JP2007161906A - 泡沫洗浄剤用組成物及び泡沫洗浄剤 - Google Patents

泡沫洗浄剤用組成物及び泡沫洗浄剤 Download PDF

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Abstract

【課題】 低温下における保存安定性に優れ、使用時には、起泡性および洗浄力に優れ、木目細かなクリーミィーな泡を形成・維持に優れる泡沫洗浄剤用組成物、並びに該組成物を泡吐出容器に充填した泡沫洗浄剤を提供することを課題とする。
【解決手段】 アニオン界面活性剤、脂肪酸アルキロールアミドおよびポリアルキレンテレフタレートを含有してなる泡沫洗浄剤用組成物とする。また、該組成物を泡吐出容器に充填して泡沫洗浄剤とする。
【選択図】 なし。

Description

本発明は、泡沫洗浄剤用組成物並びに泡沫洗浄剤に関する。詳しくは、スクイズフォーマーやポンプフォーマー等のノンエアゾール型の泡吐出容器により泡を形成する泡沫洗浄剤用組成物、並びに、該組成物を泡吐出容器に収納した泡沫洗浄剤に関する。
洗浄剤は、固形状、液状、泡沫状等があるが、単にポンプを押す等するだけで簡便にクリーミィーな泡が得られること等から、泡沫状の洗浄剤が、手洗い用、洗顔用、洗髪用等の種々の用途に広く用いられている。
この泡沫状洗浄剤は、ポンプフォーマー等の容器内部の多孔質膜を通過させることで、内容組成物と空気とを混合して泡沫状とする。しかし、泡形成のためには、多孔質膜を通過させる必要があることから、内容組成物が多孔質膜で目詰まりを起すという問題がある。特に界面活性剤としてアニオン界面活性剤を用いた場合、低温保存時において製剤安定性が悪くなり、目詰まりが生じ易いといった問題がある。
このような問題点を解決するために、例えば、硫酸エステル系界面活性剤又はスルホン酸系界面活性剤とアニオン界面活性剤を泡吐出容器に充填した皮膚洗浄用品(特許文献1を参照)、糖系非イオン界面活性剤とアニオン界面活性剤を泡吐出容器に充填した皮膚洗浄用品(特許文献2を参照)、高級脂肪酸塩と有機酸塩をフォーマー容器に充填した水性液体洗浄剤(特許文献3を参照)等が提案されている。しかし、これら試みに拠っても、製剤安定性、多孔質膜の目詰まり、泡質、泡もち、使用感等の諸問題の解決には至っておらず、未だ満足しうるものではない。
特開平8−183728号公報 特開平8−183729号公報 特開平8−92064号公報
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであって、低温下における保存安定性に優れ、使用時には、起泡性および洗浄力に優れ、木目細かなクリーミィーな泡を形成し、泡持続性(以下、泡もちと記する)に優れる泡沫洗浄剤用組成物、並びに該組成物を泡吐出容器に充填した泡沫洗浄剤を提供することを課題とする。
すなわち、本発明は、
〔1〕アニオン界面活性剤、脂肪酸アルキロールアミドおよびポリアルキレンテレフタレートを含有してなる泡沫洗浄剤用組成物、
〔2〕前記ポリアルキレンテレフタレートが、ポリプロピレンテレフタレートである前記〔1〕に記載の泡沫洗浄剤用組成物、並びに
〔3〕前記〔1〕又は〔2〕に記載の泡沫洗浄剤用組成物を、泡吐出容器に充填したことを特徴とする泡沫洗浄剤、
に関する。
本発明の泡沫洗浄剤用組成物は、低温保存下での製剤の保存安定性に優れるとともに、起泡力と洗浄力に優れた効果を奏する。また、本発明の泡沫洗浄剤用組成物をポンプフォーマー等の泡吐出容器により吐出した泡は、木目細かなクリーミィーな泡を形成し、泡もちに優れた効果を奏するとともに、目詰まりが生じないといった優れた効果を奏する。
本発明の泡沫洗浄剤用組成物は、アニオン界面活性剤、脂肪酸アルキロールアミドおよびポリアルキレンテレフタレートを含有する。
