JP2002088396A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

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JP2002088396A JP2000277703A JP2000277703A JP2002088396A JP 2002088396 A JP2002088396 A JP 2002088396A JP 2000277703 A JP2000277703 A JP 2000277703A JP 2000277703 A JP2000277703 A JP 2000277703A JP 2002088396 A JP2002088396 A JP 2002088396A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高い洗浄力と消臭効果を有し、且つ皮膚に対
する刺激性が低い洗浄剤組成物を提供する 【構成】 (ポリオキシアルキレン)アルキル(又はア
ルケニル)エーテルカルボン酸又はその塩の1種若しく
は2種以上を洗浄剤組成物全量に対し1〜30重量%、
シクロデキストリンの1種若しくは2種以上を洗浄剤組
成物全量に対し0.1〜5重量%、茶抽出物、リンゴ抽
出物、ニンジン抽出物、アロエ抽出物、ヨモギ抽出物、
シソ抽出物、マッシュルーム抽出物からなる群から選択
される天然物の抽出物の1種若しくは2種以上を洗浄剤
組成物全量に対し0.005〜0.5重量%含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高い洗浄力と消臭
効果を有し、且つ低刺激性である洗浄剤組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】洗浄剤に求められる性能としては、まず
高い洗浄性能が挙げられる。しかし、臭気のある被洗物
を洗う際には、洗浄性能のみでは臭気は十分除去され
ず、消費者を満足させることは非常に難しい。
【0003】このため消費者側は、洗浄剤の一回あたり
の使用量を増やす、洗浄頻度を上げる等の対策をとり、
また、生産者側は有効成分濃度を高める、香料でマスキ
ングする(土師信一郎,Fragrance Journal,27
(9),42(1999))等の方法で対処しているの
が一般的である。その他、まだ一般的ではないが、消臭
剤を使用する方法がある(特開平9−137194)。
【0004】しかしながら、いずれも効果は十分ではな
く、特に使用量を増やす、洗浄回数を増やす、有効成分
濃度を高める方法では、臭気を完全に取り除くことがで
きない上に、皮膚に直接触れる洗浄剤の場合には皮膚へ
の刺激が懸念される。消臭剤を添加する方法が最も好ま
しい形態であるが、単に消臭剤を添加するだけでは十分
な消臭効果を得ることができないばかりか、洗浄性能、
製品外観を損ないかねない。また、刺激性の低い消臭剤
は概して高価格な場合が多く、効果が十分に発揮できる
ほどの添加ができないのが現状である。
【0005】このような背景から、高い消臭効果を有
し、洗浄性にも優れ、且つ低刺激性である洗浄剤組成物
の開発が熱望された。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高い洗浄力
と消臭効果を有し、且つ低刺激性である洗浄剤組成物を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な事情に鑑み、鋭意研究の結果、(ポリオキシアルキレ
ン)アルキル(又はアルケニル)エーテルカルボン酸又
はその塩と、シクロデキストリン及び天然物の抽出物を
組み合わせることにより、高い消臭効果と優れた洗浄力
を有し、且つ、皮膚に対する刺激性も低い洗浄剤組成物
が得られることを見いだし、かかる知見に基づいて本発
明を完成するに至った。
【0008】即ち、本発明の洗浄剤組成物は、(A)一
般式(1) [R−O(AO)nRCOO]yX (1) [式中、Rは炭素数8〜32のアルキル基又はアルケ
ニル基を示す。AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン
基を示す。nはアルキレンオキシドの平均付加モル数で
あり、0〜20を示す。Rは炭素数1又は2のアルキ
レン基を示す。Xは水素原子又はアルカリ金属、アルカ
リ土類金属、炭素数2又は3のアルカノールのアミン、
アンモニア、アミノ基を有する炭素数4の脂肪族アルコ
ール及びアルギニンからなる群から選択される陽イオン
を示す。yは1又は2を示す。]で表される(ポリオキ
