JP2004180803A - マットレス - Google Patents

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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
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Abstract

【課題】寝心地を向上させると共に、床擦れの予防が図れるマットレスを提供すること。
【解決手段】ウレタンフォームよりなる複数のマットレス形成体を上下方向に非接着状態にて積層し、少なくとも一つのマットレス形成体の一面に、左右方向に伸延する凸条部を形成する一方、同マットレス形成体の一面と対面する別個のマットレス形成体の一面に、左右方向に伸延する凹条部を形成して、両マットレス形成体を凸条部と凹条部とが相互に嵌合状態となるように積層させると共に、一方のマットレス形成体に形成した凸条部と、他方のマットレス形成体に形成した凹条部との間に、左右方向に伸延する空間を形成した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マットレスに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、マットレスの一形態として、複数のマットレス形成体を上下方向に接着剤等により接着して積層したものがあり、同マットレスでは、硬質のマットレス形成体と軟質のマットレス形成体を交互に積層させて形成している(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−245850号
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記したマットレスでは、複数のマットレス形成体を上下方向に接着剤等により接着しているために、接合部分が硬くなると共に、積層したマットレス形成体同士が相互にずれることがなく、引張に対して抵抗となる。そのために、使用者の体圧が分散され難く、使用者にとって寝心地が良くないという不具合がある。
【0005】
また、通気性を良好に確保するための手段が講じられていない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明では、ウレタンフォームよりなる複数のマットレス形成体を上下方向に非接着状態にて積層し、少なくとも一つのマットレス形成体の一面に、左右方向に伸延する凸条部を形成する一方、同マットレス形成体の一面と対面する別個のマットレス形成体の一面に、左右方向に伸延する凹条部を形成して、両マットレス形成体を凸条部と凹条部とが相互に嵌合状態となるように積層させると共に、一方のマットレス形成体に形成した凸条部と、他方のマットレス形成体に形成した凹条部との間に、左右方向に伸延する空間を形成したことを特徴とするマットレスを提供するものである。
【0007】
また、本発明は、以下の構成にも特徴を有する。
【0008】
(1)ウレタンフォームよりなる複数のマットレス形成体を上下方向に非接着状態にて積層し、少なくとも一つのマットレス形成体の一面に、左右方向に伸延する凸条部と凹条部とを前後方向に連続させて、側面視にて波打ち状の波打ち面を形成し、同波打ち面と対面する別個のマットレス形成体の一面にも、左右方向に伸延する凸条部と凹条部とを前後方向に連続させて、側面視にて波打ち状の波打ち面を形成して、両マットレス形成体を凸条部と凹条部とが相互に嵌合状態となるように積層させると共に、一方のマットレス形成体に形成した凸条部の頂部面と、他方のマットレス形成体に形成した凹条部の谷部面との間に、左右方向に伸延する空間を形成したこと。
【0009】
(2)一方のマットレス形成体は、他方のマットレス形成体よりも高密度素材により成形したこと。
【0010】
(3)使用時にマットレス形成体が加圧変形された場合にも、左右方向に伸延する空間は保持されるようにしたこと。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について説明する。
【0012】
