JP5832347B2 - 苗植付け装置の作業伝動装置 - Google Patents

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本発明は、駆動力を入力する入力軸、及び該入力軸からの駆動力を出力する出力輪体が装備されたフィードケースを備え、前記出力輪体の駆動力を苗植付け機構に伝達するように前記出力輪体に連結される機体横向きの伝動軸、及び前記伝動軸を収容する伝動ケースを備える苗植付け装置の作業伝動装置に関する。
従来、例えば特許文献1に示されるように、フィードケースに、PTO入力軸にベベルギヤ連動される第1軸、及び第1軸にチェン機構を介して連動する出力スプロケットを設け、出力スプロケットが外嵌する出力軸を構成するとともに植付伝動ケースの入力軸を構成する回転軸によってフィードケースから植付伝動ケースに伝動するよう構成され、回転軸とフィードケースとの間に軸受け及びシール材を設けた田植機の植付部伝動装置があった。
特開2000−270622号公報(図5)
上記した苗植付け装置の作業伝動装置において、従来の技術を採用した場合、出力輪体のフィードケースによる支持が、伝動軸及び伝動軸に外嵌する軸受けを介して行なわれることになり、伝動軸とフィードケースとの間に、出力輪体に掛かる駆動負荷に起因する芯ずれが発生し易い。伝動軸とフィードケースの芯ずれが発生すると、この芯ずれに起因するシール部材の変形によるシール不良が発生し易いことにより、フィードケースの内部に潤滑油を貯留し難くなっていた。すなわち、フィードケースをオイルバス化し難くなっていた。
本発明の目的は、フィードケースをオイルバス化し易い苗植付け装置の作業伝動装置を提供することにある。
本第1発明は、駆動力を入力する入力軸、及び該入力軸からの駆動力を出力する出力輪体が装備されたフィードケースを備え、前記出力輪体の駆動力を苗植付け機構に伝達するように前記出力輪体に連結される機体横向きの伝動軸、及び前記伝動軸を収容する伝動ケースを備える苗植付け装置の作業伝動装置において、
前記出力輪体に、輪体本体から横側に延出するボス部を設け、
前記伝動軸を軸芯方向に分割した分割伝動軸で構成して、一つの前記分割伝動軸を両横側の前記ボス部の一方に挿入して前記出力輪体に連結し、別の前記分割伝動軸を両横側の前記ボス部の他方に挿入して前記出力輪体に連結しており、
両横側の前記ボス部と前記フィードケースの出力輪体支持部との間に、軸受及びシール材を、前記分割伝動軸の軸芯方向に並ぶ状態で、かつ両横側の前記ボス部に外嵌する状態で、さらに前記出力輪体支持部に内嵌する状態で設けてある。
本第1発明の構成によると、出力輪体のフィードケースの出力輪体支持部による支持がボス部及び軸受を介して行なわれることになり、出力輪体に掛る駆動負荷に起因する出力輪体とフィードケースの出力輪体支持部との芯ずれが発生し難い。出力輪体とフィードケースの出力輪体支持部との芯ずれが発生し難くいことにより、かつシール材が出力輪体の両横側のボス部とフィードケースの出力輪体支持部の間に位置していることにより、出力輪体に掛かる駆動負荷の影響がシール材に及びにくくて、シール材のシール不良が発生し難い。
従って、本第1発明によると、出力輪体の両横側のボス部とフィードケースの出力輪体支持部との間に軸受け及びシール材を伝動軸の軸芯方向に並べて設けるだけの簡単な構造を採用して安価にフィードケースをオイルバス化することが可能となる。
本第2発明は、前記軸受及び前記シール材を、前記シール材が前記軸受に対して前記輪体本体が位置する側とは反対側に位置するように配置し、両横側の前記ボス部を、前記シール材から前記軸受が位置する側と反対側に突出する延出長さを備えて構成してある。
本第2発明の構成によると、出力輪体のボス部のうち、シール部材が位置する部位よりも輪体本体寄りの部位に軸受を支持作用させて、フィードケースの出力輪体支持部による軸受を介しての出力輪体の支持を強固に行なわせることができ、駆動負荷に起因する出力輪体のフィードケースに対する芯ずれに起因するシール部材のシール不良をより発生し難くできる。
従って、本第2発明によると、シール部材のシール不良がより発生し難いことにより、フィードケースのオイルバス化をより行い易い。
本第3発明は、前記フィードケースの機体前方向きの壁面に潤滑油供給口を設けてある。
本第3発明の構成によると、フィードケースに潤滑油を供給するのに、潤滑油供給口の機体前方側に苗載せ台が障害となりにくいなど供給作業に有利な作業用スペースを確保することができる。
従って、本第3発明によると、フィードケースに対する潤滑油供給を行なうのに、有利な作業用スペースにおいて容易かつ能率よくできる。
本第4発明は、前記出力輪体を回転ギヤによって構成し、前記入力軸に連動する中継伝動軸と前記出力輪体とをギヤ連動機構によって連動させてある。
本第4発明の構成によると、中継伝動軸と出力輪体とを連動させるギヤ連動機構の優れた耐久性によって、出力輪体による出力を長期にわたって安定的に行なわせることができる。
