移動の運動、例えば振り子運動を阻止するための高さH1の第1キャップである。この前側誘導壁61の前面61aは、矩形形状をなし、その幅Wは、ガイドレール4のガイドレール本体4Aの前面幅(図2の左右幅)とほぼ同値に設定され、下端厚Tは、ガイドレール本体4Aの厚さのほぼ半値に設定されている。この前側遮光部61の高さH1は、後側誘導壁62の高さH2よりも高く設定されている。具体的には、前側誘導壁61の高さH1は、後述する規制壁64の高さに近い値に設定され、後側遮蔽部62の高さH2は、規制壁64よりも低く設定されている。
この後側誘導壁62は、前側誘導壁61の後に隠れるように立設された第2キャップであり、その幅は、前側誘導壁61の幅Wと等しく設定され、その下端厚も前側誘導壁61の下端厚Tと等しく設定されている。
誘導溝63は、これら対向する前側誘導壁61と後側誘導壁62との間の間隙で成る。
具体的には、誘導溝63は、前側誘導壁61の一面である後面61bとこれと対向する後側誘導壁62の一面である前面62aとで画成されている。これら後面61bと前面62aには、下方中央部に向かって傾斜する傾斜面61c,62cがそれぞれ設けられ、誘導溝63が上から下に向かって狭くなっている。
なお、この実施例では、前側誘導壁61の後面61bと後側誘導壁62の前面62a双方にそれぞれ、傾斜面61c,62cを設けた例を示したが、前側誘導壁61の後面61b又は後側誘導壁62の前面62aのいずれか一方に傾斜面を設けることができることは勿論である。いずれか一方に傾斜面を設けることで、誘導溝63を上から下に向かって狭くするという目的を達成することができる。
また、規制壁64は、スクリーン2の破損を防止するための壁体である。規制壁64は、後側誘導壁62の真上に設けられており、その前面64aを前側誘導壁61方向に突出させている。
また、符号60は、ガイドレール4のレールベース4Bの上部に挿入するためのベース挿入壁である。
上記のような構造の上キャップ6は、図5に示すように、ガイドレール4の上端に固定されている。
具体的には、第1キャップである前側誘導壁61が、ガイドレール本体4Aの上端前側に配置され、図示しないビスが、前側誘導壁61の後面61b側で開口するビス孔61d,61d(図4参照)とガイドレール本体4Aのビス孔48,48(図3参照)とに螺入されている。これにより、前側誘導壁61は、ガイドレール本体4Aの上端前側に固定され、上端前側から上方に延出した状態になっている。
また、第2キャップである後側誘導壁62が、ガイドレール本体4Aの上端後側に配置され、図示しないビスが、後側誘導壁62の後面62b側で開口するビス孔62d,62d(図4参照)とガイドレール本体4Aのビス孔49,49(図3参照)とに螺入されている。これにより、後側誘導壁62が、ガイドレール本体4Aの上端後側に固定され、上端後側から上方に延出した状態になっている。
このように、前側誘導壁61と後側誘導壁62とが、ガイドレール本体4Aの上端に取り付けられることで、前側誘導壁61と後側誘導壁62との間の誘導溝63が、ガイドレール本体4Aのガイド通路40と連通している。
また、ベース挿入壁60は、レールベース4Bの上部内に挿入され、図示しないビスなどにより、レールベース4Bの上部に固定されている。
なお、上キャップ6の上端、すなわち前側誘導壁61の上端の位置は、最上位に引き上げられたスクリーン2の下端よりも低くなるように、すなわち、上キャップ6の上端がスクリーン2の下端に接しないように、上キャップ6の高さやガイドレール4の長さが設定されている。これにより、上キャップ6とスクリーン2との干渉を防止している。
次に、この実施例のロールスクリーン1が示す作用及び効果について説明する。