本発明に用いられるアニオン界面活性剤は、優れた洗浄力および起泡力を有していれば特に限定されないが、例えば、ラウリン酸ナトリウム、ラウリン酸トリエタノールアミン、ミリスチン酸ナトリウム、ミリスチン酸トリエタノールアミン、パルミチン酸ナトリウム、パルミチン酸トリエタノールアミン、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸トリエタノールアミン、ヤシ油脂肪酸カリウム、ヤシ油脂肪酸アルギニン、ヤシ油脂肪酸トリエタノールアミン等の炭素数12〜22の高級脂肪酸塩;ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ミリスチル硫酸ナトリウム、ステアリル硫酸ナトリウム、オレイル硫酸ナトリウム、セチル硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸エステル塩;ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンミリスチルエーテル硫酸ナトリウム等のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩;テトラデセンスルホン酸ナトリウム等のα−オレフィンスルホン酸塩;ミリストイルメチルタウリンナトリウム、パルミトイルメチルタウリンナトリウム、ステアロイルメチルタウリンナトリウム、オレオイルメチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム等のN−アシルメチルタウリン塩;スルホコハク酸ジオクチルナトリウム、スルホコハク酸ラウリルニナトリウム等のスルホコハク酸アルキル塩;スルホコハク酸ポリオキシエチレンラウリル二ナトリウム等のスルホコハク酸ポリオキシエチレンアルキル塩;ラウリルリン酸ナトリウム、セチルリン酸ナトリウム、セチルリン酸ジエタノールアミン等のモノアルキルリン酸エステル塩;ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸トリエタノールアミン等のポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル塩;ラウロイルサルコシンカリウム、ラウロイルサルコシントリエタノールアミン、ミリストイルサルコシンナトリウム、ヤシ油脂肪酸サルコシンナトリウム等のN−アシルサルコシン塩;ラウロイルメチルアラニンナトリウム、ラウロイルメチルアラニントリエタノールアミン、ミリストイルメチルアラニンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルアラニンナトリウム等のN−アシル−N−メチル−β−アラニン塩;ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、ラウロイルグルタミン酸トリエタノールアミン、ミリストイルグルタミン酸ナトリウム、ステアロイルグルタミン酸カリウム、ステアロイルグルタミン酸ニナトリウム、ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸トリエタノールアミン等のN−アシルグルタミン酸塩;ヤシ油脂肪酸アシルグリシンカリウム、ヤシ油脂肪酸アシルグリシンナトリウム等のN−アシルグリシン塩;ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム、ラウロイルアスパラギン酸カリウム等のL−アシルアスパラギン酸塩等が挙げられる。これらは、それぞれ単独で、或いは二種以上を適宜組合せて用いてもよい。本発明においては、洗浄力および起泡力の観点から、高級脂肪酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、アシルグルタミン酸塩、スルホコハク酸ポリオキシエチレンアルキル塩、N−アシルグルタミン酸塩、N−アシルグリシン塩等を用いるのが好ましい。
アニオン界面活性剤の含有量は、本発明の効果が発揮されれば特に限定されないが、通常、起泡力および洗浄力の観点から、組成物中、0.1重量%以上が好ましく、より好ましくは1重量%以上である。また、皮膚刺激やつっぱり感の抑制、および製剤安定性の観点から、15重量%以下が好ましく、より好ましくは10重量%以下である。これらより、アニオン界面活性剤の含有量は、好ましくは0.1〜15重量%、より好ましくは1〜10重量%である。