従って、本第4発明によると、出力輪体の長期にわたる安定的な出力によって苗植付け機構が苗植え運動を長期にわたって安定的に行なうように耐久性に優れた苗植付け装置を構成できる。
本第5発明は、前記ギヤ連動機構を、前記中継伝動軸に一体回転自在に設けた上手側中継伝動ギヤ、及び前記上手側中継伝動ギヤ及び前記出力輪体に噛合う下手側中継伝動ギヤを備えて構成してある。
本第5発明の構成によると、中継伝動軸から出力輪体への伝動距離が長くなっても、下手側中継伝動ギヤによる中継伝動によって、出力輪体による出力を長期にわたって安定的に行なわせることができる。
従って、本第5発明によると、中継伝動軸から出力輪体への伝動距離が長くても、出力輪体による出力を長期にわたって安定的に行なわせて苗植付け機構の苗植え運動を長期にわたって安定的に行わせることができる。
本第6発明は、前記分割伝動軸どうしにわたって外嵌する連結筒体、及び前記各分割伝動軸と前記連結筒体とにわたって、前記分割伝動軸の周方向に分散配置して装着した一対の連結キーを介して、前記分割伝動軸どうしを一体回転自在に連結し、前記各分割伝動軸と前記連結筒体とにわたって装着した前記一対の連結キーの形状を相違させてある。
本第6発明の構成によると、一対の分割伝動軸の一方と連結筒体とを連結する際、及び一対の分割伝動軸の他方と連結筒体とを連結する際、分割伝動軸と連結筒体との間に回転位相のずれが発生することを一対の連結キーの形状の相違によって回避することができ、連結した一対の分割伝動軸における回転位相の関係を、位相ずれが無い正しい関係にできる。
従って、本第6発明によると、分割伝動軸の周方向に分散する一対の連結キーを採用するものでありながら、かつ一対の連結キーの形状を相違させるだけの簡単な対策を施すだけで、分割伝動軸間の回転位相の関係が所定関係となり、複数の苗植付け機構が揃ったタイミングで苗植え付けを行なうようにできる。
本第7発明は、前記フィードケースの内部に前記入力軸の駆動速度を変更して伝達する変速機構を設け、回転伝動軸に相対回転自在に外嵌する複数の変速ギヤ、前記回転伝動軸に設けたキー溝に摺動操作自在に収容され、前記複数の変速ギヤを択一的に前記回転伝動軸に一体回転自在に係合させるよう前記複数の変速ギヤに択一的に係合操作されるシフトキー、該シフトキーのシフター係合突部にシフトキー操作部が係合して、かつ前記回転伝動軸に外嵌して前記シフトキーを摺動操作するシフターを備えて、前記変速機構を構成し、前記キー溝の底壁に凹入部を設け、前記シフトキーのうちの前記シフター係合突部が位置する部位を前記凹入部に入り込ませることにより、前記シフター係合突部が前記シフターのシフトキー操作部に対して前記回転伝動軸の軸芯側に偏倚する状態で前記シフトキーが前記キー溝に位置するように構成してある。
本第7発明の構成によると、シフトキーをキー溝内で移動させてシフトキーのシフター係合部が位置する部位を凹入部に入り込ませることにより、シフトキーのシフター係合部がシフターのシフトキー操作部に対して回転伝動軸の軸芯側に偏倚し、この状態で、回転伝動軸に外嵌しているシフターを回転伝動軸に沿わせてシフトキーに向けて移動させることにより、シフターのシフトキー操作部をシフトキーの一端側からシフター係合突部に外嵌させることができる。つまり、シフターが回転伝動軸に外嵌するようにシフターに設ける組付け孔の径を回転伝動軸の外径に近い大きさにしても、シフトキーとシフターを、分離し合った状態で回転伝動軸に装着した後に所定の連結状態に連結できる。すなわち、シフトキー操作部がシフター係合突部に係合してシフターによるシフトキーの摺動操作が可能となる連結状態にできる。
従って、本第7発明によると、回転伝動軸に外嵌するシフターによってシフトキーを摺動操作することによって変速する変速機構を採用するものでありながら、かつシフターとシフトキーを分離状態で回転伝動軸に装着する組み付け方法を採用して組み付けを行い易いものでありながら、シフターを回転伝動軸の外径に近い径の組付け孔で回転伝動軸に外嵌させて、シフターをガタ付きにくい状態で摺動させてスムーズかつ軽快に変速操作できる。
苗植付け装置を示す側面図である。 苗植付け装置を示す平面図である。 植付け駆動ケース及び苗植付け機構を示す側面図である。 フィードケースの横断平面図である。 フィードケースの縦断側面図である。 植付け駆動ケース及び苗植付け機構を示す横断平面図である。 端数条植えクラッチを示す横断平面図である。 (a)は、図6のVIIIa―VIIIa断面矢視図、(b)は、図6のVIIIb―VIIIb断面矢視図である。 シフターとシフトキーの連結方法を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例に係る田植機の苗植付け装置1を示す側面図である。図2は、本発明の実施例に係る苗植付け装置1を示す平面図である。図1,2に示すように、本発明の実施例に係る田植機の苗植付け装置1は、乗用型田植機を構成しており、乗用型の自走機体(図示せず)から後方に上下揺動操作自在に延出するリンク機構4の後部に位置する支持部材5に前端部が連結された機体フレーム2、機体フレーム2の後部に機体横方向に並べて駆動自在に設けた8つの苗植付け機構6、機体フレーム2の前部の上方に下端側ほど機体後方側に位置する傾斜姿勢で設けた一つの苗載せ台7、機体フレーム2の下方に機体横方向に並べて設けた5つの接地フロート8を備えて構成してある。
苗植付け装置1は、リンク機構4の走行機体に対する上下揺動操作により、各接地フロート8が圃場面に接地した下降作業状態と各接地フロート8が圃場面から高く上昇した上昇非作業状態とに昇降操作され、下降作業状態で自走機体によって牽引されることにより、接地フロート8によって圃場面を整地し、整地した圃場面に8つの苗植付け機構6によって8条植えの苗植え付けを行なう。
苗植付け装置1は、支持部材5に機体前後向きのローリング軸芯まわりに揺動自在に支持され、自走機体の左右傾斜にかかわらず左右の苗植え深さが同じ又はほぼ同じになるように、自走機体に対してローリングしながら苗植え作業する。
機体フレーム2について説明する。
図1,2,3に示すように、機体フレーム2は、機体フレーム2の前端部に位置する機体横方向に長いメインフレーム10、メインフレーム10の機体横方向での4箇所から機体後方向きに延出する植付け駆動ケース11、メインフレーム10の機体横方向での中間部に連結されたフィードケース12を備えて構成してある。メインフレーム10は、縦断面形状が矩形の中空部材によって構成してある。
図4は、フィードケース12の横断平面図である。図5は、フィードケース12の縦断側面図である。図1及び図4,5に示すように、フィードケース12は、入力軸13を備え、かつ変速機構14を収容するフィードケース本体12aと、フィードケース本体12aの横一端側から機体後方下方向きに延出する出力ケース部12bとを備えて構成してある。フィードケース本体12aの機体前方向きの壁面12cに、機体前方向きに突出する連結軸15、入力軸13と同じ又はほぼ同じ配置高さに位置する潤滑油供給口16、及び潤滑油供給口16を開閉するプラグ17を設けてある。連結軸15は、支持部材5にローリング軸芯まわりに回転自在に連結され、苗植付け装置1のローリングを可能にするものである。フィードケース本体12aの下部に、メインフレーム10に連結する台座部12dを設けてある。
苗植付け機構6について説明する。
図3は、植付け駆動ケース11及び苗植付け機構6を示す側面図である。図6は、植付け駆動ケース11及び苗植付け機構6を示す横断平面図である。図2,3,6に示すように、8つの苗植付け機構6は、各植付け駆動ケース11の後端部の両横側に一つずつ位置する配置で機体横方向に並んでいる。各植付け駆動ケース11の両横側に分かれて位置する一対の苗植付け機構6,6は、植付け駆動ケース11の後端部に機体横方向に貫設された一本の植付け駆動軸20に取り付けられており、植付け駆動軸20を介して植付け駆動ケース11に駆動自在に支持されている。
各苗植付け機構6は、植付け駆動軸20のうちの植付け駆動ケース11の外部に突出している部位に一体回転自在に支持される回転ロータ6a、回転ロータ6aの両端部に回転駆動軸6bを介して駆動自在に支持される植付けアーム6cを備えて構成してある。つまり、各苗植付け機構6は、回転ロータ6aが植付け駆動軸20によって回転駆動されることにより、回転駆動軸6bが回転ロータ6aの内部に位置するギヤ機構6eによって回転駆動されて、一対の植付けアーム6c,6cが植付け駆動軸20の軸芯まわりに公転しながら回転駆動軸6bの軸芯まわり自転するように駆動される。
従って、各苗植付け機構6は、植付け駆動軸20が駆動されることにより、一方の植付けアーム6cに設けた植付け爪6dと他方の植付けアーム6cに設けた植付け爪6dとが、植付け爪6dの先端で苗植え運動軌跡としての回動軌跡T(図3参照)を描きながら、交互に苗載せ台7の下端側に位置する苗取出し口21と圃場面との間を上下に往復移動するように苗植え運動する。従って、各苗植付け機構6は、一対の植付け爪6d,6dによって交互に、苗取り出し口21において苗載せ台7のマット状苗から一株分の苗を取り出し、取り出した苗を苗取り出し口21から圃場面に下降搬送して植え付ける。苗植付け機構6が苗載せ台7から取り出して下降搬送する苗は、苗ガイド9(図1参照)によって圃場面に向かうように案内される。
各苗植付け機構6に対する苗供給について説明する。
苗載せ台7の表面側に苗載置部(図示せず)を設け、この苗載置部に、8つの苗植付け機構6に供給するためのマット状苗を機体横方向に並べて載置するように構成してある。図1,2,3に示すように、苗載せ台7は、苗載せ台7の上端側を支持する苗載せ台支柱23、及び苗載せ台7の下端側を支持するガイドレール24によって機体横方向に移動自在に支持されている。
