JP7356226B2 - マットレスおよびクッション体 - Google Patents

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Description

本発明は、褥瘡予防に有利なマットレスおよびクッション体に関する。
一般的に床ずれとして知られている褥瘡は、長時間、体重により皮膚の毛細血管が圧迫されることによって、毛細血管内の血流が止まり、皮膚の細胞に充分な酸素や栄養が行き渡らなくなることにより発症する。健康な人であれば就寝中に寝返りを打てるため、一時的に皮膚の毛細血管が圧迫されて血流が止まっても、寝返りにより圧迫は解消されるので褥瘡になるリスクは低い。ところが、筋力の衰えなどにより就寝中に自由に寝返りができなくなると、皮膚への圧迫が長時間続き、褥瘡を発症しやすくなる。
図21は、従来の一般的なマットレス100を用いて使用者が仰臥位の寝姿勢で就寝している様子を示す概念図である。また図22は、褥瘡が発生し易い人体の特定部位を示している。仰臥位においては、肩甲部、仙骨部、あるいは踵部のような骨ばった隆起部において、使用者の体重によるマットレスからの反発力によって局所的に大きな圧力が生じ、褥瘡が発症し易くなる。
褥瘡を予防する方法として、例えば特許文献1には、人体の三次元データを取得し、その体形に適合する窪みを設けたウレタンマットレスが開示されている。これにより優れた体圧分散性が得られるものの、マットレスの素材として使用するウレタンフォームは通気性が低いため蒸れやすく、また水洗いできないため、不衛生になりやすいといった欠点があった。
また、特許文献2には、内部圧力の調整可能な複数のエアセルからなるエアマットが開示されている。これにより優れた体圧分散性が得られるものの、各エアセルの圧力を制御するための複雑な装置が必要であるためコストが高くなることから、多くの人に普及するには至っていない。
一方、特許文献3や特許文献4には、風通しが良く、体圧分散性と通気性に優れたフィラメント3次元結合体(三次元網目状構造体)を用いたマットレスが開示されている。フィラメント3次元結合体を用いたマットレスは、反発力を個々の使用者の体型に応じて調整が容易であり、通気性と体圧分散性に優れているため、褥瘡にとって大敵となる圧迫(局所的圧力)や蒸れ(湿度)を低減する効果が得られる。
特開2017-074333号公報 WO2011/096114号 特開2010-154965号公報 WO2017/122370号
しかしながら、体圧分散性に優れたフィラメント3次元結合体を用いたマットレスを使用しても、当該マットレスは沈み込み量に応じて反発力が大きくなる弾性体としての特性を有している。そのため、局所的に沈み込み量が最大となる骨ばった隆起部(下向きの凸部)付近においてマットレスの反発力が高くなり、このような特定部位で毛細血管内の血液の流れが阻害され、褥瘡が発生し易くなるといった課題があった。
本発明は上記課題に鑑み、蒸れにくく、複雑な装置を必要とせず、骨ばった隆起部等の特定部位においても褥瘡の発生を抑えることができるマットレス、および当該マットレスの作製に用いられるクッション体の提供を目的とする。
本発明に係るマットレスは、横たわる使用者を厚み方向に支持するクッション部材を設けたマットレスであって、前記クッション部材は、熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマーからなる複数のフィラメントが部分的に融着したフィラメント3次元結合体を用いて略板状に形成されており、前記使用者の一または複数の特定部位に対応する位置において、前記クッション部材に空間を設けた構成とする。
本構成によれば、蒸れにくく、複雑な装置を必要とせず、骨ばった隆起部等の特定部位においても褥瘡の発生を抑えることが可能となる。なおここでの「空間」は、使用者の特定部位或いはその下側のクッション部材の部位が進入し得る空間であり、クッション部材に設けた窪みの他、貫通孔やクッション部材の内部空間(厚み方向両側が閉じた空間)であっても良い。
また上記構成としてより具体的には、前記フィラメント3次元結合体は、直径が0.5mm以上かつ3mm以下の複数の前記フィラメントが部分的に融着して、空隙率が90%以上に形成されており、前記空間は、前記クッション部材に形成された窪みとして設けられており、前記特定部位は、肩甲部、仙骨部、および踵部のうちの少なくとも一つを含む構成としてもよい。
また上記構成としてより具体的には、前記クッション部材は、前記フィラメント3次元結合体により形成された複数の板状のクッション体を厚み方向に重ねて形成されており、複数の前記クッション体のうちの何れかにおいて、厚み方向に貫通した貫通孔を前記空間として設けた構成としてもよい。本構成によれば、貫通孔を設けたクッション体を用いて、必要な空間を容易に設けることが可能となる。
