JP7146486B2 - 皮膚洗浄剤物品 - Google Patents
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Description
一方、かかるカチオン性高分子の含有を制限した組成物としつつ、これを特許文献3~4に記載されるようなノンエアゾール型容器に充填して用いたとしても、泡質や泡量が不十分となるおそれがあり、また特許文献5に記載されるような泡吐出容器に充填して用いたとしても、多岐に亘る泡質を有効に高めつつ、洗浄後における使用感の向上をも図るには、依然としてさらなる改善を要する状況にある。
ノンエアゾール型容器が、気液混合部、泡微細化部、及び吐出口を備え、かつ空気と皮膚洗浄剤組成物とを体積比(空気/組成物)15/1以上38/1以下で吐出口から吐出する機構を有し、
皮膚洗浄剤組成物が、次の成分(A)~(C):
(A)下記式(a1)又は下記式(a2)から選ばれるアニオン界面活性剤 酸換算量で0.5質量%以上18質量%以下
R1-D-OSO3X1 ・・・(a1)
(式(a1)中、R1は炭素数10~22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示し、Dは-(OCH2CH2)n-を示し(nは0~10の数を示す)、X1はアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又は有機塩基を示す)
R2-E-SO3X2 ・・・(a2)
(式(a2)中、R2は置換基を有してもよい炭素数10~22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示し、Eは-(OCH2CH2)m-又は-CO-O-C2H4-を示し(mは0~10の数を示す)、X2はアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又は有機塩基を示す)
(B)グリセリン、ソルビトール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジプロピレングリコール及び質量平均分子量20000以下のポリエチレングリコールから選ばれる1種又は2種以上のポリオール 2質量%以上50質量%以下
(C)水 40質量%以上90質量%以下
含有し、かつ
カチオン性高分子(D)の含有量が0.1質量%以下であり、α-オレフィンスルホン酸塩(E)の含有量が酸換算量で1質量%以下
である、皮膚洗浄剤物品に関する。
本発明の皮膚洗浄剤物品は、後述するノンエアゾール型容器(X)に皮膚洗浄剤組成物(Y)が充填されてなる皮膚洗浄剤物品である。
本発明で用いるノンエアゾール型容器(X)は、気液混合部、泡微細化部、及び吐出口を備え、かつ空気と後述する皮膚洗浄剤組成物(Y)とを体積比(空気/組成物)15/1以上38/1以下で吐出口から内容物を吐出する機構を有する。従来より多用されていたノンエアゾール型容器は、例えば特開2008-214403号公報にも記載されるように、空気と内容液とを5/1~13/1の体積比(空気/内容液)で混合する機構を有する程度の容器にすぎなかったところ、本発明で用いるノンエアゾール型容器(X)は、空気と皮膚洗浄剤組成物(Y)とを体積比(空気/組成物)15/1以上38/1以下なる、液体の組成物よりも高比率で空気を導入して吐出する機構を有し、高発泡率の泡の吐出を可能とする容器である。
なお、本明細書において「良好な泡質」とは、きめが細かく(濃密感があり)、弾力性が高いことを含む意味である。本発明によりもたらされる泡は、さらに柔らかい泡質でありながら、身体を洗浄する際のようにやや強めのせん断力が泡に負荷される場合であっても、しっかりとした粘りを発現することのできる適度な粘性を有するという大きな特徴もある。
なお、空気と皮膚洗浄剤組成物(Y)との体積比(空気/組成物)とは、25℃での値を意味する。
空気と皮膚洗浄剤組成物とを上記体積比(空気/組成物)で吐出口から内容物を吐出する機構としては、例えば、空気と皮膚洗浄剤組成物(Y)とが上記体積比(空気/組成物)で混合可能な気液混合部を有することが挙げられる。
皮膚洗浄剤組成物(Y)は、成分(A)として、下記式(a1)又は下記式(a2)から選ばれるアニオン界面活性剤を酸換算量で0.5質量%以上18質量%以下含有する。これにより、優れた発泡性を発現しながら微細な泡とし、また柔らかな泡質をもたらすことができる。なお、本発明において、成分(A)の酸換算量での含有量は、成分(A)の酸としての含有量を意味する。
R1-D-OSO3X1 ・・・(a1)
上記式(a1)中、R1は炭素数10~22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示し、ベンゼン環を含まない。Dは-(OCH2CH2)n-を示し、nは0~10の数を示す。
