JP2014134028A - 屋内装置における操作用線条体の端部連結具 - Google Patents

屋内装置における操作用線条体の端部連結具 Download PDF

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Abstract

【課題】ロール網戸等の屋内装置の操作用線条体の端部連結具を、過って該線条体が強く引っ張られるようなことがあった場合、その外力で離脱されるようにする構成を、一対の同一形状の連結子からなる簡単な構成のものとする。
【解決手段】ボールチェーン等の操作用の線条体8の端部に取り付けるための合成樹脂で成形された同一形状の一対の連結子11により構成する。一対の連結子は、一端側に線条体を取り付ける保持部12を備え、他端側の連結部13においては、中心軸線Lの周りの一円周上に配設された複数の放射方向に弾性変形可能な第1の連結脚31と、その外側の円周上に間隔を置いて配設された複数の第2の連結脚32とを備える。両連結子を連結するとき、第2の連結脚32は第1の連結脚の外側に近接する位置にあり、第1の連結脚に設けた突子33を第2の連結脚の小孔34に嵌入させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロール網戸、ブラインド、各種スクリーン、日除け、開閉窓などの屋内装置に設けられているところの、当該屋内装置の使用状態をそれらの利用者の要求或いは好みに沿う状態に設定するための無端のチェーンや操作紐、コード等と呼ばれる操作用線条体を、その切断端部において、所要の外力で離脱可能な連結力で相互に連結するようにした端部連結具に関するものである。
従来から、極めて一般的に用いられているロール網戸、ブラインド、各種スクリーン、日除け、開閉窓などの屋内装置では、それらの開度や入射光量、通風量等を、それらの利用者の要求或いは好みに沿う状態に設定するためのチェーンや操作紐、コード等を備え、該チェーンや操作紐、コード等の操作用線条体の操作により上記開度や入射光量、通風量等を調整可能にしたものが多々見受けられる。これらの操作用線条体は、通常、屋内の居住域における操作し易い位置にループ状で吊下されているため、子供らが手、足、首等の身体の一部、或いは持ち物等を過ってそれに引っ掛け、身体の一部や持ち物を損傷し、また、逆にそのチェーンや操作紐等を切断したり、該チェーンや操作紐を備えた屋内装置自体を破損させる可能性がある。
特に、上述したチェーンや操作紐、コード等は、屋内装置の安定的な操作のために、それらの両端を強固に連結してループ状に形成するのが通例であり、そのために上述した問題が生じることから、子供らが手、足、首等の身体の一部、或いは持ち物等を過ってそれに引っ掛けることにより過大な力を作用させ、何らかの危険な状態になった場合には、上記チェーンや操作紐、コード等の両端の連結部における連結を解除することにより、その危険を避けるのが適切である。
このような問題に対処し、例えば、特許文献1〜3においては、上記チェーン等の操作用線条体に大きな力が作用したときに、それぞれに特有の構成により操作用線条体の連結部を切り離しできるようにした連結具について提案されている。
しかしながら、それらに開示のものは、いづれもに構造的に複雑なものであって、例えば、特許文献1のコネクタにおいては、コードの端部に係合可能とした一対の同形のコネクタピースを用いてはいるが、それらのコネクタピースを連結する連結部材を別途必要とし、結果的に、連結には3部片を必要とするものであり、また、特許文献2及び3に開示のものも、特許文献1のものと同等、ないしは、それよりも複雑な構成を備えるものである。
特開2011−236552号公報 特開2011−027174号公報 特開2008−002193号公報
本発明の技術的課題は、上記屋内装置における無端の操作用線条体を、その切断端部において相互に連結するに当たり、過って該線条体が強く引っ張られるようなことがあっても、身体の一部の損傷や、該線条体の切断、或いは該線条体を備えた屋内装置自体の破損がない外力で離脱可能にした該操作用線条体の端部連結具を、基本的には、一対の同一形状の連結子からなる簡単な構成のものとして提供することにある。
