JP7369397B2 - 積層クッション材 - Google Patents

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本発明は、積層クッション材に関するものである。
従来の積層クッション材には、基層および支持層の間の中間層に、除膜処理された連続気泡構造の発泡体を使用したマットレスがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2015-128483号公報
しかしながら、上記従来の積層クッション材は、最終製品として、当該積層クッション材に繰り返し圧縮を加えると、その後の硬化低下率が、除膜発泡樹脂以外の非除膜発泡樹脂を使用した場合に比べて大きい。即ち、上記従来の積層クッション材は、非除膜発泡樹脂を使用した場合に比べて、最終製品がへたり易い。したがって、上記従来の積層クッション材には、耐久性に改善の余地があった。また、上記従来の積層クッション材は、通気性の点でも、依然として改善の余地があった。
本発明の目的は、耐久性および通気性が向上した積層クッション材を提供することである。
本発明に係る積層クッション材は、複数の突起が表面側に設けられた積層クッション材であって、前記積層クッション材は、少なくとも1層が、除膜発泡樹脂によって形成された除膜発泡樹脂層であり、また、前記積層クッション材は、前記突起の頂点を除く位置に、前記積層クッション材を当該積層クッション材の厚さ方向に貫通するスリットを備えている。本発明に係る積層クッション材によれば、耐久性および通気性が向上した積層クッション材となる。
また、本発明に係る積層クッション材において、前記突起の少なくとも一部は、前記除膜発泡樹脂層によって形成されていることが好ましい。この場合、通気性がより向上した積層クッション材となる。
また、本発明に係る積層クッション材において、前記突起のうち前記頂点を含む部分は、非除膜発泡樹脂によって形成された非除膜発泡樹脂層によって形成されていることが好ましい。この場合、マッサージ効果を得ることができる。
また、本発明に係る積層クッション材において、前記除膜発泡樹脂層は、前記非除膜発泡樹脂層よりも反発弾性率が高いことが好ましい。この場合、寝返り性が向上する。
また、本発明に係る積層クッション材において、前記スリットは、平面視において、クロス形状であることが好ましい。この場合、耐久性がより向上する。
また、本発明に係る積層クッション材において、前記スリットの端部は、平面視において、円形であることが好ましい。この場合、耐久性がより向上する。
また、本発明に係る積層クッション材において、前記スリットの交差部は、平面視において、円形であることが好ましい。この場合、耐久性がより向上する。
また、本発明に係る積層クッション材は、前記除膜発泡樹脂層と、非除膜発泡樹脂によって形成された2つの非除膜発泡樹脂層とを備えており、前記2つの非除膜発泡樹脂層の間に、前記除膜発泡層を介在させた3層構造であることが好ましい。この場合、簡易かつコスト面で有利な積層クッション材を提供することができる。
本発明によれば、耐久性および通気性が向上した積層クッション材を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る積層クッション材の一部を拡大して示す平面図である。 図1のA-A断面図である。 図1の一部をさらに拡大して示す斜視図である。 図1の積層クッション材の具体的な構成を示す平面図である。 図1の積層クッション材の具体的な他の構成を示す平面図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る積層クッション材について説明する。
図1中、符号1は、本発明の一実施形態に係る積層クッション材である。図1は、積層クッション材1の一部を表面側から示す。ここで、「表面側」とは、人が横になることによって荷重を受ける、荷重受け側をいう。また、図1中、符号Lは、長さ方向(丈方向)である。また、図1中、符号Wは、幅方向である。さらに、図1中、符号Dは、厚み方向である。
図1に示すように、積層クッション材1の表面側には、複数の突起2が設けられている。
