JP2008002193A - 日射遮蔽装置の操作コードの安全機構 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ヘッドボックス8から垂下している遮蔽部材を操作する操作コード1の末端に位置する継部2を収納嵌合する嵌合部2、この嵌合部5aと反対側の先端が分割され、周壁に係止段部5cを備え、内部に上下摺動可能な止材7を有する係合部5bとからなる嵌挿部材5と、この嵌挿部材5の前記係合部5bが挿入され、該係合部5bの係止段部5cを嵌着する嵌孔6cを備える外筒6a、および前記操作コード1の他端の連結部3を収納する収納部を備えた結合部材6と、を備え、前記操作コード1の末端の継部2を嵌合する嵌合部5aを有する前記嵌挿部材5の先端係合部を前記結合部材6の外筒6a内に挿入して前記係止段部5cを前記結合部材6の嵌孔6cに係着して両者を連結し、前記結合部材6の収納部6a内に操作コードの他端連結部3を収納してなる構成である。
【選択図】 図1
Description
例えば、特開平09−189180号公報、特開平2003−184456号公報、特開2006−70448号公報などが知られている。
本発明の課題は、遮蔽部材が降りた状態の時には操作コードを操作しても分離し難く、上昇位置で停止しているときには軽い衝撃負荷によっても分離する安全機構を提供することである。
本発明の課題は、遮蔽部材が降下しているときには5.8〜6.0Kgの負荷が加わったときに容易に分離するようにした安全機構を提供することである。
図1は本発明の操作コードの端末の連結部材の構成を説明する図面である。(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は図1(b)のA−A線の断面図である。図2は本発明の連結部材の嵌挿部材の説明図で(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は図2(a)のA−A線の断面図、(d)は斜視図である。図3は本発明の連結部材の結合部材の説明図で、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は図3(a)のA−A線の断面図、(d)は図3(b)のB−B線断面図、(e)は斜視図である。図4は本発明の連結部材の内部で摺動する止材の説明図で、(a)は図1(c)と同じ断面図である。(b)は止材の斜視図である。図5は本発明の操作コード安全機構を備えた日射遮蔽装置の斜視図である。図6は本発明日射遮蔽装置の遮蔽部材が降下した状態の操作コードの要部を示す側面図及び説明図である。図7は本発明の日射遮蔽装置の遮蔽部材が上昇位置の状態の操作コードの要部を示す側面図及び説明図である。
図4に示す状態、すなわち、結合部材6が下側にあるときは前記係合部5aの止材7は係合部5bの下端に位置し、係止段部5cが外筒6aの嵌孔6cに嵌着している状態を維持するようになっている。しかし、強力な衝撃力が作用したときは係止段部5cが外筒5cの嵌孔6cから抜ける。この止材7は嵌挿部材5の係合部5bの先端の開脚度合いを制御するものである。この係止段部5cの稜線部には傾斜面に形成してある。8は窓枠に取り付けるヘッドボックスであり、この側板9,9にローマンシェードなどの布地10の回転軸が軸支してある。
図6に示すように遮蔽部材でありロールスクリーン、布地10などの布地がヘッドボックス8に垂下されて遮蔽状態にあるとき、連結部材4は嵌挿部材5が上側で、結合部材6が下側に位置している。この状態から布地10を上昇させるときは操作コード1の下側を牽引することになるが、嵌挿部材5の係止段部5cが結合部材6の嵌孔6cに嵌着し、抜けない状態である。特に、嵌挿部材5の係合部5b内の下側に止材7が位置しているから係合部5bは収縮し難く、操作コード1は普通に操作されて、布地10は上昇する。
布地10が垂下状態で操作コード1に衝撃力が負荷されたときには嵌挿部材5の嵌合部5aの係合部5b内の止材7が下降して結合部材6の外筒6aの嵌孔6cから係止段部5cが抜け難くなっている。表1に示されるようにこの脱落力は衝撃力が5.5〜6.0Kg以上の力によって操作コード1が引っ張られると係合部5bの係止段部5cが外筒6の嵌孔6cから外れて分離される。これは係合部5cなどがやや弾力性のある合成樹脂で作られているので嵌孔6cから係止段部5cが抜ける。
実験によるとこの分離する力は約2.5〜3.2Kgの衝撃で簡易に分離することになった。これは合成樹脂のような可撓性を有する材質で製造されているから係合部5bの先端が容易に狭まる。
操作するときは下側操作コード1の両端に配置した継部2と連結部3がそれぞれ連結部材4の嵌挿部材5の嵌合部5aと結合部材6の収納部6aに嵌合してある。
本発明の操作コードの連結部材について、遮蔽部材であるカーテンが上昇位置にあるときの連結部材の位置、すなわち図7に示す状態のときの引っ張ったときの抜ける力を測定した。1回目は抜け難いが、2〜10回では抜け易くなっている。また、図6に示すようにカーテンが降下した状態のとき、すなわち抜けない方向のときの平均値は5.8Kgであった。従って、カーテンの昇降操作には支障がなかった。
2 継部
3 連結部
4 連結部材
5 嵌挿部材
5a 嵌合部
5b 係合部
5c 係止段部
6 結合部材
6a 外筒
6b 収納部
6c 嵌孔
7 止材
8 ヘッドボックス
9 側板
10 布地
Claims (5)
- 日射遮蔽装置における遮蔽部材を操作する操作コードの両端末の連結部材において、
ヘッドボックスから垂下している遮蔽部材を操作する操作コードの末端に位置する継部を収納嵌合する嵌合部、この嵌合部と反対側の先端が分割され、周壁に係止段部を備え、内部に上下摺動可能な止材を有する係合部とからなる嵌挿部材と、
この嵌挿部材の前記係合部が挿入され、該係合部の係止段部を嵌着する嵌孔を備える外筒、および前記操作コードの他端の連結部を収納する収納部を備えた結合部材と、
を備え、前記操作コードの末端の継部を嵌合する嵌合部を有する前記嵌挿部材の先端係合部を前記結合部材の外筒内に挿入して前記係止段部を前記結合部材の嵌孔に係着して両者を連結し、前記結合部材の収納部内に操作コードの他端連結部を収納してなることを特徴とする日射遮蔽装置の操作コードの安全機構。 - 日射遮蔽装置における遮蔽部材を昇降操作する操作コードであるボールチェーンの両端末の連結部材において、
ヘッドボックスから垂下している遮蔽部材を昇降する回転軸を回転させるボールチェーンの末端のボールを嵌合する嵌合部、この嵌合部と反対側の先端が分割され、周壁に係止段部を備えた係合部、およびこの係合部内で上下に摺動して前記係止段部の開脚を制御する止材とからなる嵌挿部材と、
この嵌挿部材の係合部を挿入し、該係合部の係止段部を嵌着する嵌孔を備える外筒および前記ボールチェーンの他端のボールを収納する収納部を備えた結合部材と、
を備え、前記ボールチェーンの末端のボールを嵌合する嵌合部を有する前記嵌挿部材の先端係合部を前記結合部材の外筒内に挿入して前記係止段部を前記結合部材の嵌孔に係着して前記嵌挿部材と前記結合部材とを連結し、前記結合部材の収納部内に前記ボールチェーンの他端連結部を収納してなることを特徴とする日射遮蔽装置の操作コードの安全機構。 - 前記操作コードが日射遮蔽装置のヘッドボックスから垂下している遮蔽部材を昇降するために遮蔽部材を巻き取る回転軸を回転するヘッドボックスの片側に配置された操作コードであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の日射遮蔽装置の操作コードの安全機構。
- 遮蔽部材が上方位置にあるときに前記嵌挿部材の係合部の前記係止段部と結合部材の嵌孔との係合が2.5〜3.02Kgの衝撃力で分離することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の日射遮蔽装置の操作コードの安全機構。
- 前記遮蔽部材が降下した状態において、前記嵌挿部材の嵌合部と前記結合部材との係合が5.8Kg以上の衝撃負荷が加わったときには前記係合部の係止段部が前記結合部材の嵌孔から抜け両者の係合が分離することを特徴とすると請求項1または請求項2に記載の日射遮蔽装置の操作コードの安全機構。
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