シアルキレン)アルキル(又はアルケニル)エーテルカ
ルボン酸又はその塩の1種又は2種以上(以下「成分
(A)という。」)を洗浄剤組成物全量に対し1〜30
重量%、(B)シクロデキストリンの1種又は2種以上
(以下「成分(B)という。」)を洗浄剤組成物全量に
対し0.1〜5重量%、及び(C)茶抽出物、リンゴ抽
出物、ニンジン抽出物、アロエ抽出物、ヨモギ抽出物、
シソ抽出物及びマッシュルーム抽出物からなる群から選
択される天然物の抽出物の1種又は2種以上(以下「成
分(C)という。」)を洗浄剤組成物全量に対し0.0
05〜0.5重量%含有することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施形態】本発明の洗浄剤組成物に含有される
成分(A)は、一般式(1)で表される(ポリオキシア
ルキレン)アルキル(又はアルケニル)エーテルカルボ
ン酸又はその塩の1種又は2種以上である。
【0010】成分(A)は、例えば、脂肪族アルコール
または酸化アルキレンを付加した脂肪族アルコールをカ
ルボキシメチル化又はカルボキシエチル化して得られる
が、製造方法はこれに限定されるものではない。
【0011】一般式(1)において、Rは炭素数8〜
32のアルキル基又はアルケニル基であり、直鎖であっ
ても、分岐鎖であっても良い。炭素数が8未満では刺激
性が高くなるため不適であり、炭素数が32を越える場
合は洗浄力が低下する。R1として具体的には、オクチ
ル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ラウリル
基、トリデシル基、ミリスチル基、セチル基、ステアリ
ル基、アラキル基、ベヘニル基、オレイル基、イソステ
アリル基、2−エチルヘキシル基、2−ヘキシルデシル
基、2−オクチルドデシル基、2−デシルテトラデシル
基、2−ドデシルヘキサデシル基、パラフィン酸化法に
よって得られる2級アルコール類やオキソ法によって得
られる合成アルコール類由来のアルキル基等が例示され
る。
【0012】これらの中でも、炭素数10〜24のもの
が好ましく、組成物が高起泡性であることを望む場合は
10〜14がより好ましく、低泡性であることを望む場
合は14〜24がより好ましい。更にこれらの中でも、
ラウリル基、トリデシル基、ミリスチル基、オレイル
基、イソステアリル基、2−オクチルドデシル基、2−
デシルテトラデシル基が特に好ましい。
【0013】AOで表されるオキシアルキレン基の炭素
数は2〜4であり、具体的には、オキシエチレン基、オ
キシプロピレン基、オキシブチレン基が例示される。こ
れらの中でも、液状安定性が良好な組成物が得られ易い
点で、オキシエチレン基、オキシプロピレン基が好まし
い。これらのオキシアルキレン基は、単独で又は2種以
上を適宜選択して使用されるが、2種以上を選択して重
合させる場合、その順序は問わない。nで表されるアル
キレンオキシドの平均付加モル数は0〜20であり、良
好な洗浄性が得られる点で、より好ましくは0〜10で
ある。20を越える場合では洗浄力が低下する。
【0014】Rで表されるアルキレン基の炭素数は1
又は2であり、液状安定性が良好な組成物が得られ易い
点で、より好ましくは1である。
【0015】Xは、水素原子又はアルカリ金属、アルカ
リ土類金属、炭素数2又は3のアルカノールアミン、ア
ンモニア、炭素数4のアミノ基含有の脂肪族アルコール
若しくはアルギニンからなる群から選択される陽イオン
である。アルカリ金属として具体的には、リチウム、ナ
トリウム、カリウムが例示される。アルカリ土類金属と
して具体的には、マグネシウム、カルシウムが例示され
る。炭素数2又は3のアルカノールのアミンとして具体
的には、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、
トリエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、
ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミ
ンが例示される。アミノ基を有する炭素数4の脂肪族ア
ルコールとして具体的には、2−アミノ−2−メチル−
1−プロパノール、2−アミノ−2−メチル−1,3−
プロパンジオール、2−アミノ−2−ヒドロキシメチル
−1,3−プロパンジオールが例示される。
【0016】成分(A)として、具体的には、ポリオキ
シエチレン(n=0〜16)ラウリルエーテル酢酸、ポ
リオキシエチレン(n=0〜16)ラウリルエーテル酢
酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(n=0〜16)ラ
ウリルエーテル酢酸カリウム、ポリオキシエチレン(n
=0〜16)ラウリルエーテル酢酸マグネシウム、ポリ
オキシエチレン(n=0〜16)ラウリルエーテル酢酸
トリエタノールアミン、ポリオキシエチレン(n=0〜
16)ラウリルエーテル酢酸アルギニン、ポリオキシエ
チレン(n=0〜20)ステアリルエーテル酢酸ナトリ
ウム、ポリオキシエチレン(n=0〜20)オレイルエ
ーテル酢酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(n=0〜
20)ヘキシルデシルエーテル酢酸ナトリウム、ポリオ
キシエチレン(n=0〜20)オクチルドデシルエーテ
ル酢酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(n=0〜2
0)ラウリルエーテルプロピオン酸ナトリウム、ポリオ
キシプロピレン(n=0〜20)ラウリルエーテル酢酸
ナトリウム、ポリオキシエチレン(n=0〜20)ポ
リオキシプロピレン(n=1〜20)ラウリルエーテ
ル酢酸ナトリウム(但し、nとnの合計は20を越
えないものとする。)、ポリオキシブチレン(n=0〜
20)ラウリルエーテル酢酸ナトリウムが例示される。
【0017】これらの中でも、ポリオキシエチレン(n
=3)ラウリルエーテル酢酸ナトリウム、ポリオキシエ
チレン(n=4.5)ラウリルエーテル酢酸ナトリウ
ム、ポリオキシエチレン(n=3)ラウリルエーテル酢
酸カリウム、ポリオキシエチレン(n=5)オレイルエ
ーテル酢酸ナトリウムが特に推奨される。
【0018】本発明の洗浄剤組成物には、成分(A)が
洗浄剤組成物全量に対し1〜30重量%配合され、より
好ましくは2〜20重量%配合される。かかる配合量を
選択することにより、高い洗浄力と消臭効果を有し且つ
低刺激性の洗浄剤組成物が得られる。成分(A)の配合
量が1重量%未満では十分な洗浄力が得られず、又、十
分な消臭効果を得られない。30重量%を越える場合で
は、系がゲル化し易いため好ましくない。
【0019】本発明の洗浄剤組成物に含有される成分
(B)はシクロデキストリンであり、一般に市販されて
いるものを用いることができる。具体的には、α−シク
ロデキストリン、β− シクロデキストリン、γ−シク
ロデキストリン、マルトシルシクロデキストリン、メチ
ルシクロデキストリンが例示される。これらは単独であ
っても、二種以上の混合物であってもよい。
【0020】本発明の洗浄剤組成物には、成分(B)が
洗浄剤組成物全量に対し0.1〜5重量% 配合され、
より好ましくは0.1〜2重量%配合される。0.1重
量%未満では十分な消臭効果が得られず、2重量%を越
える場合には製品の透明感が低下したり、或いは低温で
の液状安定性が損なわれるため好ましくない。
【0021】本発明の洗浄剤組成物に含有される成分
(C)は、茶抽出物、リンゴ抽出物、ニンジン抽出物、
アロエ抽出物、ヨモギ抽出物、シソ抽出物及びマッシュ
ルーム抽出物からなる群から選択される天然物の抽出物
である。これらの抽出物は、例えば、原料となる天然
物、即ち、茶、リンゴ、ニンジン、アロエ、ヨモギ、シ
ソ又はマッシュルームを、水又はエタノール、イソプロ
パノール、プロピレングリコール、アセトン、グリセリ
ン等の溶剤により溶媒抽出、乾留、或いは、該天然物の
液汁を圧搾濾過することにより得られる。必要に応じて
精製することもできる。具体的な製造方法としては、例
えば、天然物1部に対し溶媒を2〜10部を加え、該溶
媒の還流温度に加熱し、5〜24時間程度を要して抽出
する方法が挙げられる。また、市販品としても入手が可
能である。これらの中でも、特に良好な消臭効果が得ら
れる点で、茶抽出物、リンゴ抽出物が推奨される。
【0022】本発明の洗浄剤組成物には、成分(C)が
洗浄剤組成物全量に対し0.005〜0.5重量%配合
され、より好ましくは0.02〜0.3重量%配合され
る。成分(C)が0.005重量%未満では十分な消臭
効果が得られず、0.5重量%を越える場合には、成分
(C)が析出したり、又、組成物が経時的に着色する等
液状安定性が損なわれるため好ましくない。尚、天然物
の抽出物は、天然物由来の成分の他に、抽出時に含まれ
る水又は溶剤、或いは、抽出物を希釈する目的で使用さ
れた水、溶剤、増量剤等を含んでいる状態で取り扱う場
合があるが、上記の成分(C)の配合量は、これらの
水、溶剤、増量剤等を除いた天然物の抽出物純分として
の配合量である。
【0023】本発明の洗浄剤組成物は、例えば、所定量
の成分(A)、成分(B)及び成分(C)に、成分
