JP4393269B2 - 積層マットレス - Google Patents

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Description

本発明は表裏両面を使用することができ、所望により異なる寝心地を得ることができる積層マットレスに関する。
寝具としての積層マットレスには身体の一部に圧力が集中することによる違和感をなくすために体圧分散性が要求され、寝姿勢を崩さず身体を支えるために身体支持性が要求される。また、近年注目されている介護用ベッドに適用するため、背側部分を水平に対して70乃至80度程度持ち上げるような機能に対応できるような柔軟性も求められている。更に、湿気をためないように通気性を重視したマットレスの開発も行われている。
図11は、体圧分散性と通気性を重視した従来の積層マットレスの部分断面を示す図である。図11において、この積層マットレスは外枠材11の表裏両面に、上下方向に弾性的性質を有し、かつ反発力を有しない性質の表面材12を貼着し、繊維方向が上下方向となるように略U字状に折り畳み、その折り目13の方向が寝台の横方向と略同一になるように構成した通気性を有する保形部材14を前記外枠材11に内装するとともに、外枠材11に内部に空気を取り入れるための通気孔(図示省略)を設けたものである(特許文献1、段落0013、図4等)。
特許第2930000号公報
しかしながら、上記従来の積層マットレスは、体圧分散性と身体支持性を両立することができないという問題点があった。また、人間の体型及び寝姿勢等に追従する中心部材が存在しないことから、寝心地が上面部材の硬さ及び厚さによって大きく左右されるという問題点もあった。
更に、上記従来技術は、その公報明細書に「外枠材の表裏両面に表面材を貼着することにより表裏のないマットレスを構成しておけば表裏の確認を不要にすることができる。」と記載されているように、基本的に表裏の使い分けを前提としないものであり、多種多様な需用者の要求に応えることができないという問題点があった。
また、硬い芯材と軟らかい芯材を貼り合わせて二層構造で表裏の使い分けをしようとすると、両芯材の硬さに相当の差をつけないと違いが分かりにくく、差をつけると、各芯材を厚くしない限りは、軟らかい面に寝た時に底づきしてしまい至適値がない。また、3層構造でも中間層が硬く一方向に屈曲性を有する芯材でないと表裏で違いが分かりにくかったり、中間層に底づきし易くなるという問題点があった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、体圧分散性と身体支持性の両方を同時に満足すると共に、より多くの需用者の要求に応え、且つ季節により異なる寝心地を選択できるように、表裏両面を使用可能とし、1つのマットレスで異なる寝心地が得られる積層マットレスを提供することを目的とする。
本願発明に係る積層マットレスは第1芯材と第3芯材との間に第2芯材を積層した3層構造の積層マットレスにおいて、前記第2芯材は幅方向に平行の方向を屈曲線とする屈曲性を有する形状をなし、前記第2芯材が最も硬度が高い物質材料で成形され、前記第1芯材が最も硬度が低い物質材料で成形され、前記第3材が中間の硬度を有する物質材料で成形されており、更に、前記第1芯材の厚さが最も薄いことを特徴とする。
本発明において、第1芯材の硬さは20乃至60N、第2芯材の硬さは370N以上、第3芯材の硬さは90乃至120Nであることが好ましい。
本発明において、前記第2芯材は、積層マットレスの幅方向に沿った互いに平行の断面波形状の突起部を有しており、前記突起部が、前記第1芯材との接触面側に配置されていることが好ましい。また、前記第3芯材は、中央部材及び前記中央部材の両側に配置された2つの端部材から構成され、前記中央部材は、2つのギャッチトレッド部及びそれらの間に挟まれた臀部体圧分散エリア部から構成され、前記第3芯材には、積層マットレスの幅方向に沿って形成されたかまぼこ状突起が設けられ、前記臀部体圧分散エリア部のかまぼこ状突起には、その長さ方向に沿って凹凸面が形成されていることが好ましい。また、前記第1芯材及び前記第3芯材は、ともに同一の物質材料により形成され、前記第2芯材は、前記第1芯材及び前記第3芯材の物質材料とは異なる物質材料により形成されていることが好ましい