また本発明に係るクッション体は、上記構成のマットレスにおける前記クッション部材の作製に用いられる、前記フィラメント3次元結合体により形成された板状のクッション体であって、設定された複数の除去対応部の少なくとも一つを取り除くことにより、前記空間が設けられるように形成されており、前記除去対応部それぞれの平面視による外縁の少なくとも一部が、切込みによって他の部分から分断されている構成とする。
本構成によれば、使用者の体型等に応じて適切な除去対応部を取り除くことにより、その使用者に適合したマットレスを形成することが可能となる。また切込みを設けたことにより、除去対応部を取り除くための作業を容易に行うことが可能となる。
また上記構成としてより具体的には、平面視略長方形である上記構成のクッション体であって、複数の前記除去対応部の少なくとも一部は、前記長方形の長手方向の異なる位置に配置された構成とする。本構成によれば、マットレスに設ける空間の位置を、クッション体の長手方向(通常は使用者の身長方向)に調節することが可能となる。
また上記構成としてより具体的には、複数の前記除去対応部の少なくとも一部は、前記長手方向と直交する方向の異なる位置に配置された構成とする。本構成によれば、マットレスに設ける空間の位置を、クッション体の長手方向と直交する方向(通常は使用者の肩幅方向)に調節することが可能となる。
また上記構成としてより具体的には、前記外縁の全体に前記切込みが設けられた構成とする。本構成によれば、ハサミやカッター等を用いた切断の作業を行うことなく、除去対応部を非常に容易に取り除くことが可能となる。
また上記構成としてより具体的には、前記除去対応部それぞれの外縁のうち、前記長手方向と直交するように伸びる部分に前記切込みが設けられており、前記長手方向に隣合う前記除去対応部どうしが、前記切込みを介して接するように設定された構成とする。本構成によれば、隣合う複数の除去対応部を取り除くことにより、空間の長手方向の大きさを調節することが可能となる。
本発明に係るマットレスによれば、蒸れにくく、複雑な装置を必要とせず、骨ばった隆起部等の特定部位においても褥瘡の発生を抑えることが可能となる。また本発明に係るクッション体によれば、使用者の体型等に応じて適切な除去対応部を取り除くことにより、その使用者に適合したマットレスを形成することが可能となる。
第1実施形態に係るマットレスの断面図である。 第1実施形態に係る第1クッション体の平面図である。 第1実施形態に係る第2クッション体の平面図である。 第2実施形態に係るマットレスの断面図である。 第3実施形態に係るマットレスの断面図である。 第3実施形態に係る第1クッション体の平面図である。 第3実施形態に係るマットレスの貫通孔に関する説明図である。 第4実施形態に係るマットレスの断面図である。 第4実施形態に係る第2クッション体の平面図である。 第4実施形態に係る第2クッション体の斜視図である。 第4実施形態に係る空間を設けたマットレスの断面図である。 第4実施形態に係る空間を設けたマットレスの平面図である。 第5実施形態に係るマットレスの断面図である。 第5実施形態に係る第2クッション体の平面図である。 第5実施形態に係る第2クッション体の空間に関する説明図である。 第5実施形態に係る空間を設けたマットレスの断面図である。 第6実施形態に係るマットレスの断面図である。 第6実施形態に係るマットレスの斜視図である。 第6実施形態に係る各クッション部材の斜視図である。 第6実施形態に係るクッション部材のサンプルの参考写真である。 従来のマットレスを用いた使用者の就寝の様子を示す概念図である。 褥瘡が発生し易い人体の特定部位に関する説明図である。
本発明の各実施形態について、各図面を参照しながら以下に説明する。なお以下の説明における上下、左右、および前後の各方向(互いに直交する方向)は、各図に示すとおりである。これらの各方向は、クッション部材の厚み方向(鉛直方向)が上下方向となり、クッション部材の長手方向(使用者の身長方向)が前後方向となるように、便宜的に定めたものに過ぎない。
1.第1実施形態
まず本発明の第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態に係るマットレス1の断面図である。なお図1(後述する図4、図5、図7、図8、図11、図13、および図16についても同様)に示す断面図は、マットレス1を左右に二等分する平面で切断した場合の断面図である。図1に示すようにマットレス1は、袋状のマットレスカバー11と、マットレスカバー11の内部に収容されるクッション部材12を用いて形成されている。
クッション部材12は、それぞれ略板状(略直方体)である第1クッション体12aおよび第2クッション体12bにより形成されており、マットレス1上に横たわる使用者(以下、単に「使用者」と称する。)を厚み方向に支持する役割を果たす。各クッション体12a、12bは前後方向および左右方向の寸法が同一であり、第1クッション体12aは、第2クッション体12bの上に重なるように配置されている。このように、第1クッション体12aはクッション部材12の上側の層に相当し、第2クッション体12bはクッション部材12の下側の層に相当する。
