JP2011115093A - 乗用型農作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンを走行機体の後部に配置したミッドマウントタイプの乗用型田植機において、走行機体の構造簡素化・低重心化を図る。
【手段】走行機体1は、エンジン18とミッションケース19とリアアクスルケース25とを有する。ミッションケース19とリアアクスルケース25とはジョイント部材32で連結されている。エンジン18は、ジョイント部材32に設けた前部ブラケット48とリアアクスルケース25に設けた後部ブラケット49とで前後から支持されている。ジョイント部材32はミッションケース19の下部に固定されており、このためエンジン18の高さを低くして走行機体の低重心化を図ることができる。
【選択図】図6

Description

本願発明は乗用型田植機のような乗用型農作業機に関するものであり、エンジンの配置と支持構造を主たる特徴とするものである。
乗用型田植機は前輪及び後輪で支持された走行機体を有しており、走行機体の後方に苗植装置を高さ調節可能に配置している。そして、走行機体には座席と操縦ハンドルとが配置されていると共にエンジンが搭載されており、エンジンからの動力によって走行と作業(例えば苗植)が行われる。更に述べると、エンジンの動力(出力)はミッションケースを有する変速装置に伝達され、エンジン出力の一部は走行動力となって前輪と後輪に伝達され、一部は株間調節機構部を介して植付け部に伝達される。整地ロータや施肥装置を備えている場合は、これらもエンジンの動力で駆動される。
乗用型田植機は一般に4輪駆動方式になっており、そこで、前輪にはフロントアクスル装置を介してミッションケースから動力伝達され、後輪にはリアアクスルケースを介してミッションケースから動力伝達される。そして、エンジンの配置位置について見ると、エンジンが前輪の車軸より前に配置されている態様(フロントマウントタイプ)と、エンジンが前輪と後輪との間(或いは座席の下方)に配置されている態様(ミッドマウントタイプ:例えば特許文献1)とに大別される。
エンジンを走行機体の前部に配置すると、狭いスペースにエンジンや補機類や操縦用パワーステアリング等の機器・装置類が配置されるため設計面で苦労することがあるが、エンジンを前輪と後輪との間に配置すると、エンジンやミッションケースや操縦機構のレイアウトについて制約が少なくなって、設計の自由性が高くなる利点がある。
ミッションケースの形態や配置はエンジンの配置と密接に関連しており、特許文献1では、エンジンの後ろ側にミッションケースを配置し、エンジンの後部をミッションケースで支持し、エンジンの前部は前後長手の支持フレームで支持している。
特開2006−197942号公報
さて、乗用型農作業の走行機体にはその後方に配置した植付装置が昇降可能に取り付けられているため、走行機体の重心はできるだけ前に位置させるのが好ましい。しかるに、特許文献1のようにミッションケースをエンジンの後ろに配置すると、走行機体の重心がそれだけ後ろに移動するため、重量バランスの点から見ると必ずしも好ましいとは言えない。
また、特許文献1は、前輪支持フレームとその左右中間部から後ろに延びる支持フレームとで平面視T型のシャーシを構成し、これにエンジンやミッションケースを載せた基本形態になっているが、これでは部材点数が多くなってコストが嵩みがちになる問題がある。
本願発明はこのような現状に鑑み成されたものであり、より改良された乗用型農作業機
を提供することを課題とするものである。
本願発明は各請求項で特定されている。このうち請求項1の発明に係る乗用型農作業機は、前輪と後輪を有する走行機体に、エンジンとミッションケースとリアアクスルケースとが、前記エンジンを挟んで前にミッションケースが位置して後ろにリアアクスルケースが位置するようにして配置されており、前記ミッションケースとリアアクスルケースとはジョイント部材で連結され、前記リアアクスルケースには後輪が取り付けられているという構成において、前記エンジンを、前記ミッションケースとジョイント部材とリアアクスルケースより成る構造体で支持している。
請求項1において、ミッションケースとジョイント部材とリアアクスルケースより成る構造体のどの部分でエンジンを支持するかは特定していない。従って、ミッションケースとジョイント部材とで支持する態様、ジョイント部材のみで支持する態様、ジョイント部材とリアアクスルケースとで支持する態様などが含まれている。
