JP2007177440A

JP2007177440A - 操作コード接続具及び操作コード接続具の製造方法

Info

Publication number: JP2007177440A
Application number: JP2005375089A
Authority: JP
Inventors: Shojiro Uehara; 祥次郎上原
Original assignee: Tachikawa Blind Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Tachikawa Blind Manufacturing Co Ltd
Priority date: 2005-12-27
Filing date: 2005-12-27
Publication date: 2007-07-12

Abstract

【課題】美観上好ましい小型の操作コード接続具を提供する。
【解決手段】それぞれ操作コード１１ａ，１１ｂを取着した第一の接続部材１５と第二の接続部材１６を弾性的に嵌合して、無端状の操作コードを中間部で接続する操作コード接続具において、第一の接続部材１５と第二の接続部材１６の少なくともいずれかを操作コードに対しアウトサート成型した。
【選択図】図１

Description

この発明は、横型ブラインド、たくし上げカーテン、プリーツカーテン等の操作コードの中間部を着脱可能に接続する操作コード接続具に関するものである。

ヘッドボックスから垂下される操作コードでスラットを昇降操作する横型ブラインドでは、操作コードの端部がボトムレールに取着されるため、スラットを最下限まで下降させた状態では、操作コードの下縁部が無端状に垂下される。すると、操作コードが居住者に引っ掛かるおそれがある。

そこで、操作コードの中間部を接続具で接続して、操作コードに所定値以上の力が作用した場合には、接続具が外れて、操作コードの無端状状態を解除するようにする構成が提案されている。

図５及び図６は、上記のような接続具の従来例を示す。図５に示す接続具は、オス型部材１とメス型部材２とが弾性的に嵌合されて、操作コード３，４を連結するものである。そして、図６に示すように、操作コード３，４の端部に結び目５，６が形成されて、オス型部材１及びメス型部材２からの抜け止めとなっている。

このような構成により、操作コード３，４が接続具で接続されるとともに、操作コード３，４に所定値以上の力が作用すると、オス型部材１とメス型部材２との嵌合が外れて、居住者等への引っ掛かりを未然に防止することが可能となる。

特許文献１には、操作紐をボトムレールに取付ける取付具が開示されている。特許文献２には玉連鎖を連結する結合錠が開示されている。また、特許文献３には図５と同様な接続具が開示されている。

また、特許文献４，５にはボールチェーンを環状に接続する構成が開示されている。
特開昭５８−５１３５９号公報特開平９−１８９１８０号公報特開２００３−１８４４５６号公報実公昭６２−４５０２５号公報特開平５−２９５６４２号公報

図５及び図６に示す接続具では、オス型部材１及びメス型部材２に結び目５，６を収納する必要があるため、オス型部材１及びメス型部材２が大型化し、美観上好ましくない。
特許文献１には、操作コードの中間部を接続する接続具は開示されていない。特許文献２では、玉連鎖の玉を殻包皮内に収容する作業が必要であるとともに、玉を収容するスペースが必要となるため、殻包皮が大型化する。

特許文献３は、図６と同様な結び玉を必要とする。また、特許文献４，５は、ボールチェーンを接続するものであり、所定値以上の力が作用したとき、接続部分が外れるようにする思想は開示されていない。

この発明の目的は、美観上好ましい小型の操作コード接続具を提供することにある。

請求項１では、それぞれ操作コードを取着した第一の接続部材と第二の接続部材を弾性的に嵌合して、無端状の操作コードを中間部で接続する操作コード接続具において、
前記第一の接続部材と第二の接続部材の少なくともいずれかを操作コードに対しアウトサート成型した。

請求項２では、それぞれ操作コードを取着した第一の接続部材と第二の接続部材を弾性的に嵌合して、無端状の操作コードを中間部で接続する操作コード接続具において、前記第一の接続部材と第二の接続部材の少なくともいずれかに操作コードを挿通し、該操作コードの端部にかしめ部材を取着して抜け止めとした。

請求項３では、それぞれ操作コードを取着したオス型部材とメス型部材を弾性的に嵌合して、無端状の操作コードを中間部で接続する操作コード接続具において、
前記オス型部材を操作コードにアウトサート成型し、前記メス型部材に操作コードを挿通し、該操作コードの端部にかしめ部材を取着して抜け止めとした。

請求項４では、操作コードに所定間隔毎にオス型部材をアウトサート成型し、該オス型部材の先端縁で操作コードを切断して、オス型部材を備えた操作コードを形成した。

本発明によれば、美観上好ましい小型の操作コード接続具を提供することができる。

以下、この発明を具体化した一実施の形態を図面に従って説明する。図２に示すように、横型ブラインドの操作コード１１の端部は、ボトムレール１２に接続されて無端状に垂下されている。そして、操作コード１１の操作により、ボトムレール１２が昇降されてスラット１３が昇降される。なお、スラット１３の角度調節操作は、操作棒２１の回動操作により行われる。

前記操作コード１１は、前記ボトムレール１２近傍で分離されて操作コード１１ａ，１１ｂで構成され、その分離部分が接続具１４で接続されている。
前記接続具１４の構成を図１及び図３に従って説明すると、接続具１４は合成樹脂で成型されたオス型部材（第一の接続部材）１５とメス型部材（第二の接続部材）１６とで構成される。前記メス型部材１６は筒状に形成され、その先端部内周面には係止溝１７が周方向に形成されている。

