JP2002051878A - 敷寝具、及びその製造方法 - Google Patents

敷寝具、及びその製造方法

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JP2002051878A
JP2002051878A JP2000275686A JP2000275686A JP2002051878A JP 2002051878 A JP2002051878 A JP 2002051878A JP 2000275686 A JP2000275686 A JP 2000275686A JP 2000275686 A JP2000275686 A JP 2000275686A JP 2002051878 A JP2002051878 A JP 2002051878A
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cushion body
bedding
slits
slit
cushion
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Koichi Nakazato
好市 中里
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は長手方向に伸縮する敷寝具を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】本発明においては、敷寝具に内包するクッ
ション体1に、その上面から下面に向けて貫通する多数
の細かなスリット3を互いに近接させて穿設することに
より、そのスリットに囲まれる柱状部と、その柱状部同
士が繋がっているヒンジ部2とを形成させ、それを伸縮
性を有する外装体6で被覆した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は敷寝具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の多数のスリットを有するクッショ
ン体を内包した敷寝具は、スリットがクッション体の底
面まで貫通しておらず、底面が連続した平板状であるた
め伸縮性に乏しく、傾斜調整機能を有するベッドフレー
ムにおいて、フレームトップの伸縮床板の動作に添って
伸縮させることが出来なかった。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】本発明は長手方向
に伸縮する敷寝具を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明においては、敷寝
具に内包するクッション体に、その上面から下面に向け
て貫通する多数の細かなスリットを互いに近接させて穿
設することにより、そのスリットに囲まれる柱状部と、
その柱状部同士が繋がっているヒンジ部とを形成させ、
それを伸縮性を有する外装体で被覆した。
【0005】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図面を参照し
て説明する。図1は約100mmの厚さの多気泡クッシ
ョン体1に平面形状における長さが16mmの直線状の
スリット3を上面から下面まで貫通するよう穿設した形
態を示した図である。図1、及び図3においてスリット
3は理解しやすいよう幅を持たせて示してあるが、実際
には刃物で穿設したため、開口部側面5同士は密着して
いる。
【0006】図2において、並行するスリット3同士の
間隔を10mmとして10mm角の柱状体が林立する構
造とし、なおかつ直交関係にあるスリット3同士の間隔
2を2mmとしてヒンジ部4を形成することにより繋ぎ
合わせている。
【0007】図3は、硬さが異なり図1のクッション体
1より薄いクッション体1a、1b、1cを硬さが順次
変化するよう3枚張り合わせて図1と同様の厚さを持た
せ、図1と同様のスリットを穿設したものである。ま
た、通気性や保温性が異なるクッション体を張り合わせ
てクッション体の表と裏で異なる特性を発現させたもの
である。層の数は必要となる特性と材質に応じて適宜選
択する。
【0008】図4は、クッション体1の長手方向と幅方
向で伸縮性が異なるよう、平面形状において直交関係に
あるスリット3の長さの比を変えたものである。
【0009】図5〜14は、スリット3で囲まれる柱状
体同士のヒンジ部2が、平面形状におけるどの方向にも
ジグザグに並ぶスリットの形状、及び配置の例を示した
ものである。同様の機能を有するスリットの形状、及び
配置はこの他にも無数に存在するため、代表的なものを
図示した。
【0010】図15の(a)〜(d)は、ヒンジ部を形
成するスリット端部に加わる拡張応力の集中を避けるた
めの一般的な形状を示した例である。(a)の端部は円
環状であり(b)の端部は円状の空隙である。拡張応力
が小さい場合や多気泡クッション体の気泡の大きさがス
リットの大きさに対してあまり小さくない場合は直線状
の端部形状(c)でも問題は生じない。
【0011】上記クッション体を真空パックにより圧縮
し、2週間静置し初期経たりを除去する。本発明では、
この工程を経ることを前提として設計するため、初期経
たりが除去された時点で所定の寸法形状、及び性能が得
られる。初期経たりの除去は、クッション体を加湿した
うえで摂氏40度程度に加温維持しながら上記の工程を
加えると更に効果的であるが、経たり除去後に乾燥工程
が必要となる。
【0012】図16は、図2のスリットを穿設したクッ
ション体1を、上記工程により初期経たりを除去したう
え、伸縮性を有する外装体6で被覆してなることを現す
図である。
【0013】
【発明の効果】上記クッション体は平面形状におけるど
の直線方向にも連続した部位が存在しないため伸縮性に
富み、これを伸縮性外装体で被覆した本敷寝具は、傾斜
調整機能を有するベッドフレームにおいて、起伏降伏時
のフレームトップの伸縮床板の動きに添って容易に屈曲
させ伸縮させることができる。
【0014】また、表面の伸張性が高いことからクッシ
ョン体の微小部位が独立して体重を支持するため、従来
の柔らかい敷寝具にありがちな表皮の突っ張りによる不
快感や体重支持特性の偏りもなく、正しい寝姿勢で快適
な寝心地が得られる。
【0015】さらに、敷寝具の表と裏が同様の機能を備
えつつ、異なる材質が選択できることから、硬さの好み
や保温性、及び通気性などの要求に応じて両面を選択利
用できる。
【0016】初期経たりが除去されているため、通常の
利用状況では経たりが進行せず、長年に渡り初期性能を
維持できる。
【0017】外装体で被覆された製品を真空パックした
まま流通させることで、初期経たりの更なる除去と、保
管、流通コストの低減が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クッション体の断片を示した参考図である。
【図2】直線状スリットの配置の一例を示す上面図であ
る。
【図3】三層構造のクッション体の断片を示す参考図で
ある。
【図4】縦横比が異なる直線状スリットの配置の一例を
示す上面図である。
【図5】C字状スリットの配置の一例を示す上面図であ
る。
【図6】C字状スリットの配置の一例を示す上面図であ
る。
【図7】S字状スリットの配置の一例を示す上面図であ
る。
【図8】Y字状スリットの配置の一例を示す上面図であ
る。
【図9】卍状スリットの配置の一例を示す上面図であ
る。
【図10】卍状スリットの配置の一例を示す上面図であ
る。
【図11】屈曲線状スリットの配置の一例を示す上面図
である。
【図12】屈曲線状スリットの配置の一例を示す上面図
である。
【図13】直線状スリットの配置の一例を示す上面図で
ある。
【図14】直線状スリットの配置の一例を示す上面図で
ある。
【図15】スリット端部の形状の例を示す上面図であ
る。
【図16】クッション体を外装体で被覆した様相を示し
た参考図である。
【符号の説明】
1 クッション体 2 ヒンジ部 3 スリット 4 ヒンジ部断面 5 スリット開口部側面 6 伸縮性外装体

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クッション体を有する敷寝具において、上
    記クッション体は一方の面から他方の面に向けて貫通す
    る複数のスリットを有し、各スリットが相互に近接する
    ことによってヒンジ状に形成される未開口部が上記クッ
    ション体の平面形状におけるどの直線方向にも整列しな
    いよう、上記スリットが配置されていることを特徴とす
    る敷寝具。
  2. 【請求項2】クッション体を有する敷寝具において、上
    記クッション体は一方の面から他方の面に向けて貫通す
    る複数のスリットを有し、各スリットが相互に近接する
    ことによってヒンジ状に形成される未開口部が上記クッ
    ション体の平面形状におけるどの直線方向にもジグザグ
    に連接するよう、上記スリットが配置されていることを
    特徴とする敷寝具。
  3. 【請求項3】クッション体を有する敷寝具において、上
    記クッション体は一方の面から他方の面に向けて貫通す
    る平面形状が細長い複数のスリットを備え、各々のスリ
    ットの平面形状における長手方向に延びる方向と、その
    スリットに近接する他のスリットの長手方向中央部とが
    交差するよう相互関係をもってスリットが近接配置され
    ていることを特徴とする敷寝具。
  4. 【請求項4】上記クッション体において、各々のスリッ
    トの平面形状における長手方向に延びる方向と、そのス
    リットに近接する他のスリットの長手方向中央部とが直
    交するよう相互関係をもってスリットが近接配置されて
    いることを特徴とする請求項3記載の敷寝具。
  5. 【請求項5】硬さの異なるクッション体を積層してなる
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の
    敷寝具。
  6. 【請求項6】硬さの異なるクッション体を一方から他方
    へ向けて順次硬くなるよう積層してなることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれか1項に記載の敷寝具。
  7. 【請求項7】上記クッション体の少なくとも一方の面が
    伸縮性を有する外装体で被覆されていることを特徴とす
    る請求項1〜6のいずれか1項に記載の敷寝具。
  8. 【請求項8】所定期間少なくとも厚さ方向に圧縮した後
    に圧縮を解除する工程を経ることを特徴とするクッショ
    ン体を用いた請求項1〜7のいずれか1項に記載の敷寝
    具の製造方法。
  9. 【請求項9】上記圧縮の際に、真空パック法を用いるこ
    とを特徴とする請求項8記載の敷寝具の製造方法。
  10. 【請求項10】あらかじめ加湿し、少なくとも厚さ方向
    に所定期間圧縮した後に、圧縮の解除、及び乾燥の工程
    を経ることを特徴とするクッション体を用いた請求項1
    〜7のいずれか1項に記載の敷寝具の製造方法。
  11. 【請求項11】あらかじめ加湿し、加温しながら少なく
    とも厚さ方向に所定期間圧縮した後に、圧縮の解除、乾
    燥、及び常温に戻す工程を経ることを特徴とするクッシ
    ョン体を用いた請求項1〜7のいずれか1項に記載の敷
    寝具の製造方法。
  12. 【請求項12】上記工程を経た後に、真空パック法によ
    り圧縮保存することを特徴とする請求項10又は11記
    載の敷寝具の製造方法。
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