請求項2の発明は請求項1を好適に具体化したもので、この発明では、前記前輪はフロントアクスル装置を介してミッションケースに取り付けられている一方、前記エンジンは、前記ジョイント部材に固定された前部ブラケットとリアアクスルケースに固定された後部ブラケットとで前後から支持されている。
請求項3の発明は請求項2の発明を具体化したもので、この発明では、前記前部ブラケットは、走行機体の正面視において略V形を成す姿勢でジョイント部材の左右側面に固定された左右足部材と、前記足部材の上端に差し渡して固定された左右長手の上部材とを有しており、前記上部材にエンジンの前部が防振ゴムを介して締結されており、更に、前記前部ブラケットとジョイント部材とで囲われた空間に、前記ミッションケースからリアアクスルケースに向けて延びるドライブ軸が通っている。
請求項4の発明は請求項1〜3の発明を具体化したもので、この発明では、オペレータが載る操縦フロアと、前記操縦フロアに足を載せた状態でオペレータが腰掛ける座席とを有しており、前記ミッションケースは操縦フロアの下方に配置されて前記エンジンは座席の下方に配置されており、前記ジョイント部材をミッションケースの上面よりも下方に位置させることにより、前記エンジンの下面をミッションケースの上面よりも下方に位置させている。
さて、ミッションケースもリアアクスルケースも内部にはギア群が配置されるため頑丈な構造になっており、高い強度を有している。そして、本願発明では、頑丈な構造のミッションケースとリアアクスルケースとがジョイント部材で連結されることにより、ミッションケースとリアアクスルケースとに走行機体の骨組みを成す構造材(強度メンバー)の機能を持たせることができ、これにより、エンジンもしっかりと支持できる。
従って、本願発明によると、ミッションケースやリアアクスルケースをエンジンの支持部材に利用できるため、走行機体の構造の簡素化やコストダウンに貢献できる。また、ミッションケースはエンジンの手前に配置されているため、走行機体の重心をできるだけ前に寄せて安定性向上にも貢献できる。
前輪が駆動方式の場合はミッションケースで変速された走行動力はフロントアクスル装置に伝達されるが、この場合、フロントアクスル装置をミッションケースに取り付けるのが合理的である。そして、乗用型農作業機では前輪と後輪との間(正確には前輪の回転軸
心と後輪の回転軸心との間)にある程度の距離があるため、フロントアクスルをミッションケースに取り付けるとミッションケースとリアアクスルケースとの間にもかなりの間隔が開くことになる。他方、エンジンをミッションケースで支持すると、エンジンの位置がかなり手前に寄るため現実的でない。
これに対して請求項2の構成を採用すると、エンジンの前部はジョイント部材で支持するものであるため、エンジンは例えば座席の下方位置のような適正な位置に配置できるのであり、しかも、リアアクスルケースは左右後輪が取り付くという機能からして左右方向に広がる形態であるため、エンジンは安定良く支持され、ジョイント部材にはこれを軸心回りにねじるような外力が作用することもない。従って、請求項2の構成はエンジンの配置位置の選択自由性とエンジン支持強度とに優れており、実際の乗用型農作業機への適応性が高いと言える。
ジョイント部材に固定する前部ブラケットの形態は必要に応じて設計できるが、請求項3のようにV形の足部を備えた形態を採用すると、前部ブラケットとジョイント部材とがトライアングル構造になるため、ジョイント部材の軸心回りにねじろうとする力に対する強度が格段にアップする利点がある。また、前部ブラケットでドライブ軸が保護される利点もある。
請求項4の構成を採用すると、操縦フロアの下方にミッションケースを配置すると、フロントアクスルの取り付けを合理的に行える利点があり、しかも、ジョイント部材の高さをできるだけ下げてエンジンも低く配置できるため、走行機体の全体の重心を低くして安定性を向上できると共に、座席とエンジンとの間に燃料タンクを配置するスペースを確保することができる。
