JP6989892B2 - クッション材 - Google Patents

クッション材 Download PDF

Info

Publication number
JP6989892B2
JP6989892B2 JP2017192881A JP2017192881A JP6989892B2 JP 6989892 B2 JP6989892 B2 JP 6989892B2 JP 2017192881 A JP2017192881 A JP 2017192881A JP 2017192881 A JP2017192881 A JP 2017192881A JP 6989892 B2 JP6989892 B2 JP 6989892B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cushion layer
cushion
layer
cushioning
cushion material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017192881A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019063316A (ja
Inventor
達也 野本
貴浩 中西
裕史 梅山
直人 江村
洋二 志村
淳二 三藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Nishikawa Co Ltd
Original Assignee
Bridgestone Corp
Nishikawa Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp, Nishikawa Co Ltd filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP2017192881A priority Critical patent/JP6989892B2/ja
Publication of JP2019063316A publication Critical patent/JP2019063316A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6989892B2 publication Critical patent/JP6989892B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、クッション材に関するものである。
従来、マットレスとして用いられるクッション材が知られている。このようなクッション材として、例えば、複数のクッション層を積層して形成されている、クッション材(特許文献1参照)が提案されている。
特開2016-214762号公報
ところで、一般的に、人は睡眠中20~30回の寝返りをすると言われている。このため、寝返りがし難く寝返り性に劣るマットレスの場合、良い睡眠の妨げになる虞があることから、マットレス上での寝返りのし易さを向上させることが求められている。
そこで、この発明の目的は、マットレスとして使用した場合に寝返りのし易さを向上させることができる、クッション材を提供することである。
上記目的を達成するため、この発明に係るクッション材は、クッション材表面を形成する第1クッション層と、クッション材裏面を形成する基部クッション層と、を含む、複数のクッション層が積層されたクッション材であって、前記第1クッション層のクッション材裏面側に隣接する第2クッション層と、前記第2クッション層のクッション材裏面側に隣接する第3クッション層と、をさらに含み、前記第2クッション層は、前記第3クッション層より、25%圧縮時の硬度が高く、前記第3クッション層は、前記第2クッション層より、反発弾性率が大きいことを特徴とする。この発明に係るクッション材によれば、マットレスとして使用した場合に寝返りのし易さを向上させることができる。
この発明のクッション材では、25%圧縮時の硬度は、前記複数のクッション層のうち、前記第1クッション層が最も低く、前記複数のクッション層のうち、前記基部クッション層が最も高い、ことが好ましい。この構成によれば、マットレスとして使用した場合に体圧分散性をより向上させることができる。
人間は立位姿勢のとき、背骨はなだらかなS字型を描いており、当該形状を仰臥しているときも保持することが、身体に無理のない自然な寝姿勢となる。
この発明のクッション材では、前記第2クッション層は、前記第3クッション層より、層厚が厚い、ことが好ましい。この構成によれば、クッション材に身体を横たえた場合に、バランス良く身体を支持し、自然で無理のない寝姿勢を保つことができる。
