JP2006130283A - 体圧分散構造体及びその製造方法。 - Google Patents

体圧分散構造体及びその製造方法。 Download PDF

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白木基之
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Abstract

【課題】マットレスなどのクッション体等として用いられる部材であって、体圧分散性がよく、かつ、人体の各部毎に要求される硬さを容易に設定できるようにする。
【解決手段】複数の伸縮性を有する樹脂製の線条2が立体的に不規則に絡まって部分的に融着された立体網状構造体1からなり、その表面側10若しくは裏面側から内側に向かって切り込み11を設ける。前記の切り込み11は、立体網状構造体1の表裏を貫通しないで形成するか、又は表裏を貫通するように形成した体圧分散構造体及びその製造方法。
【選択図】図6

Description

本発明は、体圧分散性の優れた体圧分散構造体及びその製造方法に関する。
従来、マットレスとしてポケットコイルスプリングを使用したマットレスが知られている。
このポケットコイルスプリングを用いたマットレスは、スプリングコイルを一つ一つ圧縮して通気性のある不織布等の袋に入れた後に、そのスプリングコイルを所定の位置に配設あるいは固定し、その表面を、厚手の不織布、若しくは厚手のフエルト、ウレタン、キルティング等で被包したものである。
また、体圧分散性の優れたマットレスとして空気や水を使用したものが知られている。
空気を使用したマットレスでは、マットレスを幾つかの部屋に分割し、部屋ごとの空気圧を調整することで体圧分散を良くしている。水を使用したマットレスは、水の特性を活かして体圧分散性を良くしたものである。
マットレスにおいて、クッション性が全体に渡って一様であり、全体として硬すぎると身体とマットレスとの接触面積が少なくなり、その少ない接触部分に荷重がかかり圧迫され負担が大きい。一方、柔かすぎると腰部や肩胛骨部等が沈みすぎて、背骨の形を理想的な形に保つことができない。寝た姿勢で背骨の形を理想的な形に保つには、体の部位に対応したマットレスの硬さをその部位毎に適当な硬さにする必要がある。
しかし、ポケットコイルスプリングを使用したマットレスにおいて、部位毎に硬さを変えるには、コイルの硬さを部位毎に変化させる必要がある。しかし、このマットレスは、コイルスプリングの一つ一つを袋に入れ、コイルスプリングを外枠に固定し、その上に一定の厚みを持つ厚手の不織布、若しくは厚手のフエルト、ウレタン、キルティング等の表皮が設けられている。そのため、一度製造したマットレスの硬さを顧客の体形・要求に応じて一部の硬さを変更することは容易ではない。また、顧客の体形・要望に応じた硬さを実現するためには、数種類のコイルスプリングを常に在庫として保管しておく必要があり、そのコイルスプリングの保管スペースが必要となる。
ポケットコイルスプリングを使用したマットレスにおいては、コイルの形状から線で人体の体重を受けることになる。ポケットコイルスプリングの上に設けられた厚手の不織布、若しくは厚手のフエルト、ウレタン、キルティング等の表皮が薄いと、人がその上に座ったり寝たりしたときに地肌にコイルの形状を感じ、違和感を覚える。そのため、違和感のないように一定の厚みを持つ厚手の不織布、若しくは厚手のフエルト、ウレタン、キルティング等の表皮を設ける必要がある。
しかし、厚みのある表皮を設けることで、人体の荷重がマットレスに加わった場合、一点に加えられた力が厚みのある表皮により面として受け止めとめられ、局部的に加えられた負荷をそれぞれのコイルが独立的に吸収することができず体圧分散性が悪くなるという問題点がある。そのため、高い体圧分散性が要求される要介護者の褥瘡対策用マットレスとして使用するには、体圧分散性において不十分である。
また、厚みのある表皮を設けることで通気性が悪くなり蒸れるおそれがある。
また、コイルスプリングの一つ一つを袋に入れたり、コイルスプリングを外枠に固定したりする工程が必要となり、製作工程に手間がかかるといるという問題点もある。
一方、空気や水を使用したマットレスは、体圧分散性に優れているが、空気圧を調整する装置や水の重量などによりマットレスの重量が重く使用できるベッドが限られる。また、マットレスが重く移動が困難であるという問題点がある。
また、空気を使用したマットレスは、空気圧を調整する装置が必要となるためコストが高くなる。また、体位を変化した場合等の体圧分散に変化が生じた場合に、適切な空気圧に調整するのに時間を要し、追随性において問題がある。
また、水を使用したマットレスは、液体である水を使用しているために寝た場合などにおいて人体が固定されず不安定であるため酔ってしまう場合がある。
また、水や空気を使用したマットレスでは、マットレスの反発力が弱く力を加えても力が分散してしまうために寝返りなどの体位の変更が困難であり、健常の人においては使用し難いという問題点がある。
また、空気や水を使用したマットレスは、寝たきりの人が使用する場合が多く、その場合には、衛生的の面から表皮を水ぶきや消毒できるように表皮に防水加工の施された合成樹脂等のカバーが用いられるため、通気性がない。そのため、発汗が多くなり体が蒸れてしまい褥瘡の一因となってしまう問題がある。
ウレタンを使用したマットレスにおいては、そのウレタンが大きな保水力を有するため、例えば、水洗いした場合には、その乾燥に長時間を要する。そのため、ウレタンを使用したマットレス自体の水洗い等による洗浄やアルコール等による消毒をすることができない。また、ウレタンを熱湯消毒や蒸気殺菌すると変形するおそれがあることもあり、ウレタンを使用したマットレスを熱湯消毒や蒸気殺菌をすることも難しく衛生の面において問題がある。
また、 ポケットコイルスプリング、空気、水を使用したマットレスは、構造が複雑で使用部材の種類が多く、分離に手間を要しリサイクルの面において問題がある。
そこで、本発明は前記の種々の問題点を解決した体圧分散構造体及びその製造方法を提供することを目的とするものである。
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、複数の伸縮性を有する樹脂製の線条が立体的に不規則に絡まって部分的に融着された立体網状構造体に、荷重分散手段を設けたことを特徴とする体圧分散構造体である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記荷重分散手段が、前記立体網状構造体の表面若しくは裏面側から内側に向かって設けた溝若しくは切り込みにより形成されていることを特徴とする体圧分散構造体である。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記荷重分散手段は、前記立体網状構造体の表面若しくは裏面側から内側に向かって設けた溝若しくは切り込みにより囲まれた独立支持部からなり、
該独立支持部の外縁部全周に亘って前記溝若しくは切り込みが設けられていることを特徴とする体圧分散構造体である。
請求項4記載の発明は、請求項2又は3に記載の発明において、前記溝若しくは切り込みを立体網状構造体の周縁枠部以外の部分に設けたことを特徴とする体圧分散構造体である。
請求項5記載の発明は、請求項3又は4記載の発明において、前記溝若しくは切り込みを立体網状構造体の表面側から裏面まで若しくは裏面側から表面まで貫通しないように形成し、前記独立支持部は、その底部若しくは表部において他の独立支持部と一体的に連結していることを特徴とする体圧分散構造体である。
請求項6記載の発明は、請求項2乃至5のいずれかに記載の発明において、前記溝若しくは切り込みを立体網状構造体の表裏に貫通して形成したことを特徴とする体圧分散構造体である。
請求項7記載の発明は、請求項2乃至5のいずれかに記載の発明において、前記溝若しくは切り込みを立体網状構造体の表裏に貫通して形成し、該立体網状構造体の表面若しくは裏面に他の立体網状構造体を設けたことを特徴とする体圧分散構造体である。
請求項8記載の発明は、請求項2乃至7のいずれかに記載の発明において、前記溝若しくは切り込みにより形成された隣接する独立支持部間の溝若しくは切り込み幅を、溝若しくは切り込みの開口面側が大きく、内側にいくほど小さくしたことを特徴とする体圧分散構造体である。
請求項9記載の発明は、請求項8記載の発明において、前記溝若しくは切り込みの開口面側から内側への断面形状をV字状又はU字状に形成したことを特徴とする体圧分散構造体である。
請求項10記載の発明は、請求項1乃至9のいずれかに記載の発明において、前記荷重分散手段は、前記立体網状構造体の表面側又は裏面側又は側面側から内側に向かって形成された穴からなり、
該穴は、他の穴若しくは前記溝若しくは切り込みと独立していることを特徴とする体圧分散構造体である。
請求項11記載の発明は、請求項10記載の発明において、前記穴を前記独立支持部の上面側若しくは裏面側から内側に向かって形成したことを特徴とする体圧分散構造体である。