苗載せ台7は、苗載せ台7の裏面側に位置する苗横送り駆動装置25(図2参照)によって苗植付け機構6の苗植え運動に連動して機体横方向に往復移送され、各苗植付け機構6が苗載置部に載置されたマット状苗の下端部から一株分の苗取り出しを行なうように、この苗取り出しがマット状苗の横方向での一端側から他端側に向けて順次に行なわれるように、各苗植付け機構6に供給するマット状苗をガイドレール24に設けた苗取り出し口21に対して機体横方向に往復移送する。
苗載せ台7の下部の裏面側に苗縦送りベルト26を設けてある。苗縦送りベルト26は、苗載せ台7が横移送の左右のスロトークエンドに到達した際、苗載せ台7の裏面側に位置する苗縦送り駆動装置27(図2参照)によって設定回動ストロークだけ駆動され、苗載置部に載置されている各苗植付け機構6のためのマット状苗を苗取り出し口21に向けて縦送りする。
苗植付け機構6、苗横送り駆動装置25及び苗縦送り駆動装置27を駆動する作業伝動装置3について説明する。
図2に示すように、作業伝動装置3は、フィードケース12の前部に設けた入力軸13によって自走機体のエンジン(図示せず)からの駆動力をフィードケース12のフィードケース本体12aに入力し、入力した駆動力を、苗送り駆動部30により、苗横送り駆動装置25及び苗縦送り駆動装置27に伝達するように構成し、フィードケース本体12aに入力した駆動力を、植付け駆動部31によって8つの苗植付け機構6の植付け駆動軸20に伝達するように構成してある。
図2及び図4に示すように、苗送り駆動部30は、入力軸13に一体回転自在に設けたベベルギヤ32に中継ベベルギヤ33を介して連動する中継伝動軸34、苗横送り駆動装置25を構成する苗載せ台横送り軸25aの端部に一体回転自在に連結された横送り出力軸35、中継伝動軸34と横送り出力軸35とにわたって設けた変速機構14を備えて構成してある。
従って、苗送り駆動部30は、入力軸13によって入力したエンジンからの駆動力を、ベベルギヤ32、中継ベベルギヤ33及び中継伝動軸34を介して変速機構14に入力して回転速度が4段階に異なる駆動力に変速し、変速後の駆動力を横送り出力軸35から苗載せ台横送り軸25aに出力する。従って、苗送り駆動部30は、苗載せ台横送り軸25aの駆動速度を変速機構14によって4段階に異なる駆動速度に変速し、苗横送り速度としての苗載せ台横送り速度を4段階に変更する。
図2に示すように、苗載せ台横送り軸25aの周面に設けた横送り螺旋溝の作用によって往復移送されるにように構成して苗載せ台横送り軸25aに外嵌した苗載せ台移送体25bと、フィードケース12及び苗載せ台横送り軸25aの支持体28とにわたり、苗載せ台横送り軸25aを覆う蛇腹形のゴム筒29を装着してある。ゴム筒29を、フィードケース12の内部空間との間でシールされた筒内空間を備え、この筒内空間に潤滑油を貯留するようにオイルバス構造に構成してある。
苗送り駆動部30は、苗縦送り駆動装置27を構成する苗縦送り軸27aの端部に連結ピン36によって一体回転自在に連結された縦送り出力軸37、縦送り出力軸37の一端部に一体回転自在に設けた伝動ギヤ38、この伝動ギヤ38に噛合う状態で横送り出力軸35に一体回転自在に設けた伝動ギヤ39を備えて構成してあり、横送り出力軸35の駆動力を、伝動ギヤ39及び伝動ギヤ38を介して縦送り出力軸37に伝達して、縦送り出力軸37から苗縦送り軸27aに出力する。
図2,4,6に示すように、植付け駆動部31は、前記入力軸13及び前記中継伝動軸34を備える他、中継伝動軸34にギヤ連動機構40によって連動されているフィードケース12の出力輪体41、出力輪体41に中央部が連結され、フィードケース12の出力ケース部12bより左側が左側2つの植付け駆動ケース11,11の前端部に入り込むように、フィードケース12の出力ケース部12bより右側が右側2つの植付け駆動ケース11,11の前端部に入り込むように配備した機体横向きの伝動軸42、各植付け駆動ケース11の内部に伝動軸42と植付け駆動軸20と連動させるように設けた回転伝動軸43を備えて構成してある。
図4、図5に示すように、出力輪体41を回転ギヤによって構成し、ギヤ連動機構40を、中継伝動軸34に一体回転自在に設けた上手側中継伝動ギヤ40aと、上手側中継伝動ギヤ40a及び出力輪体41に噛合う下手側中継伝動ギヤ40bとによって構成してある。上手側中継伝動ギヤ40a及び下手側中継伝動ギヤ40bは、フィードケース12における出力ケース部12bに回転自在に支持されている。
図4に示すように、出力輪体41は、下手側中継伝動ギヤ40bに連動する輪体本体41a、及び輪体本体41aから両横側に一体回転自在に延出して伝動軸42に外嵌するボス部41bを備えて構成し、フィードケース12における出力ケース部12bの延出端部に設けた出力輪体支持部12eと各ボス部41bとの間に介装した軸受45を介して出力輪体支持部12eに回転自在に支持されている。各ボス部41bと出力輪体支持部12eとの間にシール材46を介装してある各ボス部41bに位置するシール材46は、軸受45に対して輪体本体41aが位置する側とは反対側に伝動軸42の軸芯方向に並ぶ配置で設けてある。各ボス部41bが輪体本体41aから延出する延出長さLとして、延出端側がシール材46から軸受45が位置する側と反対側に突出する延出長さに設定してある。
