JP2020196692A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】頑固な油汚れの洗浄力に優れ、皮膚刺激性を抑制しながら、スクラブ感及びさっぱり感に優れる洗浄剤組成物を提供する。【解決手段】平均粒子径が70μm以上350μm未満であるスクラブ材を含む洗浄剤組成物であって、ノニオン性界面活性剤と、平均粒子径が70μm以上150μm以下であるスクラブ材(a)と、平均粒子径が180μm以上350μm未満であるスクラブ材(b)とを含有する洗浄剤組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、洗浄剤組成物に関する。
切削油やグリースのような強固な汚れを取り除くために、界面活性剤と、スクラブ粒子等の研磨剤とを含有する様々な組成物が用いられている。例えば、特許文献1には、ノニオン性界面活性剤とポリプロピレングリコールとスクラブ材とを含む、洗浄剤組成物が記載されている。これにより、高い洗浄力、良好な伸び、良好なすすぎ性を同時に達成した洗浄剤組成物が得られると記載されている。そして、洗浄剤組成物に用いられるスクラブ材としては、例えば、引用文献2に示される多孔質シリカ系粒子が提案されている。
特許文献3には、優れたスクラブ効果及び良好な使用感を有し、且つ高い流動性と沈降安定性を有するスラリー状スクラブ性洗浄剤組成物として、平均粒子径が20〜90μmであり、粒子径が10μm以下の粒子が10質量%以下であり、かつ粒子径が300μm以上の粒子が20質量%以下である粒度分布を有する炭酸水素ナトリウム粒子と、脂肪酸又は脂肪酸塩と、分散媒とを含むスラリーであって、かつ粘度が5000〜50000cPであることを特徴とするスクラブ性洗浄剤組成物が記載されている。また、引用文献3では、炭酸水素ナトリウム粒子が、平均粒子径20〜90μmであり、粒子径35〜60μmと粒子径250〜350μmとの2つのピークを有することが好ましことが記載されている。
特許文献4には、製剤安定性に優れるとともに、水馴染みが良く、洗浄中は快適なスクラブ効果が実感でき、洗浄後のさっぱり感に優れる皮膚洗浄剤として、(A)高級脂肪酸塩、(B)平均粒子径の異なる結晶セルロースの少なくとも2種以上、及び(C)非イオン性増粘剤を含有してなる皮膚洗浄剤が記載されている。
特開2016−84285号公報 特開2017−178699号公報 特開2003−212753号公報 特開2010−270085号公報
特許文献1の洗浄剤組成物によれば、クラブ感が必ずしも充分でない。そして、特許文献1の洗浄剤組成物によれば、水で洗浄した後に、肌にぬるつきが残り、洗浄後のさっぱり感が必ずしも充分ではない。スクラブ剤として引用文献2に示されるような多孔質シリカ系粒子を用いることで、スクラブ感、及びさっぱり感が改善することが見出された。また、例えば、引用文献3及び4に示されるように、スクラブ剤を2種類以上配合することで、優れたスクラブ感及びさっぱり感が得られることが見出された。しかしながら、スクラブ感、及びさっぱり感を備えつつも、頑固な油汚れの洗浄力に優れ、皮膚刺激性が抑制された洗浄剤組成物を得ることは難しい。
そこで、本発明は、頑固な油汚れの洗浄力に優れ、皮膚刺激性を抑制しながら、スクラブ感及びさっぱり感に優れる洗浄剤組成物を提供することを課題とする。
本発明者らは、上述の課題を解決するため鋭意検討した結果、ノニオン性界面活性剤と、後述の所定の平均粒子径を有するスクラブ材(a)及びスクラブ材(b)とを組み合わせて使用することで、頑固な油汚れの洗浄力に優れ、皮膚刺激性を抑制しながら、スクラブ感及びさっぱり感に優れる洗浄剤組成物が得られることを見出した。
本発明は、以下の[1]〜[8]に関する。
[1]
平均粒子径が70μm以上350μm未満であるスクラブ材を含む洗浄剤組成物であって、
ノニオン性界面活性剤と、
平均粒子径が70μm以上150μm以下であるスクラブ材(a)と、
平均粒子径が180μm以上350μm未満であるスクラブ材(b)と
を含有する洗浄剤組成物。
[2]
増粘剤を更に含む、[1]に記載の洗浄剤組成物。
[3]
前記ノニオン性界面活性剤が、ポリオキシエチレン基を有する、[1]又は[2]に記載の洗浄剤組成物。
[4]
前記ノニオン性界面活性剤が、ポリオキシプロピレン基を有する、[1]〜[3]のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
[5]
前記ノニオン性界面活性剤が、炭素数が10以上12以下の疎水基を有する、[1]〜[4]のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
[6]
前記スクラブ材(a)及びスクラブ材(b)が、多孔質シリカ系粒子又はセルロース系粒子である、[1]〜[5]のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
[7]
前記ノニオン性界面活性剤の含有量が、洗浄剤組成物の全質量に対して、0.5質量%以上35質量%以下である、[1]〜[6]のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
[8]
前記スクラブ材(a)及びスクラブ材(b)の合計含有量が、洗浄剤組成物の全質量に対して、0.05質量%以上20質量%以下である、[1]〜[7]のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
本発明によれば、頑固な油汚れの洗浄力に優れ、皮膚刺激性を抑制しながら、スクラブ感及びさっぱり感に優れる洗浄剤組成物を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」という。)について詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
