JP3089651U - クッション材、敷き布団及びマットレス - Google Patents

クッション材、敷き布団及びマットレス

Info

Publication number
JP3089651U
JP3089651U JP2002002475U JP2002002475U JP3089651U JP 3089651 U JP3089651 U JP 3089651U JP 2002002475 U JP2002002475 U JP 2002002475U JP 2002002475 U JP2002002475 U JP 2002002475U JP 3089651 U JP3089651 U JP 3089651U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
position member
upper position
mattress
plate
cushion material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002002475U
Other languages
English (en)
Inventor
清春 高木
Original Assignee
高木製綿株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 高木製綿株式会社 filed Critical 高木製綿株式会社
Priority to JP2002002475U priority Critical patent/JP3089651U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3089651U publication Critical patent/JP3089651U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 敷き布団用芯材やマットレスに用いるクッシ
ョン材であって、へたりが少なく、通気性や保温性に優
れたクッション材を提供する。 【解決手段】 クッション材A1は、ポリエステル固綿
により形成された上位置部材10と、ポリウレタンフォ
ームにより形成された中位置部材20と、ポリエステル
固綿により形成された下位置部材30とから構成されて
いて、各部材は積層して構成されている。なお、下位置
部材30をポリエチレンフォームにより形成してもよ
い。また、上位置部材10と下位置部材30とをポリエ
チレンフォームにより形成してもよい。さらに、上位置
部材10等において、場所により硬さが異なるように設
定して、体荷重分散を適切に行うようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、敷き布団用の芯材やマットレス素材等のクッション材に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
従来より、敷き布団用の芯材やマットレス素材として、ポリウレタンフォーム を用いたものが存在する。
【0003】 また、他の敷き布団用の芯材やマットレス素材として、ポリエステル固綿を用 いたものも存在する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、ポリウレタンフォームの場合には、硬さや通気性に劣り、湿気を貯め やすく内部にカビが発生するおそれがあるという問題があった。よって、敷き布 団用の芯材やマットレス素材として用いた場合には、湿気が溜まりやすいという 問題があった。
【0005】 また、ポリエステル固綿の場合には、圧縮弾性回復性に劣り、へたりやすいと いう問題がある。また、ポリエステル固綿の場合には、保温性に若干劣るという 問題もあった。
【0006】 そこで、本考案は、敷き布団用芯材やマットレスに用いるクッション材であっ て、へたりが少なく、通気性や保温性に優れたクッション材を提供することを目 的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記問題点を解決するために創作されたものであって、第1には、ク ッション材であって、複数の板状部材が積層して形成されており、少なくとも1 つの板状部材がポリウレタンフォームにより形成され、ポリウレタンフォームに より形成された板状部材以外の板状部材が、ポリエステル固綿又はポリエチレン フォームにより形成されていることを特徴とする。
【0008】 この第1の構成のクッション材によれば、該クッション材に加圧された場合に 、ポリウレタンフォームにより形成された板状部材が先に凹むことから、その分 、他の板状部材、つまり、ポリエステル固綿やポリエチレンフォームにより形成 された板状部材のへたりを少なくすることができる。また、ポリウレタンフォー ムは、圧縮弾性回復性が高いので、多数回使用されてもへたりは極めて小さい。 よって、クッション材を敷き布団やマットレス等に多数回使用した場合でも、敷 き布団やマットレス全体のへたりを小さくすることが可能となる。
【0009】 また、ポリウレタンフォームにより形成された板状部材以外の板状部材にポリ エステル固綿を用いる場合には、クッション材の通気性を良好とすることが可能 となる。また、ポリエチレンフォームを用いる場合には、保温性を得ることがで きる。
【0010】 また、第2には、上記第1の構成において、上記複数の板状部材において、最 も外側となる板状部材は、ポリエステル固綿又はポリエチレンフォームにより形 成されていることを特徴とする。よって、ポリエステル固綿を用いた場合には、 クッション材の通気性を良好とすることができ、また、ポリエチレンフォームを 用いた場合には、保温性を得ることができる。
【0011】 また、第3には、上記第1又は第2の構成において、上記クッション材におけ る少なくとも1つの板状部材において、場所により異なる硬さが設定されている ことを特徴とする。よって、該クッション材を用いた敷き布団やマットレスに使 用者が寝た場合に、脚部の範囲は最も硬さを小さくし、肩の位置から臀部の位置 の範囲は最も硬さを大きくし、頭部の位置はその間の硬さとすること等により、 体荷重分散を適切にすることが可能となる。