上方視によりこれらのクッション体12a、12bの外縁は一致しており、これらのクッション体12a、12bはマットレスカバー11に収容されて相対的な位置関係が固定されている。これによりクッション部材12は、各クッション体12a、12bが合わさった略板状(略直方体)となっている。なお各クッション体12a、12bは、接着剤を用いた接着等により一体化されていても構わない。
各クッション体12a、12bは、熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマーからなる複数のフィラメントが部分的に融着したフィラメント3次元結合体を用いて略板状に形成されている。より詳しく説明すると、当該フィラメント3次元結合体は、直径が0.5mm以上かつ3mm以下の複数の上記フィラメントが部分的に融着して、空隙率が90%以上に形成されている。このようなフィラメント3次元結合体からなるクッション体12a、12bの製造方法としては、例えば先述した特許文献4に記載されている方法を採用することができる。
各クッション体12a、12bの厚みとしては、20mm以上かつ100mm以下であることが好ましい。また、各クッション体12a、12bの反発力としては、例えば直径150mmの円板で試料の厚さを7.5mm圧縮した時の反発力が30N以上かつ100N以下であることが好ましい。なお、マットレス1の反発力を、前後方向(マットレス1の長さ方向)において変化させてもよい。本実施形態においては一定の反発力(例えば50N/7.5mm)を示すフィラメント3次元結合体の素材を用いて各クッション体12a、12bが形成されている。
図2は、第1クッション体12aの平面図(上方視点による図)であり、図3は、第2クッション体12aの平面図である。図2に示すように、第1クッション体12aには、楕円状の第1貫通孔14、第2貫通孔15、および第3貫通孔16が設けられている。これらの貫通孔14~16は、上方視により長軸が左右に伸びて短軸が前後に伸びた楕円状に近い形状となっており、第1クッション体12aの上下方向に貫通するように形成されている。なお図3に示すように、第2クッション体12bにはこのような孔は設けられておらず、ほぼ完全な直方体の形状となっている。
また、これらの貫通孔14~16は、左右方向中央位置が第1クッション体12aの左右方向中央位置に一致しており、前後方向へ位置をずらして配置されている。より具体的に説明すると、図1に示すように、第1貫通孔14は使用者の肩甲部に対応する位置に、第2貫通孔15は使用者の仙骨部に対応する位置に、第3貫通孔16は使用者の踵部に対応する位置に、それぞれ配置されている。
すなわち図1と図2に示すように、使用者の頭頂部から肩甲部までの測定距離をL1とし、使用者の頭頂部から仙骨部までの測定距離をL2とし、使用者の頭頂部から踵部までの測定距離をL3とし、就寝時の使用者の頭頂部とマットレス1の前端との距離をL0(例えば20cm)とすると、第1貫通孔14はマットレス1の前端からL0+L1だけ後側の位置に、第2貫通孔はマットレス1の前端からL0+L2だけ後側の位置に、第3貫通孔16はマットレス1の前端からL0+L3だけ後側の位置に配置されている。
これにより図1に示すように、クッション部材12は、使用者の肩甲部、仙骨部、および踵部に対応した位置に窪み(空間)が形成されている。使用者の肩甲部、仙骨部、および踵部の部位は骨ばった隆起部(下向きの凸部)となっており一般的には褥瘡を生じ易いが、本実施形態のマットレス1を使用すれば、窪みが設けられた分これらの部位がクッション部材12から受ける反発力が低減し、褥瘡を極力予防することが可能である。
なお、オーダーメイド等により特定の使用者に使用されるマットレス1を製造する場合には、当該使用者の体型の実測結果に基づいて先述したL1、L2、およびL3の値を把握し、この値に基づいてクッション部材12を形成することにより、当該使用者に最適なマットレス1を製造することが可能となる。但し、汎用的なマットレス1を製造するため、例えば、平均的な人の体型を想定してL1、L2、およびL3の値を設定し、この設定値に基づいてクッション部材12を形成するようにしても良い。その他、L1、L2、およびL3の設定値がそれぞれ異なるマットレス1を複数種用意しておき、個々の使用者の体型に合わせて最適なマットレス1を選択するようにしても良い。
また本実施形態においては、褥瘡を予防しようとする特定部位が肩甲部、仙骨部、および踵部の3か所である場合を例に挙げたが、本発明はこの例に限定されるものではない。肩甲部、仙骨部、および踵部のうちの1か所或いは2か所のみを特定部位とすることも可能である。また、褥瘡を予防しようとする他の部位がある場合は、その部位を特定部位とし、クッション部材12における当該部位に対応した位置に窪みを形成することにより、褥瘡を予防する効果が得られる。
