JP5966642B2 - 皮膚洗浄料 - Google Patents
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Description
なお、本発明に関連する先行技術文献としては、下記のものが挙げられる。
[1]
(A)R1COOM (1)
(式中、R1は直鎖又は分岐鎖の一価炭化水素基であり、炭素原子に結合する水素原子の一部が水酸基で置換されていてもよい。Mはアルカリ金属原子又はアルカノールアミンを示す。)
で表される脂肪酸塩であって、ラウリン酸塩、ミリスチン酸塩、パルミチン酸塩、ステアリン酸塩、イソステアリン酸塩、ベヘン酸塩、パルミトレイン酸塩、オレイン酸塩及びヤシ油脂肪酸塩から選ばれるものと、
(B)ベタイン基を有するカチオン性ポリマーと
を含有し、(B)/(A)で示される(A)成分に対する(B)成分の含有質量比が0.01〜10であり、25℃における粘度が15mPa・s以下であって、フォーマー容器充填用である、ボディソープ、ハンドソープ又は洗顔料用皮膚洗浄料。
[2]
(A)成分の配合量が0.1〜10質量%、(B)成分の配合量が0.005〜5質量%である[1]記載の皮膚洗浄料。
[3]
(A)成分が、ラウリン酸塩と、ミリスチン酸塩、パルミチン酸塩、ステアリン酸塩、ベヘン酸塩、パルミトレイン酸塩、オレイン酸塩及びヤシ油脂肪酸塩から選ばれるものとの組み合わせである[1]又は[2]記載の皮膚洗浄料。
[4]
(A)成分における、(R1が炭素数11以下の一価炭化水素基である脂肪酸塩)/(R1が炭素数13以上の一価炭化水素基である脂肪酸塩)で示される比率が、質量比で1.5〜5である[1]〜[3]のいずれかに記載の皮膚洗浄料。
[5]
(B)成分が、メタクリロイルエチルジメチルベタイン・塩化メタクリロイルエチルトリメチルアンモニウム・メタクリル酸メトキシポリエチレングリコール共重合体、メタクリロイルエチルジメチルベタイン・塩化メタクリロイルエチルトリメチルアンモニウム・メタクリル酸2−ヒドロキシエチル共重合体、及び2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンと2−ヒドロキシ−3−メタクリロイルオキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドの共重合体から選ばれる[1]〜[4]のいずれかに記載の皮膚洗浄料。
[6]
更に、(C)多価アルコール10〜20質量%を含む[1]〜[5]のいずれかに記載の皮膚洗浄料。
[7]
フォーマー容器と、このフォーマー容器に充填されてなる[1]〜[6]のいずれかに記載の皮膚洗浄料とからなる皮膚洗浄剤製品。
[8]
フォーマー容器が多孔質膜体を有し、この多孔質膜体のメッシュサイズが100〜400メッシュである[7]記載の皮膚洗浄剤製品。
(A)脂肪酸塩と、
(B)ベタイン基を有するカチオン性ポリマーと
を含有する。
本発明において、(A)成分は、良好な起泡性、泡の持続性を得るために配合する。本発明の(A)成分の下記式
R1COOM
(R1は直鎖又は分岐鎖の一価炭化水素基であり、炭素原子に結合する水素原子の一部が水酸基で置換されていてもよい。Mはアルカリ金属原子又はアルカノールアミンを示す。)
で示される脂肪酸塩のR1としては、炭素数5〜25の直鎖又は分岐鎖のアルキル基、アルケニル基等の一価炭化水素基が挙げられる。脂肪酸としては、例えば、カプロン酸、エナント酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、トリデシル酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸、ベヘン酸、リグノセリン酸、セロチン酸、カプロレイン酸、ウンデシレン酸、ラウロレイン酸、ミリストレイン酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、エライジン酸、ゴンドイン酸、エルカ酸、セラコレイン酸、リノール酸、リノエライジン酸、リノレン酸、アラキドン酸、2−エチルブタン酸、イソペンタン酸、2−エチルペンタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、テトラメチルノナン酸、2−ヘキシルデカン酸、3,5,5−トリメチルヘキサン酸、イソステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、また、これらの混合物であるヤシ油脂肪酸、硬化ヤシ油脂肪酸、パーム油脂肪酸、硬化パーム油脂肪酸、パーム核油脂肪酸、硬化パーム核油脂肪酸、牛脂脂肪酸、硬化牛脂脂肪酸等が挙げられる。