JP2000005244A - クッション材 - Google Patents

クッション材

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JP2000005244A
JP2000005244A JP10192444A JP19244498A JP2000005244A JP 2000005244 A JP2000005244 A JP 2000005244A JP 10192444 A JP10192444 A JP 10192444A JP 19244498 A JP19244498 A JP 19244498A JP 2000005244 A JP2000005244 A JP 2000005244A
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JP
Japan
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cushion
slab
cushioning
resin film
cushion slab
Prior art date
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Pending
Application number
JP10192444A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Yasutsune
宏一 安恒
Tetsuo Yoshida
哲夫 吉田
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Bridgestone Corp
Bridgestone Kaseihin Chubu KK
Original Assignee
Bridgestone Corp
Bridgestone Kaseihin Chubu KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】長期入院患者等のベッド用クッション材に関
し、患者が欲する姿勢に追従して、その体位を安定的、
かつ持続的に体圧分布を維持させ得るようにし、床擦れ
発生の防止或は苦痛を和らげる。 【解決手段】通常のクッションスラブ基材1の少なくと
もその表面、好ましくはその両面に低反発弾性を有する
クッションスラブ材2を積層し、低反発弾性を有するク
ッションスラブ材2の少なくともその表面には合成樹脂
フィルム3を溶着又は接着させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】クッション材、特には医療用
として使用される長期入院患者等のベッド用クッション
材に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、急速な高齢化社会に伴い病院或い
は在宅での寝たきり老人等も又急速に増加している。こ
れらの患者の多くはベッド上での生活を余儀なくされ、
しかも寝たきりの状態で毎日を過ごしているために患者
は床擦れ等による苦痛を強いられ、これらの患者を介護
する人々もいかにして患者の苦痛を和らげ或いはできる
だけ快適なベッドでの生活を与えられるかについて苦心
している。
【0003】これらの患者は簡単な寝起きに対応できる
ベッドフレーム本体とその上にクッション性のあるマッ
トレス(以下クッション材と呼ぶ)からなるベッドで生
活しているが、多くの患者或いはこれらの患者を介護す
る人々は夫々次のような苦痛や苦労と戦っている。
【0004】先ず患者・介護者双方にとって最大の問題
は患者の床擦れの発生とこれによる苦痛であり、この床
擦れ発生を防止又はこれによる苦痛を軽減させるために
患者の姿勢が変えることができるベッドフレーム付きの
ベッドが用いられている。又、このベッド上に用いられ
るクッション材についても出来るだけ患者を快適にさせ
るため、クッション性はもとよりベッドの動きにクッシ
ョン材もスムーズに対応可し得るようなものが要求され
ている。更に、患者から発生する汗や介護時に発生する
水分や油分等の除去、そして、これらを含め発生するク
ッション材の汚れを最小限とするものが求められてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の課題を
解決するためのクッション材に関するものであり、特に
言えば、床擦れ発生の防止、ベッドの動きに追従し得る
もの、更に清潔さを保てるようなクッション材を提供す
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のクッション材は
クッションスラブ基材の表裏両面に低反発弾性を有する
クッションスラブ材を接着積層したクッション材であっ
て、少なくとも前記低反発弾性を有するクッションスラ
ブ材の表面を覆い、かつクッション材の側面の一部を残
して合成樹脂フィルムを溶着したことを特徴とするもの
であり、好ましくは当該クッション材が折り曲げられる
部位に相当する前記クッションスラブ基材に空域を備
え、この空域内に略同効材質の短冊状のクッションスラ
ブ材を挿入してなるものである。尚、通常は前記各クッ
ションスラブ材が軟質ポリウレタンフォームである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を更に詳しく
説明すると、クッションスラブ材単独のクッション材の
場合には一定のクッション性を有するが、必ずしも患者
が満足する体位に追従した変位を保持することが難し
く、床擦れの苦痛を軽減することが困難である。
【0008】本発明は上記の課題を解決させたもので、
通常のクッションスラブ基材の表面に低反発弾性を有す
る別のクッションスラブ材を積層することにより患者が
欲する望ましい姿勢に追従してその体位を安定的かつ持
続的に患者の所望する体圧分布を維持させ得るようにし
たものである。
【0009】又、クッションスラブ材単独のクッション
材の場合には、例えば患者から発生する汗等の水分・油
分、或いは患者を介護する時に発生する水分・油分等が
クッションスラブ材に吸着・浸透して湿ったり汚れた状
態になり患者に不快感を与えることとなるが、本発明に
おいては少なくともクッション材の表裏面には合成樹脂
フィルムをスラブ材と溶着させるものであって、このこ
とにより上記水分や油分等のクッションスラブ材への吸
着或は浸透を防止することができ、これにより患者の不
