JP6957735B2 - 樹脂製タンクの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、樹脂製タンクおよび樹脂製タンクの製造方法に関する。
従来、補器取付用のインサートプレートをインサート成形した樹脂製タンクが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、ブロー成形の際に、リング状プレートを樹脂タンク本体の内部に直接インサート成形することが記載されている。
また、自動車用燃料タンクなどの大型の閉塞容器を成形する場合に、バリア層を内側面にインサートさせて熱可塑性合成樹脂によりインジェクション成形することが公知である(例えば、特許文献2参照)。特許文献2では、インジェクション成形により開放形状の複数の分割体を成形した後、分割体の開口周縁部同士を合体して加圧することにより一体的に接合し、大型の閉塞容器を成形している。
実用新案登録第2535673号公報 特開平10−157738号公報
特許文献1に記載された技術では、ブロー成形時に、リング状プレートまわりに偏肉が生じたり、インサートされたリング状プレートやウエルドボルトの傾きを生じやすく、十分な成形精度が得られない。この点に関しては、インジェクション成形においても同様であり、樹脂注入ゲートの近傍にインサートプレートを設ける場合、ブロー成形と同様にインサートプレートのまわりに偏肉や、プレート本体やそれに一体化された補器用取り付けボルトの傾きが生じる場合ある。よって、インサート部の品質確保が課題であった。
また、特許文献2の様にバリア層を予め成形し、金型内にインサートしてインジェクション成形する場合は、ゲート部は、インサートされるバリア層へ高温高圧の樹脂の流れによる溶損や捲れが発生しない様に配置することも求められる課題であった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、インサートされる部材の位置ずれや変形が防止された樹脂製タンクおよび樹脂製タンクの製造方法を提供することを目的とする。
この明細書には、2018年3月30日に出願された日本国特許出願・特願2018−069518の全ての内容が含まれる
本発明は、樹脂インジェクション成形による樹脂製タンクの製造方法において、キャビティ型(90)に補器取付用のインサートプレート(119)を位置決め保持し、コア型(100)に、前記インサートプレート(119)の面(119a)に対して、一側方から他側方に掛けて樹脂層の厚さが徐変するように樹脂層(115)を成形する徐変型面部(102)を配設し、前記コア型(100)の前記徐変型面部(102)は、前記インサートプレート(119)の面(119a)に対して樹脂流動方向で上流側の樹脂層の肉厚が大きく下流側の樹脂層の肉厚が小さくなる様に設けられていることを特徴とする。
また、上記発明において、前記キャビティ型(90)に、前記インサートプレート(119)を、前記インサートプレート(119)の上流側の型面(92)よりも、前記インサートプレート(119)の面(119a)に直交する方向で離間する方向にオフセット(δ)して保持させても良い。
また、上記発明において、樹脂注入ゲート部(91)を前記インサートプレート(119)で囲まれる部位に設け、前記樹脂注入ゲート部(91)からの樹脂を、前記上流側の型面(92)に対してオフセット(δ)させて流動させて、横壁(113a)とこの横壁(113a)に直交する方向に延びる縦壁(113b)を有する段差状のシール部材接合部(113)を成形し、前記樹脂注入ゲート部(91)の周囲の樹脂層を、前記シール部材接合部(113)を残して切除して補器挿入開口(44)を形成しても良い。
また、上記発明において、前記徐変型面部(102)の樹脂流動方向の上流側に環状凹部(103)を備える前記コア型(100)に、開口部(110)を備えるバリアシート(36b)を、前記開口部(110)の端部(112)を前記環状凹部(103)に屈曲させた状態で収容させて配置し、前記環状凹部(103)の上流から樹脂を流動させても良い。
本発明に係る樹脂インジェクション成形の樹脂製タンクによれば、補器取付用のインサートプレートがインサートされた樹脂層の部位に、前記インサートプレートの面に対して、一側方から他側方に掛けて樹脂層の厚さが徐変する徐変肉厚部を形成した。この構成によれば、インジェクション成形の樹脂注入ゲート部からの樹脂の流動に対してインサートプレートへ掛る樹脂の流れを徐変肉厚部によりインサートプレートの面方向への流れに向きを偏向できるのでインサートプレートの位置ズレや変形を防止することが出来る。
上記発明において、前記徐変肉厚部は、前記インサートプレートの面に対して樹脂流動方向で上流側の肉厚が大きく下流側の肉厚が小さくなる様に設けられ、前記上流側に位置する前記徐変肉厚部の上流側流入部に対して、前記インサートプレートの面は、前記インサートプレートの面に直交する方向で離間する方向にオフセットされていても良い。この構成によれば、オフセットの分だけインサートプレートの両面の流量差による圧力差を発生できるため、さらにインサートプレートのズレや変形を防止できる。
また、上記発明において、前記樹脂製タンクは、樹脂注入ゲート部をインサートプレートで囲まれる部位に設けられるとともに、前記上流側流入部に対してオフセットによる段差部を形成し、前記段差部を、横壁とこの横壁に直交する方向に延びる縦壁を有するシール部材接合部とし、前記シール部材接合部を残して開口状に形成し補器挿入開口としても良い。この構成によれば、シール部材と、インサートプレート部との位置合わせ精度も向上する。また、補器挿入開口の切除と同時に樹脂注入ゲート部も除去されるので加工が簡略化できる。
また、上記発明において、前記樹脂製タンクは、更にバリアシートをインサートしてインジェクションしてなり、前記徐変肉厚部の樹脂流動方向の上流側に、前記バリアシートの開口部の端部を屈曲させた状態で収容する環状凸部を有しても良い。この構成によれば、樹脂製タンクにバリアシートとインサートプレートを装着してインジェクション成形しても徐変肉厚部の樹脂流動方向の上流側に設けた環状凸部にバリアシートの開口部の端部を屈曲させた状態で収容するので、バリアシートの捲れを防止し、かつ、インサートプレート部への樹脂の流れを阻害することがないのでさらに品質を向上できる。
また、上記発明において、樹脂注入ゲート部の樹脂が除去された除去部を備え、前記徐変肉厚部は、前記インサートプレートの平坦な面に沿って前記除去部に近い側の肉厚が大きく前記除去部から離れた側の肉厚が小さくなる様に設けられ、前記インサートプレートの平坦な面に直交する方向に沿って設けられた壁面に沿って前記インサートプレートの側面が配設されていても良い。この構成によれば、インサートプレートの両面の流量差による圧力差が発生して、さらにインサートプレートの位置ズレや変形を防止できる。
また、上記発明において、前記除去部は開口状に形成され、前記インサートプレートは前記除去部の周囲に配置され、前記壁面と直交する方向に延びる横壁が形成され、前記横壁に前記除去部が配設されていても良い。この構成によれば、横壁に除去部を配設することができ、開口の切除と同時に樹脂注入ゲート部も除去可能であるので加工が簡略化できる。
本発明に係る樹脂インジェクション成形による樹脂製タンクの製造方法において、キャビティ型に補器取付用のインサートプレートを位置決め保持し、コア型に、前記インサートプレートの面に対して、一側方から他側方に掛けて樹脂層の厚さが徐変するように樹脂層を成形する徐変型面部を配設した。この構成によれば、インジェクション成形の樹脂注入ゲート部からの樹脂の流動に対してインサートプレートへ掛る樹脂の流れを、徐変型面部によりインサートプレートの面方向への流れに向きを偏向できるので、インサートプレートの位置ズレや変形を防止することが出来る。
また、上記発明において、前記コア型の前記徐変型面部は、前記インサートプレートの面に対して樹脂流動方向で上流側の樹脂層の肉厚が大きく下流側の樹脂層の肉厚が小さくなる様に設けられ、前記キャビティ型に、前記インサートプレートを、前記インサートプレートの上流側の型面よりも、前記インサートプレートの面に直交する方向で離間する方向にオフセットして保持させても良い。この構成によれば、上流側に位置する上流側の型面に対して、インサートプレートの面は直交する方向で離間する方向にオフセット(離間)されているため、オフセットの分だけインサートプレートの両面の流量差による圧力差を発生できるため、さらにインサートプレートの位置ズレや変形を防止できる。
また、上記発明において、樹脂注入ゲート部を前記インサートプレートで囲まれる部位に設け、前記樹脂注入ゲート部からの樹脂を、前記上流側の型面に対してオフセットさせて流動させて、横壁とこの横壁に直交する方向に延びる縦壁を有する段差状のシール部材接合部を成形し、前記樹脂注入ゲート部の周囲の樹脂層を、前記シール部材接合部を残して切除して補器挿入開口を形成しても良い。この構成によれば、横壁とこの横壁に直交する方向に延びる縦壁を有する段差状の部分をシール部材接合部としたので、シール部材とインサートプレートとの位置合わせ精度も向上する。また、補器挿入開口の切除と同時に樹脂注入ゲート部も除去されるので加工が簡略化できる。
また、上記発明において、前記徐変型面部の樹脂流動方向の上流側に環状凹部を備える前記コア型に、開口部を備えるバリアシートを、前記開口部の端部を前記環状凹部に屈曲させた状態で収容させて配置し、前記環状凹部の上流から樹脂を流動させても良い。この構成によれば、樹脂製タンクにバリアシートとインサートプレートを装着してインジェクション成形しても徐変型面部の樹脂流動方向上流側に設けた環状凹部にバリアシートの開口部の端部を屈曲させた状態で収容するので、バリアシートの捲れを防止し、かつ、インサートプレート部への樹脂の流れを阻害することがないのでさらに品質を向上できる。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車の前部を左後方側から見た斜視図である。 図2は、燃料タンクを車幅の中央で切断した断面図である。 図3は、燃料タンクの板厚方向の構成を示す断面図である。 図4は、燃料タンク本体の製造工程を示す模式図である。 図5は、燃料タンク本体の上半体のインジェクション成形の要部説明図である。 図6は、燃料タンク本体の下半体のインジェクション成形の要部説明図である。 図7は、燃料タンク本体の下半体を内面側から見た説明図である。 図8は、燃料ポンプの取り付け構造の説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車の前部を左後方側から見た斜視図である。
自動二輪車1は、車体フレームFにパワーユニットとしてのエンジン10が支持され、前輪2を操舵可能に支持する操舵系11が車体フレームFの前端に操舵可能に支持され、後輪(不図示)を支持するスイングアーム(不図示)が車体フレームFの後部側に設けられる車両である。自動二輪車1は、運転者が跨るようにして着座するシート13が車体フレームFの後部の上方に設けられる鞍乗り型車両である。
車体フレームFは、操舵系11を回動可能に支持するヘッドパイプ部14と、左右一対のメインフレーム15,15と、ダウンフレーム16と、メインフレーム15,15の後端部から下方に延びてダウンフレーム16の後端に接続される左右一対のピボットフレーム(不図示)と、メインフレーム15,15の後端部から後方へ延びる左右一対のシートフレーム17,17(左側のシートフレームは不図示)と、ピボットフレームから後上方に延びてシートフレーム17,17の後部に接続される左右一対のサブフレーム(不図示)とを備える。
エンジン10は、メインフレーム15,15の下方に位置し、車両前後方向では、ダウンフレーム16と上記ピボットフレーム(不図示)との間に配置される。
シート13は、シートフレーム17,17の上方に配置され、シートフレーム17,17に支持される。
燃料タンク(樹脂製タンク)30は、メインフレーム15,15に沿うようにメインフレーム15,15の上方に配置され、メインフレーム15,15に支持される。燃料タンク30は、車両前後方向では、ヘッドパイプ部14とシート13との間に配置される。シート13の前端部は、燃料タンク30の後部の上面を上方から覆う。
燃料タンク30の前部の上面には、給油口31(図2参照)が設けられる。給油口31にはタンクキャップ32が取り付けられ、給油口31はタンクキャップ32によって閉じられる。
燃料タンク30には、給油口31を周囲から囲うトレイ33が取り付けられる。トレイ33は、タンクキャップ32の下端と燃料タンク30の上面との間に配置される。
トレイ33は、下方に延びるドレン管33aが設けられる。給油時等に零れた燃料はトレイ33によって受けられ、ドレン管33aから下方に排出される。
燃料タンク本体35の前部の上部には、前方へ突出する前部取付ステー(取付ステー)37が設けられる。
燃料タンク本体35の前部は、前部取付ステー37に上方から挿通されるタンク固定具39aによって、ヘッドパイプ部14の後部の上面に固定される。
燃料タンク本体35の後部の下部には、下方へ突出する後部取付ステー(取付ステー)38L,38Rが左右一対設けられる。後部取付ステー38L,38Rは、車幅方向外側からそれぞれ挿通されるタンク固定具39b,39bによって、メインフレーム15、15のタンクステー15a,15aに固定される。
図2は、燃料タンク30を車幅の中央部で切断した断面図である。
燃料タンク30は、樹脂製の燃料タンク本体(タンク本体)35と、燃料タンク本体35の内面の略全体に設けられるバリアシート層(バリア層、バリアシート)36とを備える。
バリアシート層36は、燃料タンク本体35を構成する素材よりも燃料の透過性が小さい素材で構成される。バリアシート層36によって、燃料タンク30内に貯留されるガソリン等の燃料が燃料タンク30を透過して外部に漏れることが抑制される。
燃料タンク本体35は、燃料注入用(液体注入用)の筒状注入部40を前部の上部に備える。筒状注入部40は、上下方向に延びる円筒であり、筒状注入部40の上端部は、給油口31を形成する。
筒状注入部40は、燃料タンク本体35を構成する樹脂材料と同一の樹脂材料によって構成されており、燃料タンク本体35と一体に形成される。
筒状注入部40には、図1に示すように、金属製の口金41が取り付けられる。口金41は、上方から挿通される複数の口金固定具(固定具)42によって、燃料タンク本体35の上面に固定される。
また、燃料タンク本体35は、燃料ポンプ(補器、関連部品)43が取り付けられるポンプ取付口(補器挿入開口、関連部品取り付用の開口)44を下面に備える。
燃料タンク本体35は、燃料タンク本体35の上側部分を構成する上半体45(熱可塑性樹脂層、一方の分割体)と、燃料タンク本体35の下側部分を構成する下半体46(熱可塑性樹脂層、他方の分割体)とに分割されている。燃料タンク本体35は、上半体45と下半体46とを接合することでタンク状に形成される。
上半体45は、下面が下方に開口するケース状に形成される。上半体45の下面の開口の周縁部は、下半体46に接合される上側接合部(フランジ部)47である。図1に示すように、上側接合部47は、後部で略水平に延びる平面部47aと、平面部47aに対し傾斜して前上がりに前方へ延びる斜面部47bとを備える。
図2に示すように、下半体46は、上面が上方に開口するケース状に形成される。下半体46の上面の開口の周縁部は、上半体45に接合される下側接合部(フランジ部)48である。図1に示すように、下側接合部48は、平面部47aに対して平行な平面部48aと、斜面部47bに対して平行な斜面部48bとを備える。平面部47aは平面部48aに接合され、斜面部47bは斜面部48bに接合される。
図2に示すように、バリアシート層36は、上半体45の内面に結合される上側バリアシート層36a(一方のバリアシート層)と、下半体46の内面に結合される下側バリアシート層36b(他方のバリアシート層)とを備える。
図3は、燃料タンク30の板厚方向の構成を示す断面図である。
燃料タンク30は、1層の樹脂層である燃料タンク本体35と、5層で構成されるバリアシート層36とによって6層で構成される。
バリアシート層36は、バリア本体層55と、バリア本体層55の両面に設けられる接着層56,56と、接着層56,56を介してバリア本体層55の両側に接着される外層57a,57bとを備える。
燃料タンク本体35の材質は、一例として、高密度ポリエチレン(HDPE)である。
バリア本体層55は、高密度ポリエチレンよりも燃料を透過させ難い材質で構成される。バリア本体層55は、一例として、エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)で構成される。
外層57a,57bは、燃料タンク本体35と同じ材質で構成され、一例として、高密度ポリエチレンで構成される。
バリアシート層36は、燃料タンク本体35側の外層57aを介して燃料タンク本体35の内面に結合される。バリアシート層36は、燃料タンク本体35と同一の材質の外層57aを介して燃料タンク本体35の内面に結合されるため、燃料タンク本体35への密着性が高く、燃料タンク本体35に強固に結合される。
バリアシート層36は、外層57bが燃料タンク本体35内に露出して燃料に接する。このため、燃料のバリア本体層55への直接的な接触が防止される。
図4は、燃料タンク本体35の製造工程を示す模式図である。
図4を参照し、押し出し成形用のダイ51に、バリアシート層36を構成する複数の材料が供給され、シート状の成形体50がダイ51から押し出される。
成形体50は、真空成形機52によって、燃料タンク本体35の内面に沿う形状に賦形される。賦形されたバリアシート層36は、トリミング用の金型(不図示)によって、周縁部をトリミングされる。
トリミングされたバリアシート層36は、燃料タンク本体35を成形するインジェクション成形の金型53内にセットされ、燃料タンク本体35のインジェクション成形の際に燃料タンク本体35に一体化される。すなわち、バリアシート層36は、インサート成形によって燃料タンク本体35の内面に結合される。
ここで、上側バリアシート層36aと下側バリアシート層36bとは個別に成形される。
上側バリアシート層36aは、上半体45のインジェクション成形の際に上半体45に結合され、下側バリアシート層36bは、下半体46のインジェクション成形の際に下半体46に結合される。
その後、上側接合部47の上側接合面47c及び下側接合部48の下側接合面48cが加熱によって溶かされ、上側接合面47cと下側接合面48cとが圧着されることで、上半体45と下半体46とが一体化される。
図5は、上半体45のインジェクション成形の要部説明図である。
燃料タンク本体35の上半体45は、金型53Aにより成形される。
金型53Aは、上半体45の上面(外面)45a側に配置されるキャビティ型60と、上半体45の下面(内面)45b側に配置されるコア型70と、を備える。キャビティ型60と、コア型70との間の空間により、樹脂が充填されて上半体45が成形される成形空間45cが形成される。
キャビティ型60には、ゲート部(樹脂注入ゲート部)61が形成されている。ゲート部61の開口部61aは角形である。ゲート部61の開口部61aは、上半体45の上面45aを成形する位置に設けられており、いわゆる、ダイレクトゲートである。ゲート部61には射出成形機の射出部54(図4参照)から樹脂が注入される。ゲート部61の開口部61aを通過した樹脂が金型53Aの成形空間45c内に充填される。成形空間45cでは、ゲート部61の開口部61aから離れるほど樹脂の流動方向は下流側となる。なお、以下では、上流側とは、樹脂の流動方向上流側の意味で用い、下流側とは、樹脂の流動方向下流側の意味で用いる。
ゲート部61の開口部61aの周囲には平板部62が形成されている。平板部62に対して下流側には、コア型70側に膨出し、成形空間45cを狭める平板部63が形成されている。
コア型70には、ゲート部61の開口部61aに対向する位置に、円錐状の窪み部(壁面)71が形成されている。窪み部71は、側面視でV字状に窪んでいる。窪み部71の開口部71aの開口幅w1は、ゲート部61の開口部61aの開口幅w0よりも大きい。開口部61aを介して進入した樹脂は、窪み部71内部に進入し易くなっている。なお、窪み部71の開口幅w1は、ゲート部61の開口幅w0とほぼ同等の大きさでも良い。ゲート部61から注入された樹脂は、窪み部71に進入して窪み部71で滞留し易くなっている。
窪み部71の下流側には、環状凹部(環状凹溝)72が形成されている。環状凹部72は、コア型70の型面に対して凹んでいる。環状凹部72の深さh2は、窪み部71の深さh1よりも浅く設定されている。環状凹部72は、樹脂が流入した場合に窪み部71よりも溢れ易くなっている。環状凹部72は、キャビティ型60の平板部62と平板部63との境界位置に対向して形成されている。平板部62と平板部63により樹脂がガイドされて、環状凹部72の内部に流入し易くなっている。環状凹部72は、底部73と、底部73に対して傾斜し下流側になるに連れて浅くなる傾斜部74とを備える。
上半体45のインジェクション成形に際して、コア型70には、上側バリアシート層36aがセットされる。
上側バリアシート層36aは、上半体45の下面45bの形状に応じて予め賦形されている。上側バリアシート層36aは、図2に示すように、下面が開放された容器形状である。上側バリアシート層36aは、上側接合部47に沿って配置される開口状の開口縁部36a1と、給油口31の位置に形成された開口状の給油口部36a2と、ゲート部61の位置に応じて形成された開口部80と、を備える。開口縁部36a1および給油口部36a2は、それぞれ屈曲しており、上半体45の樹脂の内部に埋め込まれた状態で結合される。
上側バリアシート層36aの開口部80は、図5に示すように、ゲート部61の開口部61aを包囲するように、開口部61aの径方向外側に配置される。上側バリアシート層36aは、開口部80が、ゲート部61の開口部61aの外側にあるため、ゲート部61からの流入直後の高温、高圧の樹脂と接触することが回避され易くなっている。
開口部80は、円環板状の屈曲形状部81を備える。屈曲形状部81は、樹脂が流動する本流部分から遠ざかるように屈曲している。屈曲形状部81は、上流側の方が深くなるように屈曲している。屈曲形状部81は、コア型70の環状凹部72に収容される。屈曲形状部81は、環状凹部72の底部73に配置される端部82と、環状凹部72の傾斜部74に配置される傾斜部83と、を備える。
コア型70に上側バリアシート層36aがセットされた後に、キャビティ型60とコア型70とを閉じて締める。ゲート部61から樹脂を注入し、キャビティ型60とコア型70の間の成形空間45cに樹脂を充填する。
ゲート部61に注入された樹脂は、ゲート部61に沿って矢印A1で示すように流れる。窪み部71の開口幅w1が、ゲート部61の開口幅w0に比べて大きいため、樹脂の多くは窪み部71に流入する。また、残りの樹脂は、矢印A2で示すように、窪み部71から溢れた樹脂と共に下流側に流れる。
窪み部71に流入した樹脂は、窪み部71で滞留して樹脂だまり84を形成する。樹脂だまり84では樹脂が流動する向きや圧力が均される。窪み部71の樹脂は、側面視でV字状のコア型70の壁面にガイドされるなどして、矢印A3で示すように流れ、窪み部71から少しずつ溢れて下流側に移動する。
窪み部71で樹脂だまり84が形成されることにより、ゲート部61から流入する樹脂に含まれる空気を抜きとりつつ、流動方向への整流が促進できる。
窪み部71の下流側では、樹脂は、矢印A4で示すように、環状凹部72に進入しつつ、矢印A5で示すように、上側バリアシート層36aに沿って流れる。上側バリアシート層36aは、環状凹部72に配置された屈曲形状部81を備えており、環状凹部72に進入する樹脂は、上側バリアシート層36aをコア型70に押し付けるように流動する。樹脂が上側バリアシート層36aを剥がす方向に回り込むのを防止でき、上側バリアシート層36aと注入樹脂の接合強度を向上できる。
環状凹部72には樹脂の流動圧に関わらず樹脂が進入し易く、樹脂の流動圧に変化があっても、環状凹部72の屈曲形状部81が確実に押され易い。このため、上側バリアシート層36aの接合強度に対する樹脂の流動圧による影響を抑制でき、上側バリアシート層36aがインサートされた樹脂成形品の品質をさらに向上できる。
上側バリアシート層36aの開口部80には樹脂だまり84が突入しており、屈曲形状部81には、整流後の樹脂が流れ易くなっている。上側バリアシート層36aには、整流後の樹脂が流れて来るため、屈曲形状部81の剥がれを防止できる。
樹脂の充填が完了すると、樹脂に圧力をかけた状態を保持しながら樹脂を冷却する。樹脂が冷却されて固化すると、成形空間45cの形状に応じた上半体45が形成される。
上半体45には、上側バリアシート層36aがインサート結合される。
窪み部71に応じて、固化した樹脂だまり84が形成される。樹脂だまり84は、上側バリアシート層36aの開口部80の内側部分を肉厚にしている。樹脂だまり84により、ゲート部61の開口部61aに対向する位置の肉厚部分を増加でき、上側バリアシート層36aに覆われていない影響を小さくできる。
環状凹部72に応じて環状凸部85が形成される。環状凸部85には、上側バリアシート層36aの開口部80の屈曲形状部81が収容された状態で結合される。
ゲート部61に応じて樹脂部86が形成される。
キャビティ型60とコア型70と開き、固化した上半体45を取り出し、ゲート部61で固化した樹脂部86が切除され、上半体45の上面45aには図1、図2に示される切除部(除去部)86aが形成される。
以上により、図4に示す溶着される上半体45が形成される。
図6は、下半体46のインジェクション成形の要部説明図である。
燃料タンク本体35の下半体46は、金型53Bにより成形される。
金型53Bは、下半体46の下面(外面)46a側に配置されるキャビティ型90と、下半体46の上面(内面)46b側に配置されるコア型100と、を備える。キャビティ型90と、コア型100との間の空間により、樹脂が充填されて下半体46が成形される成形空間46cが形成される。
キャビティ型90には、ゲート部(樹脂注入ゲート部)91が形成されている。ゲート部91の開口部91aは円形である。ゲート部91は、ポンプ取付口44(図2参照)が形成される際に切除される樹脂層である切除部分120に配設されている。ゲート部91は、いわゆる、ダイレクトゲートである。ゲート部91には射出成形機の射出部54(図4参照)から樹脂が注入される。ゲート部91の開口部91aを通過した樹脂が、金型53Bの成形空間46c内に充填される。成形空間46cでは、ゲート部91の開口部91aから離れるほど下流側となる。
ゲート部91の開口部91aの周囲には平面部(上流側の型面)92が形成されている。平面部92は、開口状のポンプ取付口44(図2参照)が形成される切断位置92aよりも大きい。平面部92に対して下流側には、平面部92に対して段差をなす段差部94が形成されている。段差部94は、平面部92の下流側端部で構成される横壁94aと、横壁94aに対して直交する縦壁94bと、縦壁94bの下流側の端部に形成されたテーパ壁94cと、を備える。平面部92に沿って流れた樹脂は、段差部94に沿って移動し易く樹脂の流れが変わり易くなっている。
段差部94の下流側には、陥没孔状の複数の保持部95が形成されている。保持部95には、ウエルドボルト118を備えたインサートプレート119が保持される。インサートプレート119は、円環板状の部材であり、一方の面119bには、4つのウエルドボルト118が同一円周上に等間隔で溶接され、他方の面119aは平坦な面に形成されている。ウエルドボルト118が保持部95に保持されることにより、インサートプレート119がゲート部91を包囲するようにして成形空間46c内に配置される。
保持部95の上流側には、成形空間46c側に型面が膨出した形状の絞り部(抵抗部)96が設けられている。絞り部96は、樹脂の流れに対して抵抗となり、樹脂の流速を下げる。
インサートプレート119は、上流側の平面部92に対してキャビティ型90側にオフセットして配置される。インサートプレート119の他方の面119aは、平面部92に対して直交する方向にオフセットδしている。平面部92に沿って流れる樹脂は、インサートプレート119の側部(側面)119cには直接は当たり難くなっており、インサートプレート119が側方から圧力を受け難くなっている。
コア型100には、ゲート部91の開口部91aに対向する位置に、平面部101が形成されている。平面部101の下流側には、ガイド型面部(徐変型面部)102が形成されている。ガイド型面部102は、下流側に進むに連れて、型面がキャビティ型90側に膨出した傾斜形状をしている。ガイド型面部102により、図2に示すように、下半体47の樹脂層の肉厚は、ゲート部91に近い上流側ほど大きく、ゲート部91から離れた下流側ほど小さくなる。
図6に示すように、ガイド型面部102は、段差部94よりも上流側の位置から形成されており、インサートプレート119よりも下流側の位置まで形成されている。
樹脂はガイド型面部102により、キャビティ型90側にガイドされる。キャビティ型90側にガイドされた樹脂は、インサートプレート119の面119aに圧力を与え易くなっている。
ガイド型面部102の上流端には、環状凹部(環状凹溝)103が形成されている。環状凹部103はコア型100の型面に対して凹んでいる。
下半体46のインジェクション成形に際して、コア型100には、下側バリアシート層36bがセットされる。
下側バリアシート層36bは、下半体46の上面46bの形状に応じて予め賦形されている。下側バリアシート層36bは、図2に示すように、上面が開放された容器形状である。下側バリアシート層36bは、下側接合部48に沿って配置される開口状の開口縁部36b1と、ゲート部91の位置に応じて形成された開口部110と、を備える。開口縁部36b1は、屈曲しており、下半体46の樹脂の内部に埋め込まれた状態で結合される。
下側バリアシート層36bの開口部110は、図6に示すように、ゲート部91の開口部91aを包囲するように開口部91aの径方向外側に配置される。下側バリアシート層36bは、開口部110が、ゲート部91の開口部91aの外側にあるため、ゲート部91からの流入直後の高温、高圧の樹脂と接触することが回避され易くなっている。
開口部110は、円環板状の屈曲形状部111を備える。屈曲形状部111は、樹脂が流動する本流部分から遠ざかるように屈曲している。屈曲形状部111は、コア型100のガイド型面部102の型面形状に応じた屈曲形状をしている。屈曲形状部111は、下流側に進むに連れて、キャビティ型90側に膨出した傾斜形状をしている。屈曲形状部111の端部112は、上方に屈曲しており、コア型100の環状凹部103に収容される。
コア型100に下側バリアシート層36bがセットされた後に、キャビティ型90とコア型100とを閉じて締める。ゲート部91から樹脂を注入し、キャビティ型90とコア型100の成形空間46cに樹脂を充填する。
ゲート部91に注入された樹脂は、ゲート部91に沿って、矢印B1、B2で示すように流れる。樹脂は、ゲート部91から成形空間46cに流入すると、矢印B3で示すように、その流れの向きを変え、キャビティ型90の平面部92と、コア型100の平面部101とで挟まれた成形空間46cを流れる。平面部92と平面部101とで挟まれた空間を通過する際に、ゲート部91から流入した直後の高温、高圧の樹脂は、整流され易くなっている。
平面部101の下流側では、樹脂は、矢印B4で示すように、環状凹部103に進入しつつ、下側バリアシート層36bに沿って流れる。下側バリアシート層36bは、環状凹部103に配置された屈曲形状部111の端部112を備えており、環状凹部103に進入する樹脂は、下側バリアシート層36bをコア型100に押し付けるように流動する。樹脂が下側バリアシート層36bを剥がす方向に回り込むのを防止でき、下側バリアシート層36bと注入樹脂の接合強度を向上できる。
また、環状凹部103に樹脂が進入するため、樹脂で下側バリアシート層36bが押され易い。その上、ガイド型面部102に配置された屈曲形状部111は、樹脂をインサートプレート119側にガイドする反作用として、樹脂からコア型100側に押される力を受ける。よって、樹脂の流動圧に変化があっても、下側バリアシート層36bは確実に押され易く、下側バリアシート層36bの接合強度に対する樹脂の流動圧による影響を抑制でき、下側バリアシート層36bがインサートされた樹脂成形品の品質をさらに向上できる。
ガイド型面部102および屈曲形状部111は、インサートプレート119の面119aに対向する位置において、上流側(一側方)から下流側(他側方)に掛けて徐々にキャビティ型90側に膨出し、樹脂層の厚さを徐変させる形状をしている。樹脂は、キャビティ型90側にガイドされ、矢印B5で示すように、インサートプレート119の面119aに向かって流れ易くなっている。インサートプレート119の面119aの方向へ樹脂が流れる向きを偏向できるので、インサートプレート119が面119aで樹脂から圧力を受け易い。インサートプレート119がキャビティ型90側に押されるため、樹脂の流れでインサートプレート119が浮き上がったり捩じれたりし難くなっており、インサートプレート119の位置ズレや変形を防止することが出来る。
特に、インサートプレート119は、キャビティ型90の段差部94の下流側に配置されており、インサートプレート119の面119aは、上流側に位置する平面部92に対して、キャビティ型90側にオフセットδされている。矢印B5で示すように、インサートプレート119に向かって流れた樹脂は、矢印B7で示すようにインサートプレート119の面119aに沿って流れたり、矢印B6で示すように段差部94とインサートプレート119の側部119cとの間を流れ、矢印B8で示すようにインサートプレート119の面119bに沿って流れる。オフセットδの分だけインサートプレート119の両側の面119a、119bの流量差による圧力差を発生できるため、インサートプレート119をキャビティ型90側に押し付けやすく、さらにインサートプレート119の位置ズレや変形を防止できる。
インサートプレート119の配置位置に対して、下側バリアシート層36bの端部112を収容する環状凹部103は上流側に形成されている。そのため、下側バリアシート層36bの捲れを環状凹部103で防止しつつ、ガイド型面部102により安定的に樹脂をインサートプレート119側にガイドすることができ、インサートプレート119への樹脂の流れを阻害することがない。よって、下側バリアシート層36bやインサートプレート119のインサート結合についてさらに品質を向上できる。
樹脂の充填が完了すると、樹脂に圧力をかけた状態を保持しながら樹脂を冷却する。樹脂が冷却されて固化すると、成形空間46cの形状に応じた下半体46が形成される。
下半体46には、下側バリアシート層36bがインサート結合される。
下半体46には、インサートプレート119およびウエルドボルト118がインサート結合される。
環状凹部103に応じて環状凸部114が形成される。環状凸部114には、下側バリアシート層36bの開口部110の端部112が収容された状態で結合されている。
段差部94に応じて段差部113が形成され、横壁94aと縦壁94bとテーパ壁94cとに応じて、横壁113aと縦壁(壁面)113bとテーパ壁113cとが形成される。
ガイド型面部102に応じて、徐変肉厚部(樹脂層)115が形成される。徐変肉厚部115は、コア型100のガイド型面部102とキャビティ型90の平面部92との間の位置で形成された上流側流入部115aを備える。また、徐変肉厚部115には、絞り部96に応じて凹み115bが形成される。
ゲート部91と、平面部92と平面部101の間に応じて、切除部分120が形成される。
図7は、下半体46を上面(内面)46b側から見た説明図である。
図6、図7を参照して、下半体46は、環状凸部114と段差部113との間に設定された切断位置92aで円形状に切断される。これにより、ゲート部91の樹脂を有する切除部分120が除去される。
下半体46には開口状に切断された面状の切除部(除去部)116が形成される。
下側バリアシート層36bには、屈曲形状部111の端部112側の部分が切り落とされて、開口部110よりも大きい開口状に切断された面状の切除部(開口部)117が形成される。切除部116と切除部117とは面一状に形成されており、ポンプ取付口(補器取付用開口、関連部品取り付用の開口)44を構成する。
本実施の形態では、下側バリアシート層36bの開口部110は、切除される切除部分120内に配置して成形する。そして、下側バリアシート層36bの開口部110の端部112から下流側に離間した捲れ発生のない切断位置92aで切除するので、下側バリアシート層36bの結合品質が向上している。また、ポンプ取付口44を形成するための切除加工と同時にゲート部91の樹脂も除去されるので加工が簡略化できる。
以上のように、図4に示す溶着される下半体46が形成される。
図8は、燃料ポンプ43の取り付け構造の説明図である。
燃料ポンプ43は、溶着後の燃料タンク30の下半体46に取り付けられる。
燃料ポンプ43は、円筒状のポンプ本体部43aと、ポンプ本体部43aの下部に設けられたフランジ部121と、を備える。フランジ部121には固定孔(不図示)が4つ形成されており、固定孔(不図示)には、各ウエルドボルト118が挿通される。
ポンプ本体部43aはポンプ取付口44に挿入され、フランジ部121が下半体46の下面46aに当接される。
ポンプ本体部43aと、下半体46の段差部(シール部材接合部)113との間には、Oリング(シール部材)122が配置される。Oリング122は下半体46とポンプ本体部43aの間の隙間を密閉する。Oリング122は、段差部113の横壁113aと縦壁113bに当接させて配置することで位置決めが容易になっている。Oリング122は、インサートプレート119に対する位置合わせ精度も向上する。Oリング122は、インサートプレート119に固定される燃料ポンプ43に対しても位置ずれが少なく、確実に、隙間を密閉し易くなっている。
燃料ポンプ43のフランジ部121には、Oリング122に下方から当接する当接部121aが形成されている。Oリング122は、横壁113aと縦壁113bと当接部121aとにより三方から当接されるため、Oリング122の変形制御が容易であり、さらに密閉し易くなっている。テーパ壁113cの傾斜により、ポンプ本体部43aをポンプ取付口44に挿入し易くなっている。
フランジ部121の下方には、フランジ押さえリングプレート123が配置される。フランジ押さえリングプレート123は、環板状のプレート部123aを備える。プレート部123aには、図示しない固定孔が形成されており、固定孔(不図示)には、各ウエルドボルト118が挿通される。プレート部123aには、曲げ片状のガード部123bが一体に形成されている。プレート部123aは燃料ポンプ43のフランジ部121を下方から押え、ガード部123bは、燃料ポンプ出口127を外側から保護する。燃料ポンプ出口127には、燃料ホース(不図示)が接続される。
ウエルドボルト118には、燃料ポンプ43のフランジ部121、フランジ押さえリングプレート123のプレート部123a、平ワッシャ124、緩み止めワッシャ125が、この順に装着され、最後に、ナット126が締結される。これにより、燃料ポンプ43が燃料タンク30に取り付けられる。
本実施の形態では、バリアシート層36の変形や捲れが抑制されると共に、インサートプレート119の位置ずれなどが抑制された樹脂製の燃料タンク30が形成される。
以上説明したように、本発明を適用した本実施の形態によれば、樹脂インジェクション成形の樹脂製タンクにおいて、インサートプレート119がインサートされた樹脂層の部位に、インサートプレート119の面119aに対して、一側方から他側方に掛けて樹脂層の厚さが徐変する徐変肉厚部115を形成した。したがって、インジェクション成形のゲート部61からの樹脂の流動に対してインサートプレート119へ掛る樹脂の流れを徐変肉厚部115によりインサートプレート119の面方向への流れに向きを偏向できるのでインサートプレート119の位置ズレや変形を防止することが出来る。
本実施の形態では、徐変肉厚部115は、インサートプレート119の面119aに対して樹脂流動方向で上流側の肉厚が大きく下流側の肉厚が小さくなる様に設けられ、上流側に位置する徐変肉厚部115の上流側流入部115aに対して、インサートプレート119の面119aは、面119aに直交する方向で離間する方向にオフセットδされている。したがって、オフセットδの分だけインサートプレート119の両側の面119a、119bの流量差による圧力差を発生できるため、さらにインサートプレート119のズレや変形を防止できる。
また、本実施の形態では、燃料タンク30は、ゲート部91をインサートプレート119で囲まれる部位に設けられるとともに、上流側流入部115aに対してオフセットδによる段差部113を形成し、段差部113を、横壁113aとこの横壁113aに直交する方向に延びる縦壁113bを有するシール部材接合部113とし、シール部材接合部113を残して開口状に切除されポンプ取付口44とする。したがって、Oリング122は段差形状のシール部材接合部113に接合されるため、インサートプレート119との位置合わせ精度も向上する。また、ポンプ取付口44の切除と同時に、ゲート部91を有する切除部分120も除去されるので加工が簡略化できる。
また、本実施の形態では、燃料タンク30は、更に下側バリアシート層36bをインサートしてインジェクションして、徐変肉厚部115の樹脂流動方向の上流側に、下側バリアシート層36bの開口部110の端部112を屈曲させた状態で収容する環状凸部114を有する。したがって、下側バリアシート層36bの捲れを防止し、かつ、インサートプレート119への樹脂の流れを阻害することがないのでさらに品質を向上できる。
また、本実施の形態では、ゲート部91の樹脂が除去された切除部(除去部)116を備え、徐変肉厚部115は、インサートプレート119の平坦な面119aに沿って切除部116に近い側の肉厚が大きく切除部116から離れた側の肉厚が小さくなる様に設けられ、インサートプレート119の平坦な面119aに直交する方向に沿って設けられた縦壁113bに沿ってインサートプレート119の側部119cが配設されていても良い。この構成によれば、インサートプレート119の両側の面119a、119bの流量差による圧力差が発生して、さらにインサートプレート119の位置ズレや変形を防止できる。
また、本実施の形態では、切除部116は開口状に形成され、インサートプレート119は切除部116の周囲に配置され、縦壁(壁面)113bと直交する方向に延びる横壁113aが形成され、前記横壁113aに切除部116が配設されていても良い。この構成によれば、横壁113aに切除部116を配設することができ、開口の切除と同時にゲート部91も除去可能であるので加工が簡略化できる。
以上説明したように、本発明を適用した本実施の形態によれば、樹脂インジェクション成形による樹脂製タンクの製造方法において、キャビティ型90に補器取付用のインサートプレート119を位置決め保持し、コア型100に、インサートプレート119の面119aに対して、一側方から他側方に掛けて樹脂層の厚さが徐変するように樹脂層である徐変肉厚部115を成形するガイド型面部102を配設した。したがって、ゲート部61からの樹脂の流れを、ガイド型面部102によりインサートプレート119の面119a方向への流れに向きを偏向できるので、インサートプレート119の位置ズレや変形が防止された燃料タンク30を製造することが出来る。
本実施の形態では、コア型100のガイド型面部102は、インサートプレート119の面119aに対して樹脂流動方向で上流側の樹脂層の肉厚が大きく下流側の樹脂層の肉厚が小さくなる様に設けられ、キャビティ型90に、インサートプレート119を、インサートプレート119の上流側の型面である平面部92よりも、インサートプレート119の面119aに直交する方向で離間する方向にオフセットして保持させた。したがって、上流側の平面部92に対して、インサートプレート119の面119aは直交する方向で離間する方向にオフセット(離間)δされているため、オフセットδの分だけインサートプレート119の両側の面119a、119bの流量差による圧力差を発生できるため、さらにインサートプレート119の位置ズレや変形を防止できる。
また、本実施の形態では、ゲート部91をインサートプレート119で囲まれる部位に設け、ゲート部91からの樹脂を、平面部92に対してオフセットδさせて流動させて、横壁113aとこの横壁113aに直交する方向に延びる縦壁113bを有する段差状のシール部材接合部113を成形し、ゲート部91の周囲の樹脂層を、シール部材接合部113を残して切除してポンプ取付口44を形成する。したがって、Oリング122は段差形状のシール部材接合部113に接合されるため、インサートプレート119との位置合わせ精度も向上する。また、ポンプ取付口44の切除と同時に、ゲート部91を有する切除部分120も除去されるので加工が簡略化できる。
また、本実施の形態では、ガイド型面部102の樹脂流動方向の上流側に環状凹部103を備えるコア型100に、開口部110を備える下側バリアシート層36bを、開口部110の端部112を環状凹部103に屈曲させた状態で収容させて配置し、環状凹部103の上流から樹脂を流動させる。したがって、徐変肉厚部115を成形するガイド型面部102の樹脂流動方向上流側に設けた環状凹部103に下側バリアシート層36bの開口部110の端部112を屈曲させた状態で収容するので、下側バリアシート層36bの捲れを防止し、かつ、インサートプレート119への樹脂の流れを阻害することがない。よって、さらに品質を向上できる。
上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
下半体46の形成時に開口部110に突入する樹脂だまりを形成して、樹脂だまりと共に切除しても良い。
インサートプレート119が配置される部分の段差部113は、横壁113aと、横壁113aに直交する縦壁113b、テーパ壁113cとを備える構成を説明した。しかし、縦壁113bが省略され、横壁113aと横壁113aに対して傾斜するテーパ壁113cとを備えた段差部113にインサートプレート119がオフセットして配置される構成でも良い。
横壁113aは水平方向に対して傾斜して良く、縦壁113bは鉛直方向に対して傾斜して良い。
36b バリアシート
43 補器
44 補器挿入開口
90 キャビティ型
91 樹脂注入ゲート部
92 平面部(上流側の型面)
100 コア型
102 ガイド型面部(徐変型面部)
103 環状凹部
112 端部
110 開口部
113 段差部(シール部材接合部)
113a 横壁
113b 縦壁(壁面)
114 環状凸部
115 徐変肉厚部(樹脂層)
115a 上流側流入部
116 除去部
119 インサートプレート
119a 面
119c 側面
122 シール部材

Claims (4)

  1. 樹脂インジェクション成形による樹脂製タンクの製造方法において、キャビティ型(90)に補器取付用のインサートプレート(119)を位置決め保持し、コア型(100)に、前記インサートプレート(119)の面(119a)に対して、一側方から他側方に掛けて樹脂層の厚さが徐変するように樹脂層(115)を成形する徐変型面部(102)を配設し、
    前記コア型(100)の前記徐変型面部(102)は、前記インサートプレート(119)の面(119a)に対して樹脂流動方向で上流側の樹脂層の肉厚が大きく下流側の樹脂層の肉厚が小さくなる様に設けられていることを特徴とする樹脂製タンクの製造方法。
  2. 前記キャビティ型(90)に、前記インサートプレート(119)を、前記インサートプレート(119)の上流側の型面(92)よりも、前記インサートプレート(119)の面(119a)に直交する方向で離間する方向にオフセット(δ)して保持させることを特徴とする請求項に記載の樹脂製タンクの製造方法。
  3. 樹脂注入ゲート部(91)を前記インサートプレート(119)で囲まれる部位に設け、前記樹脂注入ゲート部(91)からの樹脂を、前記上流側の型面(92)に対してオフセット(δ)させて流動させて、横壁(113a)とこの横壁(113a)に直交する方向に延びる縦壁(113b)を有する段差状のシール部材接合部(113)を成形し、前記樹脂注入ゲート部(91)の周囲の樹脂層を、前記シール部材接合部(113)を残して切除して補器挿入開口(44)を形成することを特徴とする請求項に記載の樹脂製タンクの製造方法。
  4. 前記徐変型面部(102)の樹脂流動方向の上流側に環状凹部(103)を備える前記コア型(100)に、開口部(110)を備えるバリアシート(36b)を、前記開口部(110)の端部(112)を前記環状凹部(103)に屈曲させた状態で収容させて配置し、前記環状凹部(103)の上流から樹脂を流動させることを特徴とする請求項ないしのいずれか一項に記載の樹脂製タンクの製造方法。
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