JP6505783B2 - 日射遮蔽装置、ボトムレールの下限位置調整装置 - Google Patents
日射遮蔽装置、ボトムレールの下限位置調整装置 Download PDFInfo
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Description
ヘッドボックスから吊り下げられる日射遮蔽材と、
前記日射遮蔽材の下端に配置されるボトムレールと、
前記ヘッドボックスから垂下されて前記ボトムレールを支持する昇降コードと、
前記ヘッドボックスと前記ボトムレールの間の昇降コード長を前記ヘッドボックス側から変化させて前記ボトムレールを昇降させる昇降手段と、
前記ボトムレールの下限位置を規制する規制手段と、
前記ボトムレール内に配置され且つ回転部材の回転に伴って前記昇降コードを前記ボトムレール内に引きこむ引き込み量を変化させることによって前記ボトムレールの下限位置を調整する調整装置とを備え、
前記調整装置は、前記昇降コードを保持する保持部材と、前記保持部材に相対回転可能に取着された回転部材と、前記回転部材を回転させる回転操作部とを備え、
前記保持部材は、前記昇降コードを収容する第1のコード収容溝を備える日射遮蔽装置が提供される。
好ましくは、前記昇降コードは、第1のコード収容溝において、前記保持部材と前記ボトムレールの間に保持される。
好ましくは、前記ボトムレールは、前記保持部材の設置面に貫通孔を有し、前記回転部材は、前記貫通孔を通じて前記保持部材に取着される。
好ましくは、前記回転部材は、基部と、この基部から延びる先端部と、前記基部から半径方向に突出するフランジ部を備え、前記回転部材は、前記フランジ部が前記ボトムレールの外面に当接するように前記貫通孔に挿入される。
好ましくは、前記回転操作部は、前記ボトムレールの底面に設けられるか、前記ボトムレールの底面に設けられた貫通孔を通じて操作可能な位置に設けられる
好ましくは、前記回転操作部は、前記回転部材の外面側に設けられる。
好ましくは、前記回転部材は、前記昇降コードを収容する第2のコード収容溝を備える。
好ましくは、前記回転部材は、前記保持部材の上面に係合する爪部を備える。
好ましくは、前記回転部材と前記保持部材は、周方向の複数箇所で係合する。
好ましくは、前記回転部材は、周方向に等間隔に設けられた複数の係合凸部を備え、前記保持部材は、前記複数の係合凸部と係合する複数の係合凹部を備える。
好ましくは、前記保持部材は、回転不能、又は前記回転部材の回転軸周りの回転可能角度が90度以内になるように前記ボトムレール内に設置される。
好ましくは、前記ボトムレールは、内部にレールを備え、前記保持部材は、前記ボトムレールの長手方向端部から、前記レールに挿入してスライドさせることによって所望位置に設置される。
好ましくは、第1のコード収容溝は、前記保持部材の全長に渡って設けられ、前記昇降コードは、第1のコード収容溝の全長に渡って第1のコード収容溝内に保持され、前記保持部材は、第1のコード収容溝を分断する位置に前記回転部材に嵌合する嵌合孔を備え、前記回転部材は、前記嵌合孔に挿入されて前記保持部材に嵌合される。
(1)前記保持部材に設けられた嵌合孔の位置と前記ボトムレールの貫通孔の位置が一致するように前記保持部材を前記ボトムレール上に設置する工程と、
(2)前記工程(1)の後に、前記回転部材を前記ボトムレールの外面側から前記貫通孔を通じて前記嵌合孔に挿入して前記保持部材に嵌合させる工程と、
(3)前記工程(1)の前、工程(1)と(2)の間、又は工程(2)の後に、前記保持部材の第1のコード収容溝内に前記昇降コードを収容する工程を備える日射遮蔽装置の製造方法が提供される。
好ましくは、前記工程(3)は、前記工程(1)の前に、(A)前記ボトムレールに設けられた貫通孔に昇降コードを挿通させ、(B)その状態で前記保持部材の第1のコード収容溝内に前記昇降コードを収容し、(C)その状態で前記ボトムレールの内面側から前記昇降コードを前記貫通孔から引き抜く工程を備える工程である。
好ましくは、前記工程(B)において、前記昇降コードは、前記貫通孔をまたぐように前記保持部材をスライドさせることによって、第1のコード収容溝内に収容される。