本発明に係る積層マットレスによれば、表裏両面が体圧分散性と身体支持性の両特性を満足すると共に異なる寝心地を有するので、両面を使い分けることによって需用者の寝心地の好みに幅広く対応することができる。
本発明において、第1芯材乃至第3芯材を所定厚さとし、硬さが370以上、好ましくは370乃至600Nの屈曲性のある第2芯材を、硬さ20乃至60Nの第芯材と硬さ90乃至120Nの第3芯材とで挟み込むように積層することにより、第2芯材を体型や寝姿勢等に追従させることができるので、比較的薄くても表裏両面で良好な寝心地、体圧分散性及び身体支持性を確保することができ、表裏で底づきすることなく異なる寝心地が得られる。
本発明において、第1芯材又は第3芯材の体圧が集中する臀部及び踵部に相当する部分を他の部分よりも軟らかくし、寝姿勢を支える腰部及び上腿部に相当する部分を他の部分よりも硬くすることにより、体圧分散性及び身体支持性がより向上する。
本発明において、第1芯材又は第3芯材をウレタンモールド発によって成形されたウレタンフォームとし、第2芯材をポリエステルクッション材とすることにより、ポリエステルクッション材の両面をウレタンフォームで挟んだ3層構造となるので、比較的薄いマットレスで、材料の特性に左右されることなく、ウレタンフォーム単独では得られない寝返り性、身体支持性を具備した積層マットレスを安価に得ることができる。
次に、本発明の実施の形態について添付の図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施形態に係る3層構造の積層マットレスにおける3つの芯材を分解した分解図、図2は積層マットレスの縦方向に沿った断面図、図3は図1の第3芯材における中央部材の斜視図、図4は同じく図1の第3芯材における端部材の斜視図である。
図1において、長方形で平板状の第2芯材2はその片面(図中下側面)に幅方向に沿った平行のかまぼこ状の突起を有しており、長さ方向に沿った断面は図2に示したように波形を形成している。これによって第2芯材は図2中上下方向の屈曲性を有する。このような第2芯材2の上下両面に夫々長方形で平板状の第3芯材3及び第1芯材1が積層されて3層構造のマットレスが形成されている。
第2芯材2は、厚さ5乃至40mmの脊柱形状ポリエステルクッション材からなり、第1芯材1乃至第3芯材3の中で最も硬い。第2芯材2のJIS K 6401法(ウレタンフォームの硬さ試験方法を規定する。)に従って測定した硬さは370N以上であり、好ましくは、370乃至600Nである。この本発明において硬さ又は硬度というときは全てJIS K 6401法に従って測定した硬さ又は硬度をいう。
第2芯材2が上下方向の屈曲性を有することにより、例えば電動ベッドに適用した場合の屈曲追従性を満足することができる。なお、第2芯材2の図中下側の断面波形面側の表面には成形上スキン層ができてしまい表面が硬くなってしまう。このように硬い面である第1芯材側にスキン層をもってきて、より硬い寝心地が得られるようにし、軟らかい面である第3芯材3側にスキン層のない軟らかい側をもってくることで底づきがなくなる。
第2芯材2の断面波形面に積層された第1芯材1は厚さ15乃至30mmのアブソーバレイヤーと呼ばれる平板状のウレタンフォームからなり、その硬さは第2芯材2よりも軟らかく、例えば20乃至60Nである。
第2芯材2の断面波形面に対向する平面に積層された第3芯材3は厚さ35乃至50mmのウレタンフォームからなり、その硬さは第2芯材2よりも軟らかく、第1芯材1よりも硬い。第3芯材3の硬さは、例えば90乃至120Nである。
第3芯材3は図1に示したように、中央部材4と、中央部材4の両側に配置された2つの端部材5とからなる。中央部材4及び端部材5の表面には夫々異なる表面形状を設けることによって支持する体の部位に応じた機能を発揮させるため、その硬さを変化させる加工が施されている。
図3は、第3芯材3における中央部材を拡大した斜視図である。中央部材4には、その幅方向に沿って形成された同一幅のかまぼこ状の突起が長さ方向に沿って多数配列されている。長さ方向に沿った両端部は図中夫々5個のかまぼこ状の突起を有するギャッチトレッド部4bとなる。2つのギャッチトレッド部4bに挟まれギャッチトレッド部4bよりも僅かに長い中央部はかまぼこ状突起の表面にその長さ方向に沿って更に2種類の大きさの異なる小さな凹凸を形成した臀部体圧分散エリア4aとなる。
図5は図3に示した中央部材4の平面図、図6は図5の縦方向に沿った側面図、図7は図5のB−B断面図である。図5において、中央部材4にはその幅方向に沿って設けられた同一幅、例えば幅40mmのかまぼこ状の突起41が長さ方向に多数配列されており、両側部分の図中夫々5個のかまぼこ状突起41からなるギャッチトレッド部4bと、その間に挟まれた臀部体圧分散エリア4aとを有する。
臀部体圧分散エリア4aにおける各かまぼこ状突起41相互間の窪み42は、図6に示したように、その両側のギャッチトレッド部4bにおけるかまぼこ状突起41相互間の窪み43の、例えば4mmよりも深く、例えば14mmである。臀部体圧分散エリア4aとギャッチトレッド部4bとの間の窪みは臀部体圧分散エリア4aにおける突起41相互間の窪み42と同様、例えば14mmで、ギャッチトレッド部4bにおける突起41相互間の窪み43よりも深くなっている。
臀部体圧分散エリア4aには、図7に図5のB−B断面図として示したように、各かまぼこ状突起41に、その長さ方向に沿って凹凸面が形成されている。この凹凸面は、例えば8mm間隔で設けられた、例えば幅20乃至25mmの2つの凸部44が一対となり、この一対の凸部44が、その相互間隔よりも広い間隔、例えば24mm間隔で多数形成されており、1つのかまぼこ状突起41に対して、例えば10個の凸部44が設けられている。
図4は、第3芯材3における端部材5を拡大した斜視図である。端部材5には、その幅方向に沿って形成されたかまぼこ状の突起が長さ方向に沿って多数配列されており、同一幅のかまぼこ状突起が形成されたヒール体圧分散性エリア5aと、これとほぼ同じ長さを有し上述した中央部材4のギャッチトレッド部4bに隣接して配置されかまぼこ状の突起の幅が端部に向かって順次広くなる中央端部連結エリア5bとからなる。ヒール体圧分散性エリア5aと中央端部連結エリア5bのかまぼこ状突起の表面には一部を除き夫々ほぼ同一の間隔で2種類の大きさの異なる凹凸が形成されており、結果としてヒール体圧分散エリア5aの表面凹凸は中央端部連結エリア5bの表面凹凸よりも細かいものとなっている。
図8は図4に示した端部材5の平面図、図9は図8の縦方向に沿った側面図、図10は図8のB−B断面図である。図8及び図9において、端部材5にはその幅方向に沿って設けられたかまぼこ状の突起51乃至55が長さ方向に多数配列されており、複数、図中8個の同一幅、例えば幅40mmのかまぼこ状突起51からなるヒール体圧分散エリア5aと、端部になるに従って順次幅が広くなる、例えば幅60乃至100mmのかまぼこ状突起52乃至55からなる中央端部連結エリア5bとを有する。
ヒール体圧分散エリア5a及び中央端部連結エリア5bにおける各かまぼこ状突起相互間には図9に示したように夫々同一深さの窪み56が設けられている。
ヒール体圧分散エリア5a及び中央端部連結エリア5bにおける各かまぼこ状突起には、ヒール体圧分散エリア5aの端部の突起51を除いて、図10にB−B断面図として示したように、その長さ方向に沿って凹凸面が形成されている。この凹凸面は、例えば8mm間隔で設けられた2つの凸部57が一対となり、この一対の凸部57が、その相互間隔、例えば8mmよりも広い間隔、例えば24mm間隔で4対形成されており、この4対8個と幅方向端部に設けられた1つの凸部57の合計9個の凸部57が1つのかまぼこ状突起に設けられている。
なお、端部材5における凸部は、図8に示されるように、その凸部が設けられるかまぼこ状突起51乃至55の幅が大きくなるに従って幅広のものとなっている。
このように、第3芯材3の表面形状を部分的に変化させることにより、部分的に異なった特性を発揮する。即ち、中央部材4における体圧が集中する臀部体圧分散エリア4aの表面凹凸をギャッチトレッド部4bよりも細かくすることにより、臀部体圧分散エリア4aにおける体圧分散性が確保される。また、端部材5における体圧が集中するヒール体圧分散エリア5aの表面凹凸を中央端部連結エリア5bの表面凹凸よりも細かくすることにより、ヒール体圧分散エリア5aにおける体圧分散性が確保される。なお、腰部及び上腿部を支持するギャッチトレッド部4bは寝姿勢を支持するため比較的大きい凹凸表面で構成されており、他の部分よりも硬くなっている。
中央部材4とその両側に配置される端部材5とからなる第3芯材3の長さ方向に沿った端部には硬質のウレタンフォームからなるソリッドエッジ6が設けられており(図1参照)、これによって、端座位時の安定性が確保される。
本実施形態の積層マットレスによれば、表裏両面が体圧分散性と身体支持性の両特性を満足すると共に異なる寝心地を有するので、両面を使い分けることによって需用者の寝心地の好みに幅広く対応することができる。即ち、体圧分散性を重視する場合は第3芯材3を表として使用し、身体支持性を重視する場合は第1芯材1を表として使用する。また夏にはハード面である第1芯材1を表として使用して通気性を高め、冬にはソフト面である第3芯材3を表として使用して保温性を高める等、使用者は好みに応じて積層マットレスの表裏を使い分けることができる。
以下、本実施形態における、数値範囲等の限定理由について説明する。
本実施形態において、第2芯材2を第1芯材1、第2芯材2及び第3芯材3の中で最も硬くし、第1芯材1を第2芯材2よりも軟らかくし、第3芯材3を第2芯材2と第1芯材1との中間の硬さとする。硬い第2芯材2をこれよりも軟らかい第1芯材1と第3芯材3の間に積層することにより、体と接触する第1芯材1又は第3芯材3の厚さ又は硬さによりマットレス全体としての寝心地、体圧分散性がほぼ決定されるようになる。従って、第1芯材1と第3芯材3の厚さ及び好ましくは硬さを後述する数値範囲に規定することにより、表裏両面で寝心地や体圧分散性が異なり、より多くのニーズに適応することができるようになる。
第2芯材2の片面を断面波形面とすることにより、第2芯材2が屈曲性を有するものとなる。従って、体と接触しない側の第1芯材1又は第3芯材3が撓むことにより第2芯材2が体型や姿勢に追従し、姿勢変化などによる荷重変化や衝撃荷重に対して部分的に沈むことなく、屈曲しながら全体的に沈むので、荷重変化が小さくなり、身体支持性が確保される。
本実施形態において、第2芯材2の厚さは5乃至40mmとする。これによってマットレス全体の厚さを薄くすることができ、片面を断面波形面とすることと相まって屈曲性を確保することができる。厚さが5よりも薄くなると第2芯材2の屈曲性が低下したり、弾力性が低下し底づきが発生する。一方、40mmよりも厚くなるとマットレス全体の厚みが厚くなりすぎるとともに、屈曲性が低下する。
第2芯材2の硬さは370乃至600Nとすることが好ましい。これにより身体支持性が確保され、ポリエステルクッション材を2層のウレタンフォームで挟んだ3層構造とすることと相まって、例えばウレタン単独では得られない寝返り性を確保することができる。第2芯材2の硬度が370Nよりも低いと身体支持性が劣り、一方、600Nよりも高いと底づき感があらわれ、寝返り時に大転子や肩などの骨突起部に痛みが発生し、寝返り性が欠如することがある。
本実施形態において、第1芯材1の厚さは15乃至30mmとする。これによりこの第1芯材1を上側にして使用する場合には第2芯材2の硬い感触を生かしつつ肌触りを柔らかくすることができる。また、第1芯材1を下側にして使用する場合には第2芯材2が体型に追従して屈曲するのに必要な厚さを確保することができる。
第1芯材1の厚さが15mmよりも薄いと第1芯材1を下側にして使用する場合の、第2芯材2を体型に追従して屈曲させるのに必要な厚さを確保することができなくなる。一方、第1芯材1の厚さが30mmを超えると第1芯材1を上側にして使用する場合に第2芯材2の硬い感触を生かすことができなくなる。
第1芯材1の硬さは20乃至60Nとすることが好ましい。これにより、第1芯材1を上側にして使用した場合、この第1芯材1が人の体重によって撓み、その内側に配置された第2芯材2が使用者の体型に追従して屈曲し易くなって幅広い体型の使用者に適応することができる。第1芯材1の硬度が20Nよりも低いか又は60Nよりも高いと第1芯材1と第2芯材2との組み合わせの効果である幅広い体型の使用者に対する体型追従性が得られないことがある。
本実施形態において、第3芯材3の厚さは35乃至50mmとする。これにより、この第3芯材3を上側にして使用する場合には第2芯材2に底づきせずに体圧を分散することができ、第3芯材3を下側にして使用する場合には第2芯材2が体の凹凸以上に撓み過ぎないように保形することができる。第3芯材3の厚みが35mmよりも薄くなると、第3芯材3を上側にして使用した場合、第2芯材2に底づきして体圧分散性が得られなくなる。一方第3芯材3が50mmよりも厚くなると第3芯材3を下側にして使用した場合、第2芯材2が体の凹凸以上に撓み、身体支持性が欠如する。
第3芯材3の硬さは90乃至120Nとすることが好ましい。これにより、体圧分散性と身体支持性の両特性を確保し易くなる。第3芯材3の硬度が90Nよりも低くなると第2芯材2に底づきし、身体にかかる圧力が部分的に高くなって違和感を感じるようになる場合がある。一方、第3芯材3の硬度が120Nよりも高くなると軟らかい感触が得られず、体圧分散性を確保できなくなることがある。
以下、特許請求の範囲を満たす実施例の効果について、本発明の範囲から外れる比較例と比較して具体的に説明する。
実施例1
片面に断面波形面を設けて一方向に屈曲性を付与したポリエステルクッション材からなる第2芯材2の厚さを40mm、硬さを420Nとし、この第2芯材2の断面波形面に、厚さ20mm、硬さ40Nの第1芯材1を積層し、前記第2芯材2の断面波形面に対向する平面に厚さ40mm、硬さ110Nの第3芯材3を積層して3層構造の積層マットレスを調製し、第3芯材を表にして使用した場合のマットレス特性を調べた。マットレス特性とその測定方法は以下の通りである。
体圧分散性:仰臥位における臀部最大体圧及び75度背上げ時の臀部最大体圧を総合評価し、同一人による相対評価により判断した。体圧分散性が良好なものを○で、不良なものを×で表した。
身体支持性:寝返りのし易さ及びね姿勢を官能評価して測定した時の主観評価によって身体支持性を判断し良好なものを○で、不良なものを×で表した。
仰臥位における臀部最大体圧(臀部最大体圧1):仰臥位での身体にかかる圧力を体圧分布測定器で測定したと時の褥創好発部位である仙骨付近の最大圧力を仰臥位における臀部最大体圧とした。
75度背上げ時の臀部最大体圧(臀部最大体圧2):ベッドの背を75度上げた状態で身体にかかる圧力を体圧分布測定器で測定したと時の褥創好発部位である仙骨付近の最大圧力を75度背上げ時の臀部最大体圧とした。なお、臀部最大体圧(1)及び(2)は夫々身長180cm、体重92kgの36歳男性を被験者として計測したものである。
実施例2
第1芯材の厚さを30mmとした以外は上記実施例1と同様にして3層積層マットレスを形成し、同様にマットレス特性を測定した。
実施例3
第3芯材の厚さを50mm、硬さを90Nとした以外は上記実施例1と同様にして3層積層マットレスを形成し、同様にマットレス特性を測定した。
比較例1
第3芯材3の硬さを80Nとした以外は上記実施例1と同様にして3層積層マットレスを形成し、同様にマットレス特性を測定した。
比較例2
第2芯材2の硬さを350Nとした以外は上記実施例1と同様にして3層積層マットレスを形成し、同様にマットレス特性を測定した。
比較例3
第1芯材1の硬さを80Nとした以外は上記実施例1と同様にして3層積層マットレスを形成し、同様にマットレス特性を測定した。
比較例4
第3芯材3の厚さを20mm、硬さを80Nとした以外は上記実施例1と同様にして3層積層マットレスを形成し、同様にマットレス特性を測定した。
比較例5
第2芯材2の厚さを60mmとし、第1芯材1の硬さを100Nとした以外は上記実施例1と同様にして3層積層マットレスを形成し、同様にマットレス特性を測定した。
比較例6
第2芯材2の厚さを60mmとし、第1芯材1の厚さを10mm、硬さを15Nとした以外は上記実施例1と同様にして3層積層マットレスを形成し、同様にマットレス特性を測定した。
実施例1乃至3及び比較例1乃至6におけるマットレス特性の測定結果を表1にまとめて示した。