本発明の他の技術的課題は、上記一対の同一形状の連結子に対し、調整リングを付加するとか、連結子の形状や材質を変更するだけで、調整可能な連結力で上記連結子を連結できるようにした操作用線条体の端部連結具を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明によれば、操作用の線条体の端部に取り付けるための合成樹脂で成形された同一形状の一対の連結子からなり、上記一対の連結子は、それぞれ、その一端側に上記線条体の端部を取り付ける保持部を備えると共に、他端側に相互に連結できる連結部を備えることにより構成され、上記連結部においては、連結子の中心軸線の周りに環状に配設されて該中心軸線の方向に突出する複数の放射方向に弾性変形可能な連結脚を備え、上記両連結子における連結脚は、上記中心軸線の周りの一円周上に間隔を置いて配設された複数の第1の連結脚と、該円周の外側に位置する同心の一円周上に間隔を置いて、且つ上記第1の連結脚間に位置するように配設された複数の第2の連結脚とによって構成され、上記両連結子は、それらの中心軸線を合わせて各連結子の隣接する第1の連結脚の間に他方の連結子の第1の連結脚をそれぞれ挿入し、両連結子の第1の連結脚を相互に噛み合わせて接合したときに、各第2の連結脚が他方の連結子の第1の連結脚の外側に近接する位置にあるように形成され、上記第1の連結脚と第2の連結脚の一方における両連結脚が接する面に突子を、他方の連結脚における該突子に対応する位置に、両連結子における連結部の連結時に上記突子が嵌入する小孔を設けていることを特徴とする屋内装置における操作用線条体の端部連結具が提供される。
本発明に係る操作用線条体の端部連結具の好ましい実施形態においては、上記連結部に設ける連結脚を、連結子の中心軸線の周りの対向位置に配設された2本の第1の連結脚と、上記第1の連結脚の各中間において対向配置された2本の第2の連結脚とにより構成し、該第1の連結脚に突子を、上記第2の連結脚に上記小孔を設け、上記一対の連結子の一方を、その中心軸線の回りで90°回転させた位置においても両連結子を相互に連結可能にしたものとして構成される。
また、本発明に係る操作用線条体の端部連結具の他の好ましい実施形態においては、上記第2の連結脚の外面に、該第2の連結脚の長手方向に沿って凹凸を列設し、該凹凸における凹部に係合する凸部を備えた調整リングを、両連結子における第2の連結脚の周囲に、該第2の連結脚の長手方向に沿って位置調整可能に外嵌させたものとして構成し、或いは、上記連結子の保持部における中心軸線の周りの外周に、全体的に一つの螺旋溝を形成する部分螺旋溝を設け、相互に連結した連結子の一方における保持部と第2の連結脚の周囲に沿って、少なくとも第2の連結脚の長手方向に沿う範囲で位置調整可能な調整リングを外嵌させ、該調整リングに一方の連結子における上記螺旋溝に位置調整可能に螺合する雌ねじを備えたものとして構成される。更に、上記第1及び第2の連結脚の一方または双方の連結脚の形状及び/または材質の変更により、その湾曲に対する強度を異ならしめ、複数種の異なる連結力で相互に連結可能な連結子を備えたものとして構成することもできる。
本発明に係る上記端部連結具の好ましい実施形態においては、上記線条体の端部を取り付ける保持部を、U字型に湾曲してその両端を連結部に連結した帯状部片により構成し、該帯状部片における平行部の一方に、上記線条体の端部に形成した膨大部を挿入する通孔を開設すると共に、上記帯状部片のU字型に湾曲した部分の先端に上記線条体の膨大部を係止させる線条体導出孔を設け、上記通孔と上記線条体導出孔との間に通溝を設けたものとすることができる。
以上に詳述した本発明の操作用線条体の端部連結具によれば、上記屋内装置における無端の操作用線条体を、その切断端部において相互に連結する端部連結具を過って該線条体が強く引っ張られるようなことがあっても、身体の一部の損傷や、該線条体の切断、或いは該線条体を備えた屋内装置自体の破損がない外力で離脱可能なものとし、しかも、基本的には、一対の同一形状の連結子のみからなる簡単な構成のものとして提供することができる。また、上記一対の同一形状の連結子に対し、調整リングを付加するとか、連結子の形状や材質を変更するだけで、調整可能な連結力で上記一対の連結子を連結することができる。