請求項12記載の発明は、請求項10又は11記載の発明において、前記穴を、立体網状構造体の表面側から裏面まで若しくは裏面側から表面まで貫通しないように形成したことを特徴とする体圧分散構造体である。
請求項13記載の発明は、請求項10又は11記載の発明において、前記穴を、立体網状構造体の表裏を貫通して形成したことを特徴とする体圧分散構造体であり。
請求項14記載の発明は、請求項10乃至13のいずれかに記載の発明において、前記穴の軸に対して直交する該穴の断面形状を、穴の全長にわたって同形で、かつ、同一径に形成したことを特徴とする体圧分散構造体である。
請求項15記載の発明は、請求項10乃至13のいずれかに記載の発明において、前記穴の軸に対して直交する該穴の断面における内径が、開口部において最大で、立体網状構造体の内側にいくほど小さくなることを特徴とする体圧分散構造体である。
請求項16記載の発明は、請求項10乃至15のいずれかに記載の発明において、前記穴を体圧分散構造体に人が寝た場合に身体の背骨が位置する方向と直交する方向において複数設け、これらの穴径を前記直交する方向において中心に向うほど大きく端に向うほど小さくしたことを特徴とする体圧分散構造体である。
請求項17記載の発明は、請求項10乃至16のいずれかに記載の発明において、前記穴の軸に対して直交する横断面形状が円形であることを特徴とする体圧分散構造体である。
請求項18記載の発明は、請求項1乃至17のいずれかに記載の発明において、前記立体網状構造体の表面若しくは裏面に、該立体網状構造体よりも軟かい構造物を設けたことを特徴とする体圧分散構造体である。
請求項19記載の発明は、請求項1乃至17のいずれかに記載の発明において、前記立体網状構造体の表面若しくは裏面に構造物を設け、該構造物は前記体圧分散構造体よりなる主体よりも軟らかいことを特徴とする体圧分散構造体である。
請求項20記載の発明は、請求項18又は19記載の発明において、前記構造物は、縦横方向と厚み方向に伸縮性を有することを特徴とする体圧分散構造体である。
請求項21記載の発明は、請求項18又は19又は20記載の発明において、前記構造物は、通気性を有し、かつ、保水性が低いことを特徴とする体圧分散構造体である。
請求項22記載の発明は、請求項18乃至21のいずれかに記載の発明において、前記構造物は、複数の伸縮性を有する樹脂製の線条が立体的に不規則に絡まって部分的に融着された立体網状構造体からなることを特徴とする体圧分散構造体である。
請求項23記載の発明は、請求項18乃至22のいずれかに記載の発明において、前記立体網状構造体をマット状に形成し、前記構造物を、前記立体網状構造体よりも薄いマット状に形成したことを特徴とする体圧分散構造体である。
請求項24記載の発明は、請求項1乃至17、22、23のいずれかに記載の発明において、前記線条を熱可塑性樹脂で形成したことを特徴とする体圧分散構造体である。
請求項25記載の発明は、請求項24記載の発明において、前記線条をEVA樹脂で形成したことを特徴とする体圧分散構造体である。
請求項26記載の発明は、請求項24記載の発明において、前記線条を低密度ポリエチレンで形成したことを特徴とする体圧分散構造体である。
請求項27記載の発明は、請求項24記載の発明において、前記線条をポリエステルで形成したことを特徴とする体圧分散構造体である。
請求項28記載の発明は、複数の伸縮性を有する樹脂製の線条が立体的に不規則に絡まって部分的に融着された立体網状構造体からなり、その表面側若しくは裏面側から内側に向かって刃により切り込みを設けることを特徴とする体圧分散構造体の製造方法である。
請求項29記載の発明は、複数の伸縮性を有する樹脂製の線条が立体的に不規則に絡まって部分的に融着された立体網状構造体からなり、その表面側若しくは裏面側から内側に向かって刃により切り込み部を形成して、該切り込み部の表面若しくは裏面から内側への断面形状をV字状にしたことを特徴とする体圧分散構造体の製造方法である。
請求項30記載の発明は、請求項28又は29記載の発明において、前記切り込み若しくは切り込み部を形成した後に、該切り込み若しくは切り込み部に、立体網状構造体を形成している樹脂の融点よりも高い温度に加熱した成形部材を押し当てることを特徴とする体圧分散構造体の製造方法である。
請求項31記載の発明は、請求項28又は29記載の発明において、前記切り込み若しくは切り込み部を形成した後に、該切り込み若しくは切り込み部に、立体網状構造体を形成している樹脂の融点よりも高い温度に加熱した横断面形状がV字状又はU字状の成形部材を押し当て、切り込み部の形状をV字状又はU字状に形成することを特徴とする体圧分散構造体の製造方法である。
請求項32記載の発明は、複数の伸縮性を有する樹脂製の線条が立体的に不規則に絡まって部分的に融着された立体網状構造体からなり、立体網状構造体を形成している樹脂の融点よりも高い温度に加熱した成形部材を、立体網状構造体の表面側若しくは裏面側から内側に向かって、押し当て、切り込み部を形成することを特徴とする体圧分散構造体の製造方法である。
請求項33記載の発明は、請求項32記載の発明において、前記切り込み部の開口面から内側への断面形状がV字状又はU字状であることを特徴とする体圧分散構造体の製造方法である。
本発明によれば、体圧分散構造体として複数の伸縮性を有する樹脂製の線条が立体的に不規則に絡まって部分的に融着された立体網状構造体を用いたことで、従来技術のポケットコイルスプリングの線とは異なり、面で人体の体重を受けることができる。このように面で受けることで、人体に与える違和感は少なく、また、面で支承するため、薄い表皮を設けるだけでよい。また、体圧分散構造体の表面自体に柔軟性があるので、表面が体の線に沿って変形し、さらに、荷重分散手段を設けたことで、より体圧分散性が向上する。
また、立体網状構造体は反発性を有するために、前記従来の空気や水を使用したマットレスと比較すると寝返りなどの体位の変更が容易に行える。また、体位を変更した際に体位の変化に追随して最適な体圧分散となり、従来の空気を使用したマットレスよりも追随性に優れる。
また、表皮が薄くてよいことと、立体網状構造体は、連続した空隙を有し、かつ、この空隙率が大きいことから、軽く、かつ、通気性が良く、マットレスに適用して特に有効であり、健常の人にも寝たきりの人にも適したマットレスを提供できる。
また、体圧分散構造体に立体網状構造体を用いたことで、体圧分散構造体の厚さ方向において硬さ(密度)を変化させたり、身体の部分に対応した部位ごとに硬さ(密度)を変化させることが容易にでき、ユーザーの要望の硬さに応じた体圧分散性のよい体圧分散構造体を容易に提供することができる。
また、体圧分散構造体が、空隙率が大きくかつ樹脂で形成された立体網状構造体からなるため、軽量で、かつ、洗浄や消毒が容易で、持ち運びや衛生的に良い。
また、マットレスとして使用する場合、樹脂の立体網状構造体からなる体圧分散構造体及び表皮、カバーのみで構成できるため、リサイクルを容易に行うことができる。
請求項2及び3の発明によれば、溝若しくは切り込みにより形成された各独立支持部に加えられた荷重を、各々の独立支持部で独立的に、かつ、各独立支持部の表面で受け止めることができるため体圧分散性がよい。したがって、褥瘡対策に効果がある。
また、立体網状構造体の厚さ、切り込みの形成間隔及び深さ、独立支持部の大きさ及び形状及び配列状態等によって各独立支持部の必要なクッション性を容易に設定できる。
請求項4の発明によれば、更に周縁枠部において切り込みを設けないことで、周縁枠部の保形強度を確保し、体圧分散構造体としての形状を確保することができる。
請求項5の発明によれば、更に溝又は切り込みを形成しても、その独立支持部の底部又は表部相互が連結されているため、各独立支持部の配列状態(位置)を保持することができる。
また、立体網状構造体に溝又は切り込みを形成するだけで、独立支持部を一体的に連結した体圧分散構造体を容易に製作でき、製作工程が容易である。
請求項6、7の発明においても、独立した独立支持部による前記の効果を発揮できる。
請求項8、9の発明によれば、更に、隣接する独立支持部間の線条同士が引っ掛かるのを抑制し、独立支持部が滑らかに伸縮できる。
更に、切り込みの開口面側を表側にして使用した場合、表面ほど柔かくなり立体網状構造体の内側に行くほど硬くなり、人が寝たり座ったりした場合において、底付きしにくくなる。
請求項10、11の発明によれば、更に、上面又は裏面又は側面に開口した穴を設けることにより、体圧分散構造体の表面における所望の部位の硬さを、穴の後加工で容易に変更でき、より高い体圧分散性を図ることができる。
請求項12の発明で穴の開口部を裏面に設けた場合においては、更に、体圧分散構造体の表面には穴が認められず、外観性が良い。また、表面に穴がないために、体圧分散構造体の上面に人が寝た場合においても違和感を感じにくい。
請求項14の発明によれば、更に、穴をドリルなどにより容易に形成できる。
請求項15の発明によれば、体圧分散構造体の内側に行くほど硬くなり、人が寝たり座ったりした場合において、体圧分散構造体が底付きしにくくなる。
請求項16の発明によれば、更に、体圧分散構造体に人が寝た場合に、体重のかかりやすい背骨に近いほど穴の開口径を大きくしたことで独立支持部の反発力が弱くなり、沈み込み易く体圧分散性をより高めることができる。
