JP6165799B2 - クッション材 - Google Patents

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Description

本発明は、クッション材に関する。
クッション材としては、例えば、特許文献1に記載のクッション材が知られている。
このクッション材は、クッションスラブ基材の少なくともその表面、または両面に低反発弾性のクッションスラブ材を積層している。
特開2000―5244号公報。
このクッション材は、床擦れ発生の防止、及びベッドの動きにスムーズに対応可し得ること等を目的としている。
ところで、寝返りは、睡眠ステージ(ノンレム睡眠とレム睡眠)の切り替わり時に発生することが知られている。また、睡眠ステージの切り替わり時は眠りが浅くなることも知られており、寝返りに大きな力を必要とする場合、即ち、寝返り性に劣る場合、睡眠を妨げてしまう虞がある。
本発明は、上記事実を考慮し、寝返り性に優れたクッション材の提供を目的とする。
請求項1に記載の発明は、上面クッション層、前記上面クッション層と積層された中間クッション層、前記中間クッション層と積層された下面クッション層、前記下面クッション層の下側に積層されたベースクッション層の4層を備えるクッション材であって、前記中間クッション層の反発弾性が、前記上面クッション層及び前記下面クッション層及び前記ベースクッション層より高く、前記ベースクッション層の25%圧縮時の硬さ(N)が、前記中間クッション層の25%圧縮時の硬さ(N)よりも硬い
請求項1に記載のクッション材は、中間クッション層の反発弾性を上面クッション層及び下面クッション層より高くすることで、例えば、クッション材の上に仰向けで寝ている状態から横向きに寝返りを打つとき、中間クッション層の反発力にサポートされて筋肉に負担を掛けずに寝返りを打つことができる。即ち、小さな力で寝返りできる。このため、請求項1記載のクッション材は、寝返り性に優れたものになる。
また、上面クッション層及び下面クッション層を中間クッション層より低反発弾性とすることで、反発が少なく、柔らかく感じる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のクッション材において、前記中間クッション層は、25%圧縮時の硬さ(N)が90以上150未満、前記ベースクッション層は、25%圧縮時の硬さ(N)が150以上200未満である。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のクッション材において、前記中間クッション層は、反発弾性(%)が50以上、前記ベースクッション層は、反発弾性(%)が15以上50未満である。
中間クッション層の反発弾性(%)を50以上とし、25%圧縮時の硬さ(N)を90以上150未満とすることで、筋肉に負担を掛けずに小さな力で寝返りを打つことができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のクッション材において、前記上面クッション層は、反発弾性(%)が15以上50未満、25%圧縮時の硬さ(N)が190以上230未満、前記下面クッション層は、反発弾性(%)が15以上50未満、25%圧縮時の硬さ(N)が190以上230未満である。
また、上面クッション層は、反発弾性(%)が15以上50未満、25%圧縮時の硬さ(N)が190以上230未満、下面クッション層は、反発弾性(%)が15以上50未満、25%圧縮時の硬さ(N)が190以上230未満であるため、反発が少なく、柔らかく感じる。
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載のクッション材において、前記上面クッション層は、反発弾性(%)が15以上50未満、25%圧縮時の硬さ(N)が125以上175未満、前記下面クッション層は、反発弾性(%)が15以上50未満、25%圧縮時の硬さ(N)が125以上175未満である。
請求項5に記載のクッション材は、中間クッション層の反発弾性(%)を50以上とし、25%圧縮時の硬さ(N)を90以上150未満とすることで、筋肉に負担を掛けずに寝返りを打つことができる。
また、上面クッション層は、反発弾性(%)が15以上50未満、25%圧縮時の硬さ(N)が125以上175未満、下面クッション層は、反発弾性(%)が15以上50未満、25%圧縮時の硬さ(N)が125以上175未満であるため、寝たときの体感を良くすることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項3に記載のクッション材において、前記上面クッション層は、反発弾性(%)が15以下、25%圧縮時の硬さ(N)が30以上70未満、前記下面クッション層は、反発弾性(%)が15以上50以下、25%圧縮時の硬さ(N)が125以上230未満である。
請求項6に記載のクッション材は、中間クッション層の反発弾性(%)を50以上とし、25%圧縮時の硬さ(N)を90以上150未満とすることで、筋肉に負担を掛けずに寝返りを打つことができる。