本発明に係る操作用線条体の端部連結具の第1実施例における一対の連結子の分離状態を示す斜視図である。 同側断面図である。 上記端部連結具における一対の連結子の連結状態を示す斜視図である。 上記端部連結具の連結状態における調整リングの部分での横断面図である。 (a)〜(c)は、上記実施例における調整リングの位置による一対の連結子の連結力の調整態様について説明するための、要部を半断面によって示す作用説明図である。 本発明に係る端部連結具の第2実施例を示し、(a)はその組み立て状態の一例を示す部分断面図、(b)はその平面図である。 上記第2実施例における構成要素の分解部分断面図である。 本発明に係る第1実施例の端部連結具を用いて両端部を連結した操作用線条体を、ロール網戸のネット昇降操作を行う操作用線条体に適用した使用状態の説明図である。 連結子に図8の場合とは異なる構成の操作用線条体を取り付けた状態を例示する斜視図である。
従来から一般的に多用されているロール網戸(図8参照)、或いはブラインド、各種スクリーン、日除け、開閉窓などの屋内装置においては、入射光量や通風量等の設定のための操作機構を備え、該操作機構を無端のチェーンや操作紐等の操作用線条体8によって操作できるようにしているが、本発明に係る操作用線条体8の端部連結具10は、このような操作用線条体8における切断端部の相互の連結に供し、該操作用線条体8をループ状にするためのものである。図8に示すロール網戸1は、巻取りボックス2に回転自在に支持させた巻取り軸3に防虫ネット4を巻き付けて、その導出端に左右のガイド枠6でガイドされるアンダーバー5を取り付け、上記操作用線条体8により巻取り軸3の端部に取り付けたプーリーを回転させて、上記防虫ネット4の昇降操作を行うものである。
図1〜図5は、本発明に係る操作用線条体の端部連結具10の第1実施例を示し、図6及び図7は同第2実施例を示すものであり、また、図8は、ロール網戸1のネット昇降操作を行う操作用線条体8としてボールチェーンを用い、該操作用線条体8の端部の連結に本発明の第1実施例の端部連結具10を適用した使用状態を示し、図9は操作用線条体8として操作紐を用い、それを上記第1実施例の端部連結具10の連結子に取り付けた状態を示している。
上記操作用線条体8は、上記操作機構の動作のために引っ張るものであるため、その引っ張りに耐える強度を備える必要があり、該操作用線条体8の切断端部を相互に連結する端部連結具10における連結強度についても同様であるが、本発明に係る操作用線条体8の端部連結具10は、過って該線条体8が強く引っ張られることがあった場合、身体の一部の損傷や、該線条体自体の切断、或いは該線条体を備えた屋内装置自体の破損がなく、しかも、上記操作機構の動作に支障を来さないような範囲の引っ張り力で連結部分を離脱可能にしたものである。
図1〜図5を参照して、本発明に係る操作用線条体の端部連結具10の第1実施例について説明すると、当該操作用線条体8の端部連結具10は、操作用の線条体8の端部に取り付ける一対の連結子11,11からなるものであり、該一対の連結子11,11は、それぞれ、その一端側に上記線条体8の端部を取り付ける保持部12を備えると共に、その他端側に相互に連結できる連結部13を備えることにより構成している。
上記一対の連結子11,11は、合成樹脂で上記保持部12及び連結部13が一体成形された同一形状のものであり、しかも、その一対の同一形状の連結子11,11のみによって、所要の引っ張り力で離脱可能にしたものであるが、後述するように、該一対の連結子11,11間に位置調整可能に外嵌させる調整リング14により、連結した一対の連結子11,11が離脱する引っ張り力を調整可能にすることができる。
上記連結部13の構成について詳細に説明すると、該連結部13においては、連結子11の中心軸線Lの周りに環状に配設されて該中心軸線Lの方向に突出する複数の放射方向に弾性変形可能な第1の連結脚31、及び同複数の放射方向に弾性変形可能な第2の連結脚32を備えている。上記両連結子11,11における第1の連結脚31は、図4から分かるように、上記中心軸線Lの周りの一円周上に間隔を置いて配設されたものであり、また、上記第2の連結脚32は、各連結子11,11において、上記円周の外側に位置する同心の一円周上に間隔を置いて配設され、しかも、図1から分かるように、隣接する第1の連結脚31,31間に位置するように配設されたものである。