本発明に用いられる脂肪酸アルキロールアミドとしては、例えば、脂肪酸モノエタノールアミド、脂肪酸モノイソプロパノールアミド、脂肪酸ジエタノールアミド等が挙げられる。また、用いられる脂肪酸の例としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸等の炭素数12〜20の高級脂肪酸;ヤシ油、パーム油等の植物性油脂;牛脂等の動物性油脂等を例示することができる。本発明においては、泡の安定性、洗浄力および起泡力の観点から、ラウリン酸ジエタノールアミド、ステアリン酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、パーム核脂肪酸ジエタノールアミド等を好ましく用いることができる。
尚、本発明に用い得る市販の脂肪酸アルキロールアミドは、例えば、ラウリン酸ジエタノールアミドとしては、アミノーンL−02(商品名,花王社製);ステアリン酸ジエタノールアミドとしては、アミゾールSDE(商品名,川研ファインケミカル社製);ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミドとしては、アミゾールCDE(商品名,川研ファインケミカル社製)、アミコールCDE−1(商品名,ミヨシ油脂社製);パーム核脂肪酸ジエタノールアミドとしては、アミノーンPK−02S(商品名,花王社製)等を例示することができる。
脂肪酸アルキロールアミドの含有量は、本発明の効果が発揮されれば特に限定されないが、通常、泡の安定性、洗浄力および起泡力の観点から、組成物中、0.1重量%以上が好ましく、より好ましくは1重量%以上である。また、洗浄後のべたつき感を抑制する観点から、7重量%以下が好ましく、より好ましくは5重量%以下である。これらの観点から、脂肪酸アルキロールアミドの含有量は、好ましくは0.1〜7重量%、より好ましくは1〜5重量%である。
本発明に用いられるポリアルキレンテレフタレートは、アニオン界面活性剤の起泡力を向上させ、更には木目細かな良好な泡質を形成させる目的で配合される。ポリアルキレンテレフタレートの具体例としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等が挙げられる。これらは、それぞれ単独で、或いは二種以上を適宜組合せて用いてもよい。本発明においては、安定な木目細かな泡質を得る観点から、ポリプロピレンテレフタレートを用いるのが好ましい。
尚、本発明に用い得る市販のポリプロピレンテレフタレートは、例えば、Aristoflex PEA(商品名,クラリアントジャパン社製)などを例示することができる。
ポリアルキレンテレフタレートの含有量は、本発明の効果が発揮されれば特に限定されないが、通常、アニオン界面活性剤の起泡力を向上させ、更には安定な木目細かな泡質を得る観点から、組成物中、0.01重量%以上が好ましく、より好ましくは0.1重量%以上である。また、洗浄後のべたつき感を抑制する観点および泡吐出容器内部の多孔質膜の目詰まりを抑制する観点から、3重量%以下が好ましく、より好ましくは2重量%以下である。これらより、共重合体の含有量は、好ましくは0.01〜3重量%、より好ましくは0.1〜2重量%である。
また、本発明の泡沫洗浄剤用組成物には、タオルドライ後のつっぱり感を抑え、適度なしっとり感を付与するために、多価アルコールを含有させることができる。用いられる多価アルコールとしては、特に限定されず、例えば、グリセリン、ジグリセリン、1,3−ブチレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ソルビトール、マルチトール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等を例示することができる。これらのうち一種を単独で、或いは二種以上を適宜組合せて用いることができる。