また、本発明の別の観点によれば、ボトムレール内に配置され且つ回転部材の回転に伴って昇降コードを前記ボトムレール内に引きこむ引き込み量を変化させることによって前記ボトムレールの下限位置を調整する調整装置であって、
前記調整装置は、前記昇降コードを保持する保持部材と、前記保持部材に相対回転可能に取着された回転部材と、前記回転部材を回転させる回転操作部とを備え、
前記保持部材は、前記昇降コードを収容する第1のコード収容溝を備える、ボトムレールの下限位置調整装置が提供される。
図1及び図2は、本発明の第1実施形態の日射遮蔽装置1の全体構成を示す正面図及び左側面図である。
ヘッドボックス3に日射遮蔽材5の一端が取着されており、日射遮蔽材5の他端は、一面に開口部を有するボトムレール7に取着されている。ヘッドボックス3及びボトムレール7へ日射遮蔽材5を取着させる方法は、特に限定されないが、本実施形態では、日射遮蔽材5の両端に生地押さえ9を取り付け、この生地押さえ9をヘッドボックス3及びボトムレール7に設けられた開口部を塞ぐように弾性的にヘッドボックス3及びボトムレール7に取り付けることによって、ヘッドボックス3及びボトムレール7へ日射遮蔽材5を取着させている。
まず、図7(a)に示すように、ボトムレール7に設けられた貫通孔51に昇降コード11を挿通させる。昇降コード11の端には、係止部(結び目)31が形成されている。
次に、図7(b)に示すように、保持部材23をボトムレール7の内部に設けられたレール29と係合させ(より具体的には、ボトムレール7の長手方向端部からレール29を保持部材23のレール保持溝35内に挿入し)、レール29上で保持部材23をスライドさせ、図7(c)に示すように、貫通孔51を超える位置まで移動させる。この動作によって、昇降コード11が自然に第1のコード収容溝33に収容される。
次に、図7(d)に示すように、ボトムレール7の内面側から昇降コード11を貫通孔51から引き抜く。
次に、図7(e)に示すように、保持部材23に設けられた嵌合孔37の位置とボトムレール7の貫通孔51の位置が一致するように保持部材23をスライドさせる。
次に、図7(f)に示すように、回転部材25をボトムレール7の外面側から貫通孔51を通じて挿入して保持部材23の嵌合孔37に嵌合させ、調整装置21の組み立てを完了する。
このように、本実施形態の構成によれば、調整装置21は、わずか2つの部品で構成され、その組み立ては非常に容易である。
次に、図8及び図9(a)〜(c)を用いて、本発明の第2実施形態について説明する。本発明の第2実施形態の構成は、第1実施形態に類似しているが、ボトムレール7の構造に違いがある。第1実施形態では、ボトムレール7の幅方向の中央にレール29があり、保持部材23のレール保持溝35をレール29に係合させていたが、本実施形態では、ボトムレール7は、内側の両側面にレール54を有しており(図8を参照)、保持部材23の肩部24(図5(a)を参照)をレール54に係合させる(図9(b)を参照)。これによって、保持部材23は、第1実施形態と同様に、ボトムレール7の沿ったスライド移動が可能となる。
次に、図10〜図13を用いて、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態の構成は、第1実施形態に類似しているが、主に、図12(a)〜(f)に示す保持部材23の構造に違いがある。第1実施形態では、保持部材23の第1のコード収容溝33は、ボトムレール7側に開いていたが、本実施形態では、第1のコード収容溝33はボトムレール7の開口側(生地押さえ9の取り付け側)に開いており、昇降コード11は、この開口側から第1のコード収容溝33に収容される。第1のコード収容溝33に収容された昇降コード11が脱離しないように、第1のコード収容溝33の内側壁の両側には、係止凸部57が設けられている。
次に、図15及び図16を用いて、本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態の構成は、第3実施形態に類似しているが、主に、保持部材23の構造に違いがある。第3実施形態では、第1のコード収容溝33は、ボトムレール7の開口側に開いており、かつ嵌合孔37から長手方向の両側に延びている。一方、本実施形態では、第1のコード収容溝33は、第1実施形態と同様に、ボトムレール7の底部側に開いており、且つ嵌合孔37の片側にのみ延びている。
