JP5719120B2 - 操作コード - Google Patents

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Description

本発明は、横型ブラインド、縦型ブラインド、ロールスクリーン、網戸、上下スライド窓、オーニング、天窓、または物干し竿などに好適に用いられる操作コードに関する。
横型ブラインドの一種類として、ヘッドボックスの一端に回動可能に支持されたプーリーに無端状の操作コードを掛装し、その操作コードを操作してプーリーを回転させることにより、ヘッドボックス内のスラット駆動機構に伝達し、スラットを昇降操作および角度調節操作可能としたものがある。また、操作コードはプーリーに周回させることにより、縦型ブラインドを操作するという技術も知られている。さらに、日射遮蔽材ではなく防虫網を巻き取る形式のもの、上げ下げ窓の昇降機構、物干し等の昇降機構にも操作コードは使われている。
このような操作コードは、たとえば、合成樹脂で紐状に形成されたコードの両端を溶着あるいはカシメすることにより無端状に形成されているものである(例えば、特許文献1〜3を参照)。このような操作コードは、特許文献4のように、プーリーを装着したプーリーケースの内側にプーリーの周面に形成された凹部に掛装させてプーリーを回転駆動可能となっている。
実公昭62−45025号 特許2782508号 実公昭39−23680号 特許2744563号
このような強固に固定された無端状の操作コードは、ブラインドから取り外すには切断するか、あるいはカシメを外す必要があるので、一旦取り外した後、再度ブラインド取り付けて利用することが容易ではない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされてものであり、交換が容易な無端状操作コードを提供するものである。
本発明によれば、一端及び他端を有するメインコードと、前記一端に設けられた第一の連結部と、前記他端に設けられた第二の連結部と、第一の連結部と第二の連結部とに、互いに連結及び解除可能な連結部材を備え、前記第一の連結部と前記連結部材との相対回転により解除可能で正ネジ関係となる嵌合部を前記第一の連結部と前記連結部材とに設け、前記第二の連結部と前記連結部材との相対回転により解除可能で正ネジ関係となる嵌合部を前記第二の連結部と前記連結部材とに設けた操作コードが提供される。
本発明の操作コードは、第一の連結部と連結部材、及び第二の連結部と連結部材をそれぞれ逆ネジ方向に相対回転させることによってそれぞれの連結が解除される。どちらの連結も予め決められた相対回転によって連結の解除が可能であるので、連結の解除作業が容易である。連結の解除作業が容易であるので、操作コードを非ループ化が容易である。
また、本発明によれば、一端及び他端を有するメインコードと、前記一端に設けられた第一の連結部と、前記他端に設けられた第二の連結部とを備え、第一の連結部と第二の連結部は、直接又は連結部材を介して互いに連結可能であり、第一の連結部と第二の連結部は、隣接する連結部又は連結部材の一方の嵌合突部を他方の嵌合孔に挿入した状態で両者を相対回転させることによって連結可能であり、前記嵌合突部は、前記嵌合突部と前記嵌合孔が特定の角度関係にある状態でのみ前記嵌合孔に挿入可能であり、前記嵌合突部と前記嵌合孔は、前記角度関係にある場合に、一方向にのみ相対回転可能である操作コードも提供される。
本発明の操作コードは、隣接する連結部又は連結部材の嵌合突部と嵌合孔を特定の角度関係に配置した状態で嵌合突部を嵌合孔に挿入し、その状態で両者を相対回転させることによってループ化することができる。嵌合突部を嵌合孔に挿入したときの角度関係にある状態では、嵌合突部は嵌合孔に対して一方向にのみ相対回転させることができる。このため、嵌合突部を嵌合孔に挿入した後にどちらの方向に回転させるべきかを迷うことなく、嵌合突部と嵌合孔を嵌合させて操作コードをループ化させることができる。なお、「隣接する連結部又は連結部材」とは、第一の連結部と第二の連結部が直接連結される場合は、第一の連結部と第二の連結部の組み合わせであり、第一の連結部と第二の連結部が連結部材を介して連結される場合は、第一の連結部と連結部材の組み合わせ又は第二の連結部と連結部材の組み合わせである。
また、嵌合突部と嵌合孔を嵌合させた状態で、嵌合のときとは逆の方向に嵌合突部と嵌合孔を相対回転させることによって、嵌合突部と嵌合孔の嵌合を解除することができるが、嵌合突部を嵌合孔に挿入したときの角度関係になるとそれ以上相対回転させることができないので、嵌合突部を嵌合孔から引き抜くことができる角度関係に自然に設定される。従って、嵌合突部と嵌合孔の角度関係を調節することなく、嵌合突部と嵌合孔とを分離して操作コードを非ループ化させることができる。
このように、本発明によれば、第一の連結部と第二の連結部の連結解除が非常に容易であるので、操作コードの非ループ化が容易である。また、操作コードの非ループ化が容易であるので、本発明によれば、(1)操作コードの不使用時に連結部を解除して非ループとしておき事故を未然に防止することができ、(2)操作コードを切断することなく、操作コードをブラインドなどから取り外すことができ、(3)操作コードを別のものに容易に交換することができる。
