JP5735447B2 - 田植機の苗横送り装置 - Google Patents

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Description

本発明は、周面に横送り螺旋溝を備えて回転駆動される苗載せ台横送り軸、前記苗載せ台横送り軸に外嵌するとともに前記横送り螺旋溝に係合して、前記苗載せ台横送り軸によって往復移送されて苗載せ台を横送り操作する移送体、前記移送体と前記苗載せ台横送り軸の両端側に位置する支持部とにわたって取り付けられて前記苗載せ台横送り軸を覆う左右一対の伸縮カバー筒を備えた田植機の苗横送り装置に関する。
従来、例えば特許文献1に示されるように、横送り駆動軸を外囲する筒部材が横送り駆動軸に備えた螺旋溝の作用によって移送されて苗載台を横送りするよう構成され、筒部材に給油カップを装着し、あるいは筒部材の内部に潤滑油の溜り部を設け、給油カップあるいは溜り部から螺旋溝に潤滑油を供給するよう構成された田植機の横送り装置があった。
特開2000−270631公報
従来の技術を適用することによって苗載せ台横送り軸に対する潤滑油供給を行なうよう構成した場合、潤滑油をあまり多く貯留できず、油切れや潤滑油の劣化による潤滑不良が比較的早期に発生しがちであった。あるいは、この潤滑不良の発生を回避するように、潤滑油の補給を比較的頻繁に行なわねばならない煩わしさがあった。
本発明の目的は、苗載せ台横送り軸の良好な潤滑状態を長期にわたって構造簡単に維持できる田植機の苗横送り装置を提供することにある。
本発明の請求項1〜4に係る発明では、周面に横送り螺旋溝を備えて回転駆動される苗載せ台横送り軸、前記苗載せ台横送り軸に外嵌するとともに前記横送り螺旋溝に係合して、前記苗載せ台横送り軸によって往復移送されて苗載せ台を横送り操作する移送体、前記移送体と前記苗載せ台横送り軸の両端側に位置する支持部とにわたって取り付けられて前記苗載せ台横送り軸を覆う左右一対の伸縮カバー筒を備えた田植機の苗横送り装置において、前記伸縮カバー筒の変形による前記伸縮カバー筒と前記横送り螺旋溝との接触回避を図る接触回避手段を、前記左右一対の伸縮カバー筒の内側に配備し、前記左右一対の伸縮カバー筒を、内部に潤滑油貯留室を形成するよう構成してある。
伸縮カバー筒が移送体の移動によって短縮操作された際、伸縮カバー筒に変形が発生することがある。伸縮カバー筒が変形すると、変形の大きさによっては、伸縮カバー筒が横送り螺旋溝に接触し、苗載せ台横送り軸の回転駆動のために横送り螺旋溝が回転していることによって伸縮カバー筒が損傷しやすい。
本構成によると、伸縮カバー筒にオイルバス機能を備えさせることになるが、伸縮カバー筒が横送り螺旋溝に接触して損傷することの防止を接触回避手段によって図ることができて、伸縮カバー筒の損傷による油漏れ発生の防止を図ることができるから、伸縮カバー筒の内部空間で成る潤滑油貯留室に潤滑油を貯留しておいて苗載せ台横送り軸に潤滑油を供給することができ、かつ潤滑油を多量に貯留しておくことができる。
従って、苗載せ台横送り軸に潤滑油を供給するのに、伸縮カバー筒の内部に多量の潤滑油を貯留しておいて、潤滑油の劣化や不足が長期にわたって発生しない状態で供給して、スムーズな苗送りを長期にわたって少ない給油手間で行わせることができる。また、伸縮カバー筒にオイルバス機能を備えさせて安価に得ることができる。
本発明の請求項1に係る発明では、さらに、前記移送体から前記左右一対の伸縮カバー筒の内側に延出して前記横送り螺旋溝を覆う横送り軸カバーを設け、変形した前記伸縮カバー筒を前記横送り軸カバーによって受け止めて、前記伸縮カバー筒と前記横送り螺旋溝との接触回避を図るよう構成してある。
本構成によると、横送り軸カバーが移送体と共に苗載せ台横送り軸に対して移動することにより、移送体からの延出長さが比較的短いコンパクトな横送り軸カバーを採用しても、伸縮カバー筒に変形が発生し易い移動位置に移送体が位置するタイミングにおいて横送り軸カバーによる横送り螺旋溝のカバーを効果的に行なわせることができ、コンパクトな横送り軸カバーによって伸縮カバー筒の損傷回避を図ることができる。
従って、伸縮カバー筒にオイルバス機能を備えさせて苗載せ台横送り軸に対する潤滑油供給を有利に行なうことができるものを構造簡単に得ることができる。
本発明の請求項1に係る発明では、さらに、前記移送体が移動範囲の中心箇所に位置する状態で前記横送り軸カバーの延出端が前記横送り螺旋溝の端と同じ又はほぼ同じ箇所に位置するように、前記横送り軸カバーを配備してある。