図5に示すロールスクリーン1の状態が、窓枠等の上枠100、両縦枠101,101(図3参照)及び下枠102に組み付けた後、スクリーン2を完全に下降させて、閉じた状態である。このような状態で、遮蔽機構3のチェーン31を操作して、回転機構32の巻取軸30を正回転(図5において時計回り)させると、両側の外縁部2A,2Aがガイドレール4のガイド通路40内に保持された状態で、スクリーン2が、上昇する。そして、チェーン31を操作して、巻取軸30を逆回転させると、両側の外縁部2A,2Aがガイドレール4のガイド通路40内に保持された状態で、スクリーン2が下降する。
このような操作中に、風力やスクリーン2の前後(図5の右側が前側であり、左側が後側)の気圧差が生じても、スクリーン2の外縁部2Aは、図3に示したように、抜止機構45によって挟持されているので、ガイドレール4から抜けることはない。
しかし、予期しない大きな外力がスクリーン2に加わり、外縁部2Aの一部が、抜止機構45の挟持力に抗して、ガイドレール4のガイド通路40から抜けることがある。
かかる場合には、次のような操作を行うことで、外れたスクリーン2をガイドレール4のガイド通路40に復帰させることができる。
図6は、スクリーン2がガイドレール4の後側に押し出された状態における図2の矢視B−B断面図であり、図7は、スクリーン2がガイドレール4の後側に押し出された状態を示す断面図である。
すなわち、図6に示すように、先ず、スクリーン2全体をガイドレール4の後方に押し出して、ガイドレール4から外し、スクリーン2の外縁部2Aを、後側ガイド壁42の後面側に位置させる。
そして、 チェーン31を操作して、巻取軸30を正回転させて、ガイドレール4の後側に位置するスクリーン2を上昇させる。
図8は、スクリーン2が上キャップ6まで上昇した状態における矢視C−C断面図であり、図9は、スクリーン2の振り子運動を説明するための部分断面図であり、図10は、スクリーン2の振り子運動阻止作用を説明するための部分断面図である。
スクリーン2を上昇させていくと、図8に示すように、外縁部2Aの下端部が上キャップ6に至り、外縁部2Aが、後面62bに接触した状態で、後側誘導壁62を上っていく。
ところで、スクリーン2を巻き上げていくと、スクリーン2の巻取径が大きくなり、スクリーン2が金属製の取付フレーム33に近づいていき、接触して破損するおそれがある。しかし、この実施例では、前面64aを前側誘導壁61方向に突出させた規制壁64を設けているので、スクリーン2が取付フレーム33側に近づいていくと、規制壁64の前面64aに当接する。このため、スクリーン2の取付フレーム33側へのさらなる移動が規制壁64によって阻止され、スクリーン2の破損が防止される。
そして、スクリーン2を、さらに上昇させていくと、図9に示すように、外縁部2Aの下端部が、後側誘導壁62の上端から外れる。すると、外縁部2Aに対する後側誘導壁62の規制が解除され、外縁部2Aを含むスクリーン2全体が、図9の矢印で示すように、振り子のように前方に振れる。
このとき、前側誘導壁61の高さが、後側誘導壁62と同等以下に設定されていると、スクリーン2が振り子運動を始めて、非常に不安定な状態になる。
しかし、この実施例では、前側誘導壁61の高さH1が、後側誘導壁62の高さH2よりも高く設定されている(図4参照)。このため、図10に示すように、振られたスクリーン2の外縁部2Aの下端部が、前側誘導壁61の後面61bに当たり、スクリーン2の振り子運動が前側誘導壁61によって阻止されることとなる。
図11は、スクリーン2を上キャップ6を越えて上昇させていく状態を示す部分断面図であり、図12は、スクリーン2を最上位迄上昇させた状態を示す部分断面図である。
図10に示した状態において、巻取軸30を逆回転させて、スクリーン2を下降させて、外縁部2Aを上キャップ6の誘導溝63内に落とし込むことも可能であるが、ユーザは、スクリーン2の外縁部2Aの下端部が、図10に示す状態にあるのか、又は、図8に示す状態にあるのかをロールスクリーン1の前側から視認することができない。