本実施形態の洗浄剤組成物は、平均粒子径が70μm以上350μm未満であるスクラブ材を含む。また本実施形態の洗浄剤組成物は、ノニオン性界面活性剤と、平均粒子径が70μm以上150μm以下であるスクラブ材(a)と、平均粒子径が180μm以上350μm未満であるスクラブ材(b)とを含有する。当該構成により、頑固な油汚れの洗浄力に優れ、皮膚刺激性を抑制しながら、スクラブ感及びさっぱり感に優れる洗浄剤組成物を提供することができる。
<ノニオン性界面活性剤>
本実施形態の洗浄剤組成物は、ノニオン性界面活性剤を含有する。本実施形態の洗浄剤組成物においては、界面活性剤として、ノニオン性界面活性剤を選択することで、頑固な油汚れの洗浄力に優れ、皮膚刺激性が抑制された洗浄剤組成物が得られる。
ノニオン性界面活性剤としては、特に限定されないが、例えば、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレン多環フェニルエーテル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルアミンエーテル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンソルビットミツロウ、ポリオキシアルキレンラノリン、ポリオキシアルキレン硬化ヒマシ油、ポリオキシアルキレンステロール、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド、アルキルアミンオキシドが挙げられる。これらは1種を単独で又は2種以上を組合せて用いてもよい。
ノニオン性界面活性剤は、好ましくは、ポリオキシエチレン基を有する。ポリオキシエチレン基を有するノニオン性界面活性剤としては、特に限定されないが、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン多環フェニルエーテル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルアミンエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンラノリン、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンステロールが挙げられる。これらは1種を単独で又は2種以上を組合せて用いてもよい。
ノニオン性界面活性剤は、頑固な油汚れの洗浄力をより向上させる観点から、好ましくは、ポリオキシプロピレン基を有し、より好ましくは、ポリオキシエチレン基とポリオキシプロピレン基とを有する。
ポリオキシエチレン基とポリオキシプロピレン基とを有するノニオン性界面活性剤としては、特に限定されないが、例えば、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテルが挙げられる。
ノニオン性界面活性剤は、好ましくは炭素数8以上20以下の疎水基を有し、より好ましくは炭素数10以上16以下の疎水基を有し、更に好ましくは炭素数10以上12以下の疎水基を有し、より更に好ましくは炭素数10の疎水基を有する。疎水基の炭素数が8以上であることで、頑固な油汚れの洗浄力をより向上させることができる。また、疎水基の炭素数が20以下であることで、さっぱり感をより向上させることができる。
疎水基としては、特に限定されないが、例えば、脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基が挙げられる。これらの中でも、脂肪族炭化水素基であることが好ましい。脂肪族炭化水素基は、飽和であっても不飽和であってもよく、直鎖状であっても、分岐状であってもよいが、直鎖状飽和脂肪族炭化水素基であることが好ましい。
ノニオン性界面活性剤は、好ましくは、下記の式(1)で表される界面活性剤である。
式(1)中、R1は、炭素数8以上20以下(好ましくは炭素数10以上16以下、より好ましくは炭素数10以上12以下)の脂肪族炭化水素基(好ましくは直鎖状飽和脂肪族炭化水素基)であり、POは、オキシプロピレン単位であり、xは、POの平均付加モル数を示し、0〜5(好ましくは1〜2)であり、EOは、オキシエチレン単位であり、yは、EOの平均付加モル数を示し、1〜10(好ましくは3〜8、より好ましくは4〜6)である。ただし、POと、EOの配列順序は特に限定されない。
式(1)で表されるノニオン性界面活性剤としては、特に限定されないが、例えば、下記の式(1−1)〜式(1−5)で表される界面活性剤が挙げられる。これらは1種を単独で又は2種以上を組合せて用いてもよい。これらの中でも、式(1−4)又は式(1−5)で表される界面活性剤が好ましく、式(1−5)で表される界面活性剤がより好ましい。
式中、PO、EO、x、yは式(1)と同定義であり、POと、EOの配列順序は特に限定されない。
ノニオン性界面活性剤の含有量は、洗浄剤組成物の全質量に対して、好ましくは0.5質量%以上35質量%以下であり、より好ましくは1質量%以上25質量%以下であり、更に好ましくは3質量%以上20質量%以下である。当該含有量が0.5質量%以上であることで、頑固な油汚れの洗浄力をより向上させることができる。また、当該含有量が35質量%以下であることで、さっぱり感をより向上させることができる。
<スクラブ材>
本実施形態の洗浄剤組成物は、平均粒子径が70μm以上350μm未満であるスクラブ材を含む。ここで、本実施形態の洗浄剤組成物は、スクラブ材(a)及びスクラブ材(b)の2種のスクラブ材を含有するが、ここでいうスクラブ材の平均粒子径とは、スクラブ材(a)及びスクラブ材(b)の平均粒子径を意味する。
スクラブ材の平均粒子径は、乾式粒度分布計により、JIS Z 8801−1:2006に準拠して測定することができる。乾式粒度分布計の市販品としては、例えば、「ロボットシフターRPS−105M」(セイシン企業株式会社製)が挙げられる。平均粒子径とは、粒度分布における50体積%のメジアン径である。