これらのうち、好ましいものの具体例としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、ヤシ油脂肪酸であり、より好ましくは、ラウリン酸、ミリスチン酸、ヤシ油脂肪酸である。起泡性、泡の持続性の点から、R1は炭素数11〜17の直鎖のものが好ましく、その対となる塩(M)は、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン等のアルカノールアミンが挙げられ、析出抑制の点からカリウム塩が望ましい。
本発明において、(B)成分は、フォーマー容器での泡立てを助け、泡の持続性を良くすると共に、洗浄後の肌のべたつきを抑制するために配合する。ベタイン基を有するカチオン性ポリマーとしては特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、メタクリロイルエチルジメチルベタイン・塩化メタクリロイルエチルトリメチルアンモニウム・メタクリル酸メトキシポリエチレングリコール共重合体(商品名:プラスサイズL−440[互応化学工業(株)製]等)、メタクリロイルエチルジメチルベタイン・塩化メタクリロイルエチルトリメチルアンモニウム・メタクリル酸2−ヒドロキシエチル共重合体(商品名:プラスサイズL−450[互応化学工業(株)製]等)、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンと2−ヒドロキシ−3−メタクリロイルオキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドの共重合体(商品名:Lipidure−C[日油(株)製]等)が挙げられる。これらの中でも、ベタイン基を有するメタクリロイルエチルジメチルベタイン・塩化メタクリロイルエチルトリメチルアンモニウム・メタクリル酸メトキシポリエチレングリコール共重合体、メタクリロイルエチルジメチルベタイン・塩化メタクリロイルエチルトリメチルアンモニウム・メタクリル酸2−ヒドロキシエチル共重合体、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンと2−ヒドロキシ−3−メタクリロイルオキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドの共重合体が好ましい。より好ましくは、泡の持続性の点から、メタクリロイルエチルジメチルベタイン・塩化メタクリロイルエチルトリメチルアンモニウム・メタクリル酸メトキシポリエチレングリコール共重合体、メタクリロイルエチルジメチルベタイン・塩化メタクリロイルエチルトリメチルアンモニウム・メタクリル酸2−ヒドロキシエチル共重合体である。これらのベタイン基を有するカチオン性ポリマーは1種単独で又は2種以上を混合して使用しても良い。
本発明において、多価アルコールは、フォーマー容器に充填したときの吐出性の改善、メッシュ閉塞の抑制、より良好な起泡性のために配合する。多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ヘキシレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、イソプレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、テトラグリセリン、ヘキサグリセリン、デカグリセリン、1,3−ブチレングリコール、トリメチルプロパノール、多価アルコールのEO付加物等が挙げられる。また、本発明の(C)成分には、糖分子のカルボニル基を還元して得られる糖アルコールも含まれるものとし、具体例としては、ソルビトール、マンニトール、キシリトール、アラビトール、マルチトール、ラクチトール等が挙げられる。これらの中でも、(C)成分としては、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、ソルビトール、マルトテトラオースが好ましく、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ソルビトール、マルトテトラオースが、良好な泡を吐出できる点でより好ましい。また、これらはそれぞれ1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
本発明の皮膚洗浄料には、前記(A)〜(C)の各成分以外にも、本発明の効果を損なわない範囲で任意成分を配合することができる。任意成分としては、皮膚洗浄料に通常用いられているものの中から適宜選択することができ、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩等のアニオン界面活性剤、アミンオキシド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル等のノニオン界面活性剤、両性界面活性剤、油分、シリコーン類、低級又は高級アルコール等のアルコール類、ラノリン誘導体、蛋白誘導体、アクリル樹脂分散液、(A)成分を除くカチオン性ポリマー、アニオン性ポリマー、ノニオン性ポリマー、ビタミン等の薬剤、殺菌剤、防腐剤、pH調整剤、酸化防止剤、金属封鎖剤、紫外線吸収剤、動植物抽出物又はその誘導体、色素、香料、顔料、無機粉体、粘土鉱物、ナイロン、ポリエチレン等の水不溶性ポリマー粉体、水等が挙げられる。
本発明の皮膚洗浄料のpH(25℃)としては、安定性の点から、9〜11が好ましい。製剤のpHは、すべての成分を混合した後、最後にpHを確認しながら水酸化カリウム、クエン酸等を加えることで調整できる。より詳しくは、水酸化カリウム、クエン酸等以外の成分の合計が約98質量%となるように精製水をバランスして混合撹拌する。なお、本発明において、pHの測定法は、医薬部外品原料規格2006一般試験法pH測定法に準拠して測定することができる。必要なら加温してもよい。混合撹拌中に水酸化カリウム、クエン酸等を徐々に添加し、それぞれpHを測定しながら目標とするpHまで添加する。目標pHとなったところで、最後に残りの精製水を加えて、全体で100質量%となるように水をバランスする。
本発明の皮膚洗浄料は、容器泡形成部の詰まりが生じることなく容器から吐出させることができるため、フォーマー容器に充填して用いるのが有効であり、フォーマー容器充填用皮膚洗浄料、皮膚洗浄料をフォーマー容器に充填してなる皮膚洗浄剤製品、フォーマー容器と、このフォーマー容器に充填されてなる皮膚洗浄料とからなる皮膚洗浄剤製品とすることができる。フォーマー容器としては、ノンガス型の泡吐出容器等が挙げられる。
本発明の皮膚洗浄料の性状としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選定することができるが、常温で液体状が好ましい。また、フォーマー容器を使用する際、例えば、ノズル部を押し下げることによって泡を吐出できるポンプフォーマー容器と、200メッシュ2枚を使用する際において、使用する温度条件下で皮膚洗浄料の粘度は、15mPa・s以下が好ましく、1〜10mPa・sがより好ましい。なお、本発明において粘度は、BL型粘度計(ローターNo.1、60ppm、1分後、東京計器株式会社製)により、25℃で測定することができる。
本発明の皮膚洗浄料の製造方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、(A)、(B)成分、必要により(C)成分、任意成分、及び水(皮膚洗浄料の全体が100質量%となるように残部配合)を混合して、得ることができる。また、皮膚洗浄料を調製する装置としては特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、中でも剪断力と全体混合できる複数の撹拌羽根(プロペラ、タービン、ディスパー等)を備えた撹拌装置が好ましい。なお、(A)〜(C)成分及び任意成分は、皮膚洗浄料を調製するにあたり、それぞれ1種単独で使用してもよく、また、2種以上の成分を含む混合物の状態で使用してもよい。本発明の皮膚洗浄剤製品は、得られた皮膚洗浄料をフォーマー容器に充填して得ることができる。
本発明の皮膚洗浄料の用途としては、特に限定されず、例えば、ボディソープ、ハンドソープ、洗顔料等に適用することができる。中でも、本発明の皮膚洗浄料は、起泡性がキメ細かく、洗浄後の肌のかさつきのなさに優れ、敏感な肌に対してマイルドである点から、幼児や若い女性、年配の人や敏感肌の人用の皮膚洗浄料として好適であり、とりわけ乾燥肌の人用として好ましく用いられ、特にボディソープとしての使用が好ましい。
下記表に示す組成の皮膚洗浄料を常法に準じて調製した。pHはクエン酸と水酸化カリウムで10.2に調整した。なお、pHの測定法は、医薬部外品原料規格2006一般試験法pH測定法に準拠して測定した。
得られた皮膚洗浄料は、(株)吉野工業所製の容量250mLのポンプフォーマー容器(200メッシュ2枚使用)に100mL充填し、下記評価方法により、吐出性、起泡性、泡の持続性、洗浄後の肌のかさつきのなさ、洗浄後の肌のべたつきのなさを評価した。
各皮膚洗浄料を25℃でフォーマーポンプから吐出し、吐出のし易さを評価した。評価は10回繰り返して行い、下記の基準に基づいて採点し、結果を平均値で示した。
<評価基準>
5:吐出が非常にし易い
4:吐出がし易い
3:吐出がややし易い
2:吐出がややし難い
1:吐出がし難い
<判断基準>
◎:4.5点以上
○:3点以上4.5点未満
△:2点以上3点未満
×:2点未満
各皮膚洗浄料をフォーマーポンプから硬質ガラスのバイアル瓶(容量50mL)に5回吐出し、吐出直後の起泡性を目視にて評価した。評価は10回繰り返して行い、下記の基準に基づいて採点し、結果を平均値で示した。
<評価基準>
5:キメ細い泡立である
4:わずかに粗い泡が存在し、ややキメの粗い泡立である
3:粗い泡が存在し、やや粗い泡立ちである
2:かなり粗い泡が存在し、泡立ちにくい
1:水っぽく、泡立たない
<判断基準>
◎:4.5点以上
○:3点以上4.5点未満
△:2点以上3点未満
×:2点未満
各皮膚洗浄料を25℃で硬質ガラスのバイアル瓶(容量50mL)にフォーマーポンプで5回吐出し、吐出直後と5分後の泡の高さを測定し、高さの変化を泡の持続率として評価した。評価は3回繰り返して行い、下記の基準に基づいて採点し、結果を平均値で示した。
<評価基準>
泡の持続率={5分後の泡の高さ(mm)/吐出直後の泡の高さ(mm)}×100
◎:泡の持続率が90%以上
○:泡の持続率が70%以上〜90%未満
△:泡の持続率が50%以上〜70%未満
×:泡の持続率が50%未満
各皮膚洗浄料約1gを40℃の水道水でぬらした手に採り、腕を洗浄し、タオルドライ後の肌のべたつきのなさを評価した。評価は、評価精度の高い被験者10名で行い、べたつかないと回答した人数を調査した。
<評価基準>
◎:10名中8名以上がべたつきがないと回答
○:10名中6〜7名がべたつきがないと回答
△:10名中4〜5名がべたつきがないと回答
×:10名中3名以下がべたつきがないと回答
各皮膚洗浄料約1gを40℃の水道水でぬらした手に採り、10時間内に10回腕を洗浄した後の肌のかさつきのなさを評価した。評価は、評価精度の高い被験者10名で行い、かさつかないと回答した人数を調査した。
<評価基準>
◎:10名中8名以上がかさつかないと回答
○:10名中6〜7名がかさつかないと回答
△:10名中4〜5名がかさつかないと回答
×:10名中3名以下がかさつかないと回答
組成(質量%)
ラウリン酸カリウム 2.0
ミリスチン酸カリウム 0.5
オレイン酸エタノールアミン 0.5
カチオン性ポリマー−1 0.5
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 0.5
ラウリン酸アミドプロピルベタイン 0.3
プロピレングリコール 10.0
香料 1.0
色素 適量
精製水 残部
合計 100.0
(A)=3.0,(B)=0.5
(B)/(A)=0.17
C11以下/C13以上=2.0
組成(質量%)
リンゴ酸モノラウラミドカリウム塩 3.0
ラウリン酸カリウム 1.5
ミリスチン酸カリウム 0.5
カチオン性ポリマー−2 0.5
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 0.5
プロピレングリコール 15.0
ローズマリーエキス 1.0
POE(5)硬化ヒマシ油 1.0
ホホバ油 0.5
メチルパラベン 0.3
エデト酸 0.1
ヒドロキシエタンジホスホン酸 0.1
香料 1.0
水酸化カリウム 適量
精製水 残部
合計 100.0
(A)=2.0,(B)=0.5
(B)/(A)=0.25
C11以下/C13以上=3.0
組成(質量%)
ラウリン酸カリウム 4.0
ミリスチン酸カリウム 1.0
プロピレングリコール 6.0
ソルビトール 4.0
カチオン性ポリマー−3 0.7
ラウリルジメチルアミンオキサイド 0.7
アクリル酸アルキル重合体エマルション 5.0
ヒドロキシエタンジホスホン酸 0.1
エデト酸 0.2
トリクロサン 0.1
イソプロピルメチルフェノール 0.1
香料 1.0
水酸化カリウム 適量
精製水 残部
合計 100.0
(A)=5.0,(B)=0.7
(B)/(A)=0.14
C11以下/C13以上=4.0
組成(質量%)
ラウリン酸カリウム 3.5
ミリスチン酸カリウム 1.0
パルミチン酸カリウム 0.5
モノエタノールアミン 0.5
N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニンナトリウム 3.0
プロピレングリコール 6.5
ソルビトール 3.5
カチオン性ポリマー−1 0.35
カチオン性ポリマー−3 0.2
ラウリルジメチルアミンオキサイド 3.0
エデト酸 0.2
香料 1.0
水酸化カリウム 適量
精製水 残部
合計 100.0
(A)=5.0,(B)=0.55
(B)/(A)=0.11
Claims (8)
- (A)R1COOM (1)
(式中、R1は直鎖又は分岐鎖の一価炭化水素基であり、炭素原子に結合する水素原子の一部が水酸基で置換されていてもよい。Mはアルカリ金属原子又はアルカノールアミンを示す。)
で表される脂肪酸塩であって、ラウリン酸塩、ミリスチン酸塩、パルミチン酸塩、ステアリン酸塩、イソステアリン酸塩、ベヘン酸塩、パルミトレイン酸塩、オレイン酸塩及びヤシ油脂肪酸塩から選ばれるものと、
(B)ベタイン基を有するカチオン性ポリマーと
を含有し、(B)/(A)で示される(A)成分に対する(B)成分の含有質量比が0.01〜10であり、25℃における粘度が15mPa・s以下であって、フォーマー容器充填用である、ボディソープ、ハンドソープ又は洗顔料用皮膚洗浄料。 - (A)成分の配合量が0.1〜10質量%、(B)成分の配合量が0.005〜5質量%である請求項1記載の皮膚洗浄料。
- (A)成分が、ラウリン酸塩と、ミリスチン酸塩、パルミチン酸塩、ステアリン酸塩、ベヘン酸塩、パルミトレイン酸塩、オレイン酸塩及びヤシ油脂肪酸塩から選ばれるものとの組み合わせである請求項1又は2記載の皮膚洗浄料。
- (A)成分における、(R1が炭素数11以下の一価炭化水素基である脂肪酸塩)/(R1が炭素数13以上の一価炭化水素基である脂肪酸塩)で示される比率が、質量比で1.5〜5である請求項1〜3のいずれか1項記載の皮膚洗浄料。
- (B)成分が、メタクリロイルエチルジメチルベタイン・塩化メタクリロイルエチルトリメチルアンモニウム・メタクリル酸メトキシポリエチレングリコール共重合体、メタクリロイルエチルジメチルベタイン・塩化メタクリロイルエチルトリメチルアンモニウム・メタクリル酸2−ヒドロキシエチル共重合体、及び2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンと2−ヒドロキシ−3−メタクリロイルオキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドの共重合体から選ばれる請求項1〜4のいずれか1項記載の皮膚洗浄料。
- 更に、(C)多価アルコール10〜20質量%を含む請求項1〜5のいずれか1項記載の皮膚洗浄料。
- フォーマー容器と、このフォーマー容器に充填されてなる請求項1〜6のいずれか1項記載の皮膚洗浄料とからなる皮膚洗浄剤製品。
- フォーマー容器が多孔質膜体を有し、この多孔質膜体のメッシュサイズが100〜400メッシュである請求項7記載の皮膚洗浄剤製品。
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