JP2008212121A - 乗用型田植機 - Google Patents

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Abstract

【課題】製品管理が容易で、メンテナンス性が良く、製造コストも低減できる乗用型田植機を提供する。
【解決手段】走行機体に搭載したエンジンからの動力を変速するための走行ミッションケース2を備え、該走行ミッションケース2から後部車輪駆動用及び苗移植装置駆動用の動力を取り出すように構成した乗用型田植機において、苗植付けの株間主変速部41と株間副変速部42とを直列配置してなるPTO変速機構40を、リヤアクスルケース5内に配置する。また、リヤアクスルケース5内のPTO変速機構40の近傍であって、リヤアクスルケース5の前側壁などの外側面に設けた開口部に取り外し可能な蓋体43を設けた。
【選択図】図4

Description

本発明は、乗用型田植機に係り、より詳しくは、苗植付け装置に対する株間変速のための動力伝達部をリヤアクスルに備えた構成に関するものである。
従来から乗用型の田植機の構成として、エンジンが搭載された走行機体に、エンジンからの動力を伝達し、走行速度を変速するためのミッション部(ミッションケース)を備え、このミッション部から、走行車輪に動力伝達する一方、ミッション部から突出するPTO軸を介して苗移植装置にも動力伝達する構成は良く知られている。
そして、例えば、特許文献1では、(走行)ミッションケース内の伝動系の上流側の伝動軸からの動力が走行用ギヤ変速機構を介して前輪に伝達される。それと並列状に、前記伝動軸からの動力が株間変速機構、不等速伝動機構、次いでトルクリミッタ及び植付けクラッチを介して動力取出し軸(PTO軸)から取り出され、作業用伝動軸を介して苗移植装置に伝達される。しかして、株間変速機構及び不等速伝動機構が走行用ギヤ変速機構と同じ(走行)ミッションケース内に収納(内蔵)されていた。
他方、特許文献2では、(走行)ミッションケース内に株間変速部(株間変速機構)が内蔵される一方、ミッションケースとは別体の植付けクラッチケース内に不等速伝動機構が内蔵されていた。
上記における株間変速機構とは、田植機に搭載したエンジンからの動力により、圃場で機体が所定距離だけ走行する毎に苗植付具を作動させて、所定の苗植付け間隔(株間間隔という)で苗を植付することと、所定距離だけ走行する毎の苗植付具の作動周期を変更させて、苗植付け間隔を密、標準、疎などの複数に変更できるようにするための機構をいう。
他方、前記所定距離だけ走行する毎の苗植付具の周期的な作動は、苗載台上の苗取り出口と圃場との間を苗植付具の先端部(苗挟持部)が上下に長い略楕円状の閉ループの運動軌跡で動くことが一般的である。その場合、閉ループの一定運動軌跡で苗植付具を動かす一方、標準値よりも走行速度を速めたり遅くすると、閉ループの下死点近傍で苗植付具の先端部が圃場の土壌に突入したときの機体の前進速度と、機体に対する苗植付具先端の後方移動速度との速度差が大きくなり、苗植付具先端が土壌を引きずることになり、植付け苗が倒れたり、浮き苗となるという不具合が生じる。この不具合を解消すべく、苗植付具の作動周期にわたって、当該苗植付具を不等速に作動させるための不等速伝動機構を設けることにしている。なお、特許文献2では、不等速伝動機構における不等速比を変更可能に構成したものである。
特開2002−78406号公報(図3、図4及び図5参照) 特開2000−312514号公報(図1、図2及び図4参照)
しかしながら、特許文献1の構成によれば、株間変速機構及び不等速伝動機構が走行用ギヤ変速機構と同じ(走行)ミッションケース内に収納(内蔵)されているので、複数種類(機種)の田植機を製作する場合、例えば、後輪の直径のサイズが異なる場合、田植機の走行用ギヤ変速機構の変速段による走行速度も変化するので、これに応じて株間変速機構のギヤの構成(変速比率)も変更する必要があり、これに対応させて、不等速伝動機構のギヤ構成も変更しなければならないから、機種が異なる毎にミッションケースの株間変速機構及び不等速伝動機構を異なったものを準備するように製造工程管理及び組立工程管理を行わねばならず、製品管理がひどく煩わしくなるという問題があった。
