JP6580067B2 - 皮膚洗浄剤組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、皮膚洗浄剤組成物に関する。
従来、皮膚洗浄剤組成物は、洗浄後のさっぱりとした感触及び弾力のある泡質が好まれ、洗浄基材として高級脂肪酸塩と、両性界面活性剤又はアルキルアミンオキサイドとを含有し、泡質の改善、並びに脂汚れ及びにおい汚れに対する洗浄力に優れ、手にも香りが残りにくい手指用洗浄剤組成物が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、この提案は、洗浄力を向上させても、魚や肉等によるにおい汚れに対する消臭力は、香料によるマスキングに頼っており、十分な消臭力及び消臭力の持続性は得られず、さらに、泡の弾力感、泡の持続性、及び洗浄後の肌のしっとり感が不十分であるという問題がある。
したがって、洗浄力、泡の弾力感、及び泡の持続性が良好であり、消臭力、消臭力の持続性、及び洗浄後の肌のしっとり感に優れる皮膚洗浄剤組成物の提供が望まれている。
特開2006−182698号公報
本発明は、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、洗浄力、泡の弾力感、及び泡の持続性が良好であり、消臭力、消臭力の持続性、及び洗浄後の肌のしっとり感に優れる皮膚洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため本発明者が鋭意検討を重ねた結果、(A)脂肪酸塩と、(B)高度分岐環状デキストリン及びヒドロキシアルキル化シクロデキストリンから選択される少なくとも1種0.2質量%〜10質量%と、(C)両性界面活性剤及びアルキルアミンオキサイドから選択される少なくとも1種0.3質量%〜10質量%と、を含有し、(B)成分の含有量(質量%)と、(C)成分の含有量(質量%)との質量比(B/C)が0.1〜30である皮膚洗浄剤組成物が、前記(B)成分を含有することにより、泡の弾力感、及び泡の持続性を向上させることができ、また、メカニズムは明らかではないが、前記(A)成分及び前記(C)成分の洗浄力のみでは洗い落とすことができなかったにおい汚れに対して、前記(B)成分の包接作用により、におい汚れの原因となる物質を包接することで、消臭力、及び消臭力の持続性を発揮することができると考えられ、さらに、前記質量比(B/C)が所定の範囲内であることで、消臭力、泡の弾力感、泡の持続性及び洗浄後の肌のしっとり感を得ることができることを知見した。
本発明は、本発明者による前記知見に基づくものであり、前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。
<1> (A)脂肪酸塩と、
(B)高度分岐環状デキストリン及びヒドロキシアルキル化シクロデキストリンから選択される少なくとも1種0.2質量%〜10質量%と、
(C)両性界面活性剤及びアルキルアミンオキサイドから選択される少なくとも1種0.3質量%〜10質量%と、を含有し、
前記(B)高度分岐環状デキストリン及びヒドロキシアルキル化シクロデキストリンから選択される少なくとも1種の含有量(質量%)と、前記(C)両性界面活性剤及びアルキルアミンオキサイドから選択される少なくとも1種の含有量(質量%)との質量比(B/C)が0.1〜30であることを特徴とする皮膚洗浄剤組成物である。
<2> ヒドロキシアルキル化シクロデキストリンがヒドロキシプロピルシクロデキストリンである前記<1>に記載の皮膚洗浄剤組成物である。
<3> (B)高度分岐環状デキストリン及びヒドロキシアルキル化シクロデキストリンから選択される少なくとも1種の含有量が0.5質量%〜10質量%であり、
(C)両性界面活性剤及びアルキルアミンオキサイドから選択される少なくとも1種の含有量が0.5質量%〜10質量%であり、
前記(B)成分の含有量(質量%)と、前記(C)成分の含有量(質量%)との質量比(B/C)が0.2〜30である前記<1>から<2>のいずれかに記載の皮膚洗浄剤組成物である。
<4> (C)成分がアルキルアミンオキサイドである前記<1>から<3>のいずれかに記載の皮膚洗浄剤組成物である。
<5> 更に、(D)殺菌剤を含有する前記<1>から<4>のいずれかに記載の皮膚洗浄剤組成物である。
本発明によれば、従来における前記諸問題を解決し、前記目的を達成することができ、洗浄力、泡の弾力感、及び泡の持続性が良好であり、消臭力、消臭力の持続性、及び洗浄後の肌のしっとり感に優れる皮膚洗浄剤組成物を提供することができる。
(皮膚洗浄剤組成物)
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、(A)脂肪酸塩、(B)高度分岐環状デキストリン及びヒドロキシアルキル化シクロデキストリンから選択される少なくとも1種、及び(C)両性界面活性剤及びアルキルアミンオキサイドから選択される少なくとも1種を含有してなり、(D)殺菌剤を含有することが好ましく、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
<(A)脂肪酸塩>
前記(A)成分の脂肪酸塩は、洗浄力、泡の弾力感、泡の持続性、及び消臭力の持続性を向上させるために含有されている。
前記(A)成分の脂肪酸塩は、下記一般式(A1)で表される。
COOM ・・・ 一般式(A1)
ただし、前記一般式(A1)中、Rとしては、例えば、炭素数7〜21の直鎖又は分岐鎖の一価炭化水素基を示し、前記一価炭化水素基は、飽和及び不飽和のいずれかであり、かつ水素原子の一部が水酸基で置換されていてもよい。Mは、アルカリ金属、アルカノールアミン、塩基性アミノ酸又はアンモニウムを示す。
前記一般式(A1)中、Rは、炭素数7〜21の直鎖又は分岐鎖の一価炭化水素基を示し、これらの中でも、洗浄力、泡の弾力感、及び泡の持続性の点から、炭素数11〜17が好ましく、炭素数11〜15がより好ましく、炭素数11〜13が特に好ましい。前記炭素数が、7未満又は21を超えると、洗浄力、泡の弾力感、及び泡の持続性が不十分となることがある。前記一価炭化水素基としては、飽和又は不飽和のいずれでもよく、かつ水素原子の一部が水酸基で置換されていてもよい。これらの中でも、泡の弾力感、及び泡の持続性の点から、アルキル基、アルケニル基が好ましい。
前記一般式(A1)中、Mは、例えば、アルカリ金属、アルカノールアミン、塩基性アミノ酸、アンモニウムなどが挙げられる。これらの中でも、洗浄力の点から、アルカリ金属が好ましい。