この発明のクッション材では、前記第1クッション層と前記第2クッション層とは、隣接間隙を有して前記クッション材表面に縦横に並置されている、複数の独立した凸部を形成しており、前記凸部は、前記第1クッション層及び前記第2クッション層に形成されている第1溝部を前記隣接間隙として区画されていると共に、凸部根本に、前記凸部の傾きを容易にするえぐり部を有している、ことが好ましい。この構成によれば、凸部の傾斜変位や倒れ込みが可能になり、体圧をより分散し易くすることができる。
この発明のクッション材では、前記凸部は、突出端が点状に絞り込まれている、ことが好ましい。この構成によれば、クッション材に身体を横たえた場合に、身体をクッション材表面に違和感無く接触させることができると共に、より効果的な体圧分散を行うことができる。
この発明のクッション材では、前記基部クッション層は、前記第3クッション層のクッション材裏面側に隣接しており、前記第1クッション層、前記第2クッション層及び前記第3クッション層には、前記隣接間隙の底部を前記第3クッション層に達する深さにした第2溝部が形成されており、前記第2溝部に、前記第3クッション層から前記基部クッション層まで貫通する貫通孔が設けられている、ことが好ましい。この構成によれば、クッション材における通気性を向上させることができる。
この発明のクッション材では、前記基部クッション層は、前記第3クッション層のクッション材裏面側に隣接しており、前記基部クッション層及び前記第3クッション層には、前記基部クッション層を貫通し、前記クッション材裏面に縦横に開口する第3溝部が形成されている、ことが好ましい。この構成によれば、クッション材における通気性を更に向上させることができる。
この発明のクッション材では、層厚は、前記複数のクッション層のうち、前記第2クッション層が最も厚い、ことが好ましい。この構成によれば、クッション材に横たえた身体をより確実に支持することができる。
この発明のクッション材では、層厚は、前記複数のクッション層のうち、前記第1クッション層が最も薄い、ことが好ましい。この構成によれば、クッション材に寝たときの感触を良くすると共に、変形して身体を包み込むことになって体圧分散性の向上に寄与させることができる。
なお、本明細書中において、「硬度」とは、JIS K 6400-2のD法によって求められ、単位は[N]である。また、「反発弾性率」とは、JIS K 6400-3によって求められ、単位は[%]である。また、「層厚」とは、各クッション層のクッション材表面側とクッション材裏面側との間の厚み(距離)を言う。
この発明によれば、マットレス上での寝返りのし易さを向上させることができる、クッション材を提供することができる。
この発明の一実施の形態に係るクッション材の一部を模式的に示す、表面側から見た斜視図である。 図1のクッション材の一部を模式的に示す平面図である。 図1のクッション材の一部を模式的に示す、一方の側面から見た断面図である。 図1のクッション材の一部を模式的に示す、一方の側面と直交する側面から見た断面図である。 図1のクッション材の一部を模式的に示す、裏面側から見た斜視図である。
以下、この発明を実施するための一形態について図面を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態のクッション材10は、クッション材表面を形成する第1クッション層11と、クッション材裏面を形成するベースクッション層(基部クッション層)12と、を含む、複数のクッション層が積層されたクッション材であって、第1クッション層11のクッション材裏面側に隣接する第2クッション層13と、第2クッション層13のクッション材裏面側に隣接する第3クッション層14と、をさらに含み、第2クッション層13は、第3クッション層14より、25%圧縮時の硬度が高く、第3クッション層14は、第2クッション層13より、反発弾性率が大きい。
本実施形態において、クッション材10は、例えば、ウレタンフォーム等の合成樹脂のフォーム(本実施形態においてはウレタンフォーム)により形成されており、ベースクッション層12に、第3クッション層14、第2クッション層13、第1クッション層11を、記載順に積層した4層構造を有している。このクッション材10は、例えば、ベッドに用いるマットレスとして、或いは床等に直接敷いて用いるマットレスとして、使用することができる。
本実施形態のクッション材10において、25%圧縮時の硬度は、複数(本実施形態においては4層)のクッション層のうち、第1クッション層11が最も低く、複数(本実施形態においては4層)のクッション層のうち、ベースクッション層12が最も高い。本実施形態においては、各クッション層の25%圧縮時の硬度が、第1クッション層11は、好ましくは15~80N、更に好ましくは30~60N、第2クッション層13は、好ましくは100~200N、更に好ましくは150~180N、第3クッション層14は、好ましくは80~200N、更に好ましくは100~140N、ベースクッション層12は、好ましくは100~300N、更に好ましくは180~240Nに、それぞれ設定されている。