このため、図11に示すように、スクリーン2をさらに上昇させる。このとき、スクリーン2の振り子運動が前側誘導壁61によって阻止されているため、図12に示すように、スクリーン2は振り子運動をすることなく、最上位まで静かに引き上がって静止する。
図13は、スクリーン2の外縁部2Aが上キャップ6の誘導溝63内に入り込む状態を示す部分断面図であり、図14は、スクリーン2の外縁部2Aがガイドレール4のガイド通路40内に入り込む状態を示す部分断面図である。
スクリーン2を図12に示す最上位の状態から、巻取軸30を逆回転させて、図13に示すように、スクリーン2を下降させていくと、スクリーン2が振り子のように振れるときがある。この際も、スクリーン2の外縁部2Aの下端部が上キャップ6の前側誘導壁61の後面61bに当たるので、スクリーン2は、振り子運動をすることなく下降し、誘導溝63の広く広がった開口から誘導溝63内に容易に入り込む。
そして、この外縁部2Aが、誘導溝63内の傾斜面61c又は傾斜面62cのいずれかに誘導されて、ガイドレール4のガイド通路40側に向かう。
さらにスクリーン2を下降させていくと、図14に示すように、傾斜面61c,62cに誘導されて、外縁部2Aがガイド通路40内に確実に入り込む。そして、スクリーン2を図5に示した状態まで、完全に下降させることにより、スクリーン2の外縁部2Aが、ガイド通路40内に復帰した状態になる。
以上のように、この実施例のロールスクリーン1によれば、スクリーン2がガイドレール4から抜けた場合には、スクリーン2をガイドレール4の外方に外した後、遮蔽機構3のチェーン31の操作によって、スクリーン2を上昇及び下降させるだけで、スクリーン2をガイドレール4のガイド通路40内に簡単且つ迅速に復帰させることができる。
(実施例2)
次に、この発明の第2実施例について説明する。
図15は、この発明の第2実施例に係るロールスクリーン1の要部を示す斜視図である。
この実施例のロールスクリーンは、誘導部が、ガイドレール4の上キャップ6でなく、ガイドレール4自体の上部で形成した点が、上記第1実施例と異なる。
具体的には、図15に示すように、ガイドレール本体4Aの前側ガイド壁41の上端部を折り曲げるなどして、上記前側誘導壁61と同形及び同寸法の前側誘導壁61’を形成すると共に、後側ガイド壁42の上端部を折り曲げるなどして、上記後側誘導壁62と同形及び同寸法の後側誘導壁62’を形成した。そして、これら前側誘導壁61’と後側誘導壁62’との間隙で、誘導溝63’を形成した。
その他の構成,作用及び効果は、上記第1実施例と同様であるので、その記載は省略する。
なお、この発明は、上記実施例に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内において種々の変形や変更が可能である。
例えば、上記実施例では、前側遮光部61を後側遮蔽部62よりも高く設定した例を示したが、この発明では、前側誘導壁と後側誘導壁とのいずれか一方を他方よりも高く設定してあれば良い。したがって、後側遮蔽部62を前側遮光部61よりも高く設定した日射遮蔽装置もこの発明の範囲に含まれる。
また、上記実施例では、ガイドレールとして、ガイドレール本体4Aとレールベース4Bとの2つの部材で構成されるガイドレール4を適用した例を示したが、レールベースを持たず、ガイドレール本体を窓枠等の縦枠に直接固定する構造のガイドレールも、この発明のガイドレールとして適用することができる。
また、上記実施例では、図2及び図3に示したように、遮光材の一方側をスクリーン2の前側とし、遮光材の他方側をスクリーン2の後側とした例について説明したが、日射遮蔽装置であるロールスクリーン1の建築物への取り付けた方によって、遮光材の一方側がスクリーン2の後側、上側又は下側を示し、遮光材の他方側がスクリーン2の前側、下側又は上側を示す場合があることは勿論である。
また、上記実施例では、抜止機構45を備えたガイドレール4を適用した例を示したが、抜止機構45を有しないガイドレールも、この発明に適用することができることは勿論である。