すなわち、本発明に係るマットレスは、ウレタンフォームよりなる複数のマットレス形成体を上下方向に非接着状態にて積層し、少なくとも一つのマットレス形成体の一面に、左右方向に伸延する凸条部を形成する一方、同マットレス形成体の一面と対面する別個のマットレス形成体の一面に、左右方向に伸延する凹条部を形成して、両マットレス形成体を凸条部と凹条部とが相互に嵌合状態となるように積層させると共に、一方のマットレス形成体に形成した凸条部と、他方のマットレス形成体に形成した凹条部との間に、左右方向に伸延する空間を形成している。
【0013】
また、ウレタンフォームよりなる複数のマットレス形成体を上下方向に非接着状態にて積層し、少なくとも一つのマットレス形成体の一面に、左右方向に伸延する凸条部と凹条部とを前後方向に連続させて、側面視にて波打ち状の波打ち面を形成し、同波打ち面と対面する別個のマットレス形成体の一面にも、左右方向に伸延する凸条部と凹条部とを前後方向に連続させて、側面視にて波打ち状の波打ち面を形成して、両マットレス形成体を凸条部と凹条部とが相互に嵌合状態となるように積層させると共に、一方のマットレス形成体に形成した凸条部の頂部面と、他方のマットレス形成体に形成した凹条部の谷部面との間に、左右方向に伸延する空間を形成している。
【0014】
しかも、一方のマットレス形成体は、他方のマットレス形成体よりも高密度素材により成形している。
【0015】
さらには、使用時にマットレス形成体が加圧変形された場合にも、左右方向に伸延する空間は保持されるようにしている。
【0016】
【実施例】
以下に、本発明の実施例を、図面を参照しながら説明する。
【0017】
〔第1実施例〕
図1に示すAは、本発明にかかる第1実施例としてのマットレスであり、同マットレスAは、ウレタンフォームにより板状に成形した複数(本実施例では5層)の第1〜第5マットレス形成体1,2,3,4,5を上下方向に非接着状態にて積層し、これらのマットレス形成体1,2,3,4,5の前端部と後端部にそれぞれウレタンフォームにより平板状に成形した端部連結体6,7を連設している。なお、本実施例では、マットレスAを被覆するマットレスカバーを省略している。
【0018】
そして、図2に示すように、最上層の第1マットレス形成体1は、上面1aを平面に形成し、下面1bに、左右方向に伸延して断面半円弧状の複数の凸条部1cを、前後方向に一定の間隔を開けて形成している。
【0019】
また、第2マットレス形成体2は、第1マットレス形成体1の下面1bと対面する上面2aに、左右方向に伸延して断面半円弧状の複数の凹条部2bを、前後方向に一定の間隔を開けて形成して、両マットレス形成体1,2を凸条部1cと凹条部2bとが相互に嵌合状態となるように積層させている。
【0020】
しかも、第1マットレス形成体1に形成した凸条部1cと、第2マットレス形成体2に形成した凹条部2bとの間には、左右方向に伸延する空間Sを形成すると共に、第1マットレス形成体1は、高通気性の素材により成形する一方、第2マットレス形成体2は、第1マットレス形成体1よりも高密度素材により成形している。
【0021】
ここで、断面半円弧状に形成した凸条部1cの突出幅(突出半径)W1に対して、断面半円弧状に形成した凹条部2bの凹み幅(凹み半径)W2は、略2倍となる大きさに形成している。
【0022】
さらには、図2に示すように、第2マットレス形成体2の下面に、左右方向に伸延する凸条部2cと凹条部2dとを前後方向に連続させて、側面視にて波打ち状(正弦波状)の波打ち面2eを形成している。
【0023】
また、第3マットレス形成体3は、上記した第2マットレス形成体2の波打ち面2eと対面する上面に、左右方向に伸延する凸条部3aと凹条部3bを前後方向に連続させて、側面視にて波打ち状(正弦波状)の波打ち面3cを形成して、両マットレス形成体2,3を凸条部2cと凹条部3bとが相互に嵌合状態となるように積層させている。
【0024】
しかも、第2マットレス形成体2に形成した正弦波状の波打ち面2eと、第3マットレス形成体3に形成した正弦波状の波打ち面3cは、それぞれ波長を略同一に形成すると共に、波打ち面2eの振幅よりも、波打ち面3cの振幅を大きく形成して、凸条部2cの頂部面2fと、凹条部3bの谷部面3dとの間に、左右方向に伸延する空間Sを形成しており、第3マットレス形成体3の下面3eは平面に形成している。
【0025】
さらには、第3マットレス形成体3は、直上層の第2マットレス形成体2よりも高密度素材により成形している。
【0026】