また、特許文献2の構成によれば、ミッションケースとは別体の植付けクラッチケース内に不等速伝動機構を内蔵する構成であるため、植付けクラッチケースを別に製作しなければならず、部品点数がそれだけ増加するし、組み付け作業も増加して製造コスト高となると共に、田植機全体の重量も増大するという問題があった。
本発明は、上記従来の問題点を解決すべくなされたものであって、製品管理が容易で、メンテナンス性が良く、製造コストも低減できる乗用型田植機を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明の乗用型田植機は、走行機体に搭載したエンジンからの動力を変速するための走行ミッション部を備え、該走行ミッション部から後部車輪駆動用及び苗移植装置駆動用の動力を取り出すように構成した乗用型田植機において、苗植付けの株間主変速部と株間副変速部とからなるPTO変速機構を、リヤアクスルケース内に配置したものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の乗用型田植機において、前記株間主変速部及び前記株間副変速部とを、動力伝動方向に直列的に配置し、前記株間主変速部の複数ギヤ対及び前記株間副変速部の複数ギヤ対をそれぞれ択一的に選択可能に構成されているものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の乗用型田植機において、前記リヤアクスルケース内のPTO変速機構の近傍であって、前記リヤアクスルケースの外側面に取り外し可能な蓋体を設けたものである。
請求項1に記載の発明によれば、乗用型田植機における走行ミッション部から後部車輪駆動用及び苗移植装置駆動用の動力を取り出すように構成した乗用型田植機において、苗植付けの株間主変速部と株間副変速部とからなるPTO変速機構を、リヤアクスルケース内に配置したものであるから、田植機の機種が複数ある場合、走行ミッション部の内部構成を共通とする一方、その仕様の違いに応じてリヤアクスルケース内のPTO変速機構、特に株間主変速部の変速段のギヤ比率を組み換えるだけで、その機種(仕様)の変更に対応できることになり、工場での部品(製品)管理が至極容易となり、ひいては製造コストも低減できるという効果を奏する。
そして、請求項2に記載の発明によれば、株間主変速部及び前記株間副変速部とを、動力伝動方向に直列的に配置し、前記株間主変速部の複数ギヤ対及び前記株間副変速部の複数ギヤ対をそれぞれ択一的に選択可能に構成されているものであるので、株間主変速部及び株間副変速部においてそれぞれ適宜の複数ギヤ対の組合せを設定することができると共に、株間主変速部と株間副変速部とが直列配置であるから、複数ギヤ対同士の組合せ数が増加し、それらの択一的選択により、きめ細かな速度段の設定が可能となる。従って、苗の疎植えから密植えまで変速段数が増大し、ユーザの所望する苗植付け条件に応答することが簡単にできるという効果を奏する。
請求項3に記載の発明によれば、リヤアクスルケース内のPTO変速機構の近傍であって、前記リヤアクスルケースの外側面に取り外し可能な蓋体を設けたものである。従って、リヤアクスルケースを走行機体から取り外すことなく、また後輪を外すことなく、PTO変速機構のメンテナンス作業を簡単に実行できるという効果を奏する。
次に、本発明の最良の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は乗用型田植機の側面図、図2は平面図、図3はミッションケースと走行フレームとリヤアクスルケースとの連結状態を示す斜視図、図4は本発明の動力伝達系のスケルトン図である。