一例では、第一の連結部と第二の連結部は、連結部材を介して互いに連結可能であり、第一の連結部と第二の連結部は、それぞれ、軸状の嵌合突部を有し、前記連結部材は、係止部を有する嵌合孔を両端に有する筒状部材であり、前記嵌合突部の先端部には、前記嵌合突部の基端部より径の大きい膨径部が設けられ、前記嵌合孔には前記膨径部を挿入して回動させることにより該膨径部に係合する係止部が設けられている。
一例では、前記嵌合孔に嵌合する一対の嵌合突部の嵌合角度は、相対的にずらされている請求項2に記載の操作コード。
一例では、前記嵌合角度は、各嵌合突部の中心線が互いに直交する角度である請求項3に記載の操作コード。
一例では、前記一対の嵌合突部の一方と前記筒状部材の間の相対回転の方向は、前記一対の嵌合突部の他方と前記筒状部材の間の相対回転の方向と同じである。
一例では、第一の連結部と第二の連結部は、直接連結可能であり、第一の連結部は、軸状の嵌合突部を有し、第二の連結部は、嵌合孔を有し、前記嵌合突部の先端部には、前記嵌合突部の基端部より径の大きい膨径部が設けられ、前記嵌合孔には前記膨径部を挿入して回動させることにより該膨径部に係合する係止部が設けられている。
一例では、前記嵌合突部の基端部には前記係止部に当接して前記嵌合突部と前記嵌合孔の間の相対回転を規制する回動規制部が設けられている。
一例では、前記回動規制部は、前記嵌合突部と前記嵌合孔が前記角度関係にある場合に前記係止部に当接する。
一例では、前記膨径部と前記連結部材の内周面には、前記嵌合突部の回動位置を位置決めする戻り回転防止手段が設けられている。
一例では、前記嵌合突部は、前記コードにアウトサート成形されている。
一例では、前記嵌合突部は、充実体である。
一例では、前記メインコード上に合成樹脂のボールが等間隔に配置されている。
一例では、前記メインコードは、両端のそれぞれに半球部を有し、第一の連結部は、半球部を有する第一の連結部材で構成され、第二の連結部は、半球部を有する第二の連結部材で構成され、第一の連結部材及び第二の連結部材は、それぞれ、半球部を前記メインコードの両端部の半球部に固着させることによって前記メインコードに固定されている。
一例では、第一の連結部は、連結コードを有する第一の連結部材で構成され、第二の連結部は、連結コードを有する第二の連結部材で構成され、第一の連結部材及び第二の連結部材は、それぞれ、前記連結コードを前記メインコードの両端部の軸心部に挿入して縫製することによって前記メインコードに固定されている。
一例では、第一の連結部及び第二の連結部は、その横方向への外径が上記メインコードの最大径と同じかまたは小さくなるように形成されている。
一例では、前記メインコードは、両端のそれぞれに近づくに従って直径が細くなるように形成されている。
一例では、前記メインコードは、両端のそれぞれにフランジ部を有し、第一の連結部及び第二の連結部は、それぞれ、前記フランジ部と係合する係止部を有する第一の連結部材及び第二の連結部材で構成される。
一例では、前記メインコードは、両端のそれぞれにボールを有し、第一の連結部及び第二の連結部は、それぞれ、前記ボールを係合可能とした係止孔を有する第一の連結部材及び第二の連結部材で構成される。
一例では、第一の連結部材及び第二の連結部材は、その外形寸法がプーリーとプーリーケースの間隔より大きい。
第一の実施形態の横型ブラインドを示す正面図である。 第一の実施形態のボールチェーンを示す正面図である。 第一の実施形態の連結部を示す断面図である。 第一の実施形態の連結部を示す分解斜視図である。 第一の実施形態の第一の連結部材を示す正面図である。 第一の実施形態の第一の連結部材を示す平面図である。 第一の実施形態の第一の連結部材を示す側面図である。 図5におけるC−C線断面図である。 第一の実施形態の第二の連結部材を示す正面図である。 第一の実施形態の第二の連結部材を示す背面図である。 図9におけるD−D線断面図である。 図9におけるE−E線断面図である。 図11におけるF−F線断面図である。 第一の実施形態の連結部材の嵌合状態を示す断面図である。 第一の連結部材の嵌合突部を第二の連結部材の開口部に挿入して第一の連結部材と第二の連結部材を連結させる際の、第一の連結部材と第二の連結部材の位置関係を示す平面図である。 (a)〜(c)は、それぞれ、図15中のX−X線断面図、Y−Y線断面図、Z−Z線の位置から見た側面図である。 (a)は、図16(a)と図16(c)を合わせた図であり、(b)は、図16(b)と図16(c)を合わせた図である。 (a),(b)は、それぞれ、図17(a)、(b)において第一の連結部材を時計回りに45度回動させた図である。 (a),(b)は、それぞれ、図17(a)、(b)において第一の連結部材を時計回りに90度回動させた図である。 第二の実施形態のボールチェーンの連結部を示す分解斜視図である。 第三の実施形態の操作用コード示す正面図である。 第三の実施形態の連結部を示す断面図である。 第三の実施形態の連結部を示す分解斜視図である。 第四の実施形態の操作用コードを示す正面図である。 第四の実施形態の連結部を示す断面図である。 第四の実施形態の連結部を示す分解斜視図である。 第五の実施形態のボールチェーンを示す正面図である。 第五の実施形態の連結部を示す斜視図である。 第五の実施形態の連結部を示す分解斜視図である。 第五の実施形態の連結部を示す斜視図である。 第五の実施形態の連結部を示す側面図である。
(第一の実施形態)
以下、この発明を具体化した第一の実施形態を図1〜図14に従って説明する。