スクラブ材(a)は、平均粒子径が70μm以上150μm以下である。スクラブ材(a)を含有することで、皮膚刺激性を抑制し、さっぱり感を向上させることができる。スクラブ材(a)の平均粒子径は、好ましくは80μm以上140μm以下であり、より好ましくは90μm以上140μm以下であり、更に好ましくは100μm以上135μm以下である。
スクラブ材(b)は、平均粒子径が180μm以上350μm未満である。スクラブ材(b)を含有することで、スクラブ感を向上させることができる。スクラブ材(b)の平均粒子径は、好ましくは190μm以上320μm以下であり、より好ましくは220μm以上300μm以下であり、更に好ましくは250μm以上300μm以下である。
スクラブ材(a)とスクラブ材(b)との質量比〔(a)/(b)〕は、好ましくは20/80以上80/20以下、より好ましくは30/70以上70/30以下、更に好ましくは40/60以上60/40以下である。当該質量比が当該範囲であることで、頑固な油汚れの洗浄力をより向上させ、皮膚刺激性をより抑制しながら、スクラブ感及びさっぱり感をより向上させることができる。
スクラブ材としては、特に限定されないが、例えば、多孔質シリカ系粒子等の無機系粒子、結晶性セルロース粒子、酢酸セルロース粒子、キトサン/セルロース/澱粉混合物粒子等のセルロース系粒子、ポリエチレン粒子、クルミの殻粒子、トウモロコシ穂軸粒子、アンズ核粒子、ポリヒドロキシブチレート粒子、ポリ(ヒドロキシブチレート/ヒドロキシヘキサノエート)粒子、エステル化澱粉粒子、ポリブチレンサクシネート粒子、ポリブチレンサクシネートアジペート粒子、ポリ乳酸粒子、ポリエチレンサクシネート粒子、ポリカプロラクトン系樹脂粒子、ポリグリコール酸粒子、ポリテトラメチレンアジペート・コ・テレフタレート粒子、ポリブチレンアジペートテレフタレート粒子、ポリブチレンサクシネート・コ・アジペート・コ・テレフタレート粒子、ポリブチレンサクシネートカーボネート粒子、ポリブチレンサクシネートテレフタレート粒子が挙げられる。これらは1種を単独で又は2種以上を組合せて用いてもよい。
スクラブ材(a)及びスクラブ材(b)は、好ましくは、多孔質シリカ系粒子又はセルロース系粒子である。スクラブ材(a)及びスクラブ材(b)は、同じ種類の材料を用いてもよく、異なる種類の材料を用いてもよい。スクラブ材(a)及びスクラブ材(b)の組み合わせとしては、特に限定されないが、例えば、スクラブ材(a)及びスクラブ材(b)が多孔質シリカ系粒子であること、スクラブ材(a)がセルロース系粒子であり、且つ、スクラブ材(b)が多孔質シリカ系粒子であること、スクラブ材(a)及びスクラブ材(b)がセルロース系粒子であることが挙げられる。
多孔質シリカ系粒子は、主成分であるシリカの他に、アルミナ、ジルコニア、チタニアなどを10〜50質量%含んでいてもよい。多孔質シリカ系粒子は、シリカからなる粒子が好ましい。
多孔質シリカ系粒子における細孔容積は、好ましくは1.0ml/g以上2.0ml/g以下である。当該細孔容積が1.0ml/g以上2.0ml/g以下であることで、スクラブ感をより向上させ、皮膚刺激性を更に抑制することができる。
多孔質シリカ系粒子における最大細孔径(PD100)は、好ましくは15〜50nmである。また、多孔質シリカ系粒子における最小細孔径(PD0)は、好ましくは2〜5nmである。最大細孔径(PD100)と最小細孔径(PD0)との比(PD100/PD0)は、好ましくは5〜10である。当該比が5以上であることで、スクラブ感をより向上させ、肌の乾燥感を更に抑制することができる。
多孔質シリカ系粒子のかさ密度は、好ましくは0.01g/cm3以上1.5g/cm3以下であり、より好ましくは0.05g/cm3以上1.0g/cm3以下であり、更に好ましくは0.1g/cm3以上0.9g/cm3以下である。かさ密度は、秤量した10gの試料を圧密せずに乾いた100mlのメスシリンダーに静かに入れ、ゆるみかさ体積を読み取り、かさ密度を計算する。
多孔質シリカ系粒子の市販品としては、特に限定されないが、例えば、「SCRUB SILICA」シリーズの「20S」、「40S」、「180G」、「300G」(以上製品名、日揮触媒化成株式会社製)が挙げられる。
セルロース系粒子は、結晶性セルロース粒子が好ましい。結晶性セルロース粒子の市販品としては、特に限定されないが、例えば、「セオラス」シリーズの「PH−101」、「PH−102」、「PH−301」、「PH−302」、「PH−F20JP」、「UF−702」、「UF−711」、「KG−802」、「KG−1000」、「セルフィア」シリーズの「CP−102」、「CP−203」、「CP−305」(以上製品名、旭化成株式会社製)が挙げられる。
スクラブ材(a)及びスクラブ材(b)の合計含有量は、洗浄剤組成物の全質量に対して、好ましくは0.05質量%以上20質量%以下であり、より好ましくは0.1質量%以上15質量%以下であり、更に好ましくは1質量%以上10質量%以下である。当該含有量は0.05質量%以上であることで、スクラブ感を向上させることができる。また、当該含有量は20質量%以下であることで、皮膚刺激性を抑制することができる。
<増粘剤>
本実施形態の洗浄剤組成物は、増粘剤を含有することが好ましい。増粘剤を含有することで、洗浄剤組成物においてスクラブ材を安定に分散させておくことができ、洗浄剤組成物の保存安定性が向上する。
