JP2011027174A - コードのコネクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コードの両端部をコネクタで連結して無端状としたボールチェーンにおいて、コネクタは、コード2の端部に取着されたボール3aを係合可能とした一対のコネクタピース5a,5bと、コネクタピースを連結する連結部材6とを備えた。
【選択図】図3
Description
上記のように無端状のボールチェーンがプーリーから垂下されていると、そのボールチェーンの無端縁が室内を移動する居住者やその他の移動物体に引っ掛かることがある。
この発明の目的は、部品の共通化を図り、組立て作業の効率化を図り得るコードのコネクタを提供することにある。
請求項5では、前記膨径部と前記連結部材の内周面には、前記嵌合突部の回動位置を位置決めする位置決め手段を設けた。
請求項7では、前記連結部材に嵌合する一対の嵌合突部の嵌合角度を、各嵌合突部の中心線が互いに直交する角度とした。
請求項9では、前記嵌合突部を充実体とした。
請求項10では、前記コネクタピースの外形寸法を、プーリーとプーリーケースの間隔より大きくした。
前記コネクタピース5aは、合成樹脂でほぼ直方体状に形成され、その上面には前記ボール3aを挿入可能とするように長円状に開口された係止孔7が設けられている。前記コネクタピース5aの基端面中央には、図5に示すように、前記係止孔7に連なる挿通孔8が開口され、その挿通孔8は案内溝9を介してコネクタピース5aの上面に開口されている。
前記コネクタピース5aと連結部材6とを連結するには、嵌合突部10を連結部材6の一方の開口部14aに挿入し、コネクタピース5aを連結部材6に対し時計方向に90度回動する。すると、嵌合突部10の凹条12が円形孔15内の突条17に係合し、回動規制部13が開口部14aの俵形の角部から隣の角部まで移動して、図13に示すように位置決めされる。
この保持力は、通常のスラット昇降操作及びスラット角度調節操作時にボールチェーン1に作用する通常の引張り力では、嵌合突部10が連結部材6から外れることがないように設定されている。そして、ボールチェーン1に通常の引張り力を超える大きな引張り力が作用したときに限り、連結部材6の合成樹脂の弾性により、嵌合突部10の膨径部11により連結部材6の開口部14a,14bが押し広げられて、嵌合突部10が連結部材6から外れるようになっている。
(1)ボールチェーン1に通常の引張り力を超える大きな引張り力が作用したとき、コネクタ4のコネクタピース5a,5bのいずれかと連結部材6の嵌合が外れる。従って、ボールチェーン1の無端縁が室内を移動する居住者やその他の移動物体に引っ掛かったとき、ボールチェーン1をコネクタ4で切断させて居住者の安全を確保し、かつボールチェーン1が掛装されるプーリー等の損傷を未然に防止することができる。
(2)コネクタ4が切断された後は、コネクタピース5a,5bと連結部材6を再度嵌合すれば、無端状のボールチェーン1として容易に再生することができる。
(3)充実体の嵌合突部10を連結部材6の開口部14a,14bに挿入して90度回動させることにより、嵌合突部10を連結部材6に嵌合する構成としたので、嵌合突部10を連結部材6に嵌合するための操作力を軽微としながら、嵌合突部10を連結部材6に保持する保持力を十分に確保することができる。
(4)連結部材6で連結される一対のコネクタピース5a,5bは、その嵌合突部10の中心線が互いに直交する角度で保持されている。従って、各嵌合突部10に引張り力が作用するとき、各嵌合突部10の膨径部11が連結部材6の開口部14a,14bを互いに90度ずれた方向、すなわち連結部材6の中心から四方に向かって押し広げるように動作するため、保持力を確保することが容易である。
(5)一対のコネクタピース5a,5bを円筒状の連結部材6で連結する構成であり、コネクタピース5a,5b及び連結部材6を合成樹脂で容易に成形することができるので、コネクタ4を容易に形成することができる。
(6)嵌合突部10を円筒状の連結部材6に嵌合するための操作力が軽微であるので、工具を使用することなく、嵌合突部10を連結部材6に再嵌合することができる。従って、コネクタ4が外れても、居住者が容易に復帰させることができる。
(7)コネクタピース5a,5bを同一形状の共通部品として部品点数を削減することができる。
(8)面取り18,19により、前記嵌合突部10が円形孔15から引き抜かれるとき、前記係止部16a〜16dの損傷を防止することができる。
(9)コネクタピース5a,5bがプーリーとプーリーケースとの間を通過できないので、コネクタ4が分断されても、ボールチェーン1がプーリーから脱落することを防止することができる。
・前記コネクタ4を使用して、ロールブラインド、プリーツカーテン、たくし上げカーテン等の日射遮蔽装置の無端状のボールチェーンを形成してもよい。
・前記コネクタ4を、ネームプレート等を首から吊下支持するボールチェーンを無端状に連結するコネクタとして使用してもよい。
・コネクタピース5a,5bと連結部材6を嵌合する際に、コネクタピース5a,5bを連結部材6に対し回動させる角度は、90度以外の角度としてもよい。
・ボールチェーン1は、端部にのみボール3aを備えた紐状のコードとしてもよい。
Claims (10)
- 端部をコネクタで連結して無端状としたコードにおいて、
前記コネクタは、
前記コードの端部に取着されたボールを係合可能とした一対のコネクタピースと、
前記コネクタピースを連結する連結部材と
を備えたことを特徴とするコードのコネクタ。 - 前記コネクタピースと前記連結部材には、該コネクタピースを連結部材に対向するように挿入して回動させることにより該コネクタピースを連結部材に弾性的に係合させる保持手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のコードのコネクタ。
- 前記保持手段は、
前記コネクタピースに設けた軸状の嵌合突部と、
前記嵌合突部の先端部に設けられ、該嵌合突部の基端部より径の大きい膨径部と、
前記嵌合突部を挿入可能とした筒状の前記連結部材と、
前記連結部材に設けられ、前記膨径部を該連結部材に挿入して回動させることにより該膨径部に係合する係止部と
を備えたことを特徴とする請求項2記載のコードのコネクタ。 - 前記コネクタピース及び連結部材を合成樹脂で成形したことを特徴とする請求項3記載のボールチェーンのコネクタ。
- 前記膨径部と前記連結部材の内周面には、前記嵌合突部の回動位置を位置決めする位置決め手段を設けたことを特徴とする請求項4記載のコードのコネクタ。
- 前記連結部材に嵌合する一対の嵌合突部の嵌合角度を、相対的にずらしたことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載のコードのコネクタ。
- 前記連結部材に嵌合する一対の嵌合突部の嵌合角度を、各嵌合突部の中心線が互いに直交する角度としたことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載のコードのコネクタ。
- 前記一対のコネクタピースを同一形状としたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のコードのコネクタ。
- 前記嵌合突部を充実体としたことを特徴とする請求項3記載のコードのコネクタ。
- 前記コネクタピースの外形寸法を、プーリーとプーリーケースの間隔より大きくしたことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のコードのコネクタ。
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