本実施形態では、請求の範囲の「操作コード」は、ボールチェーン9であり、「第一の連結部」及び「第二の連結部」は、半球部20を有する第一の連結部材41で構成されており、「第一の連結部」及び「第二の連結部」は、第二の連結部材42を介して結合可能である。一対の第一の連結部材41は、それぞれ、半球部20をメインコード14の両端部の半球部15aに固着(溶着、接着など)させることによってメインコード14に固定されている。
以下、本実施形態をさらに詳細に説明する。
図1に示す横型ブラインドは、ヘッドボックス1から吊下支持されるラダーテープ2に多数段のスラット3が支持され、そのラダーテープ2の下端にボトムレール4が取着されている。
前記スラット3には前記ラダーテープ2の支持位置近傍で昇降コード5が挿通され、その昇降コード5の下端に前記ボトムレール4が吊下支持されている。前記昇降コード5の上端は前記ヘッドボックス1内に配設される支持部材6に回転可能に支持された巻取軸7に巻着されている。
前記ヘッドボックス1の一端にはプーリー8が回転可能に支持され、そのプーリー8に無端状のボールチェーン9が掛装されている。そして、ボールチェーン9を操作してプーリー8を正逆方向に回転させると、ギヤボックス10及び昇降軸12a等を介して前記巻取軸7が回転され、昇降コード5が巻取軸7に巻き取られあるいは巻戻されて、スラット3及びボトムレール4が昇降される。
また、プーリー8を回転させると、ギヤボックス10、チルトユニット11、チルト軸12b等を介してチルトドラム13が回動され、前記ラダーテープ2を介して各スラット3が回動されるようになっている。
次に、前記ボールチェーン9の具体的構成を図2〜図14に従って説明する。図2に示すように、前記ボールチェーン9はポリエステルのコード14上に等間隔に合成樹脂のボール15が成形されている。各ボール15はメインコード14の表面上に成形機で長球状の充実体を成形したものであり、各ボール15がメインコード14に対し移動不能に固着されている。
前記メインコード14の両端部は、連結部16で連結されて無端状のボールチェーン9が構成される。図3及び図4に示すように、連結部16は同一構成の2つの第一の連結部材41を筒状の第二の連結部材(第二の嵌合部)42で連結した構成である。
前記第一の連結部材41は、図5に示すように、前記メインコード14と同一材質の連結コード19の一端に前記ボール15の半分の形状の半球部20が形成され、他端には第一の嵌合部43が形成されている。前記半球部20と第一の嵌合部43との間に前記ボール15と同形状のボール44が固着され、前記第一の嵌合部43とボール44との間隔及びボール44と半球部20との間隔は、前記ボール15の間隔と同一である。
前記半球部20及び第一の嵌合部43は、前記ボール15と同一の合成樹脂で前記連結コード19の両端部に成形される。
前記第一の嵌合部43の基端部は、前記ボール15の端部と同様な半球状に形成され、第一の嵌合部43の先端部には、丸軸状の嵌合突部45が形成されている。
前記嵌合突部45の先端部の外周面上には、図4〜図7に示すように、丸軸の中心に対し線対称状に膨径部46が形成され、その膨径部46の中間には断面半円状の凹条47がそれぞれ形成されている。
前記嵌合突部45の基端部には、図4及び図8に示すように、丸軸の径方向に突出する回動規制部48が中心に対し線対称状に形成されている。また、各回動規制部48は、前記丸軸の中心に対し前記凹条47から周方向に45度隔てた位置に形成される。
前記第二の連結部材42は、前記第一の嵌合部43及びボール15,44と同一の合成樹脂で円筒状に成形されて嵌合孔を備えた第二の嵌合部として形成され、図9及び図10に示すように、両側の開口部49a,49bは前記嵌合突部45の膨径部46を含む先端部を挿入可能とした俵形に形成されている。また、開口部49a,49bは、その俵形の方向が円筒の中心に対し互いに90度回転した形状となっている。
前記第二の連結部材42の内部には、前記嵌合突部45の先端部を回動可能とする径を備えた円形孔50が形成されている。そして、開口部49aの俵形の短軸方向の開口縁には、前記膨径部46の円形孔50からの抜けを妨げる係止部51a,51bがそれぞれ形成され、開口部49bの俵形の短軸方向の開口縁には、前記膨径部46の円形孔50からの抜けを妨げる係止部51c,51dがそれぞれ形成されている。
また、前記係止部51a,51cの内側において、前記円形孔50の内周面には前記凹条47に係合する突条52がそれぞれ形成されている。
前記第一の連結部材41と第二の連結部材42とを連結するには、第一の嵌合部43の嵌合突部45を第二の連結部材42の開口部49aに挿入し、第一の嵌合部43を第二の連結部材42に対し時計方向に回動する。すると、嵌合突部45の凹条47が円形孔50内の突条52に係合し、回動規制部48が開口部49aの俵形の角部から隣の角部まで移動して、図14に示すように位置決めされる。
ここで、図15〜図19を用いて第一の連結部材41と第二の連結部材42の連結方法をさらに詳しく説明する。図15は、第一の連結部材41の嵌合突部45を第二の連結部材42の開口部49aに挿入して第一の連結部材41と第二の連結部材42を連結させる際の、第一の連結部材41と第二の連結部材42の位置関係を示す平面図である。図16(a)〜(c)は、それぞれ、図15中のX−X線断面図、Y−Y線断面図、Z−Z線の位置から見た側面図である。図16(a)及び(b)のX−X線断面図及びY−Y線断面図には、説明の便宜上、第一の連結部材41のみを示しているが、実際には、第一の連結部材41の後ろには図16(c)に示す第二の連結部材42が存在している。なお、図示の便宜上、図16(c)には、開口部49aでの嵌合に関係がある部分のみを図示している。
図16(a)と図16(c)を合わせた図が図17(a)であり、図16(b)と図16(c)を合わせた図が図17(b)である。これらの図を参照すると、嵌合突部45と開口部49aとが図17(a)及び(b)のような特定の角度関係にある場合にのみ嵌合突部45は開口部49aに挿入可能であることが分かる。これ以外の角度関係にある場合は、嵌合突部45の膨径部46が第二の連結部材42の係止部51a,51bに当接して嵌合突部45を開口部49aに挿入することができないからである。
図16(a)及び(b)の角度関係で嵌合突部45は開口部49aに挿入し、膨径部46が第二の連結部材42の内部の円形孔50に到達すると、第一の連結部材41をその軸を中心に回転させても膨径部46と係止部51a,51bが当接することはないので、膨径部46が第一の連結部材41の回動を規制することはない。但し、この状態で第一の連結部材41をその軸を中心に回転させると、回動規制部48が係止部51a,51bに当接して第一の連結部材41の回動を規制する。
図17(a)、(b)の状態では、回動規制部48が係止部51bに当接しているので、第一の連結部材41を矢印Vの逆方向(反時計回り)へ回動させることができない。一方、第一の連結部材41を矢印Vの方向(時計回り)に回しても回動規制部48は係止部51a,51bに当接しないので、第一の連結部材41の回動は規制されず、第一の連結部材41が回動して図18(a)、(b)の状態になる。このように第一の連結部材41と第二の連結部材42の連結の際に第一の連結部材41を一方向にしか回動させることができないので、どちらに回動させるべきか迷う必要がなく、第一の連結部材41と第二の連結部材42の連結作業が容易である。
図18(a)、(b)の状態では、回動規制部48は第一の連結部材41の回動を規制しないが、膨径部46が円形孔50内の突条52に当接しているので、第一の連結部材41の回動は少し規制される。しかし、この規制は第一の連結部材41の回動を完全に止めるものではないので、力を少し強くして第一の連結部材41を回動させると、膨径部46が突条52を乗り越え、第一の連結部材41の回動が継続され、最終的に、図19(a)、(b)の状態になる。この状態では、回動規制部48が係止部51aに当接しているので、第一の連結部材41をこれ以上回動させることができない。この状態では、突条52が嵌合突部45の凹条47内に係止され、第一の連結部材41と第二の連結部材42が解除方向の戻り回転をすることを防止する戻り回転防止手段として作用する。
また、第一の連結部材41と第二の連結部材42の連結を解除する際には、第一の連結部材41を矢印Vとは逆の方向(反時計回り)に回動させればいい。回動規制部48が係止部51aに当接しているので第一の連結部材41を矢印Vの方向(時計回り)に回すことができないので、どちらに回動させるべきか迷う必要がなく、第一の連結部材41と第二の連結部材42の連結の解除作業が容易である。
第一の連結部材41をさらに反時計回りに回動させると、図18(a)、(b)の状態を経由して、図17(a)、(b)の状態になる。この状態では、回動規制部48が係止部51bに当接しているので、第一の連結部材41をこれ以上回動させることができない。この状態は、最初に嵌合突部45を開口部49aに挿入した状態であり、嵌合突部45と開口部49aがこの角度関係にある場合にのみ、嵌合突部45は、開口部49aから容易に引き抜くことができる。回動規制部48がなければ、嵌合突部45と開口部49aの角度関係を図17(a)、(b)の状態にするように第一の連結部材41をゆっくりと回す必要があり、第一の連結部材41と第二の連結部材42の連結の解除作業が難しくなるが、本実施形態によれば、第一の連結部材41を速く回動させても回動規制部48が係止部51bに当接した位置で嵌合突部45と開口部49aの角度関係が自然に図17(a)、(b)の状態になるので、第一の連結部材41と第二の連結部材42の連結の解除作業が容易である。
また、第二の連結部材42の他方の開口部49bにも同様に第一の連結部材41の嵌合突部45を挿入して時計回りに90度回動させて位置決めする。第二の連結部材42には2つの第一の連結部材41を連結させるが、どちらの第一の連結部材41を連結させる際にも第一の連結部材41を同じ方向(時計周り)に回動させることによって、連結作業を行う際にどちらの方向に第一の連結部材41を回動させるべきかを迷う必要がなく、第一の連結部材41と第二の連結部材42の連結作業が容易である。また、この場合、2つの第一の連結部材41をつかんで、それぞれの第一の連結部材41を第二の連結部材42に対して同じ方向(時計回り)に回動させることによって、第一の連結部材41と第二の連結部材42をより容易に連結させることができる。
以上より、図3に示すように、第二の連結部材42を介して第一の連結部材41が連結される。
この状態では、各第一の連結部材の嵌合突部45の膨径部46が第二の連結部材42の係止部51a〜51dに係合して、第二の連結部材42の円形孔50内に保持される。
この保持力は、通常のスラット昇降操作及びスラット角度調節操作時にボールチェーン9に作用する通常の引張り力では、嵌合突部45が第二の連結部材42から外れることがないように設定されている。そして、ボールチェーン9に通常の引張り力を超える大きな引張り力が作用したときに限り、第二の連結部材42の合成樹脂の弾性により、嵌合突部45の膨径部46により第二の連結部材42の開口部49a,49bが押し広げられて、嵌合突部45が第二の連結部材42から外れるようになっている。
また、第二の連結部材42の両側に第一の嵌合部43を嵌合した状態での外形形状は、前記ボール15と同一形状となるように形成されている。
前記第一の連結部材41の半球部20は、前記メインコード14の両端に形成された半球部15aに溶着固定されて、前記ボール15と同一形状のボールが形成される。そして、前記第一の連結部材41を第二の連結部材42で連結すると、無端状のボールチェーン9が形成される。
このように構成されたボールチェーン9では、前記ボールチェーン9のメインコード14及び前記連結部16の連結コード19の全長に亘って同一形状のボールが同一間隔で形成される。従って、ボールチェーン9はプーリー8に対し制限なく周回可能である。
上記のように構成されたボールチェーンでは、次に示す作用効果を得ることができる。
(1)ボールチェーン9のメインコード14及び前記連結部16の連結コード19の全長に亘って同一形状のボールが同一間隔で形成される。従って、ボールチェーン9をプーリー8に対し制限なく周回させて、スラットの昇降操作を行うことができる。
(2)図15〜図19を用いて説明したように、本実施形態のボールチェーン9は、第一の連結部材41と第二の連結部材42の連結作業及び連結の解除作業が極めて容易であり、従って、ループ化及び非ループ化が極めて容易である。
(3)ブラインドの不使用時に第一の嵌合部43と第二の連結部材42の嵌合を外して非ループ状にすることによって、居住者がボールチェーン9に足を引っ掛けることに起因する事故を防ぐことができる。
(4)ボールチェーン9の交換時には、非ループ状にすることによって、ボールチェーン9を切断することなく、ボールチェーン9を取り外すことができる。
(5)ボールチェーン9の取り付け時には、非ループ状にした状態でボールチェーン9をプーリーに掛装することによって、プーリーカバーやプーリーを取り外すことなく、ボールチェーン9を取り付けることができる。
(6)連結部16の嵌合が外れた後は、第一の連結部材41と第二の連結部材42を再度嵌合すれば、無端状のボールチェーン9として容易に再生することができる。
(7)嵌合突部45を第二の連結部材42の開口部49a,49bに挿入して90度回動させることにより、嵌合突部45を第二の連結部材42に嵌合する構成としたので、嵌合突部45を第二の連結部材42に嵌合するための操作力を軽微としながら、嵌合突部45を第二の連結部材42に保持する保持力を十分に確保することができる。
(8)第二の連結部材42で連結される第一の連結部材41は、その嵌合突部45の中心線が互いに直交する角度で保持されている。従って、各嵌合突部45に引張り力が作用するとき、各嵌合突部45の膨径部46が第二の連結部材42の開口部49a,49bを互いに90度ずれた方向、すなわち第二の連結部材42の中心から四方に向かって押し広げるように動作するため、保持力を確保することが容易である。
(9)嵌合突部45を円筒状の第二の連結部材42に嵌合するための操作力が軽微であるので、工具を使用することなく、嵌合突部45を第二の連結部材42に再嵌合することができる。従って、連結部16が外れても、居住者が容易に復帰させることができる。
(10)2つの第一の連結部材41の嵌合突部45と第二の連結部材42は相対回転により解除可能で正ネジ関係となる嵌合部となっており(図4の実線矢印の方向の相対回転によって一方の第一の連結部材41と第二の連結部材42の連結が解除され、図4の破線矢印の方向の相対回転によって他方の第一の連結部材41と第二の連結部材42の連結が解除される。)、解除回転方向が同一なので容易に解除できる。
上記実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・第一の嵌合部43及び第二の連結部材42を合成樹脂よりも剛性が大きい材料で形成してもよい。この場合、フェイルセーフ機能は得られないが、ボールチェーン9に強い力が加わっても非ループ化されないので、不意に非ループ化されることを避けることができる。
・第一の嵌合部43は、メインコード14の両端に直接アウトサート成形してもよい。
・アウトサート成形以外の方法で同様の形状を形成してもよい。
・前記連結部16を、日射遮蔽装置の無端状の操作コードの連結部に使用してもよい。
・前記連結部16を、横型ブラインドのヘッドボックスから垂下されてボトムレールに接続される昇降コード又は操作コードの中間部に設けて、フェイルセーフ機能を持たせるようにしてもよい。
・各実施形態において、半球部15aと半球部20,24の接合面を、半球部15aと半球部20,24の軸心に対し斜めとして、接合面の面積を増大させるようにしてもよい。
・ボール44は、省略してもよく、2つ以上設けてもよい。
・第一の嵌合部43及び第二の連結部材42を正ネジで螺合してもよい。
(第二の実施形態)
以下、この発明を具体化した第二の実施形態を図20に従って説明する。
本実施形態では、請求の範囲の「操作コード」は、ボールチェーン9であり、「第一の連結部」は、半球部20を有する第一の連結部材41で構成されており、「第二の連結部」は、半球部20を有する第二の連結部材41aで構成されている。第二の連結部材41aは、第一の実施形態の第一の連結部材41と第二の連結部材42とを一体にした構造を有している。第二の連結部材41aの第二の嵌合部42aは、第一の実施形態の第二の連結部材42と同じ内部構造を有しており、本実施形態での、第一の連結部材41と第二の連結部材41aの嵌合構造は、第一の実施形態での第一の連結部材41と第二の連結部材42の嵌合構造と同じであり、第一の実施形態と同様の作用効果が得られる。
(第三の実施形態)
以下、この発明を具体化した第三の実施形態を図21〜図23に従って説明する。
本実施形態は、連結部16の嵌合構造の点では第一の実施形態と同じであるが、「操作コード」が、第一の実施形態ではボールチェーン9であったのに対し、本実施形態では、図21に示すようなボールチェーンではない長手方向に沿って断面積が実質的に変化しない(若干変化してもよい。例えば連結部16の近傍において図24のように断面積が若干減少してもよい)操作用コード98である点において異なっている。また、本実施形態では、請求の範囲の「第一の連結部」及び「第二の連結部」は、連結コードを19有する第一の連結部材41で構成されており、「第一の連結部」及び「第二の連結部」は、第二の連結部材42を介して結合可能である。一対の第一の連結部材41は、それぞれ、連結コード19をメインコード14の両端部の軸心部に挿入して縫製することによってメインコード14に固定されている。
図21に示すように、前記操作用コード98は、メインコード14の両端部が連結部16で連結されて無端状に形成される。前記メインコード14は、ポリエステルやナイロン等で形成された中芯86aをポリエステルで編み込まれた外皮コード86bで被覆したものであり、中芯86aにより操作用コード98の直線性が確保されるとともに、伸び方向の耐久性が確保されている。
図22及び図23に示すように、連結部16は同一構成の2つの第一の連結部材41を筒状の第二の連結部材42で連結した構成である。前記第一の連結部材41は、前記メインコード14の中芯86aと同一材質の連結コード19の一端に第一の嵌合部43が合成樹脂で成型されている。前記第一の嵌合部43の基端部は前記半球状に形成され、第一の嵌合部43の先端部には丸軸状の嵌合突部45が形成されている。第一の連結部材41の嵌合突部45の詳細な構成は、第一の実施形態で説明した通りである。
前記第二の連結部材42は、前記第一の嵌合部43と同一の合成樹脂で円筒状に成形されている。第二の連結部材42の両側の開口部49a,49bは前記嵌合突部45の膨径部46を含む先端部を挿入可能とした俵形に形成されている。第二の連結部材42の内部の詳細な構成は、第一の実施形態で説明した通りである。
前記第一の連結部材41をメインコード14に取着するには、図21に示すように、メインコード14の両端部の中芯86aを除去して軸心部に空間を形成し、その空間に第一の連結部材41の連結コード19をそれぞれ挿入する。この状態で外皮コード86b及び連結コード19を縫製すると、第一の連結部材41がメインコード14に取着される。
本実施形態の連結部16の嵌合構造は、第一の実施形態と同じであり、連結部16については、第一の実施形態と同様の作用効果が得られる。
上記実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・第一の嵌合部43は、メインコード14の両端に直接アウトサート成形してもよい。
・アウトサート成形以外の方法で同様の形状を形成してもよい。
・第一の連結部材41は、連結コード19をメインコード14の両端部の軸心部に挿入して縫製する以外の方法でメインコード14に固定してもよい。
(第四の実施形態)
以下、この発明を具体化した第四の実施形態を図24〜図26に従って説明する。
本実施形態は、連結部16の嵌合構造の点では第三の実施形態と同じであるが、操作用コード98の構成と、第一の連結部材41をメインコード14に固定する方法の点で異なっている。また、本実施形態では、請求の範囲の「第一の連結部」及び「第二の連結部」は、メインコード14のフランジ部81と係合する係止部99を有する一対の第一の連結部材41で構成されており、「第一の連結部」及び「第二の連結部」は、第二の連結部材42を介して結合可能である。一対の第一の連結部材41は、それぞれ、フランジ部81が形成されたメインコード14の両端にアウトサート成形することによって固定することができる。
図24は、本発明の実施の形態に係る操作用コード98を示す正面図である。図25は、本発明の実施の形態に係る操作用コード98を構成する連結部16を示す断面図である。図26は、本発明の実施の形態に係る操作用コード98を構成する連結部16を示す分解斜視図である。
図24に示すように、操作用コード98は、メインコード14の両端部が連結部16で連結されて無端状に形成される。メインコード14は円柱状の形状をしており、その両端が先細りの形状となっている。メインコード14は、たとえば、ポリエステル樹脂を好適に用いることができる。ただし、メインコード14は、その材料が所定以上の強度を有する熱可塑性樹脂であれば、特に制限されるものではなく、ポリエステル樹脂以外の樹脂、ポリアミド樹脂から成るものとしても良い。また、ポリエステル樹脂またはポリアミド樹脂などで形成された中芯をポリエステル樹脂で編み込まれた外皮コードで被覆したものでも良い。この構成とすると、中芯により操作用コード98の直線性が確保されるとともに、伸び方向の耐久性が確保できる。
