JP7195213B2 - 圃場作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、圃場に苗を植え付け可能な複数の苗植付機構を有する圃場作業機に関する。
例えば特許文献1に乗用型田植機の苗植付機構(文献では『苗植付装置』)が開示されている。苗植付機構のうち、圃場に苗を植え付け可能な植付アーム(文献では『植付爪支持ケース』)は、内部に潤滑剤を充填可能な貯留空間(文献では『駆動系内装空間』)を有する。植付アームにグリスニップルと栓体とが設けられ、栓体は、植付アームのケースにおいて植付アームよりも外側に開口する開閉部と螺合する。
特開2015-173663号公報
作業者がグリスニップルから潤滑剤を注入する場合、一般的に作業者は、栓体を開栓し、植付アームにおける開閉部から貯留空間における潤滑剤のレベルを確認しながら潤滑剤を注入する。しかし、乗用型田植機の苗植付機構は複数個に亘るため、複数の苗植付機構の夫々で栓体の取り付けや取り外しが行われるような場合、栓体や植付アーム全体のメンテナンスが煩わしいものとなる。
このような不都合を回避するため、特許文献1によると、作業者がグリスニップルから潤滑剤を注入したとき、植付アーム内の貯留空間の内圧上昇に伴って、当該開閉部と栓体との螺合箇所の僅かな隙間から潤滑剤が漏れ出る。これにより、潤滑剤が植付アーム内の貯留空間に過度に充填される虞が回避されている。しかし、特許文献1によると、植付アームのケースにおける開閉部と栓体との間に仕切り部材(文献では『シール材』)が介在していない。この構成では、当該開閉部と栓体との螺合箇所に潤滑剤の油膜が常に存在するため、当該油膜に起因する栓体の緩みの防止のために、栓体は当該開閉部に対して相当の締め付けトルクで増し締めする必要があり、作業者は栓体のメンテナンスに相当の注意を払う必要がある。一方、栓体は貯留空間内の潤滑剤を外へ逃がす役割を有するが、この役割が植付アームにおける他の部材で兼用される構成であれば、コスト面で有利になったり、メンテナンス性が向上したりする。
本発明の目的は、潤滑剤のメンテナンスが容易な苗植付機構を有する圃場作業機を提供することにある。
本発明の圃場作業機は、圃場に苗を植え付け可能な複数の苗植付機構を有する圃場作業機であって、夫々の前記苗植付機構に、内部に潤滑剤を貯留可能な貯留空間と、前記貯留空間において前記苗植付機構よりも外側に開口する隙間箇所に設けられるとともに前記貯留空間からの前記潤滑剤の漏出を防止可能な仕切り部材と、前記仕切り部材を介して前記隙間箇所から前記潤滑剤を前記苗植付機構よりも外側へ逃がすことを可能な逃がし部と、が備えられ、前記苗植付機構は、長手方向中央箇所に回転軸芯を有するとともに機体横向きの軸芯回りに回転可能な回転ケースと、前記回転ケースの長手方向端部に設けられるとともに圃場に苗を植え付け可能な植付アームと、を有し、前記隙間箇所は、前記回転ケースと前記植付アームとが連結される連結箇所であることを特徴とする。
本発明によると、苗植付機構よりも外側に開口する隙間箇所が仕切り部材によって埋められながらも、仕切り部材から潤滑剤が逃がし部を通じて苗植付機構よりも外側へ逃げることが可能に構成されている。このため、仕切り部材と逃がし部との組み合わせによって、必要に応じて潤滑剤を仕切り部材から漏れない状態にしたり、必要に応じて潤滑剤を仕切り部材から逃がし部を経由して逃がしたりすることが可能となる。これにより、潤滑剤の充填時に仕切り部材等の取り外しの必要性がなく、苗植付機構のメンテナンス性が向上する。これにより、潤滑剤のメンテナンスが容易な苗植付機構を有する圃場作業機が実現される。また、本構成であれば、回転ケースと植付アームとが連結される連結箇所が隙間箇所であるため、この連結箇所における隙間箇所に逃がし部が設けられる。つまり、回転ケースと植付アームとの連結箇所が逃がし部としても兼用されるため、コスト面で有利になる。
本発明において、前記貯留空間へ前記潤滑剤を供給可能な供給口が備えられ、前記仕切り部材は、前記供給口から前記潤滑剤が供給されて前記潤滑剤が加圧された場合に、前記潤滑剤を前記逃がし部へ案内可能に構成されていると好適である。
本構成であれば、潤滑剤が貯留空間内に過度に充填された場合、潤滑剤が仕切り部材によって逃がし部へ案内可能に構成されているため、潤滑剤が貯留空間に過度に充填される虞が好適に回避される。
