JP4805644B2 - 軟質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物、ならびに軟質ポリウレタンフォームおよびその製造方法 - Google Patents

軟質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物、ならびに軟質ポリウレタンフォームおよびその製造方法 Download PDF

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本発明は吸放湿性に優れた軟質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物、およびそれを用いた軟質ポリウレタンフォームの製造方法に関する。特に本発明の軟質ポリウレタンフォームは、その使用に際して、自動車シート分野のシートクッションパッド、寝具分野、家具分野などに適するものである。
一般に、軟質ポリウレタンフォームは、そのクッション性を利用して自動車用のシートクッション材料、家具等のクッション材料等に広く利用されている。軟質ポリウレタンフォームは、表面が柔軟であるために手触り感や座り心地がよく、かつ長時間の使用によっても使用者に疲労が生じにくいものであり、軟質ポリウレタンフォームから成るシートクッションパッドや枕などは公知である。
このようなシートクッションパッドや枕は、製造コスト面やクッション性において優れるものであるが、一方で、使用者の汗などにより湿気を帯びやすく、使用感の悪化や臭気などが生じてしまう問題があった。このため、吸放湿性の改善が試みられている。
これまでに、吸放湿性の改善の試みとして、たとえば、軟質ポリウレタンフォームにゼオライトやシリカゲルなどの吸湿剤を含有させる手法が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。しかし、これらの吸湿剤は固体であるため、フォーム中に均一に分散させることが困難であり、その結果、均一性に劣り、部分的に親水性に乏しくなったり、また、吸湿性物質が過剰水分を含んだ場合には発泡が不安定となる問題があった。また、吸湿膨潤後、加圧によって添加した吸水性物質が溶出等しやすいという問題もあった。
また、軟質ポリウレタンフォームに備長炭を収納した網袋と通気孔を組み込む手法が提案されている(たとえば、特許文献2参照)。しかし、フォーム中に均一に配置させることが困難であり、また、備長炭などの木片のごつごつした使用感の改善が十分ではないという問題があった。
また、ポリウレタンフォームに吸水性樹脂を含有させる手法が提案されている(たとえば、特許文献3参照)。しかし、これらの吸水性樹脂をフォーム中(またはポリオール原料中)に均一に分散させることが困難であり、また、反発性などの諸物性も部位ごとにムラが生じる問題があった。
よって、上記の手法では、軟質ポリウレタンフォームからなるシートクッションパッド等へのさらなる改良要請に対応することは難しい。
特開2004−149718号公報 特開2002−65431号公報 特開2001−98096号公報
そこで、本発明の目的は、従来の上記問題点を解消すべく、吸放湿性、静電気防止性に優れる低反発性の軟質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物、ならびに上記ポリオール組成物を用いた軟質ポリウレタンフォームおよびその製造方法を提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成すべく、軟質ポリウレタンフォームを構成する材料について鋭意研究した結果、軟質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物、および上記ポリオール組成物を用いた軟質ポリウレタンフォームおよびその製造方法として以下に示すものを用いることにより上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の軟質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物は、ポリオール化合物、発泡剤、整泡剤、およびアミン触媒を含み、ポリイソシアネート成分と混合し、反応させて軟質ポリウレタンフォームを形成するポリオール組成物であって、
