JP5271859B2 - ボールチェーン及び日射遮蔽装置 - Google Patents
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Description
従って、ボールチェーンには、ボールチェーンに通常の操作時に作用する引張り力を超えるような過大な引張り力が作用するときには、その引張り力によりボールチェーンを切断して居住者の安全を確保し、かつボールチェーンが掛装されるプーリー等の損傷を未然に防止するフェイルセーフ機能を備えることが必要となっている。
請求項4では、前記連結部は、前記嵌合部と前記ボールの色彩を異なる色彩とし、前記第二の連結部材の色彩を前記ボールと同一とした。
請求項6では、前記連結部は、前記嵌合部と、該嵌合部に隣り合う第一のボールとを、その他の第二のボールと異なる色彩とし、前記第二の連結部材を前記第二のボールと同一の色彩とした。
請求項9では、前記連結部は、前記第二の連結部材を透明とし、前記嵌合部及び前記ボールを不透明とした。
請求項13では、前記第一及び第二の嵌合部に隣り合う第一のボールを、前記ボールと異なる色彩で成形した。
以下、この発明を具体化した第一の実施形態を図面に従って説明する。図1に示すロールブラインドは、フレーム1が取付ブラケット2を介して取付面に固定され、そのフレーム1の両端に取着された一対の支持ブラケット3a,3b間に巻取軸4が回転可能に支持されている。
一方の前記支持ブラケット3aにはプーリー7が回転可能に支持され、そのプーリー7に無端状のボールチェーン8が掛装されている。そして、ボールチェーン8の操作によりプーリー7を回転させると前記巻取軸4が回転され、その巻取軸4の回転によりスクリーン5が巻取軸4に巻き取られてボトムレール6が引き上げられ、あるいはスクリーン5が巻取軸4から巻戻されてボトムレール6が下降する。
前記第一の連結部材12は、図4に示すように、前記コード9と同一材質の連結コード14の一端に前記ボール10の半分の形状の半球部15が形成され、他端には嵌合部16が形成されている。前記半球部15と嵌合部16との間に前記ボール10と同形状のボール17が固着され、前記嵌合部16とボール17との間隔及びボール17と半球部15との間隔は、前記ボール10の間隔と同一である。
前記嵌合部16の基端部は、前記ボール10の端部と同様な半球状に形成され、嵌合部16の先端部には、丸軸状の嵌合突部18が形成されている。
前記第一の連結部材12の半球部15は、前記コード9の両端に形成された半球部10a(図3参照)に溶着固定されて、前記ボール10と同一形状のボールが形成される。そして、前記第一の連結部材12を第二の連結部材13で連結すると、無端状のボールチェーン8が形成される。
(1)ボールチェーン8の連結部11を構成する第二の連結部材13を黒色とし、第二の連結部材13以外の連結部11及びボールチェーン8を白色としたので、ボールチェーン8上においてセーフティ機能を備えた連結部11の位置を容易に認識することができる。
(2)連結部11の位置を容易に認識することができるので、スクリーン5を昇降操作してボールチェーン8を手放すとき、連結部11がプーリー7に掛かっているか否かを容易に認識することができる。連結部11がプーリー7に掛かっていると、セーフティ機能を確実に発揮できないことがあるが、連結部11がプーリー7に掛かっていない状態でボールチェーン8を手放すことにより、セーフティ機能を確実に発揮させることができる。
(3)ロールブラインドの出荷に先立ってボールチェーン8の半球部10a,15の溶着部分の強度試験を行うとき、連結部11を容易に認識することができるので、半球部10a,15の溶着位置を容易に特定することができる。従って、溶着位置を特定するために要する時間を短縮して、溶着部の強度試験コストを低減することができる。
(4)スクリーン5の昇降操作時に連結部11が外れないように位置させることができる。上記ロールブラインドでは、プーリー7から前後方向に垂下される無端状のボールチェーン8のうち、後方に垂下されるボールチェーン8を下方へ操作してスクリーン5を下降操作可能とし、後方に垂下されるボールチェーン8を僅かに下方へ引いてスクリーン5を引き上げ操作可能としている。このような構成では、スクリーン5が上限まで引き上げられているとき、連結部11が前方に垂下されている状態とすれば、スクリーン5の下降操作により連結部11が無用に外れてしまうことを防止することができる。
(第二の実施形態)
図15及び図16は、第二の実施形態を示す。この実施形態は、前記第一の実施形態の連結部11の配色のみを変更したものである。そして、第一の連結部材12の嵌合部16のみが黒色樹脂で成形され、第一の連結部材12の半球部15及びボール17と、第二の連結部材13が白色樹脂で成形されている。その他の構成は、第一の実施形態と同様である。
(第三の実施形態)
図17及び図18は、第三の実施形態を示す。この実施形態は、第一の連結部材12のボール17と、第二の連結部材13のみを黒色樹脂で成形したものである。その他の構成は、第一の実施形態と同様である。
(第四の実施形態)
図19及び図20は、第四の実施形態を示す。この実施形態は、第一の連結部材12のボール17及び嵌合部16のみを黒色樹脂で成形したものである。その他の構成は、第一の実施形態と同様である。
(第五の実施形態)
図21及び図22は、第五の実施形態を示す。この実施形態は、第一の連結部材12のボール17を黒色で成形し、第二の連結部材13を黒色及び白色以外の例えば灰色等の第三の色彩を備えた合成樹脂で成形したものである。その他の構成は、第一の実施形態と同様である。
(第六の実施形態)
図23及び図24は、第六の実施形態を示す。この実施形態は、一方の第一の連結部材12の嵌合部16を黒色の合成樹脂で成形し、他方の第一の連結部材12の嵌合部16を例えば灰色の合成樹脂で成形し、第二の連結部材13を白色の合成樹脂で成形したものである。その他の構成は、第一の実施形態と同様である。
(第七の実施形態)
図25及び図26は、第七の実施形態を示す。この実施形態は、第二の連結部材13を透明な合成樹脂で成形したものである。その他の構成は、第一の実施形態と同様である。
(第八の実施形態)
図27〜図36は、ボールチェーン8の連結部の第八の実施形態を示す。この実施形態の連結部31は、第一の連結部材32を第二の連結部材33に嵌合して連結する構成である。前記第一の実施形態と同一構成部分は同一符号を付して説明する。
前記第一の嵌合部34の基端部は、前記ボール17の端部と同様な半球状に形成され、第一の嵌合部34の先端部には、丸軸の両側部を平行に切除した断面俵形の嵌合突部35が形成されている。
前記第二の嵌合部39の基端部は、前記ボール10の端部と同様な半球状に形成され、第二の嵌合部39の先端面の中央部には、嵌合孔40が形成されている。前記嵌合孔40は、図34に示すように、前記嵌合突部35の膨径部36を挿入可能とする俵形に開口されている。
前記第一及び第二の連結部材32,33の半球部15は、前記コード9の両端に形成された半球部10aに溶着固定されて、前記ボール10と同一形状のボールが形成される。そして、前記嵌合突部35を嵌合孔40に嵌合すると、無端状のボールチェーン8が形成される。
(第九の実施形態)
図37及び図38は、第九の実施形態を示す。この実施形態は、第二の連結部材33の第二の嵌合部39と、第一及び第二の連結部材32,33のボール17を黒色樹脂で成形したものである。その他の構成は、第八の実施形態と同様である。
(第十の実施形態)
図39及び図40は、第十の実施形態を示す。この実施形態は、第二の連結部材33の第二の嵌合部39を黒色の合成樹脂で成形するとともに、第一の連結部材32の第一の嵌合部34を例えば灰色の合成樹脂で成形したものである。その他の構成は、第八の実施形態と同様である。