増粘剤としては、特に限定されないが、例えば、(メタ)アクリル酸系ポリマー、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドエーテル、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、デンプン、可溶性デンプン、カルボキシメチルデンプン、メチルデンプン、アルギン酸プロピレングリコールエステル、メチルセルロース、アラビアガム、キサンタンガム、グアーガム、ローカストビンガム、クインスシード、カラギーナン、ガラクタン、ペクチン、マンナン、デキストラン、サクシノグルカン、カードラン、ゼラチン、カゼイン、アルブミン、コラーゲン、メトキシエチレン無水マレイン酸共重合体、ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウム、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、ニトロセルロース、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ジステアリン酸ポリエチレングリコール等のポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンジオレイン酸メチルグルコシド等のポリオキシエチレン脂肪酸エステルメチルグリコシドが挙げられる。これらは1種を単独で又は2種以上を組合せて用いてもよい。これらの中でも、(メタ)アクリル酸系ポリマーが好ましい。本実施形態の洗浄剤組成物においては、増粘剤として、(メタ)アクリル酸系ポリマーを選択し、後述の多孔質シリカと組み合わせて使用することで、より優れたスクラブ感が得られる。
(メタ)アクリル酸系ポリマーとしては、特に限定されないが、例えば、ポリ(メタ)アクリル酸、ポリ(メタ)アクリル酸エステル、又は、下記式(a)で表される(メタ)アクリル酸と下記式(b)で表される(メタ)アクリル酸エステルとを含む単量体の共重合体が挙げられる。当該共重合体は、親水性と疎水性のバランスが極めて高く好ましい。
(式中、R1は、水素原子、又はメチル基であり、R2は、水素原子、又はメチル基であり、R3はアルキル基である。)
本実施形態における共重合体では、上記式(b)中のR3が、炭素数6〜40のアルキル基であることが好ましく、炭素数10〜30のアルキル基であることがより好ましい。6以上であれば充分に増粘し、40以下であれば水溶性も充分に確保することができ、洗浄剤組成物の保存安定性も向上する。
より具体的な、(メタ)アクリル酸系ポリマーとしては、特に限定はされないが、例えば、ポリ(メタ)アクリル酸、ポリ(メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸ヘキシル共重合体、(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸オクチル共重合体、(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸デシル共重合体、(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸ドデシル共重合体、(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸テトラデシル共重合体、(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸ヘキサデシル共重合体、(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸オクタデシル共重合体、(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸エイコシル共重合体、(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸ドコシル共重合体、(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸テトラコシル共重合体、(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸ヘキサコシル共重合体、(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸オクタコシル共重合体、(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸トリアコンチル共重合体、(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸ドトリアコンチル共重合体、(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸テトラコンチル共重合体、カルボキシビニルポリマーが挙げられる。これらの中でも、(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸エステルの共重合体が好ましく、アクリル酸/メタクリル酸アルキル共重合体がより好ましく、カルボキシビニルポリマーが更に好ましい。
(メタ)アクリル酸系ポリマーの市販品としては、例えば、ルーブリゾール社製Carboplol(1342)、Carboplol(1382)、Carboplol(ETD2020)、Ultrez21、Ultrez20、PEMULEN(TR1)、PEMULEN(TR2)、住友精化株式会社製AQUPEC(HV−701EDR)、AQUPEC(HV−501ER)、AQUPEC(HV−501EM)、富士フイルム和光純薬株式会社製ハイビスワコー(103)、ハイビスワコー(104)、ハイビスワコー(105)が挙げられる。これらは1種を単独で又は2種以上を組合せて用いてもよい。
(メタ)アクリル酸系ポリマーを0.5質量%含有するNaOH中和水溶液における粘度は、好ましくは4,000mPa・s以上100,000mPa・sであり、より好ましくは4,000mPa・s以上50,000mPa・s以下であり、更に好ましくは4,000mPa・s以上20,000mPa・s以下である。
増粘剤の含有量は、洗浄剤組成物の全質量に対して、好ましくは0.05質量%以上10質量%以下であり、より好ましくは0.1質量%以上5質量%以下であり、更に好ましくは0.15質量%以上1質量%である。当該含有量が0.05質量%以上であることで、スクラブ感をより向上させることができる。当該含有量が10質量%以下であることで、さっぱり感を向上させることができる。
