JP6990989B2 - マットレス - Google Patents
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Description
そこで、この発明の目的は、体圧分散性能を備えるための溝を設ける際に、加工工程が複雑になることがないマットレスを提供することである。
この発明のマットレスでは、前記溝は、前記溝内奥部の前記基体の長さ方向少なくとも一端側が曲面により形成されている、ことが好ましい。この構成によれば、体圧分散性能をより高めることができる。
この発明のマットレスでは、前記溝は、前記基体の厚さ方向中央位置より前記基体の表面側に設けられている、ことが好ましい。この構成によれば、基体に寝た人の体圧分散を、より適切、且つ、より効果的に行うことができる。
この発明のマットレスでは、前記溝は、マットレスの厚さ方向中央位置より前記マットレスの表面側に設けられている、ことが好ましい。この構成によれば、マットレスに寝た人の体圧分散を、より適切、且つ、より効果的に行うことができる。
図1及び図2に示すように、本実施形態のマットレス10は、長さ(長辺)方向及び幅(短辺)方向において均一の厚さの樹脂発泡体よりなる基体11の表面に、この基体11の表面に開口し、この基体11の幅方向に延びる複数の幅方向溝(溝)12を有し(図1参照)、幅方向溝12は、溝開口部aにおける基体11の長さ方向溝幅sよりも、溝内奥部における基体11の長さ方向溝幅tの方が広く、基体11の表面と平行である溝底面部bを有している(図2参照)。
本実施形態において、基体11は、例えば、人が寝ることができる大きさの長方形となる平面形状で、全面にわたって均一の厚さを有して形成されており、基体11を形成する樹脂発泡体としては、例えば、セルの除膜処理がされたポリウレタンフォーム等が用いられている。
なお、本実施形態の基体11は、人が寝ることができる大きさであれば、平面形状が、長方形に限らず、例えば正方形等であっても良く、また、ベッドに限らず、例えば座布団やクッション等の芯材として使用してもよい。
本実施形態において、幅方向溝12の溝開口部aの溝幅sは、4~10mmとすることが好ましい。特に、溝幅sが5mm以上であれば、基体11を形成する基材の物性による加工性の低下を抑えることができ、溝幅sが8mm以下であれば、表面積減少を抑え、体圧分散性を損ない難くすることができる。
本実施形態の第2幅方向溝12bは、第1幅方向溝12aの溝内奥部の溝幅tの略半分の長さの溝内奥部の溝幅tを有し、第1幅方向溝12aと略同一の溝深さを有し、溝底面部bの一端側(基体11の長さ方向一方側)が、曲面cを設けずに、溝底面部bから直接、連通部eを経て溝開口部aに連通している他は、第1幅方向溝12aと同様に形成されている(図2(a)参照)。
なお、基体11の表面に開口する溝開口部aは、基体11の表面に対し直交することなくなだらかに連続する、曲面により形成されており(図2参照)、ここで、溝開口部aの溝幅sとは、基体11の表面側の曲面部分を除く、溝幅が最も狭い部分である。
本実施形態において、これら3種類の、第1幅方向溝12a、第2幅方向溝12b、第3幅方向溝12cを設けたことにより、基体11の表面の溝形成部分における押圧力に対する硬さは、第2幅方向溝12bの設置箇所を基準として、第1幅方向溝12aの設置箇所が最も柔らかく、第3幅方向溝12cの設置箇所が最も硬くなる。
寝た人の体圧分散を行うに際し、基体11全体で最も硬くしたい部分は、一般的に腰(尻)部が位置する部分なので、本実施形態において、基体11の少なくとも腰(尻)部が位置する部分が最も硬くなるようにすることが望ましい。
また、第2幅方向溝12bを、基体11の長さ方向両端近傍に配置することで、基体11の長さ方向両端近傍を、基体11の長さ方向の中で荷重の受け止める力が最も大きい、最も硬い部分としている。
なお、本実施形態において、第2長さ方向溝13bが配置されている幅方向両端近傍を除いて、基体11の幅方向に第1長さ方向溝13aを配置しているので、基体11の幅方向における柔軟性を確保して、例えば、寝ている人が寝返りをし易くすることができる。
なお、本実施形態の表層体14は、樹脂発泡体により形成することが望ましいが、基体11と同じ材料或いは基体11とは異なった材料の何れで形成しても良い。この表層体14の厚さは、基体11の厚さの5~30%とすることが好ましい。
但し、本実施形態のマットレス10は、表層体14を備えていなくても良い。
なお、上述した本実施形態における幅方向溝12における作用効果は、本実施形態における長さ方向溝13においても同様である。
Claims (8)
- 長さ方向及び幅方向において均一の厚さの樹脂発泡体よりなる基体の表面に、該基体の表面に開口し、該基体の幅方向に延びる複数の幅方向溝を有しているマットレスであって、
前記幅方向溝は、溝開口部における前記基体の長さ方向溝幅よりも、溝内奥部における前記基体の長さ方向溝幅の方が広く、前記基体の表面と平行である溝底面部を有しており、