X1はアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又は有機塩基を示し、具体的には、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属;カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属;アンモニウム;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン;アルギニン、リジン等の塩基性アミノ酸を示す。
R2-E-SO3X2 ・・・(a2)
上記式(a2)中、R2は置換基を有してもよい炭素数10~22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示し、ベンゼン環を含まない。Eは-(OCH2CH2)m-又は-CO-O-C2H4-を示し、mは0~10の数を示す。
X2はアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又は有機塩基を示し、具体的には、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属;カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属;アンモニウム;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン;アルギニン、リジン等の塩基性アミノ酸を示す。
なお、上記ポリエチレングリコールの質量平均分子量とは、GPC(ゲルパーミェーションクロマトグラフィ)により測定される値を意味する。成分(B)として用いるポリエチレングリコールの質量平均分子量は、適度な粘性を付与して良好な吐出性を確保する観点から、20000以下であって、好ましくは15000以下であり、より好ましくは10000以下であり、良好な泡質を得る観点から、好ましくは200以上であり、より好ましくは400以上である。
なかでも、成分(B)の含有量は、初期泡弾力及び泡の濃密感を向上させる観点から、皮膚洗浄剤組成物(Y)中に、さらに好ましくは9質量%以上であり、さらにより好ましくは10質量%以上であり、さらに好ましくは20質量%以下であり、さらにより好ましくは15質量%以下である。そして、成分(B)の含有量は、皮膚洗浄剤組成物(Y)中に、さらに好ましくは9~20質量%であり、さらにより好ましくは10~15質量%である。
なかでも、良好な泡質を確保する観点から、炭素数9~19の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を有する脂肪酸塩が好ましく、炭素数11~19の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を有する脂肪酸塩がより好ましく、炭素数11~17の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を有する脂肪酸塩がさらに好ましい。
なかでも、良好な発泡性や洗浄性を保持する観点から、アミドベタイン型界面活性剤及びスルホベタイン型界面活性剤から選ばれる1種又は2種以上が好ましく、アミドベタイン型界面活性剤がより好ましく、具体的には、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、ラウリルヒドロキシスルホベタインから選ばれる少なくとも1種が好ましい。
なかでも、成分(F)の含有量は、さらに初期泡弾力及び泡の濃密感を向上させる観点から、皮膚洗浄剤組成物(Y)中に、さらに好ましくは0.8質量%以上であり、さらにより好ましくは1.0質量%以上であり、また、さらに好ましくは2.0質量%未満であり、さらにより好ましくは1.9質量%以下である。そして、成分(F)の含有量は、皮膚洗浄剤組成物(Y)中に、さらに好ましくは0.8質量%以上2.0質量%未満であり、さらにより好ましくは1.0~1.9質量%である。
なかでも、良好な発泡性や洗浄性を保持する観点から、疎水性部位として炭素数8以上20以下のアルキル基又はアルケニル基を有するノニオン界面活性剤が好ましく、より具体的には、アルキルグルコシド、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテルから選ばれる少なくとも1種が好ましい。
また、成分(G)を含有しなくとも各成分の分散性又は溶解性が良好な場合、すなわち成分(G)を敢えて添加しなくとも分散不良や析出が生じない場合には、成分(G)の含有量を低減することができる。具体的には、かかる場合における成分(G)の含有量は、初期泡弾力及び泡の濃密感を向上させる観点から、皮膚洗浄剤組成物(Y)中に、好ましくは0.5質量%以下であり、より好ましくは0.1質量%以下であり、さらに好ましくは0.05質量%以下であり、好ましくは0.001質量%以上であり、より好ましくは0.005質量%以上であり、さらに好ましくは0.01質量%以上である。そして、成分(G)を含有しなくとも各成分の分散性又は溶解性が良好な場合における成分(G)の含有量は、皮膚洗浄剤組成物(Y)中に、好ましくは0.001~0.5質量%であり、より好ましくは0.005~0.1質量%であり、さらに好ましくは0.01~0.05質量%である。
なお、粒子長とは、レーザー回折散乱法により得られる値を意味する。
