JP4538929B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高い洗浄力と消臭効果を有し、且つ低刺激性である洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
洗浄剤に求められる性能としては、まず高い洗浄性能が挙げられる。しかし、臭気のある被洗物を洗う際には、洗浄性能のみでは臭気は十分除去されず、消費者を満足させることは非常に難しい。
【0003】
このため消費者側は、洗浄剤の一回あたりの使用量を増やす、洗浄頻度を上げる等の対策をとり、また、生産者側は有効成分濃度を高める、香料でマスキングする(土師信一郎,Fragrance Journal,27(9),42(1999))等の方法で対処しているのが一般的である。その他、まだ一般的ではないが、消臭剤を使用する方法がある(特開平9−137194)。
【0004】
しかしながら、いずれも効果は十分ではなく、特に使用量を増やす、洗浄回数を増やす、有効成分濃度を高める方法では、臭気を完全に取り除くことができない上に、皮膚に直接触れる洗浄剤の場合には皮膚への刺激が懸念される。消臭剤を添加する方法が最も好ましい形態であるが、単に消臭剤を添加するだけでは十分な消臭効果を得ることができないばかりか、洗浄性能、製品外観を損ないかねない。また、刺激性の低い消臭剤は概して高価格な場合が多く、効果が十分に発揮できるほどの添加ができないのが現状である。
【0005】
このような背景から、高い消臭効果を有し、洗浄性にも優れ、且つ低刺激性である洗浄剤組成物の開発が熱望された。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、高い洗浄力と消臭効果を有し、且つ低刺激性である洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、このような事情に鑑み、鋭意研究の結果、(ポリオキシアルキレン)アルキル(又はアルケニル)エーテルカルボン酸又はその塩と、シクロデキストリン及び天然物の抽出物を組み合わせることにより、高い消臭効果と優れた洗浄力を有し、且つ、皮膚に対する刺激性も低い洗浄剤組成物が得られることを見いだし、かかる知見に基づいて本発明を完成するに至った。
【0008】
即ち、本発明の洗浄剤組成物は、(A)一般式(1)
[R−O(AO)nRCOO]yX (1)
[式中、Rは炭素数8〜32のアルキル基又はアルケニル基を示す。AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基を示す。nはアルキレンオキシドの平均付加モル数であり、0〜20を示す。Rは炭素数1又は2のアルキレン基を示す。Xは水素原子又はアルカリ金属、アルカリ土類金属、炭素数2又は3のアルカノールのアミン、アンモニア、アミノ基を有する炭素数4の脂肪族アルコール及びアルギニンからなる群から選択される陽イオンを示す。yは1又は2を示す。] で表される(ポリオキシアルキレン)アルキル(又はアルケニル)エーテルカルボン酸又はその塩の1種又は2種以上(以下「成分(A)という。」)を洗浄剤組成物全量に対し1〜30重量%、
(B)シクロデキストリンの1種又は2種以上(以下「成分(B)という。」)を洗浄剤組成物全量に対し0.1〜5重量%、
及び
(C)茶抽出物、リンゴ抽出物、ニンジン抽出物、アロエ抽出物、ヨモギ抽出物、シソ抽出物及びマッシュルーム抽出物からなる群から選択される天然物の抽出物の1種又は2種以上(以下「成分(C)という。」)を洗浄剤組成物全量に対し0.005〜0.5重量%含有することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施形態】
本発明の洗浄剤組成物に含有される成分(A)は、一般式(1)で表される(ポリオキシアルキレン)アルキル(又はアルケニル)エーテルカルボン酸又はその塩の1種又は2種以上である。
【0010】
成分(A)は、例えば、脂肪族アルコールまたは酸化アルキレンを付加した脂肪族アルコールをカルボキシメチル化又はカルボキシエチル化して得られるが、製造方法はこれに限定されるものではない。
