JP2020048747A - 寝返り性の評価方法 - Google Patents

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Shu Hatai
秀 畠井
千翔 原野
Chika Harano
千翔 原野
純一 原澤
Junichi Harasawa
純一 原澤
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Abstract

【課題】本発明は、実際の寝返り動作に近い状態で寝具にかかる荷重を測定し、寝具の寝返り性を評価する方法を提供することを目的とする。【解決手段】寝具上での荷重の変化量を測定できる装置を、寝具に設置し、使用者の実際の寝返り動作に近い状態で、寝具にかかる荷重の変化量を測定することで、寝返り性を評価することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、マットレスや蒲団等の寝具(以下、寝具等という)の寝返りのしやすさを判断するための評価方法に関する。更に詳細には、使用者の寝返り動作時に生じる荷重の変化量を寝具等に設置した荷重の変化量を測定する装置により測定し、寝返りのしやすさを評価する方法に関する。
就寝時において、使用者は、定位置で不動ではなく、適度な回数の寝返りにより、寝床内の温度や湿度を調整している。また、寝姿勢を変えることで、身体の一定部分に荷重が集中し続ける負担を減少させることが必要とされている。この寝返りのしやすさ(以下、寝返り性という)は、使用する寝具等の形状や構造、また、寝具の硬さや、反発弾性等の物性により変化する。そのため、寝具等の材質のみならず、寝具の形状や構造など、様々な改善がされてきた。この寝返り性の評価方法としては、官能評価や、または、人体を模したマネキンを外部から引き上げ、この引き上げにかかる荷重を測定することにより、寝返り性を評価する方法があった。
特願2007−103008号公報 特願2013−223497号公報
寝返り性の評価が官能評価の場合は、人それぞれ感じ方が違うため、寝返り性の絶対的な評価をすることができなかった。
また、特許文献1、2に開示された寝返り性の評価方法で測定する力は、人体や人体を模したマネキンを外部から引き上げる力であり、実際の寝返りでは発生しない力を測定するものであった。そのため、実際の寝返りに即した評価方法が求められていた。
本発明の目的は、より実際の寝返りに即した動作における寝返り性の評価方法を提供することを目的とする。
本発明は、鋭意研究を重ねた結果、かかる課題と現状に鑑みてなされたものであり、以下に示す寝具の寝返り性の評価方法によって、上記課題を達成できることを見出した。
つまり、上記課題を解決する本発明にかかる寝返り性の評価方法は、
寝具上での荷重の変化量を測定できる装置により、寝返り動作における荷重の変化量を測定することを特徴とする。
また、前記装置が、前記寝具の上面、または、下面を含む周囲全てまたは周囲の一部に位置し、荷重の変化量を測定されることが好ましい。
また、前記装置が、前記寝具のうち、使用者の足部または、胸部または、腰部のいずれか一つ以上に対応する位置に設置されることが好ましい。
以上のように、本発明は、実際の寝返りに近い動作において、使用者の寝返り動作時に生じる荷重の変化量を、寝具等に設置した荷重の変化量を測定できる装置により測定し、寝返り性の評価を可能とした。
本発明にかかる寝具の寝返り性の評価するための装置の設置構成を例示する図 試験的寝返り動作を示す図 仰臥位から横臥位に寝返りする際に、装置にかかる荷重の変化量を示す図
本発明の寝返り性の評価方法は、寝返り性の評価対象となる寝具上での寝返り動作における荷重の変化量を測定し、寝具の寝返り性を評価することを特徴とするものである。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
荷重の変化量を測定できる装置1は、図1に示すように、寝具2の下面に、鉛直下向きおよび、または、水平方向の荷重の変化量を測定できる装置1を設置した状態であり、設置する前記装置1は、使用者の胸部、腰部、足部にかかる荷重の変化量を測定できるように寝具に設置されている。本発明における足部とは人体立位における足の付け根から踵の範囲を指し、腰部とは足の付け根から臍までの範囲を指し、胸部とは臍から首までの範囲を指す。
前記装置1は、寝返りする際の身体の移動に応じて寝具にかかる鉛直下向きおよび、または、水平方向の荷重の変化量を測定できるものであればよい。具体的には、体重計やフォースプレート等を用いることができる。特にフォースプレートであれば、鉛直下向きにかかる荷重の変化量だけでなく、水平方向にかかる荷重の変化量や、モーメント等も測定できるため、より好ましい。
前記装置1を寝具等へ設置する位置としては、寝返りによる鉛直下向きおよび、または、水平方向の荷重の変化量を測定できる位置であればよく、特に限定されない。具体的には寝具の上面、または、下面を含む周囲すべて、または周囲の一部に設置されていることが好ましい。
図2は本発明における試験的寝返り動作の一例である。該試験的寝返り動作は、介護における体位変換を参考にしている。介護における対象者の体位変換補助では、手順として、腕を胸の前に位置させ、膝を曲げさせることで、仰臥位から横臥位への体位変換が容易となる。Aは仰臥位であり、寝返り開始前の平常状態を示す。Bは肩を抱き、背部接触面積を減らすことで横臥位へ移行しやすくした状態を示す。Cは寝返りを行うために片足を立てた状態を示す。Dは身体を起こし横臥位へ寝返りした状態を示す。