次に、図17〜図18を用いて、本発明の第5実施形態について説明する。第1〜第4実施形態では、回転部材25の回転によって、昇降コード11が回転部材25の先端部41の昇降コード巻取位置49(図6(b)を参照)に巻き取られる構成であったが、本実施形態では、第1回転部材25a及び第2回転部材25bの回転によって、昇降コード11が保持部材23の筒部36に巻き取られる。
第1〜第5実施形態では、ボトムレール7の開口部に取着された生地押さえ9の貫通孔を通じて昇降コード11がボトムレール7内部に挿通されているものを例に挙げて説明を行ったが、図19に示すように、断面略長方形のボトムレール7の短辺に相当する面7aに設けた貫通孔を通じて昇降コード11をボトムレール7内に挿通してもよい(例えば特開2008−266979に示すようなタイプのプリーツスクリーンに好適に適用される。)。この場合、断面略長方形のボトムレール7の長辺に相当する面7bに貫通孔を設け、この貫通孔を通じて回転部材25を保持部材23に嵌合させ、矢印Xの方向から回転操作部27を操作して、回転部材25を回転させて昇降コード11を巻き取ってボトムレール7の下限位置を調整することができる。
第1〜第5実施形態では、保持部材23は、ボトムレール7に設けたレール29又はレール54に沿ってスライド移動させていたが、スライド移動は必須ではなく、例えば、保持部材23をボトムレール7に弾性的に係合させる構成であってもよい。さらに、保持部材23とボトムレール7との間には係合構造を設けない構成も可能である。例えば、第1実施形態では、回転部材25の爪部43とフランジ部42によって保持部材23とボトムレール7が相対回転可能に固定されるので、保持部材23の回転可能角度が90度以下なるようにする機構のみを設ければよい。この場合、爪部43とフランジ部42には保持部材23とボトムレール7の間に加わる力を保持できる程度の強度を与える。
Claims (9)
- ヘッドボックスから吊り下げられる日射遮蔽材と、
前記日射遮蔽材の下端に配置されるボトムレールと、
前記ヘッドボックスから垂下されて前記ボトムレールを支持する昇降コードと、
前記ヘッドボックスと前記ボトムレールの間の昇降コード長を前記ヘッドボックス側から変化させて前記ボトムレールを昇降させる昇降手段と、
前記ボトムレールの下限位置を規制する規制手段と、
前記ボトムレール内に配置され且つ回転部材の回転に伴って前記昇降コードを前記ボトムレール内に引きこむ引き込み量を変化させることによって前記ボトムレールの下限位置を調整する調整装置とを備え、
前記調整装置は、前記昇降コードを保持する保持部材と、前記保持部材に相対回転可能に取着された回転部材と、前記回転部材を回転させる回転操作部とを備え、
前記回転部材は、前記保持部材内で前記昇降コードに加わる張力の方向と異なる方向に力が加えられることによって前記保持部材から取着可能に構成されている、日射遮蔽装置であって、
前記ボトムレールは、上面に開口部を有し、
前記回転操作部は、前記開口部を通じて操作可能に構成されている、日射遮蔽装置。 - 前記開口部には生地押さえが設けられ、
前記生地押さえには、貫通孔が設けられ、
前記回転操作部は、前記貫通孔を通じて操作可能に構成されている、請求項1に記載の日射遮蔽装置。 - 前記回転部材は、前記回転部材を径方向に貫通する溝を備え、
前記昇降コードは、前記溝に挿通される、請求項1又は請求項2に記載の日射遮蔽装置。 - 前記回転部材は、前記昇降コードの一端を係止可能に構成されている、請求項1〜請求項3の何れか1つに記載の日射遮蔽装置。
- ヘッドボックスから吊り下げられる日射遮蔽材と、
前記日射遮蔽材の下端に配置されるボトムレールと、
前記ヘッドボックスから垂下されて前記ボトムレールを支持する昇降コードと、
前記ヘッドボックスと前記ボトムレールの間の昇降コード長を前記ヘッドボックス側から変化させて前記ボトムレールを昇降させる昇降手段と、
前記ボトムレールの下限位置を規制する規制手段と、
前記ボトムレール内に配置され且つ回転部材の回転に伴って前記昇降コードを前記ボトムレール内に引きこむ引き込み量を変化させることによって前記ボトムレールの下限位置を調整する調整装置とを備え、