また、第4マットレス形成体4は、上面4aを直上層の第3マットレス形成体3の下面3eと面接触する平面に形成すると共に、同第4マットレス形成体4の下面には、左右方向に伸延する凸条部4bと凹条部4cとを前後方向に連続させて、側面視にて波打ち状(正弦波状)の波打ち面4dを形成している。
【0027】
しかも、本実施例では、第3マットレス形成体3と第4マットレス形成体4は、同一形状に成形して共用することができるようにしている。
【0028】
また、第5マットレス形成片5は、直上層の第4マットレス形成体4の波打ち面4dと対面する上面に、左右方向に伸延する凸条部5aと凹条部5bとを前後方向に連続させて、側面視にて波打ち状(正弦波状)の波打ち面5cを形成して、両マットレス形成体4,5を凸条部4bと凹条部5bとが相互に嵌合状態となるように積層させている。
【0029】
しかも、第4マットレス形成体4に形成した正弦波状の波打ち面4dと、第5マットレス形成体5に形成した正弦波状の波打ち面5cは、それぞれ波長を略同一に形成すると共に、波打ち面4dの振幅よりも、波打ち面5cの振幅を大きく形成して、凸条部4bの頂部面4eと、凹条部5bの谷部面5dとの間に、左右方向に伸延する空間Sを形成しており、第5マットレス形成体5の下面5eは平面に形成している。
【0030】
さらには、下層の第5マットレス形成体5は、上層の第4マットレス形成体2よりも高密度素材(第2マットレス形成体2と同一素材)により成形している。
【0031】
このようにして、五層のマットレス形成体1,2,3,4,5を相互に接着することなく積層させると共に、第1マットレス形成体1の下面に形成した左右方向に伸延する凸条部1cを、同第1マットレス形成体1の下面1bと対面する第2マットレス形成体2の上面2aに形成した左右方向に伸延する凹条部2bに嵌合させ、これらの凸条部1cと凹条部2bとの間に空間Sを形成し、また、第2マットレス形成体2の下面に形成した左右方向に伸延する凸条部2cを、同第2マットレス形成体2の下面と対面する第3マットレス形成体3の上面に形成した左右方向に伸延する凹条部3bに嵌合させ、これらの凸条部2cと凹条部3bとの間に空間Sを形成し、また、第4マットレス形成体4の下面に形成した左右方向に伸延する凸条部4bを、同第4マットレス形成体4の下面と対面する第5マットレス形成体5の上面に形成した左右方向に伸延する凹条部5bに嵌合させ、これらの凸条部4 bと凹条部5bとの間に空間Sを形成しているため、マットレスAが使用者の体圧を受けた際には、各マットレス形成体1,2,3,4,5に形成した凸条部1c,2c,5aと凹条部2b,3b,4cとが相互に圧縮変形されながら空間Sを介して前後ないしは左右方向に移動して、使用者にウォーターベッドのような心地よい横揺れ感を与えることができて、使用者の寝心地を良好に確保することができる。
【0032】
図3は、使用材質別の変位グラフを示しており、変位グラフaは、第1マットレス形成体1と同一素材により成形したマットレスの変位グラフ、変位グラフbは、第2マットレス形成体2と同一素材により成形したマットレスの変位グラフ、変位グラフcは、第3マットレス形成体3と同一素材により成形したマットレスの変位グラフ、変位グラフdは、本発明にかかる第1実施例としてのマットレスAの変位グラフである。
【0033】
図3より明らかなように、本発明にかかる第1実施例としてのマットレスAの変位グラフdは、他の変位グラフa,b,cに比べて直線に近いグラフとなっている。
【0034】
このように、本発明にかかる第1実施例としてのマットレスAでは、五層のマットレス形成体1,2,3,4,5を、相互に接着することなく積層させて、相互に嵌合状態に対面している一方のマットレス形成体は、他方のマットレス形成体よりも高密度素材により成形すると共に、他のマットレス形成体の弾性や硬性(軟性)を適宜設定して、荷重(加圧)と変形量(変位率)との関係が体圧分散性の良い形態となるように設計することができて、床擦れの予防が図れる。
【0035】
ここで、体圧分散性の良い形態とは、例えば、荷重に対して変形量が略直線的に比例して増大する形態であり、わずかな荷重で大きく変形したり、一定の荷重を越えると急激に大きく変形したりするような形態ではなく、荷重に比例して漸次変形する形態である。
【0036】
また、左右方向に伸延する空間Sにより、マットレスAの通気性を良好に確保することができる。