フィードケース12、及び伝動軸42を収容する伝動ケース47を、内部に潤滑油を貯留するようにオイルバス構造に構成し、フィードケース12の出力ケース部12bと伝動ケース47との間をシール材46によってシールするように構成してある。
図2,4,6に示すように、伝動軸42は、フィードケース12の出力ケース部12bとこの出力ケース部12bに隣り合う植付け駆動ケース11とにわたって設けた伝動ケース47、及び隣り合う二つの植付け駆動ケース11,11にわたって設けた伝動ケース47に収容されている。
図2に示すように、伝動軸42は、軸芯方向に8本の分割伝動軸42aに分割自在に構成されている。伝動軸42を構成する分割伝動軸42aは、フィードケース12の出力ケース部12bの内部及び植付け駆動ケース11の外側近くで連結してある。
図6に示すように、植付け駆動ケース11の外側近くで連結する一対の分割伝動軸42a,42aは、一対の分割伝動軸42a,42aにわたって外嵌する連結筒体48、及び各分割伝動軸42aと連結筒体48とにわたって、分割伝動軸42aの周方向に分散配置して装着した一対の連結キー49a,49bを備えた連結手段によって一体回転自在に連結してある。
図6及び図8(a),(b)に示すように、各分割伝動軸42aに係合する一対の連結キー49a,49bは、分割伝動軸42aの周方向に等間隔の配列ピッチで並ぶよう配置してある。連結筒体48に係合する4つの連結キー49a,49bは、連結筒体48の周方向に等間隔の配列ピッチで並ぶよう配置してある。
各分割伝動軸42aに係合する一対の連結キー49a,49bの形状を相違させてある。具体的には、一方の連結キー49aの縦断面形状及び他方の連結キー49bの縦断面形状を矩形に形成し、一対の連結キー49a,49bの分割伝動軸径方向での大きさを同じに設定してあるが、一方の連結キー49aの分割伝動軸周方向での大きさW1を、他方の連結キー49bの分割伝動軸周方向での大きさW2よりも大にし、一方の連結キー49aの分割伝動軸軸芯向での長さL1を、他方の連結キー49bの分割伝動軸軸芯方向での長さL2よりも短くしてある。
つまり、一方の分割伝動軸42aと連結筒体48とを連結する際に分割伝動軸42aと連結筒体48との間に回転位相のずれが発生することを一対の連結キー49a,49bの形状の相違によって回避し、他方の分割伝動軸42aと連結筒体48とを連結する際に分割伝動軸42aと連結筒体48との間に回転位相のずれが発生することを一対の連結キー49a,49bの形状の相違によって回避することにより、連結した一対の分割伝動軸42a,42aの回転位相の関係が位相ずれの無い正しい関係になるように構成してある。
図4に示すように、フィードケース12の出力ケース部12bにおいて連結する一対の分割伝動軸42a,42aも、各分割伝動軸42a,42aに形状が異なる一対の連結キー49a,49bを装着することによって連結してある。この一対の分割伝動軸42a,42aの連結にあっては、出力輪体41に連結筒体の機能を備えさせている。
図2に示すように、各植付け駆動ケース11に設けた回転伝動軸43の前端部に端数条植えクラッチ50を設け、各植付け駆動ケース11に設けた回転伝動軸43の後端部にトルクリミッター70を設けてある。
図7は、端数条植えクラッチ50を示す横断平面図である。図6及び図7に示すように、各植付け駆動ケース11の回転伝動軸43に設けた端数条植えクラッチ50は、回転伝動軸43の前端部に外嵌する駆動側クラッチ体51及び従動側クラッチ体52、従動側クラッチ体52と回転伝動軸43に設けたバネ受け部53との間で回転伝動軸43に外嵌するスプリング54を備えて構成してある。
駆動側クラッチ体51は、伝動軸42に一体回転自在に設けたベベルギヤ55にベベギヤ部51aが噛合う状態で回転伝動軸43に相対回転自在に外嵌しており、伝動軸42からベベルギヤ55を介して伝達される駆動力によって回転伝動軸43の軸芯まわりに回転駆動される。駆動側クラッチ体51は、軸受56を介して植付け駆動ケース11の支持部11aに回転自在に支持されている。
従動側クラッチ体52は、内周面に設けたスプライン部52aと回転伝動軸43の周面に設けたスプライン部43aとの係合により、回転伝動軸43に対して一体回転自在に係合するように構成し、かつこの係合を維持しながら回転伝動軸43の軸芯方向に摺動するように構成してある。従動側クラッチ体52は、スプリング54の付勢力による入り操作と、スプリング54による操作に抗しての操作ピン61による切り操作とによって、駆動側クラッチ体51が位置する側に摺動した入り位置と、駆動側クラッチ体51が位置する側と反対側に摺動した切り位置とに切り換え操作されるように構成してある。