図25および図26に示すように、連結部16は、一対の第一の連結部材41を、両者の間に設置される第二の連結部材42で連結した構成である。この3つの部材が形成される連結部16は、円柱状であり、その外径、すなわち横方向への外径Mがメインコード14の最大径Pより小さくなるように形成されている。ただし、連結部16の外径Mは、メインコード14の最大径Pと同じとなるように形成されても良い。連結部16が上述のように形成されるため、操作用コード98を操作して、プーリーを正逆方向に回転させるとき、横方向への外径Mがメインコード14の最大径Pと同じかまたは小さくなるように形成されている操作用コード98の連結部16は、プーリーケースの内側へ接触する恐れがほとんどない。また、プーリーの周面に形成された凹部に連結部16が引っ掛かる恐れを減少する。その結果、操作用コード98のスムーズな周回が可能となる。また、連結部16の縦方向の長さは、メインコード14の最大径Pに対して1.2倍以上2.5倍以下の長さになるように形成されている。たとえば、メインコード14の最大径Pが5.5mmとする場合、連結部16の長さを7mmとしても良い。このため、連結部16がプーリーケースの内側に当たることなくよりスムーズにプーリーを回転することができる。
また、熱可塑性樹脂から構成されているメインコード14の両端部の先細りとなる部分の先端には、それぞれ、第一の連結部材41を嵌合するためのフランジ部81が設けられている。この実施の形態では、図25に示すように、フランジ部81は、先細りとなる先端側の最も小径となる部分より大径で、最大径Pより小径となるようにリング状に形成されている。このフランジ部81は、第一の連結部材41との接合強度を十分に確保するためのものであり、その強度を十分に確保することができれば、フランジ部81の形状は、特に限定されることなく、歯車状などの形状であっても良い。また、フランジ部81の外径R1は、メインコード14の最小径R2より1.05〜1.3倍の間になるように形成されている。このR1/R2の値は、1.1〜1.2とするのがフランジ部81の形成のしやすさおよび第一の連結部材41とのアウトサート成形の強度の面から好ましい。
第一の連結部材41を、メインコード14の両端部の先端に取り付ける方法については、種々の方法が採用できる。たとえば、まず、メインコード14の両端部の先端を圧縮した状態で熱をかけ、用意した金型によりメインコード14の先端にリング状のフランジ部81を形成する。そして、当該フランジ部81を覆うように係止部99を有する第一の連結部材41がアウトサート成形される。このようなアウトサート成形を行うと、メインコード14の両端部は、第一の連結部材41に対して高い接合強度にて固定される。ただし、第一の連結部材41をメインコード14と一体化する方法は、上述した方法に限らない。たとえば、予め係止部99を有する第一の連結部材41を形成し、メインコード14の両端部に形成したフランジ部81を第一の連結部材41に嵌合しても良い。
また、図25に示すように、メインコード14には、それぞれのフランジ部81とメインコード14の最大径Pとなる部分との間が各フランジ部81に近づくに従い、徐々にその直径が細くなるような縮径部80が形成されている。このため、メインコード14の両端部は、連結部16を構成する第一の連結部材41と結合しやすくなると共に、その連結部16の横方向への外径Mをメインコード14の最大径Pと同じかまたは小さくすることが容易となる。
本実施形態の連結部16の嵌合構造は、第一の実施形態と同じであり、連結部16については、第一の実施形態と同様の作用効果が得られる。
(第五の実施形態)
以下、この発明を具体化した第五の実施形態を図27〜図31に従って説明する。
本実施形態では、請求の範囲の「操作コード」は、ボールチェーン9であり、「メインコード」は、両端のそれぞれにボール15bを有するメインコード14であり、「第一の連結部」及び「第二の連結部」は、第二の連結部材42を介して結合可能である。一対の第一の連結部材41は、それぞれ、メインコード14の端のボール15bを係合可能とした係止孔82を有する第一の連結部材41で構成されており、「第一の連結部」及び「第二の連結部」は、第二の連結部材42を介して結合可能である。一対の第一の連結部材41は、それぞれ、メインコード14の端のボール15bを係止孔82に係合させることによってメインコード14に固定されている。
以下、本実施形態をさらに詳細に説明する。
図27に示すボールチェーン9はポリエステルのメインコード14上に等間隔に合成樹脂のボール15が成形されている。
各ボール15はメインコード14の表面上に成形機で長球状の充実体を成形したものであり、各ボール15がメインコード14に対し移動不能に固着されている。
前記メインコード14の両端部は、連結部16で連結されて無端状のボールチェーン9が構成される。図28及び図29に示すように、前記連結部16は同一構成の2つの第一の連結部材41と、筒状の第二の連結部材42とでメインコード14の両端に成形されたボール15bを連結するようになっている。