さらに、上記実施例では、日射遮蔽装置として、ロールスクリーンを適用した例を示したが、ロールスクリーンだけでなく、プリーツスクリーン、ブラインド装置等にも適用することができる。
1…ロールスクリーン、 2…スクリーン、 2A…外縁部、 3…遮蔽機構、 4…ガイドレール、 4A…ガイドレール本体、 4B…レールベース、 5…下キャップ、 6,6’…上キャップ、 20…ウェイトバー、 30…巻取軸、 31…チェーン、 32…回転機構、 33…取付フレーム、 34…ブラケット、 35…ベースフレーム、 40…ガイド通路、 41…前側ガイド壁、 42…後側ガイド壁、 44…側部ガイド壁、 45…抜止機構、 46…パッキン、 50…載置部、 51…遮光部、 60…ベース挿入壁、 61,61’…前側誘導壁、 61a…前面、 61b…後面、 61c,62c…傾斜面、 62,62’…後側誘導壁、 62a…前面、 62b…後面、 63,63’…誘導溝、 64…規制壁、 64a…前面、 100…上枠、 101…縦枠、 102…下枠。

Claims (5)

  1. 遮蔽材と、この遮蔽材を引き出し及び引き戻し可能な遮蔽機構と、先端部をこの遮蔽機構の側端部に向けた状態で配設され且つ遮蔽材の一方側に位置する第1ガイド壁と遮蔽材の他方側に位置する第2ガイド壁とこれら第1ガイド壁と第2ガイド壁との間の間隙で成るガイド通路とを有するガイドレールとを備え、上記遮蔽材の外縁部がこのガイドレールのガイド通路内に入り込んだ日射遮蔽装置であって、
    上記ガイドレールの上記遮蔽機構側の端部に、上記第2ガイド壁から上記遮蔽機構の方向に延出する第2誘導壁と、上記第1ガイド壁から上記第2誘導壁と同方向に延出する第1誘導壁と、これら第1誘導壁と第2誘導壁との間の間隙で成り且つ上記ガイド通路に連通する誘導溝とを有した誘導部を設け、上記第1誘導壁を上記第2誘導壁よりも長く設定して、上記遮蔽材が上記第1誘導壁側へ移動することを阻止するよう構成し
    上記第2誘導壁の上方に、上記遮蔽材の引き戻し時に当該遮蔽材のさらなる移動を阻止する規制壁を設けた、
    ことを特徴とする日射遮蔽装置。
  2. 請求項1に記載の日射遮蔽装置において、
    上記ガイドレールに設けられた誘導部の第1誘導壁の一面及びこの一面と対向する第2誘導壁の一面の少なくとも一方の面に、上記誘導溝を先端側から上記ガイド通路側に向かって狭くするように傾斜する傾斜面を設けた、
    ことを特徴とする日射遮蔽装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の日射遮蔽装置において、
    上記ガイドレールに設けられた誘導部の第1誘導壁を、上記第1ガイド壁の端部に取り付ける第1キャップで形成し、
    上記誘導部の第2誘導壁を、上記第2ガイド壁の端部に取り付ける第2キャップで形成した、
    ことを特徴とする日射遮蔽装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の日射遮蔽装置において、
    上記ガイドレールに設けられた誘導部の第1誘導壁を、上記第1ガイド壁の端部で形成し、上記誘導部の第2誘導壁を、上記第2ガイド壁の端部で形成した、
    ことを特徴とする日射遮蔽装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の日射遮蔽装置において、
    上記ガイドレールの誘導部の先端が、遮蔽機構に引き戻された遮蔽材に接しない位置にあるように、上記誘導部又はガイドレールのいずれか一方又は双方の長さを設定することにより、ガイドレールと遮蔽材との干渉を防止する、
    ことを特徴とする日射遮蔽装置。
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