前記マットレスは、前記基体の表面側に、全面にわたって均一の厚さを有する少なくとも一層の表層体を更に有しており、
前記マットレスは、前記基体の表面に、該基体の表面に開口し、該基体の長さ方向に延びる複数の長さ方向溝を更に有しており、
前記長さ方向溝は、溝開口部における前記基体の幅方向溝幅よりも、溝内奥部における前記基体の幅方向溝幅の方が広く、前記基体の表面と平行である溝底面部を有しており、
前記複数の幅方向溝と前記複数の長さ方向溝とは、平面視において、交差状に設けられていることを特徴とする、マットレス。 - 長さ方向及び幅方向において均一の厚さの樹脂発泡体よりなる基体の表面に、該基体の表面に開口し、該基体の幅方向に延びる複数の幅方向溝を有しているマットレスであって、
前記幅方向溝は、溝開口部における前記基体の長さ方向溝幅よりも、溝内奥部における前記基体の長さ方向溝幅の方が広く、前記基体の表面と平行である溝底面部を有しており、
前記マットレスは、前記基体の表面側に、全面にわたって均一の厚さを有する少なくとも一層の表層体を更に有しており、
前記複数の幅方向溝は、第1幅方向溝と、該第1幅方向溝の溝内奥部における前記基体の長さ方向溝幅の略半分の長さの溝内奥部における前記基体の長さ方向溝幅及び該第1幅方向溝と略同一の溝深さを有する、第2幅方向溝と、該第1幅方向溝及び該第2幅方向溝の溝内奥部における前記基体の長さ方向溝幅よりも狭い溝内奥部における前記基体の長さ方向溝幅並びに該第1幅方向溝及び該第2幅方向溝よりも浅い溝深さを有する、第3幅方向溝と、を含み、
前記基体の長さ方向両端近傍に前記第2幅方向溝が、前記基体の長さ方向中央部に前記第3幅方向溝が、前記基体の前記長さ方向両端近傍と前記基体の前記長さ方向中央部との間の領域に前記第1幅方向溝が、それぞれ配置されていることを特徴とする、マットレス。 - 長さ方向及び幅方向において均一の厚さの樹脂発泡体よりなる基体の表面に、該基体の表面に開口し、該基体の幅方向に延びる複数の幅方向溝を有しているマットレスであって、
前記幅方向溝は、溝開口部における前記基体の長さ方向溝幅よりも、溝内奥部における前記基体の長さ方向溝幅の方が広く、前記基体の表面と平行である溝底面部を有しており、
前記マットレスは、前記基体の表面側に、全面にわたって均一の厚さを有する少なくとも一層の表層体を更に有しており、
前記マットレスは、前記基体の表面に、該基体の表面に開口し、該基体の長さ方向に延びる複数の長さ方向溝を更に有しており、
前記長さ方向溝は、溝開口部における前記基体の幅方向溝幅よりも、溝内奥部における前記基体の幅方向溝幅の方が広く、前記基体の表面と平行である溝底面部を有しており、
前記複数の幅方向溝と前記複数の長さ方向溝とは、平面視において、交差状に設けられており、
前記複数の長さ方向溝は、前記第1幅方向溝の溝内奥部における前記基体の長さ方向溝幅と略同一の長さの溝内奥部における前記基体の幅方向溝幅及び前記第1幅方向溝と略同一の溝深さを有する、第1長さ方向溝と、前記第2幅方向溝の溝内奥部における前記基体の長さ方向溝幅と略同一の長さの溝内奥部における前記基体の幅方向溝幅及び前記第2幅方向溝と略同一の溝深さを有する、第2長さ方向溝と、を含み、
前記基体の幅方向両端近傍に前記第2長さ方向溝が、前記基体の幅方向中央部に前記第1長さ方向溝が、それぞれ配置されていることを特徴とする、マットレス。 - 前記複数の幅方向溝は、第1幅方向溝と、該第1幅方向溝の溝内奥部における前記基体の長さ方向溝幅の略半分の長さの溝内奥部における前記基体の長さ方向溝幅及び該第1幅方向溝と略同一の溝深さを有する、第2幅方向溝と、該第1幅方向溝及び該第2幅方向溝の溝内奥部における前記基体の長さ方向溝幅よりも狭い溝内奥部における前記基体の長さ方向溝幅並びに該第1幅方向溝及び該第2幅方向溝よりも浅い溝深さを有する、第3幅方向溝と、を含み、
前記基体の長さ方向両端近傍に前記第2幅方向溝が、前記基体の長さ方向中央部に前記第3幅方向溝が、前記基体の前記長さ方向両端近傍と前記基体の前記長さ方向中央部との間の領域に前記第1幅方向溝が、それぞれ配置されている、請求項1または3に記載のマットレス。 - 前記幅方向溝は、前記基体の長さ方向に沿って等間隔に配置されている、請求項1から4のいずれか一項に記載のマットレス。
- 前記幅方向溝は、前記溝内奥部の前記基体の長さ方向少なくとも一端側が曲面により形成されている、請求項1から5のいずれか一項に記載のマットレス。
- 前記幅方向溝は、前記基体の厚さ方向中央位置より前記基体の表面側に設けられている、請求項1から6のいずれか一項に記載のマットレス。
- 前記幅方向溝は、マットレスの厚さ方向中央位置より前記マットレスの表面側に設けられている、請求項1から7のいずれか一項に記載のマットレス。
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