請求項18乃至20の発明によれば、更に、構造体が人体の局部的な突出部を包み込むように変形することで、接触表面積が増し、体圧分散構造体から人体へ加わる反発力が分散することで人体の局部的な突出部においても体圧分散性を向上でき、褥瘡対策により効果がある。
請求項21の発明によれば、更に、構造体についても洗浄や消毒が容易で衛生的に良い。
請求項22の発明によれば、更に、構造体についても軽量で、かつ、持ち運びが容易である。
請求項24の発明によれば、更に、立体網状構造体の樹脂が熱可塑性樹脂で形成されているためにリサイクルがより容易に行える。
請求項25の発明によれば、更に立体網状構造体がEVA樹脂で形成されているために、立体網状構造体の伸縮性が向上し、体圧分散性をより向上することができる。
請求項26の発明は、線条が低密度ポリエチレンで作成されているために、融点が高く、熱湯消毒や蒸気殺菌をすることができ衛生的に良い。
請求項28の発明によれば、請求項2乃至9記載の体圧分散構造体を容易に形成できる。
請求項29の発明の発明によれば、請求項9記載の体圧分散構造体を容易に形成できる。
請求項30の発明によれば、更に、切り込み部における隣接する独立支持部の対向面は熱溶融処理が施され、滑らかな面に成形される。このことにより、独立支持部を形成する線条同士が干渉することなく、独立支持部が滑らかに伸縮する。
請求項31の発明によれば、更に、請求項9記載の体圧分散構造体を容易に作成できる。
請求項32、33の発明によれば、更に、請求項30又は31記載の発明による体圧分散構造体を1工程で形成でき、製造工程を簡略化できる。
本発明を実施するための最良の形態を図に示す実施例に基づいて説明する。
先ず、立体網状構造体について説明する。
立体網状構造体の製法の1例として例えば特公昭50−39185号公報に開示されているが、本発明における立体網状構造体及びその製法について図1乃至図4により詳述する。
図1は立体網状構造体1を示すもので、図2はその立体網状構造体1の線条の絡み状態の拡大図、図3(a)(b)はその線条の2例を示す図である。
立体網状構造体1は、樹脂、例えば熱可塑性樹脂からなる伸縮性を有する材料により長尺に連続した連続線条2が多数本立体的に不規則に絡み合って、その相互の接触部3が溶着され、連続線条間に所定の空隙率の空隙4を有する構造体である。また、その線条2の直径は所望に設定するが、例えば2mm程度である。
前記伸縮性を有する連続線条2の原料としては、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル、ナイロン66などのポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、こられの樹脂をベースとし共重合したコポリマやエラストマー、EVA樹脂(エチレン酢酸ビニルコポリマー)、EMMA樹脂(エチレン・メチルメタクリレートコポリマー)、上記各種の樹脂を混合したものなどである。これらの原料のうち、好ましくはEVA樹脂や低密度ポリエチレンやポリエステルである。
EVA樹脂は、伸縮性が大きいため後述する体圧分散構造体8の体圧分散性をより向上できる。また、低密度ポリエチレンは、融点が高いために、後述するように体圧分散構造体8の熱湯消毒や蒸気殺菌が可能となる。
また、前記立体網状構造体1の製造方法としては、例えば図4に示すように、押出成形機5に形成した多数のノズルから前記の原料を、溶融状態で押し出して線条2とし、これを下降させ、この線条2を、並設された一対の無端状のコンベア6A、6B間に供給する。
この一対のコンベア6A、6Bの間隔は、押し出された溶融樹脂の線条2からなる集合群の幅よりも狭く設定されており、この一対のコンベア6A、6Bは、前記線条2の下降速度よりも遅く回転するようになっている。また、一対のコンベア6、6Bは冷却水7内に配設されている。
これにより、押出成形機5から押し出された溶融樹脂の線条2は、コンベア6A、6B間の水中において浮力などにより3次元方向に湾曲し、図2に示すように、線条相互が部分的に接触して溶着し、その後、この溶着部が冷却水7により冷却されて、その接触部3が強固に結合されるとともに線条2が固化する。
そして、コンベア6A、6Bから流れでることにより、所定の厚みの平板状の立体網状構造体1が得られ、これを必要な寸法に切断する。
なお、前記の線条2の供給本数、供給間隔、供給速度や一対のコンベア6Aと6Bの間の間隔、コンベア6A、6Bの速度などを所望に設定することにより、空隙率、すなわち立体網状構造体1の密度を所望に設定することができ、この密度を所望に設定することにより、所望の弾性係数の立体網状構造体1が得られる。
更に、上記のような立体網状構造体1の連続形成中において、溶融樹脂の線条2の供給本数、供給間隔、供給速度や一対のコンベア6Aと6Bの間の間隔、コンベア6A、6Bの速度、コンベア6A、6Bの傾き角度などを変化させることにより、立体網状構造体1の密度を部分的に変化させることができる。つまり、立体網状構造体1の厚み方向において密度を変化させたり、立体網状構造体1の前後、左右の幅方向部分の密度を他の部分の密度より変化させたりするなど、立体網状構造体1の所望の部位を、所望の密度に設定することができる。
また、前記の線条2は、押出成形機のノズルの形状により、図3(a)に示すように無中空に形成した線条2や図3(b)に示すように中空状にした線条2を用いても良い。図3(b)に示すような中空状の線条2の方が、立体網状構造体1は軽くなり好ましい。
また、立体網状構造体1の空隙率については所望に設定するが、70〜98%の範囲がよく、より好ましくは85〜98%がよい。
次に前記のように製造された立体網状構造体1を使用したクッション体である体圧分散構造体について説明する。
図5乃至図9に体圧分散構造体8の実施例1を示す。
体圧分散構造体8は、前記の立体網状構造体1よりなる。立体網状構造体1は、前記のように樹脂製で伸縮性を有する多数本の線条2が湾曲して部分的に結合されているため弾力性(クッション性)を有する。
なお、以下、体圧分散構造体8の使用時に上面となる側を表面として説明する。
体圧分散構造体8は、例えばマットレスとして使用できる大きさ(面積)と厚みのマット状に形成され、図5に示すように周縁枠部9を残し、立体網状構造体1の表裏面の一方の面、例えば、表面10側から内側に向かって(例えば、縦横方向に所定の間隔で)溝又は切り込み11を形成し、これらの溝又は切り込み11又は、これらの溝又は切り込み11により囲まれた独立支持部(組織)12により荷重分散手段が形成されている。該独立支持部12を囲むように独立支持部12の外縁部全周に亘って、溝又は切り込み11が設けられている。なお、前記周縁部9はなくてもよい。
溝又は切り込み11は図6に示すように、体圧分散構造体8の裏側までは貫通しておらず、各独立支持部12は隣接する独立支持部12と底部において一体的に連結されている。図6及び図7において13はその連結部を示す。
なお、図5、図6では、独立支持部12の上面形状を略正方形に形成しているが、菱形、長方形、六角形、円形(図8)、楕円形など任意の形状に形成しても良い。また、独立支持部12の上面形状の大きさは、任意に設定することができるが、1辺又は直径が4乃至10cmに設定するのが好ましい。なお、体圧分散構造体の表面位置により独立支持部12の上面形状や大きさを変えても良い。また、図8のように独立支持部12の上面形状を円形とした場合、4方を円弧で囲まれた部分12aについても独立支持部12として機能する。
また、実施例1においては、体圧分散構造体8の厚みは11cmで、溝又は切り込み11の深さは6cmであるが、体圧分散構造体8の厚さ、溝又は切り込み11の深さは任意に設定する。
独立支持部12の上面形状又は大きさ、溝又は切り込み11の深さ、体圧分散構造体8の厚さを変更することで容易に独立支持部12の硬さを変更することができる。
また、溝又は切り込み11における隣接する独立支持部12の対向面11aは熱溶融処理が施され、滑らかな面に成形されている。このように溝又は切り込みの対抗面(表面)11aが滑らかであるため、独立支持部12は隣接する独立支持部とは干渉せず、それぞれ独立して滑らかに伸縮することができる。
次に、溝又は切り込11の形成方法について説明する。
先ず、形成したい溝又は切込み11の上面形状に合わせて刃を縦横に組み合わせた図22に示すような格子状の切込刃40を用意する。この格子状の切込刃40の下部の所定の位置に立体網状構造体1をセットし、格子状の切込刃40を立体網状構造体1の上面からプレスにより押圧して、図6及び図7に示すような溝又は切り込み11を形成する。なお、切込刃は格子状に組み合わせずに、一枚刃のものを何回も立体網状構造体1の上面から押圧することにより溝又は切り込み11を形成しても良い。また、回転刃により押圧することなく溝又は切り込み11を形成しても良い。
前記の工程で形成した溝又は切込み11に、立体網状構造体1を形成している樹脂の融点よりも高い温度に加熱した部材(例えば,加熱した鉄板)を溝又は切り込み11に挿入して線条2の切断面を溶融して滑らかにし、溝又は切り込みの対抗面(表面)11a相互の線条2の端面相互の引っ掛かりを抑制する。
