JP2535673Y2 - 樹脂タンクの艤装品取付構造 - Google Patents

樹脂タンクの艤装品取付構造

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JP2535673Y2
JP2535673Y2 JP5329991U JP5329991U JP2535673Y2 JP 2535673 Y2 JP2535673 Y2 JP 2535673Y2 JP 5329991 U JP5329991 U JP 5329991U JP 5329991 U JP5329991 U JP 5329991U JP 2535673 Y2 JP2535673 Y2 JP 2535673Y2
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resin
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、燃料タンク等として用
いられるべく高密度ポリエチレン(HDPE)等により
成形された樹脂タンクに、ポンプ,バルブ等の艤装品を
取り付けるための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】高密度ポリエチレン等の樹脂材製のタン
ク(以下、樹脂タンクという)は、通常、ブロー成形に
より製造される。そして、この樹脂タンクに、ポンプ,
バルブ等の艤装品を取り付ける際には、従来、図4〜図
6に示すような取付構造が用いられている。
【0003】つまり、図4,図6に示すように、樹脂タ
ンク本体1をブロー成形する際には、艤装品としての例
えばフュエルカットバルブ(FCV)4を取り付けるべ
きブロー成形用型内の所定位置に、ウェルドボルト3付
きのリング状プレート2を予めセットした状態で、樹脂
タンク本体1をブロー成形する。
【0004】これにより、ウェルドボルト3付きのリン
グ状プレート2を、樹脂タンク本体1にインサート成形
して取り付けている。なお、リング状プレート2には、
3本のウェルドボルト3が120°間隔で突設されてい
る。
【0005】そして、図6に示すように、ブロー成形後
の樹脂タンク本体1におけるバルブ4の取付位置(3本
のウェルドボルト3の中心部分)に、バルブ用穴1aを
形成した後、図4,図5に示すように、リング状パッキ
ン5を介してバルブ4を取り付ける。
【0006】ここで、バルブ4には取付用フランジ部4
aが形成されており、このフランジ部4aには、ウェル
ドボルト3を貫通させるボルト穴4bが120°間隔で
3か所形成されている。また、リング状パッキン5にも
同様のボルト穴5aが形成されている。これらのボルト
穴4b,5aに各ウェルドボルト3を通し、各ウェルド
ボルト3にナット6を螺合させて締めつけることによ
り、バルブ4が、樹脂タンク本体1に取り付けられ固定
される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の樹脂タンクの艤装品取付構造では、樹脂タン
ク本体1のブロー成形に際して、バルブ4を取り付ける
ためにリング状プレート2を型内に予めセットしなけれ
ばならず、その作業に工数,手間がかかる。
【0008】また、リング状プレート2を樹脂タンク本
体1に直接インサート成形しているため、ブロー成形後
の成形品において、図4に鎖線で示すように、プレート
2まわりに偏肉や、プレート2,ウェルドボルト3の傾
きを生じやすく、十分な成形精度が得られないため、バ
ルブ4の取付部周辺のシール面に対して後加工を施し、
ある程度の成形精度を得ないと、樹脂タンク本体1内の
燃料等のシール性を確保できなくなるほか、取付強度上
にも問題がある。
【0009】本考案は、このような課題に鑑み創案され
たもので、樹脂タンク本体のブロー成形の容易化および
その肉厚の均一化をはかり、シール性や取付強度をも確
保できるようにした樹脂タンクの艤装品取付構造を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、本考案の樹脂
タンクの艤装品取付構造は、樹脂タンクに取付具を介し
て艤装品を取り付けるためのものにおいて、該取付具の
樹脂タンク側部分を、該樹脂タンクと同一樹脂材からな
る樹脂層により予め被覆成形するとともに、該取付具
を、その樹脂タンク側部分の樹脂層を該樹脂タンクの所
定位置に溶着することにより取り付け、該取付具の艤装
品側部分に該艤装品を取り付けることを特徴としてい
る。
【0011】
【作用】上述の本考案の樹脂タンクの艤装品取付構造で
は、樹脂タンク本体と取付具とが別体として成形され、
取付具の樹脂タンク側部分の樹脂層を溶着することによ
り取付具が樹脂タンク本体の所定位置に取り付けられる
ため、従来のごとく、取付具を樹脂タンク本体のブロー
成形時に併せてインサート成形する必要がなく、樹脂タ
ンク本体のブロー成形が容易になるとともに、その肉厚
も均一なものにすることができる。
【0012】
【実施例】以下、図面により、本考案の一実施例として
の樹脂タンクの艤装品取付構造について説明すると、図
1はその要部断面図(従来構造を示す図4の断面位置に
対応するもの)、図2はその取付具を示す斜視図、図3
は本実施例におけるブロー成形後の樹脂タンクを示す斜
視図である。
【0013】なお、本実施例においても、従来構造の場
合と同様に、図1に示すように、3本のウェルドボルト
3付きリング状プレート2を取付具7とし、この取付具
7を介して樹脂タンク本体1Aに艤装品として例えばフ
ュエルカットバルブ4を取り付ける場合について説明す
る。
【0014】本実施例では、図3に示すように、従来の
ごとくウェルドボルト3付きのリング状プレート2をイ
ンサート成形することなく、樹脂タンク本体1Aのみを
単独でブロー成形し、バルブ4の所定取付位置にバルブ
用穴1aを形成しておく。
【0015】ところで、図2に示すように、取付具7の
樹脂タンク側部分であるリング状プレート2には、樹脂
タンク本体1Aと同一樹脂材(例えばHDPE)からな
る樹脂層がインジェクション成形より予め被覆成形さ
れ、プレート2の部分が樹脂プレート8として構成され
ており、艤装品側部分であるウェルドボルト3が、その
樹脂プレート8の部分からを突出している。
【0016】また、樹脂プレート8の上面で、ウェルド
ボルト3の突出部よりも内周側には、パッキン5に圧接
されるシール用突起部8aがリング状に突出形成されて
いる。
【0017】そして、図1に示すように、図2に示す取
付具7を、その樹脂プレート8側を樹脂タンク本体1A
の所定位置に溶着することにより取り付け、取付具7の
ウェルドボルト3に、従来構造と同様にして、リング状
パッキン5を介してバルブ4を取り付ける。
【0018】つまり、バルブ4には取付用フランジ部4
aが形成されており、このフランジ部4aには、ウェル
ドボルト3を貫通させるボルト穴4bが120°間隔で
3か所形成されるほか、リング状パッキン5にも同様の
ボルト穴5aが形成されており、これらのボルト穴4
b,5aに各ウェルドボルト3を通し、各ウェルドボル
ト3にナット6を螺合させて締めつけることにより、バ
ルブ4が、樹脂タンク本体1Aに取り付けられ固定され
る。
【0019】上述のような本実施例の取付構造では、樹
脂タンク本体1Aと取付具7とが別体として成形され、
後加工することなく綺麗なシール面を得ることができ、
シール性を確保しながら、取付具7の樹脂プレート8を
溶着することにより取付具7が樹脂タンク本体1Aの所
定位置に容易に取り付けることができる。
【0020】従って、従来のごとく、取付具7を樹脂タ
ンク本体1Aのブロー成形時に併せてインサート成形す
る必要がなく、樹脂タンク本体1Aのみを容易にブロー
成形することができ、その肉厚も均一にすることができ
る。
【0021】このように、本実施例の取付構造によれ
ば、樹脂タンク本体1Aのブロー成形を容易化できると
ともに樹脂タンク本体1Aの肉厚を均一化でき、バルブ
4等の艤装品取付部分におけるシール性や艤装品取付強
度も確保できるのである。
【0022】また、取付具7の樹脂プレート8は、イン
ジェクション成形により、シール用突起部8aなどを任
意の形状で成形することができる。本実施例では、図
1,図2に示すようなシール用突起部8aを樹脂プレー
ト8上面に形成したので、この突起部8aがパッキン5
に圧接されることで、より確実なシール性が容易に得ら
れる利点もある。
【0023】なお、上記実施例では、艤装品としてフュ
エルカットバルブ4を取り付ける場合について説明した
が、本考案の構造は、これに限定されるものではなく、
ポンプ,ゲージなどの艤装品も上記実施例と同様にして
取り付けることができる。
【0024】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案の樹脂タン
クの艤装品取付構造によれば、取付具の樹脂タンク側部
分を、樹脂タンクと同一樹脂材からなる樹脂層により予
め被覆成形するとともに、取付具を、その樹脂タンク側
部分の樹脂層を樹脂タンクの所定位置に溶着することに
より取り付け、取付具の艤装品側部分に艤装品を取り付
けるという極めて簡素な構成により、取付具を樹脂タン
ク本体のブロー成形時に併せてインサート成形する必要
がなくなり、樹脂タンク本体のブロー成形を容易化でき
るとともに樹脂タンク本体の肉厚を均一化でき、艤装品
取付部分におけるシール性や艤装品の取付強度も確保で
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例としての樹脂タンクの艤装品
取付構造を示す要部断面図である。
【図2】本実施例における取付具を示す斜視図である。
【図3】本実施例におけるブロー成形後の樹脂タンクを
示す斜視図である。
【図4】従来の樹脂タンクの艤装品取付構造を示す要部
断面図(図5のIV−IV矢視断面図)である。
【図5】従来構造による艤装品取付部を示す平面図であ
る。
【図6】従来構造にて用いられるブロー成形後の樹脂タ
ンクを示す斜視図である。
【符号の説明】
1A 樹脂タンク本体 1a バルブ用穴 2 リング状プレート(樹脂タンク側部分) 3 ウェルドボルト(艤装品側部分) 4 フュエルカットバルブ(艤装品) 4a フランジ部 4b ボルト穴 5 リング状パッキン 5a ボルト穴 6 ナット 7 取付具 8 樹脂プレート(樹脂層) 8a シール用突起部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂タンクに取付具を介して艤装品を取
    り付けるための樹脂タンクの艤装品取付構造において、
    該取付具の樹脂タンク側部分が、該樹脂タンクと同一樹
    脂材からなる樹脂層により予め被覆成形されるととも
    に、該取付具が、その樹脂タンク側部分の樹脂層を該樹
    脂タンクの所定位置に溶着することにより取り付けら
    れ、該取付具の艤装品側部分に該艤装品が取り付けられ
    ることを特徴とする、樹脂タンクの艤装品取付構造。
JP5329991U 1991-06-14 1991-06-14 樹脂タンクの艤装品取付構造 Expired - Fee Related JP2535673Y2 (ja)

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JPH05649U JPH05649U (ja) 1993-01-08
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112019001712B4 (de) 2018-03-30 2022-10-06 Honda Motor Co., Ltd. Kunststofftank und verfahren zur herstellung eines kunststofftanks

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112019001712B4 (de) 2018-03-30 2022-10-06 Honda Motor Co., Ltd. Kunststofftank und verfahren zur herstellung eines kunststofftanks

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