更に、上記両連結子11,11は、それらの中心軸線Lを合わせて各連結子11,11の隣接する第1の連結脚31,31の間に他方の連結子の第1の連結脚31をそれぞれ挿入し、それによって両連結子の第1の連結脚31が相互に噛み合うように接合したときに、各第2の連結脚32が他方の連結子の第1の連結脚31の外側に近接する位置にあるように形成し、そして、上記第1の連結脚31における第2の連結脚32が接する面に突子33を、第2の連結脚32における該突子33に対応する位置に、該突子33が嵌入する小孔34を設けている。なお、上記第1の連結脚31における第2の連結脚32が接する面に上記小孔を、第2の連結脚32における該小孔に対応する位置に、該小孔に嵌入する突子を設けることもできる。
また、図示の実施例では、上記連結部13に設ける連結脚を、連結子11の中心軸線Lの周りの一円周上の対向位置に配設された2本の第1の連結脚31と、上記第1の連結脚31の各中間において対向配置された2本の第2の連結脚32とにより構成し、上記一対の連結子11,11の一方をその中心軸線Lの回りで90°回転させた位置においても、両連結子11,11を相互に連結可能にしているが、かかる構成に限らず、例えば、上記連結部13に設ける連結脚を、連結子11の中心軸線Lの周りの等分位置に配設された3本の第1の連結脚31と、上記第1の連結脚の各間に位置させた3本の第2の連結脚32とにより構成することもできる。
上記構成を有する操作用線条体8の端部連結具10は、一対の連結子11,11の中心軸線Lを合わせて各連結子11,11の隣接する第1の連結脚31の間に他方の連結子11の第1の連結脚31をそれぞれ挿入し、各第1の連結脚31に設けた突子33を他方の連結子における第2の連結脚32に設けた各小孔34に嵌入させた状態にして両連結子11,11を接合すると、それらの突子33と小孔34の嵌入に伴う両連結子11,11相互の連結により、両連結子11,11が所要の外力で離脱可能な連結力で相互に連結される。
また、図示の実施例では、 上述したように一対の連結子11,11の一方をその中心軸線Lの回りで90°回転させた位置においても、両連結子11,11は相互に連結可能であり、更に、連結部13に設ける連結脚を、連結子11の中心軸線Lの周りの等分位置に配設された複数本の第1の連結脚31及び複数本の第2の連結脚32とにより構成した場合にも、同様にその等分角度だけ回転させた位置において連結可能であり、この点では多数の連結脚があっても両連結子11,11の連結のための位置合わせを容易に行うことができる。
また、上記チェーンや操作紐、コード等のループ状の操作用線条体8に、子供らが過って手、足、首等の身体の一部、或いは持ち物等を引っ掛けた場合にも、身体の一部や持ち物を損傷し、逆にそのチェーンや操作紐等を切断したり、該チェーンや操作紐を備えた屋内装置自体の破損がなく、しかも、上記操作機構の動作に支障を来さないような範囲の引っ張り力で連結部分を離脱可能にするものであり、上記第1の連結脚31及び第2の連結脚32は、どのような位置合わせで連結したときも、上記のような引っ張り力で離脱するように形成される。
相互に連結した上記連結子11,11を離脱させるための引っ張り力は、操作用線条体8をどのような屋内装置において用いるかによって相違するものであるから、種々の引っ張り力に対応できる端部連結具であることが望まれる。このような離脱のための引っ張り力の調整は、上記第1及び第2の連結脚31,32の一方または双方の連結脚の形状または材質、或いはその両者の変更により、それらの湾曲に対する強度を異ならしめ、複数種の異なる連結力で相互に連結可能な連結子を形成することができる。
また、図1〜図5に示すように、上記連結子11,11の第2の連結脚32の外面に、該第2の連結脚32の長手方向に沿って、連結子11の中心軸線Lに対して直交する方向に伸びる多数の凹凸36を列設し、該凹凸36における一つの凹部に係合する凸部16を内面の一部に備えた調整リング14を、相互に連結した両連結子11,11における第2の連結脚32の周囲に、該第2の連結脚32の長手方向に沿って位置調整可能に外嵌させておくこともでき、この場合には、図5の(a)〜(c)を参照して以下に説明するように、調整リング14の位置の調整によって一対の連結子11,11の連結力の調整を行うことができる。
図5によって上記連結力の調整の態様について説明すると、同図(a)は、第1の連結脚31に設けた突子33が、他方の連結子11における第2の連結脚32に設けた小孔34に嵌入する位置に調整リング14の凸部16を移動させ、その位置で該凸部16を第2の連結脚32の凹凸36における一つの凹部に係合させた状態を示し、この状態では、調整リング14の存在により第2の連結脚32が外側に湾曲しないように拘束されているので、両連結子11,11に矢印Aで示す引っ張り力が作用した場合、第2の連結脚32の小孔34に嵌入した突子33が該小孔34から離脱するためには、同図(b)に示すように、第1の連結脚31が大きく内側に湾曲する必要があり、結果的に、大きな引っ張り力が作用しなければ上記突子33が小孔34から離脱せず、大きな引っ張り力で一対の連結子11,11の連結が解除される。
