JP2012000169A - マットレス片及び積層マットレス - Google Patents

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Abstract

【課題】ポリウレタンフォームが荷重を受けた際にポリウレタンフォームの変形で支えることで、患者等の体に加わる反力を小さくでき、接触圧力を軽減させることを目的とする。
【解決手段】ポリウレタンフォームからなるマットレス片10の裏面に、半球状のくり抜き孔12を複数個並設し、且つ、マットレス片10の表面に、くり抜き孔12の位置に対応する部位を囲うようにマットレス片10の裏面に向けて、途中の深さまでスリット14を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、ウレタンフォームからなるマットレス片及び積層マットレスに関するもので、特に、表面及び裏面に特殊形状加工を施したマットレス片及びそのマットレス片を用いた積層マットレスに関するものである。
従来、マットレスとしては、マットレス全体を同一素材で構成したものや、異なる硬さのウレタンフォームを厚み方向に複数種類積層させたものなどがある。また、マットレスを3分割や複数分割したものや、マットレスの部位毎に変えることができるようにしたものなども知られている。
また、特許文献1には、表面層と裏面層間に中間層を有する三層からなり、前記表面層と裏面層が軟質ポリウレタン発泡体からなり、前記中間層が硬綿からなり、さらに、前記表面層の表面がプロファイル加工されていることを特徴とするマットレスが開示されており、このマットレスによると、体圧分散性が良好なものになるとされている。
特開2006−95082
上記特許文献1に記載のマットレスにおいては、表面層の表面にプロファイル加工を施すことによって、体圧分散性に優れたものとなってはいるが、ポリウレタンフォームの特性として、横方向の力に対する影響は小さく、縦方向の力を主成分として圧縮しながら変形する性質があるため、患者等が横臥し、マットレスが沈み込むと、ポリウレタンフォームが圧縮され、体に追従することになるが、踵部や臀部等の高荷重により圧縮されて固くなった部分は、反力となって体へ圧力を加えてしまっていた。
本発明は、上述の問題を解決するためのもので、ポリウレタンフォームが荷重を受けた際のポリウレタンフォームの圧縮率を抑えることで、患者等の体に加わる反力を小さくでき、接触圧力を軽減させることを目的とするものである。
上述の課題に対応するため、本発明は、以下の技術的手段を講じている。
即ち、請求項1記載の発明は、ポリウレタンフォームからなるマットレス片であって、前記マットレス片の裏面には、半球状のくり抜き孔が複数個並設され、且つ、前記マットレス片の表面には、前記くり抜き孔の位置に対応する部位を囲うように前記マットレス片の裏面に向けて、途中の深さまでスリットが設けられていることを特徴とするマットレス片である。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のマットレス片であって、前記マットレス片のうち、寝た人の頭部と接する位置とその近傍の裏面に設けられている前記くり抜き孔は、他の位置に設けられているくり抜き孔よりも、くり抜き深さが浅くなっていることを特徴としている。
そして、請求項3記載の発明は、請求項1記載のマットレス片であって、前記マットレス片のうち、寝た人の臀部と接する位置とその近傍の裏面に設けられている前記くり抜き孔は、他の位置に設けられているくり抜き孔よりも、くり抜き深さが浅くなっていることを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3いずれか1項記載のマットレス片であって、前記マットレス片のうち、寝た人の踵部と接する位置とその近傍の裏面に設けられている前記くり抜き孔は、他の位置に設けられているくり抜き孔よりも、くり抜き深さが深くなっていることを特徴としている。
またさらに、請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項記載のマットレス片であって、前記マットレス片は、硬さが90〜110Nの範囲内であることを特徴としている。
そして、請求項6記載の発明は、複層構造のポリウレタンフォームからなる積層マットレスであって、前記積層マットレスは、請求項1〜5いずれか1項記載のマットレス片の下側に他のマットレス片を配置してなることを特徴とする積層マットレスである。