メス型部材１６の基端部には、操作コード１１ａを挿通可能とした挿通孔１８が形成されている。そして、操作コード１１ａをメス型部材１６に取着するには、操作コード１１ａの端部をメス型部材１６の基端側から挿通孔１８に挿通する。そして、操作コード１１ａの端部にかしめ部材１９を装着してかしめると、図３に示すように、メス型部材１６内でかしめ部材１９が挿通孔１８の周縁部に当接して、操作コード１１ａの端部がメス型部材１６に保持される。

前記オス型部材１５は、前記操作コード１１ｂの端部にアウトサート成型により取着される。すなわち、図４に示すように、オス型部材１５は一本の操作コード１１ｂに対し、所定間隔毎にアウトサート成型により形成され、成型後にオス型部材１５の先端縁Ｘで操作コード１１ｂを切断することにより、先端にオス型部材１５が取着された所定長さの操作コード１１ｂが形成される。そして、操作コード１１ｂの端部がボトムレール１２に取着される。

前記オス型部材１５の先端部は、メス型部材１６の先端部に嵌合可能とした径で形成され、先端部外周面には前記係止溝１７に係合可能とした突条２０が周方向に形成されている。

そして、オス型部材１５の先端部をメス型部材１６の先端部に嵌合すると、突条２０が係止溝１７に弾性的に係合するようになっている。この状態では、オス型部材１５及びメス型部材１６に両者を引き離す方向に所定値以上の力が作用すると、オス型部材１５とメス型部材１６との嵌合が外れるようになっている。

このような接続具で接続された操作コード１１を備えた横型ブラインドでは、図２に示すように、操作コード１１が無端状に垂下されている。この状態で、例えば操作コード１１が居住者に引っ掛かった場合には、オス型部材１５とメス型部材１６との嵌合が外れる。

上記のように構成された接続具では、次に示す作用効果を得ることができる。
（１）居住者等が操作コード１１に引っ掛かって、オス型部材１５とメス型部材１６とに両者を引き離す方向の所定値以上の力が作用すると、オス型部材１５とメス型部材１６との嵌合が外れる。従って、操作コード１１の引っ掛かりによる障害を未然に防止することができる。
（２）操作コード１１ｂにオス型部材１５をアウトサート成型することにより、操作コード１１ｂの端部にオス型部材１５が取着される。また、メス型部材１６の挿通孔１８に挿通した操作コード１１ａの端部にかしめ部材１９を取着することにより、メス型部材１６が操作コード１１ａの端部に取着されるので、オス型部材１５及びメス型部材１６内に結び目等を収納する必要はない。また、かしめ部材１９はほぼ操作コード１１ａと同径である。従って、オス型部材１５及びメス型部材１６の径を小さくして、接続具を小型化することができる。
（３）接続具を小型化して、美観を向上させることができる。
（４）操作コード１１ｂにオス型部材１５を所定間隔毎にアウトサート成型し、オス型部材１５の先端で操作コード１１ｂを切断することにより、同一長さの操作コード１１ｂを備えた多数のオス型部材１５を容易に形成することができる。従って、このようなオス型部材１５を備えた操作コード１１ｂをボトムレール１２に取着すれば、ボトムレール１２と接続具との間隔を一定とした多数の横型ブラインドを容易に組み立てることができる。

上記実施の形態は、以下の態様で実施してもよい。
・上記の接続具を、横型ブラインドのスラット角度調節用コードの２個のチルトタッセル間に取着してもよい。
・メス型部材１６の基端部に、操作コード１１ａをアウトサート成型してもよい。
・オス型部材１５に操作コード１１ｂを挿通し、その操作コード１１ｂの端部にかしめ部材を取着して抜け止めとしてもよい。

一実施の形態の接続具を示す分解斜視図である。一実施の形態の接続具の使用状態を示す正面図である。一実施の形態の接続具を示す断面図である。一実施の形態の接続具のオス型部材を成型した操作コードを示す正面図である。従来例を示す正面図である。従来例を示す分解斜視図である。

符号の説明

１１，１１ａ，１１ｂ…操作コード、１４…接続具、１５…第一の接続部材（オス型部材）、１６…第二の接続部材（メス型部材）、１９…かしめ部材。

Claims

それぞれ操作コードを取着した第一の接続部材と第二の接続部材を弾性的に嵌合して、無端状の操作コードを中間部で接続する操作コード接続具において、
前記第一の接続部材と第二の接続部材の少なくともいずれかを操作コードに対しアウトサート成型したことを特徴とする操作コード接続具。
それぞれ操作コードを取着した第一の接続部材と第二の接続部材を弾性的に嵌合して、無端状の操作コードを中間部で接続する操作コード接続具において、
前記第一の接続部材と第二の接続部材の少なくともいずれかに操作コードを挿通し、該操作コードの端部にかしめ部材を取着して抜け止めとしたことを特徴とする操作コード接続具。
それぞれ操作コードを取着したオス型部材とメス型部材を弾性的に嵌合して、無端状の操作コードを中間部で接続する操作コード接続具において、
前記オス型部材を操作コードにアウトサート成型し、前記メス型部材に操作コードを挿通し、該操作コードの端部にかしめ部材を取着して抜け止めとしたことを特徴とする操作コード接続具。
操作コードに所定間隔毎にオス型部材をアウトサート成型し、該オス型部材の先端縁で操作コードを切断して、オス型部材を備えた操作コードを形成することを特徴とする操作コード接続具の製造方法。