JP5522828B2 - 皮膚洗浄剤 - Google Patents

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本発明は皮膚洗浄剤に関する。
皮膚洗浄剤には、優れた洗浄力とさっぱりとした使用感が得られることから、高級脂肪酸塩が多用されている。また、その剤型も使用形態の変化から、従来の固形状(所謂、固形石鹸)から携帯性や使用性に優れた、液状、ジェル状、乳液状、ペースト状、クリーム状などの形態へと主流が移り変わっている。
しかしながら、皮膚洗浄剤において高級脂肪酸塩を配合すると、低温保管時に析出が生じたり、また、高温保管時に分離が生じたりするといった問題がある。特に、ジェル状・ペースト状・クリーム状においては、剤からの離液が生じて剤型を維持しにくくなり、製剤安定性に劣るといった問題がある。
このような問題点を解決するために、種々のイオン性高分子を用いて製剤安定性を高める試みがなされている。例えば、高級脂肪酸塩、特定のカチオン性ポリマーおよび高重合ポリエチレングリコールを含有する皮膚洗浄剤(例えば、特許文献1を参照)、高級脂肪酸塩、硫酸基を有するアニオン性界面活性剤、両性ポリマーおよびカチオン性ポリマーを有する皮膚洗浄剤(例えば、特許文献2を参照)、高級脂肪酸塩、アミノ酸系ポリマーおよびイオン性の異なる二種以上の水溶性高分子を含有する皮膚洗浄剤組成物(例えば、特許文献3を参照)、脂肪酸せっけん、両性界面活性剤又は特定の非イオン性界面活性剤および(メタ)アクリル酸アルキルエステルを構成成分とするポリマーを含有する洗浄剤組成物(例えば、特許文献4を参照)などが提案されている。そして、これらイオン性高分子を用いると密度の高い良質な泡が得られるといった利点もある。
一方、皮膚洗浄剤には、洗浄時にマッサージ効果を発揮させ、洗浄実感をより高める目的で、また、洗浄後のさっぱり感を高める目的でスクラブ剤が配合されているものもある。しかしながら、上記した種々のイオン性高分子を用いた組成物にスクラブ剤を配合すると、製剤安定性は優れるものの、水馴染みに劣るとともに、密度の高い泡が形成されるため、泡中にスクラブ剤が取り込まれ、充分なスクラブ実感が得られにくいといった問題がある。また、スクラブ効果が充分でないため、使用後のさっぱり感に劣るといった問題もある。
特開2005−60235号公報 特開2003−73257号公報 特開2004−210704号公報 特開2001−72998号公報
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであって、製剤安定性に優れるとともに、水馴染みが良く、洗浄中は快適なスクラブ効果が実感でき、洗浄後のさっぱり感に優れる皮膚洗浄剤を提供することを課題とする。
即ち、本発明は、
〔1〕(A)高級脂肪酸塩、(B)平均粒子径の異なる結晶セルロースの少なくとも2種以上、および(C)非イオン性増粘剤を含有してなり、前記(A)成分の含有量が3〜40質量%であり、前記(B)成分が、下記(a)の結晶セルロースおよび下記(b)の結晶セルロースからなる皮膚洗浄剤、
(a)平均粒子径が5〜150μm未満の結晶セルロースの少なくとも1種以上、
(b)平均粒子径が150〜500μmの結晶セルロースの少なくとも1種以上
〔2〕前記(C)成分が、セルロース系増粘剤であることを特徴とする前記〔1〕に記載の皮膚洗浄剤、
〔3〕前記(B)成分の含有量が0.1〜20質量%であり、前記(C)成分の含有量が0.01〜2質量%である、前記〔1〕又は〔2〕に記載の皮膚洗浄剤、
〔4〕更に、(D)ポリエチレングリコールを含有してなる前記〔1〕〜〔3〕の何れかに記載の皮膚洗浄剤、
〔5〕前記(D)成分の含有量が3〜30質量%である、前記〔4〕に記載の皮膚洗浄剤、並びに
〔6〕非固形状の形態の皮膚洗浄剤である、前記〔1〕〜〔5〕の何れかに記載の皮膚洗浄剤
に関する。
本発明の皮膚洗浄剤は、離液や析出が生じにくく、製剤安定性に優れた効果を奏する。また、本発明の皮膚洗浄剤は、水馴染みに優れ、洗浄中は不快な刺激感や異物感を与えることなく、快適なスクラブ効果が実感できるとともに、洗浄後はさっぱりとした使用感に優れるという効果を奏する。
本発明の皮膚洗浄剤は、(A)高級脂肪酸塩、(B)平均粒子径の異なる結晶セルロースの少なくとも2種以上、および(C)非イオン性増粘剤を含有する。
(A)成分の高級脂肪酸塩を構成する脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸などの炭素数12〜22の高級脂肪酸;オリーブ油、ヤシ油、パーム油、綿実油などの植物性油脂;魚油、牛脂などの動物性油脂などを例示することができる。これら成分は、それぞれ単独で用いてもよく、2種以上を適宜組合せて用いることもできる。好適な(A)成分としては、洗浄力の観点から、炭素数12〜22の高級脂肪酸を用いるのが好ましく、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸がより好ましく用いられる。