本実施形態では、クッション部材12として圧迫や蒸れが低減できるフィラメント3次元結合体を用いると同時に、肩甲部や仙骨部、あるいは踵部のような骨ばった隆起部に対応するクッション部材12の所定位置に窪みを形成することで、骨ばった隆起部に対するクッション部材12からの反発力を局所的に下げることができる。そのためマットレス1は簡単な構成でありながら、骨ばった隆起部近傍の皮膚への過度な圧迫を抑え、褥瘡を予防できるマットレスとなっている。
なお第1実施形態では、骨ばった人体の隆起部(下向きの凸部)の頂点近傍が、第2クッション12bで支持される。そのため、当該隆起部に加わる局所的体重が、第1クッション12aに設けられる貫通孔周壁に集中するのを緩和し、貫通孔周壁で高まる圧迫を和らげることができる。
2.第2実施形態
次に本発明の第2実施形態について説明する。なお第2実施形態は、貫通孔を第2クッション体12bに設けた点、およびこれに関する点を除き、基本的に第1実施形態と同様である。以下の説明では、第1実施形態と異なる点の説明に重点をおき、第1実施形態と共通する点については説明を省略することがある。また、第1実施形態と第2実施形態において同一の符号で示すものは、以下に説明する点を除き、基本的に同等のものである。
図4は、第2実施形態に係るマットレス1の断面図である。本図に示すように、第2実施形態では、各貫通孔14~16は第2クッション体12bに設けられており、第1クッション体12aには設けられていない。第2実施形態においては、第1クッション体12aは第1実施形態に係る第2クッション体12bと同じ構成であり、第2クッション体12bは第1実施形態に係る第1クッション体12aと同じ構成である。
すなわち第2実施形態では、クッション部材12の上側の層(第1クッション体12a)に窪みが設けられる代わりに、クッション部材12の下側の層(第2クッション体12b)に窪みが設けられている。このように第2実施形態のマットレス1では、第2クッション体12bに窪み(空間)が設けられたことにより、その箇所において人体が受ける反発力が低減し、使用者の肩甲部、仙骨部、および踵部がクッション部材12から受ける力が低減する。そのため、使用者のこれらの部位における褥瘡を、極力予防することが可能である。
第1実施形態のマットレス1と第2実施形態のマットレス1は、基本的に上下を逆にした構成となっている。そのため当該構成のマットレス1を得ることができれば、使用者の好み等に応じて適宜これを上下反転させ、第1実施形態と第2実施形態のいずれのマットレス1として利用することもできる。
特に第2実施形態では、第2クッション12bに設けられる貫通孔の上部に第1クッション12aが設けられる。そのため、人体の骨ばった隆起部に加わる局所的体重が、第2クッション12bに設けられる貫通孔周壁に集中するのを緩和し、貫通孔周壁で高まる圧迫を和らげることができる。
なお第1実施形態および第2実施形態のクッション部材12は何れも、フィラメント3次元結合体により形成された複数の板状のクッション体12a、12bを厚み方向に重ねて形成されており、これらのクッション体のうちの何れかにおいて、厚み方向に貫通した貫通孔(本発明に係る空間に相当する)を設けている。そのため第1実施形態および第2実施形態では、貫通孔を設けたクッション体を用いて、マットレス1に必要な空間を容易に設けることが可能である。
3.第3実施形態
次に本発明の第3実施形態について説明する。なお第3実施形態は、第1クッション体12aの構成、およびこれに関する点を除き、基本的に第1実施形態と同様である。以下の説明では、第1実施形態と異なる点の説明に重点をおき、第1実施形態と共通する点については説明を省略することがある。また、第1実施形態と第3実施形態において同一の符号で示すものは、以下に説明する点を除き、基本的に同等のものである。
図5は、第3実施形態に係るマットレス1の断面図である。また図6は、第3実施形態に係る第1クッション体12aの平面図である。第1クッション体12aには、左右方向に伸びる複数本(図5に示す例では45本)の切込みXが、前後方向へ等間隔で並ぶように配置されている。これらの切込みXは全て同じ長さであり、各切込みXの左右方向中央位置は、第1クッション体12aの左右方向中央位置と一致している。各切込みXは、第1クッション体12aの厚み方向に貫通している。
最も前側の切込みXと最も後側の切込みXの左端どうしを結ぶラインを仮想ラインY1とし、これらの切込みXの右端どうしを結ぶラインを仮想ラインY2とすると、これらの仮想ラインY1、Y2および前後に隣合う2本の切込みXで囲まれた領域として、前後に並ぶ複数個(図5に示す例では44個)の上方視長方形の領域が認識される。これらの領域それぞれに対応する第1クッション体12aの各部(直方体の要素)は、除去対応部21として設定されている。これらの除去対応部21は、必要に応じてクッション体から除去することが可能な部分であり、少なくとも使用者の肩甲部、仙骨部、および踵部に対応する位置を含むように十分に広い領域に設けられている。なお、除去されない除去対応部21は、そのまま第1クッション体12aの一部として機能する。