請求項1記載の発明によれば、ポリウレタンフォームからなるマットレス片の裏面に半球状のくり抜き孔が複数個並設され、且つ、マットレス片の表面には、裏面に設けられたくり抜き孔に対応する部位を囲うように、マットレス片の裏面に向けて、途中の深さまでスリットが設けられていることから、マットレス片表面に荷重を受けた際に、マットレス片の表面に加わる張力を分断させ、一定量の沈み込みに対しては、スリットに囲まれたマットレス片の部位毎に変形させることが可能となるため、低圧力で体を一定量沈み込ませることができるようになる。
また、マットレス片の表面は全面に渡りフラットな形状となっていることから、図6(a)に示すように、マットレス片10への広範囲な荷重に対しては、面剛性による安定感を発揮し、寝返り時などに動きやすくなる。さらに、図6(b)に示すように、マットレス片10への狭範囲(例えば、骨突出部)な集中荷重に対しては、一定量の沈み込みに対しては、スリット14に囲まれたマットレス片10の部分毎が変形(くり抜き孔12とともに)するため、高い除圧性能を発揮することができるようになる。
またさらに、通常、ポリウレタンフォームは、長年の使用により、「ヘタリ」と呼ばれる圧縮永久歪みが生じてしまうが、本発明に係るマットレス片は、通常受ける荷重がかかった場合、マットレス片を圧縮させるのではなく、変形させるものであるため、上記の圧縮永久歪みが生じにくいといった効果も奏する。
請求項2記載の発明によれば、マットレス片のうち、寝た人の頭部と接する位置とその近傍の裏面に設けられているくり抜き孔が、他の位置に設けられているくり抜き孔よりもくり抜き深さが浅くなっているため、寝た人の頭部と接する位置近傍の沈み込みを他の位置よりも抑えることが可能となる。
請求項3記載の発明によれば、マットレス片のうち、寝た人の臀部と接する位置とその近傍の裏面に設けられているくり抜き孔が、他の位置に設けられているくり抜き孔よりもくり抜き深さが浅くなっているため、寝た人の臀部と接する位置近傍の沈み込みを他の位置よりも抑えることが可能となる。
請求項4記載の発明によれば、マットレス片のうち、寝た人の踵部と接する位置とその近傍の裏面に設けられているくり抜き孔が、他の位置に設けられているくり抜き孔よりもくり抜き深さが深くなっているため、寝た人の踵部と接する位置近傍の反力を小さくすることができ、接触圧力を軽減させることが可能となる。
請求項5記載の発明によれば、マットレス片のJIS K6401に準拠して25%圧縮した際の硬さが、およそ90〜110N程度となっているため、体圧分散性に優れ、床ずれ防止に効果的である。
請求項6記載の発明によれば、複層構造のポリウレタンフォームからなる積層マットレスは、請求項1〜5いずれか1項記載のマットレス片の下側に他のマットレス片を配置してなる構成であるため、一定量の沈み込みに対しては、最上層に位置するマットレス片のスリットに囲まれた部位毎に圧縮させずに、変形させることが可能となるため、低圧力で体を一定量沈み込ませることができるようになるといった効果が生じる。
本発明に係るマットレス片の第1の実施形態を示したもので、(a)側面図、(b)は底面図、(c)は平面図を表している。 本発明に係るマットレス片の第2の実施形態を示したもので、(a)側面図、(b)は底面図、(c)は平面図を表している。 本発明に係るマットレス片の第3の実施形態を示したもので、(a)側面図、(b)は底面図、(c)は平面図を表している。 本発明に係るマットレス片の第4の実施形態を示したもので、(a)側面図、(b)は底面図、(c)は平面図を表している。 本発明に係る積層マットレスの実施形態を示したもので、(a)側面図、(b)は平面図を表している。 本発明に係るマットレス片への荷重を示した概念図で、(a)は広い範囲における荷重、(b)は狭い範囲での荷重を表している。 マットレスの沈み込み量と体への反力の関係を示したグラフで、(a)は従来のマットレス、(b)は本発明に係るマットレスを表している。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係るマットレス片の第1の実施形態を示したもので、10はマットレス片、12はくり抜き孔、14はスリットを意味している。
図1(a)及び(b)に示すように、マットレス片10の裏面には、半球状のくり抜き孔12が、所定の間隔をもって複数個並設されている。なお、本実施形態では、マットレス片10の周側部分の裏面には、くり抜き孔を設けない構成とすることにより、患者等がマットレス片10の周側部分に座った際に、体が沈み込むのを防ぐようにしているが、本発明は、これに限定されるものではない。
また、マットレス片10の表面には、図1(a)及び(c)に示すように、マットレス片10の裏面に設けられたくり抜き孔12の位置に対応する部位を囲むようにスリット14がマットレス片10の裏面に向けて、途中の深さ(マットレス片10の裏面に到達しない位置)まで設けられている。