また、高級脂肪酸塩の塩としては、高級脂肪酸をアルカリ剤でケン化、又は中和した、アルカリ金属塩や有機アミン塩などを例示することができる。用いられるアルカリ剤としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの無機アルカリ;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリメチルアミン、トリエチルアミンなどの有機アルカリなどが挙げられる。使用するアルカリ剤としては、材料入手の容易性および取り扱いの簡便性の観点から、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムを用いることが好ましい。
本発明の皮膚洗浄剤に高級脂肪酸塩を含有させるには、高級脂肪酸とアルカリ剤を予め高級脂肪酸塩として調製後に配合してもよく、また、高級脂肪酸とアルカリ剤とを配合して組成物中で高級脂肪酸塩としてもよい。
(A)成分の含有量は、所望の効果が付与されるのであれば特に限定されないが、通常、洗浄力の観点から、高級脂肪酸として剤中、3質量%以上が好ましく、より好ましくは5質量%以上である。また、製剤安定性の観点から、40質量%以下が好ましく、より好ましくは35質量%以下である。これらの観点から、(A)成分の含有量は、好ましくは3〜40質量%、より好ましくは5〜35質量%である。
(B)成分の結晶セルロースは、平均粒子径の異なる少なくとも2種以上が用いられる。本発明においては、平均粒子径の異なる少なくとも2種以上の結晶セルロースを併用することで、単独使用に比べて、離液や析出が生じにくく、優れた製剤安定性を有するとともに、洗浄中はより快適なスクラブ効果が実感でき、洗浄後はさっぱりとした使用感を付与することができる。
用いられる結晶セルロースの平均粒子径は、大きさが異なる少なくとも2種以上を用いれば特に限定されないが、快適なスクラブ効果を実感する観点、並びに製剤安定性の観点から、下記(a)および(b)、
(a)平均粒子径が5〜150μm未満の少なくとも1種以上、
(b)平均粒子径が150〜500μmの少なくとも1種以上
を満たすことが好ましい。
上記した(a)の平均粒子径が5〜150μm未満の結晶セルロースの中でも、製剤安定性を高める観点から、平均粒子径が20〜140μmのものを用いることが好ましく、40〜130μmのものを用いることがより好ましい。また、(b)の平均粒子径が150〜500μmの結晶セルロースの中でも、洗浄中の不快な刺激感や異物感がなく、快適なスクラブ効果が実感できる観点から、平均粒子径が160〜450μmのものを用いることが好ましく、170〜400μmのものを用いることがより好ましい。
用いられる(a)の平均粒子径が5〜150μm未満の結晶セルロースの形状は、球状、板状、不定形の何れの形態であっても特に限定されない。一方、(b)の平均粒子径が150〜500μmの結晶セルロースの形状は、球状、板状、不定形の何れの形態であっても特に限定されないが、快適なスクラブ効果が実感できる観点から、球状結晶セルロースを用いることが好ましく、中でも、特性値が、真球度0.8〜1.3、かさ密度0.60〜1.05g/cmの球状結晶セルロースを用いることがより好ましい。
(a)および(b)の平均粒子径を有する結晶セルロースの剤中の質量含有比は、所望の効果が付与されるのであれば特に限定されないが、快適なスクラブ効果を高める観点から、(a):(b)=3:1〜1:3の質量比で含有されることが好ましく、より好ましくは2:1〜1:2である。
尚、上記(B)成分は、市販品を用いることもできる。平均粒子径が5〜150μm未満の結晶セルロースの具体例としては、例えば、セオラスPH−101,102,301,302,F20JP;セオラスUF−702,711;セオラスKG−802,1000(商品名,何れも旭化成ケミカルズ社製)などを例示することができる。また、平均粒子径が150〜500μmの結晶セルロースの具体例としては、例えば、セルフィアCP−102,203,305(商品名,何れも旭化成ケミカルズ社製)などを例示することができる。
(B)成分の含有量は、所望の効果が付与されるのであれば特に限定されないが、通常、快適なスクラブ効果を実感する観点、並びに製剤安定性の観点から、剤中、0.1質量%以上が好ましく、より好ましくは0.5質量%以上である。また、吐出性の観点から、20質量%以下が好ましく、より好ましくは10質量%以下である。これらの観点から、(B)成分の含有量は、好ましくは0.1〜20質量%、より好ましくは0.5〜10質量%である。
(C)成分の非イオン性増粘剤としては、例えば、寒天などの海藻抽出物系増粘剤;グアーガム、デキストリン、ローカストビーンガム、タラガムなどの種子粘質物系増粘剤;プルラン、デキストラン、シクロデキストリンなどの産生粘質物系増粘剤;メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースなどのセルロース系増粘剤などを例示することができる。これら成分は、それぞれ単独で用いてもよく、2種以上を適宜組合せて用いることもできる。好適な(C)成分としては、製剤安定性の観点から、セルロース系増粘剤を用いることが好ましく、中でも、水馴染みの観点から、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースを用いることがより好ましい。
(C)成分の含有量は、所望の効果が付与されるのであれば特に限定されないが、通常、水馴染みの観点、並びに製剤安定性の観点から、剤中、0.01質量%以上が好ましく、より好ましくは0.1質量%以上である。また、快適なスクラブ効果を得る観点から、2質量%以下が好ましく、より好ましくは1質量%以下である。これらの観点から、(C)成分の含有量は、好ましくは0.01〜2質量%、より好ましくは0.1〜1質量%である。
本発明の皮膚洗浄剤には、スクラブ効果を阻害することなく、製剤安定性を高める観点から、(D)ポリエチレングリコールを含有させることができる。用いられる(D)成分の質量平均分子量は、所望の効果が付与できるのであれば特に限定されないが、例えば、150〜20000の範囲のものを用いることが好ましく、200〜6000の範囲のものを用いることがより好ましい。本発明においては、質量平均分子量の異なる2種以上のポリエチレングリコールを用いても良い。
(D)成分の含有量は、所望の効果が付与されるのであれば特に限定されないが、通常、製剤安定性の観点から、剤中、3質量%以上が好ましく、より好ましくは5質量%以上である。また、水馴染みの観点から、30質量%以下が好ましく、より好ましくは25質量%以下である。これらの観点から、(D)成分の含有量は、好ましくは3〜30質量%、より好ましくは5〜25質量%である。
また、本発明の皮膚洗浄剤には、洗浄力を高める観点から、両性界面活性剤を含有させることができる。用いられる両性界面活性剤としては、例えば、アミドプロピルベタイン型両性界面活性剤、アミノ酢酸ベタイン型両性界面活性剤などが挙げられる。具体的なアミドプロピルベタイン型両性界面活性剤としては、例えば、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、パーム油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、リシノレイン酸アミドプロピルベタインなどを例示することができる。また、具体的なアミノ酢酸ベタイン型両性界面活性剤としては、例えば、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジヒドロキシエチルベタインなどを例示することができる。これら成分は、それぞれ単独で用いてもよく、2種以上を適宜組合せて用いることもできる。好適な(D)成分としては、製剤安定性の観点から、アミドプロピルベタイン型両性界面活性剤を用いることが好ましく、中でも、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ミリスチン酸アミドプロピルベタインを用いることがより好ましい。
両性界面活性剤の含有量は、所望の効果が付与されるのであれば特に限定されないが、通常、洗浄力の観点から、剤中、0.1質量%以上が好ましく、より好ましくは0.3質量%以上である。また、製剤安定性の観点から、10質量%以下が好ましく、より好ましくは5質量%以下である。これらの観点から、両性界面活性剤の含有量は、好ましくは0.1〜10質量%、より好ましくは0.3〜5質量%である。
本発明に係る皮膚洗浄剤には、本発明の効果を損なわない範囲であれば、上記に記した成分の他、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、濃グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、グルコース、マルトース、マルチトール、スクロース、マンニトール、ソルビトール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール、1,2−デカンジオールなどの上記(D)成分以外の多価アルコール;l−メントール、カンファなどの清涼剤;抗酸化剤、金属封鎖剤、シリコーン類、ビタミン類、動植物抽出エキス、パール化剤、着色剤、各種香料、防腐剤、水などを目的に応じて適宜配合してもよい。
尚、本発明の皮膚洗浄剤の剤型は、特に限定されないが、製剤安定性に優れる観点から、非固形状の形態、所謂、固形石鹸以外の形態で調製されることが好ましい。具体的な非固形状の剤型としては、例えば、液状、ジェル状、乳液状、ペースト状、クリーム状などを例示することができる。これら剤型の中でも、使用感に優れる観点から、ペースト状の剤型とすることが好ましい。また、本発明の皮膚洗浄剤の商品形態も特に限定されないが、快適なスクラブ効果が実感できるとともに、洗浄後はさっぱりとした使用感を体感できる洗顔剤の形態として用いられることが好ましい。
以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例にのみ限定されるものではない。尚、配合量は特記しない限り「質量%」を表す。
(試料の調製)
表1および表2に記した組成に従い、実施例1〜7および比較例1〜7の皮膚洗浄剤を調製し、下記評価試験に供した。結果をそれぞれ表1および表2に併記する。
(試験例1;製剤安定性の評価)
実施例および比較例で得られた各試料を透明ガラス容器に充填し、28℃の恒温槽にそれぞれ1月保管後の性状を目視観察して、以下の評価基準に従って評価した。
<製剤安定性の評価基準>
○:離液又は析出が全く認められない
△:僅かに離液又は析出が認められる
×:明らかに離液又は析出が認められる
(試験例2;水馴染みの評価)
官能評価パネル20名により、実施例および比較例で得られた各試料を洗顔剤の形態で実際に使用してもらい、手の平への吐出後、温水との馴染みについて、下記の評価基準に従って官能評価した。
尚、水馴染みとは、試料に温水を加えて両手の平で擦り合わせた時に両者が混ざり合う速さのことを言う。
<水馴染みの評価基準>
◎:20名中16名以上が水馴染みに優れると回答
○:20名中11〜15名が水馴染みに優れると回答
△:20名中6〜10名が水馴染みに優れると回答
×:20名中5名以下が水馴染みに優れると回答
(試験例3;洗浄中の評価)
試験例2の評価後、同パネル20名により、実際に顔面を洗浄してもらい、洗浄中の「皮膚刺激感・異物感」、並びに「スクラブ感」について、下記の評価基準に従って官能評価した。
<皮膚刺激感・異物感の評価基準>
◎:20名中16名以上が皮膚刺激感又は異物感があると回答
○:20名中11〜15名が皮膚刺激感又は異物感があると回答
△:20名中6〜10名が皮膚刺激感又は異物感があると回答
×:20名中5名以下が皮膚刺激感又は異物感があると回答
<スクラブ感の評価基準>
◎:20名中16名以上が快適なスクラブ感が充分にあると回答
○:20名中11〜15名が快適なスクラブ感が充分にあると回答
△:20名中6〜10名が快適なスクラブ感が充分にあると回答
×:20名中5名以下が快適なスクラブ感が充分にあると回答
(試験例4;さっぱり感の評価)
試験例3の評価後、同パネル20名により、顔面を温水で洗い流してもらい、タオルドライ後の「さっぱり感」について、下記の評価基準に従って官能評価した。
<さっぱり感の評価基準>
◎:20名中16名以上がさっぱり感に優れると回答
○:20名中11〜15名がさっぱり感に優れると回答
△:20名中6〜10名がさっぱり感に優れると回答
×:20名中5名以下がさっぱり感に優れると回答
Figure 0005522828
Figure 0005522828
表1および表2の結果から、各実施例の皮膚洗浄剤は、各比較例のものと対比して、離液や析出が生じておらず製剤安定性に優れていることが分かる。また、水馴染みに優れ、洗浄中は不快な刺激感や異物感を与えることなく、快適なスクラブ効果が実感できるとともに、洗浄後はさっぱりとした使用感に優れたものであることが分かる。
以下、本発明に係る皮膚洗浄剤の処方例を示す。尚、配合量は質量%である。
(処方例1:洗顔フォーム)
ラウリン酸 5.5
ミリスチン酸 5.5
パルミチン酸 3.5
ステアリン酸 9.0
ヒドロキシメチルセルロース 0.5
ポリエチレングリコール1500 15.0
ポリエチレングリコール400 5.0
プロピレングリコール 3.0
濃グリセリン 3.0
結晶セルロース(平均粒径100μm) 4.0
結晶セルロース(平均粒径250μm) 4.0
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液(30%) 5.0
水酸化カリウム 5.0
l−メントール 適 量
エデト酸塩 適 量
植物抽出エキス 適 量
海洋深層水 適 量
香料 適 量
精製水 残 部
合 計 100.0
(処方例2:洗顔フォーム)
ラウリン酸 7.2
ミリスチン酸 4.5
パルミチン酸 10.0
ステアリン酸 10.0
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.3
ポリエチレングリコール2000 10.0
ポリエチレングリコール400 8.0
ヒドロキシメチルセルロース 0.5
プロピレングリコール 5.0
濃グリセリン 2.0
結晶セルロース(平均粒径50μm) 4.0
結晶セルロース(平均粒径400μm) 2.0
ステアリン酸ポリエチレングリコール(40E.O.) 2.0
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液(30%) 5.0
水酸化カリウム 6.5
l−メントール 適 量
エデト酸塩 適 量
植物抽出エキス 適 量
香料 適 量
精製水 残 部
合 計 100.0
(処方例3:洗顔フォーム)
ラウリン酸 5.5
ミリスチン酸 5.5
パルミチン酸 3.5
ステアリン酸 9.0
ヒドロキシプロピルセルロース 0.3
ポリエチレングリコール1500 20.0
プロピレングリコール 3.0
濃グリセリン 3.0
結晶セルロース(平均粒径50μm) 3.0
結晶セルロース(平均粒径250μm) 4.0
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液(30%) 5.0
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 1.0
水酸化カリウム 5.0
エデト酸塩 適 量
植物抽出エキス 適 量
海洋深層水 適 量
香料 適 量
精製水 残 部
合 計 100.0
(処方例4:洗顔フォーム)
ラウリン酸 5.5
ミリスチン酸 5.5
パルミチン酸 3.5
ステアリン酸 9.0
ヒドロキシプロピルセルロース 0.3
ポリエチレングリコール1500 10.0
ポリエチレングリコール2000 3.0
プロピレングリコール 1.0
濃グリセリン 3.0
結晶セルロース(平均粒径50μm) 3.0
結晶セルロース(平均粒径250μm) 4.0
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液(30%) 5.0
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 1.0
水酸化カリウム 5.0
エデト酸塩 適 量
植物抽出エキス 適 量
加水分解コラーゲン 適 量
酢酸トコフェロール 適 量
香料 適 量
精製水 残 部
合 計 100.0
(処方例5:ボディーシャンプー)
ラウリン酸 5.0
ミリスチン酸 7.0
パルミチン酸 2.0
ヒドロキシエチルセルロース 0.07
ポリエチレングリコール400 3.0
プロピレングリコール 1.0
ジステアリン酸エチレングリコール 1.5
結晶セルロース(平均粒径50μm) 3.0
結晶セルロース(平均粒径250μm) 2.0
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液(30%) 10.0
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 3.0
水酸化カリウム 4.0
エデト酸塩 適 量
植物抽出エキス 適 量
イソプロピルメチルフェノール 適 量
香料 適 量
精製水 残 部
合 計 100.0

Claims (6)

  1. (A)高級脂肪酸塩、(B)平均粒子径の異なる結晶セルロースの少なくとも2種以上、および(C)非イオン性増粘剤を含有してなり、
    前記(A)成分の含有量が3〜40質量%であり、
    前記(B)成分が、下記(a)の結晶セルロースおよび下記(b)の結晶セルロースからなる皮膚洗浄剤。
    (a)平均粒子径が5〜150μm未満の結晶セルロースの少なくとも1種以上、
    (b)平均粒子径が150〜500μmの結晶セルロースの少なくとも1種以上
  2. 前記(C)成分が、セルロース系増粘剤であることを特徴とする請求項1に記載の皮膚洗浄剤。
  3. 前記(B)成分の含有量が0.1〜20質量%であり、
    前記(C)成分の含有量が0.01〜2質量%である、請求項1又は2に記載の皮膚洗浄剤。
  4. 更に、(D)ポリエチレングリコールを含有してなる請求項1〜3の何れかに記載の皮膚洗浄剤。
  5. 前記(D)成分の含有量が3〜30質量%である、請求項4に記載の皮膚洗浄剤。
  6. 非固形状の形態の皮膚洗浄剤である、請求項1〜5の何れかに記載の皮膚洗浄剤。
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