従動側クラッチ体52は、入り位置に切り換え操作されると、従動側クラッチ体52の端部に設けてある従動側クラッチ爪52bと駆動側クラッチ体51の端部に設けてある駆動側クラッチ爪51bとが噛合い、駆動側クラッチ体51に一体回転自在に連結された状態になる。従動側クラッチ体52は、切り位置に切り換え操作されると、従動側クラッチ爪52bと駆動側クラッチ爪51bの噛合いが外れ、駆動側クラッチ体51に対する連結が解除された状態になる。
つまり、端数条植えクラッチ50は、従動側クラッチ体52が入り位置に切り換え操作されることにより、入り状態に切り換わり、伝動軸42の駆動力としてのベベルギヤ55の駆動力を駆動側クラッチ体51及び従動側クラッチ体52を介して回転伝動軸43の前端部に伝達して回転伝動軸43を駆動する。回転伝動軸43の駆動力は、回転伝動軸43の後端部からトルクリミッター70を介して植付け駆動軸20に伝達される。
端数条植えクラッチ50は、従動側クラッチ体52が切り位置に切り換え操作されることにより、切り状態に切り換わり、伝動軸42の駆動力としてのベベルギヤ55の駆動力の回転伝動軸43への伝達を絶って回転伝動軸43を停止する。回転伝動軸43が停止すると、植付け駆動軸20が停止する。
従って、各端数条植えクラッチ50は、入り状態に切り換え操作されることにより、その端数条植えクラッチ50が付いている回転伝動軸43を備える植付け駆動ケース11によって支持される一対の苗植付け機構6,6だけを苗植付け作動するように駆動し、切り状態に切り換え操作されることにより、その植付け駆動ケース11に支持される一対の苗植付け機構6,6だけを植付け停止するように停止させる。
図6に示すように、各端数条植えクラッチ50は、端数条植えクラッチ50毎に設けられ、前記操作ピン61を備えたクラッチ操作装置60によって切り換え操作するように構成してある。
各端数条植えクラッチ50のクラッチ操作装置60は、植付け駆動ケース11から横外向きに延出する操作部カバー62、操作部カバー62の内部に摺動自在に設けた操作ピン61、操作ピン61の端部と操作部カバー62の開口蓋63との間に配置して操作部カバー62の内部に設けたスプリング64、操作ピン61に操作ケーブル65を介して連動されたクラッチレバー66を備えて構成してある。図1に示すように、クラッチレバー66は、苗載せ台7の上端部の裏面側に設けた操作盤67に揺動自在に配備してある。
クラッチレバー66を入り位置[入]に揺動操作することにより、操作ケーブル65のインナーケーブル65aが引っ張り操作されて操作ピン61をスプリング64に抗して引き操作し、操作ピン61の頭部61aが植付け駆動ケース外方側に移動して従動側クラッチ体52におけるカムプレート部52cに対する支持作用を解除し、従動側クラッチ体52がスプリング54によって入り位置に切り換え操作される。
クラッチレバー66を切り位置[切]に揺動操作することにより、操作ケーブル65のインナーケーブル65aが緩め操作され、操作ピン61がスプリング64によって植付け駆動ケース内方側に移動操作されて操作ピン61の頭部61aがカムプレート部52cの切り凹部に合致し、操作ピン61がカムプレート部52cをスプリング54に抗して押圧操作して従動側クラッチ体52を切り位置に切り換え操作する。このとき、苗植付け機構6の一対の植付け爪6d,6dが圃場面より上方に位置する回転位相に従動側クラッチ体52が位置することにより、操作ピン61の頭部61aがカムプレート部52cの切り凹部に合致してカムプレート部52cを切り側に押圧操作するように構成してあり、端数条植えクラッチ50は、一対の植付け爪6d,6dが圃場面より上方に位置する回転位相の位置で苗植付け機構6を停止させる定位置停止機能を備えている。
図4に示すように、苗載せ台横送り軸25aの駆動速度を変更するようにフィードケース12に設けた変速機構14は、回転伝動軸としての中継伝動軸34に相対回転自在に設けた4枚の変速ギヤ71,72,73,74、4枚の変速ギヤ71〜74に各別に噛合う状態で横送り出力軸35に一体回転自在に設けた4枚の出力ギヤ75,76,77,78を備えて構成してある。
変速機構14は、中継伝動軸34に設けたキー溝80に摺動自在に設けたシフトキー81、シフトキー81にシフター82を介して連動している変速操作軸83を有した変速操作部を備え、変速操作軸83の摺動操作によって変速操作するよう構成してある。
すなわち、図4及び図9(c)に示すように、シフター82は、変速操作軸83が連結している側と反対側の端部に設けた組付け孔82bを備え、この組付け孔82bによって中継伝動軸34に摺動自在に外嵌している、シフター82は、組付け孔82bに対して変速操作軸83が連結している側と反対側の部位に設けたシフトキー操作部82aがシフトキー81の一端部に設けたシフター係合突部81aに係合していることにより、シフトキー81に一体移動自在に連結している。変速操作軸83は、フィードケース本体12aに設けた支持部12fを貫通する状態でこの支持部12fに摺動自在に支持されている。