【0037】
〔第2実施例〕
図4は、本発明にかかる第2実施例としてのマットレスAの一部断面図を示しており、同第2実施例としてのマットレスAは、前記した第1実施例としてのマットレスAと基本的構造を同じくしているが、第1〜第4マットレス形成体11,12,13,14を積層した四層構造とし、第2マットレス形成体12と第3マットレス形成体13との間にだけ空間Sを形成した点で異なる。
【0038】
すなわち、第1マットレス形成体11は、上面11aと下面11bを平面に形成して、平面板状となしている。
【0039】
そして、第2マットレス形成体12は、第1マットレス形成体11の下面11bと面接する上面12aを平面に形成する一方、下面に左右方向に伸延する凸条部12bと凹条部12cとを前後方向に連続させて、側面視にて波打ち状(正弦波状)の波打ち面12dを形成している。
【0040】
また、第3マットレス形成体13は、上記した第2マットレス形成体12の波打ち面12dと対面する上面に、左右方向に伸延する凸条部13aと凹条部13bを前後方向に連続させて、側面視にて波打ち状(正弦波状)の波打ち面13cを形成して、両マットレス形成体2,3を凸条部12bと凹条部13bとが相互に嵌合状態となるように積層させている。
【0041】
しかも、第2マットレス形成体2に形成した正弦波状の波打ち面12dと、第3マットレス形成体3に形成した正弦波状の波打ち面13cは、それぞれ波長を略同一に形成すると共に、波打ち面12dの振幅よりも、波打ち面13cの振幅を略3倍の大きさに形成して、凸条部12bの頂部面12eと、凹条部13bの谷部面13dとの間に、左右方向に伸延する空間Sを形成しており、第3マットレス形成体13の下面13eは平面に形成している。
【0042】
また、第4マットレス形成体14は、上面14aと下面14bを平面に形成して、平面板状となしており、上面14aを直上層の第3マットレス形成体13の下面13eと面接触する平面に形成している。
【0043】
しかも、第4マットレス形成体14は、第1マットレス形成体11と同一素材にて同一形状に成形して、共用することができるようにしている。
【0044】
ここで、第3マットレス形成体13は、高密度素材により成形する一方、第2マットレス形成体12は低反発性素材により成形し、第1マットレス形成体11と第4マットレス形成体14は、第2マットレス形成体12と第3マットレス形成体13の中間の弾性力を有する素材により成形している。
【0045】
このようにして、四層の第1〜第4マットレス形成体11,12,13,14を相互に接着することなく積層させると共に、第2マットレス形成体12の下面に形成した波打ち面12dを、同第2マットレス形成体12の下面と対面する第3マットレス形成体13の上面に形成した波打ち面13cとを嵌合させ、これらの凸条部12bの頂部面12eと凹条部13bの谷部面13dとの間に、左右方向に伸延する空間Sを、前後方向に一定の間隔を開けて多数形成することができるため、マットレスAが使用者の体圧を受けた際には、凸条部12bと凹条部13bとが相互に圧縮変形されながら空間Sを介して前後ないしは左右方向に移動して、使用者にウォーターベッドのような心地よい横揺れ感を与えることができて、使用者の寝心地を良好に確保することができる。
【0046】
しかも、本実施例では、第2マットレス形成体2に形成した正弦波状の波打ち面12dと、第3マットレス形成体3に形成した正弦波状の波打ち面13cは、それぞれ波長を略同一に形成すると共に、波打ち面12dの振幅よりも、波打ち面13cの振幅を略3倍の大きさに形成して、凸条部12bの頂部面12eと、凹条部13bの谷部面13dとの間に、左右方向に伸延する空間Sを形成して、使用時にマットレスAが加圧変形された場合にも、左右方向に伸延する空間Sは保持されるようにしている。
【0047】
このようにして、マットレスAの通気性を使用時においても良好に確保することができると共に、クッション性も良好に確保することができる。
【0048】
その結果、使用者が寝たきりの老人や長期間病床に臥した人であっても、かかるマットレスにより寝心地を良好に確保すると共に、床擦れを予防することができる。
【0049】