また、上面クッション層は、反発弾性(%)が15以下、25%圧縮時の硬さ(N)が30以上70未満、下面クッション層は、反発弾性(%)が15以上50以下、25%圧縮時の硬さ(N)が125以上230未満であるため、寝たときの体感を良くすることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項3に記載のクッション材において、前記上面クッション層は、反発弾性(%)が15以上50未満、25%圧縮時の硬さ(N)が80以上130未満、前記下面クッション層は、反発弾性(%)が15以上50未満、25%圧縮時の硬さ(N)が125以上230未満である請求項3に記載のクッション材。
請求項7に記載のクッション材は、中間クッション層の反発弾性(%)を50以上とし、25%圧縮時の硬さ(N)を90以上150未満とすることで、筋肉に負担を掛けずに寝返りを打つことができる。
また、上面クッション層は、反発弾性(%)が15以上50未満、25%圧縮時の硬さ(N)が80以上130未満、下面クッション層は、反発弾性(%)が15以上50未満、25%圧縮時の硬さ(N)が125以上230未満であるため、寝たときの体感を良くすることができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の何れか1項に記載のクッション材において、前記上面クッション層、前記中間クッション層、及び前記下面クッション層はプロファイル加工され、前記上面クッション層、前記中間クッション層、及び前記下面クッション層には凹凸が形成されている。
請求項8に記載のクッション材は、プロファイル加工して表面に凹凸を形成することで通気性、及び体圧分散性がよくなる。また、プロファイル加工を採用することで、クッション材の生産効率が上る。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜請求項8の何れか1項に記載のクッション材において、前記中間クッション層の厚みが、全体の厚みの5〜45%である。
クッション材の全体の厚みを厚くすることなく、小さな力で寝返りができる。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載のクッション材において、前記中間クッション層の厚みが、全体の厚みの20〜35%である。
クッション材の全体の厚みを厚くすることなく、小さな力で寝返りができる。
請求項11に記載の発明は、請求項1〜10の何れか1項に記載のクッション材において、前記上面クッション層の厚みが5〜20mm、前記中間クッション層の厚みが5〜20mm、前記下面クッション層の厚みが20〜45mmである。
クッション材の全体の厚みを厚くすることなく、小さな力で寝返りができる。
なお、本発明において、「硬さ」とは、JIS K 6400−2のD法によって求められるものであり、単位はN(ニュートンである)。
本発明において、「反発弾性」とは、JIS K 6400−3によって求められるものであり、単位は%である。なお、反発弾性が15%未満を低反発、15%以上50%未満を一般弾性、50%以上を高弾性と呼ぶ。
以上説明したように本発明のクッション材によれば、優れた寝返り性が得られ、睡眠ステージの切り替わり時に眠りが浅くなることを解消し、睡眠を妨げることを回避するという優れた効果を有する。
本発明の第1の実施形態に係るクッション材を示す断面図である。 プロファイル加工のされていないクッション材を示す断面図である。 筋電位と寝返りの際の経過時間との関係を示すグラフである。
[第1の実施形態]
図1を用いて、本発明の第1の実施形態に係るにクッション材10について説明する。
図1に示すように、本実施形態のクッション材10は、ベッド等のマットレスとして用いられるものであり、全体が長方形状とされており、ベースクッション層12の上側に、下面クッション層14、中間クッション層16、及び上面クッション層18が順に配置されている。
ベースクッション層12、下面クッション層14、中間クッション層16、及び上面クッション層18は、合成樹脂のフォームから形成され、本実施形態ではウレタンフォームで形成されている。
先ず、中間クッション層16は、反発弾性が高い高弾性(反発弾性が50%以上)のウレタンフォームで形成されている。本実施形態では、中間クッション層16に、反発弾性が50%以上、25%圧縮時の硬さが90N以上150N未満、密度が37〜43kg/mのウレタンフォームを用いている。
また、中間クッション層16の厚みt3は、5mm以上とすることが好ましく、本実施形態では中間クッション層16の厚みt3を10mmとしている。
最上部の上面クッション層18は、反発弾性が中間クッション層16よりも小さいウレタンフォームで形成されている。本実施形態では、上面クッション層18に、反発弾性が15%以上50%未満、25%圧縮時の硬さが中間クッション層16よりも高く、その値が190N以上230N未満、密度が42kg/m以上46kg/m未満のウレタンフォームを用いている。また、本実施形態の上面クッション層18の厚みt4は10mmである。
下面クッション層14には、上面クッション層18と同一仕様のウレタンフォームが用いられている。なお、本実施形態の下面クッション層14の厚みt2は25mmである。