【0011】
一般式(1)において、Rは炭素数8〜32のアルキル基又はアルケニル基であり、直鎖であっても、分岐鎖であっても良い。炭素数が8未満では刺激性が高くなるため不適であり、炭素数が32を越える場合は洗浄力が低下する。R1として具体的には、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ラウリル基、トリデシル基、ミリスチル基、セチル基、ステアリル基、アラキル基、ベヘニル基、オレイル基、イソステアリル基、2−エチルヘキシル基、2−ヘキシルデシル基、2−オクチルドデシル基、2−デシルテトラデシル基、2−ドデシルヘキサデシル基、パラフィン酸化法によって得られる2級アルコール類やオキソ法によって得られる合成アルコール類由来のアルキル基等が例示される。
【0012】
これらの中でも、炭素数10〜24のものが好ましく、組成物が高起泡性であることを望む場合は10〜14がより好ましく、低泡性であることを望む場合は14〜24がより好ましい。更にこれらの中でも、ラウリル基、トリデシル基、ミリスチル基、オレイル基、イソステアリル基、2−オクチルドデシル基、2−デシルテトラデシル基が特に好ましい。
【0013】
AOで表されるオキシアルキレン基の炭素数は2〜4であり、具体的には、オキシエチレン基、オキシプロピレン基、オキシブチレン基が例示される。これらの中でも、液状安定性が良好な組成物が得られ易い点で、オキシエチレン基、オキシプロピレン基が好ましい。これらのオキシアルキレン基は、単独で又は2種以上を適宜選択して使用されるが、2種以上を選択して重合させる場合、その順序は問わない。nで表されるアルキレンオキシドの平均付加モル数は0〜20であり、良好な洗浄性が得られる点で、より好ましくは0〜10である。20を越える場合では洗浄力が低下する。
【0014】
で表されるアルキレン基の炭素数は1又は2であり、液状安定性が良好な組成物が得られ易い点で、より好ましくは1である。
【0015】
Xは、水素原子又はアルカリ金属、アルカリ土類金属、炭素数2又は3のアルカノールアミン、アンモニア、炭素数4のアミノ基含有の脂肪族アルコール若しくはアルギニンからなる群から選択される陽イオンである。アルカリ金属として具体的には、リチウム、ナトリウム、カリウムが例示される。アルカリ土類金属として具体的には、マグネシウム、カルシウムが例示される。炭素数2又は3のアルカノールのアミンとして具体的には、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミンが例示される。アミノ基を有する炭素数4の脂肪族アルコールとして具体的には、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオールが例示される。
【0016】
成分(A)として、具体的には、ポリオキシエチレン(n=0〜16)ラウリルエーテル酢酸、ポリオキシエチレン(n=0〜16)ラウリルエーテル酢酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(n=0〜16)ラウリルエーテル酢酸カリウム、ポリオキシエチレン(n=0〜16)ラウリルエーテル酢酸マグネシウム、ポリオキシエチレン(n=0〜16)ラウリルエーテル酢酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレン(n=0〜16)ラウリルエーテル酢酸アルギニン、ポリオキシエチレン(n=0〜20)ステアリルエーテル酢酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(n=0〜20)オレイルエーテル酢酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(n=0〜20)ヘキシルデシルエーテル酢酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(n=0〜20)オクチルドデシルエーテル酢酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(n=0〜20)ラウリルエーテルプロピオン酸ナトリウム、ポリオキシプロピレン(n=0〜20)ラウリルエーテル酢酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(n=0〜20)ポリオキシプロピレン(n=1〜20)ラウリルエーテル酢酸ナトリウム(但し、nとnの合計は20を越えないものとする。)、ポリオキシブチレン(n=0〜20)ラウリルエーテル酢酸ナトリウムが例示される。