快感及び介護者が容易にこれらを除去し清潔さを保てる
ようなクッション材を得ることとなったものである。
尚、クッション材の側面の一部が少なくとも前記合成樹
脂フィルムにて覆われていないものであるのがよく、こ
うすることによってクッション材内への空気の出入りが
自由となるものである。
【0010】更に、従来の通常のクッションスラブ材単
独のクッション材の場合には、患者が寝起きをする場合
にベッドフレームを可動させる時にこれに追従してクッ
ション材が変形するが、この変形部分がしわの発生につ
ながり患者にとって不安定で不快な感じを与えてしま
う。更にはこのクッションスラブ材自体もこのような変
形の繰り返しによる損傷を受けてその使用に供せられる
寿命が短くなる。
【0011】本発明はかかる課題をも解決したものであ
り、変形部分のクッションスラブ基材に短冊状のクッシ
ョン材を適用したものであって、変形を無理なく行うこ
とができ、しわの発生を最小限とし、更にこれによって
クッションスラブ基材の変形による損傷も減少し、これ
までよりも長持ちするクッション材とすることが可能と
なった。
【0012】前記短冊状のクッション材の材質はクッシ
ョンスラブ基材と同効のものを使用してもよく、場合に
よっては硬さや伸び率の異なる材質のものに変えて患者
の体位分布に合わせて材質の選択をしてもよいことは勿
論である。尚、ここに挿入される短冊状のクッションス
ラブ材の形状についても断面が長方形、円形、三角形、
多角形等いずれの形状でもよい。更にはこの形状の選定
によりクッション材内の空気の流通をコントロールする
ことも可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明のクッション材を図面を用いて
説明する。ただし本発明はかかる実施例に限定されるも
のではないことは勿論のことである。図1は本発明のク
ッション材の全体の構成を示す一部切断斜視図であっ
て、図2は短冊状のクッションスラブ材を採用した特に
好ましいクッション材の構造を示す一部切断斜視図であ
る。
【0014】クッションスラブ基材1として、厚さ60
mm×幅900mm×長さ1800mmの軟質ポリウレ
タンフォーム((株)ブリヂストン社製「エバーライト
FL」)、低反発弾性を有するクッションスラブ材2と
して、厚さ30mm×900mm×長さ1800mmの
軟質ポリウレタンフォーム((株)ブリヂストン社製
「エバーライトFX」)、合成樹脂フィルム3として厚
さ70μmのウレタン樹脂フィルムの各材料からなるク
ッション材である。尚、クッション基材1は密度0.0
20kg/m3、硬さ11.5kg、伸び130%、ク
ッション2は密度0.057kg/m3、硬さ4.5k
g、伸び133%であった。
【0015】ここでクッションスラブ基材1と、これを
サンドイッチ状にして用いられる低反発弾性を示すクッ
ションスラブ材2とはゴム系接着剤により接着積層され
たものであり、更に低反発弾性を有するクッションスラ
ブ材2の表面のウレタンフィルム3とは、熱プレス装置
を用いて150℃×4〜5分で少なくとも一方を若干溶
着して接着したものである。そして、図示するように側
面A及びBはこの合成樹脂フィルムが溶着するが、側面
C及びDはかかるフィルム3が存在しない構造である。
即ち、この側面C及びDにて外界とクッション材内部と
が繋がっており、クッション材内部の空気が自由に外界
へ逃げることができることとなる。
【0016】そして図2はクッションスラブ基材1は患
者が寝起きをする場合にベッドフレームが可動する(折
り曲がる)位置に合わせて特にトンネル状の空域4が備
えられ、例えば基材1と同効材料の短冊状クッションス
ラブ材5を挿入するものであって、断面形状が30×6
0mmで長さ900mmのスラブ材5を接着剤なしにト
ンネル状の空域4の中に8本並べて挿入させたものであ
る。従って、このクッションスラブ材5の夫々が変形に
対応することとなり、しわの発生や従来のスラブ単独に
よる無理な屈曲による損傷をなくし、クッション材を長
持ちさせることができることとなったものである。
【0017】尚、図示はしないが、上記した各クッショ
ン材はその表面にいわゆるプロファイル加工を行って凹
凸形状を形成することも可能であり、更にクッション性
を高めることができることは勿論である。
【0018】
【発明の効果】上記にその詳細を説明した如く、床擦れ
発生の防止或は苦痛を和らげることのできるクッション
材が得られたものであり、患者が欲する姿勢に追従して
その体位を安定的かつ持続的に体圧分布を維持させ得る
ようにしたものであり、更に衛生的にも優れたものであ
って、実用価値の極めて高いクッション材が得られたも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のクッション材の第1例を示す一
部切断斜視図である。
【図2】図2は本発明のクッション材の第2例を示す一
部切断斜視図である。
【符号の説明】
1‥クッションスラブ基材、 2‥低反発弾性を有するクッションスラブ材、 3‥合成樹脂フィルム、 4‥クッションスラブ基材の空域部、 5‥短冊状クッションスラブ材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B096 AB08 AD07 4C040 AA01 AA03 BB06 CC10 GG03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クッションスラブ基材の表裏両面に低反
    発弾性を有するクッションスラブ材を接着積層したクッ
    ション材であって、少なくとも前記低反発弾性を有する
    クッションスラブ材の表面を覆い、クッション材の側面
    の一部を残して合成樹脂フィルムを溶着したことを特徴
    とするクッション材。
  2. 【請求項2】 クッション材が折り曲げられる部位に相
    当する前記クッションスラブ基材に空域を備え、この空
    域内に略同効材質の短冊状のクッションスラブ材を挿入
    した請求項第1項記載のクッション材。
  3. 【請求項3】 前記各クッションスラブ材が軟質ポリウ
    レタンフォームである請求項第1項記載のクッション
    材。
JP10192444A 1998-06-22 1998-06-22 クッション材 Pending JP2000005244A (ja)

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