また、加熱した切込刃を使用して、溝又は切り込みと同時に線条2の切断面を溶融してもよい。
次に、本発明の体圧分散構造体8の効果について説明する。
以上のように、立体網状構造体1に溝又は切込み11を設けることのみで、部分的に独立して伸縮する体圧分散構造体8とすることができるため、前記従来のマットレスに比べて製作工程が容易である。
また、体圧分散構造体8は、樹脂からなる立体網状構造体1のみから構成され、かつ、軽量であるため、水洗い等による洗浄が容易で、かつ、水洗い後に体圧分散構造体8を振るのみで水切りが行える。また、水切りをしなくても洗浄後の乾燥性も極めてよいため、衛生面に優れている。
また、乾燥性が良いため、アルコールや安定化二酸化塩素による消毒も容易に行える。また、立体網状構造体1を低密度ポリエチレン等の融点の高い樹脂で作成した場合には、熱湯消毒や蒸気殺菌を実施でき衛生面に優れている。
また、樹脂のみからなるためリサイクルも容易である。
また、体圧分散構造体8に、独立支持部12を設けることで、独立支持部12に加わる力の大きさに応じて独立支持部12の一つ一つが独立して伸縮できるため、体圧分散構造体8の上に人が座ったり、寝たりした時の体圧分散性が良い。
また、従来技術のポケットコイルスプリングの線とは異なり、面で人体の体重を受け、かつ、面が人体の形状に沿って変形するため人体に与える違和感は少ない。
そのため、体圧分散構造体8をマットレスとして使用する場合には、図9に示すように、体圧分散構造体8の表面に薄い表皮14を設け、更に、カバー15等により全体を包皮するだけでよい。表皮14は薄くて良い為、各独立支持部12に加えられた荷重を、各々の独立支持部12で受け止めることができ体圧分散性に優れる。なお、表皮14は設けず、カバー15により全体を包皮するだけでもよい。
また、立体網状構造体1は、線条2が絡み合って、連続した空隙4を有し、かつ、その空隙率が大きいため、通気性が良く、更に前記のように表皮14やカバー15を通気性が良く薄い材料で形成できることから、通気性が良く、かつ、軽く容易に移動することができる体圧分散構造体8を形成できる。また、うつ伏せに寝た場合でも、通気性が良いために安全である。
また、体圧分散構造体8の表面に至るほど密度を小さくして柔かくしたり、逆に大きくして硬くしたりして厚さ方向の密度を変えたり、更には部分的に厚さ方向全体の密度を他の部分よりも変えることができる。そのため、体圧分散構造体8における人体の頭部、背中部、腰部、脚部、足部等の位置する部分において密度を高くして硬くするなど、人体の各部位の位置する部分の硬さを、各部分で要求される硬さ、軟らかさに設定することで、より体圧分散性を高めることができ、人が寝たときにおいても背骨の形を理想的な形に保つことができる。
換言すると、顧客の好みに応じた硬さをもつマットレスを作成する際に、硬さの異なる複数の体圧分散構造体8を作成した後に組み合わせてマットレスを作成するのではなく、一つの体圧分散構造体8を作成するだけでよい。
従来の空気や水を使用したマットレスは、体圧分散性が良いものの、反発力が弱いために、力を加えても力が分散してしまい、寝返りなどの体位の変更が困難であったが、体圧分散構造体8は、体圧分散性を有し、かつ、立体網状構造体1からなるために反発力があり寝返りなどの体位の変更を容易に行える。
また、寝たきりの人において、寝返りができない人や寝返りができる人に合わせた硬さや優れた体圧分散性を容易に設定できるため褥瘡対策としても効果がある。
また、体圧分散構造体8の密度を部分的に容易に変えることができるために、顧客の体形に合わせた体圧分散構造体も容易に製作できる。
また、従来のマットレスにおいては体型によっては、うつ伏せ寝など使用者の望む姿勢で寝ることができない場合が生じたが、独立支持部12により体重を即座に、かつ、効果的に分散できるため、使用者の望む姿勢でかつ、体位を変えながら寝ることができる。
図10は実施例2を示す。
本実施例2は前記実施例1における溝又は切り込み11を前記立体網状構造体1の表裏に貫通して形成し、前記独立支持部12を隣接する独立支持部12と完全に分断独立させ、かつ、立体網状構造体1の底部に底板16を設けて、体圧分散構造体18を形成したものである。また、この体圧分散構造体18は、前記実施例1と同様に表皮14を設けるとともに、カバー15等で包皮してマットレスに形成する。
その他の構造は前記実施例1と同様である。
本実施例2においても前記実施例1と同様の効果を奏するが、本実施例2では独立支持部12を完全に独立させているために、各独立支持部12での独立したクッション性を一層確保できる。また、本実施例2は、溝又は切り込み11が表裏に貫通しているため、各独立支持部12が抜け落ちないように底板16で保持している。
前記実施例2の図10に示す底板16を、前記独立支持部12と同様の立体網状構造体1で形成しても良い。
すなわち、本実施例3は前記実施例1における溝又は切り込み11を前記立体網状構造体1の表裏に貫通して形成し、前記独立支持部12を隣接する独立支持部12と完全に分断独立させた後に、底部に立体網状構造体1で形成した床板を接着剤や熱処理により結合させて、体圧分散構造体を形成したものである。
また、この体圧分散構造体は、前記実施例1、2と同様に表皮14を設けるとともに、カバー15等で包皮してマットレスに形成する。
その他の構造は前記実施例1又は2と同様であり、本実施例3においても、前記実施例1と同様の効果を奏する。
前記実施例1乃至3に示す溝又は切込み11における隣接する独立支持部12の対向面間11a、11aの開口幅を、図11に示すように、溝又は切込み11部の表面10側の開口側ほど大きくなるV字状の切込み35に形成し、前記独立支持部12の形状を表面10の横断面積が小さく、立体網状構造体1の内側に行くほど大きくなるように形成しても良い。また、溝又は切り込み11部の形状をU字状など、切り込み側面(表面)10において、隣接する独立支持部12の対向面間11a、11aの開口幅を最大とし、体圧分散構造体の内側にいくほど小さくなるような形状としても良い。切り込みの表面10側における開口幅は、1cm以上にすることが好ましい。
次に、前記のV字状やU字状等の溝又は切り込み35の形成方法について説明する。
先ず、実施例1と同様に、図22に示すような、形成したい溝又は切り込み11の上面形状に合わせて刃を縦横に組み合わせた格子状の切込刃40を用意する。この格子状の切込刃40の下部の所定の位置に立体網状構造体1をセットし、格子状の切込刃40を立体網状構造体1の上面からプレスにより押圧して、図6及び図7に示すような切り込み11を形成する。なお、切込刃は格子状に組み合わせずに、一枚刃のものを何回も立体網状構造体1の上面から押圧することにより溝又は切り込みを形成しても良い。また、回転刃により押圧することなく溝又は切り込みを形成しても良い。
次に、形成したい溝又は切り込み形状、例えば横断面が図23に示すようなV字形状やU字形状に形成され、かつ、加熱された成形部材41(例えば、鉄板)を前記工程で形成した溝又は切り込みに挿入して線条2の切断面を溶融して滑らかにするとともに、溝又は切り込み部の形状をV字形状やU字形状等の任意の形状に形成して、例えば図11に示すような溝又は切り込み(切り込み部)35とする。このとき、成形部材41の加熱温度は、立体網状構造体1を形成している樹脂の融点よりも高い任意の温度に設定する。本実施例4においては200度とした。
また、形成したい溝又は切り込み形状、例えば横断面がV字形状やU字形状に形成された成形部材41(例えば、鉄板)を加熱した状態で、立体網状構造体1の上面からプレス等することにより、1工程でV字形状やU字形状等の任意の形状を有する溝又は切り込み35を形成してもよい。なお、V字形状やU字形状に形成された成形部材は、前記切込刃と同様に、格子状に形成したものでもよい。
また、他のV字形状の溝又は切り込み35の形成方法として、図24に示すように、回転軸51を傾斜させて任意のV字形状に沿った角度にした回転刃52を回転して立体網状構造体1の表面側からV字状に切断するようにしてもよい。
このように、隣接する独立支持部12の対向面11a、11a間の幅を広く設けることで、独立支持部12の対向面11a相互の線条2の端面相互の引っ掛かりを抑制できる。
また、図11に示すように、溝又は切り込み35部の形状をV字形状にすることにより、表面は柔かく、体圧分散構造体の内側にいくほど硬くなり、人が上部に寝たりした場合などにおいて底付きしにくくなる。
また、この体圧分散構造体は、前記実施例1乃至3と同様に表皮14を設けるとともに、カバー15等で包皮してマットレスに形成する。
その他の構造は前記実施例1乃至3と同様であり、本実施例4においても、前記実施例1と同様の効果を奏する。
図12乃至図14は、実施例5を示す。
図12は、実施例5における体圧分散構造体21の断面図、図13は、実施例5における独立支持部12の拡大斜視図である。