(A)〜(C)が所定の配合量になる分量の水を加え、
攪拌により均一に混合する等して得ることができる。
【0024】本発明の洗浄剤組成物には、上記成分
(A)〜(C)の他、成分(A)以外の陰イオン界面活
性剤、陽イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤又は両
性界面活性剤を適宜配合することができる。これらは、
洗浄性の向上、起泡性の向上、起泡性の抑制、刺激性の
緩和等を目的として添加される。これらの界面活性剤は
本発明の効果を損なわない範囲で添加することができ
る。
【0025】成分(A)以外の陰イオン界面活性剤とし
ては、アルキル(又はアルケニル)(炭素数8〜18)
硫酸塩、ポリオキシエチレン(平均付加モル数1〜2
0)アルキル(又はアルケニル)(炭素数8〜18)エ
ーテル硫酸塩、ポリオキシエチレン(平均付加モル数1
〜20)脂肪酸(炭素数8〜18)モノエタノールアミ
ドエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレン(平均付加モル
数1〜10)スルホコハク酸モノアルキル(炭素数8〜
18)塩、脂肪酸(炭素数8〜18)塩、脂肪族アシル
(炭素数8〜18)サルコシン塩、脂肪族アシル(炭素
数8〜18)−N−メチル−β−アラニン塩、脂肪族ア
シル(炭素数8〜18)−L−グルタミン酸モノ塩、脂
肪族アシル(炭素数8〜18)−L−アスパラギン酸モ
ノ塩が例示される。これらの塩としては、アルカリ金
属、アルカリ土類金属、アルカノールアミンが例示され
る。
【0026】陽イオン界面活性剤としては、塩化アルキ
ル(又はアルケニル)(炭素数8〜22)トリメチルア
ンモニウム、塩化ジアルキル(又はアルケニル)(炭素
数8〜22)トリメチルアンモニウム、塩化アルキルジ
メチルベンジルアンモニウム等が例示される。
【0027】非イオン界面活性剤としては、ポリオキシ
エチレン(平均付加モル数1〜100)アルキル(又は
アルケニル)(炭素数8〜24)エーテル、ポリオキシ
エチレン(平均付加モル数1〜100)ポリオキシプロ
ピレン(平均付加モル数1〜100)アルキル(又はア
ルケニル)(炭素数8〜24)エーテル、ポリオキシエ
チレン(平均付加モル数1〜100)アルキル(又はア
ルケニル)(炭素数8〜24)エステル、ポリオキシプ
ロピレン−ポリオキシエチレン重合物、アルキル(炭素
数8〜24)グルコシド、ショ糖脂肪酸(炭素数8〜2
4)エステル、ソルビタン脂肪酸(炭素数8〜24)エ
ステル、ポリグリセリン脂肪酸(炭素数8〜24)エス
テル、脂肪酸(炭素数8〜24)アルカノールアミド、
ポリオキシエチレン(平均付加モル数1〜20)脂肪酸
(炭素数8〜24)アルカノールアミド、アルキル(炭
素数8〜24)ジメチルアミンオキシド、ポリオキシエ
チレン(平均付加モル数1〜20)アルキル(炭素数8
〜24)ジメチルアミンオキシド等が例示される。
【0028】両性界面活性剤としては、ベタイン型両性
界面活性剤(カルボキシベタイン、スルホベタイン)、
アミノカルボン酸型両性界面活性剤、イミダゾリン誘導
体型両性界面活性剤及びこれらのポリオキシエチレンア
ミンからの誘導体などが例示される。
【0029】また、成分(B)及び(C)以外の従来よ
り知られる消臭剤を、本発明の効果を損なわない範囲で
適宜配合することができる。成分(B)及び(C)以外
の消臭剤として具体的には、有機酸、精油、活性炭、エ
タノール、ラウリルメタクリレート等が例示され、中で
も有機酸および精油が推奨される。有機酸としては、リ
ンゴ酸、クエン酸、グリコール酸、乳酸、コハク酸、マ
レイン酸、フマル酸等が例示され、精油としては、ロー
ズマリー油、シトロネラ油、セージ油、ユーカリ油、ラ
ベンダー油、オレンジ油が例示される。
【0030】更に、本発明に係る洗浄剤組成物は、他の
任意成分、例えば、増粘剤、キレート剤、pH調整剤、
香料、ポリマー、色素、抗菌剤、殺菌剤、酸化防止剤、
酵素、及びその他の添加剤の配合を拒むものではない。
【0031】かくして得られる洗浄剤組成物は、ハンド
ソープ、洗顔料、シャンプー、ボディーシャンプー、リ
ンス、台所用洗剤、食器洗浄機用洗剤、ペット用洗浄剤
などの用途に使用できるが、これに限定されるものでは
ない。
【0032】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて本発明を具
体的に説明する。但し、本発明はこれに限定されるもの
ではない。尚、実施例中の試験法は次の如くして行っ
た。
【0033】(1)消臭力 魚をさばいた手を試料1gを用いて洗浄した際、及び、