前記ポリオール化合物が、平均官能基数2〜4、プロピレンオキサイドとエチレンオキサイドの共重合体であり、エチレンオキサイドの含有率が50〜80重量%、水酸基価が30〜70mgKOH/gのポリエーテルポリオールAと、平均官能基数3、プロピレンオキサイドの重合体であり、水酸基価が50〜70mgKOH/gのポリエーテルポリオールBとを含むものであり、
前記ポリエーテルポリオール化合物Aの含有量を、ポリオール化合物100重量部中、20〜80重量部含有することを特徴とする。
また、本発明の軟質ポリウレタンフォームの製造方法は、ポリオール化合物、発泡剤、整泡剤、およびアミン系触媒を含むポリオール組成物とポリイソシアネート成分とを混合し、反応させて軟質ポリウレタンフォームとする軟質ポリウレタンフォームの製造方法であって、
前記ポリオール化合物が、平均官能基数2〜4、プロピレンオキサイドとエチレンオキサイドの共重合体であり、エチレンオキサイドの含有率が50〜80重量%、水酸基価が30〜70mgKOH/gのポリエーテルポリオールAと、平均官能基数3、プロピレンオキサイドの重合体であり、水酸基価が50〜70mgKOH/gのポリエーテルポリオールBとを含むものであり、
前記ポリエーテルポリオール化合物Aの含有量を、ポリオール化合物100重量部中、20〜80重量部含有することを特徴とする。
本発明によると、実施例の結果に示すように、軟質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物として上述の構成を有するポリオール化合物を用いることにより、得られた軟質ポリウレタンフォームが、吸放湿性、低反発性、および静電気防止性に優れたものとなる。上記軟質ポリウレタンフォームがかかる効果を奏する理由の詳細は明らかではないが、ポリオール化合物の特定の組成比、ポリオール組成物中における各種ポリオール化合物の特定の配合比、および触媒などの組み合わせなどにより、得られる軟質ポリウレタンフォームが吸放湿性、低反発性、および静電気防止性をバランスよく優れたものとなると推測される。
上記軟質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物において、上記ポリオール化合物として、平均官能基数2〜4、プロピレンオキサイドとエチレンオキサイドの共重合体であり、エチレンオキサイドの含有率が50〜80重量%、水酸基価が30〜70mgKOH/gのポリエーテルポリオールAと、平均官能基数3、プロピレンオキサイドの重合体(ホモポリマー)であり、水酸基価が50〜70mgKOH/gのポリエーテルポリオールBとを含むものを用いることを特徴とする。
また、上記ポリエーテルポリオール化合物Aの含有量が、ポリオール化合物100重量部中、20〜80重量部であることを特徴とするが、25〜50重量部であることがより好ましく、30〜40重量部であることが特に好ましい。
上記軟質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物においては、さらにポリエーテルポリオール化合物として、平均官能基数2〜4、プロピレンオキサイド重合体であり、水酸基価が300〜500mgKOH/gのポリエーテルポリオールCを、ポリオール化合物100重量部中、30〜60重量部含有することが好ましい。かかる軟質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物を用いることにより、吸放湿性、低反発性、および静電気防止性に優れた軟質ポリウレタンフォームが得られる。
また、上記ポリエーテルポリオールAとポリエーテルポリオールBが50:50〜80:20の重量比で含まれることが好ましい。
一方、本発明の製造方法は、上記いずれかの構成を有する軟質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物を用いることを特徴とするものである。かかる製造方法を用いることにより、吸放湿性、低反発性、および静電気防止性に優れた軟質ポリウレタンフォームを製造することができる。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
本発明の軟質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物は、ポリオール化合物、発泡剤、整泡剤、およびアミン触媒を含み、ポリイソシアネート成分と混合し、反応させて軟質ポリウレタンフォームを形成するポリオール組成物であって、