多価アルコールの含有量は、本発明の効果が発揮されれば特に限定されないが、通常、タオルドライ後のつっぱり感を抑え、適度なしっとり感を付与する観点から、組成物中、3重量%以上が好ましく、より好ましくは5重量%以上である。また、皮膚への刺激および洗浄後のべたつき感を抑制する観点から、20重量%以下が好ましく、より好ましくは15重量%以下である。これらより、多価アルコールの含有量は、好ましくは3〜20重量%、より好ましくは5〜15重量%である。
本発明の泡沫洗浄剤用組成物には、本発明の効果を損なわない範囲内であれば、上記した成分の他に通常化粧品に用いられる成分、例えば、清涼剤、動植物由来抽出エキス、動植物由来油脂、シリコーン類、低級アルコール、水溶性高分子、保湿剤、紫外線吸収剤、消炎剤、金属封鎖剤、ビタミン類、酸化防止剤、防腐・殺菌剤、pH調整剤、抗酸化剤、着色剤、各種香料、水等を、適宜目的に応じて配合することができる。
以上詳述した泡沫洗浄剤用組成物を、泡吐出容器に充填することで、本発明にかかる泡沫洗浄剤とされる。本発明に用いられる泡吐出容器とは、噴射剤を使用するエアゾール型以外のノンエアゾール型の泡吐出容器を意味し、吐出容器内に充填された泡沫洗浄剤用組成物と、空気とを混合して多孔質膜を通過させることにより泡沫状に吐出することができる容器である。具体的には、ポンプフォーマーやスクイズフォーマー等を例示することができる。
また、吐出容器内部の多孔質膜は、一つ又は複数設けられ、その膜の孔数は特に限定されないが、木目細かな泡質にする観点から、100〜400メッシュが好ましく、200〜300メッシュのものを用いるのがより好ましい。
本発明の泡沫洗浄剤用組成物は、常法により製造することができ、該組成物を泡吐出容器に充填した泡沫洗浄剤は、洗顔剤、ボディーソープ、ハンドソープ、シャンプー等の身体用洗浄剤として用いることができる。なかでも、吐出時の起泡力に優れ、木目細かな泡質を有していることから、皮膚用洗浄剤、特に洗顔剤、ボディーソープ、ハンドソープ等の身体用の洗浄剤として好適に用いることができる。
次に、本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例にのみ限定されるものではない。
(製造例1;泡沫洗浄剤用組成物の調製)
表1および表2に記した組成に従い、各成分を常法により混合して実施例1〜6および比較例1〜3の各泡沫洗浄剤用組成物を調製した。また、配合量は、特記しない限り「重量%」を表す。尚、表中、ポリプロピレンテレフタレートは、Aristoflex PEA(商品名,クラリアントジャパン社製)を用い、各成分の配合量は純分に換算した。
(試験例1:製剤の低温安定性の評価)
実施例1〜6および比較例1〜3の各泡沫用洗浄剤組成物を、50mL容透明サンプル管にそれぞれ封入し、−3℃の恒温槽に120時間保存し、下記評価基準に従い、目視にて評価した。結果を表1〜2に記す。
<低温安定性の評価基準>
○:析出や分離が認められない
×:析出や分離が認められる
(試験例2:起泡力の評価)
実施例1〜6および比較例1〜3の各泡沫用洗浄剤組成物約1gを掌にのせ、実際に泡立たせ、その起泡力を下記評価基準に基づき、専門パネル20名により評価した。結果を表1〜2に記す。
<評価基準>
○:良好(20名中15名以上が起泡性に優れると回答)
△:普通(20名中6〜14名が起泡性に優れると回答)
×:不良(20名中5名以下が起泡性に優れると回答)
(試験例3:洗浄力の評価)
加温した人工皮脂にケラチン布(3cm×3cm)を浸して汚染布とし、このものを実施例1〜6および比較例1〜3の各泡沫用洗浄剤組成物の10%水溶液にそれぞれ50℃で1時間浸漬後、水洗した。各試料の洗浄力(%)は、人工皮脂の除去率を汚染布の重量変化から下記式により算出し、下記の評価基準に従って評価した。結果を表1〜2に記す。
洗浄力(%)=(塗布時人工皮脂量−洗浄後人工皮脂量)÷(塗布時人工皮脂量)×100