このように、本実施形態においては、クッション材10のクッション材表面を形成する第1クッション層11を、硬度が低い合成樹脂のフォーム(本実施形態においてはウレタンフォーム)により形成したことにより、クッション材10をマットレスとして使用した場合に、マットレスの表層を低反発素材により形成することができるため、体圧分散性を向上させることができる。
なお、第2クッション層13については、マットレスとして使用する場合、寝る人の体重の軽重によって、硬度を異ならせても良い。
本実施形態のクッション材10において、反発弾性率が、第2クッション層13は、好ましくは15~50%、更に好ましくは40~50%、第3クッション層14は、好ましくは50~90%、更に好ましくは55~70%に、それぞれ設定されている。なお、反発弾性率が15%未満を低反発弾性、15%以上50%未満を一般弾性、50%以上を高弾性と呼ぶ。
このように、本実施形態においては、クッション材10の第3クッション層14を、少なくとも第2クッション層13より反発弾性率が大きいウレタンフォームにより形成したことにより、寝返り性を向上させて寝返りをし易くすることができる。寝返り性については、本実施形態のクッション材10について力積値を調べた結果、力積値が小さくなっていることが確認できた。ここで、力積値とは、例えば、マットレス上に置いた円筒形の重りが転がる(転がす)のに必要な力(トータルの荷重)を示すものであり、力積値が小さければ、小さな力で寝返りすることができると判断することができる。
本実施形態のクッション材10において、各クッション層の密度は、第1クッション層11が、好ましくは30~50kg/m、更に好ましくは35~45kg/m、第2クッション層13が、好ましくは20~60kg/m、更に好ましくは30~45kg/m、第3クッション層14が、好ましくは20~60kg/m、更に好ましくは35~45kg/m、ベースクッション層12が、好ましくは20~60kg/mに、更に好ましくは40~50kg/mに、それぞれ設定されている。
図3及び図4に示すように、本実施形態のクッション材10において、クッション層の層厚は、複数(本実施形態においては4層)のクッション層のうち、第2クッション層13が最も厚く、第1クッション層11が最も薄い。即ち、複数のクッション層のうち、第2クッション層13の、クッション材表面側とクッション材裏面側の間の厚みが最も厚く、第1クッション層11の、クッション材表面側とクッション材裏面側の間の厚みが最も薄く、形成されている。
図3及び図4に示すように、本実施形態のクッション材10において、第2クッション層13は、第3クッション層14より、層厚が厚い、即ち、第2クッション層13の、クッション材表面側とクッション材裏面側の間の厚みは、第3クッション層14の、クッション材表面側とクッション材裏面側の間の厚みより厚く形成されている。第2クッション層13は、第3クッション層14より、層厚が厚いことにより、本実施形態のクッション材10に身体を横たえた場合に、バランス良く身体を支持し、自然で無理のない寝姿勢を保つことができる。
本実施形態においては、層厚が、第1クッション層11は、好ましくは5~25mm、更に好ましくは10~15mmに、第2クッション層13は、好ましくは20~50mm、更に好ましくは30~40mmに、第3クッション層14は、好ましくは10~30mm、更に好ましくは15~25mmに、ベースクッション層12は、好ましくは10~100mm、更に好ましくは20~30mmに、それぞれ形成されている。
また、第1クッション層11から第3クッション層14までの各層の層厚は、クッション材10全体の層厚に対する割合(%)として、第1クッション層11は、好ましくは5~30%、更に好ましくは10~20%に、第2クッション層13は、好ましくは40~70%、更に好ましくは50~65%に、第3クッション層14は、好ましくは10~40%、更に好ましくは20~30%に、それぞれ形成されている。
本実施形態において、第2クッション層13の層厚を最も厚くすることにより、クッション材10に横たえた身体をより確実に支持することができる。
図1から図4に示すように、本実施形態の、第1クッション層11と第2クッション層13とは、隣接間隙を有してクッション材表面に縦横に並置されている、複数の独立した凸部15を形成しており、凸部15は、第1クッション層11及び第2クッション層13に形成されている第1溝部16を隣接間隙として区画されていると共に、凸部根本に、凸部15の傾きを容易にするえぐり部15aを有している。