前記アルカリ金属としては、例えば、ナトリウム、カリウムなどが挙げられる。これらの中でも、洗浄力の点から、カリウムが好ましい。
前記アルカノールアミンとしては、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、イソプロパノールアミンなどが挙げられる。
前記塩基性アミノ酸としては、例えば、アルギニンなどが挙げられる。
前記アンモニウムとしては、置換されていてもよく、非置換でもよい。
前記(A)成分の脂肪酸塩としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、カプリル酸塩(Rの炭素数:7)、カプリン酸塩(Rの炭素数:9)、ラウリン酸塩(Rの炭素数:11)、ミリスチン酸塩(Rの炭素数:13)、パルミチン酸塩(Rの炭素数:15)、ステアリン酸塩(Rの炭素数:17)、オレイン酸塩(Rの炭素数:17)、リノール酸塩(Rの炭素数:17)、イソステアリン酸塩(Rの炭素数:17)、ベヘニン酸塩(Rの炭素数:21)などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、洗浄力、泡の弾力感、及び泡の持続性の点から、ラウリン酸塩、ミリスチン酸塩、パルミチン酸塩、ステアリン酸塩が好ましい。
前記(A)成分の脂肪酸塩は、2種以上を併用することが好ましい。前記2種以上を併用する場合には、洗浄力、消臭力の持続性、泡の弾力感、及び泡の持続性の点から、ラウリン酸塩とミリスチン酸塩との併用がより好ましい。
また、ヤシ油脂肪酸塩(Rの炭素数:7〜17)も好適に使用することができる。
前記ラウリン酸塩の含有量としては、消臭力の持続性、泡の弾力感、及び泡の持続性の点から、皮膚洗浄剤組成物全量に対して、3質量%〜15質量%が好ましく、5質量%〜10質量%がより好ましい。前記含有量が、3質量%未満であると、消臭力の持続性、泡の弾力感、及び泡の持続性が不十分となることがあり、15質量%を超えると、泡の弾力感、及び泡の持続性が不十分となることがある。
前記ミリスチン酸塩の含有量としては、泡の弾力感、及び泡の持続性の点から、皮膚洗浄剤組成物全量に対して、0.5質量%〜10質量%が好ましく、1質量%〜5質量%がより好ましい。前記含有量が、0.5質量%未満又は10質量%を超えると、泡の弾力感、及び泡の持続性が不十分となることがある。
前記ラウリン酸塩の含有量(質量%)と、前記ミリスチン酸塩の含有量(質量%)との質量比(ラウリン酸塩/ミリスチン酸塩)としては、泡の弾力感、及び泡の持続性の点から、1〜20が好ましく、1〜10がより好ましい。前記質量比(ラウリン酸塩/ミリスチン酸塩)が、1未満又は20を超えると、泡の弾力感、及び泡の持続性が不十分となることがある。
前記(A)成分の脂肪酸塩は、脂肪酸塩として配合することも可能であるが、脂肪酸と、アルカリ金属、アルカノールアミン、塩基性アミノ酸、及びアンモニウムの少なくともいずれかを別々に、配合槽に添加して中和反応させて脂肪酸塩とすることもできる。
前記(A)成分の脂肪酸塩の含有量としては、洗浄力、泡の弾力感、泡の持続性、及び消臭力の持続性の点から、皮膚洗浄剤組成物全量に対して、4質量%〜20質量%が好ましく、5質量%〜15質量%がより好ましい。前記含有量が、4質量%未満であると、洗浄力、泡の弾力感、泡の持続性、及び消臭力の持続性が不十分となることがあり、20質量%を超えると、泡の弾力感、及び泡の持続性が不十分となることがある。
<(B)高度分岐環状デキストリン及びヒドロキシアルキル化シクロデキストリン>
前記(B)成分の高度分岐環状デキストリン及びヒドロキシアルキル化シクロデキストリンから選択される少なくとも1種は、消臭力、消臭力の持続性、泡の弾力感、泡の持続性、及び洗浄後の肌のしっとり感を向上させるために含有されている。
前記(B)成分としては、例えば、高度分岐環状デキストリン、ヒドロキシアルキル化シクロデキストリンなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、消臭力、消臭力の持続性、泡の弾力感、泡の持続性、及び洗浄後の肌のしっとり感の点から、高度分岐環状デキストリンが好ましい。
<<高度分岐環状デキストリン>>
前記高度分岐環状デキストリンは、「クラスターデキストリン」(グリコ栄養食品株式会社の登録商標)とも呼ばれる。
前記高度分岐環状デキストリンとは、内分岐環状構造部分と外分岐構造部分とを有する、重量平均重合度が50〜10,000の範囲にあるグルカンをいう。
ここで、前記内分岐環状構造部分とは、α−1,4−グルコシド結合とα−1,6−グルコシド結合とで形成される環状構造部分をいう。
前記外分岐構造部分とは、前記内分岐環状構造部分に結合した非環状構造部分であるグルカンをいう。
前記高度分岐環状デキストリンとしては、重量平均分子量が30,000〜1,000,000であることが好ましく、分子内に環状構造を1つ有し、更にその環状構造に多数のグルカン鎖が結合した重量平均重合度2,500程度のデキストリンを主に含むことがより好ましい。前記重量平均分子量は、ゲルろ過クロマトグラフィー−多角度光散乱(GPC−MALLS)分析を用いて下記条件で測定することができる。
[測定条件]
測定装置:Gel Permeation Chromatography System(株式会社島津製作所製)
測定試料溶液:前記(B)成分の純分濃度が約1,000ppm(移動相で希釈)
カラム:極性有機溶媒用カラム(TSK−GELαカラム、東ソー株式会社製)
移動相:0.5mol/Lの過塩素酸ナトリウム溶液
測定波長:約633nm
検出器:多角度光散乱検出器(MALLS)
標準品:分子量既知のポリエチレングリコール
前記高度分岐環状デキストリンとしては、例えば、デンプンを原料として、ブランチングエンザイムという酵素を作用させて製造される。原料であるデンプンは、グルコースがα−1,4−グルコシド結合によって直鎖状に結合したアミロースと、α−1,6−グルコシド結合によって複雑に分岐した構造を持つアミロペクチンからなり、前記アミロペクチンは、クラスター構造が多数連結された巨大分子である。使用酵素であるブランチングエンザイムは、動植物、微生物に広く分布するグルカン鎖転移酵素であり、アミロペクチンのクラスター構造の継ぎ目部分に作用し、これを環状化する反応を触媒する。
より詳細には、前記高度分岐環状デキストリンとしては、例えば、特開平8−134104号公報に記載の内分岐環状構造部分と外分岐構造部分とを有する、重量平均重合度が50〜10,000の範囲にあるグルカンなどが挙げられる。本明細書において、前記高度分岐環状デキストリンは、特開平8−134104号公報の記載を参酌して理解され得る。