本発明において、前記連結箇所は、前記回転ケースと前記植付アームとが咬合うインロー構造を有し、前記逃がし部は、前記インロー構造のうち、前記回転ケースと前記植付アームとの一方または両方において切欠状に表面加工されている部分に形成されていると好適である。
本構成であれば、回転ケースと植付アームとの連結箇所がインロー構造によって咬合う構成となっているため、連結箇所における回転ケースと植付アームとの組付け精度が向上する。更に、このインロー構造に切欠状に表面加工されている部分が形成され、この切欠状に表面加工されている部分が逃がし部として用いられるため、潤滑剤を苗植付機構よりも外側へ逃がす際に、この切欠状に表面加工されている部分から潤滑剤が積極的に逃げる構成が可能となる。また、本構成によって、潤滑剤が苗植付機構よりも外側へ逃げる経路がこの切欠状の逃がし部に限定されるため、必要に応じて仕切り部材が切欠状の逃がし部の途中で潤滑剤を堰き止める構成も容易に可能となる。これにより、逃がし部のメンテナンス性が向上する。
本発明において、前記逃がし部は、前記連結箇所における上下中央箇所よりも上側に形成されていると好適である。
苗植付機構は作業者の視点よりも下側に位置する場合が多いため、本構成であれば、逃がし部から貯留空間よりも外方へ出てくる潤滑剤を、作業者が確認し易くなる。
本発明において、前記連結箇所において前記回転ケースと前記植付アームとが連結ボルトで連結され、前記逃がし部は、前記連結箇所のうち前記連結ボルトの位置する側と反対側に位置すると好適である。
本構成であれば、逃がし部は、連結箇所のうち連結ボルトの位置する側と反対側に位置するため、潤滑剤が連結ボルトに付着する虞が軽減される。これにより、潤滑剤の摩擦低減作用に起因して連結ボルトが緩む虞が大きく低減される。
本発明において、前記仕切り部材と前記逃がし部とは、前記回転ケースに設けられていると好適である。
本構成によって、回転ケースに対する潤滑剤の充填が容易になる。
本発明において、前記仕切り部材と前記逃がし部とは、前記植付アームに設けられていると好適である。
本構成によって、植付アームに対する潤滑剤の充填が容易になる。
本発明において、前記潤滑剤は、潤滑油であると好適である。また、前記潤滑剤は、潤滑油であっても好適である。更に、前記回転ケースに対する前記潤滑剤は潤滑油であって、前記植付アームに対する前記潤滑剤はグリスであると好適である。
グリスと潤滑油とは異なる粘度を有する場合が多い。本構成であれば、回転ケースや植付アームに応じて好適な粘度を有する潤滑剤を選択できる。
本発明の圃場作業機は、圃場に苗を植え付け可能な複数の苗植付機構を有する圃場作業機であって、夫々の前記苗植付機構に、内部に潤滑剤を貯留可能な貯留空間と、前記貯留空間において前記苗植付機構よりも外側に開口する隙間箇所に設けられるとともに前記貯留空間からの前記潤滑剤の漏出を防止可能なオイルシールと、前記オイルシールを介して前記隙間箇所から前記潤滑剤を前記苗植付機構よりも外側へ逃がすことを可能な逃がし部と、が備えられていることを特徴とする。
本発明によると、苗植付機構よりも外側に開口する隙間箇所が仕切り部材によって埋められながらも、仕切り部材から潤滑剤が逃がし部を通じて苗植付機構よりも外側へ逃げることが可能に構成されている。このため、仕切り部材と逃がし部との組み合わせによって、必要に応じて潤滑剤を仕切り部材から漏れない状態にしたり、必要に応じて潤滑剤を仕切り部材から逃がし部を経由して逃がしたりすることが可能となる。これにより、潤滑剤の充填時に仕切り部材等の取り外しの必要性がなく、苗植付機構のメンテナンス性が向上する。これにより、潤滑剤のメンテナンスが容易な苗植付機構を有する圃場作業機が実現される。また、本構成によって、仕切り部材は、貯留空間からの潤滑剤の漏出を防止できるとともに、必要に応じて潤滑剤を逃がし部へ案内できる。
田植機の全体側面図である。 田植機の全体平面図である。 回転ケース及び植付アームの横断断面図である。 回転ケースの縦断断面図である。 植付アームの縦断断面図である。 回転ケースと植付アームとの連結箇所を示す機体前後方向視の断面図である。 回転ケースと植付アームとの連結箇所を示す図6のVII-VII線断面図である。 回転ケースと植付アームとの連結箇所における逃がし部を示す機体前後方向視の断面図である。 別実施形態における回転ケース及び植付アームの横断断面図である。
〔圃場作業機の基本構成〕