従って、変速操作軸83を摺動操作することにより、シフター82が中継伝動軸34に沿って摺動してシフトキー操作部82aによってシフトキー81を摺動操作し、シフトキー81のシフター係合突部81aが位置する側と反対側の端部に設けてある連動突部81bが、4枚の変速ギヤ71〜74の内周側に設けてある凹入部を移動して4枚の変速ギヤ71〜74のうちの変速操作軸83の操作位置に対応する変速ギヤ71〜74の凹入部に係入し、この係入状態が連結位置決めデテント84による係入付勢によって維持され、4枚の変速ギヤ71〜74のうちの変速操作軸83の操作位置に対応する変速ギヤ71〜74だけが連動突部81bによって中継伝動軸34に一体回転自在に連結される。
従って、変速機構14は、変速操作軸83が摺動操作されることにより、シフター82がシフトキー81を摺動操作してシフトキー81が4枚の変速ギヤ71〜74を択一的に中継伝動軸34に一体回転自在に連結することで、第1速〜第4速の変速状態に変速される。
つまり、変速機構14は、第1速の変速状態に変速されると、中継伝動軸34の駆動力を連動突部81b、変速ギヤ71及び出力ギヤ75を介して横送り出力軸35に伝達する。変速機構14は、第2速の変速状態に変速されると、中継伝動軸34の駆動力を連動突部81b、変速ギヤ72及び出力ギヤ76を介して横送り出力軸35に伝達する。変速機構14は、第3速の変速状態に変速されると、中継伝動軸34の駆動力を連動突部81b、変速ギヤ73及び出力ギヤ77を介して横送り出力軸35に伝達する。変速機構14は、第4速の変速状態に変速されると、中継伝動軸34の駆動力を連動突部81b、変速ギヤ74及び出力ギヤ78を介して横送り出力軸35に伝達する。
図4及び図9に示すように、キー溝80の一端側での底壁80aに凹入部85を設け、シフトキー81とシフター82を分離し合った状態で中継伝動軸34に装着し後に所定の連結状態に連結できるように構成してある。
すなわち、図9(a)に示すように、キー溝80に装着したシフトキー81をキー溝80の一端側に移動させて、シフトキー81を連結位置決めデテント84の付勢力に抗してシフトキー81の全長にわたって凹入部85に入り込ませることにより、シフトキー81のシフター係合突部81aが位置する部位の底側を凹入部85に入り込ませ、シフトキー81のシフター係合突部81aを中継伝動軸34に装着したシフター82のシフトキー操作部82aに対して中継伝動軸34の軸芯側に偏倚させる。図9(b)に示すように、シフター係合突部81aがシフトキー操作部82aに対して中継伝動軸34の軸芯側に偏倚した状態を維持しながら、シフター82をシフトキー81の一端側からシフター係合突部81aに外嵌させる。図9(c)に示すように、シフトキー操作部82aがシフター係合突部81aの係入凹部81cに合致すると、シフトキー81を凹入部85から浮上させることにより、シフトキー操作部82aが係入凹部81cに係入してシフター82とシフトキー81とが所定の連結状態になる。シフター82とシフトキー81が所定の連結状態になると、シフトキー81をキー溝80のうちの凹入部85が位置する側と反対側に移動させて、シフトキー81のシフター係合突部81aを設けてある側がキー溝80の底壁80aの凹入部85から外れた部位で支持される状態にすることにより、シフトキー81が変速ギヤ71〜74を中継伝動軸34に連結する所定の作用状態になる。
図6に示すように、植付け駆動ケース11の機体後方向き壁部11bに、潤滑油供給口79a、及び潤滑油供給口79aを開閉するプラグ79を設け、植付け駆動ケース11に機体後方側から給油できるように構成してある。図3に示すように、潤滑油供給口79aを植付け駆動軸20の軸芯20aより高い配置高さに配置し、植付け駆動ケース11に入った潤滑油の油面高さが少なくとも植付け駆動軸20の配置高さになるように給油できるよう構成してある。
〔別実施例〕
(1) 上記した実施例では、伝動軸42として、分割伝動軸42a,42aが出力輪体41のボス部41bに入り込んで連結されるものを採用した例を示したが、分割伝動軸42aが連結する部位が出力輪体41の内部に位置しないもの、あるいは分割形でない一本軸を採用して実施してもよい。
(2)上記した実施例では、形状が異なる一対の連結キー49a,49bとして、分割伝動軸42aの周方向での大きさ、及び分割伝動軸42aの軸芯方向での長さが異なる連結キーを採用した例を示したが、分割伝動軸42aの周方向での大きさと分割伝動軸42aの軸芯方向での長さとのいずれか一方だけが異なる連結キー、あるいは分割伝動軸42aの径方向での大きさが異なる連結キーを採用して実施してもよい。
(3)上記した実施例では、キー溝80の底壁80aに設けた凹入部85として、シフトキー81を全長にわたって入り込ませることによってシフター係合突部81aを入り込ませる凹入部を採用した例を示したが、シフトキー81のうちのシフター係合突部81aが位置する部位だけを入り込ませる凹入部を採用して実施してもよい。
(4) 上記した実施例では、植付け駆動ケース11の両横側に苗植付け機構6を設けた例を示したが、植付け駆動ケース11の片側だけに苗植付け機構6を設けて実施してもよい。
(5) 上記した実施例では、回転ロータ6aを備える苗植付け機構6を設けた例を示したが、駆動揺動自在な植付けアーム及び一つの植付け爪を備える苗植付け機構を設けて実施してもよい。
(6) 上記した実施例では、8つの苗植付け機構6を設けた例を示したが、6つや4つなど8つ以外の数の苗植付け機構を設けて実施してもよい。
本発明は、乗用型に構成された田植機の他、歩行型に構成された田植機にも利用できる。
6 苗植付け機構
12 フィードケース
12c 壁面
12e 出力輪体支持部
13 入力軸
14 変速機構
16 潤滑油供給口
34 中継伝動軸(回転伝動軸)
40 ギヤ連動機構
40a 上手側中継伝動ギヤ
40b 下手側中継伝動ギヤ
41 出力輪体
41a 輪体本体
41b ボス部
42 伝動軸
42a 分割伝動軸
45 軸受
46 シール部材
47 伝動ケース
48 連結筒体
49a,49b 連結キー
71,72,73,74 変速ギヤ
80 キー溝
80a 底壁
81 シフトキー
81a シフター係合突部
82 シフター
82a シフトキー操作部
85 凹入部
L 延出長さ

Claims (7)

  1. 駆動力を入力する入力軸、及び該入力軸からの駆動力を出力する出力輪体が装備されたフィードケースを備え、前記出力輪体の駆動力を苗植付け機構に伝達するように前記出力輪体に連結される機体横向きの伝動軸、及び前記伝動軸を収容する伝動ケースを備える苗植付け装置の作業伝動装置であって、
    前記出力輪体に、輪体本体から横側に延出するボス部を設け、
    前記伝動軸を軸芯方向に分割した分割伝動軸で構成して、一つの前記分割伝動軸を両横側の前記ボス部の一方に挿入して前記出力輪体に連結し、別の前記分割伝動軸を両横側の前記ボス部の他方に挿入して前記出力輪体に連結しており、
    両横側の前記ボス部と前記フィードケースの出力輪体支持部との間に、軸受及びシール材を、前記分割伝動軸の軸芯方向に並ぶ状態で、かつ両横側の前記ボス部に外嵌する状態で、さらに前記出力輪体支持部に内嵌する状態で設けてある苗植付け装置の作業伝動装置。
  2. 前記軸受及び前記シール材を、前記シール材が前記軸受に対して前記輪体本体が位置する側とは反対側に位置するように配置し、
    両横側の前記ボス部を、前記シール材から前記軸受が位置する側と反対側に突出する延出長さを備えて構成してある請求項1記載の苗植付け装置の作業伝動装置。
  3. 前記フィードケースの機体前方向きの壁面に潤滑油供給口を設けてある請求項1又は2記載の苗植付け装置の作業伝動装置。
  4. 前記出力輪体を回転ギヤによって構成し、
    前記入力軸に連動する中継伝動軸と前記出力輪体とをギヤ連動機構によって連動させてある請求項1〜3のいずれか一項に記載の苗植付け装置の作業伝動装置。
  5. 前記ギヤ連動機構を、前記中継伝動軸に一体回転自在に設けた上手側中継伝動ギヤ、及び前記上手側中継伝動ギヤ及び前記出力輪体に噛合う下手側中継伝動ギヤを備えて構成してある請求項4記載の苗植付け装置の作業伝動装置。
  6. 前記分割伝動軸どうしにわたって外嵌する連結筒体、及び前記各分割伝動軸と前記連結筒体とにわたって、前記分割伝動軸の周方向に分散配置して装着した一対の連結キーを介して、前記分割伝動軸どうしを一体回転自在に連結し、
    前記各分割伝動軸と前記連結筒体とにわたって装着した前記一対の連結キーの形状を相違させてある請求項1〜5のいずれか一項に記載の苗植付け装置の作業伝動装置。
  7. 前記フィードケースの内部に前記入力軸の駆動速度を変更して伝達する変速機構を設け、回転伝動軸に相対回転自在に外嵌する複数の変速ギヤ、前記回転伝動軸に設けたキー溝に摺動操作自在に収容され、前記複数の変速ギヤを択一的に前記回転伝動軸に一体回転自在に係合させるよう前記複数の変速ギヤに択一的に係合操作されるシフトキー、該シフトキーのシフター係合突部にシフトキー操作部が係合して、かつ前記回転伝動軸に外嵌して前記シフトキーを摺動操作するシフターを備えて、前記変速機構を構成し、前記キー溝の底壁に凹入部を設け、前記シフトキーのうちの前記シフター係合突部が位置する部位を前記凹入部に入り込ませることにより、前記シフター係合突部が前記シフターのシフトキー操作部に対して前記回転伝動軸の軸芯側に偏倚する状態で前記シフトキーが前記キー溝に位置するように構成してある請求項1〜6のいずれか一項に記載の苗植付け装置の作業伝動装置。
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