図3は前記寝返り動作A、B,C,Dにおける足部、胸部、腰部に該当する位置に設置した前記装置1にかかる鉛直下向きの荷重の変化量を示している。
人が寝具上で横になっているとき、体重による圧力が足部、腰部、胸部に大きくかかることが広く知られている。寝返り動作は、一般的に寝具が柔らかすぎる場合は、身体が寝具に埋もれてしまい、寝具の蒸れなどを解消するために寝返りをしようとすると、寝返り動作に過剰な力が必要となる。
一方、寝具が硬すぎる場合では、寝具が身体の形状に沿わないため、体重による圧力が腰部や胸部等に集中してしまい、これを解消する為に寝返りを行うが、寝具が硬いため、身体の動きに沿った寝具の変形が起こり難く、体を持ち上げる力が大きくなる。
よって本発明における寝返り性の評価方法では、体重による圧力が大きく、また左右に出っ張りが大きい前記腰部や胸部、足部の荷重の変化に着目することが好ましい。
本発明の寝返り動作時では、腰部を動かすために、胸部や足部に、より大きな力がかかる。このため、胸部または足部が該当する位置に設置した前記装置1にかかる鉛直下向きの荷重は増加する。
使用者が寝返りし難いと、寝返り動作において前記装置1にかかる前記荷重の増加量がより大きくなる。
一方、使用者が寝返りしやすいと、寝返り動作において前記装置1にかかる荷重の増加量は小さくなる。
寝返り動作開始時において、胸部及び/又は足部における前記荷重の増加量が小さいほど、寝返りしやすい寝具であると判断する。
また腰部では、寝返り動作初期に腰部を浮かせる動作が生じるため、腰部に該当する位置の前記装置1にかかる鉛直下向きの荷重は減少する。
使用者が寝返りしにくいと、寝返り動作において前記装置1にかかる荷重の減少量が大きくなる。
一方、使用者が寝返りしやすいと、寝返り動作において前記装置1にかかる荷重の減少量が小さくなる。
寝返り動作開始時において、腰部における荷重の減少量が小さいほど、寝返りしやすい寝具であると判断する。
このことにより、胸部または、足部に前記装置1を設置する際には、前記装置1にかかる鉛直下向きの荷重の増加量を測定し、また、腰部に前記装置1を設置する際には、前記装置1にかかる鉛直下向きの荷重の減少量をそれぞれ測定することにより、寝返りにかかる荷重の変化量を算出し、寝具の寝返り性の評価を行うことができる。
胸部、腰部、足部の2つ以上に前記装置1を設置すると、それぞれの測定結果を基に寝返り性の評価ができるため、寝返り性評価の精度を、より向上させることができる。
(1)試験方法
評価対象となる寝具の身体接触面と、足部、腰部、胸部が該当する位置の寝具下部にそれぞれ、フォースプレートTF4060を設置した。寝返り動作は図2に示すように、使用者が仰臥位から肩を抱き、片足を立て、横臥位まで移行する際の動作A〜Dにおいて、それぞれの前記装置にかかる鉛直下向きの荷重の変化量を測定した。
(2)使用寝具・装置
使用した寝具は、下記のとおりである。事前の官能評価では、柔軟で身体の荷重により沈み込みやすい寝具2より、硬めで身体が沈み込みにくく、反発弾性の高い寝具1が、寝返り性に優れているという評価を得た。
寝具1:軟質ポリウレタンフォーム(厚み10cm 40%圧縮硬さ150N 反発弾性50%)
寝具2:軟質ポリウレタンフォーム(厚み10cm 40%圧縮硬さ 80N 反発弾性32%)
装置:フォースプレートTF4060(株式会社テック技販製)
(3)試験結果
図3に各寝具について寝返り動作となる仰臥位から横臥位までに寝具下部の前記装置にかかった鉛直下向きの荷重を示した。
柔軟で身体の荷重により沈み込みやすい寝具2より、硬めで身体が沈み込みにくく、反発弾性の高い寝具1の方が、足部、胸部において、寝返り時における鉛直下向きの荷重の増加量が小さかった。また、腰部において、寝具2より、寝具1が、鉛直下向きの荷重の減少量が小さかった。
胸部及び足部の鉛直下向きの荷重の増加量が小さく、腰部の鉛直下向きの荷重の減少量が小さい寝具1が、寝返り性が優れている結果が得られた。
また、これらの結果は、事前に検証した官能評価の結果と一致した。
以上のように、寝返り動作において、寝具に設置した荷重の変化量を測定する装置にかかる荷重の変化量を測定することにより、寝返り性の評価をすることが可能となった。
本発明の評価方法は、寝具の寝返り性の測定に限らず、ソファーや椅子、車用シートなどの立ち上がりやすさ等の評価にも適応が可能である。
1荷重の変化量を測定できる装置
2寝具
3使用者











Claims (3)

  1. 寝具上での荷重の変化量を測定できる装置により、寝返り動作における荷重の変化量を測定することを特徴とする寝返り性の評価方法
  2. 前記装置が、寝具の上面または下面を含む周囲全てまたは周囲の一部に位置することを特徴とする請求項1に記載の寝返り性の評価方法
  3. 前記装置が、前記寝具のうち、使用者の足部または、胸部または、腰部のいずれか一つ以上に対応する位置に設置されることを特徴とする請求項2に記載の寝返り性の評価方法

























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* Cited by examiner, † Cited by third party
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