本実施形態において、凸部15は、その周囲を、第1溝部16により囲まれ、第1溝部16は、クッション材表面側から見て、クッション材表面の略全域に、縦横に複数本がそれぞれ交差して配置されている(図1,2参照)。本実施形態において、凸部15は、第1溝部16の溝壁面となる、第2クッション層13からの立ち上がり部(凸部根本)が、えぐり部15aを有することにより、内側にえぐられて細くなっている(図3,4参照)。本実施形態においては、第1溝部16の溝壁面を外側に凸の曲面となる形状、例えば、縦断面形状が縦方向を長軸とする楕円形状、に形成することにより、えぐり部15aを形成している(図3,4参照)。
このえぐり部15aは、第2クッション層13からの立ち上がり部(凸部根本)の周囲の全てに形成されていても、周囲の一部に形成されていても、何れでも良く、また、凸部15毎に、周囲の全部或いは一部に形成されていても良い。
本実施形態において、凸部15は全て第2クッション層13で繋がっているが、各凸部15は、えぐり部15aを有することで第2クッション層13からの立ち上がり部が細くなっているので、クッション材表面を形成する凸部15の一つ一つがより動き易くなり、例えば、なびくように、立ったまま上部を傾かせる傾斜変位や、倒れ込みと共に、変位や倒れ込み後の復帰が、容易に可能になる。このため、例えば、クッション材10をマットレスとして使用して、クッション材表面に身体を横たえ、凸部15に先端頂部側から圧力が加わったときに、凸部15が傾斜し易く倒れ込み易くなり、クッション材10をマットレスとして使用しクッション材表面に身体を横たえたときに、体圧をより分散し易くしている。
本実施形態の第1溝部16が、溝壁面が外側に凸の曲面となる形状(本実施形態においては、えぐり部15aによる楕円形状)、即ち、溝壁面と底面が一体的に連続する曲面形状に形成されている(図3,4参照)ことにより、溝壁面と底面の境界部に加わる荷重を逃がし易くすることができる。このため、合成樹脂のフォーム(本実施形態においてはウレタンフォーム)からなる、本実施形態のクッション材10に形成されている、第1溝部16において、例えば、引き裂き等に耐える強度を高めることができ、一つ一つの凸部15を取れ難くすることができる。
本実施形態の凸部15は、突出端が点状に絞り込まれている。この凸部15は、周面が平面や曲面からなる、例えば、略四角錐状や略ドーム状、或いはこれらの組合せ形状等に形成されており、突出端に向かって周囲が徐々に絞り込まれることにより、頂部となる突出端が、なだらかな曲面を含む点状になっている(図3,4参照)。これにより、クッション材10に身体を横たえた場合に、身体をクッション材表面に違和感無く接触させることができると共に、より効果的な体圧分散を行うことができる。
なお、凸部15は、突出端が点状に絞り込まれていることにより得られる効果と、同様の効果を得ることができるのであれば、突出端は、必ずしも点状になっていなくても良く、例えば、平坦面等、他の形状になっていても良い。
このように、本実施形態においては、クッション材10のクッション材表面を形成する第1クッション層11と、第2クッション層13とからなる凸部15が、えぐり部15aを有することから、第1クッション層11における体圧分散性を更に向上させることができる。
本実施形態のベースクッション層12は、第3クッション層14のクッション材裏面側に隣接しており、第1クッション層11、第2クッション層13及び第3クッション層14には、隣接間隙の底部を第3クッション層14に達する深さにした第2溝部17が形成されており、第2溝部17に、第3クッション層14からベースクッション層12まで貫通する貫通孔18が設けられている(図3,4参照)。
本実施形態において、第2溝部17は、隣接間隙、即ち、第1溝部16の底部を第3クッション層14に達する深さにして形成されていることから、第1クッション層11、第2クッション層13及び第3クッション層14を貫通して、クッション材表面に開口している。この第2溝部17は、本実施形態においては、クッション材10を、例えば長方形状のマットレスとして使用する場合、マットレスの短辺方向で凸部15の3個置きに設置され、長辺に沿って延在し両短辺に開口している。第2溝部17を設けることにより、クッション材10に、クッション材表面に開口する溝状の通気孔を形成して、クッション材10における通気性を確保することができる。
なお、第2溝部17は、上述した、凸部15の3個置きにマットレスの長辺に沿って延在し両短辺に開口する設置例に限るものではなく、マットレスの短辺に沿って延在し両長辺に開口するものでも良く、また、マットレスの長辺と短辺の何れにおいても、凸部15の1個或いは2個以上置きの他、凸部15の隣接間隙全て(第1溝部16毎)に設置しても良い。