なお、皮膚洗浄剤組成物(Y)の粘度は、ヘリパス型粘度計(B型粘度計、ロータBMNo.1、回転数:60rpm/1分間)を用い、30℃において、液粘度(mPa・s)として測定される値である。
なお、「吐出されてなる皮膚洗浄剤組成物(Y)にせん断力を負荷し、せん断速度1000(1/s)に到達してから5秒経過時点」とは、具体的には、例えば、図1のグラフ中に示す測定点Mを意味する。
なお、かかる皮膚洗浄剤組成物(Y)の発泡倍率とは、25℃においてノンエアゾール型容器(X)から吐出された時点から5秒経過時の、泡状の皮膚洗浄剤組成物(Y)の体積と液状の皮膚洗浄剤組成物(Y)の体積との体積比(泡状の体積/液の体積)の値である。
ここで、泡界面総長とは、図2の概略図に示すように、上記観察範囲内において確認される泡Qの皮膚洗浄剤組成物Pとの界面rの長さの合計、すなわち個々の泡Bの周囲rの全長をすべて総じた値を意味する。
[1]ノンエアゾール型容器に皮膚洗浄剤組成物が充填されてなる皮膚洗浄剤物品であって、
ノンエアゾール型容器が、気液混合部、泡微細化部、及び吐出口を備え、かつ空気と皮膚洗浄剤組成物とを体積比(空気/組成物)15/1以上38/1以下で吐出口から吐出する機構を有し、
皮膚洗浄剤組成物が、次の成分(A)~(C):
(A)下記式(a1)又は下記式(a2)から選ばれるアニオン界面活性剤 酸換算量で0.5質量%以上18質量%以下
R1-D-OSO3X1 ・・・(a1)
(式(a1)中、R1は炭素数10~22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示し、Dは-(OCH2CH2)n-を示し(nは0~10の数を示す)、X1はアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又は有機塩基を示す)
R2-E-SO3X2 ・・・(a2)
(式(a2)中、R2は置換基を有してもよい炭素数10~22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示し、Eは-(OCH2CH2)m-又は-CO-O-C2H4-を示し(mは0~10の数を示す)、X2はアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又は有機塩基を示す)
(B)グリセリン、ソルビトール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジプロピレングリコール及び質量平均分子量20000以下のポリエチレングリコールから選ばれる1種又は2種以上のポリオール 2質量%以上50質量%以下
(C)水 40質量%以上90質量%以下
含有し、かつ
カチオン性高分子(D)の含有量が0.1質量%以下であり、α-オレフィンスルホン酸塩(E)の含有量が酸換算量で1質量%以下
である、皮膚洗浄剤物品。
[2]ノンエアゾール型容器(X)が有する吐出口から内容物を吐出する機構において、空気と皮膚洗浄剤組成物(Y)との体積比(空気/組成物)は、好ましくは16/1以上であり、より好ましくは17/1以上であり、さらに好ましくは20/1以上であり、好ましくは30/1以下であり、より好ましくは29/1以下であり、さらに好ましくは26/1以下である上記[1]の皮膚洗浄剤物品。
[3]ノンエアゾール型容器(X)の形態が、好ましくはスクイズタイプの容器、手動ポンプタイプの容器、及び電動ポンプタイプの容器から選ばれ、より好ましくは手動ポンプタイプの容器、又は電動ポンプタイプの容器である上記[1]又は[2]の皮膚洗浄剤物品。
[4]ノンエアゾール型容器(X)が、好ましくは、泡微細化部内にメッシュ又は複数の小孔を設けた多孔質部材を備える上記[1]~[3]いずれか1の皮膚洗浄剤物品。
[6]成分(A)が、好ましくは炭素数10~22の直鎖アルキル基を有するアルキル硫酸塩、炭素数10~22の直鎖アルキル基にエチレングリコールが付加されたアルキルエーテル硫酸塩であり、より好ましくはアルキルエーテル硫酸塩であり、さらに炭素数12~14のアルキル基を有するにアルキルエーテル硫酸塩が好ましく、エチレンオキシドの平均付加モル数が好ましくは0.5~5であり、より好ましくは1~4のアルキルエーテル硫酸塩が好ましく、さらにアルカリ金属塩、又はアンモニウム塩であるのが好ましい上記[1]~[5]いずれか1の皮膚洗浄剤物品。
[7]皮膚洗浄剤組成物(Y)中における成分(A)の含有量は、酸換算量で、好ましくは1質量%以上であり、より好ましくは2質量%以上であり、さらに好ましくは5質量%以上であり、好ましくは15質量%以下であり、より好ましくは12質量%以下であり、さらに好ましくは10質量%以下である上記[1]~[6]いずれか1の皮膚洗浄剤物品。
[9]皮膚洗浄剤組成物(Y)中における成分(B)の含有量は、好ましくは3質量%以上であり、より好ましくは5質量%以上であり、さらに好ましくは8質量%以上であり、好ましくは45質量%以下であり、より好ましくは40質量%以下であり、さらに好ましくは35質量%以下であり、或いはさらに好ましくは9質量%以上であり、さらにより好ましくは10質量%以上であり、さらに好ましくは20質量%以下であり、さらにより好ましくは15質量%以下である上記[1]~[8]いずれか1の皮膚洗浄剤物品。
[10]皮膚洗浄剤組成物(Y)中における成分(A)と成分(B)の合計含有量は、好ましくは10質量%以上であり、より好ましくは15質量%以上であり、さらに好ましくは17質量%以上であり、またさらに好ましくは18質量%以上であり、好ましくは60質量%以下であり、より好ましくは55質量%以下であり、さらに好ましくは50質量%以下であり、よりさらに好ましくは45質量%以下である上記[1]~[9]いずれか1の皮膚洗浄剤物品。
[12]皮膚洗浄剤組成物(Y)中におけるカチオン性高分子(D)の含有量は、好ましくは0.05質量%以下であり、より好ましくは0.03質量%以下であり、さらに好ましくは0.01質量%以下であり、或いは皮膚洗浄剤組成物(Y)は、カチオン性高分子(D)を含まないのが好ましい上記[1]~[11]いずれか1の皮膚洗浄剤物品。
[13]皮膚洗浄剤組成物(Y)中におけるα-オレフィンスルホン酸塩(E)の含有量は、酸換算量で、好ましくは0.5質量%以下であり、より好ましくは0.1質量%以下であり、さらに好ましくは0.05質量%以下であり、或いは皮膚洗浄剤組成物(Y)は、α-オレフィンスルホン酸塩(E)を含まないのが好ましい上記[1]~[12]いずれか1の皮膚洗浄剤物品。
[14]α-オレフィンスルホン酸塩(E)の酸換算量と成分(A)の酸換算量との質量比((E)/(A))は、好ましくは0.2以下であり、より好ましくは0.1以下であり、さらに好ましくは0.05以下である上記[1]~[13]いずれか1の皮膚洗浄剤物品。
[15]皮膚洗浄剤組成物(Y)中における脂肪酸塩の含有量は、酸換算量で、好ましくは0.5質量%以上であり、より好ましくは1質量%以上であり、さらに好ましくは2質量%以上であり、好ましくは10質量%以下であり、より好ましくは9質量%以下であり、さらに好ましくは8質量%以下である上記[1]~[14]いずれか1の皮膚洗浄剤物品。
[16]皮膚洗浄剤組成物(Y)中における増粘剤の含有量は、好ましくは5質量%以下であり、より好ましくは3質量%以下であり、更に好ましくは2質量%以下であり、好ましくは0.01質量%以上であり、より好ましくは0.05質量%以上であり、更に好ましくは0.1質量%以上であり、或いは好ましくは増粘剤を含有しない上記[1]~[15]いずれか1の皮膚洗浄剤物品。
[17]皮膚洗浄剤組成物(Y)中における粉体又は粒状物の含有量は、好ましくは0.5質量%以下であり、より好ましくは0.4質量%以下であり、さらに好ましくは0.3質量%以下であり、好ましくは0質量%を超え、或いは好ましくは粉体又は粒状物を含有しない上記[1]~[16]いずれか1の皮膚洗浄剤物品。
[18]皮膚洗浄剤組成物(Y)中におけるエタノールの含有量は、好ましくは5質量%以下であり、より好ましくは3質量%以下であり、より好ましくは1質量%以下であり、さらに好ましくは0.1質量%以下であり、好ましくは0質量%を超え又は0.001質量%以上であり、或いは好ましくはエタノールを含有しない上記[1]~[17]いずれか1の皮膚洗浄剤物品。
[20]皮膚洗浄剤組成物(Y)の30℃における粘度は、好ましくは2mPa・s以上であり、より好ましくは3mPa・s以上であり、さらに好ましくは5mPa・s以上であり、好ましくは20mPa・s以下であり、より好ましくは18mPa・s以下であり、さらに好ましくは15mPa・s以下である上記[1]~[16]いずれか1の皮膚洗浄剤物品。
ノンエアゾール型容器が、気液混合部、泡微細化部、及び吐出口を備え、かつ空気と皮膚洗浄剤組成物とを体積比(空気/組成物)15/1以上38/1以下で吐出口から吐出する機構を有し、
皮膚洗浄剤組成物が、次の成分(A)~(C):
(A)下記式(a1)又は下記式(a2)から選ばれるアニオン界面活性剤 酸換算量で0.5質量%以上18質量%以下
R1-D-OSO3X1 ・・・(a1)
(式(a1)中、R1は炭素数10~22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示し、Dは-(OCH2CH2)n-を示し(nは0~10の数を示す)、X1はアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又は有機塩基を示す)
R2-E-SO3X2 ・・・(a2)
(式(a2)中、R2は置換基を有してもよい炭素数10~22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示し、Eは-(OCH2CH2)m-又は-CO-O-C2H4-を示し(mは0~10の数を示す)、X2はアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又は有機塩基を示す)
(B)グリセリン、ソルビトール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジプロピレングリコール及び質量平均分子量20000以下のポリエチレングリコールから選ばれる1種又は2種以上のポリオール 2質量%以上50質量%以下
(C)水 40質量%以上90質量%以下
