JP5611786B2 - クッション体 - Google Patents
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Description
弾力性を有する樹脂発泡体を直方体形状に形成した2つのブロック材からなり、
第1のブロック材を湾曲させることで向かい合う部分からなる一対の第1対向片部の間に、第2のブロック材を湾曲させることで向かい合う部分からなる一対の第2対向片部のうちの片方を挟むと共に、一対の第2対向片部の間に前記第1対向片部の片方を挟み、該挟持部位を互いに接合して組み合わされ、
前記ブロック材には、前記一対の対向片部の間を繋いで湾曲する湾曲部に対応して、少なくとも曲がりの外周面側となる面に通じる孔部が設けられ、該ブロック材の湾曲によって該孔部が該湾曲部の外周面で開くよう構成したことを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、ブロック材の対向片部を互いに接合した部分において比較的圧縮たわみ荷重を高く設定し得ると共に外周面側に孔部が開口する湾曲部において比較的圧縮たわみ荷重を低く設定し得る。これにより、クッション体全体として圧縮たわみ荷重のバランスがよくなり、適切なクッション特性を保ちながら圧縮たわみ荷重を適宜調節できる。
請求項2に係る発明によれば、湾曲部に対応して孔部を設けることで、ブロック材を曲げ易くできると共に、クッション体の通気性を向上し得る。
請求項3に係る発明によれば、孔部をスリット状に形成することで、クッション体の反発弾性を損なうことなく、通気性を向上し得る。
請求項4に係る発明によれば、互いに接合した対向片部で構成される端面を水平にできるので、該端面を当接させて設置部位に安定して設置できると共に、該端面を介して荷重を適切に受けることができる。
次に、実施例に係るクッション体20の作用について説明する。クッション体20は、湾曲軸Jを立てた姿勢で設置され、上側の支持端面20aで荷重を受けるようになっている。クッション体20は、2つのブロック材22,32を組み合わせることで4つの対向片部24,24,34,34が互いに接合されて1つのブロックとなっているので、該対向片部24,34が1つだけの場合(ブロック材22,32単体を短手方向に圧縮した場合)と比べて、当該部分で圧縮たわみ荷重を高く(硬く)設定することができる。これに対して、クッション体20は、湾曲部26,36が1つのブロック材22,32だけで構成されているので、4つの対向片部24,24,34,34を接合した部分と比べて圧縮たわみ荷重を低く(柔らかく)設定することができる。また、クッション体20は、湾曲部26,36においてスリット状の孔部40が外周面側に開いて隙間が形成されている一方、対向片部24,34の孔部40が閉じた状態になっているので、4つの対向片部24,24,34,34を接合した部分と比べて湾曲部26を柔らかくすることができる。しかも、クッション体20は、ブロック材22,32の圧縮たわみ荷重を変えることなく、2つのブロック材22,32を組み合わせることによって、4つの対向片部24,24,34,34を接合した部分の圧縮たわみ荷重を高くすることができるので、荷重入力初期段階で圧縮たわみ荷重が低く(柔らかく)、荷重がかかるにつれて圧縮たわみ荷重が高く(硬く)なるクッション特性が損なわれない。このように、実施例のクッション体20によれば、全体として圧縮たわみ荷重のバランスがよくなり、適切なクッション特性を保ちながら圧縮たわみ荷重を適宜調節できる。ここで、実施例のクッション体によれば、前述した如くある程度圧縮変形した際に応力(圧縮たわみ荷重)が大きくなって底付きしないクッション特性を向上することができる。
実施例のクッション体20に関して圧縮たわみ荷重試験を行い、クッション特性を確認した。また、比較例として、従来例(図10)として挙げたクッション体(比較例1)および直方体形状のブロック材(比較例2)についても、圧縮たわみ荷重試験を行った。実施例、比較例1および比較例2は、ブロック材を構成する樹脂発泡体として軟質ウレタンフォーム(発泡倍率:40倍、見掛け密度:25kg/m3)を用いている。実施例のクッション体20は、図8に示すような横210mm×縦60mm×厚さ30mmの大きさに形成された2つのブロック材22,32をU字形状に湾曲し、図9に示すように互いに35mmずつ重なるように互い違いに組み合わせて互いに重なった部位を接着剤で接合して構成されている。孔部実施例のブロック材22,32には、クッション体20の湾曲軸方向となる短手方向に沿ってスリット状の孔部40が、図8に示すピッチで厚み方向に貫通するように形成されている。なお、図9では孔部40を省略している。比較例1のクッション体は、図8に示すブロック材を1つ用いて構成され、該ブロック体の長手辺を曲げるように環状に丸めて、長手方向に離間する側面を突き合わせて接着剤で接合することで、円筒形状に形成されている。比較例1のクッション体に用いられるブロック材は、実施例のブロック材と同様に孔部が形成されている。比較例2は、横166mm×縦166mm×厚さ60mmの大きさに形成されたブロック材を、曲げや孔等の加工を行うことなくそのまま用いている。
