JP5969329B2 - 皮膚洗浄剤組成物 - Google Patents
皮膚洗浄剤組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5969329B2 JP5969329B2 JP2012194662A JP2012194662A JP5969329B2 JP 5969329 B2 JP5969329 B2 JP 5969329B2 JP 2012194662 A JP2012194662 A JP 2012194662A JP 2012194662 A JP2012194662 A JP 2012194662A JP 5969329 B2 JP5969329 B2 JP 5969329B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component
- mass
- foam
- general formula
- content
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Description
これに対し、皮膚洗浄剤組成物中の両性界面活性剤及び/又は半極性界面活性剤の含有量を0.5重量%〜20重量%とした皮膚洗浄剤組成物が提案されている(特許文献5参照)。
R1COOM ・・・一般式(1)
〔但し、前記一般式(1)において、R1は、炭素数5〜21の一価炭化水素基を表し、Mは、アルカリ金属原子、アルカノールアミン、及び塩基性アミノ酸のいずれかを表す。〕
<1> (A)下記一般式(1)で表される脂肪酸塩と、
R1COOM ・・・一般式(1)
〔但し、前記一般式(1)において、R1は、炭素数5〜21の一価炭化水素基を表し、Mは、アルカリ金属原子、アルカノールアミン、及び塩基性アミノ酸のいずれかを表す。〕
(B)下記一般式(2)で表されるアミンオキシドと、
(C)ベタイン型両性界面活性剤と、を含有し、
前記(A)成分が、前記一般式(1)におけるR1が炭素数5〜12の一価炭化水素基である脂肪酸塩(A1)と、前記一般式(1)におけるR1が炭素数13〜21の一価炭化水素基である脂肪酸塩(A2)とを含有し、前記(A1)成分と前記(A2)成分との質量比〔(A1)/(A2)〕が1.5〜10であり、且つ、前記(A1)成分及び前記(A2)成分の合計含有量が3質量%〜10質量%であり、
前記(B)成分と前記(C)成分との質量比〔(B)/(C)〕が1〜10であることを特徴とする皮膚洗浄剤組成物である。
<2> (A1)成分及び(A2)成分の合計含有量が4質量%〜7質量%であり、(B)成分の含有量が0.5質量%〜2質量%であり、且つ、(C)成分の含有量が0.2質量%〜1質量%である前記<1>に記載の皮膚洗浄剤組成物である。
<3> (D)多価アルコールを更に含有する前記<1>から<2>のいずれかに記載の皮膚洗浄剤組成物である。
<4> フォーマー容器に充填されてなる前記<1>から<3>のいずれかに記載の皮膚洗浄剤組成物である。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、脂肪酸塩(以下、「(A)成分」と称することがある。)と、アミンオキシド(以下、「(B)成分」と称することがある。)と、ベタイン型両性界面活性剤(以下、「(C)成分」と称することがある。)と、を少なくとも含有し、更に多価アルコール(以下、「(D)成分」と称することがある。)を含有することが好ましく、必要に応じて、更にその他の成分を含有する。
前記脂肪酸塩のぬるつき感は、該脂肪酸塩が皮膚表面に吸着することで生じると考えられる。これに対し、本発明者は、皮膚洗浄剤組成物に特定の脂肪酸塩を用い、前記(B)成分と前記(C)成分とを特定の比率で配合することで、泡性能とすすぎ性能とを両立できることを見出した。
前記(A)成分は、下記一般式(1)で表される脂肪酸塩である。
R1COOM ・・・一般式(1)
〔但し、前記一般式(1)において、R1は、炭素数5〜21の一価炭化水素基を表し、Mは、アルカリ金属原子、アルカノールアミン、及び塩基性アミノ酸のいずれかを表す。〕
前記(A1)成分と前記(A2)成分との質量比〔(A1)/(A2)〕は1.5〜10である。
前記アルカリ金属原子としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ナトリウム、カリウムなどが挙げられる。
前記アルカノールアミンとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンなどが挙げられる。
前記塩基性アミノ酸としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、リジン、アルギニンなどが挙げられる。