このように、本実施形態のクッション材10は、下面クッション層14と上面クッション層18との中間部に、下面クッション層14、及び上面クッション層18よりも高弾性の中間クッション層16が配置されている。
なお、本実施形態のベースクッション層12に用いられるウレタンフォームは、反発弾性が15%以上50%未満、25%圧縮時の硬さが150N以上200N未満、密度が35kg/m以上39kg/m未満とされている。また、本実施形態のベースクッション層12の厚みt1は45mmである。
また、本実施形態のクッション材10の上面側には、下面クッション層14、中間クッション層16、及び上面クッション層18に、いわゆるプロファイル加工により、複数の滑らかな山形状とされた凸部20、及び複数の凹部22が、一方向(例えば、マットレス長手方向)、及び一方向と交差する方向に交互に形成されている。複数の凸部20、及び凹部22の連なりを、例えば一方向に沿って断面で見たときの輪郭の形状は、略サインカーブまたは滑らかな波型である。
ちなみに、本実施形態の凸部20の高さhは、40mmである。このため、中間クッション層16は、凸部20の高さ方向の中間部に位置している。なお、高さhは、凹部22の底部から凸部20の頂部までのクッション材10の厚さ方向に沿って計測した寸法のことである。
次に、本実施形態のクッション材10の作用効果を説明する。
中間クッション層16は、反発弾性が上面クッション層、及び下面クッション層14より高く設定されているので、上面クッション層、及び下面クッション層14より大きな反発力を得ることができる。
本実施形態のクッション材10では、中間クッション層16の反発弾性を上面クッション層及び下面クッション層14より高く設定し、反発弾性を50%以上としているので、例えば、クッション材10の上に仰向けで寝ている状態から横向きに寝返りを打つとき、中間クッション層16の反発力にサポートされて筋肉に負担を掛けずに寝返りを打つことができる。このため、本実施形態のクッション材10は、寝返り性に優れたものとなる。
また、本実施形態のクッション材10では、上面クッション層18及び下面クッション層14を中間クッション層16より低反発弾性とし、反発弾性が15%以上50%未満、25%圧縮時の硬さが中間クッション層16よりも高く、その値が190N以上230N未満、密度が42kg/m以上46kg/m未満であるため、クッション材10の上に寝たときの体感がよくなる。
さらに、本実施形態のクッション材10では、上面にプロファイル加工による複数の凸部20、及び凹部22が形成されているので、凸部20、及び凹部22が形成されていない場合に比較して、良好な通気性、及び体圧分散性が得られる。
本実施形態のクッション材10は、ベースクッション層12を備えていたが、高い寝返り性を得るには、少なくとも上面クッション層、中間クッション層16、及び下面クッション層14を備えていれば良く、ベースクッション層12は省いても良い。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態に係るクッション材10について説明する。本実施形態のクッション材10は、各層の反発弾性、硬さ、密度が第1の実施形態とは異なっているものである。なお、第2の実施形態に係るクッション材10は、第1の実施形態のクッション材と同一形状に形成されているため、図示は省略し、以下に、各層の反発弾性、硬さ、密度等について説明する。
先ず、本実施形態の中間クッション層16には、第1の実施形態と同様の高弾性のウレタンフォームが用いられている。
最上部の上面クッション層18は、反発弾性が中間クッション層16よりも小さいウレタンフォームで形成されている。本実施形態の上面クッション層18に用いられるウレタンフォームは、反発弾性が15%以上50%未満、25%圧縮時の硬さが中間クッション層16よりも高く、その値が125N以上175N未満、密度が35kg/m以上39kg/m未満とされている。
本実施形態の下面クッション層14には、本実施形態の上面クッション層18と同一仕様のウレタンフォームが用いられている。また、本実施形態のベースクッション層12は、第1の実施形態のベースクッション層12と同様のものが用いられている。
このように、本実施形態のクッション材10も、第1の実施形態と同様に、下面クッション層14と上面クッション層18との中間部に、下面クッション層14、及び上面クッション層18よりも高弾性の中間クッション層16が配置されている。
本実施形態のクッション材10も、中間クッション層16の反発弾性を上面クッション層及び下面クッション層14より高くしているので、例えば、クッション材10の上に仰向けで寝ている状態から横向きに寝返りを打つとき、中間クッション層16の反発力にサポートされて筋肉に負担を掛けずに寝返りを打つことができる。
なお、本実施形態のクッション材10では、上面クッション層18、及び下面クッション層14の25%圧縮時の硬さを125N以上175N未満に設定し、上面クッション層18、及び下面クッション層14の硬さを第1の実施形態に比較して低下させているので、第1の実施形態に比較して、クッション材10は体感的に硬さが低下する。
