JP2014172877A - フォーマー容器入り皮膚洗浄剤組成物 - Google Patents

フォーマー容器入り皮膚洗浄剤組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2014172877A
JP2014172877A JP2013047969A JP2013047969A JP2014172877A JP 2014172877 A JP2014172877 A JP 2014172877A JP 2013047969 A JP2013047969 A JP 2013047969A JP 2013047969 A JP2013047969 A JP 2013047969A JP 2014172877 A JP2014172877 A JP 2014172877A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass
former container
component
container
foam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013047969A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6072574B2 (ja
Inventor
Miyuki Miyajima
幸 宮島
Tomonori Kawaguchi
友紀 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP2013047969A priority Critical patent/JP6072574B2/ja
Publication of JP2014172877A publication Critical patent/JP2014172877A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6072574B2 publication Critical patent/JP6072574B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)

Abstract

【課題】すすぎ後のさっぱり感を保ちつつ、フォーマー容器から吐出した泡の弾力性があり、フォーマー容器による泡立ちがよく、高温保存後のフォーマー容器のメッシュの目詰まりを防止して、フォーマー容器のポンプをスムーズに押すことができるフォーマー容器入り皮膚洗浄剤組成物の提供。
【解決手段】(A)RCOOM(Rは、炭素数5〜25の一価炭化水素基を表し、Mは、アルカリ金属、アンモニウム、アルカノールアミン、及び塩基性アミノ酸のいずれかを表す。)、(B)糖アルコール、並びに(C)ポリグリセリン、ポリオキシプロピレングリセリルエーテル、及びポリオキシプロピレンジグリセリルエーテルから選択される少なくとも1種を含有し、(B)成分の含有量が0.5質量%〜20質量%、(C)成分の含有量が0.3質量%〜20質量%、(B)成分と(C)成分との質量比B/Cが0.05〜15であるフォーマー容器入り皮膚洗浄剤組成物である。
【選択図】なし