含有し、
カチオン性高分子(D)の含有量が0.1質量%以下であり、α-オレフィンスルホン酸塩(E)の含有量が酸換算量で1質量%以下
であり、かつ
皮膚洗浄剤組成物の発泡倍率が、吐出口から吐出されてから5秒経過時において15倍以上38倍以下である皮膚洗浄剤組成物。
[22]皮膚洗浄剤組成物(Y)の発泡倍率は、ノンエアゾール型容器(X)から吐出された時点から5秒経過時において、好ましくは17倍以上であり、より好ましくは20倍以上であり、好ましくは30倍以下であり、より好ましくは29倍以下であり、さらに好ましくは26倍以下である上記[21]の皮膚洗浄剤組成物。
[23]ノンエアゾール型容器(X)が有する吐出口から内容物を吐出する機構において、空気と皮膚洗浄剤組成物(Y)との体積比(空気/組成物)は、好ましくは16/1以上であり、より好ましくは17/1以上であり、好ましくは30/1以下であり、より好ましくは29/1以下であり、さらに好ましくは26/1以下である上記[21]又は[22]の皮膚洗浄剤組成物。
皮膚洗浄剤組成物(Y)の発泡倍率を、ノンエアゾール型容器(X)から吐出された時点から5秒経過時において、好ましくは17倍以上、より好ましくは20倍以上、好ましくは30倍以下、より好ましくは29倍以下、さらに好ましくは26倍以下とする、皮膚洗浄剤組成物(Y)の発泡倍率の向上方法。
[25]上記[1]~[20]いずれか1の皮膚洗浄剤物品を用い、ノンエアゾール型容器(X)から皮膚洗浄剤組成物(Y)を吐出させて、
空気と皮膚洗浄剤組成物(Y)との体積比(空気/組成物)が13/1であるノンエアゾール型容器から吐出されてなる皮膚洗浄剤組成物(Y)の泡界面総長を基準(100%)としたときの、ノンエアゾール型容器(X)から吐出されてなる皮膚洗浄剤組成物(Y)の泡界面総長の増加率を、好ましくは3%以上、より好ましくは5%以上、さらに好ましくは7%以上、好ましくは60%以下、より好ましくは50%以下、さらに好ましくは40%以下とする、皮膚洗浄剤組成物(Y)の泡界面総長の増加方法。
[26]上記[1]~[20]いずれか1の皮膚洗浄剤物品を用い、ノンエアゾール型容器(X)から皮膚洗浄剤組成物(Y)を吐出させて、
空気と皮膚洗浄剤組成物(Y)との体積比(空気/組成物)が13/1であるノンエアゾール型容器から吐出されてなる皮膚洗浄剤組成物(Y)の泡数を基準(100%)としたときの、ノンエアゾール型容器(X)から吐出されてなる皮膚洗浄剤組成物(Y)の泡数の増加率を、好ましくは5%以上、より好ましくは10%以上、さらに好ましくは15%以上、好ましくは90%以下、より好ましくは80%以下、さらに好ましくは70%以下とする、皮膚洗浄剤組成物(Y)の泡数の増加方法。
皮膚洗浄剤組成物が、次の成分(A)~(C):
(A)下記式(a1)又は下記式(a2)から選ばれるアニオン界面活性剤 酸換算量で2質量%以上12質量%以下
R1-D-OSO3X1 ・・・(a1)
(式(a1)中、R1は炭素数10~22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示し、Dは-(OCH2CH2)n-を示し(nは0~10の数を示す)、X1はアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又は有機塩基を示す)
R2-E-SO3X2 ・・・(a2)
(式(a2)中、R2は置換基を有してもよい炭素数10~22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示し、Eは-(OCH2CH2)m-又は-CO-O-C2H4-を示し(mは0~10の数を示す)、X2はアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又は有機塩基を示す)
(B)グリセリン、ソルビトール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、及び質量平均分子量20000以下のポリエチレングリコールから選ばれる1種又は2種以上のポリオール 9質量%以上20質量%以下
(C)水 45質量%以上85質量%以下
含有し、かつ
カチオン性高分子(D)の含有量が0.1質量%以下であり、α-オレフィンスルホン酸塩(E)の含有量が酸換算量で1質量%以下
である、皮膚洗浄剤物品。
皮膚洗浄剤組成物が、次の成分(A)~(C)及び(F):
(A)下記式(a1)又は下記式(a2)から選ばれるアニオン界面活性剤 酸換算量で2質量%以上12質量%以下
R1-D-OSO3X1 ・・・(a1)
(式(a1)中、R1は炭素数10~22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示し、Dは-(OCH2CH2)n-を示し(nは0~10の数を示す)、X1はアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又は有機塩基を示す)
R2-E-SO3X2 ・・・(a2)
(式(a2)中、R2は置換基を有してもよい炭素数10~22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示し、Eは-(OCH2CH2)m-又は-CO-O-C2H4-を示し(mは0~10の数を示す)、X2はアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又は有機塩基を示す)
(B)グリセリン、ソルビトール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、及び質量平均分子量20000以下のポリエチレングリコールから選ばれる1種又は2種以上のポリオール 9質量%以上20質量%以下
(C)水 45質量%以上85質量%以下
(F)両性界面活性剤 0.1質量%以上5質量%以下
を含有し、かつ
カチオン性高分子(D)の含有量が0.1質量%以下であり、α-オレフィンスルホン酸塩(E)の含有量が酸換算量で1質量%以下
であり、成分(A)を含むアニオン界面活性剤の合計含有量と成分(F)の含有量との質量比(アニオン性界面活性剤/(F))が5.5以上50以下である、皮膚洗浄剤物品。
皮膚洗浄剤組成物が、次の成分(A)~(C)及び(F)~(G):
(A)下記式(a1)又は下記式(a2)から選ばれるアニオン界面活性剤 酸換算量で2質量%以上12質量%以下
R1-D-OSO3X1 ・・・(a1)
(式(a1)中、R1は炭素数10~22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示し、Dは-(OCH2CH2)n-を示し(nは0~10の数を示す)、X1はアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又は有機塩基を示す)
R2-E-SO3X2 ・・・(a2)
(式(a2)中、R2は置換基を有してもよい炭素数10~22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示し、Eは-(OCH2CH2)m-又は-CO-O-C2H4-を示し(mは0~10の数を示す)、X2はアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又は有機塩基を示す)
(B)グリセリン、ソルビトール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、及び質量平均分子量20000以下のポリエチレングリコールから選ばれる1種又は2種以上のポリオール 9質量%以上20質量%以下
(C)水 45質量%以上85質量%以下
(F)両性界面活性剤 0.8質量%以上2質量%未満
(G)ノニオン性界面活性剤 0.001質量%以上0.5質量%以下
を含有し、かつ
カチオン性高分子(D)の含有量が0.1質量%以下であり、α-オレフィンスルホン酸塩(E)の含有量が酸換算量で1質量%以下
であり、成分(A)を含むアニオン界面活性剤の合計含有量と成分(F)の含有量との質量比(アニオン性界面活性剤/(F))が5.5以上20以下である、皮膚洗浄剤物品。
皮膚洗浄剤組成物が、次の成分(A)~(C)及び(F)~(G):
(A)下記式(a1)又は下記式(a2)から選ばれるアニオン界面活性剤 酸換算量で2質量%以上12質量%以下
R1-D-OSO3X1 ・・・(a1)
(式(a1)中、R1は炭素数10~22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示し、Dは-(OCH2CH2)n-を示し(nは0~10の数を示す)、X1はアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又は有機塩基を示す)
R2-E-SO3X2 ・・・(a2)
(式(a2)中、R2は置換基を有してもよい炭素数10~22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示し、Eは-(OCH2CH2)m-又は-CO-O-C2H4-を示し(mは0~10の数を示す)、X2はアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又は有機塩基を示す)
(B)グリセリン、ソルビトール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、及び質量平均分子量20000以下のポリエチレングリコールから選ばれる1種又は2種以上のポリオール 9質量%以上20質量%以下
(C)水 45質量%以上85質量%以下
(F)両性界面活性剤 1.0質量%以上1.9質量%以下
(G)ノニオン性界面活性剤 0.01質量%以上0.05質量%以下
を含有し、かつ
カチオン性高分子(D)の含有量が0.1質量%以下であり、α-オレフィンスルホン酸塩(E)の含有量が酸換算量で1質量%以下
であり、成分(A)を含むアニオン界面活性剤の合計含有量と成分(F)の含有量との質量比(アニオン性界面活性剤/(F))が6以上10以下である、皮膚洗浄剤物品。
(組成物1)
水酸化カリウム以外の全成分を混合し、70℃まで加熱して均一にした。この後、水酸化カリウムを加えて、撹拌して混合した。さらに撹拌しながら25℃まで冷却して皮膚洗浄剤組成物を得た。次いで、下記方法にしたがって、得られた各組成物の粘度及びpHを測定した。
(組成物2~5)
表1の処方にしたがい、組成物1と同様にして製造し、皮膚洗浄剤組成物(組成物2~5)を得た。次いで、下記方法にしたがって、得られた各組成物の粘度及びpHを測定した。
B型粘度計(TVB-10型粘度計、東機産業社製)を用い、30℃、ロータNo.1(回転数)60rpm、測定時間1分間にて測定した。
pH電極(堀場製作所製、型番F-22)を用い、25℃にて測定した。
ノンエアゾール型容器として、気液混合部における体積比(空気/組成物)が各々異なるポンプ式のノンエアゾール型容器(特開2009-202122号公報に記載の容器)、容器1~7を用い、環境温度を25℃とし、表2~4の記載にしたがって、容器内に製造例1で得られた組成物を充填し、皮膚洗浄剤物品を得た。
なお、各容器とも、泡微細化部にメッシュ2枚(#200/目開き77μm、#305/目開き44μm)を備えており、1プッシュで組成物1mLを液用シリンダで30mm/sの吐出速度、所定の体積比の空気を空気用シリンダで30mm/sの吐出速度にて気液混合室内に送出して混合して泡を形成させ、泡微細化部を通して泡を微細化して吐出口から吐出されるよう、ポンプヘッドを押圧した。
得られた皮膚洗浄剤物品を用い、下記方法にしたがって、評価及び測定を行った。
結果を表2~4に示す。
得られた各皮膚洗浄剤物品を用い、専門パネラー3名により評価を行った。具体的には、まず水で濡らした一方の手のひらの上に、容器の吐出口から泡を吐出し(液量:2mL)た。次いで、直ちに吐出した泡の上方から他方の手を押し付け、かかる他方の手で感じた泡の弾力の程度を、下記基準にしたがって評価した。
専門パネラー3名の評価を元に協議により決定して、最終評価とした(なお、表中、「-」は未測定)。
5:非常に弾力がある
4:弾力がある
3:やや弾力がある
2:やや弾力がない
1:弾力がない
得られた各皮膚洗浄剤物品を用い、専門パネラー3名により評価を行った。具体的には、まず水で濡らした一方の手のひらの上に、容器の吐出口から泡を吐出し(液量:2mL)た。次いで、直ちに他方の手と合わせて吐出した泡を挟み込み、両手を20往復擦りあわせ、手で感じた泡の濃密感(きめの細かさ)の程度を、下記基準にしたがって評価した。
専門パネラー3名の評価を元に協議により決定して、最終評価とした。
5:非常に濃密である
4:濃密である
3:やや濃密である
2:やや濃密でない
1:濃密でない
得られた各皮膚洗浄剤物品を用い、専門パネラー3名により評価を行った。具体的には、水で濡らした一方の手のひらの上に、容器の吐出口から泡を吐出し(液量:2mL)た。次いで、直ちに吐出した泡の上方から他方の手を押し付け、かかる他方の手で感じた
泡の粘り感の程度を評価した。
専門パネラー3名の評価を元に協議により決定して、最終評価とした。
5:非常に粘り感がある
4:粘り感がある
3:やや粘り感がある
2:やや粘り感がない
1:粘り感がない
水で濡らした一方の前腕の上に、泡を吐出し(液量:2mL)次いで、直ちに他方の手で20往復擦り、その後ヌルツキがなくなるまで流水で泡を流し、タオルで軽く拭いて30秒後の肌感触を評価した。専門パネラー3名の評価を元に、協議決定して、最終評価とした。
5:非常になめらか
4:なめらか
3:ややなめらか
2:ややなめらかではない
1:なめらかではない
測定装置として、泡径解析装置(DFA 100、Foam Analysis、KRUSS社製)を用い、容器の吐出口から吐出した泡をプレートに載置し、画像処理により観察範囲(1280×1240pixel)内に存在する泡を観察した。
上記観察範囲内に存在する泡数を確認するとともに、確認された泡界面総長を測定した。泡数及び泡界面総長は、3回の測定結果の平均値として表に示す。
また、容器1(気液混合部における体積比(空気/組成物)=13/1)を用いたときの泡数、及び泡界面総長を基準(100%)とし、各容器を用いたときの泡数、及び泡界面総長の増加率(%)を求めた。
粘性率の測定装置として、MCR 502(Modular Compact Rheometer, Anton Paar社製、測定セル:P-PTD200、測定システム:PP50)を用い、測定条件をGap:0.5mm、温度:30℃とした。
まず、容器の吐出口から吐出した泡をプレートに載置し、図1に示すようなせん断を負荷してせん断速度1000(1/s)に到達してから5秒経過時点での粘性率(Pa・s)を測定した。
また、容器1(気液混合部における体積比(空気/組成物)=13/1)を用いたときの粘性率を基準(100%)とし、各容器を用いたときの粘性率の増加率(%)を求めた。
容器の吐出口から泡を吐出し(液量:2mL)、吐出された時点から5秒経過時に泡状の各皮膚洗浄剤組成物の体積を測定し、液量2mLに対する体積比を求め、10回の吐出の平均値を算出した。得られた値は、泡状の皮膚洗浄剤組成物(Y)の体積と液状の皮膚洗浄剤組成物(Y)の体積との体積比(泡状の体積/液の体積)の値であり、各皮膚洗浄剤組成物の発泡倍率を意味するものであるが、かかる値は、気液混合部における体積比(空気/組成物)の値に対し、±0.5の値であって、互いに近似していることを確認した。