尚、人工皮脂は、トンシ40重量%、オレイン酸13重量%、ミリスチン酸12重量%、スクワレン12重量%、パラフィンワックス10重量%、ステアリン酸モノグリセリン3重量%、コレステロール2重量%、赤色202号残分の組成のものを調製して用いた。
<評価基準>
○:洗浄力70%以上
△:洗浄力30%以上70%未満
×:洗浄力30%未満
Figure 2007161906
Figure 2007161906
(製造例2;泡沫洗浄剤の調製)
上記実施例1〜6および比較例1〜3の各泡沫洗浄剤用組成物を200メッシュおよび255メッシュの二枚の多孔質膜を有するポンプフォーマー(商品名 F2ポンプフォーマー:大和製缶社製)に適量充填し、それぞれ実施例7〜12及び比較例4〜6の泡沫洗浄剤とした。
(試験例4:泡の木目細やかさの評価)
実施例7〜12および比較例4〜6の各泡沫状洗浄剤を専門パネル20名に使用させ、吐出直後の泡質を下記評価基準に基づき評価した。結果を表3〜4に記す。
<評価基準>
○:良好(20名中15名以上が木目細かな泡であると回答)
△:普通(20名中6〜14名が木目細かな泡であると回答)
×:不良(20名中5名以下が木目細かな泡であると回答)
(試験例5:泡もちの評価)
実施例7〜12および比較例4〜6の各泡沫状洗浄剤を専門パネル20名に使用させ、吐出直後からの泡もちを下記評価基準に基づき評価した。結果を表3〜4に記す。
<評価基準>
○:良好(20名中15名以上が泡もちが良いと回答)
△:普通(20名中6〜14名が泡もちが良いと回答)
×:不良(20名中5名以下が泡もちが良いと回答)
(試験例6:目詰まりの評価)
実施例7〜12および比較例4〜6の各泡沫状洗浄剤を1日1回30日間の使用試験を行い、各回の吐出状態について下記評価基準に基づき評価した。結果を表3〜4に記す。
<評価基準>
○:試験初日から最終日まで略同一量の泡が吐出される
△:試験初日から最終日までの間に泡の吐出量が明らかに減少する
×:試験初日から最終日までの間に目詰まりが生じ泡が吐出しない
Figure 2007161906
Figure 2007161906
表1〜2の結果から、本発明の泡沫洗浄剤用組成物は、起泡力および洗浄力に優れ、低温保存下においてアニオン界面活性剤の析出および製剤の分離が生じないことから、製剤の保存安定性に優れることが分かる。また、表3〜4の結果から、本発明の泡沫洗浄剤用組成物をポンプフォーマー等の泡吐出容器により吐出した泡は、木目細かなクリーミィーな泡を形成し、泡もちに優れた効果を奏するとともに、目詰まりが生じないことが分かる。
以下、本発明に係る泡沫洗浄剤用組成物の処方例を示す。尚、含有量は重量%である。
(処方例:洗顔剤)
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 4.0
ポリプロピレンテレフタレート 1.0
ラウリン酸 3.0
ミリスチン酸 1.0
ステアリン酸 1.0
パルミチン酸 1.0
トリエタノールアミン 5.0
グリセリン 3.0
ジプロピレングリコール 2.0
ソルビトール 5.0
メントール 0.2
パラオキシ安息香酸メチル 0.1
パラオキシ安息香酸プロピル 0.1
精製水 残 量
合計 100.0
本発明の泡沫洗浄剤用組成物並びに泡沫洗浄剤は、ポンプフォーマー等の泡吐出容器から吐出された泡は、起泡性に優れ、木目細かなクリーミィーな泡を形成し、洗浄力に優れることから、洗顔剤、ボディーソープ、ハンドソープ等の身体用の泡沫洗浄剤として好適に用いることができる。

Claims (3)

  1. アニオン界面活性剤、脂肪酸アルキロールアミドおよびポリアルキレンテレフタレートを含有してなる泡沫洗浄剤用組成物。
  2. 前記ポリアルキレンテレフタレートが、ポリプロピレンテレフタレートである請求項1記載の泡沫洗浄剤用組成物。
  3. 請求項1又は2に記載の泡沫洗浄剤組成物を、泡吐出容器に充填したことを特徴とする泡沫洗浄剤。
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