JP5800379B2 - マットレス - Google Patents
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Description
しかしながら、特許文献2のような軟質ポリウレタンフォームの積層体であっても、フォームが沈み込んでしまうのを解決するには不十分あった。
このような軟質ポリウレタンフォームでも、ある程度の厚みを有するベッド用マットレス等に単層で使用する場合には、まだ部分的な沈み込みがあるものであった。
更に前記マットレスは、頭部周辺領域A、胸部周辺領域B、腰部周辺領域C、脚部周辺領域Dの4つの領域からなり、前記表面層における幅方向全体の厚みが、A≧D>B>Cの関係になっているとともに、前記表面層が薄くなる分、前記高弾性ポリウレタンフォーム層の厚みが、厚くなっていることを特徴とするマットレスである。
そうすれば、フォーム物性との相乗効果により、より体圧分散性に優れ、適度な沈み込みが得られ、寝返りなど荷重移動した場合でも、部分的な沈み込みのない自然な寝姿勢が維持できる。
そうすれば、境界部分の硬さが、急激に変化することがないので、部分的な沈み込みのない自然な寝姿勢が維持でき、さらに寝心地に優れるものとなる。
なお、JIS K6401では、低反発フォームの反発弾性は15%未満、高弾性フォームでは50%を超えるものと定義されている。
また、接着剤としては、特に制限されるものではなく、一般的にウレタンフォームの接着に用いられる水溶性又は溶剤型のものを使用できる。具体的には、水溶性または溶剤型のウレタン樹脂、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂等の合成樹脂系接着剤や、合成ゴム系接着剤等が挙げられるが、特に安全面、環境面より、水溶性の接着剤が好ましい。
さらに、高弾性ポリウレタンフォーム層の裏面には、用途に応じて、他の層を設けでもよい。
(実施例1)
表面層として、厚さ70mmの軟質ポリウレタンフォーム1と、高弾性ポリウレタンフォーム層として、厚さ110mmの高弾性の軟質ポリウレタンフォーム2を積層したマットレスを得た。
(実施例2)
図2に示した積層構造の形状に、表面層の軟質ポリウレタンフォーム1と高弾性の軟質ポリウレタンフォーム2を二次元カッターで切断して積層したマットレスを得た。なお、厚さは、頭部周辺領域A及び脚部周辺領域Dでは表面層70mmと高弾性ポリウレタンフォーム層110mm、胸部周辺領域Bは55mmと125mm、腰部周辺領域Cは45mmと135mmとした。また、長さ方向のA、B、C、Dの長さは、それぞれ370mm、415mm、515mm、650mmとした。
(比較例1)
表面層が低反発の軟質ポリウレタンフォーム3であること以外は、実施例2と同じマットレスを得た。
なお、すべてのマットレスは、使用する両方の軟質ポリウレタンフォームの接着面に水溶性のクロロプレンゴム系接着剤を塗布して貼り合わせて形成した。また、得られたマットレスの大きさは、幅970mm、長さ1950mm、厚さ180mmであった。
・密度 JIS K7222
・硬さ JIS K6400−2
・反発弾性 JIS K6400−3
・ヒステリシスロス率 JIS K6400−2 B法
・圧縮残留歪み、繰返圧縮残留歪み JIS K6400−4
また、ヒステリシスロス率が、厚みに関わらずほぼ一定であることから、寝返りなどで荷重移動しても、自然な寝姿勢を維持できた。
さらには、圧縮率が5〜10%と低い場合でも、硬さが低いため、入床時の寝心地を損なわないものであった。
その上、実施例2では、比較例1よりも繰返圧縮残留歪が小さいことから、耐久性にも優れるものであった。
また、実施例2と違い、ヒステリシスロス率が厚みによって変化しているため、自然な寝姿勢が得られにくいものであった。
さらに、圧縮率が5〜10%と低い場合に、硬いため、入床時の寝心地があまりよくないものであった。
A・・・頭部周辺領域、B・・・胸部周辺領域、C・・・腰部周辺領域、D・・・脚部周辺領域
a・・・A−B間境界部分、b・・・B−C間境界部分、c・・・B−C間境界部分
Claims (2)
- 物性の異なる軟質ポリウレタンフォームを積層させてなるマットレスであって、反発弾性が50%を超える高弾性ポリウレタンフォーム層に、表面層として反発弾性が25%以下、ヒステリシスロス率が35%以下の軟質ポリウレタンフォームを積層してなり、
更に前記マットレスは、頭部周辺領域A、胸部周辺領域B、腰部周辺領域C、脚部周辺領域Dの4つの領域からなり、前記表面層における幅方向全体の厚みが、A≧D>B>Cの関係になっているとともに、前記表面層が薄くなる分、前記高弾性ポリウレタンフォーム層の厚みが、厚くなっていることを特徴とするマットレス。 - 前記A−B間、B−C間、C−D間の境界部分では、表面層および高弾性ポリウレタンフォーム層の厚みが滑らかに変化していることを特徴とする請求項1に記載のマットレス。
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JP2009147243A JP5800379B2 (ja) | 2009-06-22 | 2009-06-22 | マットレス |
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JP2009147243A JP5800379B2 (ja) | 2009-06-22 | 2009-06-22 | マットレス |
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JP2011000353A JP2011000353A (ja) | 2011-01-06 |
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Family Applications (1)
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JP2009147243A Active JP5800379B2 (ja) | 2009-06-22 | 2009-06-22 | マットレス |
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