本実施形態では、複数の突起2は、それぞれ、互いに間隔を置いて配置されている。具体的には、複数の突起2は、長さ方向Lおよび幅方向Wにそれぞれ、互いに一定の間隔を置いて配置されている。なお、図1中、符号2は、代表的に4つの突起2のみに付し、その他の突起2については、その符号を省略している。
また、本実施形態では、積層クッション材1の表面側には、複数の窪み3が設けられている。
本実施形態では、複数の窪み3も、それぞれ、長さ方向Lおよび幅方向Wにそれぞれ、互いに一定の間隔を置いて配置されている。具体的には、複数の窪み3は、それぞれ、突起2の間に配置されている。なお、図1中、符号3は、代表的に5つの突起2のみに付し、その他の突起2については符号を省略している。
図2は、図1のA-A断面図である。
積層クッション材1は、少なくとも1層が、除膜発泡樹脂によって形成された除膜発泡樹脂層である。積層クッション材1は、複数の層を備えている。
複数の層は、厚み方向に重ね合わせられているとともに互いに接合されている。即ち、積層クッション材1は、複数の層を備えた積層体である。図2に示すように、本実施形態では、積層クッション材1は、積層クッション材1の表面(荷重受け側の面)FSを形成する上層1aと、積層クッション材1の裏面BSを形成する下層1bと、第1クッション層1aと中間層1bとの間に配置された中間層1cとを備えている。
上層1a、下層1bおよび中間層1cの少なくとも1層は、除膜発泡樹脂によって形成された除膜発泡樹脂層である。樹脂を発泡させて形成された発泡樹脂は一般的に、その骨格間に膜が形成される(以下、「非除膜発泡樹脂」ともいう。)。除膜発泡樹脂は、除膜前の非除膜発泡樹脂を加熱する等の処理を行うことによって、前記膜を取り除いたものである。このため、前記除膜発泡樹脂は、前記非除膜発泡樹脂に比べて通気性がよい。本実施形態では、上層1aおよび下層1bは、非除膜発泡樹脂によって形成された非除膜発泡樹脂層である。また、本実施形態では、中間層1cは、除膜発泡樹脂層である。
積層クッション材1は、突起2の頂点Pを除く位置に、積層クッション材1を当該積層クッション材1の厚さ方向に貫通するスリット5を備えている。
本実施形態において、突起2は、上層1aと、中間層1cとによって形成されている。また、本実施形態において、窪み3は、中間層1cと、下層1bと、によって形成されている。即ち、本実施形態において、突起2および窪み3は、中間層1cを共通の基層として、当該中間層1cとともに、上層1aまたは下層1bによって形成されている。言い換えれば、本実施形態では、積層クッション材1の表面FSは、上層1a、中間層1cおよび下層1bの各層のそれぞれによって形成されている。これに対し、本実施形態では、積層クッション材1の裏面BSは、下層1bのみで形成されている。
要するに、本実施形態では、積層クッション材1は、上層1a、中間層1cおよび下層1bによって形成されている部分と、中間層1cおよび下層1bによって形成されている部分と、下層1bのみによって形成されている部分とによって構成されている。
本発明によれば、スリット5は、突起2の頂点Pを除く位置に形成される。本実施形態では、スリット5は、中間層1cおよび下層1bを厚さ方向に貫通している部分(2つの突起2の間の部分)と、下層1bのみを厚さ方向に貫通している部分(窪み3の部分)とによって構成されている。また、上述のとおり、積層クッション材1の表面FSは、上層1a、中間層1cおよび下層1bの各層のそれぞれによって形成されている。さらに、積層クッション材1の裏面BSは、下層1bのみによって形成されている。即ち、スリット5は、積層クッション材1を厚さ方向に貫通して当該積層クッション材1の表面FSと裏面BSとのそれぞれに、開口している。したがって、スリット5は、積層クッション材1を厚さ方向に貫通する通気口として機能させることができる。
本実施形態では、積層クッション材1は、少なくとも1層が、除膜発泡樹脂によって形成された除膜発泡樹脂層である。これにより、本実施形態によれば、通気性の良い積層クッション材1となる。また、積層クッション材1は、積層クッション材1を当該積層クッション材1の厚さ方向に貫通するスリット5を備えている。これにより、積層クッション材1によれば、当該積層クッション材1の通気性が向上する。
また、スリット5は、当該スリット5の幅が自由に拡大縮小するため、最終製品としての積層クッション材1に繰り返し圧縮が加わるときに、当該繰り返し圧力時に生じる応力を緩和することができる。このため、その後の積層クッション材1の硬化低下率は、非除膜発泡樹脂および除膜発泡樹脂を使用しただけの従来の積層クッション材に比べて抑えられる。さらに、スリット5は、突起2の頂点Pを除く位置に設けられているため、荷重が直接加わることなく、スリット5の拡大縮小の動作を確保することができる。
したがって、本実施形態に係る積層クッション材1によれば、耐久性および通気性が向上した積層クッション材となる。
図3は、図1の一部をさらに拡大して示す斜視図である。
本発明によれば、突起2の少なくとも一部は、除膜発泡樹脂層によって形成されていることが好ましい。この場合、除膜発泡樹脂層は、通気性を要する表面側のより近い位置に配置される。この場合、除膜発泡樹脂層の通気性がより効果的に発揮される。したがって、この場合、通気性がより向上した積層クッション材1となる。
本実施形態では、突起2は、上層1aと、中間層1cとによって形成されている。本実施形態では、中間層1cは、除膜発泡樹脂層である。このため、本実施形態によれば、除膜発泡樹脂層の通気性がより効果的に発揮される。
また、本発明によれば、突起2のうち頂点Pを含む部分は、前記除膜発泡樹脂以外の非除膜発泡樹脂によって形成された非除膜発泡樹脂層によって形成されていることが好ましい。この場合、人を突起2の頂点Pの1点で支えることができる。このため、人が積層クッション材1の荷重受け側に横になったとき、突起2によって指圧効果を得ることができる。
本実施形態では、上層1aは、突起2の頂点Pを含む、当該突起2の一部を形成している。また、本実施形態では、上層1aは、除膜されていない非除膜発泡樹脂層である。したがって、本実施形態によれば、人が積層クッション材1に横になったとき、突起2によって指圧効果を得ることができる。
また、本発明に係る積層クッション材において、前記除膜発泡樹脂層は、前記非除膜発泡樹脂層よりも反発弾性率が高いことが好ましい。この場合、除膜発泡樹脂層の反発弾性率が他の層よりも高くなることで、寝返りがし易くなる。したがって、この場合、寝返り性が向上する。
本実施形態では、中間層1cは、上層1aおよび下層1bよりも反発弾性率が高い。中間層1cの好適な反発弾性率としては、例えば、55%~62%が挙げられる。また、上層1aおよび下層1bの好適な反発弾性率としては、例えば、55%以下の数値が挙げられる。この場合、中間層1cの反発弾性率が上層1aおよび下層1bよりも高くなることで、寝返りがし易くなる。したがって、本実施形態によれば、寝返り性が向上する。なお、前記反発弾性率の測定法としては、例えば、JIS K 6400-3に規定された反発弾性試験法が挙げられる。
ところで、本発明によれば、スリット5は、平面視において、円形形状、一文字形状、クロス形状等の、様々な形状によって形作ることができる。
本発明によれば、スリット5は、平面視において、クロス形状であることが好ましい。この場合、円形形状、一文字形状等の他の形状である場合に比べて、耐久性がより向上する。
図1を参照すれば、スリット5は、4つの端部5aおよび1つの交差部5bを備えている。本実施形態では、スリット5は、4つの端部5aおよび1つの交差部5bがそれぞれ、窪み3に配置されているクロス形状である。具体的には、スリット5は、その交差部5bが1つの窪み3に配置されている。また、スリット5は、4つの直線部5cを備えている。4つの直線部5cは、それぞれ、その一端が交差部5bに繋がっているとともに、当該交差部5bを基点に放射状に広がっている。本実施形態では、4つの直線部5cはそれぞれ、2つの突起2を繋ぐ中間層1cを横切って延在している。本実施形態では、直線部5cの他端は、交差部5bが配置された窪み3に隣接する4つの窪み3にそれぞれ配置されている。即ち、本実施形態では、直線部5cの前記他端は、スリット5の端部5aとして、4つの窪み3にそれぞれ配置されている。本実施形態によれば、スリット5が円形形状、一文字形状等の他の形状である場合に比べて、耐久性をより向上させることができる。