一方、図5の(c)は、調整リング14を第2の連結脚32の基部まで移動させた状態を示し、この状態では、調整リング14の存在が第2の連結脚32の外側への湾曲を殆ど拘束しないので、両連結子11,11に矢印Bで示す引っ張り力が作用した場合、第1の連結脚31及び第2の連結脚32が比較的小さい力で湾曲する範囲で上記突子33が上記小孔34から離脱し、そのため、比較的小さな引っ張り力でも一対の連結子11,11の連結が解除される。
上記調整リング14の位置を、図5の(a)に示す位置と同図(c)に示す位置との間の中間位置に移動させた場合には、その位置に応じた中間の引っ張り力で一対の連結子11,11の連結が解除されるのは勿論である。
上記連結子11,11においては、第2の連結脚32の外面に、該第2の連結脚32の長手方向に沿って多数の凹凸36を列設し、一方、調整リング14の内面に該凹凸36における一つの凹部に係合する凸部16を備え、該調整リング14を第2の連結脚32の長手方向に移動させて凹凸36における任意の凹部に係合させるようにしているが、上記連結子11,11における第2の連結脚32の周囲に設けた凹凸36を、全体的に一つの螺旋溝を形成する部分螺旋溝とし、上記調整リング14の凸部16をそれに螺合する部分螺旋条として、第2の連結脚32の長手方向に位置調整可能に螺合しておくこともできる。
上記一対の連結子11,11は、前述したように、その一端側に上記線条体8の端部を取り付ける保持部12を備えているが、この保持部12は、U字型に湾曲してその両端を連結部13に連結した帯状部片21により構成し、該帯状部片21における一対の平行部の一方に、上記線条体8の端部に形成した膨大部9(図8及び図9参照)を挿入する通孔22を開設すると共に、上記帯状部片21のU字型に湾曲した部分の先端に上記線条体8の膨大部9を係止させる線条体導出孔23を設け、上記通孔22と上記線条体導出孔23との間に通溝24を設けることにより構成している。上記線条体8の膨大部9として、図8の例では、ボールチェーンからなる操作用線条体8のボールを利用し、図9の例では、操作紐からなる操作用線条体8の端部に係止した結び目を利用しているが、操作用線条体8を形成する部材に応じてその端部に付した膨大化部分を利用することができる。
次に、図6及び図7を参照して、本発明の第2実施例に係る線条体8の端部連結具10について説明する。同図に示す第2実施例の一対の連結子11,11は、上記線条体8の端部に取り付けるための保持部12における中心軸線Lの周りの外周に、全体的に一つの螺旋溝を形成する部分螺旋溝37を設けている。なお、上記連結子11の保持部12の一側には、上記線条体8の端部に形成した膨大部9を挿入する通孔22を開設すると共に、該保持部12の先端に上記線条体8の膨大部9を係止させる線条体導出孔23を設け、上記通孔22と上記線条体導出孔23との間に通溝24を設けているが、この点では第1実施例と変わるところがない。
また、上記連結子11には、第1実施例の場合と同様な複数の第1の連結脚31及び第2の連結脚32を備えている。但し、第1実施例のように、第2の連結脚32の外面に多数の凹凸36を列設することはなく、また、調整リング14の内面に該凹凸36における凹部に係合する凸部16も備えていない。
そして、第1実施例の調整リング14に対応する調整リング15は、相互に連結した連結子11,11の一方における保持部12と第2の連結脚32の周囲に沿って、少なくとも第2の連結脚32の長手方向に沿う範囲に外嵌し得る筒状に形成し、その下端部15aの位置を第2の連結脚32の長手方向の任意の位置に調整可能にして、該調整リング15の上部に、一方の連結子11における上記螺旋溝に螺合する雌ねじ17を備えている。
なお、図6及び図7において、第1実施例と共通する部分には第1実施例と同じ符号を付し、それらについての説明は省略する。
上記構成を備えた第2実施例の端部連結具10によれば、相互に連結した連結子11,11の一方における第2の連結脚32の周囲に位置調整可能に外嵌させた調整リング15の下端部15aを、先に図5を参照して説明した第1実施例の場合と同様に位置調整し、それによって、一対の連結子11,11の連結が解除される線条体8の引っ張り力を調整することができる。
8 操作用線条体
10 端部連結具
11 連結子
12 保持部
13 連結部
14,15 調整リング
16 凸部
31 第1の連結脚
32 第2の連結脚
33 突子
34 小孔
36 凹凸
37 部分螺旋溝
L 中心軸線

Claims (6)

  1. 操作用の線条体の端部に取り付けるための合成樹脂で成形された同一形状の一対の連結子からなり、
    上記一対の連結子は、それぞれ、その一端側に上記線条体の端部を取り付ける保持部を備えると共に、他端側に相互に連結できる連結部を備えることにより構成され、
    上記連結部においては、連結子の中心軸線の周りに環状に配設されて該中心軸線の方向に突出する複数の放射方向に弾性変形可能な連結脚を備え、
    上記両連結子における連結脚は、上記中心軸線の周りの一円周上に間隔を置いて配設された複数の第1の連結脚と、該円周の外側に位置する同心の一円周上に間隔を置いて、且つ上記第1の連結脚間に位置するように配設された複数の第2の連結脚とによって構成され、
    上記両連結子は、それらの中心軸線を合わせて各連結子の隣接する第1の連結脚の間に他方の連結子の第1の連結脚をそれぞれ挿入し、両連結子の第1の連結脚を相互に噛み合わせて接合したときに、各第2の連結脚が他方の連結子の第1の連結脚の外側に近接する位置にあるように形成され、
    上記第1の連結脚と第2の連結脚の一方における両連結脚が接する面に突子を、他方の連結脚における該突子に対応する位置に、両連結子における連結部の連結時に上記突子が嵌入する小孔を設けている、
    ことを特徴とする屋内装置における操作用線条体の端部連結具。
  2. 上記連結部に設ける連結脚を、連結子の中心軸線の周りの対向位置に配設された2本の第1の連結脚と、上記第1の連結脚の各中間において対向配置された2本の第2の連結脚とにより構成し、該第1の連結脚に突子を、上記第2の連結脚に上記小孔を設け、
    上記一対の連結子の一方を、その中心軸線の回りで90°回転させた位置においても両連結子を相互に連結可能にした、
    ことを特徴とする請求項1に記載の屋内装置における操作用線条体の端部連結具。
  3. 上記第2の連結脚の外面に、該第2の連結脚の長手方向に多数の凹凸を列設し、該凹凸における凹部に係合する凸部を備えた調整リングを、両連結子における第2の連結脚の周囲に、該第2の連結脚の長手方向に沿って位置調整可能に外嵌させた、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の屋内装置における操作用線条体の端部連結具。
  4. 上記連結子の保持部における中心軸線の周りの外周に、全体的に一つの螺旋溝を形成する部分螺旋溝を設け、相互に連結した連結子の一方における保持部と第2の連結脚の周囲に沿って、少なくとも第2の連結脚の長手方向に沿う範囲で位置調整可能な調整リングを外嵌させ、該調整リングに一方の連結子における上記螺旋溝に位置調整可能に螺合する雌ねじを備えた、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の屋内装置における操作用線条体の端部連結具。
  5. 上記第1及び第2の連結脚の一方または双方の連結脚の形状及び/または材質の変更により、その湾曲に対する強度を異ならしめ、複数種の異なる連結力で相互に連結可能な連結子を備えた、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の屋内装置における操作用線条体の端部連結具。
  6. 上記線条体の端部を取り付ける保持部を、U字型に湾曲してその両端を連結部に連結した帯状部片により構成し、該帯状部片における平行部の一方に、上記線条体の端部に形成した膨大部を挿入する通孔を開設すると共に、上記帯状部片のU字型に湾曲した部分の先端に上記線条体の膨大部を係止させる線条体導出孔を設け、上記通孔と上記線条体導出孔との間に通溝を設けた、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の屋内装置における操作用線条体の端部連結具。
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