くり抜き孔12及びスリット14を設けることによって、マットレス片10が、表面側からの荷重を受けた際に、一定量の沈み込みに対しては、スリット14に囲まれたマットレス片10の部位(くり抜き孔12の位置に対応する部位)毎に圧縮させずに、変形させることができるため(図6(b)参照)、低圧力でも患者等の体を一定量沈みこませることが可能となり、図7にグラフとして示すように、従来のマットレス片に比べ、体にかかる圧力(反力)を軽減させることができる(ΔS分の圧力が軽減する)。
なお、本実施形態におけるマットレス片10のくり抜き孔12は、マットレス片10の厚みが40mmの場合は、深さが25mmで、直径が70mm、マットレス片10の厚みが50mmの場合は、深さが35mmで、直径が80mm程度とし、体圧分散性に優れたものとするが、これに限定されるものではない。
また、スリット14の深さは、マットレス片10の厚みが40mmの場合は、20mm程度、マットレス片10の厚みが50mmの場合は、25mm程度とするのが好ましく、さらに、マットレス片10をJIS K6401に準拠して25%圧縮した際の硬さが、およそ90〜110N程度にすることで、体圧分散性の向上が望める。
続いて、図2は、本発明に係るマットレス片の第2の実施形態について示したもので、符号は、図1と同様である。本実施形態では、図2(a)及び(b)に示すように、マットレス片10の裏面には、半球状のくり抜き孔12が、所定の間隔をもって複数個並設されている。そして、患者等が寝た際に頭部と接する位置とその近傍50の裏面に設けられているくり抜き孔12は、他の位置に設けられているくり抜き孔12よりもくり抜き深さが浅くなっている。くり抜き深さを浅くすることによって、頭部と接する位置とその近傍50の沈み込みを他の位置の沈み込みよりも抑えることが可能となっている。
また、マットレス片10の表面には、図2(a)及び(c)に示すように、くり抜き孔12の位置に対応する部位を囲むようにスリット14がマットレス片10裏面に向けて、途中の深さ(マットレス片10の裏面に到達しない位置)まで設けられている。
くり抜き孔12及びスリット14を設けることによって、マットレス片10が、表面側からの荷重を受けた際に、一定量の沈み込みに対しては、スリット14に囲まれたマットレス片10の部位(くり抜き孔12の位置に対応する部位)毎に圧縮させずに、変形させることができるため(図6(b)参照)、低圧力でも患者等の体を一定量沈みこませることが可能となり、また、体にかかる圧力(反力)を軽減させることも可能となる。
なお、本実施形態におけるマットレス片10のくり抜き孔12は、頭部と接する位置とその近傍50を除く位置では、マットレス片10の厚みが40mmの場合は、深さが25mmで直径が70mm、マットレス片10の厚みが50mmの場合は、深さが35mmで、直径が80mm程度とし、体圧分散性に優れたものとする。また、頭部と接する位置とその近傍50の裏面に設けられているくり抜き孔12の深さは、マットレス片10の厚さが40mmの場合は、20mm(孔の直径は、70mm)程度とすると、沈み込みを抑えるのに効果的であるが、これらに限定されるものではない。
なお、くり抜き孔12の深さ及び直径やスリット14の深さについては、第1の実施形態と同様である。さらに、マットレス片10をJIS K6401に準拠して25%圧縮した際の硬さが、およそ90〜110N程度にすることで、体圧分散性の向上が望める。
次に、図3は、本発明に係るマットレス片の第3の実施形態を示したもので、符号は、図1と同様である。本実施形態では、図3(a)及び(b)に示すように、マットレス片10の裏面には、半球状のくり抜き孔12が、所定の間隔をもって複数個並設されている。そして、患者等が寝た際に臀部と接する位置とその近傍60の裏面に設けられているくり抜き孔12は、他の位置に設けられているくり抜き孔12よりもくり抜き深さが浅くなっている。くり抜き深さを浅くすることによって、臀部と接する位置とその近傍60の沈み込みを他の位置の沈み込みよりも抑えることが可能となっているのである。
なお、本実施形態におけるマットレス片10のくり抜き孔12は、臀部と接する位置とその近傍60を除く位置では、マットレス片10の厚みが40mmの場合は、深さが25mmで直径が70mm、マットレス片10の厚みが50mmの場合は、深さが35mmで、直径が80mm程度とし、体圧分散性に優れたものとし、また、臀部と接する位置とその近傍60の裏面に設けられているくり抜き孔12の深さは、マットレス片10の厚さが40mmの場合は、15mm(孔の直径は70mm)程度とすると沈み込みを抑えるのに効果的であるが、これらに限定されるものではない。