・ボールチェーン8のボール10と連結部11,31の合成樹脂部分の色彩は、白色、黒色、灰色以外に、ベージュあるいはブラウン等の色彩を適宜組み合わせて使用してもよい。
・連結部11,31の連結コード14を、ボールチェーン8のコードの色彩と異なる色彩としてもよい。
・前記ボールチェーン8は、横型ブラインド、縦型ブラインド、網戸、上下スライド窓、オーニング、天窓、物干し竿の昇降装置等の操作コードとして使用してもよい。
Claims (14)
- コード上に合成樹脂のボールを等間隔に成形して固着し、前記コードの両端部を連結部で連結して無端状としたボールチェーンにおいて、
前記連結部は、互いに嵌合する第一の連結部材と第二の連結部材を備え、前記第一の連結部材と第二の連結部材の少なくともいずれかを前記ボールと異なる色彩で形成したことを特徴とするボールチェーン。 - 前記コードの両端部に前記第一の連結部材を形成し、該第一の連結部材に嵌合突部を備えた嵌合部を設け、前記第二の連結部材は前記嵌合突部を嵌合可能とした筒状に形成し、前記嵌合部と前記第二の連結部材とを異なる色彩の合成樹脂で成形したことを特徴とする請求項1記載のボールチェーン。
- 前記連結部は、
前記嵌合部と前記ボールの色彩を同一とし、前記第二の連結部材の色彩を、前記ボールと異なる色彩としたことを特徴とする請求項2記載のボールチェーン。 - 前記連結部は、
前記嵌合部と前記ボールの色彩を異なる色彩とし、前記第二の連結部材の色彩を前記ボールと同一としたことを特徴とする請求項2記載のボールチェーン。 - 前記連結部は、
前記第二の連結部材と、前記嵌合部に隣り合う第一のボールとを、その他の第二のボールと異なる色彩としたことを特徴とする請求項2記載のボールチェーン。 - 前記連結部は、
前記嵌合部と、該嵌合部に隣り合う第一のボールとを、その他の第二のボールと異なる色彩とし、前記第二の連結部材を前記第二のボールと同一の色彩としたことを特徴とする請求項2記載のボールチェーン。 - 前記連結部は、
前記嵌合部に隣り合う第一のボールと前記第二の連結部材とを異なる色彩とするとともに、前記第一のボール及び第二の連結部材を前記第一のボール以外の第二のボールとも異なる色彩とし、前記嵌合部を前記第二のボールと同一の色彩としたことを特徴とする請求項2記載のボールチェーン。 - 前記連結部は、
前記嵌合部を、前記ボールと異なり、かつ互いに異なる色彩とし、前記第二の連結部材を前記ボールと同一の色彩としたことを特徴とする請求項2記載のボールチェーン。 - 前記連結部は、
前記第二の連結部材を透明とし、前記嵌合部及び前記ボールを不透明としたことを特徴とする請求項2記載のボールチェーン。 - 前記第一の連結部材は、
連結コードの一端に設けられ、前記コードの端部に溶着可能とした半球部と、
連結コードの他端に設けた前記嵌合部と、
前記嵌合部と前記半球部との間に設けられた前記第一のボールと
を備えたことを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載のボールチェーン。 - 前記コードの一端に前記第一の連結部材を形成し、前記コードの他端に前記第二の連結部材を形成し、前記第一及び第二の連結部材に互いに嵌合可能とした第一の嵌合部と第二の嵌合部を設け、前記第一の嵌合部と第二の嵌合部とを異なる色彩の合成樹脂で成形したことを特徴とする請求項1記載のボールチェーン。
- 前記第一の嵌合部と第二の嵌合部を、前記ボールと異なる色彩で成形したことを特徴とする請求項11記載のボールチェーン。
- 前記第一及び第二の嵌合部に隣り合う第一のボールを、前記ボールと異なる色彩で成形したことを特徴とする請求項11記載のボールチェーン。
- 請求項1乃至13のいずれか1項に記載のボールチェーンをプーリーに掛装して垂下し、該プーリーの回転操作に基づいて日射遮蔽材を開閉操作することを特徴とする日射遮蔽装置。
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