前述した実施例に限定されず、以下のように変更することも可能である。
(1)実施例では、全く同じブロック材を用いたが、圧縮たわみ荷重等の物性の異なるブロック材を組み合わせてもよい。また、異なる樹脂発泡体からなるブロック材を組み合わせてもよい。
(2)実施例では、ブロック体にスリット状の孔部を設けたが、円形や矩形状の開口形状であってもよい。この場合であっても、湾曲部に対応する部位に設けた孔部は、ブロック材を曲げることで周方向に拡開される。
(3)孔部は、ブロック体の全体に設ける構成に限定されず、湾曲部に対応する部位に少なくとも設ければよい。また、孔部は、少なくとも外周面側に通じていれば、ブロック材の厚み方向の途中までで閉塞する構成であってもよい。
(4)ブロック材には、湾曲部における曲がりの外周面に凹むように形成されて、該湾曲部の周方向に沿って延在する溝部を設けてもよい。湾曲部は、内周面側より外周面側が引き伸ばされる周長差によって外周面側の端縁が引っ張られ、端面が内周面側から外周面側に向かうにつれて傾斜するが、溝部を設けることで、外周面側の端縁の引っ張りを抑制でき、湾曲部の端面も対向片部の端面に揃えて水平に形成することができる。
26 第1湾曲部(湾曲部),32 第2のブロック材(ブロック材),
34 第2対向片部(対向片部),36 第2湾曲部(湾曲部),40 孔部
Claims (4)
- 弾力性を有する樹脂発泡体を直方体形状に形成した2つのブロック材からなり、
第1のブロック材を湾曲させることで向かい合う部分からなる一対の第1対向片部の間に、第2のブロック材を湾曲させることで向かい合う部分からなる一対の第2対向片部のうちの片方を挟むと共に、一対の第2対向片部の間に前記第1対向片部の片方を挟み、該挟持部位を互いに接合して組み合わされ、
前記ブロック材には、前記一対の対向片部の間を繋いで湾曲する湾曲部に対応して、少なくとも曲がりの外周面側となる面に通じる孔部が設けられ、該ブロック材の湾曲によって該孔部が該湾曲部の外周面で開くよう構成した
ことを特徴とするクッション体。 - 前記孔部は、前記ブロック材の曲がりの内外方向に連通するよう形成される請求項1記載のクッション体。
- 前記孔部は、前記ブロック材の湾曲軸方向に沿って延在するスリット状に形成され、該ブロック材の湾曲により湾曲部において該孔部における曲がり方向外側が拡開される請求項1または2記載のクッション体。
- 前記2つのブロック材は、前記湾曲部の湾曲軸方向の大きさが同じに設定されて、該湾曲軸方向に交差する側面を互いに揃えて接合される請求項1〜3の何れか一項に記載のクッション体。
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JP2010260488A JP5611786B2 (ja) | 2010-11-22 | 2010-11-22 | クッション体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010260488A JP5611786B2 (ja) | 2010-11-22 | 2010-11-22 | クッション体 |
Related Child Applications (1)
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JP2014179582A Division JP5758036B2 (ja) | 2014-09-03 | 2014-09-03 | クッション体 |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=46495347
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JP2010260488A Active JP5611786B2 (ja) | 2010-11-22 | 2010-11-22 | クッション体 |
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BE859468A (nl) * | 1977-10-07 | 1978-04-07 | Poppe Willy | Schuimveer |
BE1015896A3 (nl) * | 2004-02-06 | 2005-11-08 | Imhold Nv | Werkwijze voor het vervaardigen van een veerkrachtig lichaam dat kan worden toegepast in kussens, matrassen of dergelijke. |
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2010
- 2010-11-22 JP JP2010260488A patent/JP5611786B2/ja active Active
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JP2012110437A (ja) | 2012-06-14 |
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