田植機の全体側面図である。 田植機の平面図である。 車体カバーを取り付けた状態での走行機体の斜視図である。 車体カバーを取り外した状態での走行機体の斜視図である。 車体カバーを取り外した状態での走行機体の側面図である。 (A)は要部の側面図、(B)はミッションケース部分の部分斜視図である。 要部の分離平面図である。 要部の分離側面図である。 要部の分離斜視図である。 (A)はミッションケースの斜視図、(B)はミッションケース1とジョイント部材との分離斜視図である。 エンジン補機の配置が若干相違する変形例を示す図で、(A)は側面図、(B)は平面図である。 変形例を示す図で、(A)は側面図、(B)は平面図である。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は乗用型田植機(以下、単に「田植機」と略す)に適用している。以下の説明では、方向を特定するために「前後」「左右」の文言を使用するが、これらの文言は、特に断らない限り、前進方向を向いて着座した運転者の向きを基準にしている。
(1).田植機の概要
まず、田植機の概要を説明する。図1,2に示すように、田植機は主要要素として走行機体1と苗植装置2とを有しており、走行機体1は左右の前輪3と後輪4を有する。苗植
装置2は苗マットから植付け爪で1株ずつ掻き取る方式であり、苗台や送り装置等を有しているが、本願発明との直接の関連はないので説明は省略する。
走行機体1は、運転者が腰掛ける背もたれ付き座席5とその前方に配置された操縦ハンドル6とを有している。座席5と操縦ハンドル6は走行機体1の左右中間位置に配置されている。操縦ハンドル6はボンネット7で覆われた操縦機構部に設けられている。また、座席5の前方で左右両側には予備苗台8を設けており、座席5の後ろには施肥装置9を設けている。図3に示すように、走行機体1のうち人が載る部分は車体カバー10で覆われており、この車体カバー10でオペレータが載る操縦フロア10aが構成されている。
例えば図4から理解できるように、走行機体1は、前後方向に延びる左右のサイドフレーム12と、左右のサイドフレーム12をその前端寄り部位において連結したフロントフレーム13と、左右サイドフレーム12の後端に連結された左右長手のリアフレーム14とを有している。これらサイドフレーム12とフロントフレーム13とリアフレーム14とにより、走行機体1の中核を成す車体フレーム(シャーシ)が構成されている。サイドフレーム12の手前にはバンパー15を配置している。
サイドフレーム12は、ほぼ前後中間部を境にして略前半部は略水平姿勢になって後半部は後傾姿勢となるように屈曲している。すなわち、サイドフレーム12の後半部は、後ろに行くほど高さが高くなる傾斜部12aになっている。例えば図2に示すように、左右のサイドフレーム12には左右横長で外向きに突出した外向き枝フレーム16が溶接によって固着されており、手前に位置した2本の外向き枝フレーム16に予備苗台8が固定されている。また、サイドフレーム12の左右外側には前後方向に延びる補助フレーム17が平面視で平行に配置されている。補助フレーム17は外向き枝フレーム16に溶接されている。
例えば図5に示すように、、側面視でサイドフレーム12における傾斜部12aの下方に位置した部位には、エンジン18がクランク軸18cを左右横長にした姿勢で配置されており、エンジン18の手前でかつサイドフレーム12の水平状部の下方位置には、変速装置を構成するミッションケース19が配置されている。ミッションケース19の左側面には、無段変速機の一例としてHST(静油圧式無段変速機)を取り付けている。ミッションケース19は、車体カバー10の操縦フロア10aで上から覆われている。換言すると、ミッションケース19は操縦フロア10aの下方に配置されている。敢えて述べるまでもないが、ミッションケース19にギア群やクラッチ、ブレーキ等の変速要素が内蔵されている。
エンジン18のクランク軸は左側に露出している一方、ミッションケース19の左側面にはHST(静油圧式無段変速機)20が取り付けられており、エンジン18の動力はベルト21でHST20に送られる。エンジン18はシリンダボアを鉛直線に対して後傾させた傾斜姿勢で配置されており、後傾角度は概ねサイドフレーム12における傾斜部12aの傾斜角度と同じである。
例えば図6に示すように、エンジン18は補機として発電機18d及び消音器18eを備えている。発電機18dはシリンダヘッド(或いは機関本体)18hの左側に配置しており、消音器18eはシリンダヘッド18hの上方に配置している。図4に示すように、消音器18eの右側にはエアクリーナ18fを配置している。なお、消音器18dとエアクリーナ18fとはいずれもカバーで覆われており、図面ではカバーが外観として描かれている。例えば図6に示すように、発電機18dはベルト18gを介してクランク軸18cで駆動されている。
ミッションケース19の前部の左右側面にはフロントアクスル装置22が取り付けられており、フロントアクスル装置22で前輪3が回転自在に支持されている。座席5は、走行機体1のほぼ左右中間部の位置でかつ側面視では概ねサイドフレーム12における傾斜部12aの前半部の上方に位置している。他方、図5から理解できるように、エンジン18のその前部が平面視で座席5と重なり合うように配置されている。従って、エンジン18は、後ろ半分程度かそれ以上の割合で座席5の後ろにはみ出している。座席5とエンジン18との間には空間が空いており、この空間に燃料タンク23を配置している。
エンジン18の斜め後ろにはリアアクスルケース25が配置されており、リアアクスルケース25から左右に突出した後ろ車軸31に後輪4を相対回転不能に固定している。図5に示すように、リアアクスルケース25は、左右長手の基部25aから左右の後ろ向き張り出し部25bを突設した形態であり、後ろ車軸31は後ろ向き張り出し部25bに設けている。また、左右の後ろ向き張り出し部25bにはそれぞれブラケット26(図7,9参照)を介してリア支柱27が固定されており、リア支柱27をリアフレーム14に固定している。リア支柱27は側面視で若干前傾している。
図3に示すように、走行機体1の後端にはトップリンク28とロアリンク29とから成るリンク機構が連結されており、両リンク28,29に連結したヒッチ30に苗植装置2が連結されている。詳細は省略するが、トップリンク28はリア支柱27に上下回動自在に連結され、ロアリンク29はリア支柱27に上下回動自在に連結されている。リンク機構は、リアフレーム14に連結した油圧式昇降シリンダ31によって上下回動する。
詳細は後述するが、例えば図6(A)に示すように、ミッションケース19とリアアクスルケース25とは中核角形のジョイント部材32で連結されている。また、図6(B)に示すように、フロントフレーム13にはブラケット33を介してパワーステアリングユニット34が固定されており、このパワーステアリングユニット34とミッションケース19の前端部とがボルトで固定されている。従って、本実施形態ではパワーステアリングユニット34も走行機体1の構造材を兼用しているが、パワーステアリングユニット34はギア類を内蔵していて頑丈な構造になっているため、構造材としての機能を十分に発揮し得る。
(2).連結構造
次に、ミッションケース19とジョイント部材32とリアアクスルケース25との連結構造を説明する。まず、ミッションケース19とジョイント部材32との関係を説明する。
ミッションケース19は大まかには左右のケースをボルトで締結した中空構造になっており、図7及び図10から理解できるように、ミッションケース19の前部には下方に段落ちした状態で左右の突部19a,19bが形成されており、この左右突部19a,19bにフロントアクスル装置22を取り付けている。左突部19aは大きく突出しているが、これは内部にデフ装置を配置しているためである。
図9や図10に示すように、ミッションケース19のうちHST20が固定された箇所の後ろ側は平面視で切り欠かれた状態になっている。すなわち、ミッションケース19の左側面部には後方及び左側方に露出した左段部36が形成されており、この左段部36の下部にドライブ出力軸37が後ろ向きに突出している。ドライブ出力軸37には自在継手を介してドライブ軸(正確には後輪ドライブ軸)38が接続されており、ドライブ軸38の後端はリアアクスルケース25に設けた入力軸(図示せず)に自在継手を介して接続されている。
図10から明瞭に把握できるように、ミッションケース19のうち左段部36の下方の部分には、前向きに開口した 固定部39が形成されている。固定部39は左右両側に露
出している。一方、ジョイント部材32の前端にはミッションケース19の固定部39を抱持する平面視コの字形のホルダーブラケット40が溶接されており、ホルダーブラケット40が固定部30にボルト41で固定されている。ボルト41は左右方向に延びるものと前後方向に延びるものとの2種類を使用しており、このためジョイント部材32とミッションケース19とは強固に固定されている。
ジョイント部材32とリアアクスルケース25との固定構造は図11に明瞭に示されている。すなわち、ジョイント部材32の後端面にエンド板42を溶接によって固定し、エンド板42をリアアクスルケース25の前面の固定部43にボルト44で固定している。リアアクスルケース25の固定部43は基部25aから手前に突出しており、前向きに開口した中空構造になっている。