Description

本発明は、フォーマー容器入り皮膚洗浄剤組成物に関する。
従来より、皮膚洗浄剤組成物には、洗浄後のさっぱりとした感触が得られる点から、洗浄基材として高級脂肪酸塩が用いられている。また、糖アルコールを加えることにより、洗浄中の泡質の改善や洗浄後のさっぱり感の向上を図ることができる。そして、容易にきめ細かい泡立てができるという観点から、皮膚洗浄剤組成物をフォーマー容器に充填して、泡を吐出する方法が提案されている(例えば、特許文献1、2及び3等参照)。
しかし、高級脂肪酸塩と糖アルコールとを組み合わせて、泡質の改善及びすすぎ性を向上させた皮膚洗浄剤組成物をフォーマー容器に充填して用いると、高温保存後に高級脂肪酸塩と糖アルコールとがフォーマー容器の泡形成部(メッシュ)上で構造体を形成して、メッシュの目詰まりを起こし、フォーマー容器のポンプの押し易さが低下し、正常に泡が吐出できなくなるという問題がある。
前記課題に関連する先行技術文献として、例えば、多価アルコールを多量に含有し、洗浄後のしっとりと潤った洗い上がりを実現しながら、洗浄料の粘度が低く、フォーマー容器に充填して用いても、低温でもきめ細かい良好な泡が得られる洗浄剤を提供すること課題として、(A)硫酸基を有するアニオン界面活性剤、(B)高級脂肪酸塩、(C)IOB値が3.4以上6未満である多価アルコール、(D)IOB値が0.1以上3.4未満である多価アルコール、及び(E)水を含有し、成分(A)〜(D)の質量割合が、{(A)+(B)}=1質量%〜10質量%、(C)=30質量%〜60質量%、(D)/(C)=0.01〜1である洗浄料をフォーマー容器に充填した洗浄剤が提案されている(特許文献4参照)。
しかし、この提案の発明は、多価アルコール(糖アルコールを含む)の含有量が30質量%〜60質量%と多いという相違点があり、すすぎ後のさっぱり感を保ちつつ、フォーマー容器から吐出した泡の弾力性があり、フォーマー容器による泡立ちがよく、高温保存後のフォーマー容器のメッシュの目詰まりを防止して、フォーマー容器のポンプをスムーズに押すことができることを課題としていない。
また、低温でも界面活性剤が析出せず、低温安定性に優れるとともに、良好な泡特性を有し、フォーマー容器で用いた場合でも、目詰まりが生じにくい皮膚洗浄剤を提供することを課題として、(A)カルボキシル基を含有するアニオン界面活性剤、(B)IOB値が1〜2の多価アルコール、(C)IOB値が3〜4の多価アルコール、及び(D)水を含有する皮膚洗浄剤が提案されている(特許文献5参照)。
しかし、この提案の発明は、多価アルコールとして糖アルコールのソルビトールを含んでおらず、すすぎ後のさっぱり感を保ちつつ、フォーマー容器から吐出した泡の弾力性があり、フォーマー容器による泡立ちがよく、高温保存後のフォーマー容器のメッシュの目詰まりを防止して、フォーマー容器のポンプをスムーズに押すことができることを課題としていない。
また、泡質がクリーミィで弾力性を有し、皮膚刺激感が緩和で、つっぱり感を伴わないさっぱりとした肌感触が付与でき、更に低温における安定性にも優れ、目詰まり等を生じないフォーマー容器入り液体洗浄剤組成物を提供することを課題として、(A)界面活性剤と(B)多価アルコールを含有し、(A)界面活性剤が、(a1)N−アシルグリシン型界面活性剤、(a2)両性界面活性剤及び/又は半極性界面活性剤、並びに(a3)高級脂肪酸石鹸を含有するフォーマー容器入り液体洗浄組成物が提案されている(特許文献6参照)。
しかし、この提案の発明は、アシルグリシン型界面活性剤を必須成分として含み、脂肪酸塩と糖アルコールと特定の多価アルコールとの組み合わせについて記載がなく、すすぎ後のさっぱり感を保ちつつ、フォーマー容器による泡立ちがよく、高温保存後のフォーマー容器のメッシュの目詰まりを防止して、フォーマー容器のポンプをスムーズに押すことができることを課題としていない。
したがって、すすぎ後のさっぱり感を保ちつつ、フォーマー容器から吐出した泡の弾力性があり、フォーマー容器による泡立ちがよく、高温(例えば、40℃)保存後のフォーマー容器のメッシュの目詰まりを防止して、フォーマー容器のポンプをスムーズに押すことができるフォーマー容器入り皮膚洗浄剤組成物は、未だ提供されておらず、その速やかな提供が望まれている。
特開2005−187411号公報 特開2006−183039号公報 特開2007−146029号公報 特開2011−12034号公報 特開2010−241740号公報 特開2012−107147号公報
本発明は、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、すすぎ後のさっぱり感を保ちつつ、フォーマー容器から吐出した泡の弾力性があり、フォーマー容器による泡立ちがよく、高温保存後のフォーマー容器のメッシュの目詰まりを防止して、フォーマー容器のポンプをスムーズに押すことができるフォーマー容器入り皮膚洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段としての本発明のフォーマー容器入り皮膚洗浄剤組成物は、
(A)下記一般式(1)で表される脂肪酸塩、
COOM ・・・ 一般式(1)
(ただし、前記一般式(1)中、Rは、炭素数5〜25の一価炭化水素基を表し、Mは、アルカリ金属、アンモニウム、アルカノールアミン、及び塩基性アミノ酸のいずれかを表す。)
(B)糖アルコール、並びに
(C)ポリグリセリン、ポリオキシプロピレングリセリルエーテル、及びポリオキシプロピレンジグリセリルエーテルから選択される少なくとも1種、を含有し、
前記(B)成分の含有量が0.5質量%〜20質量%であり、
前記(C)成分の含有量が0.3質量%〜20質量%であり、
前記(B)成分と前記(C)成分との質量比B/Cが0.05〜15である。
本発明によれば、従来における前記諸問題を解決し、前記目的を達成することができ、すすぎ後のさっぱり感を保ちつつ、フォーマー容器から吐出した泡の弾力性があり、フォーマー容器による泡立ちがよく、高温保存後のフォーマー容器のメッシュの目詰まりを防止して、フォーマー容器のポンプをスムーズに押すことができるフォーマー容器入り皮膚洗浄剤組成物を提供することができる。
(フォーマー容器入り皮膚洗浄剤組成物)
本発明のフォーマー容器入り皮膚洗浄剤組成物は、(A)脂肪酸塩、(B)糖アルコール、及び、(C)ポリグリセリン、ポリオキシプロピレングリセリルエーテル、及びポリオキシプロピレンジグリセリルエーテルから選択される少なくとも1種を含有し、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
本発明のフォーマー容器入り皮膚洗浄剤組成物は、前記(A)成分の脂肪酸塩、前記(B)成分の糖アルコール(好ましくはソルビトール)、及び、前記(C)成分のポリグリセリン、ポリオキシプロピレングリセリルエーテル、及びポリオキシプロピレンジグリセリルエーテルから選択される少なくとも1種をそれぞれ特定量で含有することにより、これら成分が相乗的に作用して、すすぎ後のさっぱり感を保ちつつ、フォーマー容器から吐出した泡の弾力性があり、フォーマー容器による泡立ちがよく、高温保存後のフォーマー容器のメッシュの目詰まりを防止して、フォーマー容器のポンプをスムーズに押すことができるという優れた技術的効果を奏する。
<(A)脂肪酸塩>
前記(A)成分の脂肪酸塩は、下記一般式(1)で表される。
COOM ・・・ 一般式(1)
ただし、前記一般式(1)中、Rは、炭素数5〜25の一価炭化水素基を表し、Mは、アルカリ金属、アンモニウム、アルカノールアミン、及び塩基性アミノ酸のいずれかを表す。
前記Rは、炭素数5〜25の直鎖又は分岐鎖の一価炭化水素基を示し、炭素数7〜17が好ましく、飽和であっても不飽和であってもよい。
前記Rの炭素数が5未満であると、界面活性能がなく、フォーマー容器による泡立ちが悪くなることがあり、25を超えると、フォーマー容器による泡立ち、及びすすぎ後のさっぱり感が悪くなることがある。
前記一般式(1)において、前記Mは、アルカリ金属、アルカノールアミン、及び塩基性アミノ酸のいずれかを表す。
前記アルカリ金属としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ナトリウム、カリウム、などが挙げられる。
前記アルカノールアミンとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、などが挙げられる。
前記塩基性アミノ酸としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、リジン、アルギニン、などが挙げられる。
これらの中でも、前記Mは、アルカリ金属が好ましく、フォーマー容器による泡立ち、及びフォーマー容器から吐出した泡の弾力性の点から、カリウムが特に好ましい。
前記(A)成分の脂肪酸塩は、前記一般式(1)におけるRが炭素数5〜12の一価炭化水素基である脂肪酸塩(A)と、前記一般式(1)におけるRが炭素数13〜25の一価炭化水素基である脂肪酸塩(A)とを含有し、前記(A)成分と前記(A)成分との質量比(A/A)が1.5〜10が好ましく、フォーマー容器から吐出した泡の弾力性、フォーマー容器による泡立ちのよさ、及びすすぎ後のさっぱり感の点から、1.5〜5が好ましい。前記質量比(A/A)が、1.5未満であると、フォーマー容器による泡立ちが悪くなることがあり、10を超えると、フォーマー容器から吐出した泡の弾力性が悪くなり、すすぎ後のさっぱり感が損なわれることがある。
前記(A)成分は、前記一般式(1)におけるRが炭素数5〜12の一価炭化水素基である脂肪酸であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ヘキサン酸塩(カプロン酸塩;Rの炭素数:5)、オクタン酸塩(カプリル酸塩;Rの炭素数:7)、デカン酸塩(カプリン酸塩;Rの炭素数:9)、ドデカン酸塩(ラウリン酸塩;Rの炭素数:11)、ウンデカン酸塩、ウンデシレン酸塩、ラウロレイン酸塩、2−エチルブタン酸塩、イソペンタン酸塩、2−エチルペンタン酸塩、2−エチルヘキサン酸塩、イソノナン酸塩、3,5,5−トリメチルヘキサン酸塩、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、カプリン酸塩、ラウリン酸塩が好ましく、ラウリン酸塩、具体的には、ラウリン酸カリウムがより好ましい。
前記(A)成分は、前記一般式(1)におけるRが炭素数13〜25の一価炭化水素基である脂肪酸であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ミリスチン酸塩(Rの炭素数:13)、パルミチン酸塩(Rの炭素数:15)、ステアリン酸塩(Rの炭素数:17)、オレイン酸塩(Rの炭素数:17)、リノール酸塩(Rの炭素数:17)、イソステアリン酸塩(Rの炭素数:17)、ドコサン酸塩(ベヘニン酸塩;Rの炭素数:21)、トリデカン酸塩、テトラメチルノナン酸塩、ペンタデカン酸塩、アラキジン酸塩、リグノセリン酸塩、セロチン酸塩、ミリストレイン酸塩、パルミトレイン酸塩、エライジン酸塩、ゴンドイン酸塩、エルカ酸塩、セラコレイン酸塩、リノエライジン酸塩、リノレン酸塩、アラキドン酸塩、2−ヘキシルデカン酸塩、12−ヒドロキシステアリン酸塩、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、前記(A)成分としては、ミリスチン酸塩、パルミチン酸塩が好ましく、ミリスチン酸塩、具体的には、ミリスチン酸カリウムが特に好ましい。
また、前記(A)成分の脂肪酸塩としては、天然脂肪酸塩の混合物を用いることができ、該脂肪酸塩の混合物としては、例えば、ヤシ油脂肪酸塩、硬化ヤシ油脂肪酸塩、パーム油脂肪酸塩、硬化パーム油脂肪酸塩、パーム核油脂肪酸塩、硬化パーム核油脂肪酸塩、牛脂脂肪酸塩、硬化牛脂脂肪酸塩、などが挙げられる。これらの中でも、質量比(A/A)=約60/約40の混合物であるヤシ油脂肪酸が好ましい。
また、前記(A)成分の脂肪酸塩としては、フォーマー容器から吐出した泡の弾力性、フォーマー容器による泡立ちのよさ、すすぎ後のさっぱり感の点から、ラウリン酸カリウムと、ミリスチン酸カリウム、パルミチン酸カリウム、ステアリン酸カリウム、イソステアリン酸カリウム、オレイン酸カリウムから選ばれる脂肪酸塩との併用や、ヤシ油脂肪酸カリウムが好ましく、ラウリン酸カリウムと、ミリスチン酸カリウム又はパルミチン酸カリウムとの併用がより好ましい。
前記(A)成分の含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記皮膚洗浄剤組成物全量に対して、2質量%〜9質量%が好ましく、フォーマー容器による泡立ちのよさ、及びフォーマー容器から吐出した泡の弾力性の点から、3質量%〜8質量%がより好ましい。前記含有量が、2質量%未満であると、フォーマー容器による泡立ちが悪くなることがあり、9質量%を超えると、フォーマー容器から吐出した泡の弾力性が損なわれることがある。
前記(A)成分の含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記皮膚洗浄剤組成物全量に対して、0.3質量%〜4質量%が好ましく、フォーマー容器から吐出した泡の弾力性、及びフォーマー容器による泡立ちのよさの点から、0.4質量%〜3.5質量%がより好ましい。前記含有量が、0.3質量%未満であると、フォーマー容器から吐出した泡の弾力性が損なわれることがあり、4質量%を超えると、フォーマー容器による泡立ちが悪くなることがある。
前記(A)成分の脂肪酸塩の含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記皮膚洗浄剤組成物全量に対して、3質量%〜10質量%が好ましく、フォーマー容器から吐出した泡の弾力性、フォーマー容器による泡立ちのよさ、すすぎ後のさっぱり感、及び高温保存後のフォーマー容器のポンプの押し易さの点から、4質量%〜8質量%がより好ましい。前記含有量が、3質量%未満であると、フォーマー容器から吐出した泡の弾力性、フォーマー容器による泡立ちが悪くなり、さっぱり感が低下することがあり、10質量%を超えると、高温保存後のフォーマー容器のポンプの押し易さが悪くなることがある。
なお、前記(A)成分の脂肪酸塩は、特に制限はなく、脂肪酸塩として配合することも可能であるが、脂肪酸と水酸化カリウム、トリエタノールアミン、モノエタノールアミン等を別々に、配合槽中に添加して中和反応させて脂肪酸塩としてもよい。
<(B)糖アルコール>
前記(B)成分の糖アルコールは、すすぎ後のさっぱり感を格段に高め、フォーマー容器から吐出した泡の弾力性を顕著に向上させることができる。
前記(B)成分の糖アルコールとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、キシリトール、ソルビトール、マンニトール、マルチトール、ラクチトール、オリゴ糖アルコール、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、すすぎ後のさっぱり感、及びフォーマー容器から吐出した泡の弾力性の点から、ソルビトールがより好ましい。
前記(B)成分の糖アルコールの含有量は、前記皮膚洗浄剤組成物全量に対して、0.5質量%〜20質量%であり、フォーマー容器から吐出した泡の弾力性、すすぎ後のさっぱり感、高温保存後のフォーマー容器のポンプの押し易さの点から、2質量%〜15質量%がより好ましい。
前記含有量が、0.5質量%未満であると、フォーマー容器から吐出した泡の弾力性、及びすすぎ後のさっぱり感が低下することがあり、20質量%を超えると、フォーマー容器による泡立ちのよさ、及び高温保存後のフォーマー容器のポンプの押し易さが悪くなることがある。
<(C)ポリグリセリン、ポリオキシプロピレングリセリルエーテル、ポリオキシプロピレンジグリセリルエーテル>
前記(C)成分は、ポリグリセリン、ポリオキシプロピレングリセリルエーテル、及びポリオキシプロピレンジグリセリルエーテルから選択される少なくとも1種であり、40℃保存後のフォーマー容器のメッシュの目詰まりを防止する役割を有している。
前記ポリグリセリンとしては、市販品を用いることができ、前記市販品としては、例えば、グリセリンの2量体であるジグリセリン(商品名:ユニグリG−2、日油株式会社製、商品名:ジグリセリン810、阪本薬品工業株式会社製)、グリセリンの4量体であるテトラグリセリン(商品名:ポリグリセリン310#、阪本薬品工業株式会社製)、グリセリンの6量体であるヘキサグリセリン(商品名:ポリグリセリン500#、阪本薬品工業株式会社製)、グリセリンの10量体であるデカグリセリン(商品名:ポリグリセリン750#、阪本薬品工業株式会社製)、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記ポリオキシプロピレングリセリルエーテルとしては、グリセリンにプロピレンオキサイド(以下、「PO」と略記する)の平均付加モル数が3〜70のものが挙げられる。
前記ポリオキシプロピレングリセリルエーテルとしては、市販品を用いることができ、前記市販品としては、例えば、グリセリンにPOの平均付加モル数が3であるPPG−3グリセリル(商品名:ニューポールGP−250、三洋化成工業株式会社製)、グリセリンにPOの平均付加モル数が6であるPPG−6グリセリル(商品名:ニューポールGP−400、三洋化成工業株式会社製)、グリセリンにPOの平均付加モル数が8であるPPG−8グリセリル(商品名:ユニオールSGP−65、日油株式会社製)、グリセリンにPOの平均付加モル数が9であるPPG−9グリセリル(商品名:ニューポールGP−600、三洋化成工業株式会社製)、グリセリンにPOの平均付加モル数が10であるPPG−10グリセリル(商品名:ユニオールTG−700、日油株式会社製)、グリセリンにPOの平均付加モル数が16であるPPG−16グリセリル(商品名:ユニオールGT−1000、日油株式会社製)、グリセリンにPOの平均付加モル数が33であるPPG−33グリセリル(商品名:ユニオールTG−2000、日油株式会社製)、グリセリンにPOの平均付加モル数が50であるPPG−50グリセリル(商品名:ユニオールGT−3000、日油株式会社製)、グリセリンにPOの平均付加モル数が70であるPPG−70グリセリル(商品名:ユニオールTG−4000R、日油株式会社製)、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記ポリオキシプロピレンジグリセリルエーテルとしては、市販品を用いることができ、前記市販品としては、例えば、ジグリセリンにプロピレンオキサイド(PO)の平均付加モル数が9であるPPG−9ジグリセリル(商品名:SY−DP9、阪本薬品工業株式会社製)、ジグリセリンにPOの平均付加モル数が14であるPPG−14ジグリセリル(商品名:SY−DP14、阪本薬品工業株式会社製)、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、ジグリセリン、テトラグリセリン、デカグリセリン、PPG−3グリセリル、PPG−6グリセリル、PPG−8グリセリル、PPG−9グリセリル、PPG−10グリセリル、PPG−16グリセリル、PPG−33グリセリル、PPG−50グリセリル、PPG−9ジグリセリル、PPG−14ジグリセリルが好ましく、ジグリセリン、テトラグリセリン、デカグリセリン、PPG−3グリセリル、PPG−6グリセリル、PPG−8グリセリル、PPG−9グリセリル、PPG−10グリセリル、PPG−16グリセリル、PPG−9ジグリセリル、PPG−14ジグリセリルが、高温保存後のフォーマー容器のメッシュの目詰まりを防止して、フォーマー容器のポンプをスムーズに押すことができる点でより好ましい。
前記(C)成分の含有量は、前記皮膚洗浄剤組成物全量に対して、0.3質量%〜20質量%であり、フォーマー容器から吐出した泡の弾力性、フォーマー容器による泡立ちのよさ、すすぎ後のさっぱり感、及び高温保存後のフォーマー容器のポンプの押し易さの点から、1質量%〜15質量%がより好ましい。前記含有量が、0.3質量%未満であると、フォーマー容器による泡立ちのよさ、及び高温保存後のフォーマー容器のポンプの押し易さが悪くなることがあり、20質量%を超えると、フォーマー容器から吐出した泡の弾力性、フォーマー容器による泡立ちのよさ、及びすすぎ後のさっぱり感が低下することがある。
<質量比B/C>
前記(B)成分と、前記(C)成分との質量比B/Cは、0.05〜15であり、フォーマー容器による泡立ちのよさ、すすぎ後のさっぱり感、高温保存後のフォーマー容器のポンプの押し易さの点から、0.1〜10が好ましい。
前記質量比B/Cが、0.05未満であると、フォーマー容器による泡立ちのよさ、及びすすぎ後のさっぱり感が悪くなることがあり、15を超えると、高温保存後のフォーマー容器のポンプの押し易さが悪くなることがある。
<質量比A/(B+C)>
前記(A)成分と、前記(B)成分及び(C)成分との質量比A/(B+C)は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、0.1〜10が好ましく、フォーマー容器による泡立ちの良さ、高温保存後のフォーマー容器のポンプの押し易さの点から、0.3〜5がより好ましい。
前記質量比A/(B+C)が、0.1未満であると、フォーマー容器による泡立ちのよさが損なわれることがあり、10を超えると、高温保存後のフォーマー容器のポンプの押し易さが悪くなるおそれがある。
<その他の成分>
本発明のフォーマー容器入り皮膚洗浄剤組成物は、前記(A)成分〜前記(C)成分以外にも、本発明の効果を損なわない範囲で、その他の成分を含有することができる。
前記その他の成分としては、特に制限はなく、皮膚洗浄剤組成物に通常用いられているものの中から適宜選択することができ、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩等のアニオン界面活性剤、アミンオキシド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル等のノニオン界面活性剤、両性界面活性剤、油分、シリコーン類、低級又は高級アルコール等のアルコール類、ラノリン誘導体、蛋白誘導体、アクリル樹脂分散液、カチオン性ポリマー、アニオン性ポリマー、ノニオン性ポリマー、ビタミン等の薬剤、殺菌剤、防腐剤、pH調整剤、酸化防止剤、金属封鎖剤、紫外線吸収剤、動植物抽出物又はその誘導体、色素、香料、顔料、無機粉体、粘土鉱物、ナイロン、ポリエチレン等の水不溶性ポリマー粉体、水、などが挙げられる。
前記その他の成分の含有量としては、本発明の効果を損なわない範囲で、目的に応じて適宜選択することができる。
<製造方法>
本発明のフォーマー容器入り皮膚洗浄剤組成物の製造方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記(A)成分〜(C)成分、前記その他の成分、及び水(皮膚洗浄剤組成物の全体が100質量%となるように残部を配合)を混合して、得ることができる。また、前記皮膚洗浄剤組成物を調製する装置としては特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、剪断力と全体混合できる複数の攪拌羽根(プロペラ、タービン、ディスパー等)を備えた攪拌装置が好ましい。なお、前記(A)成分〜(C)成分、及び前記その他の成分は、皮膚洗浄剤組成物を調製するにあたり、それぞれ単独で使用してもよく、また、2種以上の成分を含む混合物の状態で使用してもよい。
<pH>
前記皮膚洗浄剤組成物のpH(25℃)としては、安定性の点から、9〜11が好ましい。前記pHは、すべての成分を混合した後に最後にpHを確認しながら水酸化カリウム及び/又はクエン酸等を加えることで、調整できる。より詳しくは、水酸化カリウム及び/又はクエン酸等以外の成分の合計が約98質量%となるように精製水をバランスして混合攪拌する。なお、pHは、例えば、医薬部外品原料規格2006一般試験法pH測定法に準拠して測定することができる。
必要なら加温してもよい。混合攪拌中に水酸化カリウム又はクエン酸等を徐々に添加し、それぞれpHを測定しながら目標とするpHまで添加する。目標pHとなったところで、最後に残りの精製水を加えて、全体で100質量%となるように水をバランスする。
<フォーマー容器>
本発明のフォーマー容器入り皮膚洗浄剤組成物は、フォーマー容器に充填して用いられる。
前記フォーマー容器としては、ノンガス型の泡吐出容器が挙げられる。前記ノンガス型の泡吐出容器としては、皮膚洗浄剤組成物を空気と混合して発泡状態で吐出できるものであれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ボトル胴部を手で圧搾することによって泡を吐出できるスクイズフォーマー容器、ノズル部を押し下げることによって泡を吐出できるポンプフォーマー容器、などが挙げられる。このようなフォーマー容器としては、例えば、大和製罐株式会社製、株式会社吉野工業所製などを使用することができる。
前記ノンガス型の泡吐出容器は、通常、泡を形成するための多孔質膜体(材質はナイロン、ポリエステル、ポリオレフィン等のプラスチック材料が好ましい)を有し、皮膚洗浄剤組成物が該多孔質膜体を通過することにより泡が形成されるものである。前記多孔質膜体のメッシュとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、100メッシュ以上が好ましく、100メッシュ〜400メッシュがより好ましく、200メッシュ〜350メッシュが更に好ましい。
前記多孔質膜体の枚数としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、泡性能を向上させる観点から2枚〜4枚が好ましい。より具体的には、特開平7−315463号公報、特開平8−230961号公報、及び特開2005−193972号公報に記載されたフォーマー容器を好適に使用することができる。
<性状>
前記皮膚洗浄剤組成物の性状としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選定することができるが、常温で液体状が好ましい。また、ポンプを押し下げることによって泡を吐出できるポンプフォーマー容器と200メッシュ2枚使用する際において、使用する温度条件下で皮膚洗浄剤組成物の粘度は、15mPa・s以下が好ましく、1mPa・s〜10mPa・sがより好ましい。
ここで、前記粘度は、例えば、BL型粘度計(ローターNo.1、60ppm、1分間後、東京計器株式会社製)により、25℃で測定することができる。
<用途>
本発明のフォーマー容器入り皮膚洗浄剤組成物の用途としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ボディソープ、ハンドソープ、泡ハンドソープ、クレンジングフォーム、洗顔料、などに適用することが好ましい。
以下に本発明の実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。なお、以下に示す実施例及び比較例において、各成分の配合量は、純分換算値を示す。
(実施例1〜47及び比較例1〜14)
表1〜表11に示す組成からなる実施例及び比較例の皮膚洗浄剤組成物(ハンドソープ)を常法により調製し、クエン酸と水酸化カリウムでpHを10.2に調整した。なお、pHは、医薬部外品原料規格2006一般試験法pH測定法に準拠して測定した。
次に、得られた皮膚洗浄剤組成物を、株式会社吉野工業所製の容量250mLのポンプフォーマー容器(200メッシュ2枚使用)に100mL充填して、以下のようにして、フォーマー容器から吐出した泡の弾力性、フォーマー容器による泡立ちのよさ、すすぎ後のさっぱり感、及び高温(40℃)保存後のフォーマー容器のポンプの押し易さ(目詰まりのなさ)を評価した。結果を表1〜表11に併記した。
<フォーマー容器から吐出した泡の弾力性>
専門パネラー10名が、各皮膚洗浄剤組成物(ハンドソープ)入りポンプフォーマー容器の1プッシュ(約1g)を手のひらに取り、両手のひらをこすり合わせたときの泡の弾力性を下記評価基準に基づいて評価した。結果は、専門パネラー10名の評点平均値を求め、下記判定基準に基づき判定した。
〔評価基準〕
5点:非常に泡に弾力がある
4点:泡に弾力がある
3点:やや泡に弾力がある
2点:やや泡に弾力がない
1点:泡に弾力がない
〔判断基準〕
◎:4.0点以上
○:3.0点以上4.0点未満
△:2.0点以上3.0点未満
×:2.0点未満
<フォーマー容器による泡立ちのよさ>
専門パネラー10名が、各皮膚洗浄剤組成物(ハンドソープ)入りポンプフォーマー容器の1プッシュ(約1g)を手のひらに取り、泡立ちのよさを下記評価基準に基づいて評価した。結果は、専門パネラー10名の評点平均値を求め、下記判定基準に基づき判定した。
〔評価基準〕
5:泡がキメ細かく、泡立ちは非常によい
4:泡がややキメ細かく、泡立ちはよい
3:やや粗い泡はあるが、泡立ちはややよい
2:かなり粗い泡があり、泡立ちは悪い
1:水っぽく、泡立たない
〔判断基準〕
◎:4.5点以上
○:3.0点以上4.5点未満
△:2.0点以上3.0点未満
×:2.0点未満
<すすぎ後のさっぱり感>
専門パネラー10名が、各皮膚洗浄剤組成物(ハンドソープ)入りポンプフォーマー容器の1プッシュ(約1g)を手のひらに取り、両手のひらを擦り合わせて洗い、水ですすぎ後のさっぱり感を下記評価基準に基づいて評価した。結果は、専門パネラー10名の評点平均値を求め、下記判定基準に基づき判定した。
〔評価基準〕
5点:すすぎ後のさっぱり感が非常にある
4点:すすぎ後のさっぱり感がある
3点:すすぎ後のさっぱり感がややある
2点:すすぎ後のさっぱり感がややない
1点:すすぎ後のさっぱり感がまったくない
〔判断基準〕
◎:4.0点以上
○:3.0点以上4.0点未満
△:2.0点以上3.0点未満
×:2.0点未満
<高温(40℃)保存後のフォーマー容器のポンプの押し易さ(目詰りのなさ)>
各皮膚洗浄剤組成物を前記ポンプフォーマー容器に各5本充填し、ポンプを押して5回通液させた後、40℃で1ヶ月間保存した。保存後、専門パネラー10名が、フォーマー容器のポンプを押して、下記評価基準に基づいてポンプの押し易さを評価し、その評点の平均値に基づき、下記判断基準で判定した。なお、ポンプフォーマー容器のメッシュに目詰りがあるとポンプの動作が重くなり押し難くなる。
〔評価基準〕
5点:極めてスムーズにポンプを押すことができる
4点:スムーズにポンプを押すことができる
3点:ややスムーズにポンプを押すことができる
2点:重く、僅かにポンプを押すことができる
1点:ポンプを押すことができない
〔判断基準〕
◎:4.0点以上
○:3.0点以上4.0点未満
△:2.0点以上3.0点未満
×:2.0点未満
Figure 2014172877
Figure 2014172877
Figure 2014172877
Figure 2014172877
Figure 2014172877
Figure 2014172877
Figure 2014172877
Figure 2014172877
Figure 2014172877
Figure 2014172877
Figure 2014172877
(実施例48)
−フォーマー容器入り身体洗浄剤組成物−
下記の組成のフォーマー入り身体洗浄剤組成物を常法に基づいて調製し、上記実施例及び比較例と同様にして、フォーマー容器から吐出した泡の弾力性、フォーマー容器による泡立ちのよさ、すすぎ後のさっぱり感、及び高温(40℃)保存後のフォーマー容器のポンプの押し易さ(目詰まりのなさ)を評価した。結果を下記に示した。
ラウリン酸カリウム(A) 6質量%
ミリスチン酸カリウム(A) 1.5質量%
オレイン酸エタノールアミン(A) 0.5質量%
モノエタノールアミン 0.5質量%
カチオン性高分子−1 0.5質量%
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 0.5質量%
ラウリン酸アミドプロピルベタイン 0.3質量%
ソルビトール(B) 5質量%
PPG−14ジグリセリル(C) 5質量%
プロピレングリコール 10質量%
香料 1質量%
色素 適量
精製水 残部
合計 100質量%
・pH=10.2
・質量比B/C=1
・質量比A/(B+C)=0.8
・泡の弾力性:◎
・泡立ちのよさ:◎
・すすぎ後のさっぱり感:◎
・40℃保存後のポンプの押し易さ:◎
(実施例49)
−フォーマー容器入り皮膚洗浄剤組成物−
下記組成のフォーマー容器入り皮膚洗浄剤組成物を常法に基づいて調製し、上記実施例及び比較例と同様にして、フォーマー容器から吐出した泡の弾力性、フォーマー容器による泡立ちのよさ、すすぎ後のさっぱり感、及び高温(40℃)保存後のフォーマー容器のポンプの押し易さ(目詰まりのなさ)を評価した。結果を下記に示した。
リンゴ酸モノラウラミドカリウム塩 3質量%
ラウリン酸カリウム(A) 1.5質量%
ミリスチン酸カリウム(A) 0.5質量%
モノエタノールアミン 0.5質量%
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 0.5質量%
ソルビトール(B) 3質量%
ジグリセリン(C) 5質量%
プロピレングリコール 15質量%
ローズマリーエキス 1質量%
POE(5)硬化ヒマシ油 1質量%
ホホバ油 0.5質量%
メチルパラベン 0.3質量%
エデト酸 0.1質量%
ヒドロキシエタンジホスホン酸 0.1質量%
香料 1質量%
水酸化カリウム 適量
精製水 残部
合計 100質量%
・pH=10.2
・質量比B/C=0.6
・質量比A/(B+C)=0.3
・泡の弾力性:◎
・泡立ちのよさ:◎
・すすぎ後のさっぱり感:◎
・40℃保存後のポンプの押し易さ:◎
(実施例50)
−フォーマー容器入りハンドソープ−
下記組成のフォーマー容器入りハンドソープを常法に基づいて調製し、上記実施例及び比較例と同様にして、フォーマー容器から吐出した泡の弾力性、フォーマー容器による泡立ちのよさ、すすぎ後のさっぱり感、及び高温(40℃)保存後のフォーマー容器のポンプの押し易さ(目詰まりのなさ)を評価した。結果を下記に示した。
ラウリン酸カリウム(A) 4質量%
ミリスチン酸カリウム(A) 1質量%
モノエタノールアミン 0.5質量%
プロピレングリコール 6質量%
デカグリセリン(C) 3質量%
ソルビトール(B) 4質量%
カチオン性高分子−1 0.7質量%
ラウリルジメチルアミンオキサイド 0.7質量%
アクリル酸アルキル重合体エマルション 5質量%
ヒドロキシエタンジホスホン酸 0.1質量%
エデト酸 0.2質量%
トリクロサン 0.1質量%
イソプロピルメチルフェノール 0.1質量%
香料 1質量%
水酸化カリウム 適量
精製水 残部
合計 100質量%
・pH=10.2
・質量比B/C=1.3
・質量比A/(B+C)=0.7
・泡の弾力性:◎
・泡立ちのよさ:◎
・すすぎ後のさっぱり感:◎
・40℃保存後のポンプの押し易さ:◎
(実施例51)
−フォーマー容器入り身体洗浄剤−
下記組成のフォーマー容器入り身体洗浄剤を常法に基づいて調製し、上記実施例及び比較例と同様にして、フォーマー容器から吐出した泡の弾力性、フォーマー容器による泡立ちのよさ、すすぎ後のさっぱり感、及び高温(40℃)保存後のフォーマー容器のポンプの押し易さ(目詰まりのなさ)を評価した。結果を下記に示した。
ラウリン酸カリウム(A) 8質量%
ミリスチン酸カリウム(A) 1.5質量%
パルミチン酸カリウム(A) 0.5質量%
モノエタノールアミン 0.5質量%
N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニンナトリウム 3質量%
プロピレングリコール 6.5質量%
ソルビトール(B) 3.5質量%
PPG−9ジグリセリル(C) 4質量%
ラウリルジメチルアミンオキサイド 3質量%
エデト酸 0.2質量%
香料 1質量%
水酸化カリウム 適量
精製水 残部
合計 100質量%
・pH=10.2
・質量比B/C=0.9
・質量比A/(B+C)=1.3
・泡の弾力性:◎
・泡立ちのよさ:◎
・すすぎ後のさっぱり感:◎
・40℃保存後のポンプの押し易さ:◎
なお、実施例1〜51及び比較例1〜14の皮膚洗浄剤組成物で用いた原料の具体的な内容は、下記に示すとおりである。
−(A)成分−
*ラウリン酸カリウムは、ラウリン酸(NAA−122、日油株式会社製)を水酸化カリウム(旭硝子株式会社製、液体苛性カリ)で中和させて調製した。
*ミリスチン酸カリウムは、ミリスチン酸(NAA−142、日油株式会社製)を水酸化カリウム(旭硝子株式会社製、液体苛性カリ)で中和させて調製した。
*ステアリン酸カリウムは、ステアリン酸(NAA−174、日油株式会社製)を水酸化カリウム(旭硝子株式会社製、液体苛性カリ)で中和させて調製した。
*パルミチン酸カリウムは、パルミチン酸(NAA−171、日油株式会社製)を水酸化カリウム(旭硝子株式会社製、液体苛性カリ)で中和させて調製した。
*オレイン酸カリウムは、オレイン酸(NAA−34、日油株式会社製)を水酸化カリウム(旭硝子株式会社製、液体苛性カリ)で中和させて調製した。
*ヤシ油脂肪酸カリウムは、ヤシ脂肪酸(新日本理化株式会社製)を水酸化カリウム(旭硝子株式会社製、液体苛性カリ)で中和させて調製した。
Figure 2014172877
本発明のフォーマー容器入り皮膚洗浄剤組成物は、例えば、ボディソープ、ハンドソープ、泡ハンドソープ、クレンジングフォーム、洗顔料などに幅広く用いることができる。
本発明の態様としては、例えば、以下のものなどが挙げられる。
<1> (A)下記一般式(1)で表される脂肪酸塩、
COOM ・・・ 一般式(1)
(ただし、前記一般式(1)中、Rは、炭素数5〜25の一価炭化水素基を表し、Mは、アルカリ金属、アンモニウム、アルカノールアミン、及び塩基性アミノ酸のいずれかを表す。)
(B)糖アルコール、並びに
(C)ポリグリセリン、ポリオキシプロピレングリセリルエーテル、及びポリオキシプロピレンジグリセリルエーテルから選択される少なくとも1種、を含有し、
前記(B)成分の含有量が0.5質量%〜20質量%であり、
前記(C)成分の含有量が0.3質量%〜20質量%であり、
前記(B)成分と前記(C)成分との質量比B/Cが0.05〜15であることを特徴とするフォーマー容器入り皮膚洗浄剤組成物である。
<2> (B)成分の糖アルコールが、ソルビトールである前記<1>に記載のフォーマー容器入り皮膚洗浄剤組成物である。
<3> (A)成分の含有量が4質量%〜8質量%であり、
前記(A)成分と(B)成分及び(C)成分との質量比A/(B+C)が0.1〜10である前記<1>から<2>のいずれかに記載のフォーマー容器入り皮膚洗浄剤組成物である。

Claims (3)

  1. (A)下記一般式(1)で表される脂肪酸塩、
    COOM ・・・ 一般式(1)
    (ただし、前記一般式(1)中、Rは、炭素数5〜25の一価炭化水素基を表し、Mは、アルカリ金属、アンモニウム、アルカノールアミン、及び塩基性アミノ酸のいずれかを表す。)
    (B)糖アルコール、並びに
    (C)ポリグリセリン、ポリオキシプロピレングリセリルエーテル、及びポリオキシプロピレンジグリセリルエーテルから選択される少なくとも1種、を含有し、
    前記(B)成分の含有量が0.5質量%〜20質量%であり、
    前記(C)成分の含有量が0.3質量%〜20質量%であり、
    前記(B)成分と前記(C)成分との質量比B/Cが0.05〜15であることを特徴とするフォーマー容器入り皮膚洗浄剤組成物。
  2. (B)成分の糖アルコールが、ソルビトールである請求項1に記載のフォーマー容器入り皮膚洗浄剤組成物。
  3. (A)成分の含有量が4質量%〜8質量%であり、
    前記(A)成分と(B)成分及び(C)成分との質量比A/(B+C)が0.1〜10である請求項1から2のいずれかに記載のフォーマー容器入り皮膚洗浄剤組成物。
JP2013047969A 2013-03-11 2013-03-11 フォーマー容器入り皮膚洗浄剤組成物 Active JP6072574B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013047969A JP6072574B2 (ja) 2013-03-11 2013-03-11 フォーマー容器入り皮膚洗浄剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013047969A JP6072574B2 (ja) 2013-03-11 2013-03-11 フォーマー容器入り皮膚洗浄剤組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014172877A true JP2014172877A (ja) 2014-09-22
JP6072574B2 JP6072574B2 (ja) 2017-02-01

Family

ID=51694486

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013047969A Active JP6072574B2 (ja) 2013-03-11 2013-03-11 フォーマー容器入り皮膚洗浄剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6072574B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016121098A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 花王株式会社 皮膚洗浄剤組成物
JP2017226729A (ja) * 2016-06-20 2017-12-28 ライオン株式会社 シミ除去剤
JP2018177652A (ja) * 2017-04-04 2018-11-15 花王株式会社 泡吐出容器に充填して用いる毛髪洗浄剤組成物
JP2019081730A (ja) * 2017-10-31 2019-05-30 阪本薬品工業株式会社 泡質改善剤及びそれを含有する皮膚洗浄料組成物
JP2020070237A (ja) * 2018-10-29 2020-05-07 阪本薬品工業株式会社 フォーマー容器入り皮膚洗浄剤
WO2024110854A1 (zh) * 2022-11-24 2024-05-30 花王株式会社 皮肤清洁剂组合物

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0820795A (ja) * 1994-07-07 1996-01-23 Miyoshi Oil & Fat Co Ltd 洗浄剤組成物
JPH10316553A (ja) * 1997-05-20 1998-12-02 Noevir Co Ltd 液状洗浄料
JP2006342293A (ja) * 2005-06-10 2006-12-21 Mandom Corp 泡沫洗浄剤用組成物及び泡沫洗浄剤
JP2009185144A (ja) * 2008-02-05 2009-08-20 Shiseido Co Ltd 洗浄料
JP2011043226A (ja) * 2009-08-24 2011-03-03 Nsk Ltd 保持器およびこれを備えた転がり軸受

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0820795A (ja) * 1994-07-07 1996-01-23 Miyoshi Oil & Fat Co Ltd 洗浄剤組成物
JPH10316553A (ja) * 1997-05-20 1998-12-02 Noevir Co Ltd 液状洗浄料
JP2006342293A (ja) * 2005-06-10 2006-12-21 Mandom Corp 泡沫洗浄剤用組成物及び泡沫洗浄剤
JP2009185144A (ja) * 2008-02-05 2009-08-20 Shiseido Co Ltd 洗浄料
JP2011043226A (ja) * 2009-08-24 2011-03-03 Nsk Ltd 保持器およびこれを備えた転がり軸受

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016121098A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 花王株式会社 皮膚洗浄剤組成物
JP2017226729A (ja) * 2016-06-20 2017-12-28 ライオン株式会社 シミ除去剤
JP2018177652A (ja) * 2017-04-04 2018-11-15 花王株式会社 泡吐出容器に充填して用いる毛髪洗浄剤組成物
JP7060920B2 (ja) 2017-04-04 2022-04-27 花王株式会社 泡吐出容器に充填して用いる毛髪洗浄剤組成物
JP2019081730A (ja) * 2017-10-31 2019-05-30 阪本薬品工業株式会社 泡質改善剤及びそれを含有する皮膚洗浄料組成物
JP2020070237A (ja) * 2018-10-29 2020-05-07 阪本薬品工業株式会社 フォーマー容器入り皮膚洗浄剤
WO2024110854A1 (zh) * 2022-11-24 2024-05-30 花王株式会社 皮肤清洁剂组合物

Also Published As

Publication number Publication date
JP6072574B2 (ja) 2017-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6072574B2 (ja) フォーマー容器入り皮膚洗浄剤組成物
JP6287835B2 (ja) 液体皮膚洗浄剤製品
JP4868148B2 (ja) 液体洗浄剤製品
JP5071687B2 (ja) フォーマー容器用液体洗浄剤組成物
JP5373216B1 (ja) ポンプフォーマー用洗浄剤組成物
JP6237172B2 (ja) 液体洗浄剤組成物
JP2014231481A (ja) 皮膚洗浄剤組成物
JP5261912B2 (ja) 液体洗浄剤製品
JP2012153627A (ja) 皮膚洗浄剤組成物
JP6162066B2 (ja) フォーマー容器入り皮膚洗浄剤組成物
JP5966642B2 (ja) 皮膚洗浄料
JP6013454B2 (ja) 液体洗浄剤組成物
CN108348430B (zh) 泵起泡器用清洗剂组合物
JP5536086B2 (ja) 液体皮膚洗浄剤組成物
JP6534382B2 (ja) フォーマー容器入り液体洗浄剤組成物
JP4826791B2 (ja) 皮膚洗浄剤組成物
JP5969329B2 (ja) 皮膚洗浄剤組成物
JP6234705B2 (ja) 液体皮膚洗浄剤組成物
JP2021183591A (ja) 液状皮膚洗浄用組成物
JP2014009195A (ja) 液体皮膚洗浄剤製品
JP2018188406A (ja) 液体皮膚洗浄剤組成物
JP5465911B2 (ja) 皮膚洗浄剤
JP2007056173A (ja) 洗浄剤組成物
JP2021075481A (ja) 液状皮膚洗浄剤組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150727

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160614

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20160804

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161013

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6072574

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350