本実施例5は、前記実施例1乃至4における前記独立支持部12に、荷重分散手段である穴部(穴)20を設けて、体圧分散構造体21を形成したものである。その穴部20は、立体網状構造体1(体圧分散構造体21)の表裏を貫通して形成されている。なお、穴部20は全ての独立支持部12に設けてもよく、或いは任意の独立支持部12のみに設けてもよい。また、穴部20を、一つの独立支持部12に複数個設けてもよい。なお、該穴20は、他の穴20、溝又とは切り込み11と連通せず、独立して形成する。
また、この体圧分散構造体21は、前記実施例1と同様に表皮14を設けるとともに、カバー15等で包皮してマットレスに形成する。その他の構造は前記実施例1乃至4と同様である。
穴部20の開口径(穴径)D1は、独立支持部12ごとに任意に設定し、穴部20の開口径D1の大きさは、独立支持部12の一辺が4乃至6cmの正方形の場合は1cm乃至2cm、独立支持部12の一辺が6乃至8cmの正方形の場合は1cm乃至4cm、独立支持部12の一辺が8乃至10cmの場合は、1cm乃至6cmである。
穴部20の内面と独立支持部12の溝又は切り込み11の対向面11aとの距離D2が2cm以上であることがより好ましい。この距離D2が2cm以上あることで、独立支持部12の強度を確保することができる。
なお、図12及び図13においては穴部20の軸方向に対して直交する断面形状(横断面形状)を表面10から裏面22まで略同形の円形及び同一内径として図示したが、楕円形や四角形など任意の形状に形成しても良い。なお、以下において楕円形や四角形など任意の形状における穴径D1とは、軸方向に直交した断面形状における最大の穴径のことをいう。
また、図14に示すように、穴部20の横断面形状の穴径D1を表面10の開口部において最大とし、裏面22(体圧分散構造体21の内側)に行くほど小さくなるように穴部20を形成しても良い。なお、横断面形状は、円形や楕円形や四角形など任意の形状に形成する。
その他の構造は前記実施例1乃至4と同様である。
本実施例においては、前記実施例1乃至3と同様の効果を奏する上に、独立支持部12に穴部20を設けることにより、独立支持部12の弾力性を柔かくすることができる。また、穴部20の穴径D1を大きくするほどより柔かく、穴径D1を小さくするほど硬くすることができ、各独立支持部12を任意の柔軟性に、かつ、容易に変更できる。
寝たきりの人などにおいて褥瘡ができやすい肩部や腰部等が当る部位の独立支持部12に穴部20を設けることで、より人体の各部位に対応する独立支持部12がより最適な柔軟性を有することができ、体圧分散性をより向上させ褥瘡を生じにくくすることができる。
また、独立支持部12の穴部20の穴径D1を変化させることで独立支持部12の柔軟性を変化できるので、顧客の要望する硬さのマットレスをより容易に製作できる。
図15及び図16は実施例6を示す。
本実施例6は、前記実施例5の図12乃至図14に示す穴部20を、立体網状構造体1(体圧分散構造体21)の裏面22にまで貫通せず、表面10のみに開口するとともに底部23を有する有底状の穴で形成したものである。
穴部20の深さL1は、任意に設定するが、体圧分散構造体21の厚さL2が11cmの場合、5cm乃至9cmが好ましい。
また、穴部20の形状は、図15に示すように、穴部20の横断面形状を表面10から穴部の底面23まで略同形で、かつ、同一の穴径に形成してもよく、又は図16に示すように、穴部20の横断面形状の穴径D1を表面10の開口部において最大とし、立体網状構造体1(体圧分散構造体21)の内側にいくほど小さくなるような穴部20に形成してもよい。なお、横断面形状は、円形や楕円形や四角形など任意の形状に形成する。
その他の構造は前記実施例1乃至4と同様である。
本実施例6においては、前記実施例1乃至5と同様の効果を奏する上に、独立支持部12に穴部20を設けることにより、独立支持部12の弾力性を柔かくすることができる。また、穴部20の深さL1を大きくするほどより柔かく、深さL1を小さくするほど硬くすることができ、各独立支持部12を任意の柔軟性に、かつ、容易に変更できる。
また、図16に示すように、穴部20の内径D1を立体網状構造体1(体圧分散構造体21)の内側に行くほど径を小さくすることにより、体圧分散構造体21の表面ほど柔かく、内側にいくほど硬くなる。このことにより、体圧分散構造体21の上部に人が寝た場合に体圧分散構造体21の底付きが防止でき、寝心地がよくなる。
また、この体圧分散構造体も、前記実施例1乃至5と同様に表皮14を設けるとともに、カバー15等で包皮してマットレスに形成する。
図17は実施例7を示す。
本実施例7は、前記実施例5の図12乃至図14に示す穴部20を、立体網状構造体1(体圧分散構造体21)の表面10から裏面22まで貫通せず、裏面22側のみに開口するとともに底部24を設けて有底状の穴部に形成したものである。
穴部20の深さL3は、任意に設定するが、体圧分散構造体21の厚さL2が11cmの場合、5cm乃至9cmが好ましい。体圧分散構造体21の表面10から穴部の底部24までの長さL4は、2cm以上あることで体圧分散構造体21の表面と穴部間の必要な強度が確保できる。
その他の構造は前記実施例1乃至4と同様である。
本実施例7においては、前記実施例1乃至6と同様の効果を奏する上に、穴部20を裏面22に設けることで、表面10側には穴部が見えず、外観上好ましい。また、体圧分散構造体21の上に人が寝た場合等においても、人肌に穴部の形状を感じることがなく、人が寝た場合において違和感が少ない。
また、この体圧分散構造体も、前記実施例1、2と同様に表皮14を設けるとともに、カバー15等で包皮してマットレスに形成する。
なお、実施例5乃至7においては、穴部20の形状を独立支持部12全てにおいて一様に図示して説明を行ったが、実施例4乃至6の穴部の形状を独立支持部12ごとに変え、組み合わせて実施しても良い。
図18は実施例8を示す。
本実施例8は、前記実施例1乃至4における体圧分散構造体8の周縁枠部9の側面に開口し、体圧分散構造体8の表面10と略平行になるように穴部30を立体網状構造体1(体圧分散構造体8)内に設けて、体圧分散構造体31を形成したものである。穴部30の軸方向に対して直交する断面形状(縦断面形状)は穴部30の軸方向全長にわたって略同形である。
その穴部30は、独立支持部12の側面間を貫通し、体圧分散構造体31を貫通して形成してもよいし、貫通して形成しなくても良い。なお、独立支持部12全てに穴部30を設けても良く、或いは任意の独立支持部12のみに設けてもよい。また、穴部30を、一つの独立支持部12に複数個設けてもよい。
穴部30の縦断面形状の穴径D3は、独立支持部12ごとに任意に設定するものであるが、穴部30の開口部の穴径D3の大きさは、独立支持部12の一辺が4乃至6cmの正方形の場合は1cm乃至2cm、独立支持部12の一辺が6乃至8cmの正方形の場合は1cm乃至4cm、独立支持部12の一辺が8乃至10cmの場合は、1cm乃至6cmが望ましい。
穴部30の内面と独立支持部12の溝又は切り込み面11aとの距離D4と、穴部30の内面と体圧分散構造体31の表面10若しくは裏面22との距離D5は、2cm以上であることがより好ましい。この距離D4、D5が2cm以上あることで、独立支持部12の必要な強度を確保することができる。
なお、図19においては穴部30の縦断面形状を円形として図示したが、楕円形や四角形など任意の形状に形成しても良い。
また、この体圧分散構造体31は、前記実施例1と同様に表皮14を設けるとともに、カバー15等で包皮してマットレスに形成する。
その他の構造は前記実施例1乃至4と同様である。
また、前記実施例5乃至7の穴20と組み合わせてもよい。
本実施例8においては、前記実施例1乃至6と同様の効果を奏する上に、独立支持部12に穴部30を設けることにより、独立支持部12の弾力性を柔かくすることができる。また、穴部30の穴径D3を大きくするほどより柔かく、穴径D3を小さくするほど硬くすることができ、各独立支持部12を任意の柔軟性に、かつ、容易に変更できる。
寝たきりの人などにおいて褥瘡ができやすい肩部や腰部等が当る部位の独立支持部12に穴部30を設けることで、より人体の各部位に対応する独立支持部12がより最適な柔軟性を有することができ、体圧分散性をより向上させ褥瘡が生じにくくなる。
また、独立支持部12の穴部30の穴径D3を変化させることで独立支持部12の柔軟性を変化できるので、顧客の要望する硬さのマットレスをより容易に製作できる。
また、穴部30の開口部を体圧分散構造体31の側面に設けることで、表面10側には穴部が見えず、外観上好ましい。また、体圧分散構造体31の上に人が寝た場合等においても、人肌に穴部の形状を感じることがなく、人が寝た場合において違和感が少ない。
図20及び図21は実施例9を示す。
前記実施例5乃至8の体圧分散構造体21、31をマットレスのクッション体として使用し、図20及び図21に示すように、独立支持部12の穴部20、30の穴径D1、D3の大きさを横X−X方向(マットレスに人が寝た場合の人体の背骨と直交する方向)に変化させ、中心にいくほど穴径D1、D3が大きく、端部である外縁枠部9にいくほど穴径D1、D3が小さくなるようにしてもよい。
このように穴径D1、D3を横方向に変化させることで、人体の肩方向の曲面に沿ってマットレスが沈み込み易く、また、体重のかかる背骨に近いほど柔かくなって沈み込み易くなり、体圧分散性が良くなる。
図25乃至図28に体圧分散構造体108の実施例10を示す。
体圧分散構造体108は、前記の立体網状構造体1よりなる。立体網状構造体1は、前記のように樹脂製で伸縮性を有する多数本の線条2が湾曲して部分的に結合されているため弾力性(クッション性)を有する。なお、本実施例においては、前記のような溝又は切り込み11は形成されていない。
体圧分散構造体108は、例えばマットレスとして使用できる大きさ(面積)と厚みに形成され、図25乃至図28に示すように、立体網状構造体1の表面109に穴(穴部)110が設けられ、該穴110は、体圧分散構造体1の表面109から裏面111まで貫通して形成されている。なお、該穴110は、他の穴110とは連通せず、独立しているが、他の穴110と一部連通していても良い。該穴110が荷重分散手段を構成している。
また、穴110は、立体網状構造体1の表面109の任意の場所に、任意の穴径D6を有し図25(b)及び図26に示すように横断面形状を上面から下面まで略同形で、かつ、略同一径の円筒形状に形成されている。穴110の穴径D6は、任意であるが、実施例10においては1cm乃至6cmに設定した。また、隣接する穴110、110間の距離D7は、2cm以上であることが好ましい。D7を2cm以上とすることで、立体網状構造体1の必要な強度を確保することができる。
なお、図25(b)及び図26に示す実施例においては穴110の横断面形状を円形とたが、穴110の横断面形状を楕円形や四角形など任意の形状に形成しても良い。以下において、穴の軸に直交する断面形状を楕円形や四角形等とした場合において、穴径とは軸に直行する断面形状の最大内径をいう。
また、図27に示すように、穴110の穴径D6を表面109の開口部において最大とし、立体網状構造体1の内側に行くほど小さくしてもよい。すなわち、逆円錐状の穴に形成しても良い。このように穴径D6を変化さえることで、表面109ほど柔かく、裏面111に向かうほど硬くなる。そのため、体圧分散構造体108の上面に人が座ったり、寝たりした場合に底付きが生じにくくなる。
また、実施例10においては、体圧分散構造体108の厚みは11cmであるが、体圧分散構造体108の厚さは任意に設定する。
立体網状構造体1に穴110を設けることにより、立体網状構造体1の穴の周囲における硬さを柔かくできる。また、穴110の穴径D6、隣接する穴110間の間隔D7を変えることにより、後加工により容易に硬さを調節できる。従って、穴110の後加工により顧客の体形・要望に応じた硬さに容易に対応できる。
また、体圧分散構造体108は、樹脂からなる立体網状構造体1のみから構成され、かつ、軽量であるため、水洗い等による洗浄が容易で、かつ、水洗い後に体圧分散構造体108を振るのみで水切りが行える。また、水切りをしなくても洗浄後の乾燥性も極めてよいため、衛生面に優れている。
また、乾燥性が良いため、アルコールや安定化二酸化塩素による消毒も容易に行える。また、立体網状構造体1を低密度ポリエチレン等の融点の高い樹脂で作成した場合には、熱湯消毒や蒸気殺菌を実施でき衛生面に優れている。
また、樹脂のみからなるためリサイクルも容易である。
また、体圧分散構造体108における人体の頭部、背中部、腰部、脚部、足部等の位置する部分において、穴110を設けたり、他の部位よりも穴径D6を大きくしたり、隣接する穴間の距離D7を小さくする等により、他の部位よりも柔かくするなど、人体の各部位の位置する部分の硬さを、各部分で要求される硬さ、軟らかさに設定することで、体圧分散性を高めることができ、人が寝たときにおいても背骨の形を理想的な形に保つことができる。
また、従来技術のポケットコイルスプリングの線とは異なり、面で人体の体重を受け、かつ、面が人体の形状に沿って変形するため人体に与える違和感は少ない。
そのため、体圧分散構造体108をマットレスとして使用する場合には、図28に示すように、体圧分散構造体108の表面に薄い表皮112を設け、更に、カバー113等により全体を包皮するだけでよい。なお、表皮112は設けず、カバー113により全体を包皮するだけでもよい。
また、立体網状構造体1は、線条2が絡み合って、連続した空隙4を有し、かつ、その空隙率が大きいため、通気性が良く、更に前記のように表皮112やカバー113を通気性が良く薄い材料で形成できることから、通気性が良く、かつ、軽く容易に移動することができるマットレスを形成できる。また、うつ伏せに寝た場合でも、通気性が良いために安全である。
従来の空気や水を使用したマットレスは、体圧分散性が良いものの、反発力が弱いために、力を加えても力が分散してしまい、寝返りなどの体位の変更が困難であったが、体圧分散構造体108は、体圧分散性を有しつかつ、立体網状構造体1からなるために反発力があり寝返りなどの体位の変更を容易に行える。
また、寝たきりの人において、寝返りができない人や寝返りができる人に合わせた硬さや体の部位に応じた最適な硬さを容易に設定できるため、体圧分散性に優れ褥瘡対策としても効果がある。
また、体圧分散構造体108の密度を部分的に容易に変えることができるために、顧客の体形に合わせた体圧分散構造体も容易に製作できる。
また、従来のマットレスにおいては体型によっては、うつ伏せ寝など使用者の望む姿勢で寝ることができない場合が生じたが、穴110や穴径D6の設定により、顧客の体形に応じた最適な体圧分散性を実現でき、使用者の望む姿勢でかつ、体位を変えながら寝ることができる。
図29乃至図30は実施例11を示す。
本実施例11は前記実施例10における穴110の変形例で、穴を体圧分散構造体108の表面109から裏面111まで貫通して設けず、表面109のみに開口し底部114を有する有底状の穴115を設けて、体圧分散構造体108を形成したものである。また、この体圧分散構造体108は、前記実施例10と同様に表皮112を設けるとともに、カバー113等で包皮してマットレスに形成する。
穴115の深さL4は、任意に設定するが、体圧分散構造体108の厚さL5が11cmの場合、5cm乃至9cmが好ましい。
また、穴115の形状は、図29に示すように、穴115の横断面形状を上面28から穴の底面114まで略同形でかつ穴の穴径D6を同一にしてもよく、また、図30に示すように、穴115の横断面形状を上面109においては、穴115の穴径D6が最大で、体圧分散構造体108の内側に行くほど穴径D6が小さくなるような逆円錐状に形成してもよい。なお、横断面形状は、円形や楕円形や四角形など任意の形状に形成する。
その他の構造は前記実施例10と同様である。
本実施例11においては、前記実施例10と同様の効果を奏する上に、穴115の深さL4を大きくするほどより柔かく、深さL4を小さくするほど硬くすることができ、任意の部位の柔軟性を容易に変更できる。
また、図30に示すように、穴115の穴径D6を体圧分散構造体108の内側に行くほど小さくすることにより、体圧分散構造体108の表面109側に至るほど柔かく、内側にいくほど硬くなる。このことにより、体圧分散構造体108の上部に人が座ったり、寝たりした場合に体圧分散構造体108の底付きが防止でき、座り心地や寝心地がよくなる。
図31は実施例12を示す。
本実施例12は、前記実施例10における穴110の変形例で、穴を、体圧分散構造体108の表側109から裏側111まで貫通させることなく、裏側部111のみに開口し底部116を有する有底状の穴117を形成して体圧分散構造体108を形成したものである。また、この体圧分散構造体108は、前記実施例10と同様に表皮112を設けるとともに、カバー113等で包皮してマットレスに形成する。
穴117の深さL6は、任意に設定するが、体圧分散構造体108の厚さL5が11cmの場合、5cm乃至9cmが好ましい。体圧分散構造体108の表面109から穴の底部116までの長さL7は、2cm以上あることで体圧分散構造体108の表面109と穴の底部116間の必要な強度が確保できる。
その他の構造は前記実施例10と同様である。
本実施例12においては、前記実施例10と同様の効果を奏する上に、穴117の深さL6を大きくするほどより柔かく、深さL6を小さくするほど硬くすることができ、任意の部位の柔軟性を容易に設定できる。
また、穴117を裏面111側に設けることで、表面109側には穴117が見えず、外観上好ましい。また、体圧分散構造体108の上に直接人が寝た場合等においても、人肌に穴の形状を感じることがなく、人が寝た場合において違和感が少ない。
なお、実施例10乃至12においては、穴110、115、117を全てにおいて一様に図示して説明を行ったが、実施例10乃至12の穴の形状を立体網状構造体の部位に応じ変えて、組み合わせて実施しても良い。また、荷重分散手段である穴110、115、117と、前記実施例1乃至9記載の荷重分散手段である独立支持部12とを組み合わせて実施しても良い。
図32及び図33は実施例13を示す。
本実施例13は、立体網状構造体1(体圧分散構造体)の側面122に開口し、立体網状構造体1(体圧分散構造体)の表面109と略平行になるように穴120を設けて、体圧分散構造体121を形成したものである。
その穴120は、体圧分散構造体121の内部を貫通して形成してもよいし、貫通して形成しなくても良い。また、穴120は、立体網状構造体1の側面122の任意の場所に形成するとともに、任意の穴径D8を有する。穴120の軸に直交する断面形状は、図32に示すように、軸方向全長にわたって略同形で、かつ、同一内径の円筒形状に形成されている。穴120の穴径D8は、任意に設定できるが、実施例13においては1cm乃至6cmに設定した。また、隣接する穴120、120間の距離D9、穴120と表面109までの距離D10及び穴120と裏面111までの距離D11は、2cm以上であることが好ましい。D9、D10又はD11を2cm以上とすることで、穴120の強度を確保し、立体網状構造体1の必要な強度を確保することができる。
穴120の穴径(内径)D8は、体圧分散構造体121における穴120の形成位置に応じ、任意に設定し、本実施例13においては、穴120の穴径D8の大きさは、1cm乃至6cmとした。
なお、図33においては穴120の軸に直交する断面形状(縦断面形状)を円形として図示したが、楕円形や四角形など任意の形状に形成しても良い。
また、この体圧分散構造体121は、前記実施例10と同様に表皮112を設けるとともに、カバー113等で包皮してマットレスに形成する。
その他の構造は前記実施例10乃至12と同様である。
本実施例においては、前記実施例10乃至12と同様の効果を奏する上に、立体網状構造体1に穴120を設けることにより、穴120の周囲の立体網状構造体1の弾力性を柔かくすることができる。また、穴120の穴径D8を大きくするほどより柔かく、穴径D8を小さくするほど硬くすることができ、立体網状構造体1の部位における柔軟性を任意の硬さに容易に設定できる。
寝たきりの人などにおいて褥瘡ができやすい肩部や腰部等が当る部位に穴120を設けることで、より人体の各部位に対応する体圧分散構造体121の部位が最適な柔軟性を有し、体圧分散性を向上させ褥瘡が生じにくくなる。
また、穴120の内径を変化させることで、体圧分散構造体121の柔軟性を変化できるので、顧客の要望する硬さのマットレスをより容易に製作できる。
また、穴120を体圧分散構造体121の側面に設けることで、表面109側には穴120が見えず、外観上好ましい。また、体圧分散構造体121の上に直接人が寝た場合等においても、人肌に穴の形状を感じることがなく、人が寝た場合において違和感が少ない。
なお、本実施例13と前記実施例1乃至12とを組み合わせて実施しても良い。
図34及び図35は実施例14を示す。
前記実施例10乃至13の体圧分散構造体108、121をマットレスのクッション体として使用し、図34又は図35に示すように、立体網状構造体1の穴110、115、117、120の穴径D6、D8の大きさを横X−X方向(マットレスに人が寝た場合の人体の背骨と直交する方向)に変化させ、中心にいくほど穴径D6、D8が大きく、外部にいくほど穴径D6、D8が小さくなるようにしたものである。
このように穴径D6、D8を横方向に変化させることで、人体の肩方向の曲面に沿ってマットレスが沈み込み易く、また、体重のかかる背骨に近いほど柔かくなって沈み込み易くなり、体圧分散性が良くなる。
前記実施例1において、その体圧分散構造体8の表裏を逆にした構造にしてもよい。すなわち、溝又は切り込み11を立体網状構造体1の裏面側から形成しても良い。更に実施例2乃至14のいずれの体圧分散構造体18、21、31、108、121においても同様に、その表裏を逆に、すなわち、前記の表裏の文言を入れ換えて体圧分散構造体としてもよい。また、前記と同様に、その表面側に表皮14を設けるとともに、カバー15等で包皮してマットレスに形成する。
この体圧分散構造体も、前記実施例1乃至14と同様の効果を奏する。
図36は、実施例16を示す。
本実施例16は、図27に示すように、立体網状構造体1より形成された前記実施例1乃至15に記載のいずれかの体圧分散構造体8、18、21、31、108、121を主体60として、該主体60の表面側に構造物61を設けて体圧分散構造体62としたものである。この主体60と構造物61は、人が寝ることができる大きさに形成する。なお、該構造物61を裏面に設けてもよい。
該構造物61として、例えば、ウレタン、キルティング、ニットなどの伸縮性を有する布等を用いることができるが、前記実施例1乃至15記載の体圧分散構造体8、18、21、31、108、121を構成する立体網状構造体よりも軟らかく、表面の縦横方向及び厚み方向に伸縮性を有するものを用いると良い。より好ましくは、通気性が良く、かつ、保水性が低いものである。なお、耐久性向上のために体圧分散構造体8、18、21、31、108、121の表面を硬くした場合においては、構造物61は、体圧分散構造体8、18、21、31、108、121の表面付近の硬さよりも軟らかくする。
本実施例11においては、該構造物61として、前記に述べたような体圧分散構造体8を構成する立体網状構造体1と同様な、複数の伸縮性を有する樹脂製の線条が立体的に絡まって部分的に融着された立体網状構造体を使用し、前記実施例1乃至15の体圧分散構造体8、18、21、31、108、121を構成する立体網状構造体よりも線条を細く、また、空隙率を高く(例えば、80〜98%)することで、前記実施例の体圧分散構造体、すなわち、本実施例16の主体60(特に、主体60の表面付近の硬さ)よりも軟らかくした。また、その線条は前記の線条2と同様の材料で形成されている。また、寝た人の骨等による局部的な突出部を包み込むことができる厚みを有する。この厚さは所望に設定するもので、例えば、10〜100mm程度の厚さとする。更に、該構造物61は、前記主体60である立体網状構造体よりも薄いマット状のものを使用する。
前記実施例1乃至15の体圧分散構造体8、18、21、31、108、121は、体圧分散性に優れるものの、体圧分散構造体(独立支持部12)自体には弾力性があるために、人体等の荷重により独立支持部12が沈み込み人体の荷重を受け止めるとともに、人体を上方に押戻す反発力が生じる。
前記実施例1乃至15の体圧分散構造体8、18、21、31、108、121の耐久性を高めるには、表面を多少硬くする必要があり、人が寝た状態において、その人の骨などによる局部的な突出部がある部位においては、表面が局部的な突出部の形状に沿って変形しきれず、反発力が局部的な突出部に集中してしまい、体圧分散に限界があり褥瘡対策の点において限界がある。
しかし、本実施例16のように、前記体圧分散構造体8、18、21、31、108、121と同様の主体60の上部に、前記の特徴を有する構造物61を設けることで、構造物61が局部的な突出部を包み込むように変形して、接触表面積が増し、反発力が分散することで局部的な突出部においても体圧分散性を向上でき、褥瘡対策に大きな効果を発揮することができる。
構造物61の枚数は、図36(a)のように1枚でも、また図36(b)のように複数枚(図では2枚)積み重ねて設けてもよく、数は任意に設定する。複数枚積層して設けた場合には、上層の構造物61ほど順次柔かくすることでより体圧分散性を向上できる。
また、前記のような構造物61を有していても、下部の前記体圧分散構造体8、18、21、31、108、121からなる主体60の独立支持部12の作用に影響を与えず、前記実施例1乃至15と同様の作用を奏することができる。
さらに、前記構造物61を通気性がよく、保水性を低くしたことで、構造物61についても、前記体圧分散構造体と同様に、洗浄や消毒が容易である。
また、本実施例16のように、構造物61を立体網状構造体としたことで、軽く持ち運びが容易で、かつ、リサイクルを容易に行うことができる。
なお、本実施例16における主体60と構造物61は、これらの積み重ね状態で、その外部をカバー等で包んでマットレスに形成する。
その他の実施例
前記実施例1乃至16のいずれの体圧分散構造体8、18、21、31、62、108、121も、従来のウレタンやばねなどを有するクッション体よりも構造が簡単で、かつ、軽量であるため、本発明の体圧分散構造体8、18、21、31、62、108、121を自動車やバイクなどのシートのクッション体として用いることにより、そのシートを軽量に製作でき、車体の軽量化につながり、自動車やバイク等の燃費の向上を図ることができ、環境面にも良い。
本発明は、前記実施例のようなマットレスに適用できる外、椅子、ソファー、自動車・バイク等のシートなどのあらゆるクッション体としても適用可能である。
本発明に用いる立体網状構造体の斜視図 図1の立体網状構造体の線条の絡み状態を示す拡大図。 図1の線条の2例を示す斜視図。 図1における線条の製造方法の実施例を示す図。 本発明の実施例1の体圧分散構造体の斜視図。 図5におけるA−A線断面の斜視図。 図6における部分拡大断面図。 本発明の実施例1の独立支持部の上面形状を円形とした部分拡大上面図。 本発明の体圧分散構造体に表皮を設け、かつ、カバーで包皮した断面図。 本発明の実施例2の体圧分散構造体の断面の斜視図。 本発明の実施例4の体圧分散構造体の部分拡大断面図。 本発明の実施例5の体圧分散構造体の部分拡大断面図。 本発明の実施例5の体圧分散構造体の独立支持部の拡大斜視図。 本発明の実施例5の体圧分散構造体における穴部の他の例を示す部分拡大断面図。 本発明の実施例6の体圧分散構造体の部分拡大断面図。 本発明の実施例6の体圧分散構造体における穴部の他の例を示す部分拡大断面図。 本発明の実施例7の体圧分散構造体の部分拡大断面図。 本発明の実施例8の体圧分散構造体の部分拡大断面図。 図18のB−B線断面図。 本発明の実施例9の体圧分散構造体の上面図。 本発明の実施例9の他の例を示す体圧分散構造体の横断面図。 本発明の実施例1の切込みを形成するための切込刃を示す斜視図。 本発明の実施例4の切り込みの形成方法を示す断面図。 本発明の実施例4の切り込みを形成する他の形成方法を示す断面図。 (a)は本発明の実施例10の体圧分散構造体の一部の斜視図。(b)は本発明の実施例10の体圧分散構造体の一部拡大斜視図。 本発明の実施例10の体圧分散構造体の断面図。 本発明の実施例10の穴の変形例を示す体圧分散構造体の断面図。 本発明の実施例10の体圧分散構造体に表皮を設け、かつ、カバーで包皮した断面図。 本発明の実施例11の体圧分散構造体の断面図。 本発明の実施例11の体圧分散構造体の穴の変形例の断面図。 本発明の実施例12の体圧分散構造体の断面図。 本発明の実施例13の体圧分散構造体の断面図。 図32におけるC−C線断面図 本発明の実施例14の体圧分散構造体の上面図。 本発明の実施例14の体圧分散構造体の変形例の横面図。 本発明の実施例16を示す体圧分散構造体の断面図で、(a)は構造物を1枚設けたもの、(b)は構造物を2枚設けたもの。
符号の説明
1 立体網状構造体
2 線条
3 溶着部
4 空隙
8、18、21、31、62、108、121 体圧分散構造体
9 周縁枠部
10、109 表面
11、35 切込み
12、12a 独立支持部
20、30、110、115、117、120 穴部(穴)
22、111 裏面
40 切込刃
41 成形部材
52 回転刃
60 主体
61 構造物

Claims (33)

  1. 複数の伸縮性を有する樹脂製の線条が立体的に不規則に絡まって部分的に融着された立体網状構造体に、荷重分散手段を設けたことを特徴とする体圧分散構造体。
  2. 前記荷重分散手段が、前記立体網状構造体の表面若しくは裏面側から内側に向かって設けた溝若しくは切り込みにより形成されていることを特徴とする請求項1記載の体圧分散構造体。
  3. 前記荷重分散手段は、前記立体網状構造体の表面若しくは裏面側から内側に向かって設けた溝若しくは切り込みにより囲まれた独立支持部からなり、
    該独立支持部の外縁部全周に亘って前記溝若しくは切り込みが設けられていることを特徴とする請求項1記載の体圧分散構造体。
  4. 前記溝若しくは切り込みを立体網状構造体の周縁枠部以外の部分に設けたことを特徴とする請求項2又は3に記載の体圧分散構造体。
  5. 前記溝若しくは切り込みを立体網状構造体の表面側から裏面まで若しくは裏面側から表面まで貫通しないように形成し、前記独立支持部は、その底部若しくは表部において他の独立支持部と一体的に連結していることを特徴とする請求項3又は4記載の体圧分散構造体。
  6. 前記溝若しくは切り込みを立体網状構造体の表裏に貫通して形成したことを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の体圧分散構造体。
  7. 前記溝若しくは切り込みを立体網状構造体の表裏に貫通して形成し、該立体網状構造体の表面若しくは裏面に他の立体網状構造体を設けたことを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の体圧分散構造体。
  8. 前記溝若しくは切り込みにより形成された隣接する独立支持部間の溝若しくは切り込み幅を、溝若しくは切り込みの開口面側が大きく、内側にいくほど小さくしたことを特徴とする請求項2乃至7のいずれかに記載の体圧分散構造体。
  9. 前記溝若しくは切り込みの開口面側から内側への断面形状をV字状又はU字状に形成したことを特徴とする請求項8記載の体圧分散構造体。
  10. 前記荷重分散手段は、前記立体網状構造体の表面側又は裏面側又は側面側から内側に向かって形成された穴からなり、
    該穴は、他の穴若しくは前記溝若しくは切り込みと独立していることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の体圧分散構造体。
  11. 前記穴を前記独立支持部の上面側若しくは裏面側から内側に向かって形成したことを特徴とする請求項10記載の体圧分散構造体。
  12. 前記穴を、立体網状構造体の表面側から裏面まで若しくは裏面側から表面まで貫通しないように形成したことを特徴とする請求項10又は11記載の体圧分散構造体。
  13. 前記穴を、立体網状構造体の表裏を貫通して形成したことを特徴とする請求項10又は11記載の体圧分散構造体。
  14. 前記穴の軸に対して直交する該穴の断面形状を、穴の全長にわたって同形で、かつ、同一径に形成したことを特徴とする請求項10乃至13のいずれかに記載の体圧分散構造体。
  15. 前記穴の軸に対して直交する該穴の断面における内径が、開口部において最大で、立体網状構造体の内側にいくほど小さくなることを特徴とする請求項10乃至13のいずれかに記載の体圧分散構造体。
  16. 前記穴を体圧分散構造体に人が寝た場合に身体の背骨が位置する方向と直交する方向において複数設け、これらの穴径を前記直交する方向において中心に向うほど大きく端に向うほど小さくしたことを特徴とする請求項10乃至15のいずれかに記載の体圧分散構造体。
  17. 前記穴の軸に対して直交する横断面形状が円形であることを特徴とする請求項10乃至16のいずれかに記載の体圧分散構造体。
  18. 前記立体網状構造体の表面若しくは裏面に、該立体網状構造体よりも軟かい構造物を設けたことを特徴とする請求項1乃至17のいずれかに記載の体圧分散構造体。
  19. 前記立体網状構造体の表面若しくは裏面に構造物を設け、該構造物は前記体圧分散構造体よりなる主体よりも軟らかいことを特徴とする請求項1乃至17のいずれかに記載の体圧分散構造体。
  20. 前記構造物は、縦横方向と厚み方向に伸縮性を有することを特徴とする請求項18又は19記載の体圧分散構造体。
  21. 前記構造物は、通気性を有し、かつ、保水性が低いことを特徴とする請求項18又は19又は20記載の体圧分散構造体。
  22. 前記構造物は、複数の伸縮性を有する樹脂製の線条が立体的に不規則に絡まって部分的に融着された立体網状構造体からなることを特徴とする請求項18乃至21のいずれかに記載の体圧分散構造体。
  23. 前記立体網状構造体をマット状に形成し、前記構造物を、前記立体網状構造体よりも薄いマット状に形成したことを特徴とする請求項18乃至22のいずれかに記載の体圧分散構造体。
  24. 前記線条を熱可塑性樹脂で形成したことを特徴とする請求項1乃至17、22、23のいずれかに記載の体圧分散構造体。
  25. 前記線条をEVA樹脂で形成したことを特徴とする請求項24記載の体圧分散構造体。
  26. 前記線条を低密度ポリエチレンで形成したことを特徴とする請求項24記載の体圧分散構造体。
  27. 前記線条をポリエステルで形成したことを特徴とする請求項24記載の体圧分散構造体。
  28. 複数の伸縮性を有する樹脂製の線条が立体的に不規則に絡まって部分的に融着された立体網状構造体からなり、その表面側若しくは裏面側から内側に向かって刃により切り込みを設けることを特徴とする体圧分散構造体の製造方法。
  29. 複数の伸縮性を有する樹脂製の線条が立体的に不規則に絡まって部分的に融着された立体網状構造体からなり、その表面側若しくは裏面側から内側に向かって刃により切り込み部を形成して、該切り込み部の表面若しくは裏面から内側への断面形状をV字状にしたことを特徴とする体圧分散構造体の製造方法。
  30. 前記切り込み若しくは切り込み部を形成した後に、該切り込み若しくは切り込み部に、立体網状構造体を形成している樹脂の融点よりも高い温度に加熱した成形部材を押し当てることを特徴とする請求項28又は29記載の体圧分散構造体の製造方法。
  31. 前記切り込み若しくは切り込み部を形成した後に、該切り込み若しくは切り込み部に、立体網状構造体を形成している樹脂の融点よりも高い温度に加熱した横断面形状がV字状又はU字状の成形部材を押し当て、切り込み部の形状をV字状又はU字状に形成することを特徴とする請求項28又は29記載の体圧分散構造体の製造方法。
  32. 複数の伸縮性を有する樹脂製の線条が立体的に不規則に絡まって部分的に融着された立体網状構造体からなり、立体網状構造体を形成している樹脂の融点よりも高い温度に加熱した成形部材を、立体網状構造体の表面側若しくは裏面側から内側に向かって、押し当て、切り込み部を形成することを特徴とする体圧分散構造体の製造方法。
  33. 前記切り込み部の開口面から内側への断面形状がV字状又はU字状であることを特徴とする請求項32記載の体圧分散構造体の製造方法。
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