本実施形態において、第2溝部17は、上述した、凸部15の3個置きにマットレスの長辺に沿って延在し両短辺に開口する設置例に限るものではなく、マットレスの短辺に沿って延在し両長辺に開口するものも設けることにより、クッション材10に、第2溝部17により仕切られた、複数の凸部15からなるブロック、例えば、クッション材表面の縦横3個ずつ9個の凸部15からなるブロックを、複数区画形成することができる。この第2溝部17は、上述した第1溝部16と同様に、えぐり部17aを有している。えぐり部17aを有することで、複数の凸部15からなるブロックは、第3クッション層14からの立ち上がり部が細くなっているので、ブロックの一つ一つがより動き易くなり、例えば、なびくように、立ったまま上部を傾かせる傾斜変位や、倒れ込みと共に、変位や倒れ込み後の復帰が、ブロック毎に独立して容易に可能になる。
このため、例えば、クッション材10をマットレスとして使用し、クッション材表面に身体を横たえた場合に、身体の各部位、例えば、腰部や肩部等が接触するブロックを個別に、傾斜変位や倒れ込みと共に変位や倒れ込み後の復帰をさせることが容易にできる。即ち、マットレスに、身体の各部位に対応して、複数の凸部15からなるブロックを配置することにより、寝ているときに身体の各部位毎に独立して傾斜変位や倒れ込みが可能になり、体圧をより分散し易くすることができる。
また、本実施形態において、第2溝部17は、縦断面が、溝壁面と底面が一体的に連続する曲面形状(本実施形態においては、えぐり部17aによる楕円形状)に形成されており、溝壁面と底面の境界部に加わる荷重を逃がし易くすることができるので、第2溝部17においても、例えば、引き裂き等に耐える強度を高めることができる。
本実施形態において、貫通孔18は、第2溝部17の底部に打ち抜きにより形成されており、この貫通孔18によって、第2溝部17をクッション材裏面側に開口させることができる(図5参照)。このため、第2溝部17による、クッション材表面に開口する溝状の通気孔を、貫通孔18により、クッション材裏面にも連通させることができるので、クッション材10において、より高い通気性を確保することができ、クッション材10をマットレスとして使用する場合の通気性の確保に、効果的である。
本実施形態のベースクッション層12は、第3クッション層14のクッション材裏面側に隣接しており、ベースクッション層12及び第3クッション層14には、ベースクッション層12を貫通し、クッション材裏面に縦横に開口する第3溝部19が形成されている(図5参照)。この第3溝部19は、本実施形態においては、クッション材10を、例えば長方形状のマットレスとして使用する場合、マットレスの長辺及び短辺の両方向で凸部15の略3個置き、第2溝部17が設けられている場合は、隣接する第2溝部17の略中間位置、に設置され、長辺及び短辺に沿って延在し短辺及び長辺に開口している。
第3溝部19を設けることにより、クッション材10に、クッション材裏面に開口する溝状の通気孔を形成して、クッション材10における通気性を確保することができる。なお、縦横の第3溝部19により仕切られた区画の略中央に、貫通孔18の開口が位置している。この第3溝部19は、上述した第2溝部17と同様に、縦断面が、溝壁面と底面が一体的に連続する曲面形状に形成されており、溝壁面と底面の境界部に加わる荷重を逃がし易くすることができるので、第3溝部19においても、例えば、引き裂き等に耐える強度を高めることができる。
このように、本実施形態のクッション材10は、4層の積層構造で、第1クッション層11は25%圧縮時の硬度が最も低く、第2クッション層13は25%圧縮時の硬度が最も高く、第3クッション層14は反発弾性率が最も大きく、ベースクッション層12は25%圧縮時の硬度が最も高く、設定されている。
上記構成を有することで、クッション材10をマットレスとして使用した際に、第1クッション層11と第2クッション層13において体圧分散性をより向上させ、第3クッション層14において寝返り性をより改善させており、体圧分散性と寝返り性を両立させることができる。更に、凸部15を変位や倒れ込みがし易い形状にしたことで、体圧分散性の向上に寄与させることができ、第1クッション層11を柔らかく(硬度が最も低い)したことで、寝たときの感触を良くすると共に、変形して身体を包み込むことになって体圧分散性の向上に寄与させることができ、第2クッション層13は横たえた身体を確実に支持(硬度が最も高い)することができる。
本実施形態のクッション材10においては、クッション材10をマットレスとして使用した際に、体圧分散性が向上することで、横たえた身体への圧力集中を極力無くすことができ、特定の部位に負荷がかかり難くなるので、例えば、腰痛対策として効果的であり、うっ血を極力無くすことや、痺れを極力少なくすることが可能になる。
10:クッション材、 11:第1クッション層、 12:ベースクッション層、 13:第2クッション層、 14:第3クッション層、 15:凸部、 15a:えぐり部、 16:第1溝部、 17:第2溝部、 18:貫通孔、 19:第3溝部