【0017】
これらの中でも、ポリオキシエチレン(n=3)ラウリルエーテル酢酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(n=4.5)ラウリルエーテル酢酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(n=3)ラウリルエーテル酢酸カリウム、ポリオキシエチレン(n=5)オレイルエーテル酢酸ナトリウムが特に推奨される。
【0018】
本発明の洗浄剤組成物には、成分(A)が洗浄剤組成物全量に対し1〜30重量%配合され、より好ましくは2〜20重量%配合される。かかる配合量を選択することにより、高い洗浄力と消臭効果を有し且つ低刺激性の洗浄剤組成物が得られる。成分(A)の配合量が1重量%未満では十分な洗浄力が得られず、又、十分な消臭効果を得られない。30重量%を越える場合では、系がゲル化し易いため好ましくない。
【0019】
本発明の洗浄剤組成物に含有される成分(B)はシクロデキストリンであり、一般に市販されているものを用いることができる。具体的には、α−シクロデキストリン、β− シクロデキストリン、γ−シクロデキストリン、マルトシルシクロデキストリン、メチルシクロデキストリンが例示される。これらは単独であっても、二種以上の混合物であってもよい。
【0020】
本発明の洗浄剤組成物には、成分(B)が洗浄剤組成物全量に対し0.1〜5重量% 配合され、より好ましくは0.1〜2重量%配合される。0.1重量%未満では十分な消臭効果が得られず、2重量%を越える場合には製品の透明感が低下したり、或いは低温での液状安定性が損なわれるため好ましくない。
【0021】
本発明の洗浄剤組成物に含有される成分(C)は、茶抽出物、リンゴ抽出物、ニンジン抽出物、アロエ抽出物、ヨモギ抽出物、シソ抽出物及びマッシュルーム抽出物からなる群から選択される天然物の抽出物である。これらの抽出物は、例えば、原料となる天然物、即ち、茶、リンゴ、ニンジン、アロエ、ヨモギ、シソ又はマッシュルームを、水又はエタノール、イソプロパノール、プロピレングリコール、アセトン、グリセリン等の溶剤により溶媒抽出、乾留、或いは、該天然物の液汁を圧搾濾過することにより得られる。必要に応じて精製することもできる。具体的な製造方法としては、例えば、天然物1部に対し溶媒を2〜10部を加え、該溶媒の還流温度に加熱し、5〜24時間程度を要して抽出する方法が挙げられる。また、市販品としても入手が可能である。これらの中でも、特に良好な消臭効果が得られる点で、茶抽出物、リンゴ抽出物が推奨される。
【0022】
本発明の洗浄剤組成物には、成分(C)が洗浄剤組成物全量に対し0.005〜0.5重量%配合され、より好ましくは0.02〜0.3重量%配合される。成分(C)が0.005重量%未満では十分な消臭効果が得られず、0.5重量%を越える場合には、成分(C)が析出したり、又、組成物が経時的に着色する等液状安定性が損なわれるため好ましくない。尚、天然物の抽出物は、天然物由来の成分の他に、抽出時に含まれる水又は溶剤、或いは、抽出物を希釈する目的で使用された水、溶剤、増量剤等を含んでいる状態で取り扱う場合があるが、上記の成分(C)の配合量は、これらの水、溶剤、増量剤等を除いた天然物の抽出物純分としての配合量である。
【0023】
本発明の洗浄剤組成物は、例えば、所定量の成分(A)、成分(B)及び成分(C)に、成分(A)〜(C)が所定の配合量になる分量の水を加え、攪拌により均一に混合する等して得ることができる。
【0024】
