JP2006342293A - 泡沫洗浄剤用組成物及び泡沫洗浄剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】 低温下及び高温下における保存安定性に優れ、使用時には木目細かなクリーミィーな泡を形成し、洗浄力に優れ、使用後には、つっぱり感を抑える共に、しっとり感に優れる泡沫洗浄剤用組成物、並びに該組成物を泡吐出容器に充填した泡沫洗浄剤を提供することを課題とする。
【解決手段】 (A)高級脂肪酸塩、(B)ポリオキシエチレンアルキルエーテル、(C)脂肪酸アルキロールアミド、および(D)多価アルコールを含有してなる泡沫洗浄剤用組成物とする。また、該洗浄剤組成物を、泡吐出容器に充填したことを特徴とする泡沫洗浄剤とする。
【選択図】 なし。
【解決手段】 (A)高級脂肪酸塩、(B)ポリオキシエチレンアルキルエーテル、(C)脂肪酸アルキロールアミド、および(D)多価アルコールを含有してなる泡沫洗浄剤用組成物とする。また、該洗浄剤組成物を、泡吐出容器に充填したことを特徴とする泡沫洗浄剤とする。
【選択図】 なし。
Description
本発明は、泡沫洗浄剤用組成物並びに泡沫洗浄剤に関する。詳しくは、スクイズフォーマーやポンプフォーマー等のノンエアゾール型の泡吐出容器により泡を形成する泡沫洗浄剤用組成物、並びに、該組成物を泡吐出容器に収納した泡沫洗浄剤に関する。
洗浄剤は、固形状、液状、泡沫状等があるが、単にポンプを押す等するだけで簡便にクリーミィーな泡が得られること等から、泡沫状の洗浄剤が、手洗い用、洗顔用、洗髪用等の種々の用途に広く用いられている。
この泡沫状洗浄剤は、ポンプフォーマー等の容器内部の多孔質膜を通過させることで、内容組成物と空気とを混合して泡沫状とする。しかし、泡形成のためには、多孔質膜を通過させる必要があることから、内容組成物が多孔質膜で目詰まりを起すという問題がある。特に界面活性剤として脂肪酸石鹸を用いた場合、低温保存時における高級脂肪酸の析出により、目詰まりが生じ易いといった問題がある。
このような問題点を解決するために、例えば、高級脂肪酸塩と有機酸塩をフォーマー容器に充填した水性液体洗浄剤(特許文献1を参照)、硫酸エステル系界面活性剤又はスルホン酸系界面活性剤とアニオン界面活性剤を泡吐出容器に充填した皮膚洗浄用品(特許文献2を参照)、糖系非イオン界面活性剤とアニオン界面活性剤を泡吐出容器に充填した皮膚洗浄用品(特許文献3を参照)等が提案されている。しかし、これら試みに拠っても、製剤安定性、多孔質膜の目詰まり、泡質、使用感等の諸問題の解決には至っておらず、未だ満足しうるものではない。
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであって、低温下における保存安定性に優れ、使用時には木目細かなクリーミィーな泡を形成し、洗浄力に優れ、使用後には、つっぱり感を抑えると共に、さっぱり感に優れ、適度なしっとり感を有する泡沫洗浄剤用組成物、並びに該組成物を泡吐出容器に充填した泡沫洗浄剤を提供することを課題とする。
すなわち、本発明は、
〔1〕(A)高級脂肪酸塩、(B)ポリオキシエチレンアルキルエーテル、(C)脂肪酸アルキロールアミド、および(D)多価アルコールを含有してなる泡沫洗浄剤用組成物、
〔2〕実質的に前記(A)成分以外のイオン性界面活性剤を含有しないことを特徴とする前記〔1〕に記載の泡沫洗浄剤用組成物、並びに
〔3〕前記〔1〕又は〔2〕に記載の洗浄剤組成物を、泡吐出容器に充填したことを特徴とする泡沫洗浄剤、
に関する。
〔1〕(A)高級脂肪酸塩、(B)ポリオキシエチレンアルキルエーテル、(C)脂肪酸アルキロールアミド、および(D)多価アルコールを含有してなる泡沫洗浄剤用組成物、
〔2〕実質的に前記(A)成分以外のイオン性界面活性剤を含有しないことを特徴とする前記〔1〕に記載の泡沫洗浄剤用組成物、並びに
〔3〕前記〔1〕又は〔2〕に記載の洗浄剤組成物を、泡吐出容器に充填したことを特徴とする泡沫洗浄剤、
に関する。
本発明の泡沫洗浄剤用組成物は、低温保存下での高級脂肪酸塩の析出を防止するという保存安定性に優れた効果を奏する。また、本発明の泡沫洗浄剤用組成物をポンプフォーマー等の泡吐出容器により吐出した泡は、木目細かなクリーミィーな泡を形成し、洗浄力に優れた効果を奏し、更には、洗浄後は、つっぱり感を抑えることができ、さっぱり感やしっとり感にも優れるという優れた効果を奏する。
本発明の泡沫洗浄剤用組成物は、(A)高級脂肪酸塩、(B)ポリオキシエチレンアルキルエーテル、(C)脂肪酸アルキロールアミド、および(D)多価アルコールを含有する。
(A)成分の高級級脂肪酸塩に用いられる高級脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸等の炭素数12〜22の高級脂肪酸;オリーブ油、ヤシ油、パーム油、綿実油等の植物性油脂;魚油、牛脂等の動物性油脂等を例示することができ、これらは、それぞれ単独で、或いは二種以上を適宜組合せて用いてもよい。本発明においては、洗浄力および起泡力の観点から、炭素数12〜22の高級脂肪酸を用いるのが好ましく、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸がより好ましく用いられる。
(A)成分の高級脂肪酸塩の塩としては、高級脂肪酸をアルカリ剤でケン化、又は中和した、アルカリ金属塩や有機アミン塩等を例示することができる。用いられるアルカリ剤としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の無機アルカリ;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン等の有機アルカリ等が挙げられる。本発明では、製剤の保存安定性の観点から、有機アルカリを用いることが好ましく、トリエタノールアミンがより好ましく用いられる。
本発明の泡沫洗浄剤用組成物に高級脂肪酸塩を含有させるには、高級脂肪酸とアルカリ剤を予め高級脂肪酸塩として調製後に配合してもよく、また、高級脂肪酸とアルカリ剤とを配合して組成物中で高級脂肪酸塩としてもよい。
(A)成分の含有量は、本発明の効果が発揮されれば特に限定されないが、通常、起泡力および洗浄力の観点から、高級脂肪酸として組成物中、0.1重量%以上が好ましく、より好ましくは1重量%以上である。また、皮膚刺激やつっぱり感の抑制、および製剤安定性の観点から、15重量%以下が好ましく、より好ましくは10重量%以下である。これらより、高級脂肪酸塩の高級脂肪酸としての含有量は、好ましくは0.1〜15重量%、より好ましくは1〜10重量%である。
(B)成分のポリオキシエチレンアルキルエーテルは特に限定されず、例えば、ポリオキシエチレンブチルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンイソステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル等を例示することができ、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル等を用いるのが好ましい。
また、木目細かな良好な泡質を得る観点から、(B)成分のHLB値は、10〜25の範囲を有するものが好ましく、15〜20の範囲のものがより好ましい。このようなHLB値を有する(B)成分としては、例えば、ポリオキシエチレン(5.5)セチルエーテル、ポリオキシエチレン(10)セチルエーテル、ポリオキシエチレン(20)セチルエーテル、ポリオキシエチレン(40)セチルエーテル、ポリオキシエチレン(20)ステアリルエーテル、ポリオキシエチレン(20)ベヘニルエーテル、ポリオキシエチレン(30)ベヘニルエーテル等を例示することができる。尚、括弧内の数字は、ポリオキシエチレンオキサイドの付加モル数を示す。
本発明に用い得る市販のポリオキシエチレンアルキルエーテルは、例えば、ポリオキシエチレンセチルエーテルとしては、商品名 NIKKOL BC−20TX、BC−40TX(いずれも日光ケミカルズ社製);ポリオキシエチレンステアリルエーテルとしては、商品名 NIKKOL BS−20(日光ケミカルズ社製);ポリオキシエチレンベヘニルエーテルとしては、商品名 NIKKOL BB−20,BB−30(いずれも日光ケミカルズ社製)等を例示することができる。
(B)成分の含有量は、本発明の効果が発揮されれば特に限定されないが、通常、安定な木目細かな泡質を得る観点から、組成物中、0.1重量%以上が好ましく、より好ましくは0.5重量%以上である。また、洗浄後のべたつき感を抑制する観点から、5重量%以下が好ましく、より好ましくは3重量%以下である。これらより、(B)成分の含有量は、好ましくは0.1〜5重量%、より好ましくは0.5〜3重量%である。
(C)成分の脂肪酸アルキロールアミドとしては、例えば、脂肪酸モノエタノールアミド、脂肪酸モノイソプロパノールアミド、脂肪酸ジエタノールアミド等が挙げられる。また、用いられる脂肪酸の例としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸等の炭素数12〜20の高級脂肪酸;ヤシ油、パーム油等の植物性油脂;牛脂等の動物性油脂等を例示することができる。本発明においては、泡の安定性、洗浄力および起泡力の観点から、ラウリン酸ジエタノールアミド、ステアリン酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、パーム核脂肪酸ジエタノールアミド等を好ましく用いることができる。
尚、本発明に用い得る市販の脂肪酸アルキロールアミドは、例えば、ラウリン酸ジエタノールアミドとしては、商品名 アミノーンL−02(花王社製);ステアリン酸ジエタノールアミドとしては、商品名 アミゾールSDE(川研ファインケミカル社製);ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミドとしては、商品名 アミゾールCDE(川研ファインケミカル社製)、商品名 アミコールCDE−1(ミヨシ油脂社製);パーム核脂肪酸ジエタノールアミドとしては、商品名 アミノーンPK−02S(花王社製)等を例示することができる。
(C)成分の含有量は、本発明の効果が発揮されれば特に限定されないが、通常、泡の安定性、洗浄力および起泡力の観点から、組成物中、0.1重量%以上が好ましく、より好ましくは1重量%以上である。また、洗浄後のべたつき感を抑制する観点から、7重量%以下が好ましく、より好ましくは5重量%以下である。これらの観点から、(C)成分の含有量は、好ましくは0.1〜7重量%、より好ましくは1〜5重量%である。
(D)成分の多価アルコールは特に限定されず、例えば、グリセリン、ジグリセリン、1,3−ブチレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ソルビトール、マルチトール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等を例示することができる。これらのうち一種を単独で、或いは二種以上を適宜組合せて用いることができる。
(D)成分の含有量は、本発明の効果が発揮されれば特に限定されないが、通常、タオルドライ後のつっぱり感を抑え、適度なしっとり感を付与する観点から、組成物中、3重量%以上が好ましく、より好ましくは5重量%以上である。また、皮膚への刺激および洗浄後のべたつき感を抑制する観点から、20重量%以下が好ましく、より好ましくは15重量%以下である。これらより、(D)成分の含有量は、好ましくは3〜20重量%、より好ましくは5〜15重量%である。
尚、本発明の泡沫洗浄剤用組成物においては、イオン性の界面活性剤としては、上記した(A)成分の高級脂肪酸塩以外の界面活性剤は含有しないのが好ましい。すなわち、(A)成分以外の陰イオン性界面活性剤の他、陽イオン界面活性剤や両性界面活性剤を共に含有すると低温保存時における高級脂肪酸の析出や目詰まり、洗浄後のつっぱり感等が生じるために好ましくない。
本発明の泡沫洗浄剤用組成物には、本発明の効果を損なわない範囲内であれば、上記した成分の他に通常化粧品に用いられる成分、例えば、清涼剤、動植物由来抽出エキス、動植物由来油脂、シリコーン類、低級アルコール、水溶性高分子、保湿剤、紫外線吸収剤、消炎剤、金属封鎖剤、ビタミン類、酸化防止剤、防腐・殺菌剤、pH調整剤、抗酸化剤、着色剤、各種香料、水等を、適宜目的に応じて配合することができる。
以上詳述した泡沫洗浄剤用組成物を、泡吐出容器に充填することで、本発明にかかる泡沫洗浄剤とされる。本発明に用いられる泡吐出容器とは、噴射剤を使用するエアゾール型の泡吐出容器以外のノンエアゾール型のものを意味し、吐出容器内に充填された泡沫洗浄剤用組成物と、空気とを混合して多孔質膜を通過させることにより泡沫状に吐出することができる容器である。具体的には、ポンプフォーマーやスクイズフォーマー等を例示することができる。
また、吐出容器内部の多孔質膜は、一つ又は複数設けられ、その膜の孔数は特に限定されないが、木目細かな泡質にする観点から、100〜400メッシュが好ましく、200〜300メッシュのものを用いるのがより好ましい。
本発明の泡沫洗浄剤用組成物は、常法により製造することができ、該組成物を泡吐出容器に充填した泡沫洗浄剤は、洗顔フォーム、ボディーソープ、ハンドソープ、シャンプー等の身体用洗浄剤として用いることができる。なかでも、吐出時の木目細かな泡質を有し、使用後のつっぱり感を抑えると共に、さっぱり感やしっとり感に優れることから、皮膚用洗浄剤、特に洗顔フォームとして好適に用いることができる。
次に、本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例にのみ限定されるものではない。
(製造例1;泡沫洗浄剤用組成物の調製)
表1および表2に記した組成に従い、各成分を常法により混合して実施例1〜6および比較例1〜3の各泡沫洗浄剤用組成物を調製した。尚、表中、ポリオキシエチレンセチルエーテルは、商品名 NIKKOL BC−40TX(日光ケミカルズ社製)を、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミドは、商品名 アミコールCDE−1(ミヨシ油脂社製)をそれぞれ用いた。また、配合量は、特記しない限り「重量%」を表す。
表1および表2に記した組成に従い、各成分を常法により混合して実施例1〜6および比較例1〜3の各泡沫洗浄剤用組成物を調製した。尚、表中、ポリオキシエチレンセチルエーテルは、商品名 NIKKOL BC−40TX(日光ケミカルズ社製)を、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミドは、商品名 アミコールCDE−1(ミヨシ油脂社製)をそれぞれ用いた。また、配合量は、特記しない限り「重量%」を表す。
(試験例1:製剤の低温安定性の評価)
実施例1〜6および比較例1〜3の各泡沫用洗浄剤組成物を、50mL容透明サンプル管にそれぞれ封入し、−3℃の恒温槽に120時間保存し、下記評価基準に従い、目視にて評価した。結果を表1〜2に記す。
実施例1〜6および比較例1〜3の各泡沫用洗浄剤組成物を、50mL容透明サンプル管にそれぞれ封入し、−3℃の恒温槽に120時間保存し、下記評価基準に従い、目視にて評価した。結果を表1〜2に記す。
<低温安定性の評価基準>
○:析出が認められない
×:析出が認められる
○:析出が認められない
×:析出が認められる
(製造例2;泡沫洗浄剤の調製)
上記実施例1〜6および比較例1〜3の各泡沫洗浄剤用組成物を200メッシュおよび255メッシュの二枚の多孔質膜を有するポンプフォーマー(商品名 F2ポンプフォーマー:大和製缶社製)に適量充填し、それぞれ実施例7〜12及び比較例4〜6の泡沫洗浄剤とした。
上記実施例1〜6および比較例1〜3の各泡沫洗浄剤用組成物を200メッシュおよび255メッシュの二枚の多孔質膜を有するポンプフォーマー(商品名 F2ポンプフォーマー:大和製缶社製)に適量充填し、それぞれ実施例7〜12及び比較例4〜6の泡沫洗浄剤とした。
(試験例2:洗浄力の評価)
加温した人工皮脂にケラチン布(3cm×3cm)を浸して汚染布とし、このものを実施例6〜12および比較例4〜6の各泡沫洗浄剤を吐出し、その10%水溶液にそれぞれ50℃で1時間浸漬後、水洗した。各試料の洗浄力(%)は、人工皮脂の除去率を汚染布の重量変化から下記式により算出し、下記の評価基準に従って評価した。結果を表3〜4に記す。
洗浄力(%)=(塗布時人工皮脂量−洗浄後人工皮脂量)÷(塗布時人工皮脂量)×100
加温した人工皮脂にケラチン布(3cm×3cm)を浸して汚染布とし、このものを実施例6〜12および比較例4〜6の各泡沫洗浄剤を吐出し、その10%水溶液にそれぞれ50℃で1時間浸漬後、水洗した。各試料の洗浄力(%)は、人工皮脂の除去率を汚染布の重量変化から下記式により算出し、下記の評価基準に従って評価した。結果を表3〜4に記す。
洗浄力(%)=(塗布時人工皮脂量−洗浄後人工皮脂量)÷(塗布時人工皮脂量)×100
尚、人工皮脂は、トンシ40重量%、オレイン酸13重量%、豚ミリスチン12重量%、スクワレン12重量%、パラフィンワックス10重量%、ステアリン酸モノグリセリン3重量%、コレステロール2重量%、赤色202号残分の組成のものを調製して用いた。
<評価基準>
○:洗浄力70%以上
△:洗浄力30%以上70%未満
×:洗浄力30%未満
○:洗浄力70%以上
△:洗浄力30%以上70%未満
×:洗浄力30%未満
(試験例3:目詰まりの評価)
実施例7〜12および比較例4〜6の各泡沫状洗浄剤を1日1回30日間の使用試験を行い、各回の吐出状態について下記評価基準に基づき評価した。結果を表3〜4に記す。
実施例7〜12および比較例4〜6の各泡沫状洗浄剤を1日1回30日間の使用試験を行い、各回の吐出状態について下記評価基準に基づき評価した。結果を表3〜4に記す。
<評価基準>
○:試験初日から最終日まで略同一量の泡が吐出される
△:試験初日から最終日までの間に泡の吐出量が明らかに減少する
×:試験初日から最終日までの間に目詰まりが生じ泡が吐出しない
○:試験初日から最終日まで略同一量の泡が吐出される
△:試験初日から最終日までの間に泡の吐出量が明らかに減少する
×:試験初日から最終日までの間に目詰まりが生じ泡が吐出しない
(試験例4:泡質の評価)
実施例7〜12および比較例4〜6の各泡沫状洗浄剤を専門パネル10名に使用させ、吐出直後の泡質を下記評価基準に基づき評価した。結果を表3〜4に記す。
実施例7〜12および比較例4〜6の各泡沫状洗浄剤を専門パネル10名に使用させ、吐出直後の泡質を下記評価基準に基づき評価した。結果を表3〜4に記す。
<評価基準>
○:良好(10名中8名以上が木目細かな泡であると回答)
△:普通(10名中4〜7名が木目細かな泡であると回答)
×:不良(10名中3名以下が木目細かな泡であると回答)
○:良好(10名中8名以上が木目細かな泡であると回答)
△:普通(10名中4〜7名が木目細かな泡であると回答)
×:不良(10名中3名以下が木目細かな泡であると回答)
(試験例5:使用感の評価)
実施例7〜12および比較例4〜6の各泡沫状洗浄剤を、専門パネル10名により洗顔剤の態様による使用試験を行い、タオルドライ後の肌のつっぱり感、さっぱり感、しっとり感を以下の評価基準に従って官能評価した。結果を表3〜4に記す。
実施例7〜12および比較例4〜6の各泡沫状洗浄剤を、専門パネル10名により洗顔剤の態様による使用試験を行い、タオルドライ後の肌のつっぱり感、さっぱり感、しっとり感を以下の評価基準に従って官能評価した。結果を表3〜4に記す。
<つっぱり感の評価基準>
○:良好(10名中8名以上がつっぱらないと回答)
△:普通(10名中4〜7名がつっぱらないと回答)
×:不良(10名中3名以下がつっぱらないと回答)
○:良好(10名中8名以上がつっぱらないと回答)
△:普通(10名中4〜7名がつっぱらないと回答)
×:不良(10名中3名以下がつっぱらないと回答)
<さっぱり感の評価基準>
○:良好(10名中8名以上がさっぱり感があると回答)
△:普通(10名中4〜7名がさっぱり感があると回答)
×:不良(10名中3名以下がさっぱり感があると回答)
○:良好(10名中8名以上がさっぱり感があると回答)
△:普通(10名中4〜7名がさっぱり感があると回答)
×:不良(10名中3名以下がさっぱり感があると回答)
<しっとり感の評価基準>
○:良好(10名中8名以上がしっとり感があると回答)
△:普通(10名中4〜7名がしっとり感があると回答)
×:不良(10名中3名以下がしっとり感があると回答)
○:良好(10名中8名以上がしっとり感があると回答)
△:普通(10名中4〜7名がしっとり感があると回答)
×:不良(10名中3名以下がしっとり感があると回答)
表1〜2の結果から、本発明の泡沫洗浄剤用組成物は、低温保存下において高級脂肪酸塩の析出が生じないことから、製剤の保存安定性に優れることが分かる。また、表3〜4の結果から、本発明の泡沫洗浄剤用組成物をポンプフォーマー等の泡吐出容器により吐出した泡は、木目細かなクリーミィーな泡を形成し、洗浄力に優れた効果を奏することが分かる。更には、洗浄後は、つっぱり感を与えず、さっぱり且つしっとりとした使用感が得られることが分かる。
以下、本発明に係る泡沫洗浄剤用組成物の処方例を示す。尚、含有量は重量%である。
(処方例:洗顔剤)
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 4.0
ポリオキシエチレンセチルエーテル(40E.O.) 1.5
ラウリン酸 3.0
ミリスチン酸 1.0
ステアリン酸 1.0
パルミチン酸 1.0
トリエタノールアミン 5.0
グリセリン 3.0
プロピレングリコール 2.0
ソルビトール 5.0
メントール 0.2
パラオキシ安息香酸メチル 0.1
パラオキシ安息香酸プロピル 0.1
精製水 残 量
合計 100.0
(処方例:洗顔剤)
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 4.0
ポリオキシエチレンセチルエーテル(40E.O.) 1.5
ラウリン酸 3.0
ミリスチン酸 1.0
ステアリン酸 1.0
パルミチン酸 1.0
トリエタノールアミン 5.0
グリセリン 3.0
プロピレングリコール 2.0
ソルビトール 5.0
メントール 0.2
パラオキシ安息香酸メチル 0.1
パラオキシ安息香酸プロピル 0.1
精製水 残 量
合計 100.0
本発明の泡沫洗浄剤用組成物並びに泡沫洗浄剤は、ポンプフォーマー等の泡吐出容器から吐出された泡は、木目細かなクリーミィーな泡を形成し、洗浄力に優れ、使用感にも優れることから、ボディーソープ、ハンドソープ、シャンプー等の身体用の泡沫洗浄剤として好適に用いることができる。
Claims (3)
- (A)高級脂肪酸塩、(B)ポリオキシエチレンアルキルエーテル、(C)脂肪酸アルキロールアミド、および(D)多価アルコールを含有してなる泡沫洗浄剤用組成物。
- 実質的に前記(A)成分以外のイオン性界面活性剤を含有しないことを特徴とする請求項1に記載の泡沫洗浄剤用組成物。
- 請求項1又は2に記載の洗浄剤組成物を、泡吐出容器に充填したことを特徴とする泡沫洗浄剤。
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- 2005-06-10 JP JP2005170810A patent/JP2006342293A/ja active Pending
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