図5は、使用材質別の変位グラフを示しており、変位グラフeは、第1マットレス形成体11と同一素材により成形したマットレスの変位グラフ、変位グラフfは、第2マットレス形成体12と同一素材により成形したマットレスの変位グラフ、変位グラフgは、第3マットレス形成体13と同一素材により成形したマットレスの変位グラフ、変位グラフhは、高硬度のウレタンフォーム素材により成形したマットレスの変位グラフ、変位グラフiは、本発明にかかる第1実施例としてのマットレスAの変位グラフである。
【0050】
図5より明らかなように、本発明にかかる第2実施例としてのマットレスAの変位グラフiは、他の変位グラフe,f,g,hに比べて直線に近いグラフとなっている。
【0051】
この際、四層の第1〜第4マットレス形成体11,12,13,14は、相互に接着することなく積層させて、下層の第3マットレス形成体13は、直上層の第2マットレス形成体12よりも高密度素材により成形すると共に、第1・第4マットレス形成体11,14の弾性や硬性(軟性)を適宜設定して、荷重(加圧)と変形量(変位率)との関係が体圧分散性の良い形態となるように設計することができて、床擦れの予防が図れる。
【0052】
ここで、体圧分散性の良い形態とは、例えば、荷重に対して変形量が略直線的に比例して増大する形態であり、わずかな荷重で大きく変形したり、一定の荷重を越えると急激に大きく変形したりするような形態ではなく、荷重に比例して漸次変形する形態である。
【0053】
また、マットレスAを前後方向の部位により、構成を異ならせることもできる。例えば、前部と中間部と後部の三個に分割して、前部と後部は第1実施例にかかるマットレスAと同様の構成とし、中間部は第2実施例にかかるマットレスAと同様の構成とすることも、また、前部と後部は第2実施例にかかるマットレスAと同様の構成とし、中間部は第1実施例にかかるマットレスAと同様の構成とすることもできる。
【0054】
このようにして、使用者の体型等によりマットレスAに作用する荷重が異なることを考慮して、体圧分散性を良好に確保することのできるマットレスAを設計することができる。
【0055】
【発明の効果】
(1)請求項1記載の本発明では、ウレタンフォームよりなる複数のマットレス形成体を上下方向に非接着状態にて積層し、少なくとも一つのマットレス形成体の一面に、左右方向に伸延する凸条部を形成する一方、同マットレス形成体の一面と対面する別個のマットレス形成体の一面に、左右方向に伸延する凹条部を形成して、両マットレス形成体を凸条部と凹条部とが相互に嵌合状態となるように積層させると共に、一方のマットレス形成体に形成した凸条部と、他方のマットレス形成体に形成した凹条部との間に、左右方向に伸延する空間を形成している。
【0056】
このようにして、複数のマットレス形成体を相互に接着することなく積層させると共に、一つのマットレス形成体の一面に形成した左右方向に伸延する凸条部を、同マットレス形成体の一面と対面する別個のマットレス形成体の一面に形成した左右方向に伸延する凹条部に嵌合させ、これらの凸条部と凹条部との間に空間を形成しているため、マットレスが使用者の体圧を受けた際には、凸条部と凹条部とが相互に圧縮変形されながら空間を介して前後ないしは左右方向に移動して、使用者にウォーターベッドのような心地よい横揺れ感を与えることができて、使用者の寝心地を良好に確保することができる。
【0057】
また、左右方向に伸延する空間により、マットレスの通気性を良好に確保することができる。
【0058】
(2)請求項2記載の本発明では、ウレタンフォームよりなる複数のマットレス形成体を上下方向に非接着状態にて積層し、少なくとも一つのマットレス形成体の一面に、左右方向に伸延する凸条部と凹条部とを前後方向に連続させて、側面視にて波打ち状の波打ち面を形成し、同波打ち面と対面する別個のマットレス形成体の一面にも、左右方向に伸延する凸条部と凹条部とを前後方向に連続させて、側面視にて波打ち状の波打ち面を形成して、両マットレス形成体を凸条部と凹条部とが相互に嵌合状態となるように積層させると共に、一方のマットレス形成体に形成した凸条部の頂部面と、他方のマットレス形成体に形成した凹条部の谷部面との間に、左右方向に伸延する空間を形成している。
【0059】