【0012】 また、第4には、上記第3の構成において、場所により異なる硬さが設定され ている板状部材が、硬さの異なる複数の部材により構成されていることを特徴と する。
【0013】 また、第5には、上記第3の構成において、場所により異なる硬さが設定され ている板状部材が、貫通孔及び/又は凹部の密集率や大きさを異ならせることに より、異なる硬さが設定されていることを特徴とする。
【0014】 また、第6には、上記第3から第5までのいずれかの構成において、場所によ り異なる硬さが設定されている板状部材において、該板状部材の長手方向の一方 の端部側の部分を第1部分とし、他方の端部側である部分を第2部分とし、該第 1部分と第2部分との間の部分を第3部分とした場合に、第2部分が最も硬さが 小さく、第3部分が最も硬さが大きいことを特徴とする。これにより、体荷重分 散を適切にすることが可能となる。
【0015】 また、第7には、クッション材であって、板状を呈し、ポリエステル固綿によ り形成された上位置部材と、該上位置部材の下面に固着された中位置部材であっ て、板状を呈し、ポリウレタンフォームにより形成された中位置部材と、該中位 置部材の下面に固着された下位置部材であって、板状を呈し、ポリエステル固綿 により形成された下位置部材と、を有することを特徴とする。
【0016】 この第7の構成のクッション材によれば、該クッション材に加圧された場合に 、ポリウレタンフォームにより形成された中位置部材が先に凹むことから、その 分、ポリエステル固綿により形成された上位置部材や下位置部材のへたりを少な くすることができる。また、ポリウレタンフォームは、圧縮弾性回復性が高いの で、多数回使用されてもへたりは極めて小さい。よって、クッション材を敷き布 団やマットレス等に多数回使用した場合でも、敷き布団やマットレス全体のへた りを小さくすることが可能となる。また、ポリエステル固綿は通気性に優れてい るので、クッション材の通気性を良好とすることが可能となる。
【0017】 また、第8には、クッション材であって、板状を呈し、ポリエステル固綿によ り形成された上位置部材と、該上位置部材の下面に固着された中位置部材であっ て、板状を呈し、ポリウレタンフォームにより形成された中位置部材と、該中位 置部材の下面に固着された下位置部材であって、板状を呈し、ポリエチレンフォ ームにより形成された下位置部材と、を有することを特徴とする。
【0018】 この第8の構成のクッション材によれば、該クッション材に加圧された場合に 、ポリウレタンフォームにより形成された中位置部材が先に凹むことから、その 分、ポリエステル固綿により形成された上位置部材や下位置部材のへたりを少な くすることができる。また、ポリウレタンフォームは、圧縮弾性回復性が高いの で、多数回使用されてもへたりは極めて小さい。よって、クッション材を敷き布 団やマットレス等に多数回使用した場合でも、敷き布団やマットレス全体のへた りを小さくすることが可能となる。また、ポリエステル固綿は通気性に優れてい るので、クッション材の通気性を良好とすることが可能となる。また、下位置部 材はポリエチレンフォームにより形成されているので、クッション材の保温性を 良好とすることができる。
【0019】 また、第9には、クッション材であって、板状を呈し、ポリエチレンフォーム により形成された上位置部材と、該上位置部材の下面に固着された中位置部材で あって、板状を呈し、ポリウレタンフォームにより形成された中位置部材と、該 中位置部材の下面に固着された下位置部材であって、板状を呈し、ポリエチレン フォームにより形成された下位置部材と、を有することを特徴とする。
【0020】 この第9の構成のクッション材によれば、該クッション材に加圧された場合に 、ポリウレタンフォームにより形成された中位置部材が先に凹むことから、その 分、ポリエステル固綿により形成された上位置部材や下位置部材のへたりを少な くすることができる。また、ポリウレタンフォームは、圧縮弾性回復性が高いの で、多数回使用されてもへたりは極めて小さい。よって、クッション材を敷き布 団やマットレス等に多数回使用した場合でも、敷き布団やマットレス全体のへた りを小さくすることが可能となる。また、上位置部材や下位置部材はポリエチレ ンフォームにより形成されているので、クッション材の保温性を良好とすること ができる。
【0021】 また、第10には、上記第7から第9までのいずれかの構成において、上記ク ッション材を構成する上記各部材における少なくともいずれかにおいて、場所に より異なる硬さが設定されていることを特徴とする。よって、該クッション材を 用いた敷き布団やマットレスに使用者が寝た場合に、脚部の範囲は最も硬さを小 さくし、肩の位置から臀部の位置の範囲は最も硬さを大きくし、頭部の位置はそ の間の硬さとすること等により、体荷重分散を適切にすることが可能となる。
【0022】 また、第11には、上記第10の構成において、場所により異なる硬さが設定 されている部材が、硬さの異なる複数の部材により構成されていることを特徴と する。
【0023】 また、第12には、上記第10の構成において、場所により異なる硬さが設定 されている部材が、貫通孔及び/又は凹部の密集率や大きさを異ならせることに より、異なる硬さが設定されていることを特徴とする。
【0024】 また、第13には、上記第10から第12までのいずれかの構成において、場 所により異なる硬さが設定されている部材において、該部材の長手方向の一方の 端部側である部分を第1部分とし、他方の端部側である部分を第2部分とし、該 第1部分と第2部分との間の部分を第3部分とした場合に、第2部分が最も硬さ が小さく、第3部分が最も硬さが大きいことを特徴とする。これにより、体荷重 分散を適切にすることが可能となる。
【0025】 また、第14には、敷き布団であって、上記第1から第13までのいずれかの 構成のクッション材を有することを特徴とする。
【0026】 また、第15には、マットレスであって、上記第1から第13までのいずれか の構成のクッション材を有することを特徴とする。