さらに、マットレス片10をJIS K6401に準拠して25%圧縮した際の硬さが、およそ90〜110N程度にすることで、体圧分散性の向上が望める。また、スリット14の深さは、第1の実施形態と同様である。
そして、図4は、本発明に係るマットレス片の第4の実施形態を示したもので、符号は、図1と同様である。本実施形態では、図4(a)及び(b)に示すように、マットレス片10の裏面には、半球状のくり抜き孔12が、所定の間隔をもって複数個並設されている。そして、患者等が寝た際に踵部と接する位置とその近傍70の裏面に設けられているくり抜き孔12は、他の位置に設けられているくり抜き孔12よりもくり抜き深さが深くなっている。くり抜き深さを深くすることによって、踵部と接する位置とその近傍70の沈み込みを他の位置の沈み込みよりも大きくすることができるため、踵部への反力を極力抑えることが可能となる。
なお、本実施形態におけるマットレス片10のくり抜き孔12は、踵部と接する位置とその近傍70を除く位置では、マットレス片10の厚みが40mmの場合は、深さが25mmで、直径が70mm、マットレス片10の厚みが50mmの場合は、深さが35mmで、直径が80mm程度とし、体圧分散性に優れたものとし、また、踵部と接する位置とその近傍70の裏面に設けられているくり抜き孔12の深さは、マットレス片10の厚さが40mmの場合は、30mm(孔の深さは、70mm)程度とすると他の位置よりも沈み込みを大きくすることができるが、これらに限定されるものではない。
さらに、マットレス片10をJIS K6401に準拠して25%圧縮した際の硬さが、およそ90〜110N程度にすることで、体圧分散性の向上が望める。また、スリット14の深さは、第1の実施形態と同様である。そして、マットレス片10のうち、患者等が寝た際に臀部が接する位置とその近傍の裏面に設けるくり抜き孔12のくり抜き深さを他のくり抜き孔12よりも浅くして、沈み込みを抑えるようにしても良い。
また、患者等が寝た際に頭部が接する位置とその近傍の裏面に設けたくり抜き孔12のくり抜き深さを他のくり抜き孔12よりも浅くして、沈み込みを抑えるようにしても良い。
続いて、本発明に係る積層マットレスの実施形態について図面を参照しながら説明する。図5は、本発明に係る積層マットレスの実施形態を示したもので、(a)側面図、(b)は平面図を表している。なお、16は積層マットレス、18は最上層マットレス片、20は中間層マットレス片、22は最下層マットレス片を示し、その他の符号は、図1と同様である。
本実施形態における積層マットレス16は、図5(a)に示すように、3層構造のポリウレタンフォームからなる積層マットレスで、最上層マットレス片18、中間層マットレス片20、最下層マットレス片22をそれぞれ積層してなるものである。
最上層マットレス片18の裏面には、半球状のくり抜き孔12が、所定の間隔をもって複数個並設されている。なお、本実施形態では、最上層マットレス片18の周側部分の裏面には、くり抜き孔12を設けないことで、患者等が積層マットレス16の周側部分に座った際に、体の沈み込みを防止することが可能となっている。また、最上層マットレス片18の表面には、図5(a)及び(b)に示すように、くり抜き孔12の位置に対応する部位を囲むようにスリット14が最上層マットレス片18の裏面に向けて、途中の深さ(最上層マットレス片18の裏面に到達しない位置)まで設けられている。
続いて、中間層マットレス片20が、最上層マットレス片18の下側(裏面)の所定箇所に接着(図5(b)中、ハッチング部分にて接着)されるとともに、最下層マットレス片22が、中間層マットレス片20の下側(裏面)に接着されることによって、3層構造の積層マットレス16が形作られる。また、中間層マットレス片20の両端側を高硬度のウレタンフォームで構成することにより、端座位の安定と、離床時のサポートを図ることができるようになっている。
なお、最上層マットレス片18と中間層マットレス片20との接着には、ゴム系接着剤を使用し、また、中間層マットレス片20と最下層マットレス片22とは、ホットメルトによって接着することが望ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。
上記のように、最上層マットレス片18にくり抜き孔12及びスリット14を設けることによって、最上層マットレス片18が表面側からの荷重を受けた際に、一定量の沈み込みに対しては、スリット14に囲まれた最上層マットレス片18の部位毎に圧縮させずに、変形させることができるため(図6(b)参照)、積層マットレス16全体として、低圧力でも患者等の体を一定量沈みこませることが可能となり、また、体にかかる圧力(反力)を軽減させることも可能となる。