また、本発明において、スリット5の端部5aは、平面視において、円形であることが好ましい。この場合、スリット5の端部5aからの亀裂の発生および当該亀裂の進展を抑制することができる。したがって、この場合、耐久性がより向上する。
本実施形態では、スリット5の端部aは、平面視において、半径raで形成された円形のホールである。本実施形態によれば、スリット5の端部5aからの亀裂の発生および当該亀裂の進展を抑制することができる。したがって、本実施形態によれば、耐久性がより向上する。
また、本発明において、スリット5の交差部5bは、平面視において、円形であることが好ましい。この場合、スリット5の交差部5bからの亀裂の発生および当該亀裂の進展を抑制することができる。したがって、この場合、耐久性がより向上する。
本実施形態では、スリット5の交差部5bは、平面視において、半径rbで形成された円形ホールである。本実施形態によれば、スリット5の交差部5bからの亀裂の発生および当該亀裂の進展を抑制することができる。したがって、本実施形態によれば、耐久性がより向上する。
また、本発明によれば、積層クッション材1は、前記除膜発泡樹脂層と、非除膜発泡樹脂によって形成された2つの非除膜発泡樹脂層とを備えており、前記2つの非除膜発泡樹脂層の間に、前記除膜発泡層を介在させた3層構造であることが好ましい。この場合、簡易かつコスト面で有利な積層クッション材1を提供することができる。
本実施形態に係る積層クッション材1は、上層1aおよび下層1bの2つの非除膜発泡樹脂層の間に、除膜発泡樹脂によって形成された中間層1cを介在させた3層構造である。したがって、本実施形態によれば、簡易かつコスト面で有利な積層クッション材1を提供することができる。
ここで、積層クッション材1を得るための、当該積層クッション材1の製造方法の一例を説明する。この例では、積層クッション材1は、主として、3つの工程を経ることで製造することができる。
まず、第1工程では、少なくとも1つの非除膜ウレタンフォームと、少なくとも1つの除膜ウレタンフォームとを重ね合わせて接合した積層体を用意する。本実施形態では、ベース層(下層1b)、第2クッション層(中間層1c)、第1クッション層(上層1a)、第2クッション層(中間1c)、ベース層(下層1b)の順で積層配置した積層体を用意する。
次いで、第2工程では、前記積層体をプロファイル加工する。本実施形態では、前記積層体が当該積層体の層方向に沿って二分割されるように、当該積層体をプロファイル加工する。本実施形態では、前記積層体を、前記積層体が第1クッション層(上層1a)を前記層方向に沿って二分割するように、当該積層体をプロファイル加工する。これにより、複数の突起2を備えた2つの積層クッション材1の半製品が、1つの前記積層体から形成される。
その後、第3工程では、2つの前記半製品に、それぞれ、スリット5を穴加工することによって、2つの積層クッション材1を製造する。前記穴加工としては、例えば、打ち抜き加工が挙げられる。本実施形態では、図3に示すように、突起2を避けるように、第2クッション層(中間層1c)およびベース層(下層1b)に、複数のスリット5を打ち抜き加工する。これにより、積層クッション材1を製造することができる。
上述のとおり、積層クッション材1は、少なくとも除膜ウレタンフォームを1層に含む積層体を、プロファイル加工して半製品を製造し、その後、当該半製品を穴加工することによって製造することができる。特に、この例のように、プロファイル加工した半製品を打ち抜き加工した場合、一段と通気性が高まるとともにへたりを生じ難い製品を容易に製造することができる。
ところで、スリット5の配置は、積層クッション材1が受ける荷重分布に応じて設定することができる。例えば、人が仰臥したとき、肩とお尻が当たる部分には荷重が集中し易い。そこで、スリット5は、肩およびお尻が接する領域に配置することが好ましい。
図4は、積層クッション材1の具体的な構成を示す平面図である。図4中、符号Oxは、長さ方向中心軸である。また、図4中、符号Oyは、幅方向中心軸である。また、図4中、符号A1は、人が仰臥したとき、その人の肩が接すると想定される肩領域である。また、図4中、符号A2は、人が仰臥したとき、その人のお尻が接すると想定される尻領域である。
この例では、積層クッション材1は、シングルベッド用の積層クッション材である。図4に示すように、この例では、スリット5は、上述の、ホールを有したクロス形状のスリットである。スリット5は、肩領域A1および尻領域A2に集中させている。この例では、スリット5が背骨の位置となるように、スリット5を幅方向中心軸Oy上に配置している。なお、この例では、肩領域A1および尻領域A2のスリット5の総数は、肩領域A1および尻領域A2それぞれ、片側18個ずつの計36個である。
図5は、積層クッション材1の具体的な他の構成を示す平面図である。なお、図4と実質的に同一の部分には、同一の符号を用いることによって、その説明を省略する。
この例では、積層クッション材1は、セミダブルベッド用の積層クッション材である。図5に示すように、この例でも、スリット5は、肩領域A1および尻領域A2に集中させている。この例では、スリット5は幅方向中心軸Oy上に配置されていない。なお、この例では、肩領域A1および尻領域A2のスリット5の総数は、肩領域A1および尻領域A2それぞれ、片側20個ずつの計40個である。
上述したところは、本発明のいくつかの実施形態を開示したにすぎず、特許請求の範囲に従えば、様々な変更が可能となる。例えば、本実施形態では、積層クッション材1は、3層の積層構造であるが、少なくとも2層以上の積層構造であればよい。また、積層クッション材1は、中間層を複数の中間層1cとすることで、4層以上の積層構造とすることができる。中間層が複数の中間層1cである場合、除膜発泡樹脂層は、複数の中間層1cのうちの少なくとも1層とすることができる。また、本発明によれば、上層1aおよび下層1bの少なくともいずれか1層を除膜発泡樹脂層とすることもできる。さらに、本発明によれば、除膜発泡樹脂層以外の層を形成する非除膜発泡樹脂の配合(材質)は適宜選択することができる。また、本実施形態では、積層クッション材は、人が横になることを想定したマットレスとして説明したが、単に座ることを想定したクッションにも、適用することができる。
1:積層クッション材, 1a:上層, 1b:下層, 1c:中間層, 2:突起, P:突起の頂点, 3:窪み, 5:スリット, 5a:スリットの端部, 5b:スリットの交差部, 5c:スリットの直線部, FS:表面, BS:裏面

Claims (8)

  1. 複数の突起及び窪みが表面側に設けられた積層クッション材であって、
    前記積層クッション材は、少なくとも1層が、除膜発泡樹脂によって形成された除膜発泡樹脂層であり、また、
    前記積層クッション材は、前記突起の頂点を除く位置に、前記積層クッション材を当該積層クッション材の厚さ方向に貫通するスリットを備えており、
    前記スリットは、前記複数の窪みに跨って延在するものである、積層クッション材。
  2. 前記突起の少なくとも一部は、前記除膜発泡樹脂層によって形成されている、請求項1に記載の積層クッション材。
  3. 前記突起のうち前記頂点を含む部分は、非除膜発泡樹脂によって形成された非除膜発泡樹脂層によって形成されている、請求項1または2に記載の積層クッション材。
  4. 前記除膜発泡樹脂層は、前記非除膜発泡樹脂層よりも反発弾性率が高い、請求項3に記載の積層クッション材。
  5. 前記スリットは、平面視において、クロス形状である、請求項1~4のいずれか1項に記載の積層クッション材。
  6. 前記スリットの端部は、平面視において、円形である、請求項5に記載の積層クッション材。
  7. 前記スリットの交差部は、平面視において、円形である、請求項5または6に記載の積層クッション材。
  8. 前記積層クッション材は、前記除膜発泡樹脂層と、非除膜発泡樹脂によって形成された2つの非除膜発泡樹脂層とを備えており、前記2つの非除膜発泡樹脂層の間に、前記除膜発泡樹脂層を介在させた3層構造である、請求項1~7に記載の積層クッション材。
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