本構成によると、移送体が移動範囲の中心箇所に位置する状態で横送り螺旋溝の端と同じ又はほぼ同じ箇所に延出端が位置するコンパクトな横送り軸カバーによって伸縮カバー筒の損傷回避を図ることができる。
従って、伸縮カバー筒にオイルバス機能を備えさせて苗載せ台横送り軸に対する潤滑油供給を有利に行なうことができるものを構造簡単に得ることができる。
本発明の請求項2に係る発明では、さらに、前記苗載せ台横送り軸を、前記横送り螺旋溝を備える送り軸部、及び前記送り軸部の両横側に前記送り軸部より大きい外径を具備して位置する大径軸部を備えて構成し、変形した前記伸縮カバー筒を前記大径軸部によって受け止めて、前記伸縮カバー筒と前記横送り螺旋溝との接触回避を図るよう構成してある。
本構成によると、送り軸部、及び送り軸部より大きい外径を具備して送り軸部の両横側に位置する受止め軸部を備えて苗載せ台横送り軸を構成するだけの簡単な構造によって伸縮カバー筒の損傷回避を図ることができる。
従って、伸縮カバー筒にオイルバス機能を備えさせて苗載せ台横送り軸に対する潤滑油供給を有利に行なうことができるものを構造簡単に得ることができる。
本発明の請求項3に係る発明では、さらに、前記左右一対の伸縮カバー筒の内側における前記苗載せ台横送り軸の上方箇所に前記苗載せ台横送り軸に沿う方向に架設した受止め杆を設け、変形した前記伸縮カバー筒を前記受止め杆によって受け止めて、前記伸縮カバー筒と前記横送り螺旋溝との接触回避を図るよう構成してある。
本構成によると、左右一対の伸縮カバー筒の内側における苗載せ台横送り軸の上方箇所に受止め杆を苗載せ台横送り軸に沿う方向に架設するだけの簡単な構造によって伸縮カバー筒の損傷回避を図ることができる。
従って、伸縮カバー筒にオイルバス機能を備えさせて苗載せ台横送り軸に対する潤滑油供給を有利に行なうことができるものを構造簡単に得ることができる。
本発明の請求項4に係る発明では、さらに、前記移送体に、前記左右一対の伸縮カバー筒の内部の潤滑油貯留室に連通する注油口を設けてある。
本構成によると、移送体の注油口から潤滑油を供給すれば、供給した潤滑油が左右一対の潤滑油貯留室に向けて分散して流入していく。
従って、左右一対の伸縮カバー筒における潤滑油貯留室に潤滑油を供給するのに、左右一対の潤滑油貯留室に各別に注油せずとも、移送体の注油口に注油するだけで容易に、左右一対の潤滑油貯留室にスムーズに供給できる。
上記構成において、前記苗載せ台横送り軸を、前記横送り螺旋溝を備える送り軸部、及び前記送り軸部の両横側に前記移送体の移動距離のほぼ半分又は半分以上の長さを具備して位置する受止め軸部を備えて構成し、変形した前記伸縮カバー筒を前記受止め軸部によって受け止めて、前記伸縮カバー筒と前記横送り螺旋溝との接触回避を図るよう構成してあると好適である。
本構成によると、送り軸部、及び移送体の移動範囲のほぼ半分又は半分以上の長さを具備して送り軸部の両横側に位置する受止め軸部を備えて苗載せ台横送り軸を構成するだけの簡単な構造によって伸縮カバー筒の損傷回避を図ることができる。
従って、伸縮カバー筒にオイルバス機能を備えさせて苗載せ台横送り軸に対する潤滑油供給を有利に行なうことができるものを構造簡単に得ることができる。
上記構成において、前記移送体に、前記左右一対の伸縮カバー筒の内部の潤滑油貯留室を連通させる連通路を設けてあると好適である
移送体が移動すれば、左右一対の伸縮カバー筒の一方の潤滑油貯留室の容積が増大していき、他方の潤滑油貯留室の容積が減少していくが、本構成によると、容積減少側の潤滑油貯留室の潤滑油が連通路を通って容積増大側の潤滑油貯留室に移動し、容積減少側の潤滑油貯留室の潤滑油によって移送体が受ける移動抵抗を抑制できる。
従って、左右一対の伸縮カバー筒の内部に潤滑油を貯留するものでありながら、潤滑油が移送体の移動抵抗になりにくくて苗載せ台の横移送をスムーズに行わせることができる。
上記構成において、前記連通路を、前記苗載せ台横送り軸の軸芯より低い配置高さに配備してあると好適である
本構成によると、左右一対の伸縮カバー筒の潤滑油貯留室に貯留する潤滑油の油面高さよりも低い配置高さに連通路が位置して、容積減少側の潤滑油貯留室から容積増大側の潤滑油貯留室への潤滑油移動がスムーズに行なわれるようにできる。
従って、左右一対の伸縮カバー筒の内部に潤滑油を貯留するものでありながら、潤滑油が移送体の移動抵抗によりなりにくくて苗載せ台の横移送をスムーズに行わせることができる。