[第3の実施形態]
本発明の第3の実施形態に係るクッション材10について説明する。本実施形態のクッション材10は、各層の反発弾性、硬さ、密度が前述した第1、2の実施形態とは異なっているものである。なお、第3の実施形態に係るクッション材10は、前述した第1、2の実施形態のクッション材と同一形状に形成されているため、図示は省略し、以下に、各層の反発弾性、硬さ、密度等について、前述した実施形態とは異なる点を説明する。
先ず、本実施形態の中間クッション層16には、第1の実施形態と同様の高弾性のウレタンフォームが用いられている。
本実施形態の上面クッション層18は、反発弾性が中間クッション層16よりも小さいウレタンフォームで形成されている。本実施形態の上面クッション層18に用いられるウレタンフォームは、反発弾性が15%以下、25%圧縮時の硬さが中間クッション層16よりも低く、その値が30N以上70N未満、密度が35kg/m以上65kg/m未満とされている。
本実施形態の下面クッション層14には、反発弾性が15%以上50%未満、25%圧縮時の硬さが125N以上230N未満のウレタンフォームが用いられている。また、本実施形態のベースクッション層12は、第1の実施形態のベースクッション層12と同様のものが用いられている。
このように、本実施形態のクッション材10も、下面クッション層14と上面クッション層18との中間部に、下面クッション層14、及び上面クッション層18よりも高弾性の中間クッション層16が配置されている。
本実施形態のクッション材10も、中間クッション層16の反発弾性を上面クッション層及び下面クッション層14より高くしているので、例えば、クッション材10の上に仰向けで寝ている状態から横向きに寝返りを打つとき、中間クッション層16の反発力にサポートされて筋肉に負担を掛けずに寝返りを打つことができる。
なお、本実施形態のクッション材10では、上面クッション層18、及び下面クッション層14の反発弾性、及び硬さを第1、2の実施形態よりも低く設定し、反発弾性が15%以下、25%圧縮時の硬さが30N以上70N未満、密度が35kg/m以上65kg/m未満であるため、クッション材10は全体的に反発弾性が低下する。
[第4の実施形態]
本発明の第4の実施形態に係るクッション材10について説明する。本実施形態のクッション材10は、各層の反発弾性、硬さ、密度が前述した第1〜3の実施形態とは異なっているものである。なお、第4の実施形態に係るクッション材10は、前述した第1〜3の実施形態のクッション材と同一形状に形成されているため、図示は省略し、以下に、各層の反発弾性、硬さ、密度等について説明する。
先ず、本実施形態の中間クッション層16には、第1の実施形態と同様の高弾性のウレタンフォームが用いられている。
本実施形態の上面クッション層18は、反発弾性が中間クッション層16よりも小さいウレタンフォームで形成されている。本実施形態の上面クッション層18に用いられるウレタンフォームは、反発弾性が15%以上50%未満、25%圧縮時の硬さが中間クッション層16よりも低く、その値が80N以上130N未満、密度が18kg/m以上30kg/m未満とされている。
本実施形態の下面クッション層14には、反発弾性が15%以上50%未満、25%圧縮時の硬さが125N以上230N未満のウレタンフォームが用いられている。また、本実施形態のベースクッション層12は、第1の実施形態のベースクッション層12と同様のものが用いられている。
このように、本実施形態のクッション材10も、下面クッション層14と上面クッション層18との中間部に、下面クッション層14、及び上面クッション層18よりも高弾性の中間クッション層16が配置されている。
本実施形態のクッション材10も、中間クッション層16の反発弾性を上面クッション層及び下面クッション層14より高くしているので、例えば、クッション材10の上に仰向けで寝ている状態から横向きに寝返りを打つとき、中間クッション層16の反発力にサポートされて筋肉に負担を掛けずに寝返りを打つことができる。
なお、本実施形態のクッション材10では、上面クッション層18及び下面クッション層14の硬さを第1、2の実施形態よりも低く設定しており、反発弾性が15%以上50%未満、25%圧縮時の硬さが80N以上130N未満、密度が18kg/m以上30kg/m未満であるため、クッション材10は全体的に硬さが低下する。
[その他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
上記第1〜4の実施形態のクッション材10では、上面にプロファイル加工によって複数の凸部20、及び凹部22が形成されていたが、本発明はこれに限らず、図2に示すように、凸部20、及び凹部22が形成されていなくても、クッション材10の上に仰向けで寝ている状態から横向きに寝返りを打つとき、中間クッション層16の反発力にサポートされて筋肉に負担を掛けずに寝返りを打つことができる。
上記クッション材10では、ベースクッション層12が設けられていたが、ベースクッション層12は無い場合もある。