【0027】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態としての実施例を図面を利用して説明する。まず、第1実 施例における 本考案に基づくクッション材A1は、敷き布団用芯材やマットレス素材等に用 いられるものであり、図1、図2(a)に示されるように、全体として直方体形 状を呈し、上位置部材10と、中位置部材20と、下位置部材30とを有してい る。該中位置部材20は、該下位置部材30の上側に積層し、さらに、上位置部 材10は、該中位置部材20の上側に積層している。
【0028】 ここで、該上位置部材10は、長方形状の板状に形成された部材であり、ポリ エステル固綿により形成されている。このポリエステル固綿は、低融点ポリエス テル等のポリエステル短繊維を開綿後、布団綿状にし、その後熱圧縮して、一定 の厚みに固めたものである。このポリエステル固綿は、通気性に優れ、ある程度 の硬さと弾性はあるものの、圧縮弾性回復性(「繰返圧縮弾性歪」としてもよい )に劣り、へたりやすいという性質を有している。また、保温性にも劣るという 性質を有している。
【0029】 また、該中位置部材20は、長方形状の板状に形成された部材であり、ポリウ レタンフォーム(「ポリウレタン発泡体」としてもよい)により形成されている 。このポリウレタンフォームは、ポリオールとジイソシアナートより作られるス ポンジ状の多孔質物質であり、軟質のものと硬質のものとがあるが、本実施例で は、軟質のポリウレタンフォームが用いられる。このポリウレタンフォームは、 圧縮弾性回復性に優れているが、保温性にやや劣り、さらに、通気性と硬さに劣 るという性質を有している。
【0030】 また、該下位置部材30は、長方形状の板状に形成された部材であり、ポリエ ステル固綿により形成されている。つまり、この下位置部材30は、上記上位置 部材10と同様の素材により形成されている。
【0031】 上記クッション材A1における各部材は、接着剤により接着されている。つま り、上位置部材10の下面と中位置部材20の上面とは接着剤により接着して固 着され、また、中位置部材20の下面と下位置部材30の上面とは接着剤により 接着して固着されている。
【0032】 上記クッション材A1においては、最も外側の部材、つまり、上位置部材10 と下位置部材30には、ポリエステル固綿が用いられていることになる。なお、 上記上位置部材10と中位置部材20と下位置部材30とは、上記板状部材とし て機能する。
【0033】 上記クッション材A1の製造方法としては、上位置部材10と中位置部材20 と下位置部材30とをそれぞれ用意し、接着剤で固着することにより製造する。
【0034】 上記クッション材A1の使用状態について説明すると、敷き布団用の芯材やマ ットレス素材として使用する。つまり、敷き布団用の芯材として使用する場合に は、該クッション材の周りを布団綿で包み、さらに、該布団綿を羊毛やポリエス テル等で包んで、布団側の中に入れる部材を形成し、該部材を布団側に入れて敷 き布団を形成する。また、マットレス素材として使用する場合には、マットレス の外周を構成する布地の中に該クッション材を入れて、マットレスとする。
【0035】 上記構成のクッション材A1によれば、該クッション材A1の上側(つまり、 上位置部材10の外面側)又はクッション材A1の下側(つまり、下位置部材3 0の外面側)から加圧された場合には、上位置部材10や下位置部材30よりも 先に、ポリウレタンフォームにより形成された中位置部材20に圧力が吸収され る。つまり、上位置部材10や下位置部材30よりも先に中位置部材20が凹む 。これは、ポリエステル固綿よりもポリウレタンフォームの方が柔らかいために 、ポリウレタンフォームにより形成された中位置部材20が先に凹むことになる 。すると、ポリエステル固綿で形成された上位置部材10や下位置部材30の凹 みを少なくすることができ、その分、上位置部材10や下位置部材30のへたり を小さくすることができる。クッション材A1が加圧された場合に、中位置部材 20は凹むことになるが、圧縮弾性回復性が高いポリウレタンフォームにより形 成されているので、長期間使用されて多数回加圧されてもへたりは極めて小さい 。よって、クッション材A1を敷き布団やマットレス等に多数回使用した場合で も、クッション材A1全体のへたりを小さくすることが可能となる。つまり、ク ッション材A1の上側と下側(図1参照)とをどちらを上にして使用しても、ク ッション材のへたりを小さくすることができることになる。
【0036】 また、ポリエステル固綿は通気性に優れているため、クッション材A1に湿気 が溜まりにくくすることができ、敷き布団やマットレスとした場合でも湿気が溜 まりにくくすることができる。つまり、クッション材にポリウレタンフォームが 用いられているものの、ポリエステル固綿により挟まれた構造となっているので 、クッション材A1に湿気が溜まりにくくすることができる。また、クッション 材A1にポリウレタンフォームが設けられているので、保温性もある程度得るこ とができる。
【0037】 なお、上記の説明では、上位置部材10と下位置部材30にポリエステル固綿 を用い、中位置部材20にポリウレタンフォームを用いるものとして説明したが 、以下のように、上位置部材10と下位置部材30の少なくともいずれかを他の 素材により構成するようにしてもよい。
【0038】 つまり、図2(b)に示すクッション材A2は、上記と同様に、図1に示すよ うな外形形状を呈しているが、上位置部材10と下位置部材30とがポリエチレ ンフォーム(「発泡ポリエチレン」としてもよい)により形成され、中位置部材 20はポリウレタンフォームにより形成されている。つまり、上記の例では、上 位置部材10と下位置部材30をポリエステル固綿により形成するものとしたが (図2(a)は、上記の例を示していることになる)、この例では、ポリエステ ル固綿の代わりにポリエチレンフォームを用いる。
【0039】 このポリエチレンフォームは、ポリエチレン樹脂の発泡体であり、特に、電子 架橋法によりポリエチレン樹脂を架橋して分子構造を網目構造としたものを用い るのが好ましい。
【0040】 このポリエチレンフォームは、硬さと保温性の点では優れているが、圧縮弾性 回復性や、通気性に劣るという性質を有している。なお、ポリエステル固綿とポ リウレタンフォームとポリエチレンフォームの各性質を比較すると、図4に示す ようになる。
【0041】 この図2(b)の例においても、上記と同様に、上記クッション材における各 部材は、接着剤により接着されている。また、図2(b)の例の製造方法も上記 と同様であり、上位置部材10と中位置部材20と下位置部材30とをそれぞれ 用意し、接着剤で固着することにより製造する。また、その使用状態も、同様に 、敷き布団用の芯材やマットレス素材として使用する。
【0042】 この図2(b)の例のクッション材によれば、該クッション材A2の上側(つ まり、上位置部材10の外面側)又はクッション材A2の下側(つまり、下位置 部材30の外面側)から加圧された場合には、上位置部材10や下位置部材30 よりも先に、ポリウレタンフォームにより形成された中位置部材20に圧力が吸 収される。つまり、上位置部材10や下位置部材30よりも先に中位置部材20 が凹む。これは、ポリエチレンフォームよりもポリウレタンフォームの方が柔ら かいために、ポリウレタンフォームにより形成された中位置部材20が先に凹む ことになる。すると、ポリエチレンフォームで形成された上位置部材10や下位 置部材30の凹みを少なくすることができ、その分、上位置部材10や下位置部 材30のへたりを小さくすることができる。クッション材Aが加圧された場合に 、中位置部材20は凹むことになるが、圧縮弾性回復性が高いポリウレタンフォ ームにより形成されているので、長期間使用されて多数回加圧されてもへたりは 極めて小さい。よって、クッション材A2を敷き布団やマットレス等に多数回使 用した場合でも、クッション材全体のへたりを小さくすることが可能となる。つ まり、クッション材A2の上側と下側(図1参照)とをどちらを上にして使用し ても、クッション材のへたりを小さくすることができることになる。
【0043】 また、ポリエチレンフォームは、保温性に優れているので、敷き布団やマット レスにした場合に、十分な保温性を得ることができる。
【0044】 また、図2(c)に示すクッション材A3は、上記と同様に、図1に示すよう な外形形状を呈しているが、上位置部材10はポリエステル固綿により形成され 、中位置部材20はポリウレタンフォームにより形成され、下位置部材30はポ リエチレンフォームにより形成されている。この図2(c)の例においても、上 記と同様に、上記クッション材A3における各部材は、接着剤により接着されて いる。また、図2(c)の例の製造方法も上記と同様であり、上位置部材10と 中位置部材20と下位置部材30とをそれぞれ用意し、接着剤で固着することに より製造する。また、その使用状態も、同様に、敷き布団用の芯材やマットレス 素材として使用する。
【0045】 この図2(c)の例のクッション材A3によれば、該クッション材A3の上側 (つまり、上位置部材10の外面側)又はクッション材A3の下側(つまり、下 位置部材30の外面側)から加圧された場合には、上位置部材10や下位置部材 30よりも先に、ポリウレタンフォームにより形成された中位置部材20に圧力 が吸収される。つまり、上位置部材10や下位置部材30よりも先に中位置部材 20が凹む。これは、ポリエステル固綿やポリエチレンフォームよりもポリウレ タンフォームの方が柔らかいために、ポリウレタンフォームにより形成された中 位置部材20が先に凹むことになる。すると、ポリエステル固綿により形成され た上位置部材10やポリエチレンフォームにより形成された下位置部材30の凹 みを少なくすることができ、その分、上位置部材10や下位置部材30のへたり を小さくすることができる。クッション材が加圧された場合に、中位置部材20 は凹むことになるが、圧縮弾性回復性が高いポリウレタンフォームにより形成さ れているので、長期間使用されて多数回加圧されてもへたりは極めて小さい。よ って、クッション材A3を敷き布団やマットレス等に多数回使用した場合でも、 クッション材A3全体のへたりを小さくすることが可能となる。つまり、クッシ ョン材A3の上側と下側(図1参照)とをどちらを上にして使用しても、クッシ ョン材のへたりを小さくすることができることになる。
【0046】 また、ポリエステル固綿は通気性に優れているため、クッション材A3に湿気 が溜まりにくくすることができ、敷き布団やマットレスとした場合でも湿気が溜 まりにくくすることができる。また、ポリエチレンフォームは、保温性に優れて いるので、敷き布団やマットレスにした場合に、十分な保温性を得ることができ る。
【0047】 また、上記の例では、クッション材は、上位置部材10と中位置部材20と下 位置部材30の計3層により構成されているとしたが、2層により構成してもよ い。
【0048】 つまり、図3に示すクッション材A4は、上位置部材40と下位置部材50と を有していて、該上位置部材40は、ポリエステル固綿により形成されていて、 下位置部材50は、ポリウレタンフォームにより形成されている。上位置部材4 0と下位置部材50とはともに長方形状の板状を呈している。上位置部材40と 下位置部材50とは接着剤により接着して固着されている。また、この場合の製 造方法も、上位置部材40と下位置部材50とをそれぞれ用意し、接着剤で固着 することにより製造する。また、その使用状態も、同様に、敷き布団用の芯材や マットレス素材として使用する。
【0049】 上記図3の例のクッション材によれば、該クッション材A4の上側(つまり、 上位置部材40の外面側)から加圧された場合には、上位置部材40よりも先に 、ポリウレタンフォームにより形成された下位置部材50に圧力が吸収される。 つまり、上位置部材40よりも先に下位置部材50が凹む。これは、ポリエチレ ンフォームよりもポリエステル固綿の方が柔らかいために、ポリウレタンフォー ムにより形成された下位置部材50が先に凹むことになる。すると、ポリエステ ル固綿で形成された上位置部材10の凹みを少なくすることができ、その分、上 位置部材40や下位置部材50のへたりを小さくすることができる。クッション 材A4が加圧された場合に、下位置部材50は凹むことになるが、圧縮弾性回復 性が高いポリウレタンフォームにより形成されているので、長期間使用されて多 数回加圧されてもへたることはない。よって、クッション材全体のへたりを小さ くすることが可能となる。なお、クッション材A4の下側、つまり、下位置部材 50の外面側から加圧した場合でも、上記と同様に、下位置部材50が先に凹む ので、ポリエステル固綿より形成された上位置部材40のへたりを小さくでき、 全体にクッション材A4のへたりを小さくできる。また、ポリエステル固綿は通 気性に優れているため、クッション材A4に湿気が溜まりにくくすることができ る。また、クッション材A4にポリウレタンフォームが設けられているので、保 温性もある程度得ることができる。