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。ここでは、本発明の圃場作業機の一例として乗用型田植機を例に挙げて説明する。なお、図1及び図2に示されているように、本実施形態では、矢印(F)が走行機体1の機体前側、矢印(B)が走行機体1の機体後側、矢印(L)が走行機体1の機体左側、矢印(R)が走行機体1の機体右側である。
乗用型田植機には、左右一対の操舵車輪2と、左右一対の後車輪3とを有する走行機体1と、圃場に対する苗の植え付けが可能な作業装置としての八条植え型式の苗植付装置Wと、が備えられている。左右一対の操舵車輪2は、走行機体1の機体前側に設けられて走行機体1の向きを変更操作自在なように構成され、左右一対の後車輪3は、走行機体1の機体後側に設けられている。苗植付装置Wは、昇降用油圧シリンダ4の伸縮作動により昇降作動するリンク機構5を介して、走行機体1の後端に昇降自在に連結されている。
走行機体1の前部には、開閉式のボンネット6が備えられている。ボンネット6の先端位置には、マーカ(不図示)によって圃場に描かれる指標ライン(不図示)に沿って走行するための目安となる棒状のセンターマスコット7が備えられている。走行機体1には、前後方向に沿って延びる機体フレーム1Fが備えられ、機体フレーム1Fの前部には支持支柱フレーム8が立設されている。
ボンネット6内には、エンジンEが備えられている。詳述はしないが、エンジンEの動力が、機体に備えられた変速装置を介して操舵車輪2及び後車輪3に伝達され、変速後の動力が電動モータ駆動式の植付クラッチ(不図示)を介して苗植付装置Wに伝達される。
八条植え型式の苗植付装置Wに、四個の伝動ケース10と、八個の苗植付機構11と、整地フロート12と、苗載せ台13と、整地ロータ14と、が備えられている。苗植付機構11は、各伝動ケース10の後部の左側部及び右側部に、夫々回転自在に支持されている。夫々の苗植付機構11は、回転ケース11Aと植付アーム11Bとを有する。夫々の回転ケース11Aの長手方向両端部に、一対のロータリ式の植付アーム11B,11Bが備えられている。植付アーム11B,11Bの夫々は、圃場に苗を植え付け可能に構成されている。整地フロート12は、圃場の田面に接地追従することで田面を整地するものであり、苗植付装置Wに複数備えられている。苗載せ台13に、植え付け用のマット状苗が載置される。
苗植付装置Wは、苗載せ台13を左右に往復横送り駆動しながら、伝動ケース10から伝達される動力により各回転ケース11Aを回転駆動して、苗載せ台13の下部から各植付アーム11Bにより交互に苗を取り出して圃場の田面に植え付けるようになっている。
苗植付機構11は、複数の回転ケース11Aに備えられた植付アーム11Bにより苗を植え付けるように構成されている。苗植付機構11が四個の場合は四条植え型式であり、苗植付機構11が六個の場合は六条植え型式であり、苗植付機構11が八個の場合は八条植え型式であり、苗植付機構11が十個の場合は十条植え型式である。
走行機体1におけるボンネット6の左右側部には、二個の予備苗台16が備えられている。予備苗台16は、苗植付装置Wに補給するための予備苗を載置可能なレール式に構成されている。走行機体1におけるボンネット6の左右側部には、予備苗台16を支持する背高のフレーム部材としての左右一対の予備苗フレーム17が備えられ、左右の予備苗フレーム17の上部同士が連結フレーム18にて連結されている。
走行機体1の中央部には、各種の運転操作が行われる搭乗部20が備えられている。搭乗部20には、運転座席21と、操向ハンドル22と、主変速レバー23と、操作レバー24と、が備えられている。運転座席21は、走行機体1の中央部に備えられ、搭乗者が着席可能なように構成されている。操向ハンドル22は、人為操作によって操舵車輪2の操向操作を可能なように構成されている。主変速レバー23は、前後進の切換え操作や走行速度の変更操作が可能なように構成されている。苗植付装置Wの昇降操作と、左右の整地ロータ14の切換えと、が操作レバー24によって行われる。操向ハンドル22、主変速レバー23、操作レバー24等は、運転座席21の機体前部に位置する操縦塔25の上部に備えられている。搭乗部20の足元部位の左右両方に、搭乗者が搭乗部20へ機体横側方から乗降するための乗降用ステップ26が設けられている。
操作レバー24を上昇位置に操作すると、植付クラッチ(不図示)が切り操作されて苗植付装置Wに対する伝動が遮断され、昇降用油圧シリンダ4を作動して苗植付装置Wが上昇する。操作レバー24を下降位置に操作すると、苗植付装置Wが下降して田面に接地して停止した状態となる。
搭乗者は、田植え作業を開始するときは、操作レバー24を操作して苗植付装置Wを下降させるとともに、苗植付装置Wに対する伝動を開始させて田植え作業を開始する。そして、田植え作業を停止するときは、操作レバー24を操作して苗植付装置Wを上昇させるとともに、苗植付装置Wに対する伝動を遮断する。
〔苗植付機構について〕
図3及び図4に示されるように、伝動ケース10と回転ケース11Aとに亘って駆動軸30が設けられ、駆動軸30は、機体横向きの横軸芯P1回りに回転可能に構成されている。駆動軸30は伝動ケース10よりも機体左右側方に突出し、駆動軸30の左右端部に回転ケース11Aが一体回転可能に連結される。即ち、駆動軸30の先端部における周部と、回転ケース11Aと、の間に係止ピン31が介在し、駆動軸30と回転ケース11Aとは、係止ピン31を介して相対回転不能なように構成されている。このことから、回転ケース11Aは、長手方向中央箇所に回転軸芯を有するとともに機体横向きの横軸芯P1回りに回転可能に構成されている。
伝動ケース10の左右端部に円筒部材32,32の夫々がボルト固定される。円筒部材32は、駆動軸30に外嵌するとともに、回転ケース11Aに内嵌する。円筒部材32のうち、伝動ケース10の位置する側と反対側の端部に爪部32aが形成されている。回転ケース11Aの内部において、軸芯ギヤ33が、駆動軸30に外嵌するとともに爪部32aに咬合する。この構成によって、軸芯ギヤ33が、回転ケース11Aの内部に位置する状態で伝動ケース10に対して相対回転不能に固定される。駆動軸30は、円筒部材32及び軸芯ギヤ33に内嵌した状態で、円筒部材32及び軸芯ギヤ33に対して相対回転可能に構成されている。このことから、駆動軸30が横軸芯P1回りに回転しても、軸芯ギヤ33は静止したままである。また、駆動軸30と回転ケース11Aとは一体回転するため、回転ケース11Aが横軸芯P1回りに回転しても、軸芯ギヤ33は横軸芯P1の位置で静止したままである。
回転ケース11Aのうち、長手方向両端部の夫々に植付ギヤ35,35が設けられている。また、回転ケース11Aのうち、軸芯ギヤ33と植付ギヤ35,35との間に中間ギヤ34,34が設けられている。中間ギヤ34,34の夫々は軸芯ギヤ33と歯合する。
また、中間ギヤ34,34の夫々は、軸芯ギヤ33の位置する側と反対側の植付ギヤ35と歯合する。植付ギヤ35,35の夫々は支持軸35A,35Aに外嵌し、植付ギヤ35と支持軸35Aとはスプライン構造によって相対回転不能に係合する。支持軸35Aは回転ケース11Aよりも横外側に突出し、支持軸35Aの突出端部に連結フランジ面35Bが形成されている。そして、支持軸35Aの連結フランジ面35Bと、植付アーム11Bの連結面11Cと、が相対回転不能に連結ボルトBoによって連結される。回転ケース11Aの連結フランジ面35Bと、植付アーム11Bの連結面11Cと、が連結ボルトBoによって連結された箇所を、以下『連結箇所C』と称する。即ち、連結箇所Cにおいて回転ケース11Aと植付アーム11Bとが連結ボルトBoで連結されることによって、植付ギヤ35と植付アーム11Bとが回転ケース11Aの長手方向両端部における横軸芯P2回りに回転可能に構成されている。因みに、一対の横軸芯P2,P2の夫々は、横軸芯P1に対して対称に位置するとともに、横軸芯P1と平行な軸芯である。
詳述はしないが、軸芯ギヤ33と、中間ギヤ34,34と、植付ギヤ35,35と、の夫々が偏芯ギヤ(または非円形ギヤ)として構成され、植付ギヤ35や植付アーム11Bの回転速度が軸芯ギヤ33の回転角度に応じて周期的に増減する。図4に示されるように、回転ケース11Aが横軸芯P1周りに図4の紙面反時計方向、即ち矢印B1の方向に回転駆動されと、固定状態の軸芯ギヤ33の周囲を中間ギヤ34と植付ギヤ35と植付アーム11Bが公転する。同時に軸芯ギヤ33と中間ギヤ34とが歯合することによって、中間ギヤ34が矢印B2の方向に自転する。加えて、中間ギヤ34と植付ギヤ35とが歯合することによって、植付ギヤ35が植付アーム11Bとともに矢印B3の方向に自転する。これにより、図4に示されるように、植付アーム11Bが回転軌跡Fを描きながら回転駆動されて、植付アーム11Bが苗載せ台13から苗を取り出す。このとき、取り出された苗は植付爪42に挟持される。そして、植付アーム11Bが田面に突入して苗を田面に植え付ける。
支持軸35Aのうち、機体横方向において植付ギヤ35に隣接する箇所に回転操作体36が外嵌し、回転操作体36と支持軸35Aとがスプライン構造によって相対回転不能に連結されている。即ち、回転操作体36は横軸芯P2回りに支持軸35Aと一体回転するように構成されている。回転操作体36は横軸芯P2を中心に楕円状に形成されている。
回転操作体36における楕円の長径方向に沿って一対の凸部が形成され、一対の凸部の夫々は横軸芯P2に対して対称に膨出する。
回転ケース11Aの内部にアーム37,37が備えられ、アーム37は、回転操作体36の外周部と当接する状態で、機体横向きの横軸芯P3回りに揺動可能に支持される。因みに、一対の横軸芯P3,P3の夫々は、横軸芯P1に対して対称に位置するとともに、横軸芯P1と平行な軸芯である。アーム37と回転ケース11Aの壁部とに亘ってコイル状のバネ38が設けられ、バネ38は長手方向に圧縮された状態で設けられている。このことから、アーム37は、回転操作体36の外周部を押圧するように付勢されている。
回転ケース11Aの壁部のうち、バネ38,38を受け止める箇所は凹入し、この凹入箇所のうちの少なくとも一方に給油口11oが設けられている。給油口11oは、貯留空間S2へ潤滑剤を供給可能な供給口である。給油口11oから回転ケース11Aの内部へ潤滑油の充填が可能なように、回転ケース11Aは構成されている。回転ケース11Aの内部は潤滑油の貯留空間S1として形成され、回転ケース11Aの内部に潤滑油が充填される。
植付アーム11Bに関する説明が、以下に示される。図5に示されるように、植付アーム11Bに下ケース40と上ケース41が備えられ、下ケース40と上ケース41とがボルト連結される。下ケース40のうち、上ケース41とは反対側の箇所に植付爪42が連結され、植付爪42は下ケース40よりも下側に突出する。下ケース40の下部は上下に沿う円筒状に形成され、この円筒状の箇所の内筒部分に円筒状のブッシュ43が内嵌する。また、ブッシュ43の内筒部分に円柱状のロッド44が内嵌し、ロッド44は、植付爪42の長手方向に沿ってスライド可能に構成されている。ロッド44の下端部は下ケース40よりも下側に突出し、この下端部に苗押し出し具49が支持される。苗押し出し具49は、植付爪42と摺接するとともに、植付爪42の長手方向に沿ってロッド44と一体的にスライド可能に構成されている。
なお、下ケース40のうち、ブッシュ43よりも下側(ロッド44の下端部の位置する側)の箇所にオイルシールやゴムパッキンが設けられている。即ち、ロッド44がスライドする場合であっても、植付アーム11Bの内部のグリスがオイルシールやゴムパッキンによって受け止められ、グリスが植付アーム11Bよりも外側に漏れ出さないように、下ケース40は構成されている。
図5に示されるように、ロッド44の上端部にフランジ状のバネ受け部45が連接され、バネ受け部45に、コイル状のバネ46の下端部が受け止められる。バネ46は上下方向に延び、バネ46の上端部は上ケース41における上端部の内壁に受け止められる。バネ46は、ロッド44を下方に押し出すように付勢されている。
ロッド44の上部はリンク部材48を介して操作アーム47と連接される。操作アーム47は側面視でL字状に形成され、操作アーム47のうちのL字の屈曲箇所が軸芯ピン47Aによって揺動可能に支持される。
図3乃至図5に示されるように、カム軸50が下ケース40に対して回転可能に支持されており、カム軸50横軸芯P2回りに回転可能に構成されている。なお、カム軸50と支持軸35Aとの夫々は、互いに切り離された各別の軸である。カム軸50の外周のうちの半周程度に亘ってカム部50aが形成され、操作アーム47の基部47bとカム部50aとが摺接する。カム部50aは、周方向に沿って時計回りの方向に位置する側ほど径が大きくなるように形成された部分を有する。
図3乃至図5に示されるように、一対の植付アーム11B,11Bは、横軸芯P1を挟んで回転ケース11Aの両端部に設けられ、一対のカム軸50,50に亘って連係部材51が連結されている。即ち、一対のカム軸50,50と連係部材51とが一体物として構成され、カム軸50は連係部材51に対して相対回転不能である。回転ケース11Aが回転すると、回転ケース11Aと同じ回転速度で連係部材51が横軸芯P1回りに回転する。また、連係部材51が回転すると、一対のカム軸50,50は、横軸芯P1の周囲を公転するとともに横軸芯P2回りに自転する。このように、回転ケース11Aが図4の紙面反時計方向に回転駆動されると、植付アーム11Bは、横軸芯P1回りに公転するとともに、図4の紙面において回転ケース11Aに対して時計回りに自転する。
図5の紙面において、カム軸50のカム部50aは反時計回りに回転する。このことから、操作アーム47の基部47bがカム軸50のカム部50aに乗り上げると、図5の紙面において操作アーム47が時計回りに回動し、ロッド44がバネ46に抗して上方へスライドする。この状態において、植付アーム11Bが苗載せ台13の下端に接近し、苗が植付爪42に挟持される。
ロッド44がバネ46に抗して上方へスライドする状態において、回転ケース11Aの内部で、バネ38の付勢力によってアーム37が回転操作体36に押し付けられる。回転操作体36における長径方向の凸部を乗り越えた箇所がアーム37と当接し、バネ38の付勢力が徐々に解放される。これにより、バネ46の付勢力がバネ38の付勢力によって相殺され、回転ケース11Aが円滑に回転可能になる。即ち、バネ46に抗して苗押し出し具49を退入させる作用力としてバネ38の付勢力が発揮されるように、回転操作体36とアーム37とバネ38との作動タイミングが連係されている。
植付アーム11Bが田面に突入すると、カム軸50のカム部50aが、操作アーム47の基部47bの位置する側と反対側に回動する。このため、基部47bがカム部50aから外れ、バネ46の付勢力によりロッド44が下方へスライドする。そして、苗が苗押し出し具49によって植付爪42から下方へ押し出されて、苗が田面に植え付けられる。このとき、図5の紙面において操作アーム47が反時計回りに回動し、操作アーム47がゴム体54に受け止められる。ゴム体54は下ケース40に固定される。ロッド44の下方への押出しに伴って、操作アーム47が図5において反時計回りに回動すると、操作アーム47がゴム体54で受け止められ、ロッド44や操作アーム47の衝撃が吸収される。
図5に示されるように、上ケース41の上端部に開口部が形成され、この開口部にナット52がインサートされる。ナット52の上端部は上ケース41よりも外側に露出する。
そして、ナット52にグリスニップル53が取り付けられる。グリスニップル53にグリスガン(不図示)が接続されると、植付アーム11Bの内部に対するグリスの注入が可能となる。植付アーム11Bの内部はグリスの貯留空間S2として形成され、植付アーム11Bの内部にグリスが充填される。即ち、植付アーム11Bの内部は、潤滑剤としてのグリスを貯留可能な貯留空間S2である。また、グリスニップル53は、貯留空間S2へ潤滑剤を供給可能な供給口である。
なお、本実施形態では、貯留空間S1に潤滑油が充填され、貯留空間S2にグリスが充填される。グリスは、潤滑油よりも高い粘度を有する。
上述したように、植付アーム11Bの連結面11Cは連結箇所Cに位置し、連結面11Cは貯留空間S2において植付アーム11Bよりも外側に開口する箇所である。この連結フランジ面35Bと連結面11Cとの間は隙間箇所S3である。換言すると、回転ケース11Aと植付アーム11Bとが連結される連結箇所Cが隙間箇所S3である。この隙間箇所S3に、仕切り部材としてのリング状のオイルシール55が設けられ、オイルシール55は、貯留空間S2からのグリスの漏出を防止可能に構成されている。即ち、隙間箇所S3の隙間が、オイルシール55によって埋められている。
図6乃至図8に示されるように、連結箇所Cは、回転ケース11Aと植付アーム11Bとが咬合うようにインロー構造を有し、支持軸35A及び連結フランジ面35Bと、連結面11Cと、が咬合う。支持軸35Aのうちの一部は切欠状に表面加工されている。この切欠状に表面加工されている部分を、以下『表面加工部分K』と称する。隙間箇所S3のうち、表面加工部分Kの隙間は、隙間箇所S3のうちの他の箇所の隙間よりも大きく形成され、この連通した隙間によって『逃がし部EW』が形成される。グリスニップル53にグリスガン(不図示)が接続されてグリスが植付アーム11Bの内部に注入されると、植付アーム11Bの内部の圧力が加圧される。植付アーム11Bの内部の圧力は逃がし部EWを介してオイルシール55にも伝達される。そして、植付アーム11Bの内部の圧力が、表面加工部分Kにおけるオイルシール55の押付力よりも強くなると、オイルシール55の表面と支持軸35Aとの間の隙間と、オイルシール55の表面と連結面11Cとの隙間と、の一方または両方が押し広げられる。これにより、貯留空間S2と苗植付機構11よりも外側とが連通する。そして、逃がし部EWとオイルシール55の隙間とから植付アーム11Bの内部のエアが逃げて、更に内部のエアは連結フランジ面35Bと連結面11Cとの隙間から外へ逃げる。これにより、植付アーム11Bの内部にグリスが充填される。
更に、植付アーム11Bの内部がグリスで満たされてグリス自体が加圧されると、エアが逃げた逃がし部EWとオイルシール55の隙間とから、続いてグリスが通過する。そして、連結フランジ面35Bと連結面11Cとの隙間を経由してグリスは苗植付機構11よりも外側へ逃げる。このように、逃がし部EWは、隙間箇所S3からオイルシール55を介してグリスを苗植付機構11よりも外側へ逃がすことを可能に構成されている。逃がし部EWは、回転ケース11Aと植付アーム11Bとのインロー構造のうち、回転ケース11Aにおいて切欠状に表面加工されている表面加工部分Kに形成されている。なお、オイルシール55は、通常の大気圧(例えば80kPa~120kPa)では、オイルシール55の表面と、支持軸35Aや連結面11Cと密着し、逃がし部EWにおいて貯留空間S2と苗植付機構11よりも外側とが連通することはない。このことから、苗植付機構11よりも外側からオイルシール55を介して異物が貯留空間S2に進入しないように、オイルシール55は構成されている。
逃がし部EWは、連結箇所Cにおける上下中央箇所よりも上側に形成されている。本実施形態では、逃がし部EWは、連結箇所Cのうち連結ボルトBoの位置する側と反対側に位置する。これにより、作業者は、グリスを植付アーム11Bの内部に注入する際に、植付アーム11Bの内部にグリスが満たされたことを確認し易くなる。このように、仕切り部材としてのオイルシール55と逃がし部EWとは、植付アーム11Bに設けられている。
〔別実施形態〕
本発明は、上述の実施形態に例示された構成に限定されるものではなく、以下、本発明の代表的な別実施形態を例示する。
(1)上述した実施形態において、植付アーム11Bは回転ケース11Aの長手方向両端部に設けられているが、この実施形態に限定されない。植付アーム11Bは、回転ケース11Aの長手方向片端部に設けられても良い。要するに、植付アーム11Bは、回転ケース11Aの長手方向端部に設けられるとともに圃場に苗を植え付け可能に構成されれば良い。
(2)上述した実施形態において、オイルシール55によって埋められた隙間箇所S3に、逃がし部EWが設けられた構成が示されたが、この実施形態に限定されない。例えば、図9に示されるように、回転ケース11Aの長手方向中央箇所における機体横向きの開口部と、駆動軸30と、の間の隙間箇所S4にリング状のオイルシール56が設けられる構成であっても良い。そして、この隙間箇所S4に逃がし部EWが形成される構成であっても良い。具体的には、給油口11oにグリスガン(不図示)が接続されて潤滑油が回転ケース11Aの内部に注入されると、回転ケース11Aの内部の圧力が加圧される。そして、回転ケース11Aの内部の圧力が、オイルシール56の押付力よりも強くなると、オイルシール56の表面と回転ケース11Aの開口部との間の隙間と、オイルシール55の表面と駆動軸30との隙間と、の一方または両方が押し広げられる。これにより、回転ケース11Aの内部と回転ケース11Aよりも外側とが連通して、逃がし部EWが形成される構成であっても良い。即ち、仕切り部材としてのオイルシール56と逃がし部EWとは、回転ケース11Aに設けられても良い。
(3)上述した実施形態において、回転ケース11Aに対する潤滑剤は潤滑油であって、植付アーム11Bに対する潤滑剤はグリスであるが、この実施形態に限定されない。例えば、回転ケース11Aと植付アーム11Bに対する潤滑剤がグリスであっても良いし、回転ケース11Aと植付アーム11Bに対する潤滑剤が潤滑油であっても良い。
(4)上述した実施形態において、表面加工部分Kが支持軸35Aに形成されているが、表面加工部分Kは連結フランジ面35Bに形成されても良い。また、表面加工部分Kは連結面11Cに形成されても良い。そして、支持軸35A以外の表面加工部分Kにも逃がし部EWが形成されて良い。要するに、逃がし部EWは、回転ケース11Aと植付アーム11Bとのインロー構造のうち、回転ケース11Aと植付アーム11Bとの一方または両方において切欠状に表面加工されている部分に形成されて良い。
(5)表面加工部分Kは、金属加工によって形成され、金属加工の種類は、フライス加工、リーマ加工、ブローチ加工、型彫放電加工等であって良い。
(6)上述した表面加工部分Kが形成されない構成であっても良い。
(7)上述した逃がし部EWは、連結箇所Cにおける上下中央箇所よりも下側に形成されても良い。
(8)上述した実施形態において、仕切り部材としてオイルシール55,56が示されているが、仕切り部材は、オーリング、ブリーザ、オイルシールベアリング、シールテープ等であっても良い。
なお、上述の実施形態(別実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能である。
また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
本発明は、圃場に苗を植え付け可能な複数の苗植付機構を有する圃場作業機に適用可能である。
11 :苗植付機構
11A :回転ケース
11B :植付アーム
11o :給油口(供給口)
53 :グリスニップル(供給口)
55 :オイルシール(仕切り部材)
56 :オイルシール(仕切り部材)
Bo :連結ボルト
C :連結箇所
EW :逃がし部
K :表面加工部分(切欠状に表面加工されている部分)
P1 :横軸芯(機体横向きの軸芯)
S1 :貯留空間
S2 :貯留空間
S3 :隙間箇所
S4 :隙間箇所

Claims (12)

  1. 圃場に苗を植え付け可能な複数の苗植付機構を有する圃場作業機であって、
    夫々の前記苗植付機構に、
    内部に潤滑剤を貯留可能な貯留空間と、
    前記貯留空間において前記苗植付機構よりも外側に開口する隙間箇所に設けられるとともに前記貯留空間からの前記潤滑剤の漏出を防止可能な仕切り部材と、
    前記仕切り部材を介して前記隙間箇所から前記潤滑剤を前記苗植付機構よりも外側へ逃がすことを可能な逃がし部と、が備えられ
    前記苗植付機構は、長手方向中央箇所に回転軸芯を有するとともに機体横向きの軸芯回りに回転可能な回転ケースと、前記回転ケースの長手方向端部に設けられるとともに圃場に苗を植え付け可能な植付アームと、を有し、
    前記隙間箇所は、前記回転ケースと前記植付アームとが連結される連結箇所である圃場作業機。
  2. 前記貯留空間へ前記潤滑剤を供給可能な供給口が備えられ、
    前記仕切り部材は、前記供給口から前記潤滑剤が供給されて前記潤滑剤が加圧された場合に、前記潤滑剤を前記逃がし部へ案内可能に構成されている請求項1に記載の圃場作業機。
  3. 前記連結箇所は、前記回転ケースと前記植付アームとが咬合うようにインロー構造を有し、
    前記逃がし部は、前記インロー構造のうち、前記回転ケースと前記植付アームとの一方または両方において切欠状に表面加工されている部分に形成されている請求項1または2に記載の圃場作業機。
  4. 前記逃がし部は、前記連結箇所における上下中央箇所よりも上側に形成されている請求項1から3の何れか一項に記載の圃場作業機。
  5. 前記連結箇所において前記回転ケースと前記植付アームとが連結ボルトで連結され、
    前記逃がし部は、前記連結箇所のうち前記連結ボルトの位置する側と反対側に位置する請求項からの何れか一項に記載の圃場作業機。
  6. 前記仕切り部材と前記逃がし部とは、前記回転ケースに設けられている請求項からの何れか一項に記載の圃場作業機。
  7. 前記仕切り部材と前記逃がし部とは、前記植付アームに設けられている請求項からの何れか一項に記載の圃場作業機。
  8. 前記回転ケースに対する前記潤滑剤は潤滑油であって、前記植付アームに対する前記潤滑剤はグリスである請求項からの何れか一項に記載の圃場作業機。
  9. 前記潤滑剤は、潤滑油である請求項1からの何れか一項に記載の圃場作業機。
  10. 前記潤滑剤は、グリスである請求項1からの何れか一項に記載の圃場作業機。
  11. 圃場に苗を植え付け可能な複数の苗植付機構を有する圃場作業機であって、
    夫々の前記苗植付機構に、
    内部に潤滑剤を貯留可能な貯留空間と、
    前記貯留空間において前記苗植付機構よりも外側に開口する隙間箇所に設けられるとともに前記貯留空間からの前記潤滑剤の漏出を防止可能なオイルシールと、
    前記オイルシールを介して前記隙間箇所から前記潤滑剤を前記苗植付機構よりも外側へ逃がすことを可能な逃がし部と、が備えられている圃場作業機。
  12. 前記貯留空間へ前記潤滑剤を供給可能な供給口が備えられ、
    前記オイルシールは、前記供給口から前記潤滑剤が供給されて前記潤滑剤が加圧された場合に、前記潤滑剤を前記逃がし部へ案内可能に構成されている請求項11に記載の圃場作業機。
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