Claims (8)

  1. クッション材表面を形成する第1クッション層と、クッション材裏面を形成する基部クッション層と、を含む、複数のクッション層が積層されたクッション材であって、
    前記第1クッション層のクッション材裏面側に隣接する第2クッション層と、前記第2クッション層のクッション材裏面側に隣接する第3クッション層と、をさらに含み、
    前記第2クッション層は、前記第3クッション層より、25%圧縮時の硬度が高く、
    前記第3クッション層は、前記第2クッション層より、反発弾性率が大きく、
    25%圧縮時の硬度は、前記複数のクッション層のうち、前記第1クッション層が最も低く、前記複数のクッション層のうち、前記基部クッション層が最も高いことを特徴とする、クッション材。
  2. クッション材表面を形成する第1クッション層と、クッション材裏面を形成する基部クッション層と、を含む、複数のクッション層が積層されたクッション材であって、
    前記第1クッション層のクッション材裏面側に隣接する第2クッション層と、前記第2クッション層のクッション材裏面側に隣接する第3クッション層と、をさらに含み、
    前記第2クッション層は、前記第3クッション層より、25%圧縮時の硬度が高く、
    前記第3クッション層は、前記第2クッション層より、反発弾性率が大きく、
    前記第1クッション層と前記第2クッション層とは、隣接間隙を有して前記クッション材表面に縦横に並置されている、複数の独立した凸部を形成しており、
    前記凸部は、前記第1クッション層及び前記第2クッション層に形成されている第1溝部を前記隣接間隙として区画されていると共に、凸部根本に、前記凸部の傾きを容易にするえぐり部を有しており、
    前記基部クッション層は、前記第3クッション層のクッション材裏面側に隣接しており、
    前記第1クッション層、前記第2クッション層及び前記第3クッション層には、前記隣接間隙の底部を前記第3クッション層に達する深さにした第2溝部が形成されており、前記第2溝部に、前記第3クッション層から前記基部クッション層まで貫通する貫通孔が設けられていることを特徴とする、クッション材。
  3. 25%圧縮時の硬度は、前記複数のクッション層のうち、前記第1クッション層が最も低く、前記複数のクッション層のうち、前記基部クッション層が最も高い、請求項に記載のクッション材。
  4. 前記第2クッション層は、前記第3クッション層より、層厚が厚い、請求項1から3のいずれか一項に記載のクッション材。
  5. 前記凸部は、突出端が点状に絞り込まれている、請求項に記載のクッション材。
  6. 前記基部クッション層は、前記第3クッション層のクッション材裏面側に隣接しており、
    前記基部クッション層及び前記第3クッション層には、前記基部クッション層を貫通し、前記クッション材裏面に縦横に開口する第3溝部が形成されている、請求項1からのいずれか一項に記載のクッション材。
  7. 層厚は、前記複数のクッション層のうち、前記第2クッション層が最も厚い、請求項1からのいずれか一項に記載のクッション材。
  8. 層厚は、前記複数のクッション層のうち、前記第1クッション層が最も薄い、請求項1からのいずれか一項に記載のクッション材。
JP2017192881A 2017-10-02 2017-10-02 クッション材 Active JP6989892B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017192881A JP6989892B2 (ja) 2017-10-02 2017-10-02 クッション材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017192881A JP6989892B2 (ja) 2017-10-02 2017-10-02 クッション材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019063316A JP2019063316A (ja) 2019-04-25
JP6989892B2 true JP6989892B2 (ja) 2022-01-12