【0050】 なお、上記の説明では、上位置部材40をポリエステル固綿で形成し、下位置 部材50をポリウレタンフォームで形成するとしたが、上位置部材40をポリエ チレンフォームにより形成してもよい。その場合でも、加圧された場合に、圧縮 弾性回復性に優れたポリウレタンフォームにより形成された下位置部材50が先 に凹むので、クッション材全体のへたりを小さくすることができる。また、ポリ エチレンフォームは、保温性に優れているので、敷き布団やマットレスにした場 合に、十分な保温性を得ることができる。
【0051】 なお、上記において、ポリウレタンフォームに複数の貫通孔を設けるようにし てもよい。つまり、ポリウレタンフォームの上面から下面までを貫通する貫通孔 を複数設けることにより、ポリウレタンフォームの通気性を向上させることが可 能となる。
【0052】 次に、第2実施例について説明する。この第2実施例のクッション材は、上記 第1実施例と同様の構成であるが、上位置部材において、場所により異なる硬さ が設定されている。つまり、上位置部材を複数の部材で構成し、各部材について 硬さを異なるものとした点に特徴を有する。
【0053】 つまり、クッション材A1’は、図5に示すように、上記第1実施例と同様に 、上位置部材10と、中位置部材20と、下位置部材30とを有しているが、上 位置部材10は、第1上位置部材10aと、第2上位置部材10bと、第3上位 置部材10cとから構成されている。この第1上位置部材10aの長さ(つまり 、Y方向の長さ)と、第2上位置部材10bの長さ(つまり、Y方向の長さ)と 、第3上位置部材10cの長さ(つまり、Y方向の長さ)とを比較すると、第2 上位置部材10bが最も長く形成され、第3上位置部材10c、第1上位置部材 10aの順となっている。これは、人間の頭部の長さを第1上位置部材10aの 長さに合わせ、また、胴部の長さを第2上位置部材10bの長さに合わせ、さら に、脚部の長さを第3上位置部材10cの長さに合わせたものである。
【0054】 そして、第1上位置部材10aの硬さと、第2上位置部材10bの硬さと、第 3上位置部材10cの硬さとを比較すると、第2上位置部材10bが最も硬さが 大きく、第1上位置部材10aが次に硬さが大きく、第3上位置部材10cが最 も硬さが小さく形成されている。つまり、硬さが、第3上位置部材10c、第1 上位置部材10a、第2上位置部材10bの順で大きくなっている。これは、各 上位置部材を製造する際に、圧縮の度合いを異なるものとすること等により、硬 さを異なるものとすることにより形成されている。つまり、上位置部材10は、 硬さの異なる複数の部材により構成されているといえる。なお、第1上位置部材 10aと、第2上位置部材10bと、第3上位置部材10cのそれぞれは、中位 置部材20に接着して固着されることにより、クッション材A1’は全体に一体 となっている。
【0055】 ここで、上記の「硬さが大きい」とは、逆に言えば柔らかさが小さいことを意 味しており、圧縮硬さが大きい、圧縮荷重が大きいことを意味している。一方、 上記の「硬さが小さい」とは、逆に言えば柔らかさが大きいことを意味しており 、圧縮硬さが小さい、圧縮荷重が小さいことを意味している。
【0056】 なお、上記第1上位置部材10aは、上記第1部分に当たり、上記第2上位置 部材10bは、上記第3部分に当たり、上記第3上位置部材10cは、上記第2 部分に当たる。
【0057】 このようにすることにより、クッション材A1’を用いた敷き布団やマットレ スに寝た場合に、体荷重分散を適切なものとすることができる。つまり、上位置 部材10側に寝て、かつ、第1上位置部材10a側を頭部側とすることにより、 使用者の頭部の位置は比較的柔らかく、また、使用者の肩の位置から臀部の位置 までは硬く、さらに、脚の位置は最も柔らかくすることができるので、使用者に 対する体加重分散を最適なものとすることができる。
【0058】 なお、この第2実施例において、上位置部材10と、中位置部材20と、下位 置部材30における各素材は、上記第1実施例に示す組み合わせが適用可能であ る。つまり、図2(a)に示すように、上位置部材10をポリエステル固綿とし 、中位置部材20をポリウレタンフォームとし、下位置部材30をポリエステル 固綿としてもよいし、図2(b)に示すように、上位置部材10をポリエチレン フォームとし、中位置部材20をポリウレタンフォームとし、下位置部材30を ポリエチレンフォームとしてもよいし、図2(c)に示すように、上位置部材1 0をポリエステル固綿とし、中位置部材20をポリウレタンフォームとし、下位 置部材30をポリエチレンフォームとしてもよい。
【0059】 また、上記の説明では、上位置部材10のみについて、複数の部材で構成し、 各部材について硬さを異なるものとしたが、中位置部材20や下位置部材30の みを、そのように、複数の部材で構成に区画し各部材について硬さを異なるもの としてもよいし、各部材(つまり、上位置部材10と中位置部材20と下位置部 材30)の任意の組み合わせについて、そのように、複数の領域に区画し各領域 について硬さを異なるものとしてもよい。例えば、上位置部材10と中位置部材 とをそのようにしてもよいし、上位置部材10と中位置部材20と下位置部材3 0の全てについてそのようにしてもよい。
【0060】 また、この第2実施例の図5に示すような構成は、図3に示すような2層の場 合にも適用してもよい。つまり、上位置部材40について、複数の部材で構成し 、各部材の硬さを異なるものとするのである。例えば、図5に示す上位置部材1 0のように、上位置部材40を3つの部材で構成し、一方の端部側の領域を2番 目の硬さとし、中央の領域を1番目の硬さとし、他方の端部側の領域を3番目の 硬さとするのである。なお、この2層の場合に、上位置部材40ではなく、下位 置部材50のみについて、複数の部材で構成し、各部材の硬さを異ならせてもよ い。また、上位置部材40と下位置部材50の両方についてそのようにしてもよ い。