図7,図10に示すように、ミッションケース19の右側面部のうちその後部には横向きに突出した作業動力出力部45を設けており、この作業動力出力部45に作業動力出力軸46が自在継手を介して接続されている。この作業動力出力軸46は、図1及び図5で僅かに表示している株間調節装置47に接続されており、前後輪3,4の回転速度と植付け装置の駆動タイミングとの関係を株間調節装置47で調節することにより、苗の植付け間隔(株間)が調節される。
そして、ジョイント部材32におけるエンド板42には右側に突出した張り出し部42aを設けているが、この張り出し部42aは株間ケースを固定するためのものである。敢えて述べるまでもないが、株間ケースには植付け駆動軸(PTO軸)47aと施肥装置駆動軸とを設けている。なお、株間調節装置をミッションケース19に内蔵することも可能である。
(3).エンジン支持構造
次にエンジン18の支持構造を説明する。例えば図9に示すように、エンジン18は、その前部はジョイント部材32に固定した前部ブラケット48に取り付けられ、その後部は後部ブラケット49を介してリアアクスルケース25に取り付けられている。前部ブラケット48は、ジョイント部材32の側面に固定された左右の足部50と、左右の足部50に差して配置された上部材51とを有している。
足部50はチャンネル材から成っていて正面視で上に行く程左右外側に広がっており、このため左右の足部50は略V形の姿勢になっている。上部材51は円筒状の前部防振ゴム52を介して足部50に載っており、これら上部材51と前部防振ゴム52と足部50とはボルトで一体に締結されている。前部防振ゴム52はその軸心を鉛直線に対して後傾させた姿勢になっており、このため、足部材50の上面と上部材51とは側面視で水平面に対してある程度の角度θ1で後傾している。換言すると、前部防振ゴム52の支持面が水平に対してθ1の角度で傾斜している。
上部材51の後端には水平部51aを設けており、この水平部51aにエンジン18をボルト53及びナットで締結している。より正確に述べると、エンジン18を構成するシリンダブロックの下端には前後に張り出したフランジ部18a,18bを有しており、前フランジ部18aが前部ブラケット48の上部材51に締結されている。
前部ブラケット48の足部50がV形の姿勢を成しいることにより、前部ブラケット48とジョイント部材32とで囲われた正面視逆台形状の空間が存在しており、この空間に既述のドライブ軸38が通っている。正確に述べると、ドライブ軸38は、図6に示すように側面視では水平に対して後傾しており、図7に示すように平面視では後ろに行くほど左によるように傾斜しており、このように側面視と平面視とで傾斜した姿勢で、前部ブラケット48とジョイント部材32とで囲われた空間を通っている。
後部ブラケット49はリアアクスルケース25の基部25aに固定されているが、直接に固定するのではなく、リアアクスルケース25に固定された左右一対の補助ブラケット54に取り付けられている。補助ブラケット54は上水平部54aと下鉛直部54bとを有して両者の間は水平面に対して後傾した傾斜部になっており、上水平部54aはリアアクスルケース25に上向き突設したボス部55にボルトで固定されて、下鉛直部54bはリアアクスルケース25の前面にボルトで固定されている。
補助ブラケット54の傾斜部に円筒状の後部防振ゴム56が載っており、後部ブラケット49と後部防振ゴム56と補助ブラケット54とがボルト及びナットで共締めされている。後部防振ゴム56はその軸心を鉛直線に対して前傾させており、このため後部ブラケット49のうち後部防振ゴム56に重なる部分も水平に対して若干の角度θ2だけ前傾している(換言すると、後部防振ゴム56の支持面が水平に対してθ2の角度で傾斜している。)。
本例ではθ1とθ2とは等しく設定しているが、後述する変形例のように異なる角度に設定することも可能である。後部ブラケット49の前端に上水平部49aを形成し、この上水平部49aにエンジン18の後ろフランジ部18bをボルト53で締結している(図6参照)。なお、防振ゴム52,56は、軸線(伸縮する方向に延びる線)を基準にすると、軸線はそれぞれ水平に対して90−θ1、90−θ2で傾斜している。
補助ブラケット54をボス部55に締結しているのは、補助ブラケット54とリアアクスルケース25との間に空間を設けて、後部防振ゴム56の取り付けを容易ならしめるためである。すなわち、補助ブラケット54の内側にナットの配置空間を確保するためである。