煙草臭の付着したパネラーの毛髪を試料5gを用いて洗
浄した際の、洗浄直後および10分後の臭気を、10人
のパネラーにより官能評価し、臭気が完全に除去されて
いるものを○、幾分減少しているものを△、洗浄前と変
わらないものを×として表した。
【0034】(2)洗浄力 魚をさばいた手を試料1gを用いて洗浄した際の汚れの
落ち具合を、10人のパネラーにより官能評価し、汚れ
が除去されているものを○、残っているものを×として
表した。
【0035】(3)手荒れの有無 洗浄1回につき試料1gを用い、5回続けて手を洗浄し
た際の手荒れを、10人のパネラーにより官能評価し、
手荒れが認められないものを○、認められるものを×と
して表した。
【0036】(4)液状安定性 室温での試料の外観が透明均一のものを○、白濁、ゲル
化或いは析出しているものを×として表した。
【0037】実施例1 ポリオキシエチレン(n=3)ラウリルエーテル酢酸ナ
トリウム20.0重量部、シクロデキストリン(α、
β、γ混合物、商品名「デキシパールK−100」、塩
水港精糖社製)0.5重量部、茶抽出物(抽出物濃度4
重量%、商品名「フレッシュE」、白井松新薬社製)
2.5重量部(抽出物純分として0.1重量部)に、水
を加えて100重量部とし、攪拌して均一に混合し、洗
浄剤組成物を調製した。この洗浄剤組成物の消臭力、洗
浄力、手荒れの有無、液状安定性を評価した。得られた
結果を表−1に示す。
【0038】
【0039】実施例2〜7 表−1に示した組成の洗浄剤組成物を実施例1と同様に
調製し、消臭力、洗浄力、手荒れの有無、液状安定性を
評価した。得られた結果を表−1に示す。
【0040】比較例1〜11 表−2に示した組成の洗浄剤組成物を実施例1と同様に
調製し、消臭力、洗浄力、手荒れの有無、液状安定性を
評価した。得られた結果を表−2に示す。
【0041】
【0042】
【発明の効果】本発明により、(ポリオキシアルキレ
ン)アルキル(又はアルケニル)エーテルカルボン酸又
はその塩、シクロデキストリン及び天然物の抽出物を組
み合わせることで、優れた消臭効果と共に優れた洗浄効
果を有し、且つ刺激性の低い洗浄剤組成物を得ることが
可能となった。
フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA031 AA111 AA112 AA122 AC181 AC182 AC302 AC562 AC712 AC782 AC792 AD251 AD252 CC23 DD23 DD27 EE06 EE07 EE10 4H003 AB05 AB19 AB31 AB44 AC15 AD04 DA02 DA17 DA19 EB08 EB41 EB43 EB46 ED02 FA02 FA16 FA27

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)一般式(1) [R−O(AO)nRCOO]yX (1) [式中、Rは炭素数8〜32のアルキル基又はアルケ
    ニル基を示す。AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン
    基を示す。nはアルキレンオキシドの平均付加モル数で
    あり、0〜20を示す。Rは炭素数1又は2のアルキ
    レン基を示す。Xは水素原子又はアルカリ金属、アルカ
    リ土類金属、炭素数2又は3のアルカノールのアミン、
    アンモニア、アミノ基を有する炭素数4の脂肪族アルコ
    ール及びアルギニンからなる群から選択される陽イオン
    を示す。yは1又は2を示す。]で表される(ポリオキ
    シアルキレン)アルキル(又はアルケニル)エーテルカ
    ルボン酸又はその塩の1種又は2種以上を、洗浄剤組成
    物全量に対し1〜30重量%、(B)シクロデキストリ
    ンの1種又は2種以上を、洗浄剤組成物全量に対し0.
    1〜5重量%、及び(C)茶抽出物、リンゴ抽出物、ニ
    ンジン抽出物、アロエ抽出物、ヨモギ抽出物、シソ抽出
    物及びマッシュルーム抽出物からなる群から選択される
    天然物の抽出物の1種又は2種以上を、洗浄剤組成物全
    量に対し0.005〜0.5重量%含有することを特徴
    とする洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】天然物の抽出物が、茶抽出物又はリンゴ抽
    出物である請求項1に記載の洗浄剤組成物。
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