図1〜図3に示すように、本実施形態の4条植え式の乗用型田植機における走行機体1は、メインフレーム1aとサブフレーム1bとを有する。メインフレーム1aは、上面にエンジン21を固定し、且つフロントアクスルケース4が左右両側面に取付けられるミッションケース2と、リヤアクスルケース5とを前後長手の断面下向き開放のコ字型の走行フレーム3にて連結して構成されている(図2及び図3参照)。サブフレーム1bは、矩形筒または丸筒状のフレーム部材が前記メインフレーム1aの左右両側に配置連結されてなる構成である(図2参照)。メインフレーム1a、サブフレーム1b及び走行フレーム3は共に金属製である。
アルミ合金製等の前後方向に長い一体型ケース体からなるミッションケース2は走行機体1の左右に分割された分割ケースを内部機構の収容にボルト締めして一体化したものである。ミッションケース2の前後方向中途部の左右両側面にはフロントアクスルケース4が突設され、走行フレーム3の後端部にはリヤアクスルケース5が取り付けられている。そして、フロントアクスルケース4の左右両端には前輪4aが、リヤアクスルケース5の左右両端には後輪5aがそれぞれ配置されている(図1及び図2参照)。走行フレーム3の断面は開放状の下向きコ字型に形成されている。
メインフレーム1aの後端には、上下リンクからなる平行リンク機構6を介して苗植付け装置7が昇降可能に連結されている。なお、苗植付け装置7は、左右一対の植付け伝動ケース11と、上端が走行機体1の後部に接近するように前傾配置された苗載台12と、各植付け伝動ケース11の下面に配置されたフロート13と、各植付け伝動ケース11の左右両側に取り付けられ、圃場面と苗載台12の下端との間を上下昇降しながら苗載台12上の苗マットから苗を1株ずつに分割して植付けする植付爪付き植付機構(苗植付具)14とを備えている。そして、メインフレーム1aの後端に設けられた昇降用油圧シリンダ15は平行リンク機構6に関連して取付けられ、苗植付け装置7を大きく昇降動させることができる。
また、メインフレーム1a及びサブフレーム1bを上から覆うよう配置されている合成樹脂製の車体カバー16は主としてサブフレーム1bに取付けられている。このサブフレーム1bの上には、サブフレーム1bから立設する座席支軸に座席体17が水平回動可能に装着されている。その前方には、フロントボンネット(エンジンフード)19が車体カバー16の上面に固定されて立設されている。フロントボンネット19の内部には、エンジン21及び燃料タンク22、ミッションケース2の上面前端側から立設するステアリングコラム23等が配置されている。ステアリングコラム23の上端に丸ハンドル24が取付けられている。
左右前輪4aの操向方向を変更するピットマンアーム、コンロッド、タイロッドなどの舵取りリンク機構25は、メインフレーム1aの下面前部寄り部位に配置されている(図1、図3参照)。
エンジン21からミッションケース2を介してフロントアクスルケース4、リヤアクスルケース5及び苗植付け装置7への動力伝達の構成を、主として図4の伝動系のスケルトン図を参照しながら説明する。
エンジン21の出力軸26とミッションケース2の前後方向の中途部一側面に突出した入力軸27とに、従来から公知のベルト伝動機構であるプーリ30a,30b,ベルト31(図1、図3、及び図4参照)を設けて動力伝達し、入力軸27からミッションケース2内の動力伝達機構31に動力伝達する。
動力伝達機構31の一例としては、詳細には図示しないが、入力軸27からの回転数を変速して出力する容量可変式油圧ポンプとその油圧ポンプからの出力を受けて加減速して出力する容量可変式油圧モータとを有したHST式変速装置を備え、油圧モータからの出力を遊星歯車式変速機構、主クラッチ及びベベルギヤ対32を介してPTO伝動軸33に伝達する。前記主クラッチから歯車式副変速機構及び走行ブレーキ、差動歯車機構を介してフロントアクスル4内の前輪駆動軸34に動力伝達し、左右前輪4aを駆動する一方、ミッションケース2から突出する走行伝動軸35を介してリヤアクスルケース5内のリヤ駆動軸36、左右一対の摩擦クラッチ37、さらに歯車式の減速機構38を介して後輪駆動軸39に動力伝達して、左右後輪5aを駆動させる。従って、走行ブレーキを作動させると、前輪4a及び後輪5aに制動がかかる。また、田植機を旋回させる場合に、前記リヤアクスルケース5内の旋回内側の摩擦クラッチ37をOFF(切り)にして旋回内側後輪5aは自由回転し、旋回外側後輪5aの駆動にて旋回する。