上面クッション層18、中間クッション層16、及び下面クッション層14の反発弾性、硬さ、密度、厚さは、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
中間クッション層16の厚みは、上面クッション層18、中間クッション層16、及び下面クッション層14の全体の厚みの5〜45%とすることが好ましく、20〜35%とすることが更に好ましい。また、上面クッション層18の厚みを5〜20mm、中間クッション層16の厚みを5〜20mm、下面クッション層14の厚みを20〜45mmとすることが好ましい。
上記実施形態では、上面クッション層18、中間クッション層16、及び下面クッション層14にウレタンフォームを用いたが、本発明はこれに限らず、ウレタン以外のフォーム材を用いても良く、合成樹脂等からなる3次元の網目構造体を用いても良い。
[試験例]
本発明の効果を確かめるために、従来技術のクッション材、及び本発明の適用された実施例のクッション材2種を試作し、被験者の腹直筋の筋電位を測定することで寝返り性の比較を行った。
試験では、クッション材の上で被験者が仰向けに寝た状態から右へ横向きに寝返りを打つときの左腹直筋の筋電位を測定した。
実施例1のクッション材は、上記第1の実施形態のクッション材である。
実施例2のクッション材は、第1の実施形態のクッション材において、中間クッション層の厚さを15mm、下面クッション層の厚みを20mmに変更したものである。
従来例のクッション材は、上記第1の実施形態のクッション材において、中間クッション材の反発弾性を15%以上50%以下、25%圧縮時の硬さを80〜130N、密度を21kg/m以上25kg/m以下としたものである。
図3には、試験結果が示されている。図3のグラフ線で示す様に、本発明の適用された実施例1,2のクッション材は、従来例のクッション材に比較して、寝返りをする際の筋電位が低く、寝返りし易いことが分かる。なお、図3に示すグラフにおいて、縦軸は筋電位(mV)、横軸は時間(msec)である。
10…クッション材、14…下面クッション層、16…中間クッション層、18…上面クッション層

Claims (11)

  1. 上面クッション層、前記上面クッション層と積層された中間クッション層、前記中間クッション層と積層された下面クッション層、前記下面クッション層の下側に積層されたベースクッション層の4層を備えるクッション材であって、
    前記中間クッション層の反発弾性が、前記上面クッション層及び前記下面クッション層及び前記ベースクッション層より高く、
    前記ベースクッション層の25%圧縮時の硬さ(N)が、前記中間クッション層の25%圧縮時の硬さ(N)よりも硬い、クッション材。
  2. 前記中間クッション層は、25%圧縮時の硬さ(N)が90以上150未満、
    前記ベースクッション層は、25%圧縮時の硬さ(N)が150以上200未満である、請求項1に記載のクッション材。
  3. 前記中間クッション層は、反発弾性(%)が50以上、
    前記ベースクッション層は、反発弾性(%)が15以上50未満である、請求項2に記載のクッション材。
  4. 前記上面クッション層は、反発弾性(%)が15以上50未満、25%圧縮時の硬さ(N)が190以上230未満、前記下面クッション層は、反発弾性(%)が15以上50未満、25%圧縮時の硬さ(N)が190以上230未満である請求項3に記載のクッション材。
  5. 前記上面クッション層は、反発弾性(%)が15以上50未満、25%圧縮時の硬さ(N)が125以上175未満、前記下面クッション層は、反発弾性(%)が15以上50未満、25%圧縮時の硬さ(N)が125以上175未満である請求項3に記載のクッション材。
  6. 前記上面クッション層は、反発弾性(%)が15以下、25%圧縮時の硬さ(N)が30以上70未満、前記下面クッション層は、反発弾性(%)が15以上50以下、25%圧縮時の硬さ(N)が125以上230未満である請求項3に記載のクッション材。
  7. 前記上面クッション層は、反発弾性(%)が15以上50未満、25%圧縮時の硬さ(N)が80以上130未満、前記下面クッション層は、反発弾性(%)が15以上50未満、25%圧縮時の硬さ(N)が125以上230未満である請求項3に記載のクッション材。
  8. 前記上面クッション層、前記中間クッション層、及び前記下面クッション層はプロファイル加工され、前記上面クッション層、前記中間クッション層、及び前記下面クッション層には凹凸が形成されている請求項1〜7の何れか1項に記載のクッション材。
  9. 前記中間クッション層の厚みが、全体の厚みの5〜45%である、請求項1〜請求項8の何れか1項に記載のクッション材。
  10. 前記中間クッション層の厚みが、全体の厚みの20〜35%である、請求項9に記載のクッション材。
  11. 前記上面クッション層の厚みが5〜20mm、前記中間クッション層の厚みが5〜20mm、前記下面クッション層の厚みが20〜45mmである請求項1〜10の何れか1項に記載のクッション材。
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