図9に示すように、エンジン18の前後フランジ部18a,18bにはボルト53が嵌まる穴57,58が左右一対ずつ空いているが、左又は右の穴57,58のうちいずれか一方の対を左右長手の長穴とすることにより、各部材の加工誤差や組み立て誤差を吸収してエンジン18を間違いなく組み付けできるように配慮している。また、図7や図9に示すように、前部ブラケット48及びリアアクスルケース25のボルト穴は、左右長手の長穴59と左右に離して配置した2個の丸穴60との3つがセットになっており、1つを長穴59とすることで加工誤差・組み立て誤差を吸収できる。また、2つの丸穴60を設けることで、大きさが異なる2種類のエンジン18に対応することも可能である。
図5に示すように、エンジン18の動力をHST20に伝えるベルト21にはテンションプーリ62が上から当たっている。図示していないが、テンションプーリ62は回動式のアームに取り付けられており、アームをばねで下向きに引っ張ることでベルト21に適切なテンションを付与しているが、アームを引っ張るばねの下端は、前部ブラケット48を構成する上部材51に固定されたブラケットに連結されている。つまり、前部ブラケット48はベルト21のテンション付与手段の一部も構成している。このため全体として構造を簡素化できる。
(4).まとめ・実施形態の利点
以上のとおり、本実施形態ではジョイント部材32を設けてミッションケース19とリアアクスルケース25とを走行機体1の構造材に兼用しているのみならず、リアアクスルケース25とジョイント部材32とでエンジン18を支持しているため、走行機体1の全体の構造を簡単化できる。ほか、発明の効果で説明した効果を発揮する。
本実施形態のように前部防振ゴム52の軸心を側面視で傾斜させると、ベルト21を介してエンジン18に作用する前向き引っ張り力の分力が前部防振ゴム52を圧縮するように作用するため、支持機能に優れている。また、前部防振ゴム52と後部防振ゴム56との軸線が側面視において合掌姿勢で傾斜しているため(すなわち、両軸心が上に行くと交叉する姿勢で傾斜しているため)、エンジン18の支持安定性に優れている。
例えば図6に示すように、エンジン18の下端部でかつ前端部と後端部とにはオイル注入口61を設けることが可能である。図7に示すようにオイル注入口61はエンジン18の左端部に位置しているが、ミッションケース19の後端面はオイル注入口61の右側にずれており、このためオイルの注入やレベルゲージの抜き差しはミッションケース19に邪魔されることなく行える。後ろ側のオイル注入口61を使用することも可能であり、この場合は一々車体カバー10を取り外す必要がない利点がある。オイル注入口は他の部位に設けててもよい。
(5).変形例
図12では、変形例を表示している。この変形例は基本的には既述の実施形態と同じであり、第1の相違点として、発電機18dをクランク軸18cの略真上に配置し、発電機18dの後ろ側に消音器18eを配置している。つまり、発電機18dの後ろに大きなスペースを空けてここに大型の消音器18eを配置できるようになっているのであり、このため排気騒音を著しく抑制できる。発電機18dと燃料タンク23とが干渉することを防止するため、燃料タンク23の左側部には切欠き部23aを形成している。
第2の相違点として、前部防振ゴム52の傾斜角度θ1,θ2が相違している。すなわち、例えば図6ではθ1,θ2は30°弱に設定しているが、図12の変形例では、θ1は約45°に設定してθ2は約35°に設定している。そして、ミッショシンケース19はエンジン18の前に配置しているため、符号O1の矢印付き線で示すようにエンジン18はベルト21で前向きに引っ張られる傾向を呈するが、θ1が45°程度という大きな角度であるため、エンジン18を前向きに引っ張ろうとする外力が前部防振ゴム52によって(或いは前部ブラケット48によって)でしっかりと支えられている。
また、前部防振ゴム52の軸心の延長線O2と後部防振ゴム56の延長線O3とは、側面視で概ねエンジン18の重心の近辺で交わっており、このため振動防止の効果も高い。つまり、エンジン18の防振効果は、振動に伴う荷重が防振ゴム52,56の支持面に対して垂線方向から作用した場合に最も有効に発揮されるが、エンジン18の重心が両軸心の延長線O1,O2の交点よりも高いといわば頭が振れるような状態になって振動抑制効果が十分に発揮されず、逆に、エンジン18の重心が両軸心の延長線O1,O2の交点よりも低いといわば尻が振れるような状態になってこの場合も振動抑制効果が十分に発揮されないのに対して、本変形例のように両軸心の延長線O1,O2の交点とエンジン18の重心とを側面視で概ね一致又は近接させると、エンジン18の振れを効果的に抑制して高い防振性能を発揮できるのである。
分図(A)に示すように、テンションプーリ21aは機関本体に回動自在に連結されたアーム63の自由端に連結されており、アーム63はばね64で下向きに引っ張られている。ばね64の下端は、前部ブラケット48を構成する下向き壁31に固定したブラケット65に連結されている(この点は既述の実施形態も同じである。)。
分図(B)に示すように、エアクリーナ18fはシリンダヘッド18hの右側に配置されており、このためシリンダヘッド18hは上向きに露出している。他方、図3に示すように、車体カバー10の肩部10aには後ろ向きに開口した切欠きを形成してこれを着脱自在な蓋66で覆っているが、蓋66はシリンダヘッド18hの略上に位置するように設定している(窓穴を空けてこれを蓋66で塞ぐことも可能である。)。
そして、従来は点火プラグの交換のようなシリンダヘッド18hの周辺部の簡単なメンテナンスに際して一々車体カバー10を取り外さねばならず面倒であったが、本実施形態では蓋66を取り外すだけでシリンダヘッド18hの周辺部の簡単なメンテナンスを行えるため、ユーザーフレンドリーである。この点は本実施形態の利点の一つであり、従来技術の改良として独立した発明たり得る。
(6).その他
本願発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば適用対象は田植機には限らないのであり、代掻き機や野菜移植機のような他の乗用型農作業機にも適用できる。エンジンの構造や配置姿勢は必要に応じて選択できる。例えば、シリンダボアを鉛直にした姿勢で配置することや、クランク軸が前後方向に延びる姿勢で配置することも可能である。
ミッションケース、ジョイント部材、リアアクスルケースの構造もその機能を損なわない範囲で任意に設計変更できる。例えばジョイント部材は丸パイプを使用したりチャンネル材を使用したりすることも可能である。
本願発明は田植機等の乗用型農作業機に具体化することができて高い有用性を有している。従って、産業上利用できる。
1 走行機体
2 作業装置の一例としての苗植装置
3 前輪
4 後輪
5 座席
12 サイドフレーム
18 エンジン
19 ミッションケース
22 フロントアクスル装置
25 リアアクスルケース
32 ジョイント部材
38 ドライブ軸
48 前部ブラケット
49 後部ブラケット
50 前部ブラケットの足部
51 前部ブラケットの上部材
54 補助ブラケット
52,56 防振ゴム

Claims (4)

  1. 前輪と後輪を有する走行機体に、エンジンとミッションケースとリアアクスルケースとが、前記エンジンを挟んで前にミッションケースが位置して後ろにリアアクスルケースが位置するようにして配置されており、前記ミッションケースとリアアクスルケースとはジョイント部材で連結され、前記リアアクスルケースには後輪が取り付けられているという構成であって、
    前記エンジンを、前記ミッションケースとジョイント部材とリアアクスルケースより成る構造体で支持している、
    乗用型農作業機。
  2. 前記前輪はフロントアクスル装置を介してミッションケースに取り付けられている一方、前記エンジンは、前記ジョイント部材に固定された前部ブラケットとリアアクスルケースに固定された後部ブラケットとで前後から支持されている、請求項1に記載した乗用型農作業機。
  3. 前記前部ブラケットは、走行機体の正面視において略V形を成す姿勢でジョイント部材の左右側面に固定された左右足部材と、前記足部材の上端に差し渡して固定された左右長手の上部材とを有しており、前記上部材にエンジンの前部が防振ゴムを介して締結されており、更に、前記前部ブラケットとジョイント部材とで囲われた空間に、前記ミッションケースからリアアクスルケースに向けて延びるドライブ軸が通っている、
    請求項2に記載した乗用型農作業機。
  4. オペレータが載る操縦フロアと、前記操縦フロアに足を載せた状態でオペレータが腰掛ける座席とを有しており、前記ミッションケースは操縦フロアの下方に配置されて前記エンジンは座席の下方に配置されており、
    前記ジョイント部材をミッションケースの上面よりも下方に位置させることにより、前記エンジンの下面をミッションケースの上面よりも下方に位置させている、
    請求項1〜3のうちのいずれかに記載した乗用型農作業機。
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