前記ポリオール化合物が、平均官能基数2〜4、プロピレンオキサイドとエチレンオキサイドの共重合体であり、エチレンオキサイドの含有率が50〜80重量%、水酸基価が30〜70mgKOH/gのポリエーテルポリオールAと、平均官能基数3、プロピレンオキサイドの重合体であり、水酸基価が50〜70mgKOH/gのポリエーテルポリオールBとを含むものであり、
前記ポリエーテルポリオール化合物Aの含有量を、ポリオール化合物100重量部中、20〜80重量部含有することを特徴とする。
本発明に用いられる軟質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物としては、上記ポリオール化合物として、ポリエーテルポリオールAと、ポリエーテルポリオールBとが含まれるポリオール組成物が用いられる。
上記ポリエーテルポリオールAとしては、平均官能基数2〜4、プロピレンオキサイドとエチレンオキサイドの共重合体であり、エチレンオキサイドの含有率が50〜80重量%、水酸基価が30〜70mgKOH/gのポリエーテルポリオールが用いられる。上記ポリエーテルポリオールAにおいては、上記エチレンオキサイドの含有率が50〜80重量%であることが好ましく、65〜75重量%であることがより好ましい。また、上記ポリエーテルポリオールAにおいては、上記水酸基価が40〜60mgKOH/gであることが好ましく、45〜55mgKOH/gであることがより好ましい。
上記ポリエーテルポリオールBとしては、平均官能基数3、プロピレンオキサイドの重合体(ホモポリマー)であり、水酸基価が50〜70mgKOH/gのポリエーテルポリオールが用いられる。上記ポリエーテルポリオールBにおいては、上記水酸基価が50〜60mgKOH/gであることが好ましく、52〜58mgKOH/gであることがより好ましい。
上記ポリエーテルポリオール化合物Aの含有量は、ポリオール化合物100重量部中、20〜80重量部であることを特徴とするが、30〜50重量部であることが好ましく、30〜40重量部であることがより好ましい。
また、上記ポリエーテルポリオール化合物Bの含有量は、ポリオール化合物100重量部中、10〜70重量部であることが好ましく、20〜50重量部であることがより好ましく、30〜40重量部であることが特に好ましい。
さらに、本発明のポリオール組成物においては、ポリエーテルポリオール化合物として、平均官能基数2〜4、プロピレンオキサイド重合体であり、水酸基価が300〜500mgKOH/gのポリエーテルポリオールCを、ポリオール化合物100重量部中、30〜60重量部含有することが好ましい。かかる軟質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物を用いることにより、吸放湿性、低反発性、および静電気防止性に優れたものとなる。
上記ポリエーテルポリオールCとしては、平均官能基数2〜4、プロピレンオキサイド重合体であり、水酸基価が300〜500mgKOH/gのポリエーテルポリオールが用いられるが、上記水酸基価が350〜450mgKOH/gであることが好ましく、380〜420mgKOH/gであることがより好ましい。
また、上記ポリエーテルポリオールAとポリエーテルポリオールBが50:50〜80:20の重量比で含まれることが好ましく、60:40〜80:20の重量比で含まれることがより好ましく、65:35〜75:25の重量比で含まれることがさらに好ましい。
なお、ポリエーテルポリオール化合物のエチレンオキサイド総含有率は、多すぎるとフォームの強度や圧縮永久歪が低下し、少なすぎると吸放湿性能が十分ではなくなる場合があるが、本発明ではポリエーテルポリオールAおよびポリエーテルポリオールBを上記比率で用いることにより、得られる軟質ポリウレタンフォームが吸放湿性、低反発性、および静電気防止性をバランスよく優れたものとなる。
本発明の軟質ポリウレタンフォームに使用されるポリオール化合物について、上記の各ポリエーテルポリオールの構成を満たすものであれば、その種類等は特に制限されない。
上記ポリオール化合物としては、通常、多官能性アルコール系化合物を開始剤に、これにアルキレンオキシドを付加させたポリエーテルポリオールが用いられる。
開始剤である多官能性アルコール系化合物としては、たとえば、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、トリエタノールアミン、ジエタノールアミンやこれらに少量のアルキレンオキシドを付加した化合物を例示できる。これらの化合物は単独で使用してもよく、また2種以上を混合して使用してもよい。