苗植付け装置を示す側面図である。 苗植付け装置を示す平面図である。 植付け駆動ケース及び苗植付け機構を示す側面図である。 フィードケースの横断平面図である。 フィードケースの縦断側面図である。 植付け駆動ケース及び苗植付け機構を示す横断平面図である。 苗横送り装置を示す側面図である。 移送体が移動範囲の中心箇所に位置した状態での苗横送り装置を示す断面図である。 移送体が移動範囲の中心箇所と一端箇所の間に位置した状態での苗横送り装置を示す断面図である。 移送体が移動範囲の一端箇所に位置した状態での苗横送り装置を示す断面図である。 移送体を示す平面図である。 図11のXII−XII断面矢視図である。 図11のXIII−XIII断面矢視図である。 横送り出力軸と苗載せ台横送り軸の連結構造を示す断面図である。 第1別実施形態を備える苗横送り装置を示す断面図である。 第2別実施形態を備える苗横送り装置を示す断面図である。 第3別実施形態を備える苗横送り装置を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例に係る田植機の苗植付け装置1を示す側面図である。図2は、本発明の実施例に係る苗植付け装置1を示す平面図である。図1,2に示すように、本発明の実施例に係る田植機の苗植付け装置1は、乗用型田植機を構成しており、乗用型の自走機体(図示せず)から後方に上下揺動操作自在に延出するリンク機構4の後部に位置する支持部材5に前端部が連結された機体フレーム2、機体フレーム2の後部に機体横方向に並べて駆動自在に設けた8つの苗植付け機構6、機体フレーム2の前部の上方に下端側ほど機体後方側に位置する傾斜姿勢で設けた一つの苗載せ台7、機体フレーム2の下方に機体横方向に並べて設けた5つの接地フロート8を備えて構成してある。
苗植付け装置1は、リンク機構4の走行機体に対する上下揺動操作により、各接地フロート8が圃場面に接地した下降作業状態と各接地フロート8が圃場面から高く上昇した上昇非作業状態とに昇降操作され、下降作業状態で自走機体によって牽引されることにより、接地フロート8によって圃場面を整地し、整地した圃場面に8つの苗植付け機構6によって8条植えの苗植え付けを行なう。
苗植付け装置1は、支持部材5に機体前後向きのローリング軸芯まわりに揺動自在に支持され、自走機体の左右傾斜にかかわらず左右の苗植え深さが同じ又はほぼ同じになるように、自走機体に対してローリングしながら苗植え作業する。
機体フレーム2について説明する。
図1,2,3に示すように、機体フレーム2は、機体フレーム2の前端部に位置する機体横方向に長いメインフレーム10、メインフレーム10の機体横方向での4箇所から機体後方向きに延出する植付け駆動ケース11、メインフレーム10の機体横方向での中間部に連結されたフィードケース12を備えて構成してある。メインフレーム10は、縦断面形状が矩形の中空部材によって構成してある。
図4は、フィードケース12の横断平面図である。図5は、フィードケース12の縦断側面図である。図1及び図4,5に示すように、フィードケース12は、入力軸13を備え、かつ変速機構14を収容するフィードケース本体12aと、フィードケース本体12aの横一端側から機体後方下方向きに延出する出力ケース部12bとを備えて構成してある。フィードケース本体12aの機体前方向きの壁面12cに、機体前方向きに突出する連結軸15、入力軸13と同じ又はほぼ同じ配置高さに位置する潤滑油供給口16、及び潤滑油供給口16を開閉するプラグ17を設けてある。連結軸15は、支持部材5にローリング軸芯まわりに回転自在に連結され、苗植付け装置1のローリングを可能にするものである。フィードケース本体12aの下部に、メインフレーム10に連結する台座部12dを設けてある。
苗植付け機構6について説明する。
図3は、植付け駆動ケース11及び苗植付け機構6を示す側面図である。図6は、植付け駆動ケース11及び苗植付け機構6を示す横断平面図である。図2,3,6に示すように、8つの苗植付け機構6は、各植付け駆動ケース11の後端部の両横側に一つずつ位置する配置で機体横方向に並んでいる。各植付け駆動ケース11の両横側に分かれて位置する一対の苗植付け機構6,6は、植付け駆動ケース11の後端部に機体横方向に貫設された一本の植付け駆動軸20に取り付けられており、植付け駆動軸20を介して植付け駆動ケース11に駆動自在に支持されている。
各苗植付け機構6は、植付け駆動軸20のうちの植付け駆動ケース11の外部に突出している部位に一体回転自在に支持される回転ロータ6a、回転ロータ6aの両端部に回転駆動軸6bを介して駆動自在に支持される植付けアーム6cを備えて構成してある。つまり、各苗植付け機構6は、回転ロータ6aが植付け駆動軸20によって回転駆動されることにより、回転駆動軸6bが回転ロータ6aの内部に位置するギヤ機構6eによって回転駆動されて、一対の植付けアーム6c,6cが植付け駆動軸20の軸芯まわりに公転しながら回転駆動軸6bの軸芯まわり自転するように駆動される。
従って、各苗植付け機構6は、植付け駆動軸20が駆動されることにより、一方の植付けアーム6cに設けた植付け爪6dと他方の植付けアーム6cに設けた植付け爪6dとが、植付け爪6dの先端で苗植え運動軌跡としての回動軌跡T(図3参照)を描きながら、交互に苗載せ台7の下端側に位置する苗取出し口21と圃場面との間を上下に往復移動するように苗植え運動する。従って、各苗植付け機構6は、一対の植付け爪6d,6dによって交互に、苗取り出し口21において苗載せ台7のマット状苗から一株分の苗を取り出し、取り出した苗を苗取り出し口21から圃場面に下降搬送して植え付ける。苗植付け機構6が苗載せ台7から取り出して下降搬送する苗は、苗ガイド9(図1参照)によって圃場面に向かうように案内される。
各苗植付け機構6に対する苗供給について説明する。
苗載せ台7の表面側に苗載置部(図示せず)を設け、この苗載置部に、8つの苗植付け機構6に供給するためのマット状苗を機体横方向に並べて載置するように構成してある。図1,2,3に示すように、苗載せ台7は、苗載せ台7の上端側を支持する苗載せ台支柱23、及び苗載せ台7の下端側を支持するガイドレール24によって機体横方向に移動自在に支持されている。
苗載せ台7は、苗載せ台7の裏面側に設けた苗横送り装置25(図1,2参照)によって苗植付け機構6の苗植え運動に連動して機体横方向に往復移送され、各苗植付け機構6が苗載置部に載置されたマット状苗の下端部から一株分の苗取り出しを行なうように、この苗取り出しがマット状苗の横方向での一端側から他端側に向けて順次に行なわれるように、各苗植付け機構6に供給するマット状苗をガイドレール24に設けた苗取り出し口21に対して機体横方向に往復移送する。
苗載せ台7の下部の裏面側に苗縦送りベルト26を設けてある。苗縦送りベルト26は、苗載せ台7が横移送の左右のスロトークエンドに到達した際、苗載せ台7の裏面側に設けた苗縦送り装置27(図2参照)によって設定回動ストロークだけ駆動され、苗載置部に載置されている各苗植付け機構6のためのマット状苗を苗取り出し口21に向けて縦送りする。
苗植付け機構6、苗横送り装置25及び苗縦送り装置27を駆動する作業伝動装置3について説明する。
図2,4に示すように、作業伝動装置3は、フィードケース12の前部に設けた入力軸13によって走行機体のエンジン(図示せず)からの駆動力をフィードケース12のフィードケース本体12aに入力し、入力した駆動力を入力軸13の端部に設けたベベルギヤ32、このベベルギヤ32に噛合う中継ベベルギヤ33を介して中継伝動軸34に伝達し、中継伝動軸34の駆動力を変速機構14によって変速し、変速後の駆動力を横送り出力軸35から苗横送り装置25の苗載せ台横送り軸60に伝達する。
変速機構14は、変速操作軸14aによるシフトキー14bの摺動操作によって4段階の変速状態に変速され、横送り出力軸35の駆動速度を変更することによって苗載せ台横送り軸60の駆動速度を4段階に変速し、苗の横送り速度を4段階に変更する。
図14に示すように、横送り出力軸35と苗載せ台横送り軸60とは、両方わたって貫設した連結軸52によって一体回動自在に連結してある。連結軸52は、外筒軸と内筒軸とを備えて構成してあり、二重の筒軸構造になっている。連結軸52は、苗載せ台横送り軸60に外嵌された抜止めリング53によって抜け止めされている。
作業伝動装置3は、横送り出力軸35の駆動力を、横送り出力軸35の端部に一体回転自在に設けた伝動ギヤ39、この伝動ギヤ39に噛合う伝動ギヤ38を介して縦送り出力軸37に伝達し、この縦送り出力軸37から苗縦送り装置27を構成する苗縦送り軸27aに伝達する。
図2,4,5,6に示すように、作業伝動装置3は、中継伝動軸34の駆動力を、フィードケース12の出力ケース部12bに設けた出力輪体41にギヤ連動機構40を介して伝達し、出力輪体41の駆動力を、出力輪体41に一体回転自在に連結された伝動軸42、各植付け駆動ケース11の内部に設けた回転伝動軸43を介して植付け駆動軸20に伝達するように構成してある。
ギヤ連動機構40は、中継伝動軸34に一体回転自在に設けた上手側中継伝動ギヤ40a、上手側中継伝動ギヤ40a及び出力輪体41に噛合う下手側中継伝動ギヤ40bを備えて構成してある。
伝動軸42は、フィードケース12の出力ケース部12bと植付け駆動ケース11とにわたって設けた伝動ケース47、及び隣り合う一対の植付け駆動ケース11にわたって設けた伝動ケース47に収容されている。伝動軸42は、軸芯方向に8本の分割伝動軸42aに分割自在に構成されている。伝動軸42を構成する分割伝動軸42aは、フィードケース12の出力ケース部12bの内部及び植付け駆動ケース11の外側近くで連結してある。図6に示すように、植付け駆動ケース11の外側近くで連結する一対の分割伝動軸42a,42aは、一対の分割伝動軸42a,42aにわたって外嵌する連結筒体48、及び各分割伝動軸42aと連結筒体48とにわたって、分割伝動軸42aの周方向に分散配置して装着した一対の連結キー49,49を備えた連結手段によって一体回転自在に連結してある。フィードケース12の出力ケース部12bにおいて連結する一対の分割伝動軸42a,42aは、出力輪体41のボス部と、出力輪体41のボス部と各分割伝動軸42aとにわたって分割伝動軸42aの周方向に並べて装着した一対の連結キーとによって一体回転自在に連結してある。
各植付け駆動ケース11に位置する回転伝動軸43の前端部に端数条植えクラッチ50を設け、後端部にトルクリミッター51を設けてある。
端数条植えクラッチ50は、植付け駆動ケース11から横外側に向かって突出する操作部カバー86の内部に支持される操作ピン85を備え、操作ピン85が操作ケーブル87を介してクラッチレバー88によって摺動操作されることにより、入り状態と切り状態に切り換って苗植付け機構6を駆動及び停止操作する。クラッチレバー88は、苗載せ台7の上端部の裏面側に設けた操作盤89(図1参照)に揺動操作自在に支持されている。
苗横送り装置25について説明する。
図2,7,8に示すように、苗横送り装置25は、苗載せ台7の下部の裏側に機体横向きに位置する苗載せ台横送り軸60と、苗載せ台横送り軸60に相対回転及び摺動自在に外嵌する移送体61と、移送体61の両横側に苗載せ台横送り軸60を覆うように分散配置した左右一対の伸縮カバー筒62,62を備えて構成してある。
図8,14に示すように、苗載せ台横送り軸60の一端側と横送り出力軸35とが一体回転自在に連結され、横送り出力軸35は、フィードケース12のフィードケース本体12aに設けた支持部12fに軸受け63を介して回転自在に支持され、苗載せ台横送り軸60の他端側は、メインフレーム10から上方向きに突設したステー64の支持部64aに軸受け(図示せず)を介して回転自在に支持されている。
従って、苗載せ台横送り軸60は、両端側に分かれて位置するフィードケース12の支持部12fとステー64の支持部64aとによって回転自在に支持され、横送り出力軸35によって苗植付け機構6の苗植え運動に連動させて一方向に回転駆動されるようになっている。
移送体61は、苗載せ台横送り軸60の周面に備えてある横送り螺旋溝65に爪体66aが係入した駒部66を内部に有した移送体本体61aと、移送体本体61aの上面側に連結ボルト67によって連結された苗載せ台移送部61bとを備えて構成してある。図7,8,10に示すように、苗載せ台移送部61bは、苗載せ台7の裏面側に設けられた操作アーム68に連結ロッド69を介して一体移動自在に連結されている。
左右一対の伸縮カバー筒62,62の一方の伸縮カバー筒62は、移送体61のフィードケース側の端部に設けた支持部61cと、フィードケース12の支持部12fとにわたって取り付けてある。左右一対の伸縮カバー筒62,62の他方の伸縮カバー筒62は、移送体61のステー側の端部に設けた支持部61cとステー64の支持部64aとにわたって取付けてある。各伸縮カバー筒62の端部に移送体61の支持部61c、フィードケース12の支持部12f及びステー64の支持部64aに取り付けるように設けた取付け部62aは、円筒形状に形成し、支持部12f,61c,64aの外周面に外嵌させて締め付けバンド70によって締め付け連結されるよう構成してある。左右一対の伸縮カバー筒62,62は、伸縮し易いように蛇腹形状に形成したゴム筒によって構成してある。
図8は、移送体61が移動範囲Sの中心箇所S1に位置した状態での苗横送り装置25を示す断面図である。図10は、移送体61が移動範囲Sの一端箇所に位置した状態での苗横送り装置25を示す断面図である。
図8及び図10に示すように、苗横送り装置25は、苗載せ台横送り軸60が回転駆動されると、苗載せ台横送り軸60が回転する横送り螺旋溝65によって移送体61を往復移送し、移送体61が移動範囲Sにおいて左右一対の伸縮カバー筒62,62を伸縮させながら往復移動して連結ロッド69を介して操作アーム68を移動操作することより、マット状苗が横一端側から横他端側にわたって苗取り出し口21に対して移動するように、苗載せ台7を移動範囲Sにおいて左右に往復移送する。
図8,10に示すように、移送体61から左右一対の伸縮カバー筒62,62の内側に横送り螺旋溝65を覆う横送り軸カバー71を延出して、左右一対の伸縮カバー筒62,62を内部に潤滑油貯留室72を形成するよう構成し、苗載せ台横送り軸60に供給する潤滑油を左右一対の伸縮カバー筒62,62の内部に貯留できるようにしてある。左右一対の横送り軸カバー71,71は、苗載せ台横送り軸60を全周にわたって覆うように円筒形に形成してある。左右一対の横送り軸カバー71,71は、移送体61における移送体本体61aの横端部に一体成形してある。
つまり、伸縮カバー筒62が短縮及び伸長操作を受けない自由状態から短縮側に操作された際、伸縮カバー筒62に変形が発生し易いことにより、図8に示すように、左右一対の伸縮カバー筒62,62を、移送体61が移動範囲Sの中心箇所S1に位置する状態で自由状態になるように配備し、左右一対の横送り軸カバー71,71を、移送体61が移動範囲Sの中心箇所S1に位置する状態で横送り軸カバー71の延出端71aが横送り螺旋溝65の端65aに対して移動範囲Sの中心箇所S1が位置する側に偏倚した箇所であって、横送り螺旋溝65の端65aとほぼ同じ箇所に位置するように配備してある。
図9は、移送体61が移動範囲Sの中心箇所S1と一端箇所との間の箇所に位置した状態での苗横送り装置25を示す断面図である。すなわち、図9に示すように、左側及び右側の伸縮カバー筒62が自由状態から短縮側に操作された状態になると、短縮操作状態になった伸縮カバー筒62の内側に位置する横送り軸カバー71が横送り螺旋溝65を覆う状態になり、変形した伸縮カバー筒62と横送り螺旋溝65とが接触することの回避を横送り軸カバー71によって図ることで、伸縮カバー筒62にオイル漏れの原因となる横送り螺旋溝65との接触による損傷が発生することの回避を図り、伸縮カバー筒62にオイルバス機能を備えてある。
上記した実施例では、円筒形の横送り軸カバー71を採用した例を示したが、角筒形の横送り軸カバー、あるいは、苗載せ台横送り軸60の上方だけに位置するよう縦断面形状を円弧や溝形に形成した横送り軸カバーを採用してもよい。
上記した実施例では、移送体61が移動範囲Sの中心箇所S1に位置する状態において、横送り軸カバー71の延出端71aが横送り螺旋溝65の端65aに対して移動範囲Sの中心箇所S1が位置する側に偏倚した箇所であって、横送り螺旋溝65の端65aとほぼ同じ箇所に位置するよう横送り軸カバー71を配備したが、移送体61が移動範囲Sの中心箇所S1に位置する状態において、横送り軸カバー71の延出端71aが横送り螺旋溝65の端65aに対して移動範囲Sの中心箇所S1が位置する側と反対側に偏倚した箇所であって、横送り螺旋溝65の端65aとほぼ同じ箇所に位置するように横送り軸カバー71を配備して実施してもよい。あるいは、移送体61が移動範囲Sの中心箇所S1に位置する状態において、横送り軸カバー71の延出端71aが横送り螺旋溝65の端65aと同じ箇所に位置するように横送り軸カバー71を配備して実施してもよい。
図8,11,12,13に示すように、移送体61における移送体本体61aに、左右一対の伸縮カバー筒62,62に位置する潤滑油貯留室72を連通させる連通路75を設けてある。連通路75は、移送体61の移動によって容積が減少する側の潤滑油貯留室72の潤滑油を容積が増大する側の潤滑油貯留室72に流動させて、容積減少側の潤滑油貯留室72の潤滑油によって移送体61に掛る移動抵抗を小に抑制する。
連通路75は、左右一対の伸縮カバー筒62,62に位置する潤滑油貯留室72における油面より低い配置高さで左右の潤滑油貯留室72,72を連通させることができるように、苗載せ台横送り軸60の軸芯60aより低い配置高さに配備してある。連通路75は、縦断面形状が円弧形状となるように形成してある。移送体61における移送体本体61aに、苗載せ台横送り軸60が挿通する横送り軸孔と連通路75とを連通させて連通路75から苗載せ台横送り軸60に潤滑油供給する給油路76を設けてある。
図8,11,12,13に示すように、移送体61の上面側に脱着自在なプラグ77によって開閉自在な注油口78を設け、注油口78から左右一対の伸縮カバー筒62,62の潤滑油貯留室72に潤滑油供給できるように構成してある。
注油口78は、移送体本体61aに設けた注油室79、及び移送体本体61aの駒部66の両横側に分散配置した左右一対の注油路80,80を介して左右一対の伸縮カバー筒62,62の潤滑油貯留室72に連通している。左右一対の注油路80,80は、駒部66の収容室に連通する分岐給油路80aを備え、注油口78からの潤滑油を駒部66に分配して供給する。
〔別実施形態〕
図15は、第1の別実施形態を備える苗横送り装置25を示す断面図である。この図に示すように、第1の別実施形態を備える苗横送り装置25では、苗載せ台横送り軸60を、横送り螺旋溝65を備える送り軸部60b、及び送り軸部60bの両横側に分散して位置する左右一対の受止め軸部60c,60cを備えて構成してある。
左右一対の受止め軸部60c,60cに移送体61の移動範囲Sの半分以上の長さLを備えさせ、伸縮カバー筒62に変形が発生した際、伸縮カバー筒62を受止め軸部60cによって受け止めることで、伸縮カバー筒62が横送り螺旋溝65に接触することの回避を図るように構成してある。
受止め軸部60cに移送体61の移動範囲Sの半分以上の長さLを備えさせるに替え、移動範囲Sの半分と同じ長さを備えさせて、あるいは移動範囲Sの半分より小であって、ほぼ半分に相当する長さを備えさせて実施してもよい。
図16は、第2の別実施形態を備える苗横送り装置25を示す断面図である。この図に示すように、第2の別実施形態を備える苗横送り装置25では、苗載せ台横送り軸60を、横送り螺旋溝65を備える送り軸部60b、及び送り軸部60bの両横側に分散して位置する左右一対の大径軸部60d,60dを備えて構成してある。
左右一対の大径軸部60d,60dに送り軸部60bより大きい外径Dを具備させ、伸縮カバー筒62に変形が発生した際、伸縮カバー筒62を大径軸部60dによって受け止めることで、伸縮カバー筒62が横送り螺旋溝65に接触することの回避を図るように構成してある。
図17は、第3の別実施形態を備える苗横送り装置25を示す断面図である。この図に示すように、第3の別実施形態を備える苗横送り装置25では、左右一対の伸縮カバー筒62,62の内側における苗載せ台横送り軸60の上方箇所に、受止め杆81を苗載せ台横送り軸60に沿わせて架設してある。受止め杆81は、移送体61に設けた貫通孔61dを挿通し、移送体61が苗載せ台移送のために受止め杆81に対して相対移動することを許容する状態で、ステー64とフィードケース12とにわたって取付けてある。
伸縮カバー筒62に変形が発生した際、伸縮カバー筒62を受止め杆81によって受け止めることで、伸縮カバー筒62が横送り螺旋溝65に接触することの回避を図るように構成してある。
ステー64とフィードケース12との間に一連に位置する受止め杆81を採用するに替え、横送り螺旋溝65の一端部とステー64の間と、横送り螺旋溝65の他端部とフィードケース12の間とに分散して位置する左右一対の受止め杆81,81を採用して実施してもよい。
〔別実施例〕
(1) 上記した実施例では、回転ロータ6aを備える苗植付け機構6を設けた例を示したが、駆動揺動自在な植付けアーム及び一つの植付け爪を備える苗植付け機構を設けて実施してもよい。
(2) 上記した実施例では、8つの苗植付け機構6を設けた例を示したが、6つや4つなど8つ以外の数の苗植付け機構を設けて実施してもよい。
本発明は、乗用型に構成された田植機の他、歩行型に構成された田植機にも利用できる。
7 苗載せ台
12f,64a 支持部
60 苗載せ台横送り軸
60a 軸芯
60b 送り軸部
60c 受止め軸部(接触回避手段)
60d 大径軸部(接触回避手段)
61 移送体
62 伸縮カバー筒
65 横送り螺旋溝
65a 端
71 横送り軸カバー(接触回避手段)
71a 延出端
72 潤滑油貯留室
75 連通路
78 注油口
81 受止め杆(接触回避手段)
D 外径
S 移動範囲
S1 中心箇所

Claims (7)

  1. 周面に横送り螺旋溝を備えて回転駆動される苗載せ台横送り軸、前記苗載せ台横送り軸に外嵌するとともに前記横送り螺旋溝に係合して、前記苗載せ台横送り軸によって往復移送されて苗載せ台を横送り操作する移送体、前記移送体と前記苗載せ台横送り軸の両端側に位置する支持部とにわたって取り付けられて前記苗載せ台横送り軸を覆う左右一対の伸縮カバー筒を備えた田植機の苗横送り装置であって、
    前記伸縮カバー筒の変形による前記伸縮カバー筒と前記横送り螺旋溝との接触回避を図る接触回避手段を、前記左右一対の伸縮カバー筒の内側に配備し、
    前記左右一対の伸縮カバー筒を、内部に潤滑油貯留室を形成するよう構成してあり、
    前記移送体から前記左右一対の伸縮カバー筒の内側に延出して前記横送り螺旋溝を覆う横送り軸カバーを設け、
    変形した前記伸縮カバー筒を前記横送り軸カバーによって受け止めて、前記伸縮カバー筒と前記横送り螺旋溝との接触回避を図るよう構成してあり、
    前記移送体が移動範囲の中心箇所に位置する状態で前記横送り軸カバーの延出端が前記横送り螺旋溝の端と同じ又はほぼ同じ箇所に位置するように、前記横送り軸カバーを配備してある田植機の苗横送り装置。
  2. 周面に横送り螺旋溝を備えて回転駆動される苗載せ台横送り軸、前記苗載せ台横送り軸に外嵌するとともに前記横送り螺旋溝に係合して、前記苗載せ台横送り軸によって往復移送されて苗載せ台を横送り操作する移送体、前記移送体と前記苗載せ台横送り軸の両端側に位置する支持部とにわたって取り付けられて前記苗載せ台横送り軸を覆う左右一対の伸縮カバー筒を備えた田植機の苗横送り装置であって、
    前記伸縮カバー筒の変形による前記伸縮カバー筒と前記横送り螺旋溝との接触回避を図る接触回避手段を、前記左右一対の伸縮カバー筒の内側に配備し、
    前記左右一対の伸縮カバー筒を、内部に潤滑油貯留室を形成するよう構成してあり、
    前記苗載せ台横送り軸を、前記横送り螺旋溝を備える送り軸部、及び前記送り軸部の両横側に前記送り軸部より大きい外径を具備して位置する大径軸部を備えて構成し、
    変形した前記伸縮カバー筒を前記大径軸部によって受け止めて、前記伸縮カバー筒と前記横送り螺旋溝との接触回避を図るよう構成してある田植機の苗横送り装置。
  3. 周面に横送り螺旋溝を備えて回転駆動される苗載せ台横送り軸、前記苗載せ台横送り軸に外嵌するとともに前記横送り螺旋溝に係合して、前記苗載せ台横送り軸によって往復移送されて苗載せ台を横送り操作する移送体、前記移送体と前記苗載せ台横送り軸の両端側に位置する支持部とにわたって取り付けられて前記苗載せ台横送り軸を覆う左右一対の伸縮カバー筒を備えた田植機の苗横送り装置であって、
    前記伸縮カバー筒の変形による前記伸縮カバー筒と前記横送り螺旋溝との接触回避を図る接触回避手段を、前記左右一対の伸縮カバー筒の内側に配備し、
    前記左右一対の伸縮カバー筒を、内部に潤滑油貯留室を形成するよう構成してあり、
    前記左右一対の伸縮カバー筒の内側における前記苗載せ台横送り軸の上方箇所に前記苗載せ台横送り軸に沿う方向に架設した受止め杆を設け、
    変形した前記伸縮カバー筒を前記受止め杆によって受け止めて、前記伸縮カバー筒と前記横送り螺旋溝との接触回避を図るよう構成してある田植機の苗横送り装置。
  4. 周面に横送り螺旋溝を備えて回転駆動される苗載せ台横送り軸、前記苗載せ台横送り軸に外嵌するとともに前記横送り螺旋溝に係合して、前記苗載せ台横送り軸によって往復移送されて苗載せ台を横送り操作する移送体、前記移送体と前記苗載せ台横送り軸の両端側に位置する支持部とにわたって取り付けられて前記苗載せ台横送り軸を覆う左右一対の伸縮カバー筒を備えた田植機の苗横送り装置であって、
    前記伸縮カバー筒の変形による前記伸縮カバー筒と前記横送り螺旋溝との接触回避を図る接触回避手段を、前記左右一対の伸縮カバー筒の内側に配備し、
    前記左右一対の伸縮カバー筒を、内部に潤滑油貯留室を形成するよう構成してあり、
    前記移送体に、前記左右一対の伸縮カバー筒の内部の潤滑油貯留室に連通する注油口を設けてある田植機の苗横送り装置。
  5. 前記苗載せ台横送り軸を、前記横送り螺旋溝を備える送り軸部、及び前記送り軸部の両横側に前記移送体の移動範囲のほぼ半分又は半分以上の長さを具備して位置する受止め軸部を備えて構成し、
    変形した前記伸縮カバー筒を前記受止め軸部によって受け止めて、前記伸縮カバー筒と前記横送り螺旋溝との接触回避を図るよう構成してある請求項4に記載の田植機の苗横送り装置。
  6. 前記移送体に、前記左右一対の伸縮カバー筒の内部の潤滑油貯留室を連通させる連通路を設けてある請求項1〜のいずれか一項に記載の田植機の苗横送り装置。
  7. 前記連通路を、前記苗載せ台横送り軸の軸芯より低い配置高さに配備してある請求項6に記載の田植機の苗横送り装置。
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