Figure 0004393269
表1において実施例1乃至3は、本発明の範囲に入るので、体圧分散性、身体支持性及び両面での寝心地の違いを確保することができた。また、実施例1乃至3における仰臥位における臀部最大体圧(1)及び75度背上げ時の臀部最大体圧(2)はいずれも比較例よりも低いものであった。
これに対し、比較例1は第3芯材3の硬さが軟らかすぎ、本発明の範囲に入らないので、体圧分散性を満足することができなかった。比較例2は、第2芯材2の硬さが軟らか過ぎ、本発明の範囲に入らないので、両面での寝心地の違いを満足することができなかった。比較例3は、第1芯材1の硬さが硬すぎ、本発明の範囲に入らないので、体圧分散性を満足することができなかった。比較例4は第3芯材3の厚さが薄すぎると共に、硬さが軟らかすぎ、本発明の範囲に入らないので、体圧分散性、両面での寝心地の違いを満足することができなかった。また比較例5は、第2芯材2の厚さが厚すぎると共に、第1芯材1の硬さが硬すぎ、本発明の範囲に入らないので、体圧分散性を満足することができなかった。更に、比較例6は、第2芯材2の厚さが厚すぎ、第1芯材1の厚さが薄すぎ、且つ第1芯材1の硬さが軟らかすぎ、本発明の範囲に入らないので、体圧分散性を満足することができなかった。
体圧分散性と身体支持性の両特性を満足すると共に、表裏両面で異なる寝心地を得ることができる本発明の積層マットレスは、家具、特に寝具の分野で有用である。
本発明の実施形態に係る3層構造の積層マットレスの分解図である。 本発明の実施形態に係る3層構造の積層マットレスの縦方向に沿った断面図である。 図1の第3芯材における中央部材の斜視図である。 図1の第3芯材における端部材の斜視図である。 図3の中央部材の平面図である。 図5の縦方向に沿った側面図である。 図5のB−B線断面図である。 図4に示した端部材の平面図である。 図8の縦方向に沿った側面図である。 図8のB−B線断面図である。 従来技術を示す図である。
符号の説明
1:第1芯材
2:第2芯材
3:第3芯材
4:中央部材
4a:臀部体圧分散エリア
4b:ギャッチトレッド部
5:端部材
5a:ヒール体圧分散エリア
:中央端部連結エリア
6:ソリッドエッジ
11:外枠材
12:表面材
13:折り目
14:保形部材
41:かまぼこ状の突起
42:窪み
43:窪み
44:凸部
51〜55:かまぼこ状の突起
56:窪み
57:凸部

Claims (4)

  1. 第1芯材と第3芯材との間に第2芯材を積層した3層構造の積層マットレスにおいて、前記第2芯材は幅方向に平行の方向を屈曲線とする屈曲性を有する形状をなし、前記第2芯材が最も硬度が高い物質材料で成形され、前記第1芯材が最も硬度が低い物質材料で成形され、前記第3材が中間の硬度を有する物質材料で成形されており、更に、前記第1芯材の厚さが最も薄いことを特徴とする積層マットレス。
  2. 前記第2芯材は、積層マットレスの幅方向に沿った互いに平行の断面波形状の突起部を有しており、前記突起部が、前記第1芯材との接触面側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の積層マットレス。
  3. 前記第3芯材は、中央部材及び前記中央部材の両側に配置された2つの端部材から構成され、前記中央部材は、2つのギャッチトレッド部及びそれらの間に挟まれた臀部体圧分散エリア部から構成され、前記第3芯材には、積層マットレスの幅方向に沿って形成されたかまぼこ状突起が設けられ、前記臀部体圧分散エリア部のかまぼこ状突起には、その長さ方向に沿って凹凸面が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の積層マットレス。
  4. 前記第1芯材及び前記第3芯材は、ともに同一の物質材料により形成され、前記第2芯材は、前記第1芯材及び前記第3芯材の物質材料とは異なる物質材料により形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の積層マットレス。
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