多官能性アルコール系化合物に付加重合するアルキレンオキサイドとしては炭素数2以上のものがあげられ、たとえば、エチレンオキサイド(EO)、1,2−プロピレンオキサイド(PO)、1,2−ブチレンオキサイド、2,3−ブチレンオキサイドなどを例示できる。
プロピレンオキサイドとエチレンオキサイドの共重合体ポリオール化合物は、ランダム重合体、ブロック重合体のいずれでもよいが、末端の水酸基がエチレンオキサイド単位に基づく第1級水酸基の割合(末端オキシエチレン単位化率)が全末端水酸基の15〜40%であることが好ましく、20〜35%であることが、フォーム製造時における発泡と樹脂形成のバランスがよく、より好ましい。
また、本発明の軟質ポリウレタンフォーム構成材料として、低分子量多価アルコールを架橋剤として使用してもよい。
かかる架橋剤である低分子量多価アルコールとしては、具体的には、たとえば、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、トリメチロールプロパン、グリセリン、ジグリセリン、2−メチル−2,3,4−ブタントリオール、2−メチル−1,2,3−ブタントリオール、2,3,4−ペンタントリオール、2,3,4−ヘキサントリオール、ジメチルペンタグリセリン、1,2,4−ブタントリオール、ペンタンテトロール等の多価アルコール類、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン等のアルカノールアミン類等が例示される。これらの架橋剤は単独で使用してもよく、また2種以上を混合して使用してもよい。
本発明におけるポリイソシアネート化合物としては、軟質ポリウレタンフォームの製造に通常使用される、イソシアネート基を2個以上有する芳香族系、脂環族系、脂肪族系の各種のポリイソシアネート化合物、さらにはこれらポリイソシアネート化合物を変性して得られる変性ポリイソシアネート化合物を使用できる。これらの化合物は単独で使用してもよく、また2種以上を混合して使用してもよい。
上記のポリイソシアネート化合物としては、具体的には、たとえば、トルエンジイソシアネート(TDI)、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)(精製ジフェニルメタンジイソシアネート(p−MDI)、クルードMDI(c−MDI)がある)等の芳香族ポリイソシアネート類、キシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート等の脂肪族ないし脂環族ポリイソシアネート類があげられ、その変性物としては、ポリイソシアネート化合物のプレポリマー型変性体、イソシアヌレート型変性体、ウレア型変性体、カルボジイミド型変性体などがあげられる。これらのなかでも、ジフェニルメタンジイソシアネート、クルードMDIが、反応性が高いこと、低コストであること、揮発性が低く安全性がTDIなどに比べて高いこと等の理由で好ましい。トルエンジイソシアネートは、2,4−置換体と2,6−置換体とがあるが、これらの混合物の使用が好ましく、2,4−置換体/2,6−置換体混合比が90/10(TDI−90)〜60/40(TDI−60)の混合物の使用が好適である。さらにトルエンジイソシアネート:クルードMDIを0:100〜40:60、特に好ましくは0:100〜20:80の重量比でブレンドしたものの使用がより好ましい。
また、ポリオール組成物とポリイソシアネート化合物との反応におけるNCO/OH当量比は、0.7〜1.00であることが好ましく、0.75〜0.90であることがより好ましい。
本発明におけるアミン系触媒としては、ウレタン化反応に用いられる公知のアミン系触媒を限定なく適宜使用することができる。
上記アミン系触媒としては、具体的には、たとえば、ジブチル錫ジラウレートやオクチル酸錫等の錫系触媒や第3級アミン系触媒が使用可能であり、第3級アミン系触媒としては、トリエチレンジアミン(DABCO,TEDA33LV等)、Toyocat−ET(東ソー社製)等が例示される。これらのアミン系触媒は単独で使用してもよく、また2種以上を混合して使用してもよい。
本発明における発泡剤としては、公知の発泡剤を適宜使用することができる。
上記発泡剤としては、具体的には、たとえば、水、メチレンクロライド等が例示され、特に水、または水とメチレンクロライドを併用した発泡剤を使用することが好ましい。これらの発泡剤は単独で使用してもよく、また2種以上を混合して使用してもよい。
本発明における整泡剤としては、連続気泡軟質ポリウレタンフォームの製造において公知の整泡剤を限定なく適宜使用することができる。これらの整泡剤は単独で使用してもよく、また2種以上を混合して使用してもよい。
上記整泡剤としては、具体的には、たとえば、ポリアルキルシロキサン(ポリジメチルシロキサン)・ポリオキシアルキレン共重合体等の各種の整泡剤があげられる。全整泡剤成分の使用量は、通常ポリオール成分100重量部に対して、0.01〜10重量部(可塑剤等で希釈した整泡剤の場合には有効成分を基準とする)である。
活性の高いシリコーン系整泡剤としては、ポリジメチルシロキサンやその誘導体である公知の整泡剤と適宜併用して使用可能である。活性の高いシリコーン系整泡剤としては市販品の使用が好適であり、具体的には、たとえば、SF2965、SF2962、SF2904、SF2908、SRX294A、SZ1923、SH−192、SH−193、L−5366、L−5309など(東レダウコーニングシリコン社製)、L−5366、L−5309(日本ユニカー社製)、B8680(ゴールドシュミット社製)等が市販されている。特に表面張力低下能(ポリオール成分に添加前と添加後の表面張力の差)が1(dyne/cm)程度の整泡剤の使用が有効である。
なお、本発明における軟質ポリウレタンフォーム原料には、上記成分の他に、たとえば、酸化防止剤、紫外線吸収剤、老化防止剤、充填剤、難燃剤、可塑剤、着色剤、防黴・防菌剤等の各種添加剤などを必要に応じて適宜添加することもできる。
また、本発明の軟質ポリウレタンフォームの製造方法は、ポリオール化合物、発泡剤、整泡剤、およびアミン系触媒を含むポリオール組成物とポリイソシアネート成分とを混合し、反応させて軟質ポリウレタンフォームとする軟質ポリウレタンフォームの製造方法であって、
前記ポリオール化合物が、平均官能基数2〜4、プロピレンオキサイドとエチレンオキサイドの共重合体であり、エチレンオキサイドの含有率が50〜80重量%、水酸基価が30〜70mgKOH/gのポリエーテルポリオールAと、平均官能基数3、プロピレンオキサイドの重合体であり、水酸基価が50〜70mgKOH/gのポリエーテルポリオールBとを含むものであり、
前記ポリエーテルポリオール化合物Aの含有量を、ポリオール化合物100重量部中、20〜80重量部含有することを特徴とする。
より詳細には、上述の構成を有する軟質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物を用いることを特徴とするものである。かかる製造方法を用いることにより、吸放湿性、低反発性、および静電防止性に優れた軟質ポリウレタンフォームを製造することができる。
本発明の製造方法において、一般的に周知のポリウレタン用スラブフォーム発泡・成形装置を適宜用い、用途に応じた形状に成形される。
以下、例として、軟質ポリウレタンフォームとしてシートクッションパッドを製造手法を説明する。
上記各種成分を含んでなる軟質ポリウレタンフォーム原料(ポリオール組成物、またはポリイソシアネート成分)は、シートクッションパッドが適用される用途に応じて、各種形状に応じた所定の金型内で、シートクッションパッドに成型される。成型方法は、通常の手段を採用できる。たとえば、ポリオール化合物、発泡剤、アミン系触媒、整泡剤および必要により添加剤の所定量を計量し、予備的に混合してポリオール組成物とした後、さらにこの混合物たるポリオール組成物にポリイソシアネート成分をポリウレタン発泡機または撹拌機等を使用して急速混合して得られた軟質ポリウレタンフォーム成型原料を、金型内に注入し、所定時間後に脱型することにより、シートクッションパッドとしての軟質ポリウレタンフォームが得られる。
本発明により得られた軟質ポリウレタンフォームをシートクッションパッドなどの自動車シート分野や、枕やベッド等の寝具分野などとして用いる場合において、軟質ポリウレタンフォームの密度がコアで40〜100kg/m程度であるのが好ましく、50〜90kg/m程度であるのがより好ましく、50〜75kg/m程度であるのがさらに好ましい。
また、軟質ポリウレタンフォームの硬さ(硬度)は、たとえばフォームを構成するポリウレタン重合体におけるイソシアネート化合物単位の重量比率により調整することができるが、上記硬度が、10〜100Nであることが好ましく、20〜80Nであることがより好ましく、30〜60Nであることがさらに好ましい。
さらには、本発明の用途における軟質ポリウレタンフォームの反発弾性(%)は、0〜15(%)であることが好ましい。
なお、たとえば、こうしてシートクッションパッドである所定形状に成型された軟質ポリウレタンフォームが得られるが、シートクッションパッドの裏面には、たとえば、ポリウレタン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレンまたはその発泡体からなる樹脂のサポーターやPPクロス、粗毛布、不織布等のサポーター(補強材)を、成型時に予め金型にインサートする一体成型法ないしフォーム成型後の接着により積層することもできる。
さらには、実際に車両に装着される座席シート等は、本発明のシートクッションパッドに本皮、モケット、トリコット、ジャージ、織物等の外層を被覆し、さらに金具を取り付けて車両の組み立てに供される。外層をシートクッションパッドに被覆する際には、シートクッションパッドに面ファスナーの一部材を接着等により取り付けることも好適である。
また、本発明の軟質ポリウレタンフォームは上述の特性を有するため、自動車シート分野、たとえば、シートクッションパッド、ワディング材、寝具分野、たとえば、枕、ベッド、マットレス(介護用を含む)、家具分野、たとえば、ソファー、椅子などに好適に用いることができる。
以下、本発明の構成と効果を具体的に示す実施例等について説明する。なお、実施例等における製造例、物性等の評価方法は次の通りである。
(原料)
1)ポリエーテルポリオール化合物
・EP505SNB:エチレンオキサイド+プロピレンオキサイド共重合ポリエーテルポリオール、EO=72重量%、3官能、水酸基価=52mgKOH/g(三井タケダケミカル社製)
・PPG−3000:プロピレンオキサイド重合体ポリエーテルポリオール、3官能、水酸基価=56mgKOH/g(ダウケミカル社製)
・GR−09:3官能低分子量ポリオール化合物、水酸基価=400mgKOH/g(三井タケダケミカル社製)
2)
・触媒:TEDA 33LV(東ソー社製)
・PEP11C:酸化防止剤(旭電化社製)
・グリセリン:阪本薬品社製
・整泡剤:SF2904(東レダウコーニングシリコン社製)
・発泡剤:水
3)イソシアネート成分
・TDI−80:(2,4−TDI/2,6−TDI=80/20)
(配合)
表1の上欄に記載した配合に基づき、常法により連続気泡軟質ポリウレタンフォームを調製した。配合比は重量部にて表示した。
<ポリウレタンフォームの硬さ(硬度)測定>
硬さの測定方法は、以下のとおりである。
a)試験片:スラブフォームから50×380×380(mm)のものを1個採取する。
b)試験機:垂直方向に毎分100±20mmの一定速度で動く加圧板と固定した支持板の間で試験片を圧縮できるもので、荷重を±1%または±1N以上の精度で、荷重下の試験片の厚さを±0.25mmの精度で測定できるものを使用する。
・支持板:他に規定されていない場合試験片より大きく水平で平滑な固い表面をもつものとする。また、試験片の下から空気を逃がすために約6mmの直径で、約20mm間隔の通気孔をもつものとする。
・加圧板:垂直移動で自由に動くようにボールジョイントが取り付けられており、直径200+3 −0mmの平らな円盤で下部のエッジは1.0+5 −0mmの半径であること。加圧板の下部表面は、磨き加工をしていない平滑な表面であること。
c)測定方法:試験片を試験機の台上の中央に平らに置き、加圧板を試験片の上面に載せて荷重を5+0 −2Nにしたときの厚さを0.1mmまで読み取り、これを初めの厚さとする。
次に加圧板を毎分100±20mmの速さで初めの厚さの25±1%押し込み、静止後20秒経過した時の荷重を1Nまで読み取り、硬さ、(H)は読み取った荷重とする。測定は1回とし、硬さはJIS Z 8401によって数値を丸める。
<吸放湿性の測定>
実施例にて得られた軟質ポリウレタンフォームの小片10gを温度40℃、相対湿度90%の恒温恒湿槽内に4時間放置し、1時間ごとに重量を測定して吸湿性を評価し、次いで温度23℃、相対湿度50%の恒温恒湿槽に入れて同様に1時間ごとに重量を測定して放湿性を測定、評価した。また、参考例1として市販の標準的サイズの羽毛の掛け布団の詰め物である羽毛、参考例2として市販の樹脂綿布団の詰め物である樹脂綿についても同様に測定、評価した。結果を図1に示した。
<静電気防止性の評価>
静電気防止性の評価は、20℃×50%RH雰囲気下で、実施例にて得られた軟質ポリウレタンフォームを用いたマットレス上で寝返りを6回うったあとに人体に発生する帯電圧を測定することによって行った。マットレスは化繊100%のカバーを装着し、中身の軟質ウレタンフォームを変更して評価を行った。また、人体には綿100%の衣服を着用して行った。静電気発生による帯電を防ぐことにより、安眠がしやすくなると考えられる。評価基準は以下の通りである。
・痛みを感じた場合:×
・痛みを感じなかった場合:○
得られた軟質ポリウレタンフォームの評価結果を表1の下欄および図1に示した。
Figure 0004805644
これらの結果から、本発明の構成を有する実施例〜3のいずれにおいても、吸放湿性、静電気防止性に優れた低反発性の軟質ポリウレタンフォームが得られることが分かった。一方、本発明の構成を有さない比較例1〜においては、得られた軟質ポリウレタンフォームのいずれにおいても、吸放湿性、静電気防止性、低反発性を並立することができなかった。
以上より、本発明の軟質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物を用いることにより、吸放湿性、静電気防止性に優れる低反発性の軟質ポリウレタンフォームが得られることが確認できた。
実施例における吸放湿性の測定結果

Claims (5)

  1. ポリオール化合物、発泡剤、整泡剤、およびアミン触媒を含み、ポリイソシアネート成分と混合し、反応させて軟質ポリウレタンフォームを形成するポリオール組成物であって、
    前記ポリオール化合物が、平均官能基数2〜4、プロピレンオキサイドとエチレンオキサイドの共重合体であり、エチレンオキサイドの含有率が50〜80重量%、水酸基価が30〜70mgKOH/gのポリエーテルポリオールAと、平均官能基数3、プロピレンオキサイドの重合体であり、水酸基価が50〜70mgKOH/gのポリエーテルポリオールBとを含むものであり、
    前記ポリエーテルポリオール化合物Aの含有量を、ポリオール化合物100重量部中、30〜40重量部含有し、
    さらにポリエーテルポリオール化合物として、平均官能基数2〜4、プロピレンオキサイド重合体であり、水酸基価が300〜500mgKOH/gのポリエーテルポリオールCを、ポリオール化合物100重量部中、30〜60重量部含有することを特徴とする軟質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物。
  2. 前記ポリエーテルポリオールAとポリエーテルポリオールBが50:50〜80:20の重量比で含まれることを特徴とする請求項1に記載の軟質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物。
  3. ポリオール化合物、発泡剤、整泡剤、およびアミン系触媒を含むポリオール組成物とポリイソシアネート成分とを混合し、反応させて軟質ポリウレタンフォームとする軟質ポリウレタンフォームの製造方法であって、
    前記ポリオール化合物が、平均官能基数2〜4、プロピレンオキサイドとエチレンオキサイドの共重合体であり、エチレンオキサイドの含有率が50〜80重量%、水酸基価が30〜70mgKOH/gのポリエーテルポリオールAと、平均官能基数3、プロピレンオキサイドの重合体であり、水酸基価が50〜70mgKOH/gのポリエーテルポリオールBとを含むものであり、
    前記ポリエーテルポリオール化合物Aの含有量を、ポリオール化合物100重量部中、30〜40重量部含有し、
    さらにポリエーテルポリオール化合物として、平均官能基数2〜4、プロピレンオキサイド重合体であり、水酸基価が300〜500mgKOH/gのポリエーテルポリオールCを、ポリオール化合物100重量部中、30〜60重量部含有することを特徴とする軟質ポリウレタンフォームの製造方法。
  4. 前記ポリエーテルポリオールAとポリエーテルポリオールBが50:50〜80:20の重量比で含まれることを特徴とする請求項3に記載の軟質ポリウレタンフォームの製造方法。
  5. コア密度が40〜100kg/mであって、硬度が100〜100Nである請求項3または4に記載の方法により製造された軟質ポリウレタンフォーム。
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