各除去対応部21は、前後の面は切込みXによって予め第1クッション体12aの他の部分から分断されている。そのため、取り除きたい除去対応部21の左右の仮想ラインY1、Y2に沿ってハサミやカッター等を用いた切断を行うだけで、その除去対応部21を第1クッション体12aの他の部分から完全に分断することができ、第1クッション体12aから容易に取り除くことが可能である。このようにして任意の位置の除去対応部21を取り除くことにより、第1クッション体12aの当該位置に貫通孔を形成することができる。
そのため、使用者の肩甲部、仙骨部、および踵部に対応する位置の除去対応部21(例えば図6に破線枠で囲まれた除去対応部21)を取り除くことにより、図7に示すように、第1実施形態とほぼ同等の各貫通孔14~16を形成することができる。これにより、第1実施形態の場合と同様に褥瘡の予防に効果的なマットレス1を形成することができる。なお、本実施形態における各切込みXは直線状となっているが、その代わりに、例えばサインカーブのような曲線状等としても良い。また、各除去対応部21を、第1クッション体12aの代わりに第2クッション体12bへ設けても良い。
第1クッション体12aは、クッション部材12の作製に用いられるフィラメント3次元結合体により形成された板状のクッション体であって、設定された複数の除去対応部21の少なくとも一つを取り除くことにより、第1クッション体12aに貫通孔(本発明に係る空間に相当する)が設けられるように形成されている。更に、除去対応部21それぞれの平面視による外縁の一部が、切込みXによって他の部分から分断されている。そのため、使用者の体型等に応じて適切な除去対応部21を取り除くことにより、その使用者に適合したマットレス1を形成することが可能である。また切込みXを設けたことにより、除去対応部21を取り除くための作業を容易に行うことが可能である。
特に第3実施形態の第1クッション体12aは平面視長方形であり、複数の除去対応部21は、当該長方形の長手方向の異なる位置に配置されている。そのため第1クッション体12aに設ける貫通孔の位置を、第1クッション体12aの長手方向(使用者の身長方向)に調節することが可能である。
また第3実施形態では、除去対応部21それぞれの外縁のうち左右方向に伸びる部分に切込みXが設けられており、前後方向に隣合う除去対応部21どうしが切込みXを介して接するように設定されている。そのため、隣合う複数の除去対応部21を取り除くことにより、第1クッション体12aに設ける貫通孔の前後方向の大きさを調節することが可能である。
4.第4実施形態
次に本発明の第4実施形態について説明する。なお第4実施形態は、除去対応部21の形態と配置、およびこれに関する点を除き、基本的に第3実施形態と同様である。以下の説明では、第3実施形態と異なる点の説明に重点をおき、第3実施形態と共通する点については説明を省略することがある。また、第3実施形態と第4実施形態において同一の符号で示すものは、以下に説明する点を除き、基本的に同等のものである。
図8は、第4実施形態に係るマットレス1の断面図である。また、図9は第4実施形態に係る第2クッション体12bの平面図であり、図10は当該第2クッション体12bの斜視図である。第4実施形態では、各除去対応部21を第2クッション体12bに設けており、第1クッション体12aには設けていない。
第2クッション体12bには、左右方向を長手方向とする上方視長方形の複数個(図9に示す例では35個)の切込みXが、前後方向へ等間隔で並ぶように配置されている。これらの切込みXは全て形状および寸法が同じであり、各切込みXの左右方向中央位置は、第2クッション体12bの左右方向中央位置と一致している。各切込みXは、第2クッション体12bの厚み方向に貫通している。
これらの切込みXそれぞれに囲まれた領域として、前後に並ぶ複数個(図9に示す例では35個)の上方視長方形の領域が認識される。第4実施形態では、これらの領域それぞれに対応する第2クッション体12bの各部(直方体の要素)が、除去対応部21として設定されている。これらの除去対応部21は、少なくとも使用者の肩甲部、仙骨部、および踵部に対応する位置を含むように十分に広い領域に設けられている。
各除去対応部21は、切込みXによって予め第2クッション体12bの他の部分から完全に分断されている。このように第4実施形態では、除去対応部21それぞれの平面視による外縁の全体に切込みXが設けられているため、除去対応部21を除去するために切断作業を行う必要は無く、取り除きたい除去対応部21を第2クッション体12bから押し出すだけで、その除去対応部21を第2クッション体12bから容易に取り除くことが可能である。このようにして任意の位置の除去対応部21を取り除くことにより、第2クッション体12bの当該位置に貫通孔を形成することができる。
そのため図7に示すように、使用者の肩甲部、仙骨部、および踵部に対応する位置の除去対応部21を取り除くことにより、第2クッション体12bの当該部分に空間を設けることができる。図11は、このように空間を設けた場合のマットレス1の断面図の一例を示し、図12は、当該マットレス1の平面図を示している。なお図12に示す例では、前から数えて5番目から8番目までの肩甲部に対応する各除去対応部21、12番目から16番目までの仙骨部に対応する除去対応部21、および30番目から33番目までの踵部に対応する除去対応部21が取り除かれている。
第2クッション体12bに空間を設けた分だけ、その箇所において反発力が低減したクッション部材12を得ることができ、これを用いることにより褥瘡の予防に効果的なマットレス1を形成することができる。なお、本実施形態における各切込みXの上方視形状は長方形となっているが、その代わりに、楕円形やサインカーブを含む多角形等としても構わない。
また、除去対応部21は第2クッション体12bに対して着脱自在であり、一旦取り除いた除去対応部21を、第2クッション体12bに容易に戻すことが可能である。そのため、様々な使用者に適したマットレス1を簡単かつ素早く形成することができる。
5.第5実施形態
次に本発明の第5実施形態について説明する。なお第5実施形態は、除去対応部21の形態と配置、およびこれに関する点を除き、基本的に第4実施形態と同様である。以下の説明では、第4実施形態と異なる点の説明に重点をおき、第4実施形態と共通する点については説明を省略することがある。また、第4実施形態と第5実施形態において同一の符号で示すものは、以下に説明する点を除き、基本的に同等のものである。
図13は、第5実施形態に係るマットレス1の断面図である。また、図14は第5実施形態に係る第2クッション体12bの平面図である。第2クッション体12bには、上方視円形の複数個(図14に示す例では164個)の切込みXが、前後および左右方向へ並ぶように配置されている。これらの切込みXは全て形状および寸法が同じであり、第2クッション体12bの厚み方向に貫通している。
これらの切込みXそれぞれに囲まれた領域として、前後および左右方向へ並ぶ複数個(図14に示す例では164個)の上方視円形の領域が認識される。第5実施形態では、これらの領域それぞれに対応する第2クッション体12bの各部(円柱状の要素)が、除去対応部21として設定されている。これらの除去対応部21は、少なくとも使用者の肩甲部、仙骨部、および踵部に対応する位置を含むように十分に広い領域に設けられている。
各除去対応部21は、切込みXによって予め第2クッション体12bの他の部分から完全に分断されており、取り除きたい除去対応部21を第2クッション体12bから容易に取り除くことが可能である。このようにして任意の位置の除去対応部21を取り除くことにより、第2クッション体12bの当該位置に貫通孔を形成することができる。
そのため図15に示すように、使用者の肩甲部、仙骨部、および踵部に対応する位置の除去対応部21(破線枠で囲まれた除去対応部21)を取り除くことにより、第2クッション体12bの当該部分に空間を設けることができる。図16は、このようにして空間を設けた場合のマットレス1の断面図を示している。
第2クッション体12bに空間を設けた分だけ、その箇所において反発力が低減したクッション部材12を得ることができ、これを用いることにより褥瘡の予防に効果的なマットレス1を形成することができる。なお、本実施形態における各切込みXの上方視形状は円形となっているが、その代わりに、楕円形やサインカーブを含む多角形等としても構わない。
また、除去対応部21は第2クッション体12bに対して着脱自在であり、一旦取り除いた除去対応部21を、第2クッション体12bに容易に戻すことが可能である。そのため、様々な使用者に適したマットレス1を簡単かつ素早く形成することができる。
なお第5実施形態における複数の除去対応部21は、前後方向の異なる位置に配置されるとともに、左右方向の異なる位置にも配置されている。そのため、第2クッション体12bに設ける貫通孔(本発明に係る空間に相当する)の位置を、前後方向(使用者の身長方向)だけでなく、左右方向(使用者の肩幅方向)にも容易に調節することが可能である。これにより、例えば、使用者の仰臥位における肩甲部、仙骨部、或いは踵部に対応する位置のみならず、横臥位における肩、肘、腸骨、膝、或いはくるぶしに対応する位置においてクッション部材12に窪みを形成し、様々な寝姿勢において使用者の褥瘡を予防することが可能となる。
6.第6実施形態
次に本発明の第6実施形態について説明する。以下の説明では、第1実施形態と異なる点の説明に重点をおき、第1実施形態と共通する点については説明を省略することがある。また、第1実施形態と第6実施形態において同一の符号で示すものは、以下に説明する点を除き、基本的に同等のものである。
図17は、第6実施形態に係るマットレス1の断面図である。第6実施形態のマットレス1においては、第1実施形態に係るマットレスカバー11の代わりにマットレスカバー61が設けられ、第1実施形態に係るクッション部材12の代わりに6個のクッション部材(第1クッション部材62a~第6クッション部材62f)が設けられている。
なお図17の断面図は、第2クッション部材62bが配置された部分については第2貫通孔64bの中央を通ってマットレス1を左右に二分する平面で切断した断面を、第5クッション部材62eの部分については第4貫通孔64dの中央を通ってマットレス1を左右に二分する平面で切断した断面を、その他の部分についてはマットレス1を左右に二等分する平面切断した断面をそれぞれ示している。
図18は、第6実施形態に係るマットレス1の斜視図であり、図19は、マットレスカバー61の内部に収容されている6個のクッション部材62a~62fの斜視図である。また図20は、第1クッション部材62aのサンプル(フィラメント3次元結合体からなるクッション素材)の参考写真である。図17等に示すようにマットレス1は、略直方体状の袋状生地で形成されるマットレスカバー61と、マットレスカバー61の内部に収容される6個のクッション部材62a~62fを用いて形成されている。
マットレスカバー61には、左右方向の一端から多端に向けて延びる5つの縫合線63a~63e(袋状生地の上側生地と下側生地を、縫い合わせることによって生じる縫い目)が設けられており、これら5つの縫合線63a~63eによって、マットレスカバー61内に6個の収容空間(第1収容空間61a~第6収容空間61f)が形成されている。これらの収容空間61a~61fは、縫合線63a~63eによって前後に分離されている。本実施形態では、5つの縫合線63a~63eは概ね等間隔で前後方向へ並ぶように設けられているが、縫合線の本数や間隔は必要に応じて適宜変更され得る。
マットレスカバー61の側面には、6個の収容空間61a~61fそれぞれを個別に開閉するファスナー61aj~61fjが設けられている。これらの収容空間61a~61fそれぞれには、第1~第6クッション部材62a~62fそれぞれが脱着可能に収容される。
本実施形態では、最も前側の第1収容空間61aには第1クッション部材62aが収容され、その後側の第2収容空間61bには第2クッション部材62bが収容される。更にその後側の第3収容空間61cには第3クッション部材62cが収容され、その後側の第4収容空間61dには第4クッション部材62dが収容される。更にその後側の第5収容空間61eには第5クッション部材62eが収容され、その後側の第6収容空間61fには第6クッション部材62fが収容される。
各クッション部材62a~62fは、第1実施形態と同様のフィラメント3次元結合体により形成されたクッション性を有する部材であり、左右方向を軸方向とする略筒状の立体形状に形成されている。各クッション部材62a~62fは、概ね、円筒状のクッション性部材を上下方向に圧縮したような形状となっており、上方視の形状が略長方形であり、左右方向に見た形状が略楕円形である。そのため各クッション部材62a~62fには、左右の側面の一端から他端に向けて貫通する空洞部が形成されている。
第1クッション部材62aには、使用者の後頭部を支持する位置に、第1クッション部材62aの空洞部から上部に向けて円形の第1貫通孔64aが形成されている。第2クッション部材62bには、使用者の肩甲部を支持する位置に、第2クッション部材62bの空洞部から上部に向けて2個の円形の第2貫通孔64bが形成されている。第3クッション部材62cには、使用者の仙骨部と接触する位置に、第3クッション部材62cの空洞部から上部に向けて円形の第3貫通孔64cが形成されている。第5クッション部材62eには、使用者の踵部と接触する位置に、第5クッション部材62eの空洞部から上部に向けて2個の円形の第4貫通孔62dが形成されている。
これらの貫通孔を設けたクッション部材を用いることにより、褥瘡を予防したい部位(後頭部、肩甲部、仙骨部、および踵部)に対応した所定位置に窪み(空間)を設けたマットレス1を得ることができる。そのため当該マットレス1は、これらの部位に対応した位置において人体が受ける反発力が低減するものとなり、褥瘡を効果的に予防することが可能である。
なお本実施形態においては、窪みをクッション部材の上面側に設けたが、下面側に設けてもよい。また、各クッション部材62a~62fの厚みを調整するため、各クッション部材62の空洞部に、厚みが1cm~5cmの板状のクッション材(貫通孔を設けた板状のクッション材でもよい)を1枚または複数枚挟み込んでもよい。
7.その他
以上に説明した各実施形態のマットレスは、横たわる使用者を厚み方向に支持するクッション部材を設けている。更に当該クッション部材は、熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマーからなる複数のフィラメントが部分的に融着したフィラメント3次元結合体を用いて略板状に形成されており、使用者の一または複数の特定部位に対応する位置において、当該クッション部材に空間を設けた構成となっている。
このように当該マットレスは、クッション部材の素材として通気性に優れたフィラメント3次元結合体が使用されており、蒸れにくくなっている。各実施形態で採用されているフィラメント3次元結合体は、直径が0.5mm以上かつ3mm以下の複数のフィラメントが部分的に融着して、空隙率が90%以上に形成されており、特に通気性に優れた素材となっている。
また各実施形態のマットレスは、使用者の特定部位(肩甲部、仙骨部、および踵部)に対応する位置において、クッション部材に空間(使用者の特定部位或いはその下側のクッション部材の部位が進入し得る空間)を設けている。このような空間を設けたクッション部材によれば、当該空間を設けていない場合に比べてクッション部材の反発力が特定部位(特に、下向きの凸部の頂点)に集中しないようにし、当該反発力を他の部位に分散させて特定部位への負荷を低減させることができる。そのため複雑な装置を必要とせず、骨ばった隆起部である特定部位においても褥瘡の発生を抑えることが可能である。
なお当該空間は、各実施形態ではクッション部材に形成された窪みとして設けられているが、クッション部材の内部に形成された空間(厚み方向両側が閉じた空間)としても良い。例えば、第1実施形態において略板状であるクッション体を3層に積層してクッション部材12を形成する場合、真中の層のクッション体のみに各貫通孔14~16を設けるようにしても良い。また必要に応じて、クッション部材の上面から下面まで貫通した貫通孔を、当該空間として設けることも可能である。但しこの場合には、使用者の特定部位がクッション部材の下面よりも上側に留まるように、クッション部材の厚みを十分に確保することが望ましい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の構成は上記実施形態に限られず、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。すなわち上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
本発明は、褥瘡予防用のマットレス等に利用可能である。
1 マットレス
11 マットレスカバー
12 クッション部材
12a 第1クッション体
12b 第2クッション体
14 第1貫通孔
15 第2貫通孔
16 第3貫通孔
61a 第1収容空間
61b 第2収容空間
61c 第3収容空間
61d 第4収容空間
61e 第5収容空間
61f 第6収容空間
62a 第1クッション部材
62b 第2クッション部材
62c 第3クッション部材
62d 第4クッション部材
62e 第5クッション部材
62f 第6クッション部材
63a~63e 縫合線
X 切込み
Y1、Y2 仮想ライン

Claims (4)

  1. 横たわる使用者を厚み方向に支持する複数のクッション部材を設け、
    前記複数のクッション部材それぞれは、
    熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマーからなる複数のフィラメントが部分的に融着したフィラメント3次元結合体を用いて略板状に形成されているとともに、上方視の形状が略長方形であって前記使用者の身長方向に並べられており、
    前記使用者の一または複数の褥瘡を予防したい特定部位に対応する位置において、前記複数のクッション部材の少なくとも一つに円形の窪みである空間を設けたマットレスであって、
    前記複数のクッション部材は、各々独立して厚みの調整が可能であり、
    前記複数のクッション部材それぞれは、上下と直交する左右の側面の一端から他端に向けて貫通した内側の空洞部を有する、左右方向を軸方向とする筒状に形成され、
    前記空洞部に板状のクッション材を挟み込むことにより、独立して厚みの調整が可能であることを特徴とするマットレス。
  2. 前記窪みは、前記空洞部から上部に向けた貫通孔によって形成されたことを特徴とする請求項1に記載のマットレス。
  3. 前記複数のクッション部材それぞれが着脱可能に収容される各収容空間を有したマットレスカバーを備え、
    前記各収容空間は、前記使用者の身長方向に分離されており、当該身長方向へ並ぶように設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のマットレス。
  4. 前記フィラメント3次元結合体は、直径が0.5mm以上かつ3mm以下の複数の前記フィラメントが部分的に融着して、空隙率が90%以上に形成されており、
    前記特定部位は、肩甲部、仙骨部、および踵部のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載のマットレス。
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