本発明の洗浄剤組成物には、上記成分(A)〜(C)の他、成分(A)以外の陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤又は両性界面活性剤を適宜配合することができる。これらは、洗浄性の向上、起泡性の向上、起泡性の抑制、刺激性の緩和等を目的として添加される。これらの界面活性剤は本発明の効果を損なわない範囲で添加することができる。
【0025】
成分(A)以外の陰イオン界面活性剤としては、アルキル(又はアルケニル)(炭素数8〜18)硫酸塩、ポリオキシエチレン(平均付加モル数1〜20)アルキル(又はアルケニル)(炭素数8〜18)エーテル硫酸塩、ポリオキシエチレン(平均付加モル数1〜20)脂肪酸(炭素数8〜18)モノエタノールアミドエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレン(平均付加モル数1〜10)スルホコハク酸モノアルキル(炭素数8〜18)塩、脂肪酸(炭素数8〜18)塩、脂肪族アシル(炭素数8〜18)サルコシン塩、脂肪族アシル(炭素数8〜18)−N−メチル−β−アラニン塩、脂肪族アシル(炭素数8〜18)−L−グルタミン酸モノ塩、脂肪族アシル(炭素数8〜18)−L−アスパラギン酸モノ塩が例示される。これらの塩としては、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アルカノールアミンが例示される。
【0026】
陽イオン界面活性剤としては、塩化アルキル(又はアルケニル)(炭素数8〜22)トリメチルアンモニウム、塩化ジアルキル(又はアルケニル)(炭素数8〜22)トリメチルアンモニウム、塩化アルキルジメチルベンジルアンモニウム等が例示される。
【0027】
非イオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレン(平均付加モル数1〜100)アルキル(又はアルケニル)(炭素数8〜24)エーテル、ポリオキシエチレン(平均付加モル数1〜100)ポリオキシプロピレン(平均付加モル数1〜100)アルキル(又はアルケニル)(炭素数8〜24)エーテル、ポリオキシエチレン(平均付加モル数1〜100)アルキル(又はアルケニル)(炭素数8〜24)エステル、ポリオキシプロピレン−ポリオキシエチレン重合物、アルキル(炭素数8〜24)グルコシド、ショ糖脂肪酸(炭素数8〜24)エステル、ソルビタン脂肪酸(炭素数8〜24)エステル、ポリグリセリン脂肪酸(炭素数8〜24)エステル、脂肪酸(炭素数8〜24)アルカノールアミド、ポリオキシエチレン(平均付加モル数1〜20)脂肪酸(炭素数8〜24)アルカノールアミド、アルキル(炭素数8〜24)ジメチルアミンオキシド、ポリオキシエチレン(平均付加モル数1〜20)アルキル(炭素数8〜24)ジメチルアミンオキシド等が例示される。
【0028】
両性界面活性剤としては、ベタイン型両性界面活性剤(カルボキシベタイン、スルホベタイン)、アミノカルボン酸型両性界面活性剤、イミダゾリン誘導体型両性界面活性剤及びこれらのポリオキシエチレンアミンからの誘導体などが例示される。
【0029】
また、成分(B)及び(C)以外の従来より知られる消臭剤を、本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合することができる。成分(B)及び(C)以外の消臭剤として具体的には、有機酸、精油、活性炭、エタノール、ラウリルメタクリレート等が例示され、中でも有機酸および精油が推奨される。有機酸としては、リンゴ酸、クエン酸、グリコール酸、乳酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸等が例示され、精油としては、ローズマリー油、シトロネラ油、セージ油、ユーカリ油、ラベンダー油、オレンジ油が例示される。
【0030】
更に、本発明に係る洗浄剤組成物は、他の任意成分、例えば、増粘剤、キレート剤、pH調整剤、香料、ポリマー、色素、抗菌剤、殺菌剤、酸化防止剤、酵素、及びその他の添加剤の配合を拒むものではない。
【0031】
かくして得られる洗浄剤組成物は、ハンドソープ、洗顔料、シャンプー、ボディーシャンプー、リンス、台所用洗剤、食器洗浄機用洗剤、ペット用洗浄剤などの用途に使用できるが、これに限定されるものではない。
