JP2011056130A - 軟質ポリウレタンフォームからなる枕芯材及び枕 - Google Patents
軟質ポリウレタンフォームからなる枕芯材及び枕 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】反発弾性25%以下、ヒステリシスロス率が35%以下である軟質ポリウレタンフォームからなり、枕芯材の中央部には仰向けの寝姿勢で頭を置くための凹部3、及び両端部には横向きの寝姿勢で頭を置くための凸部2が設けられている。
【選択図】図1
Description
そこで、本願発明の枕芯材では、頭がフォームに適度に沈み込んで、荷重分散性が得られるように、反発弾性が25%以下の軟質ポリウレタンフォームを用いたものである。
なお、JIS K6401では、低反発フォームの反発弾性は15%未満、高弾性フォームでは50%を超えるものと定義されている。
また、上記軟質ポリウレタンフォームを用いるため、本願発明のように、凹部3と凸部2を有している形状であっても、寝返りする際に、頭がフォームに適度に沈み込んでいるので、余計な力を入れずに、頭を載せる位置を凹部3から凸部2、又は凸部2から凹部3へスムーズに移動させることができる。
このような凸部2と凹部3の高さの差は、15mm〜50mmであることが好ましい。50 mmよりも大きければ、横向きから仰向けに寝返りする場合、頭が落下するように感じたり、寝返りし難くなる虞がある。また、15mmよりも小さければ、横向きの寝姿勢時の高さが不十分となり、寝心地が良くなく、不自然な寝姿勢となってしまう傾向にある。
なお、このような高低差は、本願の軟質ポリウレタンフォームを用いるからであって、本願の軟質ポリウレタンフォームよりも、沈み込みの大きい低反発ポリウレタンフォーム、或いは沈み込みの少ない一般軟質ポリウレタンフォームや高弾性ポリウレタンフォームを用いた場合では、上記高低差としても、本願のように、寝返りのしやすい枕となるものではない。
例えば、図4のように、縦方向に貫通した通気孔5を等間隔で設けてもよく、通気孔の径の大きさを、部分的に変えてもよい。
図5のように、本願発明の枕は、上記のように得られた枕芯材に、枕芯材の形状にフィットしたカバー材を被覆させてなるものである。
ここで、“枕芯材の形状にフィットした”とは、例えば、本願発明でいう凸部と凹部の境界部分や首周りの窪み部4の形状を損ねずにフィットしたもので、使用時においても、部分的にカバー材に皺が寄ったり、撓むことがなく、枕芯材の形状を維持していることを意味する。
実施例1:本願発明に用いられる軟質ポリウレタンフォーム(OGA:アキレス株式会社製)
比較例1:低反発ポリウレタンフォーム(RIK:アキレス株式会社製)
比較例2:一般的な軟質ポリウレタンフォーム(HD:アキレス株式会社製)
比較例3:高弾性ポリウレタンフォーム(KI:アキレス株式会社製)
密度 JIS K7222
硬さ JIS K6400−2
反発弾性 JIS K6400−3
ヒステリシスロス率 JIS K6400−2 B法
枕芯材に座面用センサーを設置し、FSA体圧分布測定装置(カナダ製)において、仰向けに寝た状態における頭の荷重(圧力)を測定し、最高圧力(mmHg)、平均圧力(mmHg)および1mmHg以上の荷重を検出したセンサー接触数を測定した。座面用センサーは、縦500mm、横540mmの大きさで、センサー数は縦16列、横16列の計256個のものを使用した。また、体重の異なる2人の被験者を対象にして、仰向け状態をとってから3分後に計測を行った。測定結果を表2に示す。なお、一般的に、頭部の重さは、体重の約8%を占めると言われている。
また、実施例2及び比較例4での荷重分布図を図7に示す。荷重分布図とは、上記測定で得られた荷重の大きさを色調の段階的変化で図示したものである。
比較例4以外の枕芯材において、直径220mm、6.8kgのボーリング用ボールを枕芯材の凹部に載置し、3分後の沈み込み量を計測した。測定結果を表3に示す。
以上より、実施例1及び2の枕芯材は、低反発ポリウレタンフォームと同程度の荷重分散性を有し、頭をフォームに沈み込ませて頭部形状にフィットさせることができるものであった。
図7より、枕形状によって、荷重が分散している範囲が異なっていることがわかる。実施例2では頭部形状に応じた略楕円形の範囲で荷重を分散しており、一方、比較例4では、荷重が略三角形の範囲で荷重を分散している。すなわち、センサー接触数は同程度であるが、本願発明の形状の方が、比較例4のような半瓢箪形状よりも、均一に荷重を分散することができるものであった。
それに対し、実施例1及び2は、反発弾性が25%以下であって、ヒステリシスロス率が35%以下の軟質ポリウレタンフォームを用いたため、低反発ポリウレタンフォームと同等の荷重分散性を有し、頭がフォームに適度に沈み込んで頭部形状にフィットさせることができ、また高弾性ポリウレタンフォームと同等のヒステリシスロス率であるので、寝返りしやすいものであった。
Claims (5)
- 仰向け及び横向けの寝姿勢に対応した枕芯材であって、反発弾性25%以下、ヒステリシスロス率が35%以下である軟質ポリウレタンフォームからなり、枕芯材の中央部には仰向けの寝姿勢で頭を置くための凹部、及び両端部には横向きの寝姿勢で頭を置くための凸部が設けられていることを特徴とする軟質ポリウレタンフォームからなる枕芯材。
- 前記枕芯材の首周りに接触する部分に、湾曲形状の窪み部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の軟質ポリウレタンフォームからなる枕芯材。
- 前記枕芯材の凹部と凸部の境界部分の形状が、滑らかな曲線であることを特徴とする請求項1及び2のいずれかに記載の軟質ポリウレタンフォームからなる枕芯材。
- 前記枕芯材に通気孔を設けることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の軟質ポリウレタンフォームからなる枕芯材。
- 請求項1〜4記載の枕芯材に、前記枕芯材の形状にフィットしたカバー材を被覆してなることを特徴とする軟質ポリウレタンフォームからなる枕。
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2009
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