これらの中でも、前記Mは、アルカリ金属原子が好ましく、泡立ちが速く、泡量が多い点で、カリウムが特に好ましい。
前記(A1)成分は、前記一般式(1)におけるR1が炭素数5〜12の一価炭化水素基である脂肪酸であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ヘキサン酸塩(カプロン酸塩;R1の炭素数:5)、オクタン酸塩(カプリル酸塩;R1の炭素数:7)、デカン酸塩(カプリン酸塩;R1の炭素数:9)、ドデカン酸塩(ラウリン酸塩;R1の炭素数:11)などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、前記(A1)成分としては、カプリル酸塩、カプリン酸塩、ラウリン酸塩が好ましく、泡のクリーミー性に優れる点で、ラウリン酸塩がより好ましい。
前記(A2)成分は、前記一般式(1)におけるR1が炭素数13〜21の一価炭化水素基である脂肪酸であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ミリスチン酸塩(R1の炭素数:13)、パルミチン酸塩(R1の炭素数:15)、ステアリン酸塩(R1の炭素数:17)、オレイン酸塩(R1の炭素数:17)、リノール酸塩(R1の炭素数:17)、イソステアリン酸塩(R1の炭素数:17)、ドコサン酸塩(ベヘニン酸塩;R1の炭素数:21)などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、前記(A2)成分としては、泡立ちが速く、泡量が多く、低温安定性に優れる点で、ミリスチン酸塩、パルミチン酸塩が好ましく、ミリスチン酸塩が特に好ましい。
前記(A1)成分と前記(A2)成分との質量比〔(A1)/(A2)〕としては、1.5〜10であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、4〜9が好ましい。前記質量比〔(A1)/(A2)〕が、1.5未満又は10を超えると、泡立ちが遅くなること、泡量が少なくなること、泡のクリーミー性が悪くなること、すすぎ時のぬるつき感が強くなることなどがある。一方、前記質量比〔(A1)/(A2)〕が前記好ましい範囲であると、泡立ちが速く、泡量が多く、泡のクリーミー性に優れ、すすぎ時にぬるつき感がない点で有利である。
また、前記(A)成分は、前記皮膚洗浄剤組成物中に、脂肪酸塩の状態としてそのまま配合されていてもよく、該皮膚洗浄剤組成物中に脂肪酸と塩基とをそれぞれ別々に配合した後、中和されたものであってもよい。
前記(B)成分は、下記一般式(2)で表されるアミンオキシドであれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
これらの中でも、前記(B)成分としては、泡立ちが速く、泡量が多く、すすぎ時にぬるつき感がない点で、ラウリルジメチルアミンオキシド、POEヤシ油アルキルジメチルアミンオキシドが特に好ましい。
前記(C)成分は、ベタイン型両性界面活性剤であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、イミダゾリン型(アミドアミン型);アミドアミノ酸塩;アルキルベタイン、アルキルアミドベタイン等のカルボベタイン型;アルキルスルホベタイン、アルキルヒドロキシスルホベタイン等のスルホベタイン型;ホスホベタイン型;などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記カルボベタイン型としては、例えば、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジメチルベタインナトリウム等のアルキルベタイン;ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、ステアリルジヒドロキシエチルベタイン等のアルキルアミドベタインなどが挙げられる。
前記スルホベタイン型としては、例えば、ヤシ油脂肪酸ジメチルスルホプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン等のアルキルスルホベタイン;ラウリルヒドロキスルホベタイン、ラウリルジメチルアミノヒドロキシスルホベタイン等のアルキルヒドロキシスルホベタインなどが挙げられる。
前記ホスホベタイン型としては、例えば、ラウリルヒドロキシホスホベタインなどが挙げられる。
前記(B)成分と(C)成分との質量比〔(B)/(C)〕としては、1〜10であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、1〜6が好ましい。前記質量比〔(B)/(C)〕が、1未満であると、泡立ちが遅くなること、すすぎ時のぬるつき感が強くなることなどがあり、10を超えると、泡立ちが遅くなること、泡のクリーミー性が悪くなること、すすぎ時のぬるつき感が強くなることなどがある。一方、前記質量比〔(B)/(C)〕が前記好ましい範囲であると、泡立ちが速く、泡量が多く、すすぎ時にぬるつき感がない点で有利である。
本発明の前記皮膚洗浄剤組成物は、多価アルコール((D)成分)を含有することが好ましい。前記皮膚洗浄剤組成物が、前記(D)成分を含有すると、低温安定性が向上する点で有利である。
これらの中でも、前記(D)成分としては、プロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、ソルビトールが、低温安定性に優れる点で特に好ましい。
前記皮膚洗浄剤組成物は、前記(A)成分、前記(B)成分、前記(C)成分、及び前記(D)成分以外に、更に通常洗浄剤組成物に使用されるようなその他の成分を含んでいてもよい。
また、前記皮膚洗浄剤組成物中の各成分の状態としても、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、各成分が全て可溶化された状態(可溶化系)、各成分が乳化された状態(乳化系)、各成分が分散された状態(分散系)などが挙げられる。
前記皮膚洗浄剤組成物は、泡性能(泡立ちの速さ、泡量、泡のクリーミー性)に優れるため、フォーマー容器に充填しても好適に用いることができる。
前記フォーマー容器は、充填(収容)される前記皮膚洗浄剤組成物を通過させて泡を形成させる多孔質体を有してなる。前記多孔質体の目開きとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、100メッシュ以上が好ましく、100メッシュ〜400メッシュがより好ましく、200メッシュ〜350メッシュが特に好ましい。なお、前記多孔質体の目開きは、μm単位に換算することができる(株式会社明治機械製作所の技術資料(http://www.meijiair.co.jp/html/gijutsu−siryou/gijutsu−siryou−mesh.html)参照)。この場合、140μm以下が好ましく、140μm〜35μmがより好ましく、74μm〜40μmが特に好ましい。
前記多孔質体の枚数としても、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、2枚〜4枚が泡形成性に優れる点で好ましい。
前記フォーマー容器の具体例としては、特開平7−315463号公報、特開平8−230961号公報等に記載されたポンプ式フォーマー容器、特開2006−290365号公報、特開2007−176594号公報等に記載されたスクイズ式フォーマー容器などが挙げられる。
なお、前記粘度は、前記皮膚洗浄剤組成物を25℃に調整し、これをBL型粘度計(ローター番号:No.1、株式会社東京計器製造所製)にセットし、ローターを回転数60rpmで回転させ、ローターの回転開始から1分間後に測定した粘度である。
前記皮膚洗浄剤組成物は、攪拌装置を用いて調製してもよい。前記攪拌装置としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、剪断力を有し、前記皮膚洗浄剤組成物の全体を混合することができる複数の攪拌羽根(例えば、プロペラ、タービン、ディスパーなど)を有する装置が好ましく、アジホモミキサー、逆流ミキサー、ハイブロッドミキサーなどが特に好ましい。
本発明の前記皮膚洗浄剤組成物は、例えば、ハンドソープ、泡ハンドソープ、ボディソープ、洗顔フォーム、泡洗顔フォームなどに好適に使用することができる。前記皮膚洗浄剤組成物を、これらの用途に応じた通常の用量や通常の洗浄方法で使用すると、泡性能(泡立ちが速さ、泡量、泡のクリーミー性)に優れ、且つ、すすぎ時にぬるつき感がなく、すすぎ性能に優れる点で有利である。
下記表1〜7に示す組成及び配合量に従い、各成分を混合し、常法に従って実施例1〜31及び比較例1〜11の皮膚洗浄剤組成物(ハンドソープ)を調製した。
実施例1〜31及び比較例1〜11の皮膚洗浄剤組成物を、それぞれポンプディスペンサー付き容器(吐出量:1mL、ノズル口径(直径):3.5mm、株式会社キャニオン製)に充填した。これを用い、下記に示す評価方法により、「泡立ちの速さ」、「泡量」、「泡のクリーミー性」、及び「すすぎ時のぬるつき感」、について評価した。結果を下記表1〜7に示す。
皮膚洗浄剤組成物に関する専門の評価パネリスト10名が、両手を水で濡らし、一度両手を振って水気を軽くとった手の平に、実施例1〜31及び比較例1〜11の各皮膚洗浄剤組成物1mLを取り、両手の手の平を合わせて往復させるように手の平を擦ったときの泡立ちの速さについて、下記評点により評価した。各評価パネリスト10名の評点の平均値を求め、下記判定基準に基づき判定し、泡立ちの速さを判定した。
[評点]
5点:泡立ちが非常に速かった(両手を1往復〜2往復擦ったときに泡立った)。
4点:泡立ちが速かった(両手を3往復〜4往復擦ったとき泡立った)。
3点:泡立ちがやや速かった(両手を5往復〜6往復擦ったとき泡立った)。
2点:泡立ちがやや遅かった(両手を7往復〜9往復擦ったとき泡立った)。
1点:泡立ちが非常に遅かった(両手を10往復以上擦ったとき泡立った)。
[評価基準]
◎:4.5点以上
○:4.0点以上4.5点未満
△:3.0点以上4.0点未満
×:3.0点未満
皮膚洗浄剤組成物に関する専門の評価パネリスト10名が、両手を水で濡らし、一度両手を振って水気を軽くとった手の平に、実施例1〜31及び比較例1〜11の各皮膚洗浄剤組成物1mLを取り、両手の手の平を合わせて往復させるように手の平を擦り、両手を10往復させたときの泡量を目視にて観察し、下記評点により評価した。各評価パネリスト10名の評点の平均値を求め、下記判定基準に基づき判定し、泡量を判定した。
[評点]
5点:泡量が非常に多かった。
4点:泡量が多かった。
3点:泡量がやや多かった。
2点:泡量が少なかった。
1点:泡量が非常に少なかった。
[評価基準]
◎:4.5点以上
○:4.0点以上4.5点未満
△:3.0点以上4.0点未満
×:3.0点未満
皮膚洗浄剤組成物に関する専門の評価パネリスト10名が、両手を水で濡らし、一度両手を振って水気を軽くとった手の平に、実施例1〜31及び比較例1〜11の各皮膚洗浄剤組成物1mLを取り、両手の手の平を合わせて往復させるように手の平を擦り、両手を10往復させたときの泡の外観を目視にて観察し、またこのときの使用感から泡のクリーミーさを下記評点により評価した。各評価パネリスト10名の評点の平均値を求め、下記判定基準に基づき判定し、泡のクリーミー性を判定した。
[評点]
5点:ほとんどの泡が細かい泡で、非常にクリーミーであった。
4点:細かい泡の中の一部に大きな泡が混ざっているが、クリーミーであった。
3点:細かい泡の中に大きな泡が半分ぐらい混ざり、ややクリーミーであった。
2点:細かい泡よりも大きく粗い泡の方が多く、クリーミーではなかった。
1点:大きく粗い泡しか立たず、全くクリーミーではなかった。
[評価基準]
◎:4.5点以上
○:4.0点以上4.5点未満
△:3.0点以上4.0点未満
×:3.0点未満
皮膚洗浄剤組成物に関する専門の評価パネリスト10名が、両手を水で濡らし、一度両手を振って水気を軽くとった手の平に、実施例1〜31及び比較例1〜11の各皮膚洗浄剤組成物1mLを取り、両手の手の平を合わせて往復させるように手の平を擦り、両手を10往復させた後、水道水で手に付着した皮膚洗浄剤組成物を洗い流した。洗い流す際に、手にぬるつき感があるか否かについて官能評価を行い、下記評点により評価した。各評価パネリスト10名の評点の平均値を求め、下記判定基準に基づき判定し、すすぎ時のぬるつき感を判定した。
[評点]
5点:ぬるつき感が全くなかった
4点:ぬるつき感がなかった
3点:ぬるつき感がややあった
2点:ぬるつき感があった
1点:ぬるつき感が非常にあった
[評価基準]
◎:4.5点以上
○:4.0点以上4.5点未満
△:3.0点以上4.0点未満
×:3.0点未満
下記表8及び9に示す組成及び配合量に従い、各成分を混合し、常法に従って実施例32〜41の皮膚洗浄剤組成物(ハンドソープ)を調製した。
実施例32〜41の皮膚洗浄剤組成物を、それぞれポンプディスペンサー付き容器(吐出量:1mL、ノズル口径(直径):3.5mm、株式会社キャニオン製)に充填した。これを用い、前記実施例1と同様の方法で「泡立ちの速さ」、「泡量」、「泡のクリーミー性」、及び「すすぎ時のぬるつき感」、について評価した。また、下記に示す方法で、「低温安定性」について評価した。結果を下記表8及び9に示す。
実施例32〜41の皮膚洗浄剤組成物40mLを、50mL容量の透明ガラス瓶に充填し、−5℃にて1週間保存した。1週間保存後の外観を観察し、下記評価基準に基づき低温安定性を評価した。
[評価基準]
◎:外観が透明で、結晶析出は全く認められなかった。
○:外観がわずかに白濁しているが、結晶析出は認められなかった。
△:外観が白濁で、結晶析出物がやや認められた。
×:結晶析出物がかなり多く認められた。
下記組成及び配合量の皮膚洗浄剤組成物を常法に従って調製した。この皮膚洗浄剤組成物を、ノンガス型のポンプフォーマー容器(株式会社吉野工業所製)に充填した。
ラウリン酸カリウム〔(A1)成分〕 ・・・5.0質量%
ミリスチン酸カリウム〔(A2)成分〕 ・・・1.0質量%
POE(3)ヤシ油アルキルジメチルアミンオキシド〔(B)成分〕・・1.0質量%
ラウリル酸アミドプロピルベタイン〔(C)成分〕 ・・・0.8質量%
グリセリン〔(D)成分〕 ・・・7.0質量%
ソルビトール〔(D)成分〕 ・・・3.0質量%
メリッサエキス ・・・0.2質量%
ダービリアエキス ・・・0.2質量%
シラカバエキス ・・・0.2質量%
グリチルリチン酸ジカリウム ・・・0.1質量%
ジブチルヒドロキシトルエン ・・・0.1質量%
エデト酸四ナトリウム四水塩 ・・・0.1質量%
香料 ・・・適量
色素 ・・・適量
pH調整剤(水酸化カリウム又はクエン酸) ・・・適量(pH10.2に調整)
精製水 ・・・残部
合計 ・・・100.0質量%
・質量比〔(A1)/(A2)〕 :5
・質量比〔(B)/(C)〕 :1.25
・泡立ちの速さ :◎
・泡量 :◎
・泡のクリーミー性 :◎
・すすぎ時のぬるつき感:◎
・低温安定性 :◎
・粘度 :10mPa・s
実施例42の皮膚洗浄剤組成物の調製において、組成を下記に示す組成に変えたこと以外は、実施例42の皮膚洗浄剤組成物と同様の方法で、実施例43の皮膚洗浄剤組成物を調製した。これを、実施例42と同様のノンガス型のポンプフォーマー容器(株式会社吉野工業所製)に充填した。
ラウリン酸カリウム〔(A1)成分〕 ・・・4.0質量%
ミリスチン酸カリウム〔(A2)成分〕 ・・・0.8質量%
パルミチン酸カリウム〔(A2)成分〕 ・・・0.2質量%
ラウリルジメチルアミンオキシド〔(B)成分〕 ・・・1.5質量%
ラウリル酸アミドプロピルベタイン〔(C)成分〕 ・・・0.5質量%
プロピレングリコール〔(D)成分〕 ・・・10.0質量%
ローズマリーエキス ・・・0.1質量%
メチルパラベン ・・・0.2質量%
エデト酸四ナトリウム四水塩 ・・・0.1質量%
ヒドロキシエタンジホスホン酸 ・・・0.1質量%
香料 ・・・適量
色素 ・・・適量
pH調整剤(水酸化カリウム又はクエン酸) ・・・適量(pH10.2に調整)
精製水 ・・・残部
合計 ・・・100.0質量%
・質量比〔(A1)/(A2)〕 :4
・質量比〔(B)/(C)〕 :3
・泡立ちの速さ :◎
・泡量 :◎
・泡のクリーミー性 :◎
・すすぎ時のぬるつき感:◎
・低温安定性 :◎
・粘度 :10mPa・s
<(A1)成分>
・カプリル酸カリウム(カプリル酸(商品名:NAA−82、日本油脂株式会社製)を水酸化カリウムで中和して作製した。)
・カプリン酸カリウム(カプリン酸(商品名:NAA−102、日本油脂株式会社製)を水酸化カリウムで中和して作製した。)
・ラウリン酸カリウム(ラウリン酸(商品名:NAA−122、日本油脂株式会社製)を水酸化カリウムで中和して作製した。)
<(A2)成分>
・ミリスチン酸カリウム(ミリスチン酸(商品名:NAA−142、日本油脂株式会社製)を水酸化カリウムで中和して作製した。)
・パルミチン酸カリウム(パルミチン酸(商品名:NAA−160、日本油脂株式会社製)を水酸化カリウムで中和して作製した。)
<(B)成分>
・ラウリルジメチルアミンオキシド(商品名:ワンダミンOX−300、新日本理化株式会社製)
・POE(3)ヤシ油アルキルジメチルアミンオキシド(商品名:ユニセーフA−LY、日本油脂株式会社製)
・ジヒドロキシエチルラウリルアミンオキシド(商品名:ユニセーフA−LE、日本油脂株式会社製)
・ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド(商品名:ソフタゾリンLAO、川研ファインケミカル株式会社製)
<(C)成分>
・ラウリン酸アミドプロピルベタイン(商品名:アモーゲンS−H、第一化学工業株式会社製)
・ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン(商品名:オバゾリンLB−SF、東邦化学工業株式会社製)
・ラウリルヒドロキシスルホベタイン(商品名:オバゾリンAHS−103、東邦化学工業株式会社製)
・2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン(商品名:オバゾリン552、東邦化学工業株式会社製)
<(D)成分>
・グリセリン(商品名:グリセリン、阪本薬品工業株式会社製)
・プロピレングリコール(商品名:プロピレングリコール、旭硝子株式会社製)
・ソルビトール(商品名:D−ソルビット液、旭硝子株式会社製)
・1,3−ブチレングリコール(商品名:1,3−ブチレングリコール、ダイセル化学工業株式会社製)
Claims (9)
- (A)下記一般式(1)で表される脂肪酸塩と、
R1COOM ・・・一般式(1)
〔但し、前記一般式(1)において、R1は、炭素数5〜21の一価炭化水素基を表し、Mは、アルカリ金属原子、アルカノールアミン、及び塩基性アミノ酸のいずれかを表す。〕
(B)下記一般式(2)で表されるアミンオキシドと、
[化1]
〔但し、前記一般式(2)において、R2は、炭素数8〜22の一価炭化水素基を表し、R3及びR4は、それぞれ同一であっても異なっていてもよい炭素数1〜4の一価炭化水素基又は−(AO)mH(Aは、炭素数2〜4の二価炭化水素基を表し、mは、1〜5の整数を表す。)を表し、Zは、−O−及び−CONH−のいずれかを表し、xは、0〜4の整数を表し、nは、2〜4の整数を表す。〕
(C)ベタイン型両性界面活性剤と、を含有し、
前記(A)成分が、前記一般式(1)におけるR1が炭素数5〜12の一価炭化水素基である脂肪酸塩(A1)と、前記一般式(1)におけるR1が炭素数13〜21の一価炭化水素基である脂肪酸塩(A2)とを含有し、前記(A1)成分と前記(A2)成分との質量比〔(A1)/(A2)〕が1.5〜10であり、且つ、前記(A1)成分及び前記(A2)成分の合計含有量が3質量%〜10質量%であり、
前記(B)成分の含有量が、0.5質量%〜3質量%であり、
前記(C)成分の含有量が、0.2質量%〜1.5質量%であり、
前記(B)成分と前記(C)成分との質量比〔(B)/(C)〕が1〜10であることを特徴とする皮膚洗浄剤組成物。 - (A1)成分及び(A2)成分の合計含有量が4質量%〜7質量%であり、(B)成分の含有量が0.5質量%〜2質量%であり、且つ、(C)成分の含有量が0.2質量%〜1質量%である請求項1に記載の皮膚洗浄剤組成物。
- (D)多価アルコールを更に含有する請求項1から2のいずれかに記載の皮膚洗浄剤組成物。
- フォーマー容器に充填されてなる請求項1から3のいずれかに記載の皮膚洗浄剤組成物。
- (A 1 )成分の含有量が、3.5質量%〜6質量%であり、
(A 2 )成分の含有量が、0.5質量%〜1.4質量%である請求項1から4のいずれかに記載の皮膚洗浄剤組成物。 - (B)成分が、ラウリルジメチルアミンオキシド及びPOEヤシ油アルキルジメチルアミンオキシドの少なくともいずれかを含む請求項1から5のいずれかに記載の皮膚洗浄剤組成物。
- (C)成分が、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリルヒドロキシスルホベタイン、及び2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインから選択される少なくとも1種である請求項1から6のいずれかに記載の皮膚洗浄剤組成物。
- (D)成分の含有量が、10質量%〜20質量%である請求項3から7のいずれかに記載の皮膚洗浄剤組成物。
- ハンドソープ、泡ハンドソープ、ボディソープ、洗顔フォーム、及び泡洗顔フォームから選択されるいずれかである請求項1から8のいずれかに記載の皮膚洗浄剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012194662A JP5969329B2 (ja) | 2011-09-09 | 2012-09-05 | 皮膚洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011197271 | 2011-09-09 | ||
JP2011197271 | 2011-09-09 | ||
JP2012194662A JP5969329B2 (ja) | 2011-09-09 | 2012-09-05 | 皮膚洗浄剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013067610A JP2013067610A (ja) | 2013-04-18 |
JP5969329B2 true JP5969329B2 (ja) | 2016-08-17 |
Family
ID=48473740
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012194662A Active JP5969329B2 (ja) | 2011-09-09 | 2012-09-05 | 皮膚洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5969329B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6203539B2 (ja) * | 2013-05-28 | 2017-09-27 | ライオン株式会社 | 皮膚洗浄剤組成物 |
JP2016204350A (ja) * | 2015-04-24 | 2016-12-08 | 株式会社ちふれ化粧品 | 液体皮膚洗浄剤組成物 |
JP6990496B2 (ja) * | 2016-01-26 | 2022-01-12 | クラシエホームプロダクツ株式会社 | 洗浄剤組成物 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH093491A (ja) * | 1995-06-23 | 1997-01-07 | Lion Corp | 液体洗浄剤組成物 |
JP4002622B2 (ja) * | 1995-12-04 | 2007-11-07 | 花王株式会社 | 液体身体洗浄剤組成物 |
JP2002080345A (ja) * | 2000-09-05 | 2002-03-19 | Lion Corp | 洗浄剤組成物 |
JP3880960B2 (ja) * | 2003-11-27 | 2007-02-14 | 花王株式会社 | 皮膚洗浄剤組成物 |
CN101490234B (zh) * | 2006-06-12 | 2014-03-12 | 狮王株式会社 | 包装在泡沫剂容器内的液体洗涤剂组合物 |
JP4868148B2 (ja) * | 2006-11-08 | 2012-02-01 | ライオン株式会社 | 液体洗浄剤製品 |
-
2012
- 2012-09-05 JP JP2012194662A patent/JP5969329B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013067610A (ja) | 2013-04-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR102144496B1 (ko) | 액체 피부 세정제 제품 | |
JP4868148B2 (ja) | 液体洗浄剤製品 | |
CN107106436B (zh) | 液体皮肤洗净剂组合物 | |
JP6203539B2 (ja) | 皮膚洗浄剤組成物 | |
JP6162066B2 (ja) | フォーマー容器入り皮膚洗浄剤組成物 | |
JP5969329B2 (ja) | 皮膚洗浄剤組成物 | |
JP6013454B2 (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
JP6181309B2 (ja) | 皮膚洗浄剤組成物 | |
JP7236314B2 (ja) | 液体皮膚洗浄剤組成物 | |
JP5966642B2 (ja) | 皮膚洗浄料 | |
JP7204664B2 (ja) | 液体皮膚洗浄剤組成物 | |
JP5959659B2 (ja) | 皮膚洗浄剤組成物 | |
JP6654990B2 (ja) | 液体皮膚洗浄剤組成物 | |
JP4826791B2 (ja) | 皮膚洗浄剤組成物 | |
JP6557228B2 (ja) | フォーマー容器入り皮膚洗浄剤組成物 | |
JP2021183591A (ja) | 液状皮膚洗浄用組成物 | |
JP2017214326A (ja) | 液体皮膚洗浄剤組成物 | |
JP2014009195A (ja) | 液体皮膚洗浄剤製品 | |
JP6831747B2 (ja) | 液体皮膚洗浄剤組成物 | |
JP7033768B2 (ja) | 身体洗浄剤組成物及び身体の洗浄方法 | |
WO2020071487A1 (ja) | フォーマー容器入り皮膚洗浄剤組成物 | |
JP2018203700A (ja) | 液体皮膚洗浄剤組成物 | |
JP6157322B2 (ja) | 洗浄剤組成物 | |
JP5465911B2 (ja) | 皮膚洗浄剤 | |
JP6951916B2 (ja) | 液体皮膚洗浄剤組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150622 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160316 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160412 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160610 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160705 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160707 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5969329 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |