JP4112787B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は洗浄剤組成物に関し、更に詳細には、ポンプフォーマー用に最適な低粘度で、皮膚等に対する刺激が少なく、更に起泡性が高く洗浄力にも優れ、かつ使用感が良好で安定性に優れた低粘度洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、シャンプー、ボディシャンプー、手洗い洗浄剤等の液状身体洗浄剤の容器として、取り出し時に泡状で出てくるポンプフォーマーが使用されている。泡状でポンプから出てくる事により、泡立てる手間が省ける、皮膚への刺激が緩和される等の利点がある。
【0003】
ところで、このようなポンプフォーマーで、きれいに泡を出すためには、洗浄剤組成物が低粘度でなければならず、このような低粘度にするためには工夫が必要である。
【0004】
これまでポンプフォーマー用洗浄剤の粘度を下げるには、洗浄剤の濃度を落とす方法(特開平8−131809号公報、特開平8−143854号公報)、エタノール(特開平8−199188号公報、特開平8−283695号公報)やプロピレングリコール(特開平10−218744号公報、特開平11−35972号公報)等の溶剤を加える方法等がとられていたが、どちらも、実際の使用時には、泡の持続性、汚れに対する泡のスタミナ性に劣る、使用感が悪い等の問題点があり、十分に満足できるものでは無かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従って、ポンプフォーマー用に好適な低粘度で、皮膚等に対する刺激が少なく、更に起泡性が高く洗浄力にも優れ、かつ使用感が良好で安定性に優れた洗浄剤組成物の開発が望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、界面活性剤の有効成分が10重量%を超え、粘度が30mPa・s以下(30℃)で溶剤を実質的に含まない洗浄剤組成物、及びポンプフォーマー用に用いられる洗浄剤組成物、並びにポンプフォーマー容器に充填された洗浄剤組成物に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明は、界面活性剤の有効成分が10重量%を超えて存在し、30℃における粘度が30mPa・s以下、好ましくは15mPa・s以下、特に好ましくは10mPa・s以下で、溶剤を実質的に含まない洗浄剤組成物を提供するものである。そして、低粘度であるため、公知のポンプフォーマー用に用いられる洗浄剤組成物として好適である。該ポンプフォーマー容器に充填された洗浄剤組成物は、起泡性が良好で洗浄力に優れ、使用感が良好で、安定性に優れ更に皮膚等に対する刺激が少ない等の好ましい性能を発揮する。なお、本発明におけるポンプフォーマーとは、ポンプで押すことにより内容物を押し出すタイプのポンプフォーマーや手で容器を圧縮して内容物を押し出すタイプのスクイズフォーマーを包含する。
【0008】
粘度は、回転粘度計の1つであるB型(ブルックフィールド)粘度計により、測定する。
【0009】
本発明の洗浄剤組成物は、使用感と起泡性の観点から溶剤を実質的に含有しない。実質的に含有しないとは、好ましくは0.3重量%以下、より好ましくは0.2重量%以下、更に好ましくは0.1重量%以下を言う。溶剤としては、低級アルコールや低分子量のグリコール類、例えば、エタノール、イソプロパノール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール等が挙げられる。
【0010】
本発明の洗浄剤組成物には、界面活性剤として(A)非イオン界面活性剤、(B)陰イオン界面活性剤及び(C)両性界面活性剤を含有するのが好ましい。
成分(A)の非イオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル;ポリオキシエチレンアルケニルエーテル;ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、アルキルポリグルコシド等の糖系非イオン界面活性剤;脂肪酸グリセリンエステル;脂肪酸ポリグリセリンエステル;ポリオキシエチレン脂肪酸エステル;アルキルポリグリセリンエーテル等が挙げられる。なかでも、起泡力に優れ、使用量が多くても低粘度を維持し、低刺激性の観点から、糖系非イオン界面活性剤が好ましく特にアルキルポリグルコシドが好ましい。
【0011】
アルキルポリグルコシドとしては、例えばアルキル基の炭素数8〜14で糖(グルコース)の縮合度1〜2のものが挙げられる。
【0012】
成分(B)の陰イオン界面活性剤としては、(a)アルキルベンゼンスルホン酸塩、好ましくは平均炭素数10〜16のアルキル基を有する直鎖又は分岐鎖のアルキルベンゼンスルホン酸塩;(b)アルキルエーテル硫酸塩又はアルケニルエーテル硫酸塩、好ましくは平均炭素数10〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を有するアルキルエーテル硫酸塩又はアルケニルエーテル硫酸塩;(c)アルキル硫酸塩又はアルケニル硫酸塩、好ましくは平均炭素数10〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を有するアルキル硫酸塩又はアルケニル硫酸塩;(d)オレフィンスルホン酸塩、好ましくは平均10〜20の炭素原子を1分子中に有するオレフィンスルホン酸塩;(e)アルカンスルホン酸塩、好ましくは平均10〜20の炭素原子を1分子中に有するアルカンスルホン酸塩;(f)高級脂肪酸塩、好ましくは平均10〜24の炭素原子を1分子中に有する飽和又は不飽和脂肪酸塩;(g)エーテルカルボン酸型界面活性剤、好ましくは一般式(1)
R1−(O−C3H6)l−(OC2H4)m−OCH2COOM1 (1)
(式中、R1は炭素数8〜22の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基もしくはアルケニル基、又はアルキル(C8〜C22)フェニル基を示し、lは0〜6の数を示し、mは2〜24の数を示し、M1は水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、総炭素数2〜9のアルカノールアンモニウム、総炭素数1〜22のアルキルアンモニウムもしくはアルケニルアンモニウム、炭素数1〜18のアルキル置換もしくはアルケニル置換ピリジニウム、又は塩基性アミノ酸を示す。)で表されるエーテルカルボン酸型界面活性剤;(h)α−スルホ脂肪酸塩又はエステル、好ましくは平均10〜20の炭素原子から成るアルキル基又はアルケニル基を有するα−スルホ脂肪酸塩又はエステル;(i)N−アシルアミノ酸型界面活性剤、好ましくは炭素数8〜24のアシル基及び遊離カルボン酸残基を有するN−アシルアミノ酸型界面活性剤(例えばN−アシルザルコシネート、N−アシル−β−アラニン等);(j)リン酸エステル型界面活性剤、好ましくは炭素数8〜24のアルキル基又はアルケニル基又はそれらのアルキレンオキシド付加物を有するリン酸モノ又はジエステル型界面活性剤;(k)スルホコハク酸エステル型界面活性剤、好ましくは炭素数8〜22の高級アルコールもしくはそのエトキシレート等のスルホコハク酸エステル又は高級脂肪酸アミド由来のスルホコハク酸エステル;(l)ポリオキシアルキレン脂肪酸アミドエーテル硫酸塩、好ましくは一般式(2)
【0013】
【化1】
【0014】
〔R2は水素原子又は炭素数1〜2のアルキル基を示し、R3は炭素数7〜23の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、R4は水素原子又は炭素数1〜5のアルキル基を示し、Pは0〜20の数を示し、M2はアニオン性残基の対イオンを示す〕
で表されるポリオキシアルキレン脂肪酸アミドエーテル硫酸塩;(m)モノグリセライド硫酸エステル塩、好ましくは炭素数8〜24の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の脂肪酸基を有するモノグリセライド硫酸エステル塩;(n)アシル化イセチオン酸塩、好ましくは炭素数8〜24の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の脂肪酸基を有するアシル化イセチオン酸塩;(o)アルキルグリセリルエーテル硫酸塩又はアルキルグリセリルエーテルスルホン酸塩、好ましくは炭素数8〜24の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基もしくはアルケニル基もしくはそれらのアルキレンオキシド付加物を有するアルキルグリセリルエーテル硫酸塩又はアルキルグリセリルエーテルスルホン酸塩;(p)アルキル又はアルケニルアミドスルホネート、好ましくは炭素数8〜24の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を有するアルキル又はアルケニルアミドスルホネート;(q)アルカノールアミドスルホコハク酸塩、好ましくは炭素数8〜24の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を有するアルカノールアミドスルホコハク酸塩;(r)アルキルスルホアセテート、好ましくは炭素数8〜24の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を有するアルキルスルホアセテート;(s)アシル化タウレート、好ましくは炭素数8〜24の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の脂肪酸基を有するアシルタウレート;(t)N−アシル−N−カルボキシエチルグリシン塩、好ましくは炭素数6〜24のアシル基を有するN−アシル−N−カルボキシエチルグリシン塩などが挙げられる。
【0015】
これらの陰イオン界面活性剤の塩、すなわち陰イオン性残基の対イオンとしては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属イオン、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属イオン、アンモニウムイオン、炭素数2又は3のアルカノール基を1〜3個有するアルカノールアミン(例えばモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミンなど)を挙げることができる。
【0016】
上記の陰イオン界面活性剤のうち、本発明の洗浄剤組成物が、シャンプー、コンディショニングシャンプー等の頭髪用洗浄剤である場合には、(b)、(c)、(d)、(e)、(g)、(i)及び(k)が好ましい。
【0017】
また、本発明の洗浄剤組成物が身体用洗浄剤である場合には、(f)、(g)、(i)、(j)及び(t)が好ましい。
【0018】
これらの成分(B)の陰イオン界面活性剤は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
【0019】
また、成分(B)の陰イオン界面活性剤のうちで、(g)が起泡力向上と低刺激性の観点から特に好ましい。
【0020】
成分(C)の両性界面活性剤としては、アルキルジメチルアミンオキサイド等のアミンオキサイド;アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリウムベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルヒドロキシスルホベタイン等のベタイン等が挙げられ、ベタインが好ましい。
【0021】
成分(A)の非イオン界面活性剤の洗浄剤組成物中の含有量は、起泡力向上と低刺激性の観点から、好ましくは0.5〜10重量%、より好ましくは0.5〜5重量%、特に好ましくは0.5〜4重量%が望ましい。
【0022】
成分(B)の陰イオン界面活性剤の洗浄剤組成物中の含有量は、起泡力向上と低刺激性の観点から、好ましくは2〜10重量%、より好ましくは2〜8重量%、特に好ましくは2〜6重量%が望ましい。
【0023】
成分(C)の両性界面活性剤の洗浄剤組成物中の含有量は、起泡力向上と泡質向上と低刺激性の観点から、好ましくは3〜10重量%、より好ましくは3〜8重量%が望ましい。
【0024】
また、成分(A)と成分(B)と成分(C)の合計の洗浄剤組成物中の含有量は、起泡力向上の観点から10重量%を超えるが、好ましくは12重量%以上である。前記含有量の上限としては20重量%以下が好ましく、16重量%以下がより好ましい。
【0025】
また、成分(B)/成分(C)の重量比が、起泡力向上と粘度低下の観点から、0.2〜0.8であることが好ましい。更に、成分(A)/〔成分(B)+成分(C)〕の重量比は、起泡力向上と粘度低下の観点から、0.1〜2が好ましく、0.2〜1がより好ましく、特に0.3〜0.8が好ましい。
【0026】
本発明の洗浄剤組成物には、上記の必須成分に加え、目的に応じて本発明の効果を損なわない範囲で、グリセリン等の保湿剤;溶剤以外の低粘度化剤;アルキレングリコール脂肪酸エステル等のパール剤;水溶性高分子、水溶性多糖等の粘度または感触改良剤;ラノリン、炭化水素、油脂類、シリコーン油等の油性成分;紫外線吸収剤;キレート剤;色素;防腐剤;pH調製剤;酸化防止剤;粉体;香料等の成分を配合することができる。また、バランスとして水を含有する。特にグリセリンは保湿剤として優れた効果を奏する。
【0027】
本発明の洗浄剤組成物におけるポンプフォーマーとしては、ノズル部を押し下げることにより、本発明の構成の内容液、容器外部から取り入れた空気をディスペンサー内部に設けた泡生成部で混合し、発泡させ、ネット等を通して均質化し、きめ細かな泡をノズル先端から一定量吐出する機構を有するものを使用することができる。また、手で容器を圧縮して内容液を押し出すタイプのスクイズフォーマーも使用することができる。
【0028】
本発明の洗浄剤は常法に従って液状の水性製剤として調製され、従来のポンプフォーマーに用いられる洗浄液と同様にして使用でき、例えば、シャンプー、ボディーソープ、ハンドソープ等として用いられる。
【0029】
【実施例】
実施例1〜6及び比較例1〜6
表1に示す組成の洗浄剤組成物を調製し、それぞれについて起泡量、使用感、皮膚刺激性、粘度及びポンプ押し出し時の泡状態(以下泡状態と略す)について評価を行った。この結果と上記の評価に対する総合評価を表1に示す。なお、表1に示す配合重量%は、界面活性剤の有効分である。
【0030】
<評価方法>
粘度は、30℃においてB型(ブルックフィールド)粘度計を用いて、所定の回転数で測定した。その結果を表1に示す。
起泡量及び使用感は、健常な日本人女性の毛髪20g(15cm)に洗浄剤1gを塗布し、1分間泡立て、専門パネラー20名により下記の評価基準に従い評価した。結果は20名の平均スコアから下記の判定基準に従い表1に示す。
皮膚刺激性は、各洗浄剤組成物を各々5匹のモルモットの健常皮膚に○時間おきに4回塗布し、4回目の反応を下記の評価基準で評価した。結果は5匹の平均スコアから下記の判定基準に従い表1に示す。
泡状態は市販されているポンプフォーマーの容器(350mL)〔大和製缶(株)製〕に上記洗浄剤組成物100gを入れて、1回の吐出量1gで押し出し、下記の評価基準に従い評価した。結果は5回の平均スコアから下記の判定基準に従い表1に示す。
総合評価は下記の評価基準に従い評価した。その結果を表1に示す。
【0031】
<評価基準>
(1)起泡量
A.評価
非常に良好な泡立ち スコア4
良好な泡立ち スコア3
泡立つがやや不足 スコア2
泡立ちが不良 スコア1
B.判定
平均スコア3.5〜4.0 ◎
平均スコア2.5〜3.4 ○
平均スコア1.5〜2.4 △
平均スコア1.0〜1.4 ×
【0032】
(2)使用感
A.評価
泡質がクリーミィで非常に良く滑る スコア4
泡質がクリーミィで滑る スコア3
泡質がやや粗く、やや滑らない スコア2
泡質が粗く、滑らない スコア1
B.判定
平均スコア3.5〜4.0 ◎
平均スコア2.5〜3.5 ○
平均スコア1.5〜2.4 △
平均スコア1.0〜1.4 ×
【0033】
(3)皮膚刺激性
A.評価
無刺激性(反応を認めず) スコア5
微刺激性(かすかな紅斑を認める) スコア4
弱刺激性(明瞭な紅斑を認める) スコア3
中刺激性(明瞭な紅斑に浮腫を伴う) スコア2
強刺激性(明瞭な紅斑に壊死又は仮死を伴う) スコア1
B.判定
平均スコア4.0〜5.0 ◎
平均スコア3.0〜3.9 ○
平均スコア2.0〜2.9 △
平均スコア1.0〜1.9 ×
【0034】
(4)泡状態(ポンプ押し出し時)
A.評価
泡のキメが細かく、泡粒が均一 スコア5
泡のキメが細かく、泡粒が均一で、若干の粗い気泡が混入 スコア4
泡のキメがやや粗く、泡粒が不揃い スコア3
泡が粗く、泡粒が不揃い スコア2
泡ができない スコア1
B.判定
平均スコア4.0〜5.0 ◎
平均スコア3.0〜3.9 ○
平均スコア2.0〜2.9 △
平均スコア1.0〜1.9 ×
【0035】
(5)総合評価
○:上記(1)〜(4)において×が全くなく、△が1つ以下の場合
×:上記(1)〜(4)において×が一つ以上又は△が2つ以上の場合
○は製品として十分に適するが、×は製品として適さない。
【0036】
【表1】
【0037】
実施例1〜6は界面活性剤の有効成分が10重量%を超えているにもかかわらず、30℃での粘度が15mPa・s以下であり且つ溶剤を実質的に含有していないものである。比較例1及び2は界面活性剤の有効成分が10重量%以下であるのにも拘わらず30℃での粘度がそれぞれ15及び20mPa・sである。比較例3及び4は溶剤を含有しているため30℃での粘度が10及び15mPa・sとなる。比較例5は30℃の粘度が30mPa・sを超えているため泡状態が悪い。比較例6は界面活性剤の有効成分が5重量%と低いため30℃の粘度が10mPa・sとなるが、起泡量に劣るものである。また、実施例1〜6は総合評価において、○の評価であり、ポンプフォーマーの製品として十分使用可能なものであった。一方、比較例1〜6は総合評価において×であり、ポンプフォーマーの製品として使用するには不適当であった。
【0038】
【発明の効果】
本発明の洗浄剤組成物は、ポンプフォーマー用に最適な低粘度で、皮膚等に対する刺激が少なく、更に起泡性が高く洗浄力にも優れ、かつ使用感が良好で安定性にも優れる。
Claims (7)
- 界面活性剤の有効成分が10重量%を超え20重量%以下であり、界面活性剤として(A)アルキルポリグルコシド、(B)エーテルカルボン酸型界面活性剤及び(C)両性界面活性剤を含有し、成分(B)/成分(C)の重量比が0.2〜0.75であり、粘度が30mPa・s以下(30℃)で溶剤を実質的に含まない洗浄剤組成物。
- 成分(A)/〔成分(B)+成分(C)〕の重量比が、0.1〜2である、請求項1記載の洗浄剤組成物。
- 成分(A)の洗浄剤組成物中の含有量が、0.5〜10重量%である、請求項1又は2記載の洗浄剤組成物。
- 成分(B)の洗浄剤組成物中の含有量が、2〜8重量%である、請求項1〜3の何れか1項記載の洗浄剤組成物。
- 成分(C)の洗浄剤組成物中の含有量が、3〜10重量%である請求項1〜4の何れか1項記載の洗浄剤組成物。
- ポンプフォーマー用に用いられる請求項1〜5の何れか1項記載の洗浄剤組成物。
- ポンプフォーマー容器に充填された請求項1〜5の何れか1項記載の洗浄剤組成物。
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