<添加剤>
本実施形態の洗浄剤組成物は、その効果を阻害しない範囲において通常用いられる添加剤を含んでもよい。添加剤としては、特に限定されないが、例えば、カチオン性界面活性剤、両イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、中和剤、天然動植物油脂類、合成トリグリセライド、炭化水素類、ワックス、ロウ類、高級アルコール類、高級脂肪酸類、コレステロール及びその誘導体、エステル類、極性オイル、シリコーン類、紫外線吸収剤、美白成分、保湿剤、金属イオン封鎖剤、酸化防止剤、殺菌剤、防腐剤、有機酸、ビタミン類、血行促進剤、局所刺激剤、抗炎症剤、収斂剤、清涼剤、その他の成分が挙げられる。これらは1種を単独で又は2種以上を組合せて用いてもよい。
カチオン性界面活性剤としては、特に限定されないが、例えば、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化アルキルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ジアルキルジメチルアンモニウム、臭化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化アルキルペンタエトキシアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム、カチオン化セルロース等のアンモニウム系化合物が挙げられる。これらは1種を単独で又は2種以上を組合せて用いてもよい。
両イオン性界面活性剤としては、特に限定されないが、例えば、脂肪酸残基の炭素数が13以上のアルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アシルアミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン等のベタイン系化合物;N−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、N−アルキル−N―カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルエチレンジアミン・ラウリル硫酸及びその塩等のイミダゾリニウム系化合物;ポリオクチルポリアミノエチルグリシン等のグリシン型化合物;アルキルアミノプロピオン酸、アルキルアミノジプロピオン酸等のアミノプロピオン酸型化合物等;レシチン等のリン脂質等が挙げられる。これらは1種を単独で又は2種以上を組合せて用いてもよい。
アニオン性界面活性剤としては、特に限定されないが、例えば、炭素数が18以下のナトリウム、又はカリウム石鹸等の石鹸;脂肪酸残基の炭素数が17以下のアシルサルコシン及びその塩、アシルアミノ酸及びその塩、アシル化ペプチド及びその塩等のアミノ酸系化合物;ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸及びその塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸及びその塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルスルホン酸及びその塩等のポリオキシアルキレン付加物;アルキルリン酸及びそのカリウム塩又はアルカノールアミン塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸及びその塩等のリン酸系化合物;スルホコハク酸ジアルキル及びその塩、ポリオキシエチレンスルホコハク酸アルキルエーテル及びその塩等のスルホコハク酸系化合物;アルキルフェノールエーテルリン酸エステル及びその塩等のアルキルフェノール系化合物等が挙げられる。これらは1種を単独で又は2種以上を組合せて用いてもよい。
中和剤としては、特に限定されないが、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア水等の無機物;トリメチルアミン、ジエタノールアミン、ジエチルアミン、トリエタノールアミン等の有機アミン類が挙げられる。これらは1種を単独で又は2種以上を組合せて用いてもよい。
天然動植物油脂類、合成トリグリセライドとしては、特に限定されないが、例えば、ホホバ油、マカデミアナッツ油、アボガド油、月見草油、ミンク油、ナタネ油、ヒマシ油、ヒマワリ油、トウモロコシ油、カカオ油、ヤシ油、コメヌカ油、オリーブ油、アーモンド油、ごま油、サフラワー油、大豆油、椿油、パーシック油、ヒマシ油、ミンク油、綿実油、モクロウ、パーム油、パーム核油、卵黄油、ラノリン、スクワレンが挙げられる。これらは1種を単独で又は2種以上を組合せて用いてもよい。
炭化水素類としては、特に限定されないが、例えば、スクワラン、流動パラフィン、ワセリン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、イソパラフィンが挙げられる。これらは1種を単独で又は2種以上を組合せて用いてもよい。
ワックス、ロウ類としては、特に限定されないが、例えば、カルナバウロウ、パラフィンワックス、鯨ロウ、ミツロウ、キヤンデリラワックス、ラノリンが挙げられる。これらは1種を単独で又は2種以上を組合せて用いてもよい。
高級アルコール類としては、特に限定されないが、例えば、セタノール、ステアリルアルコール、ラウリルアルコール、セトステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、ラノリンアルコール、水添ラノリンアルコール、ヘキシルデカノール、オクチルドデカノールが挙げられる。これらは1種を単独で又は2種以上を組合せて用いてもよい。
高級脂肪酸類としては、特に限定されないが、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リノレン酸、リノール酸、オキシステアリン酸、ウンデシレン酸、ラノリン脂肪酸、硬質ラノリン脂肪酸、軟質ラノリン脂肪酸が挙げられる。これらは1種を単独で又は2種以上を組合せて用いてもよい。
コレステロール及びその誘導体としては、特に限定されないが、例えば、コレステリル−オクチルドデシル−ベヘニルが挙げられる。これらは1種を単独で又は2種以上を組合せて用いてもよい。
エステル類としては、特に限定されないが、例えば、イソプロピルミリスチン酸、イソプロピルパルミチン酸、イソプロピルステアリン酸、2エチルヘキサン酸グリセロール、ブチルステアリン酸、リノール酸エチルが挙げられる。これらは1種を単独で又は2種以上を組合せて用いてもよい。
極性オイルとしては、特に限定されないが、例えば、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンペンタエリトリトールエーテル、ポリオキシプロピレンブチルエーテル等が挙げられる。これらは1種を単独で又は2種以上を組合せて用いてもよい。
シリコーン類としては、特に限定されないが、例えば、メチルフェニルポリシロキサン、メチルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、ポリオキシプロピレン・メチルポリシロキサン共重合体、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体、メチルハイドロジェンポリシロキサン、テトラヒドロテトラメチルシクロテトラシロキサン、ステアロキシメチルポリシロキサン、セトキシメチルポリシロキサン、メチルポリシロキサンエマルション、高重合メチルポリシロキサン、トリメチルシロキシケイ酸、架橋型メチルポリシロキサン、架橋型メチルフェニルポリシロキサン、架橋型メチルフェニルポリシロキサン、架橋型メチルフェニルポリシロキサン、アミノ変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、カルボキシル変性シリコーン、カルビノール変性シリコーン、メタクリル変性シリコーン、メルカプト変性シリコーン、フェノール変性シリコーン、片末端反応性シリコーン、異種官能基変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、メチルスチリル変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、高級脂肪酸エステル変性シリコーン、親水性特殊変性シリコーン、高級アルコキシ変性シリコーン、高級脂肪酸含有シリコーン、フッ素変性シリコーン等が挙げられる。また、これらの各種誘導体であってもよい。これらは1種を単独で又は2種以上を組合せて用いてもよい。
紫外線吸収剤としては、特に限定されないが、例えば、パラアミノ安息香酸及びその誘導体、ホモメチル−7N−アセチルアラントイラニレート、ブチルメトキシベンゾイルメタン、ジ−パラメトキシケイ皮酸−モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、オクチルシンナメート等のパラメトキシケイ皮酸誘導体、アミルサリシレート等のサリチル酸誘導体、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン誘導体、ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリンプロピオン酸エチルヘキシル、酢酸液状ラノリン、コガネバナ根抽出エキス、トリアニリノ−p−カルボエチルヘキシルオキシ−トリアジン等が挙げられる。これらは1種を単独で又は2種以上を組合せて用いてもよい。
美白成分としては、特に限定されないが、例えば、アルブチン、コウジ酸、リン酸アスコルビン酸マグネシウム等のアスコルビン酸及びその誘導体、グルタチオン、甘草エキス、チョウジエキス、茶抽出物、アスタキサンチン、牛胎盤エキス、トコフェロール及びその誘導体、トラネキサム酸及びその塩、アズレン、γ−ヒドロキシ酪酸が挙げられる。これらは1種を単独で又は2種以上を組合せて用いてもよい。
保湿剤としては、特に限定されないが、例えば、マルチトール、ソルビトール、グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、グリコール等の多価アルコール;ピロリドンカルボン酸ソーダ、乳酸ソーダ、クエン酸ソーダ等の有機酸及びその塩;ヒアルロン酸ソーダ等のヒアルロン酸及びその塩;酵母及び酵母抽出液の加水分解物、酵母培養液、乳酸菌培養液等の醗酵代謝産物;コラーゲン、エラスチン、ケラチン、セリシン等の水溶性蛋白;コラーゲン加水分解物、カゼイン加水分解物、シルク加水分解物、ポリアスパラギン酸ナトリウム等のぺプチド類及びその塩;トレハロース、キシロビオース、マルトース、ラフィノース、メリビオース、蔗糖、ブドウ糖、植物性粘質多糖等の糖類、結晶性セルロース、非結晶性セルロース、キシラン、マンナン、ガラクタン、アラビナン、アラビノキシラン等の多糖類及びその誘導体;水溶性キチン、キトサン、ペクチン、コンドロイチン硫酸及びその塩等のグリコサミノグリカン及びその塩;グリシン、セリン、スレオニン、アラニン、アスパラギン酸、チロシン、バリン、ロイシン、アルギニン、グルタミン、プロリン酸等のアミノ酸;アミノカルボニル反応物等の糖アミノ酸化合物、アロエ、マロニエ等の植物抽出液、トリメチルグリシン、ベタイン、尿素、尿酸、アンモニア、レシチン、ラノリン、スクワラン、スクワレン、グルコサミン、クレアチニン、DNA、RNA等の核酸関連物質が挙げられる。これらは1種を単独で又は2種以上を組合せて用いてもよい。
金属イオン封鎖剤としては、特に限定されないが、例えば、エチレンジアミン四酢酸及びその塩類、ヒドロキシエチレンジアミン3酢酸及びその塩類、リン酸、アスコルビン酸、コハク酸、グルコン酸、ポリリン酸塩類、メタリン酸塩類が挙げられる。これらは1種を単独で又は2種以上を組合せて用いてもよい。
酸化防止剤としては、特に限定されないが、例えば、ブチルヒドロキシトルエン、トコフェロール、フィチン酸が挙げられる。これらは1種を単独で又は2種以上を組合せて用いてもよい。
殺菌剤、防腐剤としては、特に限定されないが、例えば、安息香酸及びその塩、サリチル酸及びその塩、ソルビン酸及びその塩、パラオキシ安息香酸アルキルエステル(エチルパラベン、ブチルパラベン等)及びその塩、デヒドロ酢酸及びその塩類、パラクロルメタクレゾール、ヘキサクロロフェン、ホウ酸、レゾルシン、トリブロムサラン、オルトフェニルフェノール、グルコン酸クロルヘキシジン、チラム、感光素201号、フェノキシエタノール、塩化ベンザルコニウム、ハロカルバン、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカルバニド酢酸トコフェロール、ジンクピリチオン、ヒノキチオール、フェノール、イソプロピルメチルフェノール、2,4,4−トリクロロ−2−ヒドロキシフェノール、ヘキサクロロフェン、チアゾリノン化合物、イソチアゾリノン化合物が挙げられる。これらは1種を単独で又は2種以上を組合せて用いてもよい。
有機酸としては、特に限定されないが、例えば、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸、アジピン酸、グルタミン酸、アスパラギン酸、マレイン酸が挙げられる。これらは1種を単独で又は2種以上を組合せて用いてもよい。
ビタミン類としては、特に限定されないが、例えば、ビタミンA及びその誘導体;ビタミンB6塩酸塩、ビタミンB6トリパルミテート、ビタミンB6ジオクタノエート、ビタミンB2及びその誘導体、アスコルビン酸、アスコルビン酸硫酸エステル、アスコルビン酸リン酸エステル等のビタミンC類、αトコフェロール、βトコフェロール、γトコフェロール等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸が挙げられる。これらは1種を単独で又は2種以上を組合せて用いてもよい。
血行促進剤、局所刺激剤としては、特に限定されないが、例えば、ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル、γ−オリザノール、アラントイン、グリチルリチン酸(塩)グリチルレチン酸及びその誘導体、ヒノキチオール、ムシジン、ビサボロール、ユーカリプトール、チモールイノシトール、サポニン類(キラヤサポニン、アズキサポニン、ヘチマサポニン等)、トラネキサム酸、パントテルエチルエーテル、エチニルエストラジオール、セファランジン、プラセンタエキス、センブリエキス、セファランチン、ビタミンE及びその誘導体、ガンマーオリザノール、トウガラシチンキ、ショオウキョウチンキ、カンタリスチンキ、ニコチン酸ベンジルエステルが挙げられる。これらは1種を単独で又は2種以上を組合せて用いてもよい。
抗炎症剤、収斂剤、清涼剤としては、特に限定されないが、例えば、グリチルレチン酸、グリチルリチン酸誘導体、アラントイン、アズレン、アミノカプロン酸、ヒドロコルチゾン、酸化亜鉛、硫酸亜鉛、アラントインヒドロキシアルミニウム、塩化アルミニウム、スルホ石炭酸亜鉛、タンニン酸、メントール、カンフルが挙げられる。これらは1種を単独で又は2種以上を組合せて用いてもよい。
その他の成分としては、特に限定されないが、例えば、サッカロマイセス等の酵母、糸状菌、バクテリア、牛胎盤、人胎盤、人臍帯、酵母、牛コラーゲン、牛乳由来蛋白、小麦、大豆、牛血液、ブタ血液、鶏冠、カミツレ、キュウリ、コメ、シアバター、シラカバ、茶、トマト、ニンニク、ハマメリス、バラ、ヘチマ、ホップ、モモ、アンズ、レモン、キウイ、ドクダミ、トウガラシ、クララ、ギシギシ、コウホネ、セージ、ノコギリ草、ゼニアオイ、センキュウ、センブリ、タイム、トウキ、トウヒ、バーチ、スギナ、ヘチマ、マロニエ、ユキノシタ、アルニカ、ユリ、ヨモギ、シャクヤク、アロエ、アロエベラ、オウゴン、オウバク、コウカ、ベニバナ、サンシン、シコン、タイソウ、チンピ、ニンジン、ヨクイニン、ハトムギ、クチナシ、サワラ等の動植物・微生物及びその一部から有機溶媒、アルコール、多価アルコール、水、水性アルコール等で抽出又は加水分解して得た天然エキス、色素、香料、精製水等が挙げられる。これらは1種を単独で又は2種以上を組合せて用いてもよい。
本実施形態の洗浄剤組成物は、手洗い洗浄又は身体洗浄に用いることができる。手洗い洗浄又は身体洗浄に用いられることにより、頑固な油汚れを伴うような作業現場等で優れた洗浄力と使用感を得ることができる。
以下、本発明を実施例及び比較例を用いてより具体的に説明する。本発明は、以下の実施例によって何ら限定されるものではない。
[実施例1〜10及び比較例1〜5]
表1に示した各成分を、洗浄剤組成物の全質量500gに対しての配合割合(質量%)でビーカーに量りとり、マグネティックスターラ―で15分撹拌し、実施例1〜10及び比較例1〜5の洗浄剤組成物500gを得た。得られた洗浄剤組成物について、下記に示す方法にて評価を行った。その結果を表1に示す。
[評価方法]
<頑固な油汚れの洗浄力>
白色の人工皮革(ロイヤルレザーナ カラー:ホワイト)を二つ用意し、一方に下記モデル汚れを塗付し(人工皮革A)、他方に実施例及び比較例において得られた洗浄剤組成物を塗付した(人工皮革B)。マーチンデール摩耗試験機(JAMES H.HEAL&CO.LTD.HALIFAX ENGLAND社製)を用いて、試験荷重9kPa、50秒の条件で、人工皮革Aと人工皮革Bをこすり合わせた。その後、人工皮革Aの表面を擦らずに、流水下で10秒間流した。最後に、人工皮革A上の残存汚れを画像解析ソフト「Scion」を用いて確認した。具体的には、白色の人工皮革上のモデル汚れに由来する黒色の残存を、0(洗浄力が低い)〜255(洗浄力が高い)段階の明度で数値化し、洗浄力を評価した。なお、明度は人工皮革全面の平均値として算出した。
(モデル汚れ)
活性炭素粉末(和光純薬工業株式会社製)1質量部と、TRUSCO4サイクルエンジンオイル(トラスコ中山株式会社製、粘度:SAE10W−40)9質量部を混合したもの
<スクラブ感、皮膚刺激性、さっぱり感>
得られた洗浄剤組成物で、パネラー10人に手洗いを行ってもらい、手洗い時の「スクラブ感」及び「皮膚刺激性」と、水で洗い流す際の「さっぱり感」を評価した。評価基準は下記の通りとし、パネラー10人の評価点数の平均値を評価結果とした。
「スクラブ感」
3点:スクラブ感が良い。
2点:スクラブ感がやや良い。
1点:スクラブ感がやや悪い。
0点:スクラブ感がない。
「皮膚刺激性」
3点:皮膚刺激性が全くない。
2点:皮膚刺激性があまりない。
1点:皮膚刺激性が少しある。
0点:皮膚刺激性があり、手がひりひりする。
「さっぱり感」
3点:さっぱり感を感じる。
2点:さっぱり感をやや感じる。
1点:さっぱり感がやや悪い。
0点:さっぱり感が悪い。
表1中、各種略語の意味は以下のとおりである。
<界面活性剤>
ノニオンa:ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンラウリルエーテル
ノニオンb:ポリオキシエチレンラウリルエーテル
ノニオンc:ポリグリセリンラウリン酸エステル
<(メタ)アクリル酸系ポリマー>
カルボキシビニルポリマー(粘度8700mPa・s)
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体(アルキル基の炭素数10〜30、粘度7400mPa・s)
<スクラブ材>
多孔質シリカ系粒子1:「SCRUB SILICA 20S」(製品名、日揮触媒化成株式会社製、平均粒子径130μm、比重0.2)
多孔質シリカ系粒子2:「SCRUB SILICA 40S」(製品名、日揮触媒化成株式会社製、平均粒子径300μm、比重0.3)
多孔質シリカ系粒子3:「SCRUB SILICA 180G」(製品名、日揮触媒化成株式会社製、平均粒子径90μm、比重0.7)
多孔質シリカ系粒子4:「SCRUB SILICA 300G」(製品名、日揮触媒化成株式会社製、平均粒子径190μm、比重0.7)
結晶性セルロース粒子1:「セルフィアCP102」(旭化成株式会社製、平均粒子径150μm)
結晶性セルロース粒子2:「セルフィアCP203」(旭化成株式会社製、平均粒子径:250μm)
結晶性セルロース粒子3:「セルフィアCP507」(旭化成株式会社製)の粉砕品(平均粒子径:110μm)
ポリエチレン粒子:「サンファイン800」(旭化成株式会社製、平均粒子径125μm、比重0.95)
以上、実施例及び比較例の結果から、本実施形態の洗浄剤組成物は、頑固な油汚れの洗浄力に優れ、皮膚刺激性を抑制しながら、スクラブ感、及びさっぱり感に優れることがわかる。
実施例1と比較例1及び2との対比により、スクラブ材(a)及びスクラブ材(b)を組み合わせることで、皮膚刺激性を抑制しながら、スクラブ感及びさっぱり感に優れる洗浄剤組成物が得られ、更には、これらの組み合わせによって、頑固な油汚れの洗浄力においても優れた相乗効果が得られることがわかる。
実施例8と、比較例3及び4との対比により、本実施形態の洗浄剤組成物における界面活性剤としてノニオン性界面活性剤を選択することで、本実施形態の洗浄剤組成物は、頑固な油汚れの洗浄力に優れることがわかる。
実施例1と、比較例5との対比により、スクラブ材(a)及びスクラブ材(b)を組み合わせることで、従来のスクラブ材と比較して、スクラブ感及びさっぱり感に優れる洗浄剤組成物が得られることがわかる。
実施例1〜3の結果から、ノニオン性界面活性剤の中でも、特定の界面活性剤を用いることで、頑固な油汚れの洗浄力をより向上させることができることがわかる。
本実施形態に係る洗浄剤組成物は、手洗い洗浄、身体洗浄、切削油やグリースのような強固な汚れを取り除く洗浄剤等の分野において、産業上の利用可能性を有する。

Claims (8)

  1. 平均粒子径が70μm以上350μm未満であるスクラブ材を含む洗浄剤組成物であって、
    ノニオン性界面活性剤と、
    平均粒子径が70μm以上150μm以下であるスクラブ材(a)と、
    平均粒子径が180μm以上350μm未満であるスクラブ材(b)と
    を含有する洗浄剤組成物。
  2. 増粘剤を更に含む、請求項1に記載の洗浄剤組成物。
  3. 前記ノニオン性界面活性剤が、ポリオキシエチレン基を有する、請求項1又は2に記載の洗浄剤組成物。
  4. 前記ノニオン性界面活性剤が、ポリオキシプロピレン基を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗浄剤組成物。
  5. 前記ノニオン性界面活性剤が、炭素数が10以上12以下の疎水基を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗浄剤組成物。
  6. 前記スクラブ材(a)及びスクラブ材(b)が、多孔質シリカ系粒子又はセルロース系粒子である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の洗浄剤組成物。
  7. 前記ノニオン性界面活性剤の含有量が、洗浄剤組成物の全質量に対して、0.5質量%以上35質量%以下である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の洗浄剤組成物。
  8. 前記スクラブ材(a)及びスクラブ材(b)の合計含有量が、洗浄剤組成物の全質量に対して、0.05質量%以上20質量%以下である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の洗浄剤組成物。
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