Q:空気
r:泡の界面
M:粘性率を測定する際における、せん断速度1000(1/s)に到達してから5秒経過時点である測定点
Claims (8)
- ノンエアゾール型容器に皮膚洗浄剤組成物が充填されてなる皮膚洗浄剤物品であって、
ノンエアゾール型容器が、気液混合部、泡微細化部、及び吐出口を備え、かつ空気と皮膚洗浄剤組成物とを体積比(空気/組成物)17/1以上38/1以下で吐出口から吐出する機構を有し、
皮膚洗浄剤組成物が、次の成分(A)~(C):
(A)下記式(a1)又は下記式(a2)から選ばれるアニオン界面活性剤 酸換算量で0.5質量%以上18質量%以下
R1-D-OSO3X1 ・・・(a1)
(式(a1)中、R1は炭素数10~22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示し、Dは-(OCH2CH2)n-を示し(nは0~10の数を示す)、X1はアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又は有機塩基を示す)
R2-E-SO3X2 ・・・(a2)
(式(a2)中、R2は置換基を有してもよい炭素数10~22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示し、Eは-(OCH2CH2)m-又は-CO-O-C2H4-を示し(mは0~10の数を示す)、X2はアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又は有機塩基を示す)
(B)グリセリン、ソルビトール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジプロピレングリコール及び質量平均分子量20000以下のポリエチレングリコールから選ばれる1種又は2種以上のポリオール 2質量%以上50質量%以下
(C)水 40質量%以上90質量%以下
含有し、かつ
カチオン性高分子(D)の含有量が0.1質量%以下であり、α-オレフィンスルホン酸塩(E)の含有量が酸換算量で1質量%以下
である、皮膚洗浄剤物品。 - 皮膚洗浄剤組成物中における成分(A)の酸換算量と成分(B)の含有量との合計量が、10質量%以上60質量%以下である請求項1に記載の皮膚洗浄剤物品。
- 皮膚洗浄剤組成物中における成分(B)の含有量が、5質量%以上50質量%以下である請求項1又は2に記載の皮膚洗浄剤組成物。
- 皮膚洗浄剤組成物の30℃における粘度が、2mPa・s以上20mPa・s以下である請求項1~3のいずれか1項に記載の皮膚洗浄剤物品。
- 皮膚洗浄剤組成物の25℃におけるpHが、5以上11以下である請求項1~4のいずれか1項に記載の皮膚洗浄剤物品。
- 皮膚洗浄剤組成物中におけるエタノールの含有量が、5質量%以下である請求項1~5のいずれか1項に記載の皮膚洗浄剤物品。
- ノンエアゾール型容器が、ポンプ式容器である請求項1~6のいずれか1項に記載の皮膚洗浄剤物品。
- ノンエアゾール型容器の吐出口から該容器に充填されてなる皮膚洗浄剤組成物を泡状で吐出して皮膚に適用する皮膚洗浄方法であって、
ノンエアゾール型容器が、気液混合部、泡微細化部、及び吐出口を備え、かつ空気と皮膚洗浄剤組成物とを体積比(空気/組成物)17/1以上38/1以下で吐出口から吐出する機構を有し、
皮膚洗浄剤組成物が、次の成分(A)~(C):
(A)下記式(a1)又は下記式(a2)から選ばれるアニオン界面活性剤 酸換算量で0.5質量%以上18質量%以下
R1-D-OSO3X1 ・・・(a1)
(式(a1)中、R1は炭素数10~22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示し、Dは-(OCH2CH2)n-を示し(nは0~10の数を示す)、X1はアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又は有機塩基を示す)
R2-E-SO3X2 ・・・(a2)
(式(a2)中、R2は置換基を有してもよい炭素数10~22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示し、Eは-(OCH2CH2)m-又は-CO-O-C2H4-を示し(mは0~10の数を示す)、X2はアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又は有機塩基を示す)
(B)グリセリン、ソルビトール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジプロピレングリコール及び質量平均分子量20000以下のポリエチレングリコールから選ばれる1種又は2種以上のポリオール 2質量%以上50質量%以下
(C)水 40質量%以上90質量%以下
含有し、
カチオン性高分子(D)の含有量が0.1質量%以下であり、α-オレフィンスルホン酸塩(E)の含有量が酸換算量で1質量%以下
である、皮膚洗浄方法。
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