JP6956346B2 - ゲル状の洗浄料 - Google Patents
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1重量%水溶液としたときのpHが8以上11以下であり、前記アルコールの使用量が全体の2〜31重量%の範囲であり、前記水溶性天然高分子の使用量が、全体の0.1〜10重量%の範囲であることを特徴とするゲル状の皮膚洗浄用洗浄料である。
(D群)ヒドロキシル基を有する1価以上のアルコール
(D−1)
(D−2)
(D−3)
(A群)カルボン酸塩を有するアニオン性界面活性剤
(A−1)
(A−2−2)
ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸塩
R−O(CH 2 CH 2 O) n CH 2 COOM
R:炭素数12の飽和アルキル基
M:Na,K,アミン塩
n:4または5
1重量%水溶液としたときのpHが8以上11以下であり、前記アルコールの使用量が全体の2〜31重量%の範囲であり、前記水溶性天然高分子の使用量が、全体の0.1〜10重量%の範囲であることを特徴とするゲル状の皮膚洗浄用洗浄料である。
(D群)ヒドロキシル基を有する1価以上のアルコール
(D−1)
(D−2)
(D−3)
(A群)カルボン酸塩を有するアニオン性界面活性剤
(A−1)
(A−2−2)
ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸塩
R−O(CH 2 CH 2 O) n CH 2 COOM
R:炭素数12の飽和アルキル基
M:Na,K,アミン塩
n:4または5
更に、本発明に用いられる(A群)の説明
カルボン酸塩を有するアニオン性界面活性剤としては、以下のものが挙げられる。
(A−1)動物、植物由来の油脂からの脂肪酸
《イ》炭素数8〜22の飽和、不飽和脂肪酸で直鎖および分岐しているものである。
脂肪酸名
・直鎖飽和
カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、エイコ酸、ベヘン酸
・直鎖不飽和
オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、エルカ酸
・分岐飽和
イソパルミチン酸、インステアリ酸、ネオデカン酸
・分岐不飽和
《ロ》カルボン酸塩の塩としては汎用されている
・無機塩基
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
・有機アミン基
塩基性アミノ酸のLーアルギニン
モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等の脂肪・アルキルアミン、多価アルコールアミンのエタノールアミン、アミノメチルプロパノール、アミノエチルプロパンジオール、アミノメチルプロパンジオール、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、モノイソプロパノールアミン等を用いる。
好ましくは、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アミノ酸L−アルギニンである。
配合量はPH11以下(1重量%水溶液)に調整する範囲で決める。
(A−2)ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボキシレートはラウリルアルコールにエチレンオキサイドを4〜5モル付加重合させて、モノクロル酢酸を反応させたものが代表される。
(化学式A−2−2)に示すn=4、R=C12、M=Ndはネオハイテノール ECL−30S(第一工業)、ビューライトLCA(三洋)、エナジコールEC−30(ライオン)である。
耐硬水性があり、ラウリン酸ナトリウム、ミリスチン酸ナトリウムとの混合使用で好ましい洗浄性を具備する。
両性イオン性界面活性剤は、アルキルアミドプロピルベタインが代表される。
肌への低刺激性、耐硬質性、起泡力が優れる。
さらに、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチル、イミダゾリニウムベタインは低い眼膜刺激性でベビーシャンプー、洗顔に汎用される。
特にヒドロキシル基を有するものは水溶性天然高分子との相互作用があり、ゲル化には大きく寄与する。
ベタイン構造を有する両イオン性界面活性剤としては、ラウリン酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタインおよびヤシ油脂肪酸プロピルベタインが挙げられる。
水溶性天然高分子は、キシログルカン(グリロイド6C)、キサンタンガム、カラギーナン、ローカストピーガム、グルコマンナン等で代表される。好ましくは、アルカリ耐性、耐塩性、耐熱性であることが望まれる。
〔実施例−1〕
〈1〉精製水 67.90重量%
〈2〉グリセリン 10.0重量%
〈3〉ジプロピレングリコール 7.0重量%
〈4〉1.2ヘキサングリコール 2.5重量%
〈5〉キシログルカン(グリロイド6C) 0.8重量%
〈6〉キサンタンガム 0.2重量%
〈7〉ラウリン酸 5.9重量%
〈8〉ミリスチン酸 2.2重量%
〈9〉パルミチン酸 1.0重量%
〈10〉ステアリン酸 0.4重量%
〈11〉オレイン酸 0.6重量%
〈12〉苛性ソーダ 1.50重量%
合 計 100.0重量%
製法
a)成分〈2〉、〈3〉混合物に成分〈5〉、〈6〉を湿潤、分散させ、〈1〉精製水に加え、85℃に加熱し、攪拌し、溶解する。
b)a)に成分〈7〉−〈12〉を混合、 融解し、撹拌させ、均一なる高粘液を得る。
c)b)を65−80℃に保ちながら、鋳型に流し込み、室温に静置し、ゲル状洗浄料を得る。
〈1〉精製水 48.4重量%
〈2〉ソルビトール 10.0重量%
〈3〉プロパンジオール 10.0重量%
〈4〉1.2ヘキサングリコール 2.5重量%
〈5〉キシログルカン(グリロイド6C) 1.0重量%
〈6〉キサンタンガム 0.5重量%
〈7〉ラウリン酸 5.9重量%
〈8〉ミリスチン酸 2.2重量%
〈9〉パルミチン酸 1.0重量%
〈10〉ステアリン酸 0.3重量%
〈11〉オレイン酸 0.6重量%
〈12〉KOH 2.60重量%
〈13〉ラウリン酸アミドプロピルヒドロキシ
スルホベタイン液ソフタゾリンLSB) 15.0重量%
合 計 100.0重量%
製法
a)成分〈2〉−〈4〉混合物に成分〈5〉、〈6〉を湿潤、分散させ、〈1〉精製水に加え、85℃に加熱し、攪拌し、溶解する。
b)成分〈7〉−〈12〉を混合、融解し、a)に加え、75−85℃に加熱し、ジェル状とし、得る。
c)b)に成分〈13〉を加え、撹拌混合し、均一な高粘物を得る。
d)c)を75−80℃に保温しながら、鋳型に流しこむ。透明のゲル状洗浄を得る。
〈1〉精製水 48.0重量%
〈2〉ジプロピレングリコール 7.0重量%
〈3〉1.2ヘキサングリコール 2.5重量%
〈4〉キサンタンガム 0.5重量%
〈5〉カラギーナン 2.0重量%
〈6〉ヤシ油脂肪酸プロピルベタイン液
(オバゾリンCAB30) 40.0重量%
合 計 100.0重量%
製法
a)成分〈2〉、〈3〉に成分〈4〉、〈5〉を湿潤、分散させ、〈1〉精製水に加え、85℃に加熱し、攪拌し、溶解する。
b)a)に成分〈6〉を加え、攪拌溶解させ、均一な高粘物を得る。
c)b)を68−80℃に保温しながら、鋳型に流しこむ。室温に静置し、ゲル状の洗浄料を得る。
〈1〉精製水 58.5重量%
〈2〉ジプロピレングリコール 7.0重量%
〈3〉1.2ヘキサングリコール 2.5重量%
〈4〉カラギーナン 2.0重量%
〈5〉ポリオキシエチレンラウリルエーテル
酢酸ナトリウム(ネオハイテノール
ECL−30S) 30.0重量%
合 計 100.0重量%
製法
a)成分〈2〉、〈3〉に成分〈4〉を湿潤、分散させ、〈1〉精製水に加え、85℃に加熱し、攪拌し、溶解させる。
b)a)に成分〈5〉を混合し、85℃に加熱し、これにa)を加える。均一なる高粘液を得る。
c)b)を60−75℃に保ちながら、鋳型に流し込み、室温に静置し、硬いゲル状洗浄料を得る。
〈1〉精製水 58.5重量%
〈2〉1.2ヘキサングリコール 2.5重量%
〈3〉キシログルカン(グリロイド6C) 0.7重量%
〈4〉キサタンガム 0.3重量%
〈5〉カリ石ケン素地(100%) 12.0重量%
〈6〉ラウリン酸アミドプロピルヒドロキシ
スルホベタイン液(ソフタゾリンLSB) 15.0重量%
〈7〉グリセリン 10.0重量%
〈8〉クエン酸 適量
〈9〉クエン酸Na 適量
合 計 100.0重量%
製法
a)成分〈2〉に成分〈3〉、〈4〉を湿潤、分散させ、〈1〉精製水に加え、85℃に加熱し、攪拌し、溶解する。
b)a)に成分〈5〉−〈6〉を順次加え、65−85℃に加熱しながら、攪拌溶解し、均一なる高粘液を得る。
c)b)に成分〈7〉−〈9〉を加え、PHを10.5に調整する。
d)c)を鋳型に流し、室温に靜置し、ゲル状の石鹸を得る。
〈1〉精製水 36.5重量%
〈2〉ジプロピレングリコール 10.0重量%
〈3〉1.2ヘキサングリコール 2.5重量%
〈4〉キサンタンガム 0.5重量%
〈5〉ローカストビーンガム 0.5重量%
〈6〉ヤシ油脂肪酸プロピルベタイン液
(オバゾリンCAB30) 50.0重量%
合 計 100.0重量%
製法
a)成分〈2〉、〈3〉混合物に成分〈4〉、〈5〉を湿潤、分散させ、〈1〉精製水に加え、85℃に加熱し、攪拌し、溶解する。
b)a)に成分〈6〉を加え、70−85℃に加熱しながら、撹拌溶解し、均一なる高粘液を得る。
c)b)を鋳型に流し込み、室温に静置し、ゲル状の石鹸を得る。
Claims (8)
- カルボン酸塩を有するアニオン性界面活性剤から選ばれる少なくとも1種の界面活性剤に、キシログルカン(グリロイド6C)、あるいはキシログルカンとローカストビーンガム、カラギーナン、グルコマンナン及びキサンタンガムからなる群から選ばれる1種もしくは2種以上の水溶性天然高分子と、グリセリンであるアルコールとを、あるいはグリセリンとグリセリン以外の下記(D−1)、(D−2)および(D−3)に示すD群から選択される1種もしくは2種以上とからなるアルコールとを、配合してなり、
1重量%水溶液としたときのpHが8以上11以下であり、前記アルコールの使用量が全体の2〜31重量%の範囲であり、前記水溶性天然高分子の使用量が、全体の0.1〜10重量%の範囲であることを特徴とするゲル状の皮膚洗浄用洗浄料。
(D群)ヒドロキシル基を有する1価以上のアルコール
(D−1)
(D−2)
(D−3)
- 前記アルコールが、グリセリンと、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、イソペンチルジオール、プロピレングリコール、ペンチレングリコール及び1.3ブチレングリコールからなる群から選ばれる1種もしくは2種以上のアルコールとからなるアルコールである、請求項1記載のゲル状の皮膚洗浄用洗浄料。
- 前記アルコールがグリセリンである、請求項1記載のゲル状の皮膚洗浄用洗浄料。
- 前記水溶性天然高分子がキシログルカン(グリロイド6C)である、請求項1〜3のいずれか1項記載のゲル状の皮膚洗浄用洗浄料。
- グリセリンであるアルコールに、あるいはグリセリンと下記(D−1)、(D−2)および(D−3)に示すD群から選択される1種もしくは2種以上とからなるグリセリン以外のアルコールとからなるアルコールに、キシログルカン(グリロイド6C)、あるいはキシログルカンとローカストビーンガム、カラギーナン、グルコマンナン及びキサンタンガムからなる群から選ばれる1種もしくは2種以上の水溶性天然高分子を湿潤、分散させ、精製水を加えて溶解し、得られる溶液に、カルボン酸塩を有するアニオン性界面活性剤から選ばれる少なくとも1種の界面活性剤を混合し、溶融して高粘液を得、
次いで、高粘液を保温しながら、鋳型に流し込んで、室温で静置して、ゲル状の皮膚洗浄用洗浄料を製造する、皮膚洗浄用洗浄料の製造方法であって、
前記ゲル状の皮膚洗浄用洗浄料は、1重量%水溶液としたときのpHが8以上11以下であり、前記アルコールの使用量が全体の2〜31重量%の範囲であり、前記水溶性天然高分子の使用量が、全体の0.1〜10重量%の範囲であることを特徴とするゲル状の皮膚洗浄用洗浄料の製造方法。
(D群)ヒドロキシル基を有する1価以上のアルコール
(D−1)
(D−2)
(D−3)
- 前記アルコールが、グリセリンと、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、イソペンチルジオール、プロピレングリコール、ペンチレングリコール及び1.3ブチレングリコールからなる群から選ばれる1種もしくは2種以上のアルコールとからなるアルコールである、請求項5記載のゲル状の皮膚洗浄用洗浄料の製造方法。
- 前記アルコールがグリセリンである、請求項5記載のゲル状の皮膚洗浄用洗浄料の製造方法。
- 前記水溶性天然高分子がキシログルカン(グリロイド6C)である、請求項5〜7のいずれか1項記載のゲル状の皮膚洗浄用洗浄料の製造方法。
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