前記調整装置は、前記昇降コードを保持する保持部材と、前記保持部材に相対回転可能に取着された回転部材と、前記回転部材を回転させる回転操作部とを備え、
前記回転部材は、前記保持部材内で前記昇降コードに加わる張力の方向と異なる方向に力が加えられることによって前記保持部材から取着可能に構成されている、日射遮蔽装置であって、
前記回転操作部は、前記日射遮蔽材の下端よりも前記ボトムレールの室外側に設けられる、日射遮蔽装置。 - ヘッドボックスから吊り下げられる日射遮蔽材と、
前記日射遮蔽材の下端に配置されるボトムレールと、
前記ヘッドボックスから垂下されて前記ボトムレールを支持する昇降コードと、
前記ヘッドボックスと前記ボトムレールの間の昇降コード長を前記ヘッドボックス側から変化させて前記ボトムレールを昇降させる昇降手段と、
前記ボトムレールの下限位置を規制する規制手段と、
前記ボトムレール内に配置され且つ回転部材の回転に伴って前記昇降コードを前記ボトムレール内に引きこむ引き込み量を変化させることによって前記ボトムレールの下限位置を調整する調整装置とを備え、
前記調整装置は、前記昇降コードを保持する保持部材と、前記保持部材に相対回転可能に取着された回転部材と、前記回転部材を回転させる回転操作部とを備え、
前記保持部材が係合凹部を有し、前記回転部材が前記係合凹部に係合可能な係合凸部を有する、日射遮蔽装置。 - ヘッドボックスから吊り下げられる日射遮蔽材と、
前記日射遮蔽材の下端に配置されるボトムレールと、
前記ヘッドボックスから垂下されて前記ボトムレールを支持する昇降コードと、
前記ヘッドボックスと前記ボトムレールの間の昇降コード長を前記ヘッドボックス側から変化させて前記ボトムレールを昇降させる昇降手段と、
前記ボトムレールの下限位置を規制する規制手段と、
前記ボトムレール内に配置され且つ回転部材の回転に伴って前記昇降コードを前記ボトムレール内に引きこむ引き込み量を変化させることによって前記ボトムレールの下限位置を調整する調整装置とを備え、
前記調整装置は、前記昇降コードを保持する保持部材と、前記保持部材に相対回転可能に取着された回転部材と、前記回転部材を回転させる回転操作部とを備え、
前記回転操作部にフランジ部が設けられており、
前記フランジ部は、別の部材に設けられた貫通孔の縁に当接する部位である、日射遮蔽装置。 - ヘッドボックスから吊り下げられる日射遮蔽材と、
前記日射遮蔽材の下端に配置されるボトムレールと、
前記ヘッドボックスから垂下されて前記ボトムレールを支持する昇降コードと、
前記ヘッドボックスと前記ボトムレールの間の昇降コード長を前記ヘッドボックス側から変化させて前記ボトムレールを昇降させる昇降手段と、
前記ボトムレールの下限位置を規制する規制手段と、
前記ボトムレール内に配置され且つ回転部材の回転に伴って前記昇降コードを前記ボトムレール内に引きこむ引き込み量を変化させることによって前記ボトムレールの下限位置を調整する調整装置とを備え、
前記調整装置は、前記昇降コードを保持する保持部材と、前記保持部材に相対回転可能に取着された回転部材と、前記回転部材を回転させる回転操作部とを備え、
前記保持部材を前記ボトムレールの長手方向にスライド可能なレールが前記ボトムレール内に設けられている、日射遮蔽装置。 - ヘッドボックスから吊り下げられる日射遮蔽材と、
前記日射遮蔽材の下端に配置されるボトムレールと、
前記ヘッドボックスから垂下されて前記ボトムレールを支持する昇降コードと、
前記ヘッドボックスと前記ボトムレールの間の昇降コード長を前記ヘッドボックス側から変化させて前記ボトムレールを昇降させる昇降手段と、
前記ボトムレールの下限位置を規制する規制手段と、
前記ボトムレール内に配置され且つ回転部材の回転に伴って前記昇降コードを前記ボトムレール内に引きこむ引き込み量を変化させることによって前記ボトムレールの下限位置を調整する調整装置とを備え、
前記調整装置は、前記昇降コードを保持する保持部材と、前記保持部材に相対回転可能に取着された回転部材と、前記回転部材を回転させる回転操作部とを備え、
前記保持部材が前記ボトムレールの底面に対向する面に溝を有する、日射遮蔽装置。
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