Family

ID=66337026

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017192881A Active JP6989892B2 (ja) 2017-10-02 2017-10-02 クッション材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6989892B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7101420B2 (ja) * 2021-03-01 2022-07-15 株式会社アイハピネス
SE545124C2 (en) * 2021-08-06 2023-04-11 Starfish Of Sweden Ab Contact and support structures provided with a plurality of fingers for preventing bed sores
KR20240024254A (ko) * 2021-08-19 2024-02-23 니시카와 가부시키가이샤 쿠션체
JP7283824B1 (ja) 2022-06-13 2023-05-30 西川株式会社 クッション体
JP7161259B1 (ja) * 2022-06-13 2022-10-26 西川株式会社 クッション体の製造方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001327367A (ja) 2000-05-19 2001-11-27 Osaka Nishikawa:Kk マットレス
JP2002159375A (ja) 2000-11-24 2002-06-04 T S Tec Kk 寝 具
JP2002306285A (ja) 2001-04-16 2002-10-22 Nishikawa Sangyo Kk クッション体
JP2010148819A (ja) 2008-12-26 2010-07-08 Nishikawa Sangyo Kk クッション材
JP2012080958A (ja) 2010-10-07 2012-04-26 Nishikawa Living Inc 寝具用マットの内包材
JP2012161394A (ja) 2011-02-04 2012-08-30 System Support Co Ltd マットレス
CN205831532U (zh) 2016-04-21 2016-12-28 嘉兴瑞海机械高科技有限公司 一种床垫

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3820611B2 (ja) * 1995-11-06 2006-09-13 西川産業株式会社 マットレス
US6223371B1 (en) * 1999-04-15 2001-05-01 Steven J. Antinori Mattress and method of manufacture

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001327367A (ja) 2000-05-19 2001-11-27 Osaka Nishikawa:Kk マットレス
JP2002159375A (ja) 2000-11-24 2002-06-04 T S Tec Kk 寝 具
JP2002306285A (ja) 2001-04-16 2002-10-22 Nishikawa Sangyo Kk クッション体
JP2010148819A (ja) 2008-12-26 2010-07-08 Nishikawa Sangyo Kk クッション材
JP2012080958A (ja) 2010-10-07 2012-04-26 Nishikawa Living Inc 寝具用マットの内包材
JP2012161394A (ja) 2011-02-04 2012-08-30 System Support Co Ltd マットレス
CN205831532U (zh) 2016-04-21 2016-12-28 嘉兴瑞海机械高科技有限公司 一种床垫

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019063316A (ja) 2019-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6989892B2 (ja) クッション材
WO2015017048A1 (en) Mattress topper comprising pocketed spring assembly with at least one cushioning layer
US20110197368A1 (en) Incorporated in a manufacturing system of pressure or impact receiving bodies, determining for a direction-wise cushioning
US5537703A (en) Multi-position pillow
CA3053856C (en) Mattress
JP4884728B2 (ja) マットレス
JP4947621B2 (ja) 敷きマット
JP4393269B2 (ja) 積層マットレス
JP4879864B2 (ja) 敷布団、枕、ベッドマット及びクッション
JP7018378B2 (ja) マットレス
US20130291312A1 (en) Foam mattress or cushion with supporting edges
JP2010125049A (ja) マットレス装置
JP4912535B2 (ja) クッション体
JP2006068365A (ja) 敷布団
JP6700683B2 (ja)
JP3564598B2 (ja) マットレス
JP6165799B2 (ja) クッション材
JP6990989B2 (ja) マットレス
JP7356226B2 (ja) マットレスおよびクッション体
JP6944696B2 (ja) 芯材
JP4671185B2 (ja) マットレス
JP2020115996A (ja)
JP3820611B2 (ja) マットレス
JP6251005B2 (ja) マットレス
JP2018079765A (ja) 乗り物用シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200701

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210511

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211102

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211122

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6989892

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350