このようにして、複数のマットレス形成体を相互に接着することなく積層させると共に、一つのマットレス形成体の一面に形成した波打ち面を、同マットレス形成体の一面と対面する別個のマットレス形成体の一面に形成した波打ち面とを嵌合させ、これらの凸条部の頂部面と凹条部の谷部面との間に左右方向に伸延する空間を、前後方向に一定の間隔を開けて多数形成することができるため、マットレスが使用者の体圧を受けた際には、凸条部と凹条部とが相互に圧縮変形されながら空間を介して前後ないしは左右方向に移動して、使用者にウォーターベッドのような心地よい横揺れ感を与えることができて、使用者の寝心地を良好に確保することができる。
【0060】
また、左右方向に伸延する空間により、マットレスの通気性を良好に確保することができる。
【0061】
(3)請求項3記載の本発明では、一方のマットレス形成体は、他方のマットレス形成体よりも高密度素材により成形している。
【0062】
このようにして、複数のマットレス形成体は、相互に接着することなく積層させて、一方のマットレス形成体は、他方のマットレス形成体よりも高密度素材により成形すると共に、他のマットレス形成体の密度素材を弾性や硬性(軟性)のものに適宜設定して、荷重と変形量との関係が体圧分散性の良い形態となるように設計することができて、床擦れの予防が図れる。
【0063】
ここで、体圧分散性の良い形態とは、例えば、荷重に対して変形量が略直線的に比例して増大する形態であり、わずかな荷重で大きく変形したり、一定の荷重を越えると急激に大きく変形したりするような形態ではなく、荷重に比例して漸次変形する形態である。
【0064】
(4)請求項4記載の本発明では、使用時にマットレス形成体が加圧変形された場合にも、左右方向に伸延する空間は保持されるようにしている。
【0065】
このようにして、マットレスの通気性を使用時においても良好に確保することができると共に、クッション性も良好に確保することができる。
【0066】
その結果、使用者が寝たきりの老人や長期間病床に臥した人であっても、かかるマットレスにより寝心地を良好に確保すると共に、床擦れを予防することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例としてのマットレスの斜視図。
【図2】同マットレスの一部拡大断面図。
【図3】使用材質別の変位グラフ。
【図4】第2実施例としてのマットレスの一部拡大断面図。
【図5】使用材質別の変位グラフ。
【符号の説明】
A マットレス
1 第1マットレス形成体
2 第2マットレス形成体
3 第3マットレス形成体
4 第4マットレス形成体
5 第5マットレス形成体

Claims (4)

  1. ウレタンフォームよりなる複数のマットレス形成体を上下方向に非接着状態にて積層し、
    少なくとも一つのマットレス形成体の一面に、左右方向に伸延する凸条部を形成する一方、同マットレス形成体の一面と対面する別個のマットレス形成体の一面に、左右方向に伸延する凹条部を形成して、
    両マットレス形成体を凸条部と凹条部とが相互に嵌合状態となるように積層させると共に、一方のマットレス形成体に形成した凸条部と、他方のマットレス形成体に形成した凹条部との間に、左右方向に伸延する空間を形成したことを特徴とするマットレス。
  2. ウレタンフォームよりなる複数のマットレス形成体を上下方向に非接着状態にて積層し、
    少なくとも一つのマットレス形成体の一面に、左右方向に伸延する凸条部と凹条部とを前後方向に連続させて、側面視にて波打ち状の波打ち面を形成し、
    同波打ち面と対面する別個のマットレス形成体の一面にも、左右方向に伸延する凸条部と凹条部とを前後方向に連続させて、側面視にて波打ち状の波打ち面を形成して、
    両マットレス形成体を凸条部と凹条部とが相互に嵌合状態となるように積層させると共に、一方のマットレス形成体に形成した凸条部の頂部面と、他方のマットレス形成体に形成した凹条部の谷部面との間に、左右方向に伸延する空間を形成したことを特徴とするマットレス。
  3. 一方のマットレス形成体は、他方のマットレス形成体よりも高密度素材により成形したことを特徴とする請求項1又は2記載のマットレス。
  4. 使用時にマットレス形成体が加圧変形された場合にも、左右方向に伸延する空間は保持されるようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のマットレス。
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