【0032】
【実施例】
以下に実施例及び比較例を挙げて本発明を具体的に説明する。但し、本発明はこれに限定されるものではない。尚、実施例中の試験法は次の如くして行った。
【0033】
(1)消臭力
魚をさばいた手を試料1gを用いて洗浄した際、及び、煙草臭の付着したパネラーの毛髪を試料5gを用いて洗浄した際の、洗浄直後および10分後の臭気を、10人のパネラーにより官能評価し、臭気が完全に除去されているものを○、幾分減少しているものを△、洗浄前と変わらないものを×として表した。
【0034】
(2)洗浄力
魚をさばいた手を試料1gを用いて洗浄した際の汚れの落ち具合を、10人のパネラーにより官能評価し、汚れが除去されているものを○、残っているものを×として表した。
【0035】
(3)手荒れの有無
洗浄1回につき試料1gを用い、5回続けて手を洗浄した際の手荒れを、10人のパネラーにより官能評価し、手荒れが認められないものを○、認められるものを×として表した。
【0036】
(4)液状安定性
室温での試料の外観が透明均一のものを○、白濁、ゲル化或いは析出しているものを×として表した。
【0037】
実施例1
ポリオキシエチレン(n=3)ラウリルエーテル酢酸ナトリウム20.0重量部、シクロデキストリン(α、β、γ混合物、商品名「デキシパールK−100」、塩水港精糖社製)0.5重量部、茶抽出物(抽出物濃度4重量%、商品名「フレッシュE」、白井松新薬社製)2.5重量部(抽出物純分として0.1重量部)に、水を加えて100重量部とし、攪拌して均一に混合し、洗浄剤組成物を調製した。この洗浄剤組成物の消臭力、洗浄力、手荒れの有無、液状安定性を評価した。得られた結果を表−1に示す。
【0038】
Figure 0004538929
【0039】
実施例2〜7
表−1に示した組成の洗浄剤組成物を実施例1と同様に調製し、消臭力、洗浄力、手荒れの有無、液状安定性を評価した。得られた結果を表−1に示す。
【0040】
比較例1〜11
表−2に示した組成の洗浄剤組成物を実施例1と同様に調製し、消臭力、洗浄力、手荒れの有無、液状安定性を評価した。得られた結果を表−2に示す。
【0041】
Figure 0004538929
【0042】
【発明の効果】
本発明により、(ポリオキシアルキレン)アルキル(又はアルケニル)エーテルカルボン酸又はその塩、シクロデキストリン及び天然物の抽出物を組み合わせることで、優れた消臭効果と共に優れた洗浄効果を有し、且つ刺激性の低い洗浄剤組成物を得ることが可能となった。

Claims (2)

  1. (A)一般式(1)
    [R−O(AO)nRCOO]yX (1)
    [式中、Rは炭素数8〜32のアルキル基又はアルケニル基を示す。AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基を示す。nはアルキレンオキシドの平均付加モル数であり、0〜20を示す。Rは炭素数1又は2のアルキレン基を示す。Xは水素原子又はアルカリ金属、アルカリ土類金属、炭素数2又は3のアルカノールのアミン、アンモニア、アミノ基を有する炭素数4の脂肪族アルコール及びアルギニンからなる群から選択される陽イオンを示す。yは1又は2を示す。] で表される(ポリオキシアルキレン)アルキル(又はアルケニル)エーテルカルボン酸又はその塩の1種又は2種以上を、洗浄剤組成物全量に対し1〜30重量%、
    (B)シクロデキストリンの1種又は2種以上を、洗浄剤組成物全量に対し0.1〜5重量%、
    及び
    (C)茶抽出物、リンゴ抽出物、ニンジン抽出物、アロエ抽出物、ヨモギ抽出物、シソ抽出物及びマッシュルーム抽出物からなる群から選択される天然物の抽出物の1種又は2種以上を、洗浄剤組成物全量に対し0.005〜0.5重量%
    含有することを特徴とする洗浄剤組成物。
  2. 天然物の抽出物が、茶抽出物又はリンゴ抽出物である請求項1に記載の洗浄剤組成物。
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