前記高度分岐環状デキストリンとしては、上記の通り特定の構造を有し、かつ重量平均重合度(分子量)が大きいものであり、α−シクロデキストリン(グルコースの数が6個)、β−シクロデキストリン(グルコースの数が7個)、γ−シクロデキストリン(グルコースの数が8個)などのグルコースが6個〜8個結合した一般的なシクロデキストリンとは異なる。
また、ヒドロキシアルキル化シクロデキストリンは、シクロデキストリンの水酸基の一部にヒドロキシアルキル基を導入したものであり、前記高度分岐環状デキストリンとは異なる。
前記高度分岐環状デキストリンとしては、市販品を用いることができ、前記市販品としては、例えば、商品名:クラスターデキストリン(グリコ栄養食品株式会社の登録商標、グリコ栄養食品株式会社製)、商品名:クラスターデキストリン(グリコ栄養食品株式会社の登録商標、日本食品化工株式会社製)などが挙げられる。
<<ヒドロキシアルキル化シクロデキストリン>>
前記ヒドロキシアルキル化シクロデキストリンとしては、グルコースがα−1,4グルコシド結合で環状に連なった化合物であり、かつシクロデキストリンの水酸基の一部にヒドロキシアルキル基が導入されたものであり、例えば、下記一般式(B1)で表される化合物などが挙げられる。なお、前記ヒドロキシアルキル化シクロデキストリンは、β−シクロデキストリンに比べて洗浄剤に対する溶解性が著しく高い。
Figure 0006580067
前記一般式(B1)中、R、R、及びRは、それぞれ独立に、水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、又はブチル基を示し、nは6〜8の整数を示す。ただし、前記R、前記R、及び前記Rが同時に水素原子となることはない。
前記R、前記R、及び前記Rとしては、例えば、水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などの置換基が挙げられる。前記置換基を置換反応することにより、ヒドロキシアルキル化シクロデキストリン;ジヒドロキシプロピルシクロデキストリン等のヒドロキシアルキル化シクロデキストリン誘導体を得ることができる。なお、前記R、前記R、及び前記Rが同時に水素原子となることはない。
前記nとしては、6〜8の整数であり、7が好ましい。
前記ヒドロキシアルキル化シクロデキストリンのシクロデキストリン部分としては、例えば、グルコースが6個環状に結合したα−シクロデキストリン、グルコースが7個環状に結合したβ−シクロデキストリン、グルコースが8個環状に結合したγ−シクロデキストリンなどが挙げられる。これらの中でも、消臭力、消臭力の持続性、泡の弾力感、及び泡の持続性の点から、β−シクロデキストリンが好ましい。
前記ヒドロキシアルキル化シクロデキストリンとしては、例えば、ヒドロキシメチル−α−シクロデキストリン、ヒドロキシメチル−β−シクロデキストリン、ヒドロキシメチル−γ−シクロデキストリン、ヒドロキシエチル−α−シクロデキストリン、ヒドロキシエチル−β−シクロデキストリン、ヒドロキシエチル−γ−シクロデキストリン、ヒドロキシプロピル−α−シクロデキストリン、ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン、ヒドロキシプロピル−γ−シクロデキストリン、ヒドロキシブチル−α−シクロデキストリン、ヒドロキシブチル−β−シクロデキストリン、ヒドロキシブチル−γ−シクロデキストリンなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、消臭力、消臭力の持続性、泡の弾力感、及び泡の持続性の点から、ヒドロキシエチル−β−シクロデキストリン、ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリンが好ましく、ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリンがより好ましい。
前記ヒドロキシアルキル化シクロデキストリンのヒドロキシアルキル基の置換度は、1シクロデキストリンあたり、消臭力の点から、1〜14が好ましい。前記置換度が、1未満又は14を超えると、消臭力が不十分となることがある。
前記ヒドロキシアルキル化シクロデキストリンとしては、市販品を用いることができ、前記市販品としては、例えば、商品名:セルデックスHP−β−CD(ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン、日本食品化工株式会社製)などが挙げられる。
前記(B)成分の高度分岐環状デキストリン及びヒドロキシアルキル化シクロデキストリンから選択される少なくとも1種の含有量としては、消臭力、消臭力の持続性、泡の弾力感、泡の持続性、及び洗浄後の肌のしっとり感の点から、皮膚洗浄剤組成物全量に対して、0.2質量%〜10質量%であり、0.5質量%〜10質量%が好ましく、0.5質量%〜5.5質量%がより好ましい。前記含有量が、0.2質量%未満であると、消臭力、消臭力の持続性、泡の弾力感、泡の持続性、及び洗浄後の肌のしっとり感が不十分となり、10質量%を超えると、泡の弾力感、及び泡の持続性が不十分となる。
<(C)両性界面活性剤及びアルキルアミンオキサイド>
前記(C)成分の両性界面活性剤及びアルキルアミンオキサイドは、消臭力、消臭力の持続性、洗浄力、泡の弾力感、及び泡の持続性を向上させるために含有されている。
前記(C)成分としては、例えば、両性界面活性剤、アルキルアミンオキサイドなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、消臭力、消臭力の持続性、洗浄力、泡の弾力感、及び泡の持続性の点から、アルキルアミンオキサイドが好ましい。
<<両性界面活性剤>>
前記両性界面活性剤は、洗浄力、泡の弾力感、及び泡の持続性を向上させることができる。
前記両性界面活性剤としては、例えば、ベタイン型両性界面活性剤、アミノプロピオン酸型両性界面活性剤、アルキルアミドアミノ酸塩型両性界面活性剤などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、洗浄力、泡の弾力感、及び泡の持続性の点から、ベタイン型両性界面活性剤、アミノプロピオン酸型両性界面活性剤が好ましい。
前記ベタイン型両性界面活性剤としては、例えば、カルボベタイン型両性界面活性剤、スルホベタイン型両性界面活性剤、ホスホベタイン型両性界面活性剤、イミダゾリンベタイン型両性界面活性剤などが挙げられる。これらの中でも、洗浄力、泡の弾力感、及び泡の持続性の点から、カルボベタイン型両性界面活性剤が好ましく、アルキル鎖の炭素数が12〜18である一価炭化水素基を有するカルボベタイン型両性界面活性剤がより好ましく、アルキル鎖の炭素数が12〜16である一価炭化水素基を有するカルボベタイン型両性界面活性剤が特に好ましい。
前記カルボベタイン型両性界面活性剤としては、例えば、アルキルベタイン型両性界面活性剤、アルキルアミドベタイン型両性界面活性剤などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、洗浄力、泡の弾力感、及び泡の持続性の点から、アルキルベタイン型両性界面活性剤が好ましい。
前記アルキルベタイン型両性界面活性剤としては、例えば、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタインなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記アルキルアミドベタイン型両性界面活性剤としては、例えば、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタインなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記スルホベタイン型両性界面活性剤としては、例えば、アルキルスルホベタイン型両性界面活性剤、アルキルヒドロキシスルホベタイン型両性界面活性剤などが挙げられる。
前記アルキルスルホベタイン型両性界面活性剤としては、例えば、ヤシ油脂肪酸ジメチルスルホプロピルベタインなどが挙げられる。
前記アルキルヒドロキシスルホベタイン型両性界面活性剤としては、例えば、ラウリルジメチルアミノヒドロキシスルホベタインなどが挙げられる。
前記ホスホベタイン型両性界面活性剤としては、例えば、ラウリルヒドロキシホスホベタインなどが挙げられる。
前記イミダゾリンベタイン型両性界面活性剤としては、例えば、ヤシ油アルキル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインなどが挙げられる。
前記アミノプロピオン酸型両性界面活性剤としては、例えば、ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム、ラウリルアミノジプロピオン酸ナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸トリエタノールアミン、ラウリルアミノジプロピオン酸トリエタノールアミン、ヤシ油脂肪酸アシル−N−カルボキシエチル−N−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウムなどが挙げられる。これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、洗浄力、泡の弾力感、及び泡の持続性の点から、ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム、ラウリルアミノジプロピオン酸ナトリウムが好ましく、ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウムがより好ましい。
前記アルキルアミドアミノ酸塩型両性界面活性剤としては、例えば、カプリル酸ジメチルアミノプロピルアミド、カプリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ラウリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ミリスチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、パルミチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド、オレイン酸ジメチルアミノプロピルアミド等の長鎖脂肪族アミドアルキル3級アミンの塩;パルミチン酸ジエタノールアミノプロピルアミド塩、ステアリン酸ジエタノールアミノプロピルアミド塩などが挙げられる。これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記塩の対イオンとしては、例えば、アルカリ金属イオン、アンモニウムイオン、アルカノールアミンイオンなどが挙げられる。これらの中でも、洗浄力の点から、アルカリ金属イオンが好ましく、ナトリウムイオン、カリウムイオンがより好ましく、ナトリウムイオンが特に好ましい。
<<アルキルアミンオキサイド>>
前記アルキルアミンオキサイドは、洗浄力、泡の弾力感、泡の持続性、及び洗浄後の肌のしっとり感を向上できると共に、メカニズムは明らかでないが、反応性消臭効果により、におい汚れの原因となる物質と反応して消臭力、及び消臭力の持続性を向上することができる。
前記アルキルアミンオキサイドとしては、下記一般式(C1)で表される化合物、及び下記一般式(C2)で表される化合物が好ましい。
(CH ・・・ 一般式(C1)
CONH(CH(CH ・・・ 一般式(C2)
前記一般式(C1)及び一般式(C2)中、R及びRとしては、泡の弾力感、及び泡の持続性の点から、炭素数12〜18の直鎖又は分岐鎖の一価炭化水素基が好ましく、炭素数が12〜14がより好ましい。
前記アルキルアミンオキサイドとしては、例えば、ラウラミドプロピルアミンオキサイド、コカミドプロピルアミンオキサイド等の脂肪酸アミドプロピルアミンオキシド;ラウリルジメチルアミンオキサイド、ヤシ油アルキルジメチルアミンオキサイドなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、消臭力、消臭力の持続性、洗浄力、及び泡の持続性の点から、ラウリルジメチルアミンオキサイドが好ましい。
前記(C)成分の両性界面活性剤及びアルキルアミンオキサイドから選択される少なくとも1種の含有量としては、皮膚洗浄剤組成物全量に対して、0.3質量%〜10質量%であり、消臭力、消臭力の持続性、泡の持続性、及び洗浄力の点から、0.5質量%〜10質量%が好ましく、0.5質量%〜5質量%より好ましく、2質量%〜5質量%が特に好ましい。前記含有量が、0.3質量%未満であると、消臭力、消臭力の持続性、洗浄力、及び泡の持続性が不十分となり、10質量%を超えると、洗浄後の肌のしっとり感が不十分となる。
<質量比(B/C)>
前記(B)成分の高度分岐環状デキストリン及びヒドロキシアルキル化シクロデキストリンから選択される少なくとも1種の含有量(質量%)と、前記(C)両性界面活性剤及びアルキルアミンオキサイドから選択される少なくとも1種の含有量(質量%)との質量比(B/C)としては、消臭力、洗浄力、泡の弾力感、泡の持続性、及び洗浄後の肌のしっとり感の点から、0.1〜30であり、0.2〜30が好ましく、0.2〜10がより好ましい。前記質量比(B/C)が、0.1未満であると、消臭力、泡の弾力感、泡の持続性、及び洗浄後の肌のしっとり感が不十分となり、30を超えると、消臭力、洗浄力、泡の弾力感、泡の持続性、及び洗浄後の肌のしっとり感が不十分となる。
<(D)殺菌剤>
前記(D)成分の殺菌剤は、消臭力の持続性を向上させるために含有されることが好ましい。
前記におい汚れ、特に魚を処理した手指に付着した魚のにおい物質に起因するにおい汚れは、洗浄力のみによっては完全に除去されにくく、手指に残った前記物質に菌が付着し増殖することにより、におい汚れが残存することがある。よって、前記菌の増殖を抑制することにより、消臭力の持続性をより効果的に発揮することができる。
前記(D)成分の殺菌剤としては、例えば、トリクロサン、イソプロピルメチルフェノール、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、トリクロロカルバニリド、塩酸クロルヘキシジン、ピロクトンオラミン、クララエキスなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、消臭力の持続性の点から、イソプロピルメチルフェノール、塩化ベンザルコニウムが好ましい。
前記(D)成分の殺菌剤の含有量としては、消臭力の持続性の点から、皮膚洗浄剤組成物全量に対して、0.01質量%〜0.2質量%が好ましく、0.05質量%〜0.2質量%がより好ましい。前記含有量が、0.01質量%未満であると、十分な殺菌効果が出ず、消臭力の持続性が得られないことがあり、0.2質量%を超えると、皮膚刺激等の不都合が生じることがある。
<その他の成分>
前記皮膚洗浄剤組成物は、前記(A)〜前記(D)の各成分以外にも、本発明の効果を損なわない範囲で、その他の成分を配合することができる。前記その他の成分としては、皮膚洗浄剤組成物に通常用いられているものの中から適宜選択することができ、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩等のアニオン性界面活性剤;ポリオキシエチレンアルキルエーテル等のノニオン性界面活性剤;油分;シリコーン類;低級又は高級アルコール等のアルコール類;ラノリン誘導体;蛋白誘導体;アクリル樹脂分散液;カチオン性ポリマー;アニオン性ポリマー;ノニオン性ポリマー;ビタミン等の薬剤;防腐剤;pH調整剤(例えば、水酸化カリウム、クエン酸等);酸化防止剤;金属封鎖剤;紫外線吸収剤;動植物抽出物又はその誘導体;色素;香料;顔料;無機粉体;粘土鉱物;ナイロン、ポリエチレン等の水不溶性ポリマー粉体;水などが挙げられる。
−製造方法−
前記皮膚洗浄剤組成物の製造方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記(A)〜前記(C)成分、必要に応じて、その他の成分、前記(D)成分、及び水(皮膚洗浄剤組成物の全体が100質量%となるように残量配合)を混合して作製することができる。また、前記皮膚洗浄剤組成物を調製する装置としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、剪断と全体混合できる複数の攪拌羽根(プロペラ、タービン、ディスパー等)を備えた攪拌装置が挙げられる。なお、前記(A)〜前記(C)成分、必要に応じて前記(D)成分、及び前記その他の成分は、皮膚洗浄剤組成物を調製するにあたり、それぞれ単独で使用してもよく、また、2種以上の成分を含む混合物の状態で使用してもよい。
−pH−
前記皮膚洗浄剤組成物の25℃におけるpHとしては、安定性の点から、9〜11が好ましい。
前記皮膚洗浄剤組成物のpHとしては、すべての成分を混合した後に最後にpHを確認しながら水酸化カリウム及び/又はクエン酸等を加えることで、調整できる。より詳しくは、水酸化カリウム及び/又はクエン酸等以外の成分の合計が約98質量%となるように精製水をバランスして混合攪拌する。必要なら加温してもよい。混合攪拌中にクエン酸などの水溶液を徐々に添加し、それぞれpHを測定しながら目標とするpHまで添加する。目標pHとなったところで、最後に残りの精製水を加えて、全体で100質量%となるように水を加える。なお、pHの測定方法は、医薬部外品原料規格2006一般試験法pH測定法に準拠して測定することができ、例えば、pHメーター(商品名:HM−30V、東亜ディーケーケー株式会社製)で測定することができる。
−性状−
前記皮膚洗浄剤組成物の性状については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、常温(25℃)で液体状が好ましい。
前記皮膚洗浄剤組成物の粘度(25℃)としては、15mPa・s以下が好ましく、1mPa・s〜10mPa・sがより好ましい。前記粘度が、15mPa・sを超えると、皮膚洗浄剤組成物をポンプフォーマー容器から吐出することができないことがある。
前記粘度としては、例えば、BL型粘度計(東京計器株式会社製)を用いて、25℃条件下で、No.1のローターを使用し、60rpmで1分間の条件で測定することができる。
−容器−
前記皮膚洗浄剤組成物の容器としては、例えば、スクイズ容器、ポンプ容器、フォーマー容器などが挙げられる。
前記ポンプ容器としては、例えば、ポンプディスペンサー容器、ミストディスペンサー容器などが挙げられる。
前記ポンプディスペンサー容器としては、例えば、商品名:P1−1、株式会社キャニオン製、吐出量:1mL、ノズル口径:直径3.6mm)、商品名:P3.5BS(株式会社キャニオン製、吐出量:3.5mL、ノズル口径:直径4.0mm)などが挙げられる。
前記ミストディスペンサー容器としては、例えば、商品名:Z−35−ST(NT5)(株式会社三谷バルブ製)などが挙げられる。
前記フォーマー容器としては、例えば、ノンガス型の泡吐出容器などが挙げられる。
前記ノンガス型の泡吐出容器としては、泡を形成するための多孔質膜体を有し、皮膚洗浄剤組成物を空気と混合して発泡状態で吐出できるものであれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ボトル胴部を手で圧搾することによって泡を吐出できるスクイズフォーマー容器、ノズル部を押し下げることによって泡を吐出できるポンプフォーマー容器などが挙げられる。前記スクイズフォーマー容器、及びポンプフォーマー容器としては、例えば、大和製罐株式会社製、株式会社吉野工業所製などを使用することができる。
前記多孔質膜体の材質としては、例えば、ナイロン、ポリエステル、ポリオレフィンなどのプラスチック材料が好ましい。前記多孔質膜体のメッシュとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、100メッシュ以上が好ましく、100メッシュ〜400メッシュがより好ましく、200メッシュ〜350メッシュが特に好ましい。前記多孔質膜体のメッシュが、100メッシュ未満であると、泡の弾力感、及び泡の持続性が不十分となることがある。
前記多孔質膜体の枚数としては、泡の弾力感、及び泡の持続性の点から、2枚〜4枚が好ましい。前記枚数が、2枚未満又は4枚を超えると、泡の弾力感、及び泡の持続性が不十分となることがある。より具体的には、特開平7−315463号公報、特開平8−230961号公報、及び特開2005−193972号公報に記載されたフォーマー容器を好適に使用することができる。
−用途−
本発明の皮膚洗浄剤組成物としては、洗浄力、泡の弾力感、及び泡の持続性が良好であり、消臭力、消臭力の持続性、及び洗浄後の肌のしっとり感に優れるため、例えば、ボディソープ、ハンドソープ、泡ハンドソープ、液体ハンドソープ、洗顔料、キッチン用ハンドソープなどに好適に適用することができる。
以下に、本発明を実施例、及び比較例に基づいて更に具体的に説明するが、本発明は、下記実施例に制限されるものではない。なお、実施例、及び比較例の記載の各成分の含有量は、全て純分換算した値である。
−ハンドソープ−
(実施例1〜47、及び比較例1〜10)
下記表1〜表9に示す組成、及び含有量の皮膚洗浄剤組成物を以下の方法で調製した。即ち、共通成分である精製水に、(A)成分及び(C)成分を溶解させた後、(B)成分を溶解させた。その後、必要に応じて(D)成分、及び共通成分を添加し、均一に溶解して皮膚洗浄剤組成物を調製した。
調製した実施例1〜47及び比較例1〜10の皮膚洗浄剤組成物のpHは、クエン酸及び水酸化カリウムで10.2に調整した。前記pHは、pHメーター(商品名:「HM−30V」、東亜ディーケーケー株式会社製)を用いて25℃で測定した。
次に、実施例1〜47、及び比較例1〜10の皮膚洗浄剤組成物をポンプディスペンサー容器(商品名:P1−1、株式会社キャニオン社製、吐出量:1mL、ノズル口径:直径3.6mm)に40mL充填した。
調製した実施例1〜47、及び比較例1〜10のポンプディスペンサー容器に充填された皮膚洗浄剤組成物(ハンドソープ)について、以下のようにして、「消臭力」、「消臭力の持続性」、「洗浄力」、「泡の弾力感」、「泡の持続性」、及び「洗浄後の肌のしっとり感」を評価した。結果を表1〜表9に示した。
<消臭力、及び消臭力の持続性>
専門パネラー10名が、生のアジ1gを両手指全体に伸ばし、両手を水で濡らした後、各皮膚洗浄剤組成物1gを手にとって20秒間手をこすり合わせた後、流水中で約10秒間すすぎ、タオルドライ後、下記判断基準に従って平均評価点を求めた。次に、下記消臭力の評価基準に従って、魚のにおいに対する「消臭力」を評価した。その後、3時間後に、前記「消臭力」の評価と同様にして、手に残った魚のにおいを嗅ぎ、下記判断基準に従って平均評価点を求めた。次に、下記消臭力の持続性の評価基準に従って、魚のにおいに対する「消臭力の持続性」を評価した。
−消臭力、及び消臭力の持続性の判断基準−
5点:魚のにおいが全く感じられない
4点:魚のにおいが感じられない
3点:魚のにおいがほとんど感じられない
2点:魚のにおいがやや感じられる
1点:魚のにおいが感じられる
−消臭力の評価基準−
◎ :4.0点以上
○ :3.0点以上4.0点未満
△ :2.0点以上3.0点未満
× :2.0点未満
−消臭力の持続性の評価基準−
◎ :4.5点以上
◎〜○ :4.0点以上4.5点未満
○ :3.0点以上4.0点未満
△ :2.0点以上3.0点未満
× :2.0点未満
<洗浄力>
専門パネラー10名が、牛脂0.2gを両手指全体に伸ばし、両手を水で濡らした後、各皮膚洗浄剤組成物1gを手にとって20秒間手をこすり合わせた後、流水中で約10秒間すすぎ、タオルドライ後、下記判断基準に従って平均評価点を求めた。次に、下記評価基準に従って、脂汚れに対する「洗浄力」を評価した。
−判断基準−
5点:脂汚れが全て除去されている
4点:脂汚れが除去されている
3点:脂汚れがほとんど除去されている
2点:脂汚れがやや除去されていない
1点:脂汚れが除去されていない
−評価基準−
◎ :4.0点以上
○ :3.0点以上4.0点未満
△ :2.0点以上3.0点未満
× :2.0点未満
<泡の弾力感、及び泡の持続性>
専門パネラー10名が、各皮膚洗浄剤組成物1gを手にとって20秒間手をこすり泡立てた後、生じた泡について、下記泡の弾力感の評価基準により、「泡の弾力感」を評価した。次に、下記泡の持続性の評価基準に従って「泡の持続性」を評価した。
−泡の弾力感の評価基準−
◎ :専門パネラー10名中9名以上が泡に弾力があると回答
○ :専門パネラー10名中7名以上8名以下が泡に弾力があると回答
△ :専門パネラー10名中5名以上6名以下が泡に弾力があると回答
× :専門パネラー10名中4名以下が泡に弾力があると回答
−泡の持続性の評価基準−
◎ :専門パネラー10名中9名以上が泡の持続性があると回答
○ :専門パネラー10名中7名以上8名以下が泡の持続性があると回答
△ :専門パネラー10名中5名以上6名以下が泡の持続性があると回答
× :専門パネラー10名中4名以下が泡の持続性があると回答
<洗浄後の肌のしっとり感>
専門パネラー10名が、両手を水で濡らした後、各皮膚洗浄剤組成物1gを手にとって20秒間手をこすり合わせた後、流水中で約10秒間すすぎ、タオルドライ後、下記判断基準に従って平均評価点を求めた。次に、下記評価基準に従って、「洗浄後の肌のしっとり感」を評価した。
−判断基準−
5点:洗浄後の肌のしっとり感が非常にある
4点:洗浄後の肌のしっとり感がある
3点:洗浄後の肌のしっとり感がややある
2点:洗浄後の肌のしっとり感がややない
1点:洗浄後の肌のしっとり感がない
−評価基準−
◎ :4.0点以上
○ :3.0点以上4.0点未満
△ :2.0点以上3.0点未満
× :2.0点未満
Figure 0006580067
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−液体ハンドソープ−
(実施例48)
以下に示す組成、及び含有量の皮膚洗浄剤組成物を実施例1〜47及び比較例1〜10と同様の方法により作製した。皮膚洗浄剤組成物について、実施例1〜47及び比較例1〜10と同様にして、「消臭力」、「消臭力の持続性」、「洗浄力」、「泡の弾力感」、「泡の持続性」、及び「洗浄後の肌のしっとり感」を評価した。結果を下記に示す。
含有量(質量%)
ラウリン酸カリウム((A)成分) 4質量%
ミリスチン酸カリウム((A)成分) 4質量%
高度分岐環状デキストリン((B)成分) 1質量%
ラウリルジメチルアミンオキサイド((C)成分) 2質量%
ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 0.5質量%
ポリオキシエチレン(8)ステアリルエーテル 1質量%
アクリル酸アルキル共重合体エマルジョン 2.5質量%
ベントナイト 0.2質量%
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.2質量%
プロピレングリコール 15質量%
スクワラン 2質量%
高重合ジメチルシリコーン 2質量%
エデト酸 0.2質量%
メリッサエキス 1質量%
ダービリアエキス 1質量%
スチレン重合体エマルジョン 2質量%
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1質量%
イソプロピルメチルフェノール((D)成分) 0.1質量%
香料 0.3質量%
ジブチルヒドロキシトルエン 0.01質量%
色素 微量
モノエタノールアミン 0.5質量%
水酸化カリウム(48質量%)及びクエン酸(pH10.2に調整) 適量
精製水 残量
合計 100質量%
質量比(B/C)=0.5
容器:ポンプディスペンサー容器(商品名:P1−1、株式会社キャニオン製)
消臭力:◎
消臭力の持続性:◎
洗浄力:◎
泡の弾力感:◎
泡の持続性:◎
洗浄後の肌のしっとり感:◎
−液体ハンドソープ−
(実施例49)
以下に示す組成、及び含有量の皮膚洗浄剤組成物を実施例1〜47及び比較例1〜10と同様の方法により作製した。皮膚洗浄剤組成物について、実施例1〜47及び比較例1〜10と同様にして、「消臭力」、「消臭力の持続性」、「洗浄力」、「泡の弾力感」、「泡の持続性」、及び「洗浄後の肌のしっとり感」を評価した。結果を下記に示す。
含有量(質量%)
ラウリン酸カリウム((A)成分) 4質量%
ミリスチン酸カリウム((A)成分) 3質量%
パルミチン酸カリウム((A)成分) 0.5質量%
ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン((B)成分) 1質量%
ラウリン酸アミドプロピルベタイン((C)成分) 2.5質量%
N−ラウロイル−L−グルタミン酸カリウム 1質量%
ベントナイト 0.1質量%
セキスオレイン酸ソルビタン 1質量%
シリコーンエマルジョン 2質量%
アクリル酸アルキル共重合体エマルジョン 2質量%
塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体 3質量%
カチオン化グアーガム 0.5質量%
エチレングリコールジステアレート 2質量%
ヘキシレングリコール 2質量%
ローズマリーエキス 1質量%
安息香酸ナトリウム 1質量%
ヒドロキシエタンジホスホン酸 0.1質量%
塩化ベンザルコニウム((D)成分) 0.1質量%
イソプロピルメチルフェノール((D)成分) 0.2質量%
香料 0.4質量%
ジブチルヒドロキシトルエン 0.01質量%
モノエタノールアミン 0.5質量%
水酸化カリウム(48質量%)及びクエン酸(pH10.2に調整) 適量
精製水 残量
合計 100質量%
質量比(B/C)=0.4
容器:ポンプディスペンサー容器(商品名:P1−1、株式会社キャニオン製)
消臭力:◎
消臭力の持続性:◎
洗浄力:◎
泡の弾力感:◎
泡の持続性:◎
洗浄後の肌のしっとり感:◎
−泡ハンドソープ−
(実施例50)
以下に示す組成、及び含有量の皮膚洗浄剤組成物を実施例1〜47及び比較例1〜10と同様の方法により作製した。皮膚洗浄剤組成物について、実施例1〜47、及び比較例1〜10と同様にして、「消臭力」、「消臭力の持続性」、「洗浄力」、「泡の弾力感」、「泡の持続性」、及び「洗浄後の肌のしっとり感」を評価した。結果を下記に示す。
含有量(質量%)
ラウリン酸カリウム((A)成分) 3質量%
ミリスチン酸カリウム((A)成分) 3質量%
高度分岐環状デキストリン((B)成分) 1質量%
ラウリルジメチルアミンオキサイド((C)成分) 5質量%
N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニンカリウム 1質量%
スチレン重合体エマルジョン 2質量%
ポリオキシエチレン(11)ステアリルエーテル 1質量%
プロピレングリコール 15質量%
スクワラン 2質量%
シリコーンエマルジョン 2質量%
エデト酸 0.2質量%
ジブチルヒドロキシトルエン 0.1質量%
カミツレエキス 1質量%
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1質量%
イソプロピルメチルフェノール((D)成分) 0.1質量%
色素 微量
香料 0.4質量%
モノエタノールアミン 0.5質量%
水酸化カリウム(48質量%)及びクエン酸(pH10.2に調整) 適量
精製水 残量
合計 100質量%
質量比(B/C)=0.2
容器:ポンプフォーマー容器(200メッシュ2枚を使用、株式会社吉野工業所製)
25℃の粘度は、3mPa・sである
消臭力:◎
消臭力の持続性:◎
洗浄力:◎
泡の弾力感:◎
泡の持続性:◎
洗浄後の肌のしっとり感:◎
−ボディソープ−
(実施例51)
以下に示す組成、及び含有量の皮膚洗浄剤組成物を実施例1〜47及び比較例1〜10と同様の方法により作製した。皮膚洗浄剤組成物について、実施例1〜47、及び比較例1〜10と同様にして、「消臭力」、「消臭力の持続性」、「洗浄力」、「泡の弾力感」、「泡の持続性」、及び「洗浄後の肌のしっとり感」を評価した。結果を下記に示す。
含有量(質量%)
ヤシ油脂肪酸カリウム((A)成分) 6質量%
ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン((B)成分) 3質量%
ラウリン酸アミドプロピルベタイン((C)成分) 3質量%
ラウリルジメチルアミンオキサイド((C)成分) 1質量%
ヤシ油脂肪酸タウリンナトリウム 1質量%
ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油 1質量%
塩化ナトリウム 0.2質量%
プロピレングリコール 20質量%
酢酸ビニル樹脂エマルジョン 0.1質量%
ローズマリーエキス 1質量%
ホホバ油 0.5質量%
ポリオキシエチレン(2)ラウリン酸モノエタノールアミド 1質量%
メチルパラベン 0.3質量%
安息香酸ナトリウム 0.1質量%
エデト酸 0.2質量%
ヒドロキシエタンジホスホン酸 0.1質量%
トリクロサン((D)成分) 0.1質量%
イソプロピルメチルフェノール((D)成分) 0.1質量%
香料 0.3質量%
モノエタノールアミン 0.5質量%
水酸化カリウム(48質量%)及びクエン酸(pH10.2に調整) 適量
精製水 残量
合計 100質量%
質量比(B/C)=0.75
容器:ミストディスペンサー容器(商品名:Z−35−ST(NT5)、株式会社三谷バルブ製)
消臭力:◎
消臭力の持続性:◎
洗浄力:◎
泡の弾力感:◎
泡の持続性:◎
洗浄後の肌のしっとり感:◎
−洗顔料−
(実施例52)
以下に示す組成、及び含有量の皮膚洗浄剤組成物を実施例1〜47及び比較例1〜10と同様の方法により作製した。皮膚洗浄剤組成物について、実施例1〜47、及び比較例1〜10と同様にして、「消臭力」、「消臭力の持続性」、「洗浄力」、「泡の弾力感」、「泡の持続性」、及び「洗浄後の肌のしっとり感」を評価した。結果を下記に示す。
含有量(質量%)
ラウリン酸カリウム((A)成分) 5質量%
ミリスチン酸カリウム((A)成分) 3質量%
高度分岐環状デキストリン((B)成分) 2質量%
ラウリン酸アミドプロピルベタイン((C)成分) 1質量%
ラウリルジメチルアミンオサイド((C)成分) 1質量%
ポリオキシエチレン(11)ステアリルエーテル 1質量%
ポリオキシエチレン(2)ラウリン酸モノエタノールアミド 1質量%
ポリオキシエチレン(2)ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド 1質量%
プロピレングリコール 15質量%
アクリル酸アルキル共重合体エマルジョン 4質量%
スチレン重合体エマルジョン 0.7質量%
塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体 1質量%
カチオン化セルロース 0.5質量%
カミツレエキス 0.01質量%
安息香酸ナトリウム 0.1質量%
エデト酸 0.2質量%
ヒドロキシエタンジホスホン酸 0.1質量%
塩化ベンザルコニウム((D)成分) 0.1質量%
イソプロピルメチルフェノール((D)成分) 0.1質量%
香料 0.5質量%
モノエタノールアミン 0.5質量%
水酸化カリウム(48質量%)及びクエン酸(pH10.2に調整) 適量
精製水 残量
合計 100質量%
質量比(B/C)=1
容器:ポンプディスペンサー容器(商品名:P3.5BS、株式会社キャニオン社製)
消臭力:◎
消臭力の持続性:◎
洗浄力:◎
泡の弾力感:◎
泡の持続性:◎
洗浄後の肌のしっとり感:◎
なお、前記実施例、及び前記比較例で使用した各種成分の詳細について、下記表10及び表11に示す。
Figure 0006580067
*1:(A)成分のラウリン酸カリウムは、ラウリン酸(NAA−122、日油株式会社製)を、水酸化カリウム(旭硝子株式会社製、液体苛性カリ)で中和させて調製した。
(A)成分のミリスチン酸カリウムは、ミリスチン酸(NAA−142、日油株式会社製)を、水酸化カリウム(旭硝子株式会社製、液体苛性カリ)で中和させて調製した。
(A)成分のパルミチン酸カリウムは、パルミチン酸(NAA−160、日油株式会社製)を、水酸化カリウム(旭硝子株式会社製、液体苛性カリ)で中和させて調製した。
(A)成分のステアリン酸カリウムは、パルミチン酸(NAA−180、日油株式会社製)を、水酸化カリウム(旭硝子株式会社製、液体苛性カリ)で中和させて調製した。
(A)成分のヤシ油脂肪酸カリウムは、ヤシ油脂肪酸(椰子脂肪酸、日油株式会社製、ラウリン酸55質量%、ミリスチン酸17質量%、及びその他の脂肪酸28質量%)を、水酸化カリウム(旭硝子株式会社製、液体苛性カリ)で中和させて調製した。
Figure 0006580067
*2:( )内の数字は、エチレンオキサイドの平均付加モル数を表す。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、洗浄力、泡の弾力感、及び泡の持続性が良好であり、消臭力、消臭力の持続性、及び洗浄後の肌のしっとり感に優れるため、例えば、ボディソープ、ハンドソープ、洗顔料、キッチン用ハンドソープなどに好適に適用することができる。

Claims (4)

  1. (A)脂肪酸塩と、
    (B)高度分岐環状デキストリン0.2質量%〜10質量%と、
    (C)両性界面活性剤及びアルキルアミンオキサイドから選択される少なくとも1種0.3質量%〜10質量%と、を含有し、
    前記(B)高度分岐環状デキストリンの含有量(質量%)と、前記(C)両性界面活性剤及びアルキルアミンオキサイドから選択される少なくとも1種の含有量(質量%)との質量比(B/C)が0.1〜30であることを特徴とする皮膚洗浄剤組成物。
  2. (B)高度分岐環状デキストリンの含有量が0.5質量%〜10質量%であり、
    (C)両性界面活性剤及びアルキルアミンオキサイドから選択される少なくとも1種の含有量が0.5質量%〜10質量%であり、
    前記(B)成分の含有量(質量%)と、前記(C)成分の含有量(質量%)との質量比(B/C)が0.2〜30である請求項1に記載の皮膚洗浄剤組成物。
  3. (C)成分がアルキルアミンオキサイドである請求項1から2のいずれかに記載の皮膚洗浄剤組成物。
  4. 更に、(D)殺菌剤を含有する請求項1から3のいずれかに記載の皮膚洗浄剤組成物。
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