この連結部16は、メインコード14を連結して無端状のボールチェーン9を構成するとともに、ボールチェーン9がプーリーに掛装されている状態ではそのプーリー及びプーリーケースに当接して、ロールスクリーン等の引き上げ操作の上限位置を設定するストッパとして作用する。そして、第一の連結部材41は、プーリーとプーリーケースの間を通過できない外形寸法で形成されている。
ここで、第一の連結部材41についてその具体的構成を図30〜図31に従って説明する。
前記第一の連結部材41は、合成樹脂でほぼ直方体状に形成され、その上面には前記ボール15bを挿入可能とするように長円状に開口された係止孔82が設けられている。前記第一の連結部材41の基端面中央には、図31に示すように、前記係止孔82に連なる挿通孔83が開口され、その挿通孔83は案内溝84を介して第一の連結部材41の上面に開口されている。
そして、メインコード14の端部に形成されたボール15bを係止孔82内に挿入し、そのボール15bに連なるメインコード14aを案内溝84から挿通孔83内に挿入すると、ボール15bが係止孔82内に図28に示す矢印方向には抜き出し不能に保持される。
連結部16の嵌合構造は、第一の実施形態と同じである。
上記のように構成されたボールチェーン9では、第一の実施形態と同様の作用効果が得られる。また、本実施形態の特有の効果としては、第一の連結部材41をプーリーとプーリーケースの間を通過できない外形寸法で形成することによって、第一の連結部材41と第二の連結部材42を分離した状態のときに、ボールチェーン9がプーリーから抜けることを防ぐことができる点が挙げられる。なお、ボールチェーン9をプーリーから取り外す際には、ボール15bを係止孔82から取り出せばよい。
上記実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・ボールチェーン9は、端部にのみボール15bを備えた紐状のコードとしてもよい。また、第三の実施形態〜第四の実施形態で示したようなコードにしてもよい。
第三の実施形態から第五の実施形態において、連結部16の構造は、第二の実施形態で示したような構造にしてもよい。
ここまで種々の実施形態に基づいて本発明の説明を行ってきたが、本発明の範囲は、ここで示した実施形態に限定されるものではない。また、ある実施形態で行った説明は、その趣旨に範囲内限り、別の実施形態にも適用される。
9…ボールチェーン、12…プーリー、14,14a…メインコード、15,15b,44…ボール、15a,20…半球部、16…連結部、41…第一の連結部材、41a,42…第二の連結部材、19…連結コード、43…第一の嵌合部、45…嵌合突部、42a…第二の嵌合部、49a,49b…開口部、81…フランジ部、82…係止孔、83…挿通孔、84…案内溝、98…操作用コード、99…係止部

Claims (6)

  1. 一端及び他端を有するメインコードと、前記一端に設けられた第一の連結部と、前記他端に設けられた第二の連結部と、
    第一の連結部と第二の連結部とに、互いに連結及び解除可能な連結部材を備え、
    前記第一の連結部と前記連結部材との相対回転により解除可能で正ネジ関係となる第1嵌合部を前記第一の連結部と前記連結部材とに設け、前記第二の連結部と前記連結部材との相対回転により解除可能で正ネジ関係となる第2嵌合部を前記第二の連結部と前記連結部材とに設けた操作コードであって、
    前記連結部材は、単一の部材であり、
    前記連結部材側の第1及び第2嵌合部は、互いに相対回転不能である、操作コード。
  2. 一端及び他端を有するメインコードと、前記一端に設けられた第一の連結部と、前記他端に設けられた第二の連結部とを備え、
    第一の連結部と第二の連結部は、連結部材を介して互いに連結可能であり、
    第一の連結部と第二の連結部は、隣接する連結部又は連結部材の一方の嵌合突部を他方の嵌合孔に挿入した状態で両者を相対回転させることによって連結可能であり、
    前記嵌合突部は、前記嵌合突部と前記嵌合孔が特定の角度関係にある状態でのみ前記嵌合孔に挿入可能であり、
    前記嵌合突部と前記嵌合孔は、前記角度関係にある場合に、一方向にのみ相対回転可能であり、且つこの相対回転の回転軸上に設けられ
    第一の連結部と第二の連結部は、それぞれ、軸状の嵌合突部を有し、前記連結部材は、係止部を有する嵌合孔を両端に有する筒状部材であり、
    前記嵌合突部の先端部には、前記嵌合突部の基端部より径の大きい膨径部が設けられ、前記嵌合孔には前記膨径部を挿入して回動させることにより該膨径部に係合する係止部が設けられている、操作コード。
  3. 前記一対の嵌合突部の一方と前記筒状部材の間の相対回転の方向は、前記一対の嵌合突部の他方と前記筒状部材の間の相対回転の方向と同じである請求項に記載の操作コード。
  4. 前記嵌合突部の基端部には前記係止部に当接して前記嵌合突部と前記嵌合孔の間の相対回転を規制する回動規制部が設けられている請求項又は請求項3に記載の操作コード。
  5. 前記膨径部と前記連結部材の内周面には、前記嵌合突部の回動位置を位置決めする戻り回転防止手段が設けられている請求項請求項4の何れか1つに記載の操作コード。
  6. 前記メインコード上に合成樹脂のボールが等間隔に配置されている請求項1〜請求項5の何れか1つに記載の操作コード。
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