なお、本実施形態における最上層マットレス片18のくり抜き孔12は、最上層マットレス片18の厚みが40mmの場合は、深さが25mmで、直径が70mmとし、最上層マットレス片18の厚みが50mmの場合は、深さが35mmで、直径が80mm程度とし、体圧分散性に優れたものとするが、これに限定されるものではない。
また、スリット14の深さは、最上層マットレス片18の厚みが40mmの場合は、20mm程度、最上層マットレス片18の厚みが50mmの場合は、25mm程度とするのが好ましく、さらに、最上層マットレス片18及び中間層マットレス片20をJIS K6401に準拠して25%圧縮した際の硬さが、およそ90〜110N程度にすることで、体圧分散性の向上が望める。
また、最上層マットレス片18のうち、患者等が寝た際に臀部と接する位置とその近傍の裏面に設けられているくり抜き孔12のくり抜き深さを他の位置に設けられているくり抜き孔12よりも浅くし、臀部と接する位置とその近傍の沈み込みを他の位置の沈み込みよりも抑えるようにしても良い。またさらに、患者等が寝た際に頭部が接する位置とその近傍の裏面に設けたくり抜き孔12のくり抜き深さを他のくり抜き孔12よりも浅くして、沈み込みを抑えるようにしても良い。
さらに、最上層マットレス片18のうち、患者等が寝た際に踵部と接する位置とその近傍の裏面に設けられているくり抜き孔12のくり抜き深さを他の位置に設けられているくり抜き孔12よりも深くし、踵部と接する位置とその近傍の沈み込みを他の位置の沈み込みよりも大きくするようにしても良い。なお、本実施形態の積層マットレスは、3層構造としているが、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明に係るマットレス片及び積層マットレスは、表面への荷重を受けると、一定量の沈み込みに対しては、スリットに囲まれたマットレス片の部位毎に圧縮させずに変形させるものであるため、患者等が寝た際の安定感や高い除圧性能を求める場合に好適に用いることができる。
10 マットレス片
12 くり抜き孔
14 スリット
16 積層マットレス
18 最上層マットレス片
20 中間層マットレス片
22 最下層マットレス片
30 孔
32 くり抜き用板
34 凸部
36 凸板
くり抜き孔12及びスリット14を設けることによって、マットレス片10が、表面側からの荷重を受けた際に、一定量の沈み込みに対しては、スリット14に囲まれたマットレス片10の部位(くり抜き孔12の位置に対応する部位)毎に圧縮させずに、変形させることができるため(図6(b)参照)、低圧力でも患者等の体を一定量沈みこませることが可能となり、図7にグラフとして示すように、従来のマットレス片に比べ、体にかかる圧力(反力)を軽減させることができる(Δ分の圧力が軽減する)。

Claims (6)

  1. ポリウレタンフォームからなるマットレス片であって、
    前記マットレス片の裏面には、半球状のくり抜き孔が複数個並設され、且つ、前記マットレス片の表面には、前記くり抜き孔の位置に対応する部位を囲うように前記マットレス片の裏面に向けて、途中の深さまでスリットが設けられていることを特徴とするマットレス片。
  2. 前記マットレス片のうち、寝た人の頭部と接する位置とその近傍の裏面に設けられている前記くり抜き孔は、他の位置に設けられているくり抜き孔よりも、くり抜き深さが浅くなっていることを特徴とする請求項1記載のマットレス片。
  3. 前記マットレス片のうち、寝た人の臀部と接する位置とその近傍の裏面に設けられている前記くり抜き孔は、他の位置に設けられているくり抜き孔よりも、くり抜き深さが浅くなっていることを特徴とする請求項1記載のマットレス片。
  4. 前記マットレス片のうち、寝た人の踵部と接する位置とその近傍の裏面に設けられている前記くり抜き孔は、他の位置に設けられているくり抜き孔よりも、くり抜き深さが深くなっていることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載のマットレス片。
  5. 前記マットレス片は、硬さが90〜110Nの範囲内であることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載のマットレス片。
  6. 複層構造のポリウレタンフォームからなる積層マットレスであって、
    前記積層マットレスは、
    請求項1〜5いずれか1項記載のマットレス片の下側に他のマットレス片を配置してなることを特徴とする積層マットレス。
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