【0061】 なお、上記の説明では、1つの層を形成する部材を3つの部材で構成し、それ らの硬さを異なるものとするとして説明したが、4つ以上の部材で構成して、各 部材の硬さを異なるものとしてもよい。
【0062】 また、上記の説明では、1つの層を形成する部材を複数の部材で構成し、各部 材の硬さを異ならせるとして説明したが、1つの層を形成する部材を1つの部材 で形成しつつ、穴部及び/又は凹部の密集率や大きさを異ならせることにより、 異なる硬さを設定するようにしてもよい。
【0063】 例えば、穴部や凹部の数を調整することにより硬さを異ならせる。つまり、図 6に示すクッション材A’’は、上記クッション材A’と同様に、上位置部材1 0と、中位置部材20と、下位置部材30とを有し、それぞれが板状を呈してい るが、上位置部材10には、穴部100が設けられている。この穴部100は、 上位置部材10の上面から下面までを貫通する貫通孔である。そして、この上位 置部材10には、穴部100の密集率が異なる複数の領域が設けられている。こ こで、穴部100の密集率とは、単位面積当たりの穴部100の数を示すもので ある。つまり、図6の例では、上位置部材10は、第1領域R1と、第2領域R 2と、第3領域R3とに分けられていて、第1領域R1は、上位置部材10の長 手方向の端部から所定の長さの領域であり、第3領域R3は、上位置部材10の 長手方向の他方の端部から所定の長さの領域であり、第2領域R2は、第1領域 R1と第3領域R3の間の領域となっている。各領域の長さ(Y方向の長さ)に ついては、第2領域R1が最も長く形成され、第3領域R3、第1領域R1の順 となっている。これは、図5の場合と同様に、人間の頭部の長さと、胴部の長さ と脚部の長さに合わせたものである。
【0064】 そして、第1領域R1と、第2領域R2と、第3領域R3とを比較すると、上 記第3領域R3が最も穴部100の密集率が高く、第1領域R1が次に密集率が 高く、第2領域R2が最も密集率が低くなっている。このようにすることにより 、第2領域R2が最も硬さが大きく、第1領域R1が次に硬さが大きく、第3領 域R3が最も硬さが小さく形成されている。
【0065】 なお、上記第1領域R1は、上記第1部分に当たり、上記第2領域R2は、上 記第3部分に当たり、上記第3領域R3は、上記第2部分に当たる。
【0066】 このようにすることにより、クッション材A1’’を用いた敷き布団やマット レスに寝た場合に、体荷重分散を適切なものとすることができる。つまり、上位 置部材10側に寝て、かつ、第1上位置部材10a側を頭部側とすることにより 、使用者の頭部の位置は比較的柔らかく、また、使用者の肩の位置から臀部の位 置までは硬く、さらに、脚の位置は最も柔らかくすることができるので、使用者 に対する体加重分散を最適なものとすることができる。
【0067】 なお、上記の説明では、穴部100の密集率を異ならせて、硬さを異ならせる ものとしたが、穴部の数ではなく、穴部の大きさを異なるものとして、硬さを異 ならせてもよい。つまり、穴部の数は、各領域とも同じとしつつ、穴部の大きさ を第3領域R3は最も大きくし、第1領域R1については次に大きくし、さらに 、第2領域R2については、最も小さくするのである。また、穴部の密集率と大 きさの両方を異なるものとして硬さを異ならせてもよい。また、上記の説明では 、貫通孔としての穴部100を設けるものとしたが、凹部を設けるようにしても よい。
【0068】 なお、この図6に示す例においても、上位置部材10と、中位置部材20と、 下位置部材30における各素材は、上記第1実施例に示す組み合わせが適用可能 である。つまり、図2(a)に示すように、上位置部材10をポリエステル固綿 とし、中位置部材20をポリウレタンフォームとし、下位置部材30をポリエス テル固綿としてもよいし、図2(b)に示すように、上位置部材10をポリエチ レンフォームとし、中位置部材20をポリウレタンフォームとし、下位置部材3 0をポリエチレンフォームとしてもよいし、図2(c)に示すように、上位置部 材10をポリエステル固綿とし、中位置部材20をポリウレタンフォームとし、 下位置部材30をポリエチレンフォームとしてもよい。
【0069】 また、上記の説明では、上位置部材10のみについて、穴部や凹部の数等を調 整することにより、硬さを異ならせるものとしたが、中位置部材20や下位置部 材30のみを、そのように、穴部や凹部の数等を調整することにより、各部材に ついて硬さを異なるものとしてもよいし、各部材(つまり、上位置部材10と中 位置部材20と下位置部材30)の任意の組み合わせについて、そのように、複 数の領域に区画し各領域について硬さを異なるものとしてもよい。例えば、上位 置部材10と中位置部材とをそのようにしてもよいし、上位置部材10と中位置 部材20と下位置部材30の全てについてそのようにしてもよい。
【0070】 また、この図6に示すような構成は、図3に示すような2層の場合にも適用し てもよい。つまり、上位置部材40について、穴部や凹部の数等を調整すること により、硬さを異ならせるのである。
【0071】
【考案の効果】
本考案に基づくクッション材によれば、クッション材のへたりを小さくして、 敷き布団やマットレスに用いた場合でもそれらのへたりを小さくすることが可能 となる。つまり、該クッション材に加圧された場合に、ポリウレタンフォームに より形成された中位置部材が先に凹むことから、その分、ポリエステル固綿によ り形成された上位置部材や下位置部材のへたりを少なくすることができる。また 、ポリウレタンフォームは、圧縮弾性回復性が高いので、多数回使用されてもへ たりは極めて小さい。よって、クッション材を敷き布団やマットレス等に多数回 使用した場合でも、敷き布団やマットレス全体のへたりを小さくすることが可能 となる。