ミッションケース2内の変速機構は、HST式変速装置に代えて、ベルト式無段変速機構や、歯車式の変速機構としても良い。
リヤアクスルケース5内には、前記PTO伝動軸33からの動力を苗植付け装置7に伝達するときの苗植付けの株間主変速部41と株間副変速部42とからなるPTO変速機構40を内装している。なお、実施形態では、PTO伝動軸33は走行フレーム3の外側面に沿って配置されている。リヤアクスルケース5の前側壁に設けられた開口部を塞ぐ着脱可能な蓋体43にPTO伝動軸33が貫通して内部の後述するPTO変速機構40に動力伝達される。
株間主変速部41と株間副変速部42とが直列状に配置され、株間主変速部41は伝動系の上流側に配置されている。そして、実施形態では、PTO変速機構40はリヤアクスルケース5における前側に配置され、PTO変速機構40の近傍にあって、リヤアクスルケース5の前側壁には開口部が設けられ、この開口部には、着脱可能な蓋体43が設けられている。この蓋体43を取り外すことにより、PTO変速機構40のギヤ交換等のメンテナンスを容易に行えるようにしている。
なお、リヤアクスルケース5に設けられる開口部及びその着脱可能な蓋体43は、リヤアクスルケース5の側面部や上面部、もしくは背面部(機体の後ろ側)であっても良く、要するに、リヤアクスルケース5の外から開口部を通して内部のPTO変速機構40に作業者の手が届く範囲に設けられて、PTO変速機構40のメンテナンスが容易に実行できる部位に開口部及びそれを着脱可能に塞ぐ蓋体43があれば良い。このように構成することにより、走行フレーム3よりリヤアクスルケース5を取り外すことなく、また後輪5aを外すことなく、PTO変速機構40のメンテナンス作業を行えるという効果を奏する。
株間主変速部41は、走行機体1の走行速度に対する苗植付具14の作動速度を変速できるようにしたものであって、図示しないが(フロントボンネット19)から突出するように設けられた株間変速レバーの操作により、作業者が圃場に植付ける苗の植付け株間を設定できるものである。実施形態では、図4に示すように、株間主変速部41は、歯車式の4速変速機構であって、各ギヤ対は円形の平歯車からなり、駆動側歯車と従動側歯との選択的噛合いにて変速できる。第1ギヤ対G1、第2ギヤ対G2、第3ギヤ対G3、第4ギヤ対G4の順に段階的に増速される。従って、第1ギヤ対G1の出力のときには、株間間隔が疎となる。
次いで、株間主変速部41の従動軸44と、PTO出力軸45との間に、株間副変速部42が配置されている。株間副変速部42は、第1不等速ギヤ対FG1と第2不等速ギヤ対FG2と、等速ギヤ対G5とからなる。第1不等速ギヤ対FG1は、偏芯歯車等の非円形ギヤ対であって、回転変化率(不等速比率)が大きいものである。第2不等速ギヤ対FG2も偏芯歯車等の非円形ギヤ対であって、回転変化率(不等速比率)が小さいものである。不等速比率が大きい場合には、植付爪付き植付機構(苗植付具)14の閉ループ作動軌跡のうち下死点付近での速度を大きく増速させ、他方、不等速比率が小さい場合には、苗植付具14の閉ループ作動軌跡のうち下死点付近での速度を小さく増速させる。しかし、これら不等速ギヤ対FG1、FG2の場合には、従動軸44と、PTO出力軸45との間の回転速度比率は1対1である。等速ギヤ対G5は円形平歯車対であり、PTO出力軸45側が増速されるように対の歯車の歯数が設定されている。
従って、株間主変速部41の変速段数4と株間副変速部42の変速段数2(不等速ギヤ対FG1またはFG2の組と等速ギヤ対G5のいずれか)との選択的組合せにより、4×2=8段の速度変速が可能となる。
なお、株間副変速部42とPTO出力軸45との間には、PTOクラッチ46が設けられ、路上走行や、圃場内での苗植付け作業中断してUターン旋回するときには、PTOクラッチ46を切り(OFF)にして苗植付け装置7への動力伝達を切る。
通常の苗植付け作業時には、ミッションケース2から後向きに突出するPTO伝動軸33からリヤアクスルケース5に動力伝達され、リヤアクスルケース5内のPTO変速機構40、PTOクラッチ46及び後向きに突出するPTO出力軸45を介して苗植付け装置7の植付け伝動ケース11内の伝動部に動力伝達される。
上述のように、苗植付けの株間主変速部41と株間副変速部42とからなるPTO変速機構40を、走行用のミッションケース2内ではなく、リヤアクスルケース5内に配置すると、以下のような効果を奏することができる。即ち、一般に植付け条数が4条植え用より5条または6条植えの乗用型田植機の方が、その装着する後輪の直径を大きくしている。また、湿田用の車輪も一般の田圃用の車輪より直径を大きくする。それらの場合、走行用のミッションケース2の内部構成を共通とする一方、後輪の直径の違いに応じてリヤアクスルケース5内のPTO変速機構40、特に株間主変速部41の変速段のギヤ比率を組み換えるだけで、その機種(仕様)の変更に対応できることになり、工場での部品管理が至極容易となる。
換言すると、従来の走行用のミッションケース2内に、PTO変速機構40を内装していると、乗用型田植機の機種または仕様の違いに応じたPTO変速機構40の複数種類ごとのミッションケース2を製造、管理する必要があるが、本発明によれば、ミッションケースの種類を1つにまとめ、PTO変速機構40の仕様が異なる種類のリヤアクスルケース5を製造、管理すれば良い。
本発明によれば、株間主変速部41及び株間副変速部42とを、リヤアクスルケース5内での動力伝動方向に直列的に配置し、株間主変速部41の複数ギヤ対及び株間副変速部42の複数ギヤ対をそれぞれ択一的に選択可能に構成されているから、株間主変速部41及び株間副変速部42においてそれぞれ適宜の複数ギヤ対の組合せを設定することができると共に、株間主変速部41と株間副変速部42とが直列配置であるから、複数ギヤ対同士の組合せ数が増加し、それらの択一的選択により、きめ細かな速度段の設定が可能となる。従って、苗の疎植えから密植えまで段階的数が増大し、ユーザの所望する苗植付け条件に応答することが簡単にできるという効果を奏する。
なお、本発明における植付爪付き植付機構(苗植付具)14は、ロータリ式であっても良いし、リンク機構により上下揺動するタイプでも良い。
本発明に係る乗用型田植機の側面図である。 乗用型田植機の平面図である。 第1実施形態のミッションケース、エンジン、フロントアクスルケース、走行ケース及びリヤアクスルケースの斜視図である。 本発明のリヤアクスルケースに配置した株間主変速部41及び株間副変速部42等を示す伝動系のスケルトン図である。
符号の説明
1 走行機体
2 ミッションケース
3 走行フレーム
4 フロントアクスルケース
5 リヤアクスルケース
7 苗植付け装置
21 エンジン
33 PTO伝動軸
40 PTO変速機構
41 株間主変速部
42 株間副変速部
43 蓋体
45 PTO出力軸

Claims (3)

  1. 走行機体に搭載したエンジンからの動力を変速するための走行ミッション部を備え、該走行ミッション部から後部車輪駆動用及び苗移植装置駆動用の動力を取り出すように構成した乗用型田植機において、
    苗植付けの株間主変速部と株間副変速部とからなるPTO変速機構を、リヤアクスルケース内に配置したことを特徴とする乗用型田植機。
  2. 前記株間主変速部及び前記株間副変速部とを、動力伝動方向に直列的に配置し、
    前記株間主変速部の複数ギヤ対及び前記株間副変速部の複数ギヤ対をそれぞれ択一的に選択可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の乗用型田植機。
  3. 前記リヤアクスルケース内のPTO変速機構の近傍であって、前記リヤアクスルケースの外側面に取り外し可能な蓋体を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の乗用型田植機。
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