JP6337911B2 - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents
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Description
移動しうる被写体が第1の撮影環境下で撮影された少なくとも1つの第1の動画像と前記第1の撮影環境下とは異なる第2の撮影環境下で撮影された第2の動画像を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段により取得された前記第1の動画像に含まれる前記被写体の動作に基づいて、第1の軌跡を生成する軌跡生成手段と、
前記第1の動画像及び前記第2の動画像の前記移動しうる被写体に含まれる特徴点に基づいて、画像内における位置情報を取得する位置情報取得手段と、
前記位置情報取得手段により取得された位置情報に基づいて、前記軌跡生成手段により生成された第1の軌跡を、前記第2の撮影環境下に適合するように補正する軌跡補正手段と、
前記第2の動画像に前記軌跡補正手段により補正された第1の軌跡が重畳するように合成する合成手段と、
を備えたことを特徴とする。
画像処理システム100は動体の軌跡を表示又は解析するためのシステムであり、本実施の形態では、一例として、テニスコートにおけるテニススイングの軌跡を表示又は解析する場合について説明する。なお、本実施の形態によれば、ゴルフスイング、野球でのバットのスイング、その他の動体の軌跡の表示又は解析が可能である。
画像処理装置10は、制御部11、入力部12、表示部13、記憶部14、接続部15等を備えて構成される。また、各部はバス16により接続される。本実施の形態において、画像処理装置10は、例えば、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置により構成される。なお、画像処理装置の機能をカメラ1〜3が備える構成であってもよい。
プリンタ5は、画像処理装置10からの印刷指示に従い、印刷媒体(例えば紙等)に対して印刷処理を行う。プリンタ5は、例えば、ページプリンタ等の印刷装置により構成される。
メディア書込部6は、画像処理装置10の書込指示に従い、デジタルの動画像の画像データをDVD等のメディア(可搬型記録媒体)に書き込む機器である。なお、メディア書込部6は、画像処理装置10に内蔵されるものとしてもよい。
なお、以下の説明において、カメラ1〜3によりテニススイング時のスイング動作者が同時期に撮影され、撮影された各方向の動画像の画像データが画像処理装置10により記憶されるものとする。
り入力することができる。そして、制御部11は、表示画面上にフォーム開始フレームとして適切な静止画像が表示されたときにセットボタンB3が入力されることにより、フォーム開始フレームを指定する。
ポインタP4,P5の位置は、例えば、制御部11の備えるRAMに保存される。
(a×sinα0)2+(a×sinβ0)2=1・・・(1)
そして、バックラインBLとサイドラインSLの交点であるコーナーの位置のz軸上の高さを0とすると、下記式(3)及び下記式(4)の関係が成り立つ。
sinα=cosδ×sinα0・・・(3)
sinβ=cosδ×sinβ0・・・(4)
(1/cosδ×sinα)2+(1/cosδ×sinβ)2=1・・・(5)
したがって、下記式(6)及び下記式(7)の関係が成り立つ。
cosθ=1/cosδ×sinβ・・・(6)
sinθ=1/cosδ×sinα・・・(7)
これにより、撮影角度θを求めることができる。なお、上述した説明は、カメラ1〜3のうちの一のカメラCMについての撮影角度θを求めるものであるが、他のカメラについても同様の手順で撮影角度θを求めることができる。
すなわち、制御部11は、先ず、画像指定部11pを機能させて上述のようにして指定されたテニスラケットの画像をテンプレートとする。次に、制御部11は、理想のフォームの動画像のうち、フォロースイング開始フレームからフォロースイング終了フレームまでの間の動画像を構成する静止画像のそれぞれについて、テンプレートとした画像とマッチングする画像の部分を抽出する。制御部11は、この抽出された画像をテニスラケットの部分の画像とし、この抽出された画像の中心を軌跡としてプロットする。その結果、例えば、図17に示されるようなフレーム毎の軌跡H1〜Hnを取得することができる。テンプレートマッチングの手法は、公知のものが採用できるが、例えば、最初にテンプレートを設定したフレームの次のフレームの静止画像から、テンプレートとした画像の座標の近傍の一定範囲を探索範囲とし、例えば、RGB等の画像のパラメータの差分が最も小さい領域を特定する。その次以降のフレームの静止画像についても同様の手順を繰り返すことにより、各フレームについてテンプレートとマッチングする画像の部分を特定する。
ームの指定及びフォロースイング終了フレームの指定を行う。
ここで、本実施の形態では、カメラ1〜3により、3つの撮影角度によって理想のフォームによるスイングを撮影し、それぞれの動画像を取得している。そのため、テニスラケットの軌跡データの位置の補正を行う対象である動画像を選択する。テニスラケットの軌跡データの位置の補正を行う対象である動画像の選択は、理想のフォームによるスイングを撮影した動画像の撮影角度のそれぞれを、チェック対象のスイングを撮影して得られた動画像の撮影角度と比較し、撮影角度の差分の最も小さいものの動画像を特定することにより行う。
ェック対象のスイングの動画像に対する理想のフォームによるスイングの動画像の変換係数をAとすると、理想のフォームによるスイングの動画像における、バックラインBLに対して撮影角度θをなすカメラCMを通る軸線とテニスラケットの中心RCとの距離X(図20(A)、図20(B)参照)は、下記式(8)によって表すことができる。
X=A×r×cosγ・・・(8)
なお、変換係数Aは、例えば、図21に示すように、理想のフォームによるスイングの動画像において規定したラインL3の長さに対する、チェック対象のスイングの動画像において規定したラインL4の長さの割合によって求めることができる。
γ=abs(90°−(ε−60°+θ)
=abs(150°−ε−θ)・・・(9)
X´=A×r×cos(γ+Δθ)
=A×r×cosγ×cosΔθ−A×r×sinγ×sinΔθ
=X×cosΔθ−A×r×sinγ×sinΔθ・・・(10)
X´=0.98×X−A×r×sinγ×0.17・・・(11)
ムにより特定することができる。
このようにして理想のフォームのフレーム毎の軌跡H1〜Hnを距離Xから距離X´とすることにより変換することができる。
)とに基づき、下記式(12)及び下記式(13)により求めることができる。なお、下記式(12)及び下記式(13)においては、理想のフォームのフレーム毎の軌跡Hnの座標(Xn,Yn)から座標(Xn´,Yn´)への変換式を示すが、他の軌跡の座標についても同様にして求めることができる。
Xn´=(y0−y1)/(y2−y3)×Xn+(x2−x0)・・・(12)
Yn´=(y0−y1)/(y2−y3)×Yn+(y2−y0)・・・(13)
イングとチェック対象者のスイングとでスイングの速度が異なる場合には、これをユーザに認識できるように表示することができるようになる。この場合において、理想のフォームによるスイングとチェック対象者のスイングとでスイングの速度を合わせたいときには、例えば、図22(B)に示すように、理想のフォームによるスイングの動画像において、フレーム数が増加するように静止画像を追加する。静止画像の追加は、例えば、理想のフォームによるスイングの動画像の一部のフレームの静止画像と同一の静止画像を挿入することで実現することができる。また、チェック対象のスイングの動画像の一部のフレームの静止画像を間引くようにしてもよい。このようにすると、理想のフォームのテニスラケットの軌跡とチェック対象者のテニスラケットの軌跡との相異をより明確に理解させる
ことができるようになる。そして、制御部11は、軌跡差分判定部11nを機能させて、これらの軌跡の差分を判定することによりチェック対象者のテニスラケットの軌跡の診断を行う(ステップS115)。具体的には、例えば、制御部11は、フォロースイング開始時における軌跡の差分や、フォロースイング終了時における軌跡の差分等が所定の大きさであるか否かを判定する。そして、制御部11は、診断結果に対応するメッセージを表示するための表示データを生成する(ステップS116)。制御部11は、表示部13の表示画面上に、チェック対象のスイングの動画像を表示するとともに、ステップS114及びステップS116において生成された表示データに基づく表示を行う(ステップS117)。その結果、例えば、図23に示すような画面が表示部13の表示画面上に表示さ
れる。図23では、フォロースイング終了時における、補正した理想のフォームのテニスラケットの軌跡と、チェック対象者のテニスラケットの軌跡との差分が所定の大きさを超えているため、補正した理想のフォームのテニスラケットの軌跡SW1及びチェック対象者のテニスラケットの軌跡SW2とともに、例えば、「フォロースルーを高くしましょう」といった表示が行われている。なお、各軌跡は、表示されたフレームの動画像に応じて順次表示するようにしてもよい。例えば、30フレーム目の動画像が表示部13の表示画面に表示されるタイミングでは、1〜30フレーム目までの軌跡を表示するようにし、31フレーム以降の軌跡は表示しない。また、本実施の形態では、チェック対象のスイングの動画像を表示する場合において、打球をヒットする瞬間や、スイング開始のタイミング
等の代表的なタイミングにおける静止画像を表示することができる。このとき、当該表示された静止画像に対応する、補正された理想のフォームのテニスラケットの軌跡を表示する。
また、理想のフォームによるスイングの撮影時とは異なる撮影位置(第2の撮影環境下)にて、上述したようにして、フォームのチェックを行いたいスイングの撮影をカメラ1〜3によって行う。撮影されたチェック対象の動画像データは、画像処理装置10の制御部11の制御により、例えば、記憶部14に記憶される(ステップS102)。
セットボタンB3が入力されることにより、フォーム開始フレームを指定する。
(a1×sinβ0)2+(a1×sinζ0)2=1・・・(14)
そして、マットの先端部MTと右端部MRの交点であるコーナーの位置のz軸上の高さを0とすると、下記式(15)及び下記式(16)の関係が成り立つ。
sinβ=cosδ1×sinβ0・・・(15)
sinζ=cosδ1×sinζ0・・・(16)
(1/cosδ1×sinβ)2+(1/cosδ1×sinζ)2=1・・・(17)
したがって、下記式(18)及び下記式(19)の関係が成り立つ。
cosθ1=1/cosδ1×sinβ・・・(18)
sinθ1=1/cosδ1×sinζ・・・(19)
これにより、角度θ1を求めることができる。
(a2×sinα1)2+(a2×sinζ1)2=1・・・(20)
そして、マットの先端部MTと左端部MLの交点であるコーナーの位置のz軸上の高さを0とすると、下記式(21)及び下記式(22)の関係が成り立つ。
sinα=cosδ2×sinα1・・・(21)
sinζ=cosδ2×sinζ1・・・(22)
(1/cosδ2×sinα)2+(1/cosδ2×sinζ)2=1・・・(23)
したがって、下記式(24)及び下記式(25)の関係が成り立つ。
cosθ2=1/cosδ2×sinα・・・(24)
sinθ2=1/cosδ2×sinζ・・・(25)
これにより、角度θ2を求めることができる。
図35に示すように、マットを平面視でみた場合、撮影角度θは、下記式(26)によって表すことができる。
θ=h2´/(h1´+h2´)×θ1+h1´/(h1´+h2´)×θ2・・・(26)
θ=h2/(h1+h2)×θ1+h1/(h1+h2)×θ2・・・(27)
これにより、撮影角度θを求めることができる。なお、上述した説明は、カメラ1〜3のうちの一のカメラCMについての撮影角度θを求めるものであるが、他のカメラについても同様の手順で撮影角度θを求めることができる。
終了フレームまでの間の動画像を構成する静止画像のそれぞれについて、テンプレートとした画像とマッチングする画像の部分を抽出する。制御部11は、この抽出された画像をゴルフクラブのヘッドの部分の画像とし、この抽出された画像の中心を軌跡としてプロットする。その結果、上述と同様にフレーム毎の軌跡を取得することができる。
によって同様に表すことができる。
なお、変換係数Aは、上述したように、理想のフォームによるスイングの動画像において規定したラインの長さに対する、チェック対象者のスイングの動画像において規定したラインの長さの割合によって求めることができる。
γ=ε−θ・・・(28)
このようにして理想のフォームのフレーム毎の軌跡を距離XからX´とすることにより変換することができる。
いて生成された表示データに基づく表示を行う(ステップS117)。その結果、例えば、図39に示すような画面が表示部13の表示画面上に表示される。図39では、補正した理想のフォームのゴルフクラブの軌跡SW3及びチェック対象者のゴルフクラブの軌跡SW4の表示が行われている。
。
ら第2の撮影環境下で撮影されたときのカメラ1〜3の撮影角度を算出する。撮影角度差分算出部11gは、第1撮影角度算出部11eによって算出された撮影角度と、第2撮影角度算出部11fによって算出された撮影角度との差分を算出する。補正部11hは、撮影角度差分算出部11gによって算出された撮影角度の差分に基づいて、第1軌跡取得部11cによって取得された第1軌跡の位置を補正する。表示制御部11sは、補正部11hによって補正された第1軌跡を表示させる。その結果、第1の撮影環境と第2の撮影環境とで撮影角度が異なっても、第1軌跡の位置を第2の撮影環境における撮影角度に合わせて補正して表示することができるので、第2の撮影環境での第1軌跡の位置を正確に把握することができる。
る。
って選択された撮影角度に対応するものの位置を補正する。その結果、第1軌跡の位置の補正量を小さくすることができ、第1軌跡の位置の補正の精度を高めることができる。
表示制御部11sは、制御部11によって補正された第1軌跡とともに、第2軌跡取得部11dによって取得された第2軌跡を表示させる。その結果、第1軌跡と第2軌跡とを比較表示することができる。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
第1の撮影環境下で撮影して得られた動画像における第1の特徴点と、前記第1の撮影環境とは異なる第2の撮影環境下で撮影して得られた動画像における第2の特徴点との相違に基づいて、前記第1の撮影環境下で撮影して得られた動画像から得られた移動対象である軌跡を補正する軌跡補正手段と、
前記軌跡補正手段によって補正された軌跡を表示させる表示制御手段と、
を備えたことを特徴とする画像処理装置。
<請求項2>
前記軌跡補正手段は、
撮影手段によって第1の撮影環境下で撮影して得られた動画像における第1の特徴点として交差する2以上の直線を設定する第1設定手段と、
前記撮影手段によって第1の撮影環境下で撮影して得られた動画像から移動対象の軌跡を取得する軌跡取得手段と、
撮影手段によって前記第1の撮影環境とは異なる第2の撮影環境下で撮影して得られた動画像における第2の特徴点として交差する2以上の直線を設定する第2設定手段と、
前記第1設定手段によって設定された2以上の直線のそれぞれのなす角度から前記第1の撮影環境下で撮影されたときの撮影手段の撮影角度を算出する第1撮影角度算出手段と、
前記第2設定手段によって設定された2以上の直線のそれぞれのなす角度から前記第2の撮影環境下で撮影されたときの撮影手段の撮影角度を算出する第2撮影角度算出手段と、
前記第1撮影角度算出手段によって算出された撮影角度と、前記第2撮影角度算出手段によって算出された撮影角度との差分を算出する撮影角度差分算出手段と、
前記撮影角度差分算出手段によって算出された撮影角度の差分に基づいて、前記軌跡取得手段によって取得された軌跡の位置を補正する補正手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記補正手段によって補正された軌跡を表示させることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
<請求項3>
前記軌跡補正手段は、
前記移動対象の画像を指定する画像指定手段と、
前記撮影手段によって第1の撮影環境下で撮影して得られた動画像から前記画像指定手段によって指定された画像に対応する画像を抽出する移動対象画像抽出手段と、
を備え、
前記軌跡取得手段は、前記移動対象画像抽出手段によって抽出された画像に基づいて前記軌跡を取得することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
<請求項4>
前記軌跡補正手段は、
前記撮影手段によって第1の撮影環境下で撮影して得られた動画像における第3の特徴点としての直線を設定する第3設定手段と、
前記撮影手段によって第2の撮影環境下で撮影して得られた動画像における第4の特徴点としての直線を設定する第4設定手段と、
前記第3設定手段によって設定された直線と、前記第4設定手段によって設定された直線との長さの比率を算出する比率算出手段と、
を備え、
前記補正手段は、前記比率算出手段によって算出された比率に基づいて、前記軌跡取得手段によって取得された軌跡の位置をさらに補正することを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理装置。
<請求項5>
前記軌跡補正手段は、前記第3設定手段によって設定された直線と、前記第4設定手段によって設定された直線との位置の差分を算出する位置差分算出手段を備え、
前記補正手段は、前記位置差分算出手段によって算出された位置の差分に基づいて、前記軌跡取得手段によって取得された軌跡の位置をさらに補正することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
<請求項6>
前記第1設定手段は、前記撮影手段によって第1の撮影環境下で複数の撮影角度でそれぞれ撮影して得られた動画像に対応して2以上の直線をそれぞれ設定し、
前記軌跡取得手段は、前記軌跡を撮影毎に取得し、
前記第1撮影角度算出手段は、複数の撮影角度をそれぞれ算出し、
前記撮影角度差分算出手段は、前記第1撮影角度算出手段によって算出された複数の撮影角度から前記第2撮影角度算出手段によって算出された撮影角度に最も近似するものを選択するとともに、該選択された撮影角度と前記第2撮影角度算出手段によって算出された撮影角度との差分を算出し、
前記補正手段は、前記撮影角度差分算出手段によって算出された撮影角度の差分に基づいて、前記軌跡取得手段によって取得された複数の軌跡から前記撮影角度差分算出手段によって選択された撮影角度に対応するものの位置を補正することを特徴とする請求項2〜5の何れか一項に記載の画像処理装置。
<請求項7>
前記軌跡取得手段は、前記移動対象としての直線を設定し、該直線の軌跡を前記軌跡として取得することを特徴とする請求項2〜6の何れか一項に記載の画像処理装置。
<請求項8>
前記軌跡補正手段は、前記撮影手段によって第2の撮影環境下で撮影して得られた動画像から第2の移動対象の軌跡を第2軌跡として取得する第2軌跡取得手段を備え、
前記表示制御手段は、前記軌跡補正手段によって補正された前記軌跡とともに、前記第2軌跡取得手段によって取得された第2軌跡を表示させることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の画像処理装置。
<請求項9>
前記軌跡補正手段は、補正された前記軌跡と、前記第2軌跡取得手段によって取得された第2軌跡との差分を判定する軌跡差分判定手段を備え、
前記表示制御手段は、前記軌跡差分判定手段による判定結果に応じた表示を行わせることを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
<請求項10>
前記表示制御手段は、前記撮影手段によって第1の撮影環境下で撮影して得られた動画像のうちの所定のタイミングにおける静止画像に対応する、補正された前記軌跡を表示させることを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の画像処理装置。
<請求項11>
画像処理装置を用いた画像処理方法であって、
第1の撮影環境下で撮影して得られた動画像における第1の特徴点と、前記第1の撮影環境とは異なる第2の撮影環境下で撮影して得られた動画像における第2の特徴点との相違に基づいて、前記第1の撮影環境下で撮影して得られた動画像から得られた移動対象である軌跡を補正する軌跡補正ステップと、
前記軌跡補正ステップにおいて補正された軌跡を表示する表示ステップと、
を含むことを特徴とする画像処理方法。
<請求項12>
コンピュータを、
第1の撮影環境下で撮影して得られた動画像における第1の特徴点と、前記第1の撮影環境とは異なる第2の撮影環境下で撮影して得られた動画像における第2の特徴点との相違に基づいて、前記第1の撮影環境下で撮影して得られた動画像から得られた移動対象である軌跡を補正する軌跡補正手段、
前記軌跡補正手段によって補正された軌跡を表示させる表示制御手段、
として機能させるプログラム。
1,2,3 カメラ(撮影手段)
10 画像処理装置
11 制御部(軌跡補正手段)
11a 第1設定部
11b 第2設定部
11c 第1軌跡取得部
11d 第2軌跡取得部
11e 第1撮影角度算出部
11f 第2撮影角度算出部
11g 撮影角度差分算出部
11h 補正部
11i 第3設定部
11j 第4設定部
11k 比率算出部
11m 位置差分算出部
11n 軌跡差分判定部
11p 画像指定部
11r 移動対象画像抽出部
11s 表示制御部
13 表示部(表示手段)
Claims (16)
- 移動しうる被写体が第1の撮影環境下で撮影された少なくとも1つの第1の動画像と前記第1の撮影環境下とは異なる第2の撮影環境下で撮影された第2の動画像を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段により取得された前記第1の動画像に含まれる前記被写体の動作に基づいて、第1の軌跡を生成する軌跡生成手段と、
前記第1の動画像及び前記第2の動画像の前記移動しうる被写体に含まれる特徴点に基づいて、画像内における位置情報を取得する位置情報取得手段と、
前記位置情報取得手段により取得された位置情報に基づいて、前記軌跡生成手段により生成された第1の軌跡を、前記第2の撮影環境下に適合するように補正する軌跡補正手段と、
前記第2の動画像に前記軌跡補正手段により補正された第1の軌跡が重畳するように合成する合成手段と、
を備えたことを特徴とする画像処理装置。 - 前記軌跡補正手段は、前記位置情報取得手段により取得された位置情報に基づいて、前記第1の軌跡を前記第1の撮影環境下とは異なる第2の撮影環境下に適合するように補正する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記第1の動画像及び前記第2の動画像の前記移動しうる被写体に含まれる特徴点に線を設定する設定手段、
を更に備え、
前記位置情報取得手段は、前記設定手段により前記移動しうる被写体に含まれる特徴点に設定された線に基づいて、前記第1の動画像又は前記第2の動画像の前記移動しうる被写体の位置情報を取得する、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。 - 前記位置情報取得手段により取得された位置情報に基づいて、前記第1の動画像及び前記第2の動画像の前記移動しうる被写体の位置情報の差分を算出する位置情報差分算出手段を更に備え、
前記軌跡補正手段は、前記位置情報差分算出手段により算出された位置情報の差分に基づいて、前記第1の軌跡を前記第1の撮影環境下とは異なる第2の撮影環境下に適合するように補正する、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理装置。 - 前記軌跡補正手段は、前記位置情報の差分に基づいて、前記第1の軌跡の位置を前記位置情報の差分が縮小する方向に補正することで、前記第1の軌跡を前記第2の撮影環境下に適合するよう補正する、
ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。 - 前記軌跡生成手段は前記第2の動画像中の被写体の動作に基づいて第2の軌跡を生成し、
前記軌跡補正手段により補正された第1の軌跡と、前記第2の軌跡とを前記第2の動画像中に合成する軌跡合成手段を更に備える、
ことを特徴とする請求項2から5の何れか1項に記載の画像処理装置。 - 前記軌跡生成手段は、前記第1の動画像に撮影された被写体の動作を、前記第1の動画像を構成する複数の画像から時系列に沿って検出する検出手段を更に備え、
前記軌跡生成手段は、前記検出手段により前記複数の画像から時系列に沿って検出された動作に基づいて第1の軌跡を生成する、
ことを特徴とする請求項2から6の何れか1項に記載の画像処理装置。 - 前記第1の動画像及び第2の動画像を表示手段に表示させるよう制御する表示制御手段、
を更に備え、
前記表示制御手段は、前記軌跡生成手段により生成された第1の軌跡又は第2の軌跡を前記表示手段に表示させる
ことを特徴とする請求項2から7の何れか1項に記載の画像処理装置。 - 前記表示制御手段は第1の動画像及び第2の動画像を時系列に沿って表示させ、
前記軌跡生成手段は、前記表示制御手段により表示された範囲に対応する前記検出手段により検出された動作に基づいて軌跡画像を生成し、
前記表示制御手段は、前記表示手段に前記軌跡生成手段により生成される当該軌跡画像を表示させる、
ことを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。 - 前記軌跡生成手段により生成された第2の軌跡と、前記軌跡補正手段により補正された第1の軌跡との差分を算出する差分算出手段と、
前記差分算出手段により算出された差分に基づく情報を報知する報知手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項6から9の何れか1項に記載の画像処理装置。 - 前記報知手段は、前記差分に基づく情報を報知するか否かの閾値を設定する閾値設定手段を含み、
前記報知手段は、前記差分が前記閾値設定手段により設定された閾値を超えた場合に当該差分に基づく情報を報知する
ことを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。 - 前記第1の動画像、及び第2の動画像の夫々が撮影された際の撮影角度を算出する撮影角度算出手段を更に備え、
前記軌跡補正手段は、前記撮影角度算出手段の算出結果に基づいて前記第1の軌跡を前記第2の動画像の撮影角度に適合するように補正する
ことを特徴とする請求項3から11の何れか1項に記載の画像処理装置。 - 前記設定手段は、前記第1の動画像又は前記第2の動画像に複数の直線を設定し、
前記撮影角度算出手段は、前記設定手段により設定された複数の直線のなす角に基づいて前記撮影角度を算出する、
ことを特徴とする請求項12に記載の画像処理装置。 - 前記第1の動画像及び前記第2の動画像に表示開始及び終了時点を特定する特定手段、
を更に備え、
前記軌跡生成手段は、前記特定手段により特定された表示開始及び終了時点に基づいて、前記第1の動画像中に第1の軌跡を生成し、
前記軌跡補正手段は、前記軌跡生成手段により生成された前記第1の軌跡を前記表示開始及び終了時点に対応する範囲で第2の撮影環境下に適合するように補正する、
ことを特徴とする請求項1から13の何れか1項に記載の画像処理装置。 - 移動しうる被写体が第1の撮影環境下で撮影された少なくとも1つの第1の動画像と前記第1の撮影環境下とは異なる第2の撮影環境下で撮影された第2の動画像を取得する画像取得ステップと、
前記画像取得ステップにより取得された前記第1の動画像に含まれる前記被写体の動作に基づいて、第1の軌跡を生成する軌跡生成ステップ、
前記第1の動画像及び前記第2の動画像の前記移動しうる被写体に含まれる特徴点に基づいて、画像内における位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
前記位置情報取得ステップにより取得された位置情報に基づいて、前記軌跡生成ステップにより生成された第1の軌跡を、前記第1の撮影環境下とは異なる第2の撮影環境下に適合するように補正する軌跡補正ステップと、
前記第2の動画像に前記軌跡補正手段により補正された第1の軌跡が重畳するように合成する合成ステップと、
を備えたことを特徴とする画像処理方法。 - コンピュータを、
移動しうる被写体が第1の撮影環境下で撮された少なくとも1つの第1の動画像と前記第1の撮影環境下とは異なる第2の撮影環境下で撮影された第2の動画像を取得する画像取得手段、
前記画像取得手段により取得された前記第1の動画像に含まれる前記被写体の動作に基づいて、第1の軌跡を生成する軌跡生成手段、
前記第1の動画像及び前記第2の動画像の前記移動しうる被写体に含まれる特徴点に基づいて、画像内における位置情報を取得する位置情報取得手段と、
前記位置情報取得手段により取得された位置情報に基づいて、前記軌跡生成手段により生成された第1の軌跡を、前記第1の撮影環境下とは異なる第2の撮影環境下に適合するように補正する軌跡補正手段、
前記第2の動画像に前記軌跡補正手段により補正された第1の軌跡が重畳するように合成する合成手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
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