【0072】 また、該クッション材にポリエステル固綿が用いられている場合には、ポリエ ステル固綿は通気性に優れているので、クッション材の通気性を良好とすること が可能となる。また、該クッション材にポリエチレンフォームが用いられている 場合には、クッション材の保温性を良好とすることができる。
【0073】 また、クッション材を構成する部材において、場所により異なる硬さが設定さ れている場合には、体荷重分散を適切にすることが可能となる。例えば、該クッ ション材を用いた敷き布団やマットレスに使用者が寝た場合に、脚部の範囲は最 も硬さを小さくし、肩の位置から臀部の位置の範囲は最も硬さを大きくし、頭部 の位置はその間の硬さとすること等により、体荷重分散を適切にすることが可能 となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に基づくクッション材を示
す斜視図である。
【図2】本考案の第1実施例に基づくクッション材を構
成する素材の適用例を示す説明図である。
【図3】本考案の第1実施例に基づくクッション材の他
の例を示す斜視図である。
【図4】ポリエステル固綿とポリウレタンフォームとポ
リエチレンフォームの性質を比較した説明図である。
【図5】本考案の第2実施例に基づくクッション材を示
す斜視図である。
【図6】本考案の第2実施例に基づくクッション材の他
の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
A1,A2,A3 クッション材 10,40 上位置部材 10a 第1上位置部材 10b 第2上位置部材 10c 第3上位置部材 R1 第1領域 R2 第2領域 R3 第3領域 20 中位置部材 30,50 下位置部材

Claims (15)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クッション材であって、 複数の板状部材が積層して形成されており、 少なくとも1つの板状部材がポリウレタンフォームによ
    り形成され、ポリウレタンフォームにより形成された板
    状部材以外の板状部材が、ポリエステル固綿又はポリエ
    チレンフォームにより形成されていることを特徴とする
    クッション材。
  2. 【請求項2】 上記複数の板状部材において、最も外側
    となる板状部材は、ポリエステル固綿又はポリエチレン
    フォームにより形成されていることを特徴とする請求項
    1に記載のクッション材。
  3. 【請求項3】 上記クッション材における少なくとも1
    つの板状部材において、場所により異なる硬さが設定さ
    れていることを特徴とする請求項1又は2に記載のクッ
    ション材。
  4. 【請求項4】 場所により異なる硬さが設定されている
    板状部材が、硬さの異なる複数の部材により構成されて
    いることを特徴とする請求項3に記載のクッション材。
  5. 【請求項5】 場所により異なる硬さが設定されている
    板状部材が、貫通孔及び/又は凹部の密集率や大きさを
    異ならせることにより、異なる硬さが設定されているこ
    とを特徴とする請求項3に記載のクッション材。
  6. 【請求項6】 場所により異なる硬さが設定されている
    板状部材において、該板状部材の長手方向の一方の端部
    側の部分を第1部分とし、他方の端部側である部分を第
    2部分とし、該第1部分と第2部分との間の部分を第3
    部分とした場合に、第2部分が最も硬さが小さく、第3
    部分が最も硬さが大きいことを特徴とする請求項3又は
    4又は5に記載のクッション材。
  7. 【請求項7】 クッション材であって、 板状を呈し、ポリエステル固綿により形成された上位置
    部材と、 該上位置部材の下面に固着された中位置部材であって、
    板状を呈し、ポリウレタンフォームにより形成された中
    位置部材と、 該中位置部材の下面に固着された下位置部材であって、
    板状を呈し、ポリエステル固綿により形成された下位置
    部材と、を有することを特徴とするクッション材。
  8. 【請求項8】 クッション材であって、 板状を呈し、ポリエステル固綿により形成された上位置
    部材と、 該上位置部材の下面に固着された中位置部材であって、
    板状を呈し、ポリウレタンフォームにより形成された中
    位置部材と、 該中位置部材の下面に固着された下位置部材であって、
    板状を呈し、ポリエチレンフォームにより形成された下
    位置部材と、を有することを特徴とするクッション材。
  9. 【請求項9】 クッション材であって、 板状を呈し、ポリエチレンフォームにより形成された上
    位置部材と、 該上位置部材の下面に固着された中位置部材であって、
    板状を呈し、ポリウレタンフォームにより形成された中
    位置部材と、 該中位置部材の下面に固着された下位置部材であって、
    板状を呈し、ポリエチレンフォームにより形成された下
    位置部材と、を有することを特徴とするクッション材。
  10. 【請求項10】 上記クッション材を構成する上記各部
    材における少なくともいずれかにおいて、場所により異
    なる硬さが設定されていることを特徴とする請求項7又
    は8又は9に記載のクッション材。
  11. 【請求項11】 場所により異なる硬さが設定されてい
    る部材が、硬さの異なる複数の部材により構成されてい
    ることを特徴とする請求項10に記載のクッション材。
  12. 【請求項12】 場所により異なる硬さが設定されてい
    る部材が、貫通孔及び/又は凹部の密集率や大きさを異
    ならせることにより、異なる硬さが設定されていること
    を特徴とする請求項10に記載のクッション材。
  13. 【請求項13】 場所により異なる硬さが設定されてい
    る部材において、該部材の長手方向の一方の端部側であ
    る部分を第1部分とし、他方の端部側である部分を第2
    部分とし、該第1部分と第2部分との間の部分を第3部
    分とした場合に、第2部分が最も硬さが小さく、第3部
    分が最も硬さが大きいことを特徴とする請求項10又は
    11又は12に記載のクッション材。
  14. 【請求項14】 敷き布団であって、 上記請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7又
    は8又は9又は10又は11又は12又は13に記載の
    クッション材を有することを特徴とする敷き布団。
  15. 【請求項15】 マットレスであって、 上記請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7又
    は8又は9又は10又は11又は12又は13に記載の
    クッション材を有することを特徴とするマットレス。
JP2002002475U 2002-04-30 2002-04-30 クッション材、敷き布団及びマットレス Expired - Fee Related JP3089651U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002002475U JP3089651U (ja) 2002-04-30 2002-04-30 クッション材、敷き布団及びマットレス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002002475U JP3089651U (ja) 2002-04-30 2002-04-30 クッション材、敷き布団及びマットレス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3089651U true JP3089651U (ja) 2002-10-31

Family

ID=43240906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002002475U Expired - Fee Related JP3089651U (ja) 2002-04-30 2002-04-30 クッション材、敷き布団及びマットレス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3089651U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012029959A (ja) * 2010-07-31 2012-02-16 Fuji Support Inc マットレス
JP2016214762A (ja) * 2015-05-25 2016-12-22 株式会社ブリヂストン クッション材

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012029959A (ja) * 2010-07-31 2012-02-16 Fuji Support Inc マットレス
JP2016214762A (ja) * 2015-05-25 2016-12-22 株式会社ブリヂストン クッション材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8646136B2 (en) Assemblies, systems, and related methods employing interlocking components to provide at least a portion of an encasement, particularly for bedding and seating applications
EP2373197B1 (en) Thin-layered alternating material body support and method of manufacturing same
US10575653B2 (en) Mattress assembly including thermally conductive foam layer
US20110173757A1 (en) Cushioning devices and methods
US20110179579A1 (en) Expandable edge-support members, assemblies, and related methods, suitable for bedding and seating applications and innersprings
US10743675B2 (en) Pillow
JP2012513829A (ja) 粘弾性身体支持具及び粘弾性身体支持具を製造する方法
US6895620B1 (en) High comfort mattresses and methods for constructing them
US11528997B2 (en) Pocket spring unit
KR20090038557A (ko) 고탄성 쿠션재 및 이를 이용한 침대 매트리스
JP3089651U (ja) クッション材、敷き布団及びマットレス
US20130156990A1 (en) Pad structure for absorbing vibration and dispersing pressure
JP2006325950A (ja) 枕一体クッション材
KR102378668B1 (ko) 다층구조의 침대 매트리스
KR200340156Y1 (ko) 침대매트리스용 스프링조립체의 보강 구조
PT1430814E (pt) Elemento de estofo e processo para o seu fabrico
KR102566387B1 (ko) 보강스프링이 적용되는 매트리스
JP2004173828A (ja) 積層構造マットレス
KR101512801B1 (ko) 하이브리드 탄성구조를 갖는 매트
CN218390608U (zh) 一种复合结构枕
JP2014236952A (ja) 背凭れ用クッションの製造方法及びその構造
JPH06245850A (ja) マットレス
JP5008824B2 (ja) クッション材
JP3122662U (ja) 布団用中芯
KR200